JPH04351835A - マグネトロン - Google Patents
マグネトロンInfo
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- JPH04351835A JPH04351835A JP12435191A JP12435191A JPH04351835A JP H04351835 A JPH04351835 A JP H04351835A JP 12435191 A JP12435191 A JP 12435191A JP 12435191 A JP12435191 A JP 12435191A JP H04351835 A JPH04351835 A JP H04351835A
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Links
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Landscapes
- Microwave Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は電子レンジ等、高周波利
用機器に用いられるマグネトロンに関する。
用機器に用いられるマグネトロンに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、一般に用いられている電子レンジ
等用のマグネトロンは、図５に示すような構造よりなる
。すなわち、陰極部は、アルミナセラミック製の絶縁体
２と、その真空側の表面に気密に固着された２個の金具
１８に固着支持されたモリブデン等の高融点金属からな
る陰極サポート３，４とこの陰極サポート３，４に固着
されたモリブデン製のエンドシールド５，６及びこのエ
ンドシールド５，６により支持される陰極フィラメント
７などから構成されている。
等用のマグネトロンは、図５に示すような構造よりなる
。すなわち、陰極部は、アルミナセラミック製の絶縁体
２と、その真空側の表面に気密に固着された２個の金具
１８に固着支持されたモリブデン等の高融点金属からな
る陰極サポート３，４とこの陰極サポート３，４に固着
されたモリブデン製のエンドシールド５，６及びこのエ
ンドシールド５，６により支持される陰極フィラメント
７などから構成されている。
【０００３】陰極を支持している構体部分の詳細斜視図
を図６に示す。３Ａ，４Ａは鉄材もしくは鉄合金等から
なる外部陰極サポートで、前記金具１８の円筒部内部で
前記陰極サポート３，４とともにろう付けにより固着さ
れており、前記絶縁体２の孔を貫通して他端部は大気中
に出ている。２Ａ，２Ｂは絶縁体２に設けられた溝部で
各々絶縁性に寄与している。
を図６に示す。３Ａ，４Ａは鉄材もしくは鉄合金等から
なる外部陰極サポートで、前記金具１８の円筒部内部で
前記陰極サポート３，４とともにろう付けにより固着さ
れており、前記絶縁体２の孔を貫通して他端部は大気中
に出ている。２Ａ，２Ｂは絶縁体２に設けられた溝部で
各々絶縁性に寄与している。
【０００４】また、前記陰極フィラメント７の周囲には
放射状に配設されたベイン８を陽極円筒９により保持し
てなる陽極部１が設けられ、前記陽極円筒９の外周部に
複数の冷却フィン１０を有する。前記陽極円筒９の上下
には磁極１１が設けられており、陰極フィラメント７と
ベイン８で形成される作用空間にヨーク１２，１３と共
同して磁石１４，１５からの磁束を導き適度の磁界を形
成する。そして、作用空間に発生するマイクロ波出力は
ベイン８の一つに接続された出力導体１６を通じて出力
部１７に導かれ、外部に放射される。
放射状に配設されたベイン８を陽極円筒９により保持し
てなる陽極部１が設けられ、前記陽極円筒９の外周部に
複数の冷却フィン１０を有する。前記陽極円筒９の上下
には磁極１１が設けられており、陰極フィラメント７と
ベイン８で形成される作用空間にヨーク１２，１３と共
同して磁石１４，１５からの磁束を導き適度の磁界を形
成する。そして、作用空間に発生するマイクロ波出力は
ベイン８の一つに接続された出力導体１６を通じて出力
部１７に導かれ、外部に放射される。
【０００５】高融点金属からなる陰極サポート３，４に
は、例えば高温で線引きを行なったモリブデン棒が用い
られている。２０，２１は各々内側，外側のストラップ
リングで前記ベイン８の軸方向上端面，下端面に各１個
づつ計４個が配設されろう付けで固着されている。ベイ
ン８には各ストラップリングを配設するためのストラッ
プリング用溝８Ａ，８Ｂが設けられている。
は、例えば高温で線引きを行なったモリブデン棒が用い
られている。２０，２１は各々内側，外側のストラップ
リングで前記ベイン８の軸方向上端面，下端面に各１個
づつ計４個が配設されろう付けで固着されている。ベイ
ン８には各ストラップリングを配設するためのストラッ
プリング用溝８Ａ，８Ｂが設けられている。
【０００６】図７は従来のマグネトロンの陽極の上面図
を示す。ストラップリングとベインの肉厚の幅だけ固着
ろう付けせしめられている。
を示す。ストラップリングとベインの肉厚の幅だけ固着
ろう付けせしめられている。
【０００７】以上のような従来のマグネトロンの構成は
、例えば、実開昭５１−１１４９６２号公報，実公昭５
４−８６７５号公報等にも記載されている。
、例えば、実開昭５１−１１４９６２号公報，実公昭５
４−８６７５号公報等にも記載されている。
【０００８】上記従来技術による従来のマグネトロンは
、次のような欠点を有している。
、次のような欠点を有している。
【０００９】すなわち、ストラップリングとベインとの
結合箇所が多く、製造工程においてろう付け不良箇所の
発生する確率が高い。加えてこれを検査する場合、ベイ
ンの両面のチェックが必要であり、検査工数が大きくな
り、不良の見逃しの発生率も多くなる。
結合箇所が多く、製造工程においてろう付け不良箇所の
発生する確率が高い。加えてこれを検査する場合、ベイ
ンの両面のチェックが必要であり、検査工数が大きくな
り、不良の見逃しの発生率も多くなる。
【００１０】また、ストラップリングとベインとの固着
は通常ベインの肉厚分の長さについて行なわれ、その分
だけストラップリングの自由変形できる長さが減ってし
まうため、マグネトロン動作，非動作時の熱変形による
疲労破壊によるストラップリングの破損が発生しやすい
。
は通常ベインの肉厚分の長さについて行なわれ、その分
だけストラップリングの自由変形できる長さが減ってし
まうため、マグネトロン動作，非動作時の熱変形による
疲労破壊によるストラップリングの破損が発生しやすい
。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
のような従来のマグネトロンの欠点を解決し、マグネト
ロン陽極の量産性向上，長寿命化をはかり、しかもコス
トパフォーマンスの優れたマグネトロンを提供すること
にある。
のような従来のマグネトロンの欠点を解決し、マグネト
ロン陽極の量産性向上，長寿命化をはかり、しかもコス
トパフォーマンスの優れたマグネトロンを提供すること
にある。
【００１２】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を達成する
ため、マグネトロン陽極を形成するベインの形状を工夫
してストラップリングの数を減らすとともにマグネトロ
ン陽極のストラップリングとベインとの結合部の面積を
小さくせしめることにより、ストラップリングの自由変
形可能領域を長くしてストラップリング熱応力を減じて
マグネトロンの長寿命化をはかることにある。
ため、マグネトロン陽極を形成するベインの形状を工夫
してストラップリングの数を減らすとともにマグネトロ
ン陽極のストラップリングとベインとの結合部の面積を
小さくせしめることにより、ストラップリングの自由変
形可能領域を長くしてストラップリング熱応力を減じて
マグネトロンの長寿命化をはかることにある。
【００１３】
【作用】ベインの肉厚を局部的に大きくし、そこへスト
ラップリングを配設することにより、ストラップリング
が組み立て時に多少回転しても固着部から外れることな
く確実にろう付けができるとともに、ストラップリング
とベイン間の静電容量を大きくすることができるためス
トラップリングを配設するためのベインのストラップリ
ング用溝を小さくすることが可能となり、ベインの熱伝
達を良くし陽極の信頼性を高めることができる。
ラップリングを配設することにより、ストラップリング
が組み立て時に多少回転しても固着部から外れることな
く確実にろう付けができるとともに、ストラップリング
とベイン間の静電容量を大きくすることができるためス
トラップリングを配設するためのベインのストラップリ
ング用溝を小さくすることが可能となり、ベインの熱伝
達を良くし陽極の信頼性を高めることができる。
【００１４】また、ストラップリングをベインの軸方向
片端面のみに配設することにより、ストラップリングと
ベインとのろう付け箇所を半減させ、不良発生率を低減
する。また、組み立て，検査工数ともに減少し高い量産
性が得られる。
片端面のみに配設することにより、ストラップリングと
ベインとのろう付け箇所を半減させ、不良発生率を低減
する。また、組み立て，検査工数ともに減少し高い量産
性が得られる。
【００１５】
【実施例】図１，図２は本発明のマグネトロン陽極の一
実施例を示す縦断面図，上面図である。また、図３は、
図２のマグネトロン陰極にストラップリングを組み込む
前の状態を示す上面図，図４は、図２の局部拡大図であ
る。なお、図５，図７と同じまたは相当部材には同一符
号を付して説明する。
実施例を示す縦断面図，上面図である。また、図３は、
図２のマグネトロン陰極にストラップリングを組み込む
前の状態を示す上面図，図４は、図２の局部拡大図であ
る。なお、図５，図７と同じまたは相当部材には同一符
号を付して説明する。
【００１６】図１乃至図４において、ストラップリング
２０，２１はベイン８の軸方向片端面にのみ設けられ、
ベイン８の厚みはストラップリングを配設する近辺にお
いて、特に厚肉になるよう工夫されている。このベイン
の特に厚肉の部分８Ｃにストラップリングが配設される
ため、従来と同じ陽極円筒のままでストラップリングが
ベインの片端面のみに配設する構成でもストラップリン
グとベイン間の静電容量が大きくなり、従来と同じ２４
５０ＭＨｚ帯の共振周波数を得ることが可能となる。
２０，２１はベイン８の軸方向片端面にのみ設けられ、
ベイン８の厚みはストラップリングを配設する近辺にお
いて、特に厚肉になるよう工夫されている。このベイン
の特に厚肉の部分８Ｃにストラップリングが配設される
ため、従来と同じ陽極円筒のままでストラップリングが
ベインの片端面のみに配設する構成でもストラップリン
グとベイン間の静電容量が大きくなり、従来と同じ２４
５０ＭＨｚ帯の共振周波数を得ることが可能となる。
【００１７】内側ストラップリング２０，外側ストラッ
プリング２１にはベイン８との接合用の脚部２０Ａ，２
１Ａが設けられており、図４に示す如くこの内側ストラ
ップリング２０の脚部の幅Ｔ１はベイン８の嵌合部の幅
Ｔ２よりも小さくせしめられている。
プリング２１にはベイン８との接合用の脚部２０Ａ，２
１Ａが設けられており、図４に示す如くこの内側ストラ
ップリング２０の脚部の幅Ｔ１はベイン８の嵌合部の幅
Ｔ２よりも小さくせしめられている。
【００１８】このような構成により、ストラップリング
２０の陽極への組み込みの際にストラップリングの位置
が多少ずれて所定の角度に対して回転しても、ろう付け
具合が安定する。
２０の陽極への組み込みの際にストラップリングの位置
が多少ずれて所定の角度に対して回転しても、ろう付け
具合が安定する。
【００１９】また、ストラップリングは脚部の幅ではベ
インに固着されて変形の自由度を失うが、脚部を除くス
トラップリング部分は変形可能であるため、ベインやス
トラップリング全体の温度変化に伴ってストラップリン
グに発生する熱ストレスは緩和されて小さくなる。
インに固着されて変形の自由度を失うが、脚部を除くス
トラップリング部分は変形可能であるため、ベインやス
トラップリング全体の温度変化に伴ってストラップリン
グに発生する熱ストレスは緩和されて小さくなる。
【００２０】このようなベインに対しては、従来のよう
にベインの厚みと同じ長さの分をストラップリングとの
ろう付けを行なうと、ストラップリングの熱変形に対す
るストレス吸収が殆どできず、極めて短時間でストラッ
プリングの経損を生じてしまうのである。
にベインの厚みと同じ長さの分をストラップリングとの
ろう付けを行なうと、ストラップリングの熱変形に対す
るストレス吸収が殆どできず、極めて短時間でストラッ
プリングの経損を生じてしまうのである。
【００２１】本発明の構成においては、ベインの肉厚に
はこれほど影響されず信頼性の高いマグネトロンが得ら
れる。また、組立時のストラップリングの位置も余裕度
が大きくなり組立が容易になるほか、ストラップリング
とベインとの結合部の個数が半減するためその検査も極
めて容易となる。さらに、ストラップリングの変形可能
領域が大きくなるため、製造工程においてストラップリ
ングを強制的に変形させて共振周波数を調整することも
容易となり、高い生産性と高歩留まりが得られる。
はこれほど影響されず信頼性の高いマグネトロンが得ら
れる。また、組立時のストラップリングの位置も余裕度
が大きくなり組立が容易になるほか、ストラップリング
とベインとの結合部の個数が半減するためその検査も極
めて容易となる。さらに、ストラップリングの変形可能
領域が大きくなるため、製造工程においてストラップリ
ングを強制的に変形させて共振周波数を調整することも
容易となり、高い生産性と高歩留まりが得られる。
【００２２】
【発明の効果】本発明によれば、つぎのような効果があ
る。
る。
【００２３】ストラップリングをベインの片端面のみに
配設することにより、従来のマグネトロン陽極構造では
静電容量が減少するため陽極のインダクタンスを大きく
して共振周波数を合わせる必要性から陽極寸法が大きく
なってしまうのに対し、本発明の構造では陽極を大きく
することなく実現できる。
配設することにより、従来のマグネトロン陽極構造では
静電容量が減少するため陽極のインダクタンスを大きく
して共振周波数を合わせる必要性から陽極寸法が大きく
なってしまうのに対し、本発明の構造では陽極を大きく
することなく実現できる。
【００２４】ストラップリングが片端面のみに配設され
るため陽極の組立及び検査は容易となり、信頼性の高い
マグネトロンが得られる。
るため陽極の組立及び検査は容易となり、信頼性の高い
マグネトロンが得られる。
【００２５】陽極の製造工程において共振周波数の調整
が容易となる。
が容易となる。
【００２６】陽極の組立工程においてストラップリング
の組み込みの余裕度が大きく、量産性が良い。
の組み込みの余裕度が大きく、量産性が良い。
【００２７】ストラップリングの変形可能範囲が増加す
るため、ベインやストラップリングの温度変化があって
もストラップリングにおける熱応力が軽減し、ストラッ
プリングの破損に至るまでの疲労破壊寿命が長くなる。
るため、ベインやストラップリングの温度変化があって
もストラップリングにおける熱応力が軽減し、ストラッ
プリングの破損に至るまでの疲労破壊寿命が長くなる。
【図１】本発明によるマグネトロンの陽極の一実施例を
示す縦断面図。
示す縦断面図。
【図２】本発明によるマグネトロンの陽極の一実施例を
示す上面図。
示す上面図。
【図３】本発明による図２の陽極のストラップリング組
み込み前の状態を示す上面図。
み込み前の状態を示す上面図。
【図４】本発明による図２の陽極の局部拡大図。
【図５】従来のマグネトロンの縦断面図。
【図６】従来のマグネトロンの図５の陰極支持構体の部
分斜視図。
分斜視図。
【図７】従来のマグネトロンの陽極の上面図。
１・・・・・陽極部
８・・・・・ベイン
９・・・・・陽極円筒
１６・・・・・アンテナリード
Claims (2)
- 【請求項１】陽極円筒の内側に複数のベインを形成し、
このベインの先端近くを１個飛びにストラップリングに
より短絡せしめた構成を有し、該ベインの肉厚を陽極円
筒に近いベイン部分よりも大きくした厚肉部分を有する
ベインで共振空胴部を形成し、２個のストラップリング
を前記ベインの軸方向端面にのみ配設するとともに、前
記ストラップリングのうち少なくとも１個を前記ベイン
の厚肉部分に配置したことを特徴とするマグネトロン。 - 【請求項２】ストラップリングとベインとの固着部の円
周方向の長さをベインの肉厚よりも小さくしたことを特
徴とする請求項１記載のマグネトロン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12435191A JPH04351835A (ja) | 1991-05-29 | 1991-05-29 | マグネトロン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12435191A JPH04351835A (ja) | 1991-05-29 | 1991-05-29 | マグネトロン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04351835A true JPH04351835A (ja) | 1992-12-07 |
Family
ID=14883234
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12435191A Pending JPH04351835A (ja) | 1991-05-29 | 1991-05-29 | マグネトロン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04351835A (ja) |
-
1991
- 1991-05-29 JP JP12435191A patent/JPH04351835A/ja active Pending
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