JPH04351742A - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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Publication number
JPH04351742A
JPH04351742A JP3154083A JP15408391A JPH04351742A JP H04351742 A JPH04351742 A JP H04351742A JP 3154083 A JP3154083 A JP 3154083A JP 15408391 A JP15408391 A JP 15408391A JP H04351742 A JPH04351742 A JP H04351742A
Authority
JP
Japan
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cassette
carriage
holder
recording
conveyance path
Prior art date
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Pending
Application number
JP3154083A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Fujimoto
藤本 正己
Norihiko Ito
憲彦 伊藤
Yoshifumi Nakayama
中山 善史
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
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Publication of JPH04351742A publication Critical patent/JPH04351742A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボタン操作或いは装填
動作によって記録及び再生終了又は記録及び再生途中の
カセットハーフを次に記録及び再生すべきカセットハー
フに入れ替え、連続的に2個のカセットハーフを記録及
び再生することができる記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車載用のテープデッキ等の記録再
生装置の多くは、再生されるカセットハーフが1個であ
ることを前提として、メカニズムが設計されている。す
なわち、再生しようとするカセットハーフを装置のカセ
ット挿入口に挿入し、その後部を僅かに押し込むと、ロ
ーディング機構によって再生位置まで搬送された後、磁
気テープに記録されている情報が再生される。また、従
来の車載用のテープデッキ等の記録再生装置にあっては
、カセットハーフが複数個収納可能とされ、いずれか一
つのカセットハーフを選択することによって、カセット
ハーフの交換の手間を省くことができるテープチェンジ
ャも出回っている。
【0003】図18は、車載用のテープデッキにおける
ローディンクメカニズムの一例を示すもので、図示省略
のシャーシには、L字状のガイド孔10が形成されてい
るとともに、ローディングギヤ20が回転自在に取付け
られている。ローディングギヤ20の回転軸21には、
係合凹部31を有した搬送部材30が取付けられている
。搬送部材30の係合凹部31及びL字状のガイド孔1
0には、カセットホルダ40のガイドシャフト41が挿
入されている。
【0004】そして、カセットホルダ40に図示省略の
カセットハーフが押し込まれると、ローディングギヤ2
0が駆動され、時計方向に回転する。これにより、係合
凹部31に係合されているガイドシャフト41が図中矢
印方向に押し出される。このとき、ガイドシャフト41
はガイド孔10に沿って水平方向に移動し、水平方向の
終端に至った後は、更にガイド孔10に沿って再生位置
である下方終端まで移動する。
【0005】再生終了後又は再生途中において、図示省
略のイジェクトボタンが操作されると、ガイドシャフト
41がL字状のガイド孔10に沿って上記とは逆方向に
ガイドされる。これにより、カセットホルダ40は図示
省略のカセットハーフ挿入口まで戻されるため、カセッ
トハーフの交換を行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、1個のカ
セットハーフの再生を対象とする記録再生装置にあって
は、他のカセットハーフを再生しようとする場合、一旦
たとえば再生中のカセットハーフをイジェクトさせた後
、カセットハーフの交換が必要となる。そのため、自動
車等に搭載されているカーステレオにあっては、運転中
にカーステレオの操作を行うことが多く、その操作が非
常に煩わしい。また、カセットハーフの交換に比較的長
い時間がかかるため、車内の雰囲気を損ないかねない。 特に車両を長時間運転するような場合には、カセットハ
ーフの交換回数が多くなり、運転手を煩わせることにな
る。
【0007】したがって、何等かの手段を用いて複数の
カセットハーフを自動的に交換することが可能となれば
、カセットハーフの人間がしなければならない装填及び
交換の操作手順が簡単となり、その分だけ快適な運転が
可能とされる。
【0008】一方、家庭用のステレオやビデオデッキに
あっても、次に記録再生したいカセットハーフが決まっ
ている場合、この煩わしい操作が省略できれば、ユーザ
に非常に喜ばれるものとなる。
【0009】本発明は、このような事情に対処して成さ
れたもので、カセットハーフの記録再生中に次に記録再
生すべきカセットハーフを外部から押入し、このカセッ
トハーフと再生中のカセットハーフとを自動的に入れ替
え、且つ記録再生中のカセットハーフを外部に排出し、
2個のカセットハーフを連続的に記録再生することがで
きる記録再生装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、その目的を達
成するため、挿入口から待機位置まで延びた第1の搬送
路と、該搬送路の途中から分岐して記録及び再生位置ま
で延びた第2の搬送路と、前記第1の搬送路に沿って移
動するキャリッジと、このキャリッジにより前記第1の
搬送路に沿って搬送される第1、第2のホルダーと、前
記第2の搬送路に昇降自在に設けられ前記第1又は第2
のホルダーを前記記録及び再生位置まで下降させるエレ
ベータとを備えた記録再生装置において、前記キャリッ
ジには、前記第1、第2のホルダーに対して水平方向か
ら係合し、垂直方向に対しては離脱自在とする係合手段
が設けられていることを特徴とする。
【0011】
【作  用】本発明の記録再生装置にあっては、2個の
カセットハーフを収容することができるように、装置本
体にカセットハーフの記録再生位置及び待機位置を設け
るとともに、挿入口から待機位置まで延びた第1の搬送
路に沿って移動するキャリッジには、第1、第2のホル
ダーに対して水平方向から係合し、垂直方向に対しては
離脱自在とする係合手段を設けている。
【0012】そして、キャリッジが第1又は第2のホル
ダーを挿入口から待機位置まで搬送し、更に待機位置か
ら第1の搬送路の分岐点まで搬送すると、エレベータが
キャリッジに係合されている第1又は第2のホルダーを
第2の搬送路に沿って再生位置まで下降させる。これに
より、次に再生すべきカセットハーフと再生中のカセッ
トハーフとを自動的に入れ替えることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例の詳細を図面に基づい
て説明する。図1は、本発明の記録再生装置の一実施例
を示すもので、装置本体100には、待機位置140、
再生位置170及びカセット挿入口110側のカセット
収容位置115が設けられており、カセット収容位置1
15にてカセットハーフ200を収容することができる
ようになっている。装置本体100の両側壁には、カセ
ット挿入方向に沿って、第1の搬送路を形成する長孔1
20,130が形成されている。長孔120,130の
途中から、第2の搬送路を形成する縦孔125,135
が長孔120,130と直角な方向に沿って形成されて
いる。
【0014】本実施例で使用するカセットハーフ200
は、図2に示すようにスライダー210をカセット本体
220に摺動可能に設けたものであり、内部に一対のリ
ール230,235(図1参照)が回転可能に配置され
ている。情報が記録された磁気テープ251は、リッド
240が支点241を中心として開放された状態で、一
方のリール230から他方のリール235に走行し、後
述する再生機構800の磁気ヘッド810に摺接する。
【0015】スライダー210は、カセットハーフ20
0の内部に設けられているスプリング(図示せず)によ
って、リッド240の前縁242に向かった力が付勢さ
れている。これにより、スライダー210の前方端面が
前縁242に当接し、カセットハーフ200の内部を外
部から隔離している。
【0016】スライダー210の一部に、カセット挿入
方向に沿って延びた凹部211,212が形成されてい
る。凹部211,212の前方側及び後方側に、スライ
ダー210を閉鎖位置及び開放位置でそれぞれ固定する
ための係止孔213及び214が穿設されている。また
、これら凹部211,212に対応する位置で、前縁2
42の下端に切欠き部243,244が形成されている
。他方、カセット本体220の側には、カセット本体2
20の内部に設けられているスプリング(図示せず)に
よって、係止孔213或いは214に突出するように付
勢された係止突起221,222が設けられている。 なお、カセットハーフとしては、図2に示したものに限
らず、通常の小窓部を設けたものを始めとして種々の形
式のものを使用することができる。
【0017】カセットハーフ200を収容するカセット
ホルダ300は、カセット本体220の形状に対応した
収容空間310を形成するように、天板部320,側板
部330,340及び底板部350で組み立てられてい
る。
【0018】天板部320には、図1に示すように、一
対の把持ピン321,322が立設されている。これら
把持ピン321,322が後述するキャリッジ400で
把持されることにより、キャリッジ400にカセットホ
ルダ300が固定される。また、カセット挿入方向に関
して天板部320の奥行側に一対のアーム323,32
4が突設されている。これらアーム323,324の先
端部は曲げられて屈曲部325,326が設けられてお
り、これら屈曲部325,326は、待機位置140か
ら手前側に移動する際に別のカセットハーフに当接して
カセット挿入口110方向に押し出す働きをする。また
、アーム323,324には、開閉するリッド240の
前縁242が接触しないようにするための段部が途中に
形成されている。
【0019】底板部350には、カセット本体220の
底面から突出する係止突起221,222に接触する隆
起部351〜354が、カセット挿入方向に関して前後
2か所及び間口方向に関して左右2か所の合計4か所に
設けられている。また、カセットハーフ200のスライ
ダー210を摺動させるための押圧突起355,356
が、奥行方向端部で底板部350から切り起こされてい
る。
【0020】カセットハーフ200をカセットホルダ3
00に挿入したとき、内部からスプリングで付勢されて
いる係止突起221,222に手前側隆起部351,3
52が接触し、スプリングの力に抗して係止突起221
,222をカセット本体220の内部に引っ込める。 これにより、スライダー210が摺動自在になる。そし
て、押圧突起355,356が、リッド240の前縁2
42下端に形成している切欠き部245,246を経て
スライダー210の奥行側端面に当接する。この状態で
カセットハーフ200の挿入動作を継続させると、スラ
イダー210の動きが手前側隆起部351,352によ
って拘束されているので、カセット本体220のみがカ
セットホルダ300の奥部まで押し込まれ、スライダー
210がカセット本体220の手前側壁部223に向け
て摺動する。
【0021】スライダー210の手前側端面が手前側壁
部223に当接したとき、奥行側係止孔213,213
から係止突起221,22が突出してスライダー210
とカセット本体220との位置関係を固定し、カセット
ホルダ300に対してカセットハーフ200が所定の位
置関係で位置決めされる。この状態では、ロック機構(
図示せず)が解除され、カバー240は、支点241を
中心として回動自在になっている。
【0022】逆に、カセットハーフ200をカセットホ
ルダ300から引き出す際、係止孔213から突出して
いる係止突起221,22は、奥行側隆起部353,3
54によってカセット本体220の内部に押し込まれる
。その結果、スライダー210は、カセット本体220
に対して摺動可能になる。引出し動作を継続すると、ス
プリングによって付勢されているスライダー210は、
手前側係止孔214,214から係止突起221,22
2が突出するまで、前縁242に向かって摺動する。そ
して、係止孔214,214と係止突起221,222
との係合によって、スライダー210がカセット本体2
20に固定される。
【0023】このように、カセットホルダー300にカ
セットハーフ200を挿入する操作及び引き出す操作に
伴って、スライダー210は開放位置或いは閉鎖位置で
固定される。このとき、底板部350に形成した隆起部
351〜354に対する係止突起221,222の接触
を確実にするため、挿入されたカセットハーフ200に
下向きの力を加える押圧片327,328がカセットホ
ルダ300の天板部320の間口方向左右両側に設けら
れている。押圧片327,328としては、カセットハ
ーフ200に摺接することから、摩擦抵抗の小さな合成
樹脂で製作することが好ましい。
【0024】側板部330,340には、間口方向両側
に突出する摺動ロッド331,341が設けられている
。これら摺動ロッド331,341は、装置本体100
に挿入方向に沿って形成した長孔120,130に嵌め
合わされる。また、天板部320の側板部330側には
、カセット挿入口110の縁部に設けたスイッチ540
のレバーに接触する接触ロッド332が設けられている
。なお、符番333は、押圧片327が側部に臨んだ付
勢部である。付勢部333に軸334に取り付けられた
バネ335の一端を掛けることにより、常に下向きの力
を押圧片327に加えている。他方の押圧片328に対
しても、下向きのバネ力が同様に加えられている。
【0025】キャリッジ400には、図3に示すように
、カセットホルダ300の天板部320に立設した把持
ピン321,322が挿入される切込み部410,42
0がカセット挿入方向に向けて形成されている。一方の
切込み部410から他方の切込み部420まで間口方向
に沿って延びた押え片430が設けられている。押え片
430の間口方向両端部は、切り起こされてバネ掛け部
431,432となっている。また、押え片430の中
央部よりに、一対の長孔433,434がカセット挿入
方向に沿って形成されている。これら長孔433,43
4を介して頭付きビス435,436をキャリッジ本体
401に固定することにより、押え片430は、キャリ
ッジ本体401にカセット挿入方向に沿った若干の摺動
ができるように取り付けられている。
【0026】切込部410,420よりも外側の位置で
、キャリッジ本体401が切り起こされてバネ掛け部4
02,403となっている。これらバネ掛け部402,
403と押え片430のバネ掛け部431,432との
間に、引っ張りバネ437,438が張設される。 引っ張りバネ437,438によって、切込み部410
,420の開放側端部方向、すなわちカセット挿入方向
に関して手前側に向かった弾撥力が押え片430に常時
加えられる。
【0027】切込み部410,420には、更にフック
部材440,450が臨んでいる。フック部材440,
450は、支点441,451を中心として回転自在に
キャリッジ本体401に取り付けられている。フック部
材440,450の先端部は斜めに切断された装着ガイ
ド部442,452となっており、途中に把持部443
,453が形成されている。また、把持部443,45
3の反対側には、キャリッジ本体401に形成した円弧
状のガイド孔405,406に沿って移動するガイドピ
ン444,454が下向きに突設されている。更に、フ
ック部材440,450それぞれの端部に形成されたバ
ネ掛け突起445及び455の間に引っ張りバネ449
が張設され、フック部材440,450の手前側端部が
相互に離間する方向の力がフック部材440,450に
付勢されている。
【0028】そして、カセットホルダ300がキャリッ
ジ400に装着される際には、図4(a),(b)に示
すように、カセット挿入口に待機しているカセットホル
ダ300側にキャリッジ400が移動する。キャリッジ
400の移動が更に進と、図5(a),(b)に示すよ
うに、その各フック部材440,450の装着ガイド部
442,452がカセットホルダ300の把持ピン32
1,322に当接する。
【0029】この状態からキャリッジ400の移動が更
に進と、図6(a),(b)に示すように、フック部材
440及び450は、それぞれ支点441及び451を
中心に引っ張りバネ449の弾撥力に抗して反時計方向
及び時計方向に回動する。このように、各フック部材4
40,450が回動しつつキャリッジ400の移動が更
に進と、図7(a),(b)に示すように、各把持部4
43,453が引っ張りバネ449の弾撥力によって把
持ピン321,322に嵌り込む。これにより、キャリ
ッジ400がカセット挿入口から後退するとき、各把持
部443,453が把持ピン321,322に係合して
いるため、これら把持ピン321,322を介してカセ
ットホルダ300を同方向に移動されるようになってい
る。
【0030】なお、引っ張りバネ449としては、僅か
な力でフック部材440,450が押し狭められるよう
に、小さな弾撥力をもったものが使用される。他方、押
え片430を介して把持ピン321,322を把持部4
43,453の側面に押し付ける引っ張りバネ437,
438には、比較的大きな弾撥力をもつバネが使用され
る。
【0031】キャリッジ本体401の間口方向両端部に
は、摩擦抵抗の小さな合成樹脂製の摺動部材470,4
60が取り付けられている。これら摺動部材470,4
60には、装置本体100の前壁部101から後壁部1
02に掛け渡された案内ロッド471,461が嵌挿さ
れる孔部が形成されている。また、一方の摺動部材46
0には、動力伝達部462が備えられている。動力伝達
部462には内面にネジ山が切られた螺旋溝463が刻
設されており、周面に雄ネジが切られた駆動軸464が
螺旋溝463に嵌め合わされている。
【0032】キャリッジ400を装置本体100のカセ
ット挿入方向に前進或いは後退させる駆動系500は、
図8に示すように装置本体100の一方の側壁部103
の後部に取り付けられた駆動モータ501を備えている
。また、駆動軸464の後端部は、後壁部102を貫通
し、先端にプーリ502が固着されている。駆動モータ
501の出力軸に固着したプーリ503とプーリ502
との間にベルト504が掛け渡され、駆動モータ501
からの動力で駆動軸464が回転するようになっている
。駆動軸464の回転は、駆動軸464に噛み合う動力
伝達部462の螺旋溝463を介してキャリッジ400
に伝えられ、キャリッジ400を案内ロッド471,4
61に沿って装置本体100のカセット挿入方向に前進
或いは後退させる。このとき、カセットホルダ300の
摺動ロッド331,341は、装置本体100の側壁部
103,104に設けた長孔120,130を移動する
【0033】長孔120の後端部に臨む位置で、待機位
置140にカセットハーフ200が来たことを検出する
スイッチ510が側壁部104に取り付けられている。 スイッチ510は、レバー511を備えており、摺動部
材470の側方突出部472の端面がレバー511に接
触して回動させることにより、スイッチオンの状態にな
る。前述したカセット挿入口の周縁に設けたスイッチ5
40も、同様な構成となっている。
【0034】また、長孔120,130で形成する第1
の搬送路の途中にも、図9に示すようにスイッチ520
が設けられている。なお、図1では、図面が煩雑になる
ことを考慮してスイッチ520の図示を省略している。 すなわち、側壁部104の外側に更に設けた外板部10
5の上縁にフランジ106を形成し、このフランジ10
6にスイッチ520を固定する。スイッチ520からは
、レバー521が揺動自在に突出している。レバー52
1の先端部に一端が接触するように、第2のレバー52
2が支点523を中心として回転自在にフランジ106
に軸着されている。第2のレバー522の他端は、摺動
部材470の側方突出部472に対する当り面524と
なっている。
【0035】待機位置140からカセットハーフ200
が手前方向に移動するとき、側方突出部472が当り面
524に押し当てられ、第2のレバー522を図9にお
いて反時計方向に回転させる。その結果、第2のレバー
522の回転によってレバー521が回転し、スイッチ
520がオン状態になる。このスイッチオンは、リード
線525を介して昇降用駆動系600の駆動モータ60
1に伝えられる。外板部105には、更に別のスイッチ
530(図10)、また側壁部104にはスイッチ55
0(図3)が設けられている。
【0036】スイッチ510,520,530の働きは
、カセット挿入口110の周縁に設けたスイッチ540
と共に、後述する装置の作動に関する部分で説明する。 昇降用駆動系600の駆動モータ601は、図1に示す
ように、出力軸に固着した駆動プーリ602を備え、従
動プーリ603との間に掛け渡したベルト604によっ
て従動プーリ603に動力を伝達する。従動プーリ60
3には図1に示すようにウォーム605が形成されてお
り、ウォーム605が歯車606に噛み合っている。歯
車606は、更に第2,第3の歯車607,608を介
してラック610に連接されている。
【0037】ラック610には、側方に駆動ピン611
が立設されている。駆動ピン611は、外板部105に
形成したカセット挿入方向に長い長孔612から側方に
突出している。
【0038】外板部105には、長孔612から突出す
る駆動ピン611を跨ぐように、鞍型リンク620が支
点621を中心として回転自在に取り付けられている。 鞍型リンク620の一端には、伸縮自在なアーム622
の一端が回動自在に取り付けられている。アーム622
は、バネ623(図1)によって常に縮小方向に付勢さ
れている。アーム622の他端は、歯車624に接続さ
れている。
【0039】歯車624は、軸625を中心として回転
自在に外板部105に取り付けられている。歯車624
には、第2の歯車630が噛み合っている。第2の歯車
630は、軸631を中心として回転自在に外板部10
5に取り付けられている。また、第2の歯車の半径方向
中間部にピン孔632が穿設されている。
【0040】軸631には、挟持アーム640の基端部
が歯車630と共に取り付けられている。挟持アーム6
40の途中にはピン孔641が穿設されている。ピン孔
641と歯車630のピン孔632を貫通してピン64
2を挿通することにより、挟持アーム640は、歯車6
30と一体的に回転する。挟持アーム640の先端部は
二股状に分かれた挟持部643になっており、エレベー
タ700に設けた突起701が挟まれるようになってい
る。
【0041】また、第2の歯車に噛み合って、第3の歯
車650が設けられている。第3の歯車650は、間口
方向に延びたシャフト651の一端に固着されている。 シャフト651の他端には歯車652が固着されており
、歯車652は、同様な挟持アーム653を備えた歯車
654と噛み合っている。
【0042】駆動モータ601を駆動させると、ラック
610は、歯車606〜608を介して駆動モータ60
1の動力が伝えられ、カセット挿入方向に関して前後進
する。たとえば、ラック610が手前方向に移動すると
、ラック610に設けられ且つ長孔612から側方に突
出している駆動ピン611は、鞍型リンク620に時計
方向の回転力を与える。鞍型リンク620の回転によっ
て歯車624が右回転し、歯車630が左回転する。 挟持アーム653も、歯車630と一体的に回転し、外
板部105に垂直方向に長く形成しているガイド孔66
0に沿って、挟持部643で挟んでいるエレベータ70
0の突起701を下降させる。
【0043】エレベータ700は、図11に示すように
、摩擦抵抗が小さな合成樹脂製のシュー710を備えて
いる。シュー710の内側面には、側壁部104に形成
したカセット挿入方向に長い長孔120の幅と同じ幅を
もつ溝部711が形成されている。
【0044】溝部711とは反対側のシュー710の面
には、前述した突起701の外に2本の突起702,7
03が立設されている。これら突起701〜703は、
外板部105に垂直方向に長く形成されているガイド孔
660〜662にそれぞれ挿入される。これによって、
第2の搬送路を形成する縦孔125に沿って昇降するシ
ュー710の水平姿勢が維持される。
【0045】シュー710の前方側面及び後方側面には
、ガイド突起712が立設されている。ガイド突起71
2は、スライダー720に形成した長孔721が嵌めら
れている。スライダー720の上部は連結部材722で
連結されている。連結部材722の上限位置及び下限位
置は、側壁部104に形成した位置決めピン723及び
724でそれぞれ決められる。
【0046】他方の側壁部103にも、同様なシュー7
10及びスライダ720を備えたエレベータ700が設
けられている。このエレベータ700の昇降動作は、歯
車650及びシャフト651を介して、側壁部104側
のエレベータ700の昇降動作に同期している。
【0047】シュー710が上昇位置にある状態では、
溝部711が長孔120,130に一致し、カセット挿
入口110から待機位置140まで連続した第1の搬送
路が形成される。この状態で駆動モータ601を始動さ
せると、その動力が歯車606〜608,ラック610
,鞍型リンク620,歯車624,630を介して挟持
アーム640に伝わり、突起701をガイド孔660に
沿って引き下げる。
【0048】シュー710が更に下降すると、スライダ
ー720の連結部材722の下端が位置決めピン724
に当接する。この時点で、スライダー720の下方移動
が規制され、長孔721に沿ってガイド突起712が摺
動しながら、シュー710のみが再生位置170まで下
降する。このとき、連結部材722の上端面725は、
長孔120,130の底縁121,131に一致する。 したがって、シュー710が下限位置に達した状態でも
、縦孔125が開口した長孔120,130の欠損部が
連結部材722の上端面725で接続され、カセット挿
入口110から待機位置140まで連続した第1の搬送
路が形成される。
【0049】再生位置170にあるカセットハーフ25
0には、再生機構800が対向している。再生機構80
0は、基本的には従来のものと同様である。ガイドロー
ラ801,802でカセットハーフ250から引き出し
た磁気テープ251を磁気ヘッド810に掛けて、磁気
テープ251に記録されている情報が再生される。
【0050】次いで、以上に説明した記録再生装置の一
連の動きを、図12〜17を参照しながら説明する。ま
ず、図12に示すように、再生しようとするカセットハ
ーフ250をカセット挿入口110に挿入する。このと
き、カセット挿入口110には、図7(a),(b)に
示したように、キャリッジ300のフック部材440,
450によって把持ピン321,322が把持されてい
るカセットホルダ300aが待機している。また、再生
位置にはカセットハーフを収容していない空のカセット
ホルダ300bが位置している。このとき、長孔120
,130には、連結部材722の上端面725で接続す
ることにより連続した第1の搬送路が形成されている。
【0051】カセットハーフ250の挿入によってスイ
ッチ540がオン状態になり、駆動モータ501が始動
し、駆動軸464を回転させる。駆動軸464には摺動
部材460の螺旋溝463が噛み合っているので、キャ
リッジ400は、図13に矢印で示すように、駆動軸4
64の回転によって奥行方向にピッチ送りされる。この
とき、カセットホルダ300aの摺動ロッド331,3
41は、連結部材722の上端面725で連続している
長孔120,130に沿って移動する。
【0052】次いで、図14に示すように、カセットホ
ルダ300aが長孔120,130の最奥部まで進入す
ると、キャリッジ400の側方突出部472がスイッチ
510のレバー511に当接し、スイッチ510をオン
する。これによって、駆動モータ501を停止させ、エ
レベータ昇降用の駆動モータ601が始動し、再生位置
からエレベータ700を縦孔125,135に沿って上
昇させる。連結部材722の上端面725が位置決め突
起723に当接することによってエレベータ700の上
限位置が規制されており、このとき溝部711の底面が
長孔120,130の底縁と面一になるので、長孔12
0,130の欠損部がシュー710で接続することによ
り連続した第1の搬送路が形成される。駆動モータ60
1の駆動は、挟持アーム643がスイッチ530のレバ
ー531に押し当たり、スイッチ530をオンすること
によって停止する。
【0053】スイッチ530がオンになったことにより
、エレベータ700が長孔120,130の位置まで上
昇したことが検出されると、駆動モータ501が逆回転
し、カセットホルダ300aを装着したキャリッジ40
0がカセット挿入口110方向、すなわち手前側に移動
する。そして、図15に示すように、カセットホルダ3
00aに挿入されているカセットハーフ250の手前側
端面がカセットホルダ300bのアーム323,324
を押圧し、カセットホルダー300bをカセット挿入口
11に向けて押し出す。
【0054】更に、手前側へのカセットホルダ300a
の移動が進行すると、キャリッジ400の側方突出部4
72がスイッチ520のレバー521に押し当てられ、
スイッチ520をオンする。これにより、駆動モータ5
01の駆動が停止される。このとき、カセットハーフ2
50が挿入されているカセットホルダ300aの摺動ロ
ッド331,341は、シュー710の溝部711に位
置する。スイッチ520のオンによって駆動モータ60
1が始動され、図16に示すように、エレベータ700
が縦孔125,135に沿って下降し、キャリッジ40
0の押え片430及びフック部材440,450による
カセットホルダ300aの把持ピン321,322の係
合状態が解除され、摺動ロッド331,341と溝部7
11との噛合いによってエレベータ700が縦孔125
,135に沿って下降する。そして、カセットハーフ2
50が再生位置に移動する。
【0055】その後、駆動モータ501が再び回転して
カセットホルダ300aを開放したキャリッジ400は
、図4(a),(b)に示したように、更に手前側に移
動し、カセット挿入口110に位置しているカセットホ
ルダー300bの把持ピン321,322が図5(a)
,(b)に示したように、切込部410,420挿入さ
れる。更に手前側に移動を続け、把持ピン321,32
2が切込部410,420に差し込まれると、図6(a
),(b)に示したように、把持ピン321,322に
よってフック部材440,450が引っ張りバネ449
の弾撥力に抗して押し狭められ、やがては図6(a),
(b)に示したように、把持ピン321,322は、把
持部443,453で挟持される。その後、キャリッジ
400は側方突出部472がスイッチ550をオンする
まで移動する。この時、カセットホルダ300bは長孔
120、130の最前部に圧接され、接触ロッド832
はスイッチ540のレバーに押しあてられていて、スイ
ッチ540をオフしている。他方、再生位置にあるカセ
ットハーフ250からは磁気テープ251がガイドロー
ラ801,802によって引っ張り出され、磁気テープ
251の記録情報が磁気ヘッド810で再生される(図
17)。
【0056】次いで、カセット挿入口110にあるカセ
ットホルダ300bに次に再生しようとするカセットハ
ーフ200を挿入すると、図12〜図17を使用して説
明した手順で、カセットハーフ200が再生位置に送り
込まれ、再生後のカセットハーフ250がカセット挿入
口110に送り出される。このカセットハーフ250は
、別のカセットハーフと交換され、以後同様にして複数
のカセットハーフを入れ替える。或いは、カセットハー
フ250を再度再生する場合には、カセット挿入口11
0から同様な手順で再生位置までカセットハーフ250
を移動させる。
【0057】また、駆動モータ501,601の始動及
び駆動停止をスイッチ540,510,520,530
,550等のレバー切り替えによって行っている。しか
し、これに拘束されることなく、適宜の位置に位置セン
サーを設け、カセットハーフ200,カセットホルダー
300,キャリッジ400等の位置を検出し、その検出
情報で駆動モータ501,601の駆動制御を行うこと
もできる。
【0058】更には、再生位置に移動するカセットハー
フ200,250が挿入されたカセットホルダ300a
或いは300bの摺動ロッド331,341が正確にエ
レベータ700のシュー710に形成した溝部711内
に位置するように、縦孔25,135の手前側の位置で
進退自在なストッパーを側壁部103,104或いは外
板部105に設け、位置センサーの検出情報に従ってス
トッパーをカセットハーフ200,250等の移動軌跡
中に突出させたり、引っ込ませたりすることも可能であ
る。
【0059】また、カセットホルダ300a,300b
がカセット挿入口110に来ていないとき、別のカセッ
トハーフをカセット挿入口110に差し込むことができ
ないように、適宜の挿入防止手段をカセット挿入口11
0に組み込むことも可能である。なお、本実施例では、
本発明を磁気テープを収容したカセットデッキに適用し
た場合について説明したが、この例に限らずCD等の光
ディスクを再生する他の記録再生装置に適用してもよい
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の記録再生
装置によれば、キャリッジが第1又は第2のホルダーを
挿入口から待機位置まで搬送し、更に待機位置から第1
の搬送路の分岐点まで搬送すると、エレベータがキャリ
ッジに係合されている第1又は第2のホルダーを第2の
搬送路に沿って記録再生位置まで下降させる。これによ
り、次に記録再生すべきカセットハーフと記録再生中の
カセットハーフとを自動的に入れ替えることができるた
め、2個のカセットハーフを連続的に記録再生すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明の記録再生装置の一実施例を示す斜
視図
【図2】  図1のカセットハーフとカセットホルダと
の関係を示す斜視図
【図3】  図1のキャリッジの平面図
【図4】  (
a),(b)は図3のキャリッジがカセット挿入口に待
機しているカセットホルダ側に移動する状態を示す平面
【図5】  (a),(b)は図3のキャリッジがカセ
ット挿入口に待機しているカセットホルダの係合する直
前の状態を示す平面図
【図6】  (a),(b)は図3のキャリッジがカセ
ット挿入口に待機しているカセットホルダの係合する直
前の状態を示す平面図
【図7】  (a),(b)は図3のキャリッジがカセ
ット挿入口に待機しているカセットホルダの係合した状
態を示す平面図
【図8】  図1の前後進用駆動系の駆動モータ周辺を
示す斜視図
【図9】  図1の第2の搬送路に設けられたスイッチ
の近傍を示す平面図
【図10】  図1のエレベータを昇降させる昇降用駆
動系を示す側面図
【図11】  図1のエレベータの要部を示す斜視図

図12】  図1の1番目のカセットハーフを挿入する
前の状態を示す説明図
【図13】  図1の一番目のカセットハーフが奥行方
向に移動している状態を示す説明図
【図14】  図1の一番目のカセットハーフが第1の
搬送路の奥部に達し、再生位置からカセットホルダが上
昇している状態を示す説明図
【図15】  図1の一番目のカセットハーフが第1の
搬送路の奥部に達し、再生位置からカセットホルダが上
昇している状態を示す説明図
【図16】  図1の1番目のカセットハーフが第2の
搬送路を下降している状態を示す説明図
【図17】  図1の1番目のカセットハーフが再生状
態にあり、カセット挿入口に位置するカセットホルダに
2番目のカセットハーフが挿入された状態を示す説明図
【図18】  従来の記録再生装置のローディング機構
を示す図
【符号の説明】
100  装置本体 110  カセット挿入口 120,130  第1の搬送路を形成する長孔125
,135  第2の搬送路を形成する縦孔200,25
0  カセットハーフ 300,300a,300b  カセットホルダ400
  キャリッジ 700  エレベータ 710  シュー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  挿入口から待機位置まで延びた第1の
    搬送路と、該搬送路の途中から分岐して記録及び再生位
    置まで延びた第2の搬送路と、前記第1の搬送路に沿っ
    て移動するキャリッジと、このキャリッジにより前記第
    1の搬送路に沿って搬送される第1、第2のホルダーと
    、前記第2の搬送路に昇降自在に設けられ前記第1又は
    第2のホルダーを前記記録及び再生位置まで下降させる
    エレベータとを備えた記録再生装置において、前記キャ
    リッジには、前記第1、第2のホルダーに対して水平方
    向から係合し、垂直方向に対しては離脱自在とする係合
    手段が設けられていることを特徴とする記録再生装置。
JP3154083A 1991-05-29 1991-05-29 記録再生装置 Pending JPH04351742A (ja)

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JP3154083A JPH04351742A (ja) 1991-05-29 1991-05-29 記録再生装置

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ID=15576524

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