JPH04351413A - 電線貫通部モジュール及びその製造方法 - Google Patents

電線貫通部モジュール及びその製造方法

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JPH04351413A
JPH04351413A JP3152637A JP15263791A JPH04351413A JP H04351413 A JPH04351413 A JP H04351413A JP 3152637 A JP3152637 A JP 3152637A JP 15263791 A JP15263791 A JP 15263791A JP H04351413 A JPH04351413 A JP H04351413A
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JP
Japan
Prior art keywords
conductor rod
composite material
annular
resistant insulator
conductor
Prior art date
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Pending
Application number
JP3152637A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunihiko Watanabe
邦彦 渡辺
Tatsuo Nakanishi
辰雄 中西
Isao Yoshinaga
功夫 好永
Toshikazu Edajima
枝嶋 敏数
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp, Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH04351413A publication Critical patent/JPH04351413A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は原子力発電所等における
原子炉格納容器の壁貫通部に使用される電線貫通部モジ
ュール及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】原子力発電所等における原子炉格納容器
の壁貫通部は事故時においても放射性物質が格納容器の
外へ放散することがないように、十分な気密性が要求さ
れており、貫通部自身が圧力容器の一部となるように構
成されている。
【0003】図3は上述した原子炉格納容器の壁貫通部
の上半分断面をあらわした側面図である。図面において
、1は原子炉格納容器壁、2は上記格納容器壁1の貫通
部に一体に設けられた壁貫通スリーブ、3は壁貫通スリ
ーブ2の格納容器壁1の外側において溶接2aにより取
付けられた端板、4は端板3に設けられたOリングシー
ル7を介して気密に設けられた電線貫通部モジュール、
5は気密状態確認のため電線貫通部モジュール4内の密
封空間に連通した連通管、6は圧力計、8は格納容器内
ケーブル、9は外部ケーブルである。
【0004】図4は従来の電線貫通部モジュール4の上
半分の縦断面図である。電線貫通部モジュール4は円筒
形状をなしており、通常図3のような壁貫通部には電線
貫通部モジュール4の3台が組込まれている。
【0005】図4において、41は前述の端板3の貫通
部に当接するOリングシール座用の金属板、42は端板
3と上記金属板41の間の気密を保持するためのOリン
グ7(図3参照)を収納するためのOリング溝、43は
ガスで加圧した密封空間46を確保するためのFRP製
の円板状スペーサ、44は電線貫通部モジュール4内に
位置する貫通導体棒でその端部に格納容器内ケーブル8
及び外部ケーブル9を接続する。45はエポキシ樹脂等
のシール材を充填したポッティングで、前記Oリングシ
ール座用金属板41及び貫通導体棒44を圧縮封止し、
原子炉格納容器の内外は気密に遮断され、密封空間には
ガスが封入された状態で保持される。
【0006】ところがエポキシ樹脂等のシール材のポッ
ティング部45、又は上記ポッティング部45と貫通導
体棒44の接触界面に異常が生じ、割れや剥離が発生す
ると、密閉空間46に封入した圧力ガスが、格納容器の
内又は外へ漏れ密閉空間46に封入したガスの圧力低下
を生じるため、圧力計6の表示も低下し警報を発信する
。これにより、前述の異常を早期に発見し、装置の信頼
性を確保している。なお、密閉空間46が大きくとられ
ている理由は、空間が小さいと格納容器内外の微小な温
度変化でも密閉空間46内のガス圧力が変化してしまい
、前述した実際の異常による圧力変化と区別がつきにく
くなるためである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の電線貫
通部モジュールにおいては、貫通導体棒44及びOリン
グシール座用金属板41を圧縮封止しているシール材が
エポキシ樹脂の如き有機合成材で作られているため 2
00℃を超える高温では使用出来ないという問題点があ
った。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の問題点を
解消した電線貫通部モジュール及びその製造方法を提供
するもので、その第1の特徴は、内部が圧力計に連通す
る環状空間及び複数の貫通導体棒挿通孔を形成した環状
金属体、上記導体棒挿通孔に耐熱絶縁体を介して挿通し
た貫通導体棒、前記環状金属体の両側にこれと密接して
設けた無機合成材の成形体、及びその外周部に位置する
シールド用金属ケースより成る電線貫通部モジュールに
ある。
【0009】さらに、本発明の第2の特徴は組合せた時
、内部に圧力計に連通する環状空間及び複数の貫通導体
棒挿通孔を形成する2枚の環状金属体を接合し、上記導
体棒挿通孔に耐熱絶縁体を介して貫通導体棒を位置決め
固定した後、前記環状金属体をあらかじめ成形しておい
た2つの無機合成材の成形体で挾持し、加熱加圧して一
体化する電線貫通部モジュールの製造方法にある。
【0010】
【実施例】図1は本発明の電線貫通部モジュールの具体
例の説明図で、同図イは全体の縦断面図、同図ロは図イ
における環状金属体を構成する2枚の金属体の縦断面図
である。
【0011】図面において、11,12は環状金属体を
構成する金属体A及び金属体Bで、図1のロに示すよう
に、金属体Aは組合せた時環状空間13を形成する凹部
 13a、貫通導体棒挿通孔14a 及び圧力計6への
連通孔13c を具えている。又金属体Bは金属体Aの
上記凹部13a に対向する位置に切欠部13b 及び
貫通導体挿通孔14b を具えている。そして、上記金
属体Aと金属体Bを溶接15等により接合した時、内部
には圧力計6に連通した環状空間13及び貫通導体棒挿
通孔14が形成される。
【0012】上記貫通導体棒挿通孔14には耐熱性の絶
縁体17を介して貫通導体棒16が固定されている。上
記耐熱性絶縁体17は、貫通導体棒16上に被覆してお
いてもよいし、11,12の金属板A,Bの貫通導体棒
挿通孔 14a,14b の内周面に施しておいてもよ
い。前記環状金属体の両側には無機合成材の成形体18
が密接して位置し、前記貫通導体棒16を圧縮封止して
いる。この無機合成材としては、例えば低融点ガラスと
天然又は合成マイカ等の合成材が使用される。19は上
記無機合成材成形体18の外周部に設けたシールド用金
属ケースで、本発明のモジュール成形時の成形型を兼ね
ている。
【0013】上述のように構成した本発明の電線貫通部
モジュールにおいて、前述の環状空間13内にガスを充
填し、圧力計6で監視することにより、無機合成材成形
体18の健全性及び上記成形体18と貫通導体棒16と
の界面の健全性をチェックすることが出来る。又ガスを
封入する環状空間は金属体により形成されており、シー
ル材として無機合成材を用いているため高温、高圧下に
おいても十分に使用することが可能となる。
【0014】図2は本発明の電線貫通部モジュールの製
造方法の一部断面をあらわした説明図である。あらかじ
め成形しておいた無機合成材成形体18の外周部にシー
ルド用金属ケース19を装着した成形体、2枚の金属体
11,12を接合した環状金属体及び上記環状金属体に
耐熱絶縁体17を介して挿通した貫通導体棒16を加圧
治具22を介してプレス21にセットし、300 〜 
400℃の高温下で200kg/cm2 以上の高圧を
加えて加圧し一体化する。これにより無機合成材成形体
18と貫通導体棒16を気密に接合成形することが出来
る。又複数の貫通導体棒16は互いに絶縁状態が保持さ
れる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電線貫通
部モジュールによれば、圧力ガスを封入する環状空間を
金属材で形成し、シール材として無機合成材を用いるた
め従来構造では不可能であった高温、高圧下での使用が
可能となる。従って、原子炉格納容器の壁貫通部に用い
る時、万一原子炉に異常が生じ高温、高圧状態になって
も、炉内の情報を炉外へ導いたり、炉外から炉内へ電気
動力や制御信号を送ることが可能となり、原子炉の安全
性向上に極めて効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電線貫通部モジュールの具体例の説明
図で、同図イは全体の縦断面図、同図ロは図イにおける
環状金属体を構成する2枚の金属体の縦断面図である。
【図2】本発明の電線貫通部モジュールの製造方法の一
部断面をあらわした説明図である。
【図3】原子炉格納容器の壁貫通部の上半分断面をあら
わした側面図である。
【図4】従来の電線貫通部モジュールの上半分の縦断面
図である。
【符号の説明】
11  金属板A 12  金属板B 13  環状空間 13a   凹部 13b   切欠部 14  貫通導体棒挿通孔 15  溶接部 16  貫通導体棒 17  耐熱性絶縁体 18  無機合成材成形体 19  シールド用金属ケース

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  内部が圧力計に連通する環状空間及び
    複数の貫通導体棒挿通孔を形成した環状金属体、上記導
    体棒挿通孔に耐熱絶縁体を介して挿通した貫通導体棒、
    前記環状金属体の両側にこれと密接して設けた無機合成
    材の成形体、及びその外周部に位置するシールド用金属
    ケースより成ることを特徴とする電線貫通部モジュール
  2. 【請求項2】  組合せた時、内部が圧力計に連通する
    環状空間及び複数の貫通導体棒挿通孔を形成する2枚の
    環状金属体を接合し、上記導体棒挿通孔に耐熱絶縁体を
    介して貫通導体棒を位置決め固定した後、前記環状金属
    体をあらかじめ成形しておいた2つの無機合成材の成形
    体で挾持し、加熱加圧して一体化することを特徴とする
    電線貫通部モジュールの製造方法。
JP3152637A 1991-05-27 1991-05-27 電線貫通部モジュール及びその製造方法 Pending JPH04351413A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007086530A2 (en) 2006-01-24 2007-08-02 Nordson Corporation Method of applying and drying liquid
CN113437712A (zh) * 2021-08-05 2021-09-24 上海交通大学 基于压力补偿的模块化多线缆过孔绝缘密封结构
CN114962798A (zh) * 2022-04-27 2022-08-30 无锡海核装备科技有限公司 一种钛合金辐射屏蔽舱室用机械贯穿件的穿舱结构

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