JPH04348193A - 電気粘性流体組成物 - Google Patents

電気粘性流体組成物

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JPH04348193A
JPH04348193A JP10983391A JP10983391A JPH04348193A JP H04348193 A JPH04348193 A JP H04348193A JP 10983391 A JP10983391 A JP 10983391A JP 10983391 A JP10983391 A JP 10983391A JP H04348193 A JPH04348193 A JP H04348193A
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electrorheological
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cyano group
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Masahiko Minemura
正彦 峯村
Satoshi Kuwata
桑田 敏
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気粘性流体組成物に関
し、特に耐熱性、耐寒性、保存安定性及び電気粘性効果
安定性に優れた電気粘性流体組成物に関する。
【0002】
【従来技術】電気粘性流体は電圧をかけることにより粘
度変化が生じる流体であり、この特性を利用して例えば
自動車のクラッチ、ブレーキ及びエンジンマウントなど
の機械的運動コントロール部位に使用されている。これ
らの電気粘性流体の中でも、特にデン粉、シリカゲル及
びポリアクリル酸塩を非導電性分散媒体に分散させた組
成物が従来から検討されている。
【0003】しかしながら、分散質は分散媒体に比べて
比重が高いため、沈降して下部に堆積するという傾向が
あり、従来の電気粘性流体においては、長期間放置した
後には電気粘性効果が消失するという欠点があったのみ
ならず、高温で漏れ電流が多いという欠点もあった。
【0004】又、固体成分の種類或いは配合量を増すこ
とにより沈降現象を生じさせないという組成物も報告さ
れているが、これはペースト状であり流体とは言い難い
。例えば、米国特許第4,033,892号、同第4,
129,513号及び特公昭63−26151号には、
主としてアクリル酸系ポリマーを分散質としたものが開
示され、英国特許公報第1,076,754号、特開昭
61−259752号及び同61−44998号にはシ
リカ或いはシリカゲルを分散質としたものが開示され、
特開昭62−95397号には珪酸アルミニウムを分散
質としたものが開示されており、英国特許公報第3,0
47,507号及び特開昭58−32197号には、チ
タン酸バリウムを主分散質としたものが開示され、更に
、特開昭63−33459号にはポリアクリルアミドを
分散質としたものが開示されている。
【0005】中でも、アクリル酸系ポリマーを分散質と
したものは比較的電場応答性に優れているが、耐熱性及
び高温時のリーク等の高温特性に劣っており、又分散粒
子中の吸湿量を少なくすることにより高温特性を改良し
た場合には、逆に室温時の電気粘性効果が現れなくなる
という欠点がある。
【0006】一方、耐熱性の分散質としてはシリカ系が
望ましい。しかしながら、、シリカ系粒子を分散粒子と
した電気粘性流体組成物は温度による漏れ電流変化が少
なく、高温でも良好な電気粘性効果を示すものゝ、長期
間放置すると電気粘性効果が失われるという欠点がある
【0007】そこで、シリカ系粒子を分散粒子とした電
気粘性流体組成物の電気粘性効果の長期安定性、シリカ
系分散粒子の沈降防止及び分散性を高めるために、分散
剤を添加したり分散粒子表面を薄膜処理することが提案
されている(特開昭61─259752、同61─44
998、同64─81898、特開平1─253110
、同1─260710、同1─266195、同1─2
78598、同2─26633)ものゝ、未だ十分な効
果のある分散剤も薄膜処理剤も知られていない。
【0008】一方、上記分散質の疎水性分散媒として、
近年シリコーンオイルが好ましいものとして広く提案さ
れている(特開昭62−95397号、同61−259
752号、同61─44998号、特開平2−2663
3号、同2−26634号、同1−299894号、同
1−304187号、同1−304189号、同1−2
53110号、同1−260710号、同1−2661
91号、同1−236291号、同1−197595号
、同1−198696号、同1−207395号、同1
−207396号、同1−170693号、同1−96
295号)。これらの発明においては各種のシリコーン
オイル及び各種の分散質からなる組成物が示されている
が、上記シリカ系分散質を安定に分散させたものは、未
だ知られていない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者等は
シリカ系分散質を安定に分散させることができると共に
長期間電気粘性効果を安定させることのできる電気粘性
流体組成物について鋭意検討した結果、疎水性分散媒と
して両末端を水酸基で封鎖したジオルガノシロキサンが
極めて有効であること及び含水珪酸化合物をシアノ基含
有シラン及び/又はシアノ基含有シロキサンで表面処理
又は被覆した場合には、流体組成物の電気粘性効果を長
期間維持することができることを見出し、本発明に到達
した。
【0010】従って本発明の第1の目的は、シリカ系分
散質を用いた電気粘性流体組成物であって、耐熱性及び
高温での電気粘性特性のみならず、保存性及び電気粘性
効果の安定性にも優れた電気粘性流体組成物を提供する
ことにある。本発明の第2の目的はシリカ系分散質を安
定に分散させることのできる疎水性分散媒を提供するこ
とにある。本発明の第3の目的は、疎水性分散媒に長期
間安定に分散させることのできるシリカ系分散質を提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の上記の諸目的は
、下記構造式で表される両末端水酸基封鎖ジオルガノポ
リシロキサン100重量部
【化2】
【0012】及び平均粒径1〜100μmの含水珪酸化
合物10〜200重量部から成る電気粘性流体組成物並
びに、シアノ基含有シラン及び/又はシアノ基含有シロ
キサンで表面処理又は被覆された平均粒径1〜100μ
mの含水珪酸化合物によって達成された。
【0013】上記構造式で表されるシリコーンオイル(
両末端水酸基封鎖ジオルガノポリシロキサン)において
、置換基Rは、炭素原子数1〜18の飽和又は不飽和の
1価の有機基、nは10〜1,000であって平均重合
度を表す数である。Rの具体例としては例えばメチル基
、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキ
シル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ドデシル基
、テトラデシル基、オクタデシル基などのアルキル基、
シクロペンチル基、シクロヘキシル基などのシクロアル
キル基、フェニル基或いは3,3,3−トリフロロプロ
ピル基、3,3,4,4,5,5,6,6,6−ノナフ
ロロヘキシル基、3,3,4,4,5,5,6,6,7
,7,8,8,9,9,10,10,10−ヘプタデカ
フロロデシル基などのパーフロロアルキル基等を挙げる
ことができる。本発明においては特に、Rの80モル%
以上がメチル基であることが望ましい。
【0014】本発明で使用する含水珪酸化合物としては
、含水珪酸、含水珪酸カルシウム及び含水珪酸アルミニ
ウム等が挙げられる。含水珪酸の市販品としては、ニプ
シル(Nipsil:日本シリカ工業株式会社製)、ト
クシール(Tokusil:徳山曹達株式会社製)、ハ
イシール(Hi−Sil:ピー・ピー・ジー株式会社製
)、ウルトラシール(Ultrasil:デガッサ株式
会社製)、バルカシル(Vulcasil:バイエル株
式会社製)、サントセル(Santocel:モンサン
ト株式会社製)、バルロン・エスタシル(Valron
Estersil:デュポン株式会社製)、カルプレッ
クス(Carplex:塩野義製薬株式会社製)、ビタ
シール(Vitasil:多木製肥所株式会社製)、シ
ルトン・アール−2(Silton  R−2:水沢化
学工業株式会社製)、スターシル(Starsil:神
島化学株式会社製)等が挙げられ、含水珪酸カルシウム
の市販品としてはサイレン・イー・エフ(Silene
  EF:ピー・ピー・ジー株式会社製)、カルシル(
Calsil:デガッサ株式会社製)、シルモス・エー
(Silmos  A:白石工業株式会社製)、ソレッ
クス・シー・エム(Solex  CM:徳山曹達株式
会社製)などが挙げられ、含水珪酸アルミニウムの市販
品としてはゼオレックス(Zeolex:ヒューバー・
コーポレーション株式会社製)、シルテグ(Silte
g:デガッサ株式会社製)などが挙げられる。本発明に
おいては、これらの中でも特に含水珪酸が好ましい。
【0015】本発明で使用する含水珪酸化合物の粒径は
、平均値で1〜100μmであることが必要であり、特
に10〜50μmとすることが好ましい。1μmより小
さいと電圧印加時の粘度上昇が小さくなって充分な電気
粘性特性が得られず、100μmより大きいと電気粘性
特性が不安定になるばかりか、沈降性が大きくなるので
好ましくない。
【0016】本発明においては、含水珪酸化合物の沈降
を防止する観点から、特にその表面をシアノ基含有シラ
ン及び/又はシアノ基含有シロキサンで処理するか、又
は被覆することが好ましい。含水珪酸化合物の表面処理
をし、又は表面被覆するために使用するシアノ基含有シ
ランとしては、2−シアノエチルトリエトキシシラン、
2−シアノエチルトリメトキシシラン、3−(3−シア
ノプロピルチオプロピル)ジメトキシメチルシラン、2
−シアノエチルトリクロロシラン、3−シアノプロピル
ジメチルクロロシラン、3−シアノプロピルメチルジク
ロロシラン及び3−シアノプロピルトリクロロシラン等
が挙げられる。
【0017】又、シアノ基含有シロキサンとしては上記
シアノ基含有シランの加水分解物及びこれらの混合物又
は下記構造式で表されるもの 〔R1 a R2 b R3 c SiO [4−(a
+b+c)]/2〕n (但しR1 はシアノ基を1以
上有する飽和又は不飽和の有機基、R2 はメチル基又
はフェニル基、R3 は炭素数1〜18の1価の飽和又
は不飽和の有機基又はヒドロキシ基である。a+b+c
は0.1〜3.0、a/(a+b+c)は0.05以上
であり、nは5〜3,000である。)が挙げられる。
【0018】シアノ基含有シラン及び/又はシアノ基含
有シロキサンによる表面処理又は表面被覆は、例えば、
シアノ基含有シランをアルコール/水混合溶液に加え、
攪拌しながら更に含水珪酸化合物を加えた後、減圧下で
溶媒を除去する方法や、予め加水分解したシアノ基含有
シラン又はシアノ基含有シロキサンを有機溶媒で希釈し
てから、含水珪酸化合物を加えて均一分散した後、減圧
下で溶媒を除去する方法等が挙げられる。
【0019】分散質の均一分散方法としては、室温で攪
拌する方法、加熱攪拌する方法、加熱後攪拌する方法、
ロール等によりシェアをかけて分散させる方法などが挙
げられる。本発明の電気粘性流体組成物は、上記分散方
法によって前記粒径の含水珪酸化合物の所定量を、両末
端を水酸基で封鎖したジオルガノポリシロキサン媒体中
に均一分散させることにより容易に得ることができる。
【0020】
【発明の効果】本発明の電気粘性流体組成物は、従来の
電気粘性流体組成物に比べて分散質の沈降が極めて少な
く保存安定性に優れるのみならず、電気粘性特性にも優
れている。
【0021】又、分散媒体にシリコーンオイルを使用し
ていることから、塩化トリフルオロビニルモノマー、ポ
リ塩化ビフェニル、オルトジクロロベンゼン、ジブチル
フタレート及びトリメリット酸エステル等を分散媒体と
した従来の電気粘性流体に比べ安定性、低揮発性、耐熱
性、耐寒性等の点で優れるのみならず粘度の温度変化が
少ないので作動流体としての特性も安定したものである
【0022】更に、高温下における電圧印加時の漏れ電
流が極めて少ないので、電流消費量が少なく組成物の発
熱が軽減される。特に、平均粒径1〜100μmの含水
珪酸化合物がシアノ基含有シラン及び/又はシアノ基含
有シロキサンで表面処理又は被覆されている場合には、
電気粘性効果を長期間維持する電気粘性効果安定性にも
極めて優れたものとなる。
【0023】
【実施例】以下、本発明を実施例によって更に詳述する
が、本発明はこれによって限定されるものではない。 尚、実施例中の粘度及び比重は25℃における値である
【0024】
【実施例1】両末端水酸基封鎖鎖状ジメチルシロキサン
(n=190、粘度:700cs)70gとニプシル・
エー・キュー・(Nipsil  AQ:日本シリカ工
業株式会社製)30gを混合し、80℃で2日間加熱し
た後、三本ロールを用いて均一に分散混合し、白色液体
を得た。
【0025】
【実施例2】実施例1で使用したニプシル・エー・キュ
ーの代わりにニプシル・イー・アール−アール(日本シ
リカ工業株式会社製)を使用した他は実施例1と全く同
様にして白色液体を得た。
【0026】
【実施例3】実施例1で使用したニプシル・エー・キュ
ーの代わりにニプシル・イー150ケー(Nipsil
  E150K:日本シリカ工業株式会社製)を使用し
た他は実施例1と全く同様にして白色液体を得た。
【0027】
【比較例1】実施例1で使用したシロキサンの代わりに
両末端トリメチルシロキシ基封鎖鎖状ジメチルシロキサ
ンを使用した他は実施例1と全く同様にして白色液体を
得た。
【0028】
【比較例2】実施例1で使用したニプシル・エー・キュ
ーの代わりにアエロシル300(Aerosil  3
00:無水珪酸、デガッサ株式会社製)を使用した他は
実施例1と全く同様にしたところ、このものは液体とな
らず、ゴム状弾性体であった。
【0029】
【比較例3】末端トリメチルシロキシ基封鎖鎖状メチル
−(3,3,3−トリフロロプロピル)ポリシロキサン
(粘度:300cs、比重:1.25)80mlと吸水
性ポリマー(商品名サンウェットIM−5,000MP
S:三洋化成株式会社製)20gとを均一に混合し、白
色の液体を得た。
【0030】実施例1〜3及び比較例1〜3で得られた
各白色液体50mlを、50mlのビーカーに入れて分
散媒の沈降性を調べた。又、電気粘性特性については、
室温下で、コントラバス社製回転粘度測定装置(商品名
:レオマット115)及び株式会社コーディックス製電
圧コントロール装置を用いて、毎分10回転のローター
回転速度、ロータークリアランス1mmで、印加電圧0
KV/mm、2KV/mm及び3.5KV/mmにおけ
る粘度及び漏れ電流を測定し、(表1)に示した。
【表1】
【0031】但し、沈降度は10日間放置後の分散質相
の高さ/流体全体の高さ×100を測定し、粘度比は電
圧印加時粘度/無印加時粘度を測定したものである。 尚、比較例2はゴム弾性体であり、ER特性測定は不可
能であった。
【0032】次に、実施例1及び比較例3で得られた組
成物について、80℃における電圧印加時の粘度測定及
び印加時の漏れ電流の測定を同時に行い、(表2)に示
した。実施例1の組成物の漏れ電流は、(表1)の室温
における値と同じであり極めて低値であるのに対して、
比較例3の組成物では、2KV、3.5KVの何れの電
圧印加時においても、漏れ電流は5mA以上となり電流
リークが発生して粘度測定はできなかった。
【0033】
【表2】 ─────────────────────────
───────────              
  電圧印加時粘度(Pa .S)         
     漏れ電流(mA)────────────
──────────────────────── 
              0KV    2KV 
   粘度比    3.5KV  粘度比   2K
V    3.5KV ──────────────
──────────────────────  実
施例1       14    49      3
.5        93      6.6    
 0.042  0.071 ───────────
─────────────────────────
  比較例3       3  (測定不可) ──
   (測定不可) ───  5 以上  5 以上
─────────────────────────
───────────
【0034】(表1)及び(表
2)の結果から明らかな様に、本発明の電気粘性流体は
、分散質の沈降が極めて少なく保存安定性に優れ、更に
電気粘性効果においては、高温(80℃)で高い効果を
示すと共に電力消費量が極めて少ないことが実証された
【0035】
【実施例4】2−シアノエチルトリメトキシシラン6g
にエタノール/水混合溶媒を加え、攪拌しながらニプシ
ールE150K(NipsilE150K  日本シリ
カ工業株式会社製)100gを加え、100℃/減圧下
で溶媒を除去した。次いで、得られた粉末28gを両末
端水酸基封鎖ジメチルポリシロキサン(30cs)10
0mlと均一に混合して白色流体を得た。
【0036】
【実施例5】実施例4で使用したニプシールE150K
の代わりにソレクス・シー・エム(徳山曹達株式会社製
)を使用した他は、実施例4と全く同様にして白色流体
を得た。
【0037】
【実施例6】実施例4で使用した2ーシアノエチルトリ
エトキシシランの量を25gに代えた他は実施例4と全
く同様にして白色流体を得た。
【0038】
【実施例7】実施例4で使用した2ーシアノエチルトリ
エトキシシランをシアノプロピルメチルポリシロキサン
に代えた他は実施例4と全く同様にして白色流体を得た
【0039】
【比較例4】実施例4に使用した2ーシアノエチルトリ
エトキシシランを3ーアミノプロピルエトキシシランに
代えた他は実施例4と全く同様にして白色流体を得た。
【0040】
【比較例5】実施例8に使用したニプシールE150K
の代わりにサンウェットIM5,000MPS(三洋化
成工業株式会社製  吸水性ポリマー)を使用した以外
は実施例8と全く同様にして白色流体を得た。
【0041】実施例4〜9及び比較例4で得られた各組
成物について前記同様にして、室温、80℃及び80℃
/50時間放置した後室温下の粘度変化及び漏れ電流変
化を測定した結果を(表3)、(表4)及び(表5)に
示した。更に図1、図2及び図4に粘度変化、図3に漏
れ電流変化の結果を図示した。
【0042】
【表3】     ─────────────────────
───────────              
      電圧印加時粘度(Pa .S)    漏
れ電流(mA)    ──────────────
──────────────────       
               0KV       
 3.5 KV          3.5KV   
         ────────────────
────────────────      実施例
  4      8            65 
           0.080    ─────
─────────────────────────
──      同      5      8  
          54            0
.078    ─────────────────
───────────────      同   
   6      8            67
            0.115    ────
─────────────────────────
───      同      7      9 
           50            
0.085    ────────────────
────────────────      比較例
  4      4            11 
           0.072    ─────
─────────────────────────
──      比較例  5      8    
        55            0.0
75    ───────────────────
─────────────注)室温測定
【0043】
【表4】   ───────────────────────
──────────               
     電圧印加時粘度(Pa .S)    漏れ
電流(mA)  ─────────────────
────────────────         
             0KV        3
.5 KV          3.5KV  ───
─────────────────────────
─────      実施例  4      5 
           37            
0.150  ──────────────────
───────────────      同   
   5      5            28
            0.152  ──────
─────────────────────────
──      同      6      5  
          39            0
.210  ───────────────────
──────────────      同    
  7      5            35 
           0.148  ───────
─────────────────────────
─      比較例  4      4     
         8            0.0
85  ─────────────────────
────────────      比較例  5 
     5              −    
        5.0以上  ──────────
───────────────────────  
  注)80℃測定
【0044】
【表5】   ───────────────────────
──────────               
     電圧印加時粘度(Pa .S)    漏れ
電流(mA)  ─────────────────
────────────────         
             0KV        3
.5 KV          3.5KV  ───
─────────────────────────
─────      実施例  4    15  
          65            0
.075  ───────────────────
──────────────      同    
  5    10            53  
          0.074  ────────
─────────────────────────
      同      6    10     
       65            0.07
5  ──────────────────────
───────────      同      7
    11            48     
       0.077  ───────────
──────────────────────   
   比較例  4      9         
   10            0.075  ─
─────────────────────────
───────      比較例  5      
8            55          
  0.076  ────────────────
─────────────────注)80℃/50
時間後に室温にして測定
【0045】表3〜5及び図1
〜4の結果から明らかなように、含水珪酸化合物を更に
シアノ基含有シラン又はシアノ基含有シロキサンで表面
処理した場合には(実施例4〜7)、80℃で50時間
放置した後でも良好な電気粘性効果を維持していること
が実証された。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例4〜8及び比較例4〜5の電気粘性流体
組成物について、印加電圧を変化させた場合の室温にお
ける粘度変化を示す。
【図2】実施例4〜8及び比較例4〜5の電気粘性流体
組成物について、印加電圧を変化させた場合の80℃に
おける粘度変化を示す。
【図3】実施例4〜8及び比較例4〜5の電気粘性流体
組成物について、印加電圧を変化させた場合の80℃に
おける漏れ電流変化を示す。
【図4】実施例4〜8及び比較例4〜5の電気粘性流体
組成物について、80℃/50時間放置し、次いで室温
に戻した後に印加電圧を変化させた場合の粘度変化を示
す。
【符号の説明】
1  ・・・・・実施例4の電気粘性流体組成物2  
・・・・・実施例5の電気粘性流体組成物3  ・・・
・・実施例6の電気粘性流体組成物4  ・・・・・実
施例7の電気粘性流体組成物5  ・・・・・比較例4
の電気粘性流体組成物6  .....比較例5の電気
粘性流体組成物
【化3】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記構造式で表される両末端水酸基封鎖ジ
    オルガノポリシロキサン100重量部 【化1】 ( 但し、Rは炭素原子数1〜18の飽和或いは不飽和
    の1価の有機基であり、nは平均重合度を表し、10〜
    1,000の数である。)及び平均粒径1〜100μm
    の含水珪酸化合物10〜200重量部から成る電気粘性
    流体組成物。
  2. 【請求項2】  平均粒径1〜100μmの含水珪酸化
    合物がシアノ基含有シラン及び/又はシアノ基含有シロ
    キサンで表面処理又は被覆された請求項1に記載の電気
    粘性流体組成物。
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