JPH04350312A - エンジンの吸排気装置 - Google Patents

エンジンの吸排気装置

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JPH04350312A
JPH04350312A JP10262691A JP10262691A JPH04350312A JP H04350312 A JPH04350312 A JP H04350312A JP 10262691 A JP10262691 A JP 10262691A JP 10262691 A JP10262691 A JP 10262691A JP H04350312 A JPH04350312 A JP H04350312A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust
intake
holes
hole
cylinder
Prior art date
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Pending
Application number
JP10262691A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Yoneyama
米山 隆史
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiyuu Paint Kk
Original Assignee
Daiyuu Paint Kk
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Publication date
Application filed by Daiyuu Paint Kk filed Critical Daiyuu Paint Kk
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Publication of JPH04350312A publication Critical patent/JPH04350312A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は4サイクルガソリンエン
ジン,ディーゼルエンジン等のエンジンの吸排気装置、
詳しくは吸排気弁やカムシャフトを用いない吸排気装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のエンジンの吸排気装置は、シリン
ダヘッドに形成された吸排気路の吸排気口に吸排気弁を
設け、該吸排気弁をクランク軸と歯車又はチェーンを介
して連動するカム軸に形成されたカムによって所定のタ
イミングで開閉動作させるようになっている。具体的に
は、OHVエンジンの場合は、カムの動作をタペット、
プッシュロッド及びロッカーアームを介して吸排気弁に
伝達して弁を開閉させ、またOHC又はDOHCエンジ
ンの場合は、シリンダヘッドの上部に設けたカム軸のカ
ムの動作をロッカーアームを介して吸排気弁に伝達して
弁を開閉させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の吸排気装置では、カムや弁機構を採用してい
るため、構造が複雑で騒音が大きいという問題があった
。また、カムと弁の間にロッカーアーム等の介在部品が
必要であり、部品点数が多いうえ、剛性が低いため、力
の伝達にロスが生じ、高速回転に限界があった。本発明
はかかる問題点を解決することを課題とし、構造簡単で
、騒音も少なく、高速回転が可能なエンジンの吸排気装
置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
、第1発明はシリンダブロックとシリンダヘッドからな
るシリンダ内に収容したピストンの往復動をコネクティ
ングロッドを介してクランク軸に伝達して回転運動に変
換するようにしたエンジンにおいて、シリンダヘッドに
ピストンの往復動方向と直交する方向に一対の互いに平
行な貫通穴を設けるとともに、各貫通穴とシリンダ空間
とを連通する連通口を設け、また前記各貫通穴に中空円
筒状の吸気軸,排気軸を回転可能に嵌合して、これらの
吸排気軸に前記連通口と重複可能な吸気孔,排気孔をそ
れぞれ形成する一方、前記吸排気軸の内部と連通する吸
気路,排気路を設け、さらに前記吸排気軸をクランク軸
に対して所定のタイミングで駆動する駆動部を設けたも
のである。なお、吸気路及び排気路は、シリンダヘッド
に形成して吸排気軸の両端面と接続するようにしてもよ
い。あるいは、吸排気軸をシリンダヘッドより突出させ
て、吸気路又は排気路である吸排気管と回転継手を介し
て接続するようにしてもよい。
【0005】また、第2発明は、シリンダブロックとシ
リンダヘッドからなるシリンダ内に収容したピストンの
往復動をコネクティングロッドを介してクランク軸に伝
達して回転運動に変換するようにしたエンジンにおいて
、シリンダヘッドにピストンの往復動方向と直交する方
向に一対の互いに平行な貫通穴を設けるとともに、各貫
通穴とシリンダ空間とを連通する連通口を設け、また各
貫通穴と連通する吸気路と排気路を設け、前記各貫通穴
に中実の吸気軸,排気軸を回転可能に嵌合して、これら
の吸排気軸に前記吸排気路と連通口を連通可能な吸気孔
,排気孔を設ける一方、前記吸排気軸をクランク軸に対
して所定のタイミングで駆動する駆動部を設けたもので
ある。
【0006】
【作用】第1発明に係る構成によれば、吸入行程では吸
気軸の吸気孔が連通口と重複して開孔し、吸気路から吸
気軸内に導入された混合ガスが吸気孔よりシリンダ空間
内に吸入される。圧縮行程,爆発行程では、吸気軸の吸
気孔及び排気軸の排気孔が共に連通口と重複せずに閉孔
状態となる。排気行程では排気軸の排気孔が連通口と重
複して開孔し、排気ガスが排気孔より排気軸内部を通っ
て排気路へ排出される。
【0007】第2発明に係る構成によれば、第1発明と
ほぼ同様であるが、吸入行程では吸気路と連通口とが吸
気軸の吸気孔を介して連通し、吸気路から導入された混
合ガスが当該吸気孔を通ってシリンダ空間内に吸入され
る。また、圧縮,爆発行程では吸排気軸の吸排気孔が共
に閉孔し、排気行程では排気路と連通口とが排気軸の排
気孔を介して連通し、排気ガスが当該排気孔より排気路
へ排出される。
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。 i)第1発明の実施例 図1,図2は第1発明に係る吸排気装置を備えた4サイ
クルガソリンエンジンを示し、1はシリンダブロック,
2はシリンダヘッドであり、これらにより直列4気筒の
シリンダ3a,3b,3c,3dが形成されている。各
シリンダ3a〜3dのシリンダヘッド2には点火プラグ
4が装着されるとともに、シリンダブロック1にはピス
トン5が収容されている。これらのピストン5の往復運
動はコネクティングロッド6を介して図示しないクラン
ク軸に伝達され、回転運動に変換されるようになってい
る。なお、前記シリンダブロック1及びシリンダヘッド
2は、詳細には図示しないが、水冷ジャケット構造又は
空冷フィン構造が採用されている。
【0009】シリンダカバー2には、各ピストン5の往
復動方向と直交する方向に一対の互いに平行な貫通穴7
,8が形成されるとともに、図2に示すように各貫通穴
7,8と各シリンダ3a〜3dの空間を連通する連通口
9,10が形成されている。前記貫通穴7の両端には、
図2に示すように吸気路11が延設され、貫通穴8の両
端にも同様に排気路12が形成されている。貫通穴7,
8にはそれぞれ中空円筒状の吸気軸13,排気軸14が
回転可能に嵌合されている。各吸排気軸13,14の両
端には通気孔15を有する端板16が固着され、該端板
16には駆動軸17,18が突設されている。また、吸
排気軸13,14には、所定の回転位置で各シリンダ3
a〜3dの連通口9,10と重複可能な矩形の吸気孔1
9,排気孔20が形成されている。各吸排気孔19,2
0は第1,第3,第4,第2シリンダの順に90°ずつ
ずれた位置に形成されている。また、同一シリンダでの
吸気孔19と排気孔20とは図1に示すように180°
ずれた位置になるように調整されている。
【0010】前記吸排気軸13,14の各駆動軸17,
18の一端には駆動ギヤ21が固着され、この駆動ギヤ
21と図示しないクランク軸との間にタイミングベルト
22が架設され、クランク軸の2回転に対して吸排気軸
13,14が1回転するようにギヤ比が設定されている
。なお、前記吸排気軸13,14の吸排気孔19,20
の形状は矩形に限らず、円形や楕円形であってもよい。 また、吸排気孔19,20の内部に、ガスの吸入や排出
が円滑に行なわれるように、整流板等を設けてもよい。
【0011】以上の構成からなる4サイクルエンジンに
おいて、吸入行程では図1に示すように排気軸14の排
気孔20が閉孔し、また吸気軸13の吸気孔19が連通
口9と重複して開孔する結果、吸気路11から通気孔1
5を介して吸気軸13の中に導入された混合ガスが吸気
孔19よりシリンダ空間内に吸入される。この吸入行程
の下死点で吸気孔19が連通口9から離れて貫通穴7内
に隠れ、閉孔する。圧縮行程では、図1に示すように、
吸気孔19及び排気孔20が共に閉孔し、シリンダ空間
に閉じ込められた混合ガスは所定の圧縮比まで圧縮され
る。爆発行程では、図1に示すように同様に吸気孔19
及び排気孔20が閉孔しており、点火プラグ4の点火に
より引火した混合ガスが爆発してピストン5が押し下げ
られる。
【0012】排気行程では、図1に示すように吸気孔1
9は閉孔しているが、排気孔20が連通口10と重複し
て開孔する結果、シリンダ空間内の燃焼ガスは排気孔2
0より排気軸14の内部を通って排気路12に排出され
る。図3は第1発明の他の実施例を示し、このものは、
シリンダカバー2に図2のような吸排気路11,12を
形成しないで、吸排気軸13,14の一端又は両端をシ
リンダヘッド2より突出させて、吸排気管24,25と
回転継手26を介して接続したものである。また、吸排
気軸13,14には駆動ギヤ21が固着され、この駆動
ギヤ21に前記実施例と同様、タイミングベルト22が
掛けられている。この実施例では、吸気管24より直接
吸気管13に混合ガスが供給され、また、排気管14よ
り直接排気管25に排気ガスが導出されるので、ガスの
流動抵抗が少ない。
【0013】ii)第2発明の実施例 図4,図5は第2発明に係る吸排気装置を備えた4サイ
クルガソリンエンジンを示し、このものは前記第1発明
に係る実施例と同様、シリンダヘッド30に貫通穴31
,32と、該各貫通穴31,32とシリンダ空間3a〜
3dとを連通する連通口33,34とが形成されている
。また、このシリンダヘッド2には、図5に示すように
一方の貫通穴31と連通する二つの吸気路35,35が
形成され、他方の貫通穴32にも同様に排気路36,3
6が形成されている。これらの吸気路35及び排気路3
6は図5に示すように、隣接するシリンダ間にまたがる
ように形成されている。
【0014】前記各貫通穴31,32にはそれぞれ中実
の吸気軸37,排気軸38が回転可能に嵌合されている
。そして、これらの吸排気軸37,38には、前記吸排
気路35,36と連通口33,34とを連通可能な吸気
孔39,排気孔40が軸方向と直角方向に穿設されてい
る。各吸排気孔39,40は図5に示すように、第1,
第3,第4,第2シリンダの順に45°ずつずれた位置
に形成されている。また、同一シリンダでの吸気孔39
と排気孔40とは図5に示すように45°ずれた位置に
なるように調整されている。前記吸排気軸37,38は
、その一端に設けた駆動ギヤ41と図示しないクランク
軸との間に掛けられたタイミングベルト42によって、
クランク軸2回転に対して半回転するようになっている
【0015】以上の構成からなるエンジンでは、吸排気
軸37,38が1行程毎に45°回転し、半回転毎に吸
排気路35,36と連通口33,34が吸排気孔39,
40を介して連通し、吸入排気が行なわれる。各行程の
詳細な動作は前記第1実施例と同様であるので、説明を
省略する。
【0016】iii)他の実施例 以上の実施例は、4気筒4サイクルガソリンエンジンに
適用したものであるが、本発明はこれに限らずディーゼ
ルエンジンの吸排気装置としても適用可能である。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、第1発
明,第2発明共、クランク軸と所定のタイミングで回転
する吸排気軸の吸排気孔が連通口と重複して開孔するこ
とにより吸排気動作を行なうため、カムや弁機構が全く
不要となり、部品点数が少なく、構造簡単である。また
、貫通穴に嵌合した吸排気軸が回転運動を行なうだけで
あるから、カムや弁機構のように金属の衝打音がなく、
騒音が減少する。さらに、吸排気軸をタイミングベルト
等によりクランク軸と所定のタイミングをとって回転さ
せるだけでよいので、従来のタペットやロッカーアーム
等の介在部品が不要となり、力の伝達のロスが少ないう
え、剛性も高くなるので、高速回転が可能となる等の効
果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】  第1発明に係る吸排気装置を備えた4サイ
クルガソリンエンジンの各工程を順次に示す横断面図で
ある。
【図2】  図1に示すエンジンのI−I線断面図であ
る。
【図3】  第1発明に係る吸排気装置の他の実施例を
示す断面図である。
【図4】  第2発明に係る吸排気装置を備えた4サイ
クルガソリンエンジンの横断面図である。
【図5】  図4に示すエンジンのII−II線断面図
である。
【符号の説明】
1…シリンダブロック、      2,30…シリン
ダヘッド、3a〜3d…シリンダ、      5…ピ
ストン、6…コネクティングロッド、  7,8,31
,32…貫通穴、9,10,33,34…貫通口、11
,12,35,36…吸,排気路、13,14,37,
38…吸,排気軸、19,20,39,40…吸,排気
孔、21,41…駆動ギヤ、22,42…タイミングギ
ヤ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  シリンダブロックとシリンダヘッドか
    らなるシリンダ内に収容したピストンの往復動をコネク
    ティングロッドを介してクランク軸に伝達して回転運動
    に変換するようにしたエンジンにおいて、シリンダヘッ
    ドにピストンの往復動方向と直交する方向に一対の互い
    に平行な貫通穴を設けるとともに、各貫通穴とシリンダ
    空間とを連通する連通口を設け、また前記各貫通穴に中
    空円筒状の吸気軸,排気軸を回転可能に嵌合して、これ
    らの吸排気軸に前記連通口と重複可能な吸気孔,排気孔
    をそれぞれ形成する一方、前記吸排気軸の内部と連通す
    る吸気路,排気路を設け、さらに前記吸排気軸をクラン
    ク軸に対して所定のタイミングで駆動する駆動部を設け
    たことを特徴とするエンジンの吸排気装置。
  2. 【請求項2】  前記吸気路及び排気路が、シリンダヘ
    ッドに形成され、前記吸排気軸の両端面と接続されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載のエンジンの吸排気
    装置。
  3. 【請求項3】  前記吸気路及び排気路が、シリンダヘ
    ッドより突出する前記吸排気軸と回転継手を介して接続
    されていることを特徴とする請求項1に記載のエンジン
    の吸排気装置。
  4. 【請求項4】  シリンダブロックとシリンダヘッドか
    らなるシリンダ内に収容したピストンの往復動をコネク
    ティングロッドを介してクランク軸に伝達して回転運動
    に変換するようにしたエンジンにおいて、シリンダヘッ
    ドにピストンの往復動方向と直交する方向に一対の互い
    に平行な貫通穴を設けるとともに、各貫通穴とシリンダ
    空間とを連通する連通口を設け、また各貫通穴と連通す
    る吸気路と排気路を設け、前記各貫通穴に中実の吸気軸
    ,排気軸を回転可能に嵌合して、これらの吸排気軸に前
    記吸排気路と連通口を連通可能な吸気孔,排気孔を設け
    る一方、前記吸排気軸をクランク軸に対して所定のタイ
    ミングで駆動する駆動部を設けたことを特徴とするエン
    ジンの吸排気装置。
JP10262691A 1991-05-08 1991-05-08 エンジンの吸排気装置 Pending JPH04350312A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62189307A (ja) * 1986-02-14 1987-08-19 Yuichi Onishi 4サイクルエンジンの吸排気構造
JPS62261615A (ja) * 1986-05-09 1987-11-13 S S Ltd:Kk 内燃機関
JPH02161113A (ja) * 1988-12-13 1990-06-21 Shigemi Furuya 2重円筒バルブを有する4サイクル・エンジン

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62189307A (ja) * 1986-02-14 1987-08-19 Yuichi Onishi 4サイクルエンジンの吸排気構造
JPS62261615A (ja) * 1986-05-09 1987-11-13 S S Ltd:Kk 内燃機関
JPH02161113A (ja) * 1988-12-13 1990-06-21 Shigemi Furuya 2重円筒バルブを有する4サイクル・エンジン

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