JPH04350247A - 加飾板とその製造法、およびこれを用いた加飾施工法 - Google Patents

加飾板とその製造法、およびこれを用いた加飾施工法

Info

Publication number
JPH04350247A
JPH04350247A JP2215691A JP2215691A JPH04350247A JP H04350247 A JPH04350247 A JP H04350247A JP 2215691 A JP2215691 A JP 2215691A JP 2215691 A JP2215691 A JP 2215691A JP H04350247 A JPH04350247 A JP H04350247A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
decorative
plate
punching plate
ceramic particles
decorated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2215691A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimasa Kondo
義正 近藤
Yukihiko Inoue
之彦 井上
Sumihiko Kurita
澄彦 栗田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koransha Co Ltd
Aoki Corp
Original Assignee
Koransha Co Ltd
Aoki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koransha Co Ltd, Aoki Corp filed Critical Koransha Co Ltd
Priority to JP2215691A priority Critical patent/JPH04350247A/ja
Publication of JPH04350247A publication Critical patent/JPH04350247A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Finishing Walls (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、加飾板とその製造法
、およびこれを用いた加飾施工法に関するものである。 更に詳しくは、この発明は、土木や建築材料、あるいは
構造物表面等を加飾するのに有用な、新しい加飾板とそ
の製造法、およびこれを用いた加飾施工法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来より、外観意匠性の向上
を目的とした建築材料等として各種の加飾手段が知られ
ており、近年の都市景観の向上への要望の高まりにとも
なって、これらの加飾手段への期待が高まっている。ま
た、建設業にたずさわる労働者不足を反映してその施工
法が容易で、かつ作業性の良好な軽量な加飾材の開発が
求められている。
【0003】たとえば、これまでにも、タイルの軽量化
が進み、プレキャストされた二次製品にあらかじめ塗装
やタイル貼りを施したりして、現場での作業手間を出来
るだけ省くような工法が普及して主流にになりつつある
。しかしながら、一方では、加飾材料の高級化も進み、
これとともに、タイルや石材が多く使われる傾向にあり
、これら材料を用いた加飾施工法は煩雑で、かつ重労働
である等の欠点がある。このため、これまでは、施工法
が簡便、かつ容易で、しかも軽量な加飾材を使用するこ
とと、高級感のあるタイルや石材等の加飾材を多用して
加飾効果を増大させることが矛盾する状況にあった。
【0004】このような問題を解決するために、この発
明の発明者らは、従来のタイルや石材と同等の高品位で
高級感を備え、しかも施工が容易な加飾材としてセラミ
ック材を使用することを提案してもいる。この加飾材は
、たとえば図5に示したように、樹脂等からなるシート
(ア)に、セラミック、あるいは金属、プラスチックも
しくは天然石等の粒子(イ)を配設し、コンクリート(
ウ)打設等の後にこのシート(ア)を剥離して、表面に
粒子(イ)を配設した加飾材としたものからなることを
特徴としていた。
【0005】しかしながら、この加飾材は、いわゆる反
転・転写工法を採用しているため、剥離したシート(ア
)が転用不可能な廃材として出てくるため、その処理が
必要となることや、粒子(イ)がシート(ア)上に不規
則に並ぶために、端部の粒子(イ)が真直ぐに並ばず、
しかも、シート間のジョイント部がきれいに揃わないと
いう欠点があった。
【0006】さらにまた、この加飾材の場合には、最近
とくに指摘されている炭酸ガスや酸性雨等によるコンク
リートの中性化や塩害等による劣化が避けられないとい
う問題を有してもいる。すなわち、たとえば図5に示し
たように、コンクリート(ウ)に部分埋設した粒子(イ
)は外的劣化要因に対する耐久性を有するものの、その
周囲のコンクリート(ウ)の表面(エ)が露出するため
、この加飾材を屋外配置した場合には、この表面(エ)
が常に炭酸ガスや酸性雨、あるいは塩害等の劣化要因に
さらされてしまうことになる。
【0007】この発明は、以上の通りの事情に鑑みてな
されたものであり、従来の加飾材とその工法の問題点を
解決し、色彩が豊かで、耐久性、耐侯性に優れ、かつ廃
材を出すことのない新しい加飾材を提供することを目的
としている。またこの発明は、この加飾板の製造法と、
この加飾材を用いての加飾施工法を提供することを目的
としてもいる。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するものとして、パンチングプレートと、パンチ
ングプレートの孔に嵌入および/または貼付したセラミ
ック粒子、およびこれらの片面を被覆する樹脂層とから
なることを特徴とする加飾板を提供する。またこの発明
は、孔内にセラミック粒子を嵌入させたパンチングプレ
ートの片面に、熱可塑性プラスチックシートを被覆して
これを加熱、真空吸引するか、または樹脂を塗布するこ
とによってパンチングプレートとセラミック粒子とを一
体化させることを特徴とする加飾板製造法、およびこの
加飾板を建材または構造物表面に貼付するか、または貼
付後にパンチングプレートを剥離することを特徴とする
加飾施工法を提供することを目的としてもいる。
【0009】以下、添付した図面に沿ってこの発明の構
成および作用効果をさらに詳しく説明する。図1は、こ
の発明の加飾板の構成を例示した側断面図である。たと
えば、この図1に例示した加飾板は、パンチングプレー
ト(1)と、このパンチングプレート(1)の孔に嵌入
および/または貼付したセラミック粒子(2)およびこ
れらを被覆する熱可塑性プラスチックシート(3)とか
らなっている。
【0010】このうち、パンチングプレート(1)は、
紙をはじめとして、ポリエチレン、酢酸ビニル樹脂、酢
ビーエチレン共重含体、ポリプロピレン、塩化ビニル樹
脂、アクリル樹脂、フッ素樹脂等の有機樹脂、あるいは
鉄、アルミニウム、ステンレス、銅、ガラス繊維、セラ
ミック繊維等の金属、合金や無機物等の適宜なものを使
用することができる。
【0011】このパンチングプレート(1)の大きさ、
形状については特に制限はないが、施工性、経済性を考
慮にいれるとその厚みは0.02〜5mm程度のものが
好ましい。また、孔の分布はそのデザインに応じて自由
にパンチングすることができるが、セラミック粒子(2
)敷設やパンチングプレート(1)の強度保持の面から
孔が接近しすぎないようにするのが好ましい。なお、孔
の形状は、セラミック粒子(2)の形状に合わせ適宜と
することもできる。
【0012】セラミック粒子(2)としては、顔料、釉
薬等によって、あるいはセラミック特有の色として着色
した粘土系、あるいはその他の各種のセラミックの粒子
、さらには天然鉱物等の粒子の任意のものを使用するこ
とができる。もちろん、無着色なものや、ガラス質のも
のを使用することもできる。熱可塑性プラスチックシー
ト(3)としては、その種類にとくに制限はなく、たと
えばポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、
EVA等の各種の樹脂を加飾板の用途に応じて適宜選択
することができる。また、この熱可塑性プラスチックシ
ート(3)には、予め接着剤を塗布したり、あるいはラ
ミネート処理を施しておくこともできる。
【0013】次に、このような加飾板の製造方法につい
て詳しく説明する。添付した図面の図2は、この発明の
加飾板製造法の一例を示した断面工程図である。たとえ
ばこの図2に例示した製造工程では、まず真空吸引チャ
ンバー(4)の上部の型枠(5)内に、任意の孔形状を
有するモールド(6)を配置し、その上にモールド(6
)の孔と同一位置、同一形状の孔を形成したパンチング
プレート(1)を載置する。次いで、これらモールド(
6)およびパンチングプレート(1)の孔に、セラミッ
ク粒子(2)を散布または敷設する。この場合に、セラ
ミック粒子(2)は、パンチングプレート(1)の孔に
嵌入させるか、または嵌入させ貼付するようにすること
もできる。さらに、これらの上方には、裏面に接着剤(
7)を塗布した熱可塑性プラスチックシート(3)を水
平に設置する。
【0014】このように各部材を設置した後、ヒーター
(8)によって熱可塑性プラスチックシート(3)を加
熱し、これを軟化させる。このとき、真空吸引チャンバ
ー(4)を作動させると、熱可塑性プラスチックシート
(3)の内側の空気もモールド(6)間の隙間を介して
吸引されるため、熱可塑性プラスチックシート(3)は
セラミック粒子(2)およびパンチングプレート(1)
に密着し、これらを被覆する。
【0015】このようにして、パンチングプレート(1
)、セラミック粒子(2)および熱可塑性プラスチック
シート(3)が一体化した加飾板を製造することができ
るが、熱可塑性プラスチックシート(3)のかわりに、
樹脂を塗布または吹き付けるようにしてもよい。このよ
うにして形成した加飾板は、パンチングプレート(1)
上にセラミック粒子が整然と並ぶため、構造物の形状に
応じて現場でカッティングを行う際、カッターナイフ等
で容易に真直ぐ切断することが可能であり、ジョイント
部の仕上りも良好となる。
【0016】この加飾板は、たとえば図3に側面図を示
したように、そのまま建築材(9)等の表面に貼着また
は打設することができる。ただし、このようにして施工
する場合には、加飾板のパンチングプレート(1)の素
材は、比較的硬質で、耐薬品・耐久・耐候性等に優れた
物性を有するものを使用するのが好ましい。また、この
加飾板は、図4に例示したように、建築材(9)に貼着
後にパンチングシート(1)を剥離することもできる。 この場合にも、建築材(9)はその表面が加飾板のセラ
ミック粒子(2)および熱可塑性プラスチックシート(
3)によって完全に被覆されているため、外的劣化要因
の影響を受けることはない。なおこのような施工法を行
う場合には、パンチングプレート(1)の素材としては
比較的軟質で軽量なものが望ましい。
【0017】
【実施例】以下実施例を示し、この発明の加飾板につい
てさらに具体的に説明するが、この発明は以下の例によ
って限定されるものではない。 実施例1 サイズ900 ×1800mm、厚さ3mm、孔径5m
mの黒色塩化ビニル製パンチングプレートに透明なエポ
キシ樹脂を塗り、粒径7mmのセラミック粒子を敷設し
た。このプレートを型枠内面に取付け、コンクリート打
設後、脱型すると、美しい外装材で覆われた構造物がで
きた。
【0018】実施例2 サイズ300 ×300 mm、厚さ3mm、孔径7m
mの硬質な厚紙にパンチングし、孔にEVA系接着剤を
塗り、セラミック粒子を付けて加飾材を作製した。構造
物の壁面に樹脂モルタルを塗り、この加飾材を貼り付け
た。モルタル硬化後、高圧水を吹きかけ、紙を取り除い
た。紙とモルタルの接着がよい部分はブラッシングによ
り、きれいに取り除く事ができた。
【0019】結果、カラフルなセラミック粒子がきれい
に整列した洗い出し風の仕上げを得ることができた。 実施例3 サイズ300 ×300 ×1mm、孔径10mm、ピ
ッチ12mmのアルミ製パンチングプレートを用い、熱
可塑性プラスチックシートには厚さ200 μm のポ
リプロピレンシートにホットメルト接着剤をラミネート
したものを用いた。粒状セラミックは、径が8〜10m
mの青色のものを用い、図2で説明した方法を用いて加
飾板を形成した。
【0020】このパンチングプレートを用いた加飾板を
熱可塑性プラスチックシートを上方にして、30×30
0 ×300 ×60mmの型枠に設置し、コンクリー
トを打設した。 コンクリートが硬化後、脱型すると、コンクリートと一
体化したアルミ製プレート中に青色の粒状セラミックが
整然と並んだ美しい加飾コンクリート板が得られた。
【0021】実施例4 サイズ100 ×400mm、厚さ2mm、孔径5mm
のアルミ製パンチングプレートに粒径7mmのセラミッ
ク粒を敷設し、表面からポリウレタン樹脂を塗布して加
飾材を製作した。この加飾材を100 ×100 ×4
00mm 供試体用型枠の底部に塗布面が上になるよう
に設置し、コンクリートを打込んだ。
【0022】コンクリート硬化後、この供試体を大型塩
水噴霧試験機(3%塩水、40℃、3日間噴霧、50℃
、4日間乾燥を1サイクルとする)に入れ、40サイク
ル試験を行った。試験終了後、供試体を割裂し、鉄筋の
腐食面積率を測定したところ、表1に示したように鉄筋
に錆を生じなかった。加飾材の表面も若干の汚れは生じ
ていたが、性状、色彩等に変化はなかった。
【0023】
【表1】
【0024】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、この発明によ
って、施工性、作業性が良好で、しかも建築材等の保護
性および外観装飾性にすぐれた加飾板が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の加飾板の構成を例示した側断面図で
ある。
【図2】加飾板の製造工程を例示した断面図である。
【図3】この発明の加飾施工法を例示した側断面図であ
る。
【図4】この発明の別の加飾施工法を例示した側断面図
である。
【図5】従来の加飾板を例示した製造工程の断面図であ
る。
【符号の説明】
1  パンチングプレート 2  セラミック粒子 3  熱可塑性プラスチックシート 4  真空吸引チャンバー 5  型枠 6  モールド 7  接着材 8  ヒーター 9  建築材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  パンチングプレートと、このパンチン
    グプレートの孔に嵌入および/または貼付したセラミッ
    ク粒子、およびこれらの片面を被覆する樹脂層とからな
    ることを特徴とする加飾板。
  2. 【請求項2】  パンチングプレートが、樹脂、金属ま
    たは合金、布、紙、あるいは無機質材のいずれか1種で
    ある請求項1記載の加飾板。
  3. 【請求項3】  孔内にセラミック粒子を嵌入させたパ
    ンチングプレートの片面に、熱可塑性プラスチックシー
    トを被覆してこれを加熱、真空吸引するか、または樹脂
    を塗布することによってパンチングプレートとセラミッ
    ク粒子とを一体化することを特徴とする加飾板製造法。
  4. 【請求項4】  請求項1記載の加飾板を、建築材また
    は構造物表面に貼付するか、または貼付後にパンチング
    プレートを剥離することを特徴とする加飾施工法。
JP2215691A 1991-02-15 1991-02-15 加飾板とその製造法、およびこれを用いた加飾施工法 Pending JPH04350247A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2215691A JPH04350247A (ja) 1991-02-15 1991-02-15 加飾板とその製造法、およびこれを用いた加飾施工法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2215691A JPH04350247A (ja) 1991-02-15 1991-02-15 加飾板とその製造法、およびこれを用いた加飾施工法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04350247A true JPH04350247A (ja) 1992-12-04

Family

ID=12074980

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2215691A Pending JPH04350247A (ja) 1991-02-15 1991-02-15 加飾板とその製造法、およびこれを用いた加飾施工法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04350247A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1444685A (zh) 外墙外保温板及其施工方法
CN201198640Y (zh) 外隔热装饰加工结构体
RU2451141C2 (ru) Способ изготовления декоративного узора на здании на месте нахождения
CN201471810U (zh) 高耐磨高强度建筑装饰覆膜板
CN208455851U (zh) 一种用于建筑外墙的轻型保温装饰系统
JPH08135128A (ja) ポリマーコンクリート系建築用装飾板及びその製造方法
US5887389A (en) Decorative construction module with marking indicia
US5989369A (en) Decorative tile for the wall of a structure and the method of attaching
CN108678199A (zh) 一种用于建筑外墙的轻型保温装饰系统及其制作工艺
JPH04350247A (ja) 加飾板とその製造法、およびこれを用いた加飾施工法
JPS60161774A (ja) 凹凸模様形成方法
CN207314707U (zh) 一种微晶无机保温装饰一体板
CN201133043Y (zh) 建筑物用墙面装饰板
CN220928467U (zh) 一种粘接力强的水泥硅酸钙板
CN211396386U (zh) 一种预制保温清水混凝土装饰板
CN213774229U (zh) 一种外墙装饰mcm板岩文化石
JPH08197518A (ja) 無機系内外装化粧板及びその製造方法
CN201045226Y (zh) 薄片墙板结构
CN202500290U (zh) 玻璃纤维贴面石膏板
CN101392589B (zh) 一种真石漆复合片材及其生产方法
JPH06115018A (ja) 防水化粧シートとその製造方法及び防水化粧シート複合パネル
JPH04119979A (ja) セラミック粒子シートと加飾施工法
CA2525183A1 (en) A mosaic panel
JP2006200310A (ja) 建築外装材の塗装補修パッチとその製造方法および塗装補修方法
JPH0476151A (ja) 建築物表面仕上用シートの製造方法