JPH04349603A - ボンド磁石を製造するための複合磁石粉末 - Google Patents
ボンド磁石を製造するための複合磁石粉末Info
- Publication number
- JPH04349603A JPH04349603A JP3151096A JP15109691A JPH04349603A JP H04349603 A JPH04349603 A JP H04349603A JP 3151096 A JP3151096 A JP 3151096A JP 15109691 A JP15109691 A JP 15109691A JP H04349603 A JPH04349603 A JP H04349603A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnet powder
- powder
- magnet
- composite
- lubricant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000000843 powder Substances 0.000 title claims abstract description 58
- 239000002131 composite material Substances 0.000 title claims abstract description 31
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title description 3
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims abstract description 40
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims abstract description 40
- 239000003094 microcapsule Substances 0.000 claims abstract description 28
- 239000000314 lubricant Substances 0.000 claims abstract description 21
- 239000007787 solid Substances 0.000 claims abstract description 20
- 239000011230 binding agent Substances 0.000 claims abstract description 16
- 238000012719 thermal polymerization Methods 0.000 abstract description 2
- 239000011812 mixed powder Substances 0.000 description 10
- 238000002156 mixing Methods 0.000 description 6
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 5
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 5
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 5
- YXFVVABEGXRONW-UHFFFAOYSA-N Toluene Chemical compound CC1=CC=CC=C1 YXFVVABEGXRONW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- CSCPPACGZOOCGX-UHFFFAOYSA-N Acetone Chemical compound CC(C)=O CSCPPACGZOOCGX-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 2
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000006247 magnetic powder Substances 0.000 description 2
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 2
- JYEUMXHLPRZUAT-UHFFFAOYSA-N 1,2,3-triazine Chemical compound C1=CN=NN=C1 JYEUMXHLPRZUAT-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- XQUPVDVFXZDTLT-UHFFFAOYSA-N 1-[4-[[4-(2,5-dioxopyrrol-1-yl)phenyl]methyl]phenyl]pyrrole-2,5-dione Chemical compound O=C1C=CC(=O)N1C(C=C1)=CC=C1CC1=CC=C(N2C(C=CC2=O)=O)C=C1 XQUPVDVFXZDTLT-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910000531 Co alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 229920000877 Melamine resin Polymers 0.000 description 1
- 239000004640 Melamine resin Substances 0.000 description 1
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 239000011162 core material Substances 0.000 description 1
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 1
- 239000003822 epoxy resin Substances 0.000 description 1
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 239000012535 impurity Substances 0.000 description 1
- 239000004850 liquid epoxy resins (LERs) Substances 0.000 description 1
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 1
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 1
- 229920003192 poly(bis maleimide) Polymers 0.000 description 1
- 229920000647 polyepoxide Polymers 0.000 description 1
- 239000011257 shell material Substances 0.000 description 1
- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F1/00—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties
- H01F1/01—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials
- H01F1/03—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity
- H01F1/032—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials
- H01F1/04—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials metals or alloys
- H01F1/06—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials metals or alloys in the form of particles, e.g. powder
- H01F1/08—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials metals or alloys in the form of particles, e.g. powder pressed, sintered, or bound together
- H01F1/083—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials metals or alloys in the form of particles, e.g. powder pressed, sintered, or bound together in a bonding agent
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Hard Magnetic Materials (AREA)
- Powder Metallurgy (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、成形性に優れたボン
ド磁石を製造するための複合磁石粉末に関するものであ
る。
ド磁石を製造するための複合磁石粉末に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】一般に、ボンド磁石は、通常の磁石粉末
に固体樹脂バインダー膜を被覆した複合磁石粉末をプレ
ス成形して成形体を作製し、この成形体を加熱して固体
樹脂バインダーを硬化することにより製造される。上記
複合磁石粉末を被覆している固体樹脂バインダー膜は、
プレス成形時に潤滑剤がないと粉末相互の摩擦抵抗およ
びプレス金型との摩擦抵抗が大きく、金型内面にかじり
付きが生じ、また高密度の成形体を得ることができなか
った。したがって、従来は複合磁石粉末に液体潤滑剤を
添加し混合して混合粉末を作製し、この混合粉末をプレ
ス成形していた。
に固体樹脂バインダー膜を被覆した複合磁石粉末をプレ
ス成形して成形体を作製し、この成形体を加熱して固体
樹脂バインダーを硬化することにより製造される。上記
複合磁石粉末を被覆している固体樹脂バインダー膜は、
プレス成形時に潤滑剤がないと粉末相互の摩擦抵抗およ
びプレス金型との摩擦抵抗が大きく、金型内面にかじり
付きが生じ、また高密度の成形体を得ることができなか
った。したがって、従来は複合磁石粉末に液体潤滑剤を
添加し混合して混合粉末を作製し、この混合粉末をプレ
ス成形していた。
【０００３】しかしながら、複合磁石粉末に液体潤滑剤
を添加し均一に混合するには長時間を要し、また金型内
への充填性が低下し、能率よくボンド磁石を製造するこ
とはできなかった。そのため、最近は潤滑剤を内包する
熱重合樹脂製マイクロカプセルを上記複合磁石粉末に混
合して混合粉末とし、この混合粉末を金型に充填したの
ちプレス成形する方法が開発されており、この混合粉末
をプレス成形する時に圧力によって上記熱重合樹脂製マ
イクロカプセルが破壊し、マイクロカプセル内に充填さ
れている液体潤滑剤が染み出して複合磁石粉末の接触部
に浸透し、複合磁石粉末の摩擦抵抗を低減するとともに
金型内面にかじり付きをなくし、また高密度の成形体を
得ることができるようにしたものである（特開平２−２
７８７１号公報参照）。
を添加し均一に混合するには長時間を要し、また金型内
への充填性が低下し、能率よくボンド磁石を製造するこ
とはできなかった。そのため、最近は潤滑剤を内包する
熱重合樹脂製マイクロカプセルを上記複合磁石粉末に混
合して混合粉末とし、この混合粉末を金型に充填したの
ちプレス成形する方法が開発されており、この混合粉末
をプレス成形する時に圧力によって上記熱重合樹脂製マ
イクロカプセルが破壊し、マイクロカプセル内に充填さ
れている液体潤滑剤が染み出して複合磁石粉末の接触部
に浸透し、複合磁石粉末の摩擦抵抗を低減するとともに
金型内面にかじり付きをなくし、また高密度の成形体を
得ることができるようにしたものである（特開平２−２
７８７１号公報参照）。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記潤
滑剤を内包する熱重合樹脂製マイクロカプセルを添加す
る方法は、固体樹脂バインダー膜を被覆した複合磁石粉
末と上記液体潤滑剤を内包する熱重合樹脂製マイクロカ
プセルとの比重の差が大きいために磁石粉末に均一に分
散混合することは難しく、また金型に充填したのち振動
が加わると潤滑剤を内包する熱重合樹脂製マイクロカプ
セルが浮上して不均に分散するという課題があった。
滑剤を内包する熱重合樹脂製マイクロカプセルを添加す
る方法は、固体樹脂バインダー膜を被覆した複合磁石粉
末と上記液体潤滑剤を内包する熱重合樹脂製マイクロカ
プセルとの比重の差が大きいために磁石粉末に均一に分
散混合することは難しく、また金型に充填したのち振動
が加わると潤滑剤を内包する熱重合樹脂製マイクロカプ
セルが浮上して不均に分散するという課題があった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは、
混合工程を施すことなく磁石粉末をそのままプレス成形
金型に充填し、プレス成形することができる複合磁石粉
末を開発すべく研究を行った結果、磁石粉末の表面に上
記潤滑剤を内包する熱重合樹脂製マイクロカプセルを被
覆してなる複合磁石粉末は、混合するすることなくその
ままプレス成形金型に充填し、プレス成形することがで
きるという知見を得たのである。
混合工程を施すことなく磁石粉末をそのままプレス成形
金型に充填し、プレス成形することができる複合磁石粉
末を開発すべく研究を行った結果、磁石粉末の表面に上
記潤滑剤を内包する熱重合樹脂製マイクロカプセルを被
覆してなる複合磁石粉末は、混合するすることなくその
ままプレス成形金型に充填し、プレス成形することがで
きるという知見を得たのである。
【０００６】この発明は、かかる知見に基づいて成され
たものであって、磁石粉末の表面に、潤滑剤を内包する
熱重合樹脂製マイクロカプセルを被覆してなる複合磁石
粉末に特徴を有するものであり、上記潤滑剤を内包する
熱重合樹脂製マイクロカプセルを固体樹脂バインダー膜
により磁石粉末の表面に被覆固定してなる複合磁石粉末
に特徴を有するものである。
たものであって、磁石粉末の表面に、潤滑剤を内包する
熱重合樹脂製マイクロカプセルを被覆してなる複合磁石
粉末に特徴を有するものであり、上記潤滑剤を内包する
熱重合樹脂製マイクロカプセルを固体樹脂バインダー膜
により磁石粉末の表面に被覆固定してなる複合磁石粉末
に特徴を有するものである。
【０００７】この発明のボンド磁石を製造するための複
合磁石粉末は、単独で使用しても良く、また通常の磁石
粉末に混合して使用することもできる。
合磁石粉末は、単独で使用しても良く、また通常の磁石
粉末に混合して使用することもできる。
【０００８】図１は、この発明の複合磁石粉末の断面説
明図であり、図１において、１は磁石粉末、２は潤滑剤
４を内包する熱重合樹脂製マイクロカプセル、３は固体
樹脂バインダー膜である。上記潤滑剤４を内包する熱重
合樹脂製マイクロカプセル２は、固体樹脂バインダー膜
３により磁石粉末１の表面に被覆固定されている。
明図であり、図１において、１は磁石粉末、２は潤滑剤
４を内包する熱重合樹脂製マイクロカプセル、３は固体
樹脂バインダー膜である。上記潤滑剤４を内包する熱重
合樹脂製マイクロカプセル２は、固体樹脂バインダー膜
３により磁石粉末１の表面に被覆固定されている。
【０００９】図１に示されるようなこの発明の複合磁石
粉末をそのまま金型に充填し、プレス成形すると、固体
樹脂バインダー膜３は破壊されるとともに上記潤滑剤４
を内包する熱重合樹脂製マイクロカプセル２も容易に破
壊されて金型内面にかじり付きが生じることがなく、ま
た上記熱重合樹脂製マイクロカプセル２内の潤滑剤４が
漏出し、上記漏出した潤滑剤４が潤滑作用をして高密度
の成形体を得ることができる。
粉末をそのまま金型に充填し、プレス成形すると、固体
樹脂バインダー膜３は破壊されるとともに上記潤滑剤４
を内包する熱重合樹脂製マイクロカプセル２も容易に破
壊されて金型内面にかじり付きが生じることがなく、ま
た上記熱重合樹脂製マイクロカプセル２内の潤滑剤４が
漏出し、上記漏出した潤滑剤４が潤滑作用をして高密度
の成形体を得ることができる。
【００１０】上記固体樹脂バインダー膜を形成する材料
としては例えば固体ビスマレイミドトリアジンレジン樹
脂（以下、固体ＢＴレジンという）が好ましい。この発
明の複合磁石粉末における上記固体樹脂バインダー膜お
よび潤滑剤を内包する熱重合樹脂製マイクロカプセルの
合計量は、１．５〜４．０重量％であることが好ましく
、その理由は、１．５重量％未満ではボンド磁石として
の十分な強度が得られず、一方、４．０重量％を越えて
含有すると十分な磁気特性が得られないことによるもの
である。
としては例えば固体ビスマレイミドトリアジンレジン樹
脂（以下、固体ＢＴレジンという）が好ましい。この発
明の複合磁石粉末における上記固体樹脂バインダー膜お
よび潤滑剤を内包する熱重合樹脂製マイクロカプセルの
合計量は、１．５〜４．０重量％であることが好ましく
、その理由は、１．５重量％未満ではボンド磁石として
の十分な強度が得られず、一方、４．０重量％を越えて
含有すると十分な磁気特性が得られないことによるもの
である。
【００１１】また、この発明の複合磁石粉末で使用する
熱重合樹脂製マイクロカプセルの平均粒径は２０〜５０
μｍが好ましく、その熱重合樹脂製マイクロカプセルに
内包される潤滑剤は５０〜７０容量％であることが好ま
しい。
熱重合樹脂製マイクロカプセルの平均粒径は２０〜５０
μｍが好ましく、その熱重合樹脂製マイクロカプセルに
内包される潤滑剤は５０〜７０容量％であることが好ま
しい。
【００１２】この発明を実施例に基づいて具体的に説明
する。
する。
実施例１、
Ａｒガス雰囲気中、高周波溶解炉を用いて溶製し鋳造し
たインゴットをＡｒガスを流しながらスタンプミル粉砕
し、さらに、トルエン中で振動ミル粉砕し、Ｐｒ：２６
重量％、Ｓｍ：７重量％、残りがＣｏおよび不可避不純
物からなる成分組成の（Ｐｒ、Ｓｍ）Ｃｏ磁石粉末を製
造した。
たインゴットをＡｒガスを流しながらスタンプミル粉砕
し、さらに、トルエン中で振動ミル粉砕し、Ｐｒ：２６
重量％、Ｓｍ：７重量％、残りがＣｏおよび不可避不純
物からなる成分組成の（Ｐｒ、Ｓｍ）Ｃｏ磁石粉末を製
造した。
【００１３】一方、固体ＢＴレジン：２ｇに対してアセ
トン：１００ｃｃの割合で溶解した溶液に対して、メラ
ミン樹脂製シェル材：４０重量％、液状エポキシ樹脂製
コア材：６０重量％からなり平均粒径：３５μｍのマイ
クロカプセル：１ｇの割合で添加し、均一になるまで混
合して混合体を作成した。
トン：１００ｃｃの割合で溶解した溶液に対して、メラ
ミン樹脂製シェル材：４０重量％、液状エポキシ樹脂製
コア材：６０重量％からなり平均粒径：３５μｍのマイ
クロカプセル：１ｇの割合で添加し、均一になるまで混
合して混合体を作成した。
【００１４】上記混合体に対して、上記（Ｐｒ、Ｓｍ）
Ｃｏ磁石粉末：１００ｇを添加し、混練し、常温放置し
て上記磁石粉末の表面に固体ＢＴレジンおよびマイクロ
カプセルからなる膜を有する本発明複合磁石粉末を作成
した。
Ｃｏ磁石粉末：１００ｇを添加し、混練し、常温放置し
て上記磁石粉末の表面に固体ＢＴレジンおよびマイクロ
カプセルからなる膜を有する本発明複合磁石粉末を作成
した。
【００１５】このようにして得られた本発明複合磁石粉
末をそのまま金型に充填し、２４ＫＯｅの磁場中で６ｔ
ｏｎ／ｃｍ２ の圧力でプレス成形し、縦：１０ｍｍ、
よこ：９ｍｍ、高さ：８ｍｍの寸法を有する成形体を製
造し、これら成形体を温度：１８０℃、１時間保持の条
件で硬化し、本発明ボンド磁石１を製造した。
末をそのまま金型に充填し、２４ＫＯｅの磁場中で６ｔ
ｏｎ／ｃｍ２ の圧力でプレス成形し、縦：１０ｍｍ、
よこ：９ｍｍ、高さ：８ｍｍの寸法を有する成形体を製
造し、これら成形体を温度：１８０℃、１時間保持の条
件で硬化し、本発明ボンド磁石１を製造した。
【００１６】実施例２
実施例１で得られた本発明複合磁石粉末に実施例１で用
意した（Ｐｒ、Ｓｍ）Ｃｏ磁石粉末：５０重量％を配合
し、混合して混合粉末を作製し、この混合粉末を金型に
充填し、実施例１と全く同一条件で本発明ボンド磁石２
を製造した。
意した（Ｐｒ、Ｓｍ）Ｃｏ磁石粉末：５０重量％を配合
し、混合して混合粉末を作製し、この混合粉末を金型に
充填し、実施例１と全く同一条件で本発明ボンド磁石２
を製造した。
【００１７】従来例
さらに比較のために、実施例１で用意した（Ｐｒ、Ｓｍ
）Ｃｏ磁石粉末を３重量％のエポキシ樹脂で被覆した後
、上記潤滑剤を内包する熱重合樹脂製マイクロカプセル
：０．２重量％を配合し、混合して混合粉末を作製し、
この混合粉末を金型に充填し、実施例１と全く同一条件
で従来ボンド磁石３を製造した。
）Ｃｏ磁石粉末を３重量％のエポキシ樹脂で被覆した後
、上記潤滑剤を内包する熱重合樹脂製マイクロカプセル
：０．２重量％を配合し、混合して混合粉末を作製し、
この混合粉末を金型に充填し、実施例１と全く同一条件
で従来ボンド磁石３を製造した。
【００１８】得られた本発明ボンド磁石１および２、並
びに従来ボンド磁石の密度を測定し、さらに残留磁束密
度Ｂｒ、保磁力ｉＨｃ、および最大エネルギー積（ＢＨ
）ｍａｘを測定し、これらの測定結果を表１に示した。
びに従来ボンド磁石の密度を測定し、さらに残留磁束密
度Ｂｒ、保磁力ｉＨｃ、および最大エネルギー積（ＢＨ
）ｍａｘを測定し、これらの測定結果を表１に示した。
【００１９】
【表１】
【００２０】表１に示される結果から、この発明の複合
磁石粉末を混合せずに金型に充填しプレス成形して得ら
れた本発明ボンド磁石１およびこの発明の複合磁石粉末
に上記（Ｐｒ、Ｓｍ）Ｃｏ合金粉末を配合し混合した混
合粉末から得られた本発明ボンド磁石２は、いずれもマ
イクロカプセルを混合した混合粉末から得られた従来磁
石に比べてほぼ同等またはそれ以上の特性を有すること
がわかる。
磁石粉末を混合せずに金型に充填しプレス成形して得ら
れた本発明ボンド磁石１およびこの発明の複合磁石粉末
に上記（Ｐｒ、Ｓｍ）Ｃｏ合金粉末を配合し混合した混
合粉末から得られた本発明ボンド磁石２は、いずれもマ
イクロカプセルを混合した混合粉末から得られた従来磁
石に比べてほぼ同等またはそれ以上の特性を有すること
がわかる。
【００２１】上記実施例においては希土類−Ｃｏ系磁石
粉末について述べたが、この発明に適用される磁石粉末
の種類はこれに限定されるものではなく、Ｎｄ−Ｆｅ−
Ｂ系磁石粉末、フェライト系磁石粉末などその他あらゆ
る種類の磁石粉末にも適用可能である。また磁石粉末の
表面に、マイクロカプセルを被覆するために固体樹脂バ
インダー膜を用いたが、マイクロカプセルを被覆するた
めの材料として固体樹脂バインダー膜に特に限定される
ものではなく、その他の材料でもさしつかえない。さら
に上記マイクロカプセルは、磁石粉末の表面全面に被覆
してもよいが、磁石粉末の表面の一部に被覆したもので
あっても良い。
粉末について述べたが、この発明に適用される磁石粉末
の種類はこれに限定されるものではなく、Ｎｄ−Ｆｅ−
Ｂ系磁石粉末、フェライト系磁石粉末などその他あらゆ
る種類の磁石粉末にも適用可能である。また磁石粉末の
表面に、マイクロカプセルを被覆するために固体樹脂バ
インダー膜を用いたが、マイクロカプセルを被覆するた
めの材料として固体樹脂バインダー膜に特に限定される
ものではなく、その他の材料でもさしつかえない。さら
に上記マイクロカプセルは、磁石粉末の表面全面に被覆
してもよいが、磁石粉末の表面の一部に被覆したもので
あっても良い。
【００２２】
【発明の効果】この発明の複合磁石粉末を用いることに
より、従来のボンド磁石の製造方法に見られるような混
合作業を省略することができるか、または簡単な混合作
業を行うだけで磁石粉末と液体潤滑剤を均一に混合する
ことができ、成形時の金型へのかじり付きもなく高強度
のボンド磁石を製造することができ、したがって、従来
よりもボンド磁石のコストを下げることができ、産業上
優れた効果をもたらすものである。
より、従来のボンド磁石の製造方法に見られるような混
合作業を省略することができるか、または簡単な混合作
業を行うだけで磁石粉末と液体潤滑剤を均一に混合する
ことができ、成形時の金型へのかじり付きもなく高強度
のボンド磁石を製造することができ、したがって、従来
よりもボンド磁石のコストを下げることができ、産業上
優れた効果をもたらすものである。
【図１】この発明の固体樹脂バインダー被覆複合磁石粉
末の断面説明図である。
末の断面説明図である。
１ 磁石粉末
２ 熱重合樹脂製マイクロカプセル
３ 固体樹脂バインダー膜
４ 潤滑剤
Claims (2)
- 【請求項１】 磁石粉末の表面に、潤滑剤を内包する
熱重合樹脂製マイクロカプセルを被覆してなることを特
徴とするボンド磁石を製造するための複合磁石粉末。 - 【請求項２】 磁石粉末の表面に、固体樹脂バインダ
ー膜とともに潤滑剤を内包する熱重合樹脂製マイクロカ
プセルを被覆してなることを特徴とするボンド磁石を製
造するための複合磁石粉末。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3151096A JPH04349603A (ja) | 1991-05-27 | 1991-05-27 | ボンド磁石を製造するための複合磁石粉末 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3151096A JPH04349603A (ja) | 1991-05-27 | 1991-05-27 | ボンド磁石を製造するための複合磁石粉末 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04349603A true JPH04349603A (ja) | 1992-12-04 |
Family
ID=15511251
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3151096A Pending JPH04349603A (ja) | 1991-05-27 | 1991-05-27 | ボンド磁石を製造するための複合磁石粉末 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04349603A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5754936A (en) * | 1994-07-18 | 1998-05-19 | Hoganas Ab | Iron powder components containing thermoplastic resin and method of making same |
| US6007757A (en) * | 1996-01-22 | 1999-12-28 | Aichi Steel Works, Ltd. | Method of producing an anisotropic bonded magnet |
-
1991
- 1991-05-27 JP JP3151096A patent/JPH04349603A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5754936A (en) * | 1994-07-18 | 1998-05-19 | Hoganas Ab | Iron powder components containing thermoplastic resin and method of making same |
| US6007757A (en) * | 1996-01-22 | 1999-12-28 | Aichi Steel Works, Ltd. | Method of producing an anisotropic bonded magnet |
| DE19605264C2 (de) * | 1996-01-22 | 2001-07-12 | Aichi Steel Works Ltd | Verfahren zur Herstellung anisotroper verbundener Magnete |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7532099B2 (en) | Inductive component and method for producing the same | |
| US4320080A (en) | Method to manufacture soft magnetic pressed bodies | |
| US4508567A (en) | Press-molding process for preparing a powder compact | |
| JP2008266776A (ja) | 粉末冶金用鉄基混合粉末 | |
| EP0409647A2 (en) | Manufacturing process for sintered Fe-P alloy product having soft magnetic characteristics | |
| US4190548A (en) | Plastic bonded permanent magnet and method of making same | |
| JPH04349603A (ja) | ボンド磁石を製造するための複合磁石粉末 | |
| JPH04349602A (ja) | ボンド磁石を製造するための固体樹脂バインダー被覆複合磁石粉末 | |
| JPS60235412A (ja) | 高強度の粉末磁心の製造法 | |
| JP2000077221A (ja) | 希土類磁石の造粒粉末及びその製造方法、並びにそれらを用いた樹脂ボンド磁石及びその製造方法 | |
| US6652767B2 (en) | Composition for plastic magnet | |
| JPH1012472A (ja) | 希土類ボンド磁石の製造方法 | |
| JPH08170105A (ja) | 樹脂ボンド磁石の成形方法 | |
| JP2020113634A (ja) | ボンド磁石及び該ボンド磁石の製造方法 | |
| JP7461852B2 (ja) | ボンド磁石の製造方法 | |
| JP2599284B2 (ja) | 軟質焼結磁性材の製造方法 | |
| JP3941134B2 (ja) | ボンド型永久磁石の製造用原料粉末と製造方法 | |
| JPH0645167A (ja) | 等方性ボンド磁石の製造方法 | |
| JP2709068B2 (ja) | 圧粉磁心 | |
| JPH02153003A (ja) | 磁気特性の優れた磁性複合材料の製造方法 | |
| JP2000077220A (ja) | 希土類磁石の造粒粉末及びその製造方法、並びにそれらを用いた樹脂ボンド磁石及びその製造方法 | |
| JPH08264360A (ja) | 樹脂結合型磁石の製造方法および樹脂結合型磁石 | |
| JPH08167513A (ja) | ボンド型永久磁石とその製造方法 | |
| JP2021182576A (ja) | ボンド磁石の製造方法 | |
| JPH06302418A (ja) | ボンド型永久磁石およびその製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990302 |