JPH04347141A - 微量血液採取装置 - Google Patents
微量血液採取装置Info
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- JPH04347141A JPH04347141A JP3149689A JP14968991A JPH04347141A JP H04347141 A JPH04347141 A JP H04347141A JP 3149689 A JP3149689 A JP 3149689A JP 14968991 A JP14968991 A JP 14968991A JP H04347141 A JPH04347141 A JP H04347141A
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Landscapes
- Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は微量血液採取装置に関す
る。より詳しくは、本発明は、血液採取のために穿孔し
た傷口にあてがうための適当な広さの先端部を有し、血
液を採血容器の中に迅速に移動させるための採血器具を
備えた、特に指や耳たぶ等からの微量の血液を採取する
ための微量血液採取装置に関する。
る。より詳しくは、本発明は、血液採取のために穿孔し
た傷口にあてがうための適当な広さの先端部を有し、血
液を採血容器の中に迅速に移動させるための採血器具を
備えた、特に指や耳たぶ等からの微量の血液を採取する
ための微量血液採取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、分析器械の目ざましい進歩により
、ごく微量の血液で各種の血液学的な診断を行うことが
可能になっている。そのため、特に乳幼児等において、
例えば指や耳たぶを穿孔して微量の血液を微量採血容器
に採取して分析が行われるようになっているが、この様
な微量採血容器は血液が凝固する前に迅速に血液を採取
できるものでなければならない。
、ごく微量の血液で各種の血液学的な診断を行うことが
可能になっている。そのため、特に乳幼児等において、
例えば指や耳たぶを穿孔して微量の血液を微量採血容器
に採取して分析が行われるようになっているが、この様
な微量採血容器は血液が凝固する前に迅速に血液を採取
できるものでなければならない。
【0003】このような微量採血を目的とした採血装置
としては、従来、■穿孔傷と係合し採血容器の中へ血液
を移送するための毛細管と一体となって微量採血容器の
頂部に取り付けられるように形成されたキャップを有す
るもの(特公昭53−20791号公報)や、■半管状
の血液採取体(スクープ)を先端に有する血液を導入す
るための血液通路を構成する内管と、通気のための空気
通路を構成する外管との二重管構造からなるキャップを
採血容器に嵌着したもの(特開昭58−29451号公
報)、■開口端に血液導入用の舌片状の突出片を有し遠
心分離機のホルダーに対するストッパ手段の形成された
筒型容器と、この容器の口部を封止する栓部材からなり
、筒型容器の内壁面が親水性を有するもの(実公平2−
171号公報)、■前記■の採血装置において、内管の
後端に突起や窪み等の不連続部を設けたもの(特公平3
−12889号公報)、■前記■の採血装置において、
血液通路と通気手段(空気通路)を分割する一対の縦方
向リブを設けたもの(特公平3−9738号公報)、■
前記■の採血装置において、血液通路の流れ表面に沿っ
て血液流れ誘導部材を設けたもの(特開昭62−133
936号公報)、などが提案されている。
としては、従来、■穿孔傷と係合し採血容器の中へ血液
を移送するための毛細管と一体となって微量採血容器の
頂部に取り付けられるように形成されたキャップを有す
るもの(特公昭53−20791号公報)や、■半管状
の血液採取体(スクープ)を先端に有する血液を導入す
るための血液通路を構成する内管と、通気のための空気
通路を構成する外管との二重管構造からなるキャップを
採血容器に嵌着したもの(特開昭58−29451号公
報)、■開口端に血液導入用の舌片状の突出片を有し遠
心分離機のホルダーに対するストッパ手段の形成された
筒型容器と、この容器の口部を封止する栓部材からなり
、筒型容器の内壁面が親水性を有するもの(実公平2−
171号公報)、■前記■の採血装置において、内管の
後端に突起や窪み等の不連続部を設けたもの(特公平3
−12889号公報)、■前記■の採血装置において、
血液通路と通気手段(空気通路)を分割する一対の縦方
向リブを設けたもの(特公平3−9738号公報)、■
前記■の採血装置において、血液通路の流れ表面に沿っ
て血液流れ誘導部材を設けたもの(特開昭62−133
936号公報)、などが提案されている。
【0004】しかしながら、これらの装置は必ずしも満
足すべきものではない。■の装置は、毛細管の先端を穿
孔傷に対して正確に近接して配置しないと毛細管作用が
起こらず、また血液が採血容器の壁面に沿って流れるよ
うに配置しないと流れが遅くなり凝血を伴う、また血清
が採取しにくいなどの欠点を有している。■および■〜
■のスクープ型の装置は、構成部品点数が複雑な構造の
キャップと採血容器の2点となり、コストが高い、また
採血容器が一般の遠心分離管より小径で短いため、通常
の遠心分離機では遠心管(ホルダー)の中に潜り込んで
しまい取り出し難いという欠点がある。■の装置は、採
血時に突出片などに付着した血液が遠心時に飛散すると
いう欠点を有している。
足すべきものではない。■の装置は、毛細管の先端を穿
孔傷に対して正確に近接して配置しないと毛細管作用が
起こらず、また血液が採血容器の壁面に沿って流れるよ
うに配置しないと流れが遅くなり凝血を伴う、また血清
が採取しにくいなどの欠点を有している。■および■〜
■のスクープ型の装置は、構成部品点数が複雑な構造の
キャップと採血容器の2点となり、コストが高い、また
採血容器が一般の遠心分離管より小径で短いため、通常
の遠心分離機では遠心管(ホルダー)の中に潜り込んで
しまい取り出し難いという欠点がある。■の装置は、採
血時に突出片などに付着した血液が遠心時に飛散すると
いう欠点を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は如上の事情に
鑑みてなされたもので、前記スクープ型の採血装置を改
良して、従来のスクープ型のものより安価で、遠心用の
アダプターを必要としない、採血の容易な微量血液採取
装置を提供することを目的とする。
鑑みてなされたもので、前記スクープ型の採血装置を改
良して、従来のスクープ型のものより安価で、遠心用の
アダプターを必要としない、採血の容易な微量血液採取
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために、底部と口部を有する筒状の採血容器と、
該容器の口部を封止する着脱自在な栓体と、採血容器の
口部に挿着して用いる採血器具からなる装置であって、
前記採血器具が、長手軸方向に血液通路を有しており、
該血液通路が、創傷から血液を受け取るための先端部を
有する半管状の採血部と、これを前記採血容器に挿着し
た時にその先端が該容器の内壁表面に接触するように、
先端部の外径が採血容器の内径と略同径に形成された、
採血部からの血液を前記採血容器に送るための半管状の
送血部から構成されており、前記採血部と送血部の中間
に血液通路を跨ぐように前記採血容器への着脱を容易な
らしめるための鍔が設けられ、該鍔と隣接して送血部の
外側に前記採血容器に取り付けるための管状の取付手段
が設けられ、さらに、前記鍔に該取付手段の内側に開口
する通気孔が穿設されてなる微量血液採取装置を採用し
ている。
決するために、底部と口部を有する筒状の採血容器と、
該容器の口部を封止する着脱自在な栓体と、採血容器の
口部に挿着して用いる採血器具からなる装置であって、
前記採血器具が、長手軸方向に血液通路を有しており、
該血液通路が、創傷から血液を受け取るための先端部を
有する半管状の採血部と、これを前記採血容器に挿着し
た時にその先端が該容器の内壁表面に接触するように、
先端部の外径が採血容器の内径と略同径に形成された、
採血部からの血液を前記採血容器に送るための半管状の
送血部から構成されており、前記採血部と送血部の中間
に血液通路を跨ぐように前記採血容器への着脱を容易な
らしめるための鍔が設けられ、該鍔と隣接して送血部の
外側に前記採血容器に取り付けるための管状の取付手段
が設けられ、さらに、前記鍔に該取付手段の内側に開口
する通気孔が穿設されてなる微量血液採取装置を採用し
ている。
【0007】
【作用】本発明の微量血液採取装置は、鍔を設けている
ので、鍔の部分を指で把持して操作することにより容易
に採血器具の採血容器への着脱を行うことができる。ま
た採血容器の口部に遠心分離機のホルダーへの係合手段
を設けることにより、遠心分離の際に採血容器がホルダ
ーの中に潜り込むことを防ぐことができる。また採血容
器の口部を栓体で封止しているので、キャップを用いた
場合と違って採血容器のシールが不十分になることがな
い。さらにまた、採血容器の口部に段差を設けているの
で、採血後採血器具を取り外した時に採血容器の口部に
血液の付着が起こりにくく、従って遠心分離後、血液成
分の分取の際に血球成分が混入することがない。
ので、鍔の部分を指で把持して操作することにより容易
に採血器具の採血容器への着脱を行うことができる。ま
た採血容器の口部に遠心分離機のホルダーへの係合手段
を設けることにより、遠心分離の際に採血容器がホルダ
ーの中に潜り込むことを防ぐことができる。また採血容
器の口部を栓体で封止しているので、キャップを用いた
場合と違って採血容器のシールが不十分になることがな
い。さらにまた、採血容器の口部に段差を設けているの
で、採血後採血器具を取り外した時に採血容器の口部に
血液の付着が起こりにくく、従って遠心分離後、血液成
分の分取の際に血球成分が混入することがない。
【0008】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を用いて説
明する。図1は採血容器の断面図であり、図2は採血器
具の平面図、図3は図2のA−A線断面図、図4は図2
の採血器具を送血部側から見た図、図5は栓体の平面図
、図6は図5の正面図、図7は図5の裏面図である。 本発明の微量血液採取装置は、図1に示すような採血容
器1と、図2に示すような採血器具2、および図5に示
すような栓体3とから構成されており、採血器具2を採
血容器1の口部10に挿着して採血を行い、採血後、採
血器具2を採血容器1の口部10から取り外し、この口
部10を栓体3で封止するようになっている。
明する。図1は採血容器の断面図であり、図2は採血器
具の平面図、図3は図2のA−A線断面図、図4は図2
の採血器具を送血部側から見た図、図5は栓体の平面図
、図6は図5の正面図、図7は図5の裏面図である。 本発明の微量血液採取装置は、図1に示すような採血容
器1と、図2に示すような採血器具2、および図5に示
すような栓体3とから構成されており、採血器具2を採
血容器1の口部10に挿着して採血を行い、採血後、採
血器具2を採血容器1の口部10から取り外し、この口
部10を栓体3で封止するようになっている。
【0009】採血容器1は底部19と口部10を有する
筒状の容器であって、好ましくは、口部10の採血器具
2を挿着する部分、すなわち図2に示すような採血器具
2の取付手段8に対応する内径部分12、が段差状に拡
径されている(図1に示すようなテーパ状拡径部分13
を含むものであってもよい)。この拡径部分12は採血
後採血器具を取り外した時に採血容器の口部10に血液
の付着が起こりにくくするための部分であり、これを設
けることにより口部10への血液の付着を防ぐことがで
きるので、従来、遠心分離後血液成分の分取の際に起こ
っていた、口部10に付着していた血球成分の混入とい
う問題を解決している。拡径部分12の内径は6〜15
mmが適当であり、底部19からテーパ状拡径部分13
までの血液収容部分の内径は2〜12mmが適当である
。また採血容器1の口部10外壁には、好ましくは、遠
心分離器のホルダー(図示していない)に係止される係
合手段11が設けられている。この係合手段11はホル
ダーと係合して採血容器1がホルダーの中に潜り込むこ
とを防ぐものであり、係合手段11としては、ホルダー
の内壁と嵌合するリブ(図示していない)や、ホルダー
の内径より大きな外径を有するフランジ11などが挙げ
られる。尚、採血容器1の内面は放電処理(プラスチッ
ク管の場合)や水溶性シリコンコートなどの親水性処理
を施しておくことが好ましい。
筒状の容器であって、好ましくは、口部10の採血器具
2を挿着する部分、すなわち図2に示すような採血器具
2の取付手段8に対応する内径部分12、が段差状に拡
径されている(図1に示すようなテーパ状拡径部分13
を含むものであってもよい)。この拡径部分12は採血
後採血器具を取り外した時に採血容器の口部10に血液
の付着が起こりにくくするための部分であり、これを設
けることにより口部10への血液の付着を防ぐことがで
きるので、従来、遠心分離後血液成分の分取の際に起こ
っていた、口部10に付着していた血球成分の混入とい
う問題を解決している。拡径部分12の内径は6〜15
mmが適当であり、底部19からテーパ状拡径部分13
までの血液収容部分の内径は2〜12mmが適当である
。また採血容器1の口部10外壁には、好ましくは、遠
心分離器のホルダー(図示していない)に係止される係
合手段11が設けられている。この係合手段11はホル
ダーと係合して採血容器1がホルダーの中に潜り込むこ
とを防ぐものであり、係合手段11としては、ホルダー
の内壁と嵌合するリブ(図示していない)や、ホルダー
の内径より大きな外径を有するフランジ11などが挙げ
られる。尚、採血容器1の内面は放電処理(プラスチッ
ク管の場合)や水溶性シリコンコートなどの親水性処理
を施しておくことが好ましい。
【0010】採血器具2は患者の穿孔傷から効率的に血
液を採取して採血容器1に収容するためのもので、図2
〜4に示すように、血液通路4を構成する半管状の採血
部5と送血部6、鍔7、および取付手段8からなってい
る。そして鍔7には通気孔9が穿設されており、採血容
器1への取付手段8は鍔7に隣接して送血部6と一体的
に設けられている。採血部5は通常半管状部分がテーパ
状に削られてその先端はやや平坦になっているが、先端
の口径は採血が容易なように十分な広さを有している。 送血部6はその先端が丸く匙状になっており、先端部分
の外径はこれと接触する採血容器1の内壁部分の内径に
等しく、採血容器1が口部内径を段差状に拡径したもの
の場合には、送血部6は図3に示すように取付手段8か
ら続く部分20の外径がテーパ状に縮径されている。こ
のテーパ状縮径部分20は図1に示す採血容器1の口部
10のテーパ状拡径部分13に対応する部分であり、テ
ーパ状拡径部分13の内壁とフィットする外径を有して
いる。血液通路4は図2〜3に示すように、採血部5か
ら送血部6にかけてテーパ状にその内径を縮小されてい
ても良いが、送血部6の先端部分は、採血容器1の内壁
に接触するよう採血容器1の内壁と平行に形成されてい
なければならない。
液を採取して採血容器1に収容するためのもので、図2
〜4に示すように、血液通路4を構成する半管状の採血
部5と送血部6、鍔7、および取付手段8からなってい
る。そして鍔7には通気孔9が穿設されており、採血容
器1への取付手段8は鍔7に隣接して送血部6と一体的
に設けられている。採血部5は通常半管状部分がテーパ
状に削られてその先端はやや平坦になっているが、先端
の口径は採血が容易なように十分な広さを有している。 送血部6はその先端が丸く匙状になっており、先端部分
の外径はこれと接触する採血容器1の内壁部分の内径に
等しく、採血容器1が口部内径を段差状に拡径したもの
の場合には、送血部6は図3に示すように取付手段8か
ら続く部分20の外径がテーパ状に縮径されている。こ
のテーパ状縮径部分20は図1に示す採血容器1の口部
10のテーパ状拡径部分13に対応する部分であり、テ
ーパ状拡径部分13の内壁とフィットする外径を有して
いる。血液通路4は図2〜3に示すように、採血部5か
ら送血部6にかけてテーパ状にその内径を縮小されてい
ても良いが、送血部6の先端部分は、採血容器1の内壁
に接触するよう採血容器1の内壁と平行に形成されてい
なければならない。
【0011】採血器具2の採血部5と送血部6の間に血
液通路4を跨ぐように設けられた鍔7は、採血器具2を
採血容器1に取り付けたり取り外したりする操作を容易
にするものであり、鍔7には取付手段8の内側すなわち
血液通路4と連通する通気孔9が穿設されている。鍔7
は通常円板状に形成されるが、これを図に示すような非
対称な形に形成すれば、机の上などに置いたときの転が
り防止手段になる。通気孔9は採血容器1の中の空気を
採取された血液によって置換するための空気抜きであっ
て、その大きさは空気の流通が阻害される程の小さなも
のでない限り特に限定されない。尚、採血器具2の内面
も採血容器1の内面と同様、親水性処理を施しておくの
が好ましい。
液通路4を跨ぐように設けられた鍔7は、採血器具2を
採血容器1に取り付けたり取り外したりする操作を容易
にするものであり、鍔7には取付手段8の内側すなわち
血液通路4と連通する通気孔9が穿設されている。鍔7
は通常円板状に形成されるが、これを図に示すような非
対称な形に形成すれば、机の上などに置いたときの転が
り防止手段になる。通気孔9は採血容器1の中の空気を
採取された血液によって置換するための空気抜きであっ
て、その大きさは空気の流通が阻害される程の小さなも
のでない限り特に限定されない。尚、採血器具2の内面
も採血容器1の内面と同様、親水性処理を施しておくの
が好ましい。
【0012】採血器具2を採血容器1に取り付けるため
の取付手段8は、鍔7に隣接して設けられており、送血
部6の外側に、通常、送血部6と一体的に形成される。 この取付手段8は、採血容器1が口部内径を段差状に拡
径したものの場合には、図2および図3に示すようにテ
ーパ状縮径部分20まで達するように形成されるが、段
差状に拡径した口部内径を有しない採血容器1の場合に
は、送血部先端まで達するように形成してもよい。取付
手段8としては、図に示すような管状のものの他に、鍔
7から長手軸方向に係合枝(図示していない)を突設し
、この係合枝と送血部6の外壁とで採血容器1の内壁と
係合するようにしたものなど、色々な変形例が考えられ
る。
の取付手段8は、鍔7に隣接して設けられており、送血
部6の外側に、通常、送血部6と一体的に形成される。 この取付手段8は、採血容器1が口部内径を段差状に拡
径したものの場合には、図2および図3に示すようにテ
ーパ状縮径部分20まで達するように形成されるが、段
差状に拡径した口部内径を有しない採血容器1の場合に
は、送血部先端まで達するように形成してもよい。取付
手段8としては、図に示すような管状のものの他に、鍔
7から長手軸方向に係合枝(図示していない)を突設し
、この係合枝と送血部6の外壁とで採血容器1の内壁と
係合するようにしたものなど、色々な変形例が考えられ
る。
【0013】採血後、採血器具2を取り外された採血容
器1は、その口部10を栓体3で封止される。栓体3は
把持部21と栓部14からなっており、栓体3に弾力性
を持たせるために栓部14が中空になっている。この中
空部分18は把持部21まで達していてもよいが、図7
に示すような把持部21も中空にしてその内面にリブ1
7を設けることにより、採血容器1の底部19に冠着で
きるようにすることもできる。尚、16は把持部21を
補強するためのリブであり、15は栓体3の嵌合強度を
高めるために栓部14の下端に設けた段差状に僅かに隆
起する環状突起である。
器1は、その口部10を栓体3で封止される。栓体3は
把持部21と栓部14からなっており、栓体3に弾力性
を持たせるために栓部14が中空になっている。この中
空部分18は把持部21まで達していてもよいが、図7
に示すような把持部21も中空にしてその内面にリブ1
7を設けることにより、採血容器1の底部19に冠着で
きるようにすることもできる。尚、16は把持部21を
補強するためのリブであり、15は栓体3の嵌合強度を
高めるために栓部14の下端に設けた段差状に僅かに隆
起する環状突起である。
【0014】
【発明の効果】以上説明してきたことから明らかなよう
に、本発明の微量血液採取装置を用いれば、採血器具の
採血容器への着脱が容易であり、別途遠心用のアダプタ
ーを用意する必要がないので便利であり、また経済的で
ある。また、採血容器の口部に段差を設けた構成にすれ
ば、遠心分離後血液成分の分取を行う際に血液成分が混
入するという問題が発生しなくなる。
に、本発明の微量血液採取装置を用いれば、採血器具の
採血容器への着脱が容易であり、別途遠心用のアダプタ
ーを用意する必要がないので便利であり、また経済的で
ある。また、採血容器の口部に段差を設けた構成にすれ
ば、遠心分離後血液成分の分取を行う際に血液成分が混
入するという問題が発生しなくなる。
【図1】採血容器の断面図である。
【図2】採血器具の平面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2の採血器具を送血部側から見た図である。
【図5】栓体の平面図である。
【図6】図5の栓体の正面図である。
【図7】図5の栓体の裏面図である。
1 採血容器
2 採血器具
3 栓体
4 血液通路
5 採血部
6 送血部
7 鍔
8 取付手段
9 通気孔
11 係合手段
12 拡径手段
Claims (3)
- 【請求項1】 底部と口部を有する筒状の採血容器と
、該容器の口部を封止する着脱自在な栓体と、採血容器
の口部に挿着して用いる採血器具からなる装置であって
、前記採血器具が、長手軸方向に血液通路を有しており
、該血液通路が、創傷から血液を受け取るための先端部
を有する半管状の採血部と、これを前記採血容器に挿着
した時にその先端が該容器の内壁表面に接触するように
、先端部の外径が採血容器の内径と略同径に形成された
、採血部からの血液を前記採血容器に送るための半管状
の送血部から構成されており、前記採血部と送血部の中
間に血液通路を跨ぐように前記採血容器への着脱を容易
ならしめるための鍔が設けられ、該鍔と隣接して送血部
の外側に前記採血容器に取り付けるための管状の取付手
段が設けられ、さらに、前記鍔に該取付手段の内側に開
口する通気孔が穿設されてなる微量血液採取装置。 - 【請求項2】 採血容器の口部外壁に遠心分離機のホ
ルダーへの係合手段を設けてなる請求項1に記載の微量
血液採取装置。 - 【請求項3】 前記採血器具の取付手段に対応する採
血容器の口部内径が段差状に拡径されてなる請求項1に
記載の微量血液採取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3149689A JPH04347141A (ja) | 1991-05-23 | 1991-05-23 | 微量血液採取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3149689A JPH04347141A (ja) | 1991-05-23 | 1991-05-23 | 微量血液採取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04347141A true JPH04347141A (ja) | 1992-12-02 |
Family
ID=15480661
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3149689A Pending JPH04347141A (ja) | 1991-05-23 | 1991-05-23 | 微量血液採取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04347141A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11151216A (ja) * | 1997-09-12 | 1999-06-08 | Becton Dickinson & Co | 採集容器アッセンブリ |
JP2015083985A (ja) * | 2010-12-03 | 2015-04-30 | ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニーBecton, Dickinson And Company | 試料収集容器アセンブリ |
JP2018019765A (ja) * | 2016-08-01 | 2018-02-08 | 凸版印刷株式会社 | 検査ユニット |
-
1991
- 1991-05-23 JP JP3149689A patent/JPH04347141A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11151216A (ja) * | 1997-09-12 | 1999-06-08 | Becton Dickinson & Co | 採集容器アッセンブリ |
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US9399218B2 (en) | 2010-12-03 | 2016-07-26 | Becton, Dickinson And Company | Specimen collection container assembly |
JP2017067787A (ja) * | 2010-12-03 | 2017-04-06 | ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニーBecton, Dickinson And Company | 試料収集容器アセンブリ |
US9962704B2 (en) | 2010-12-03 | 2018-05-08 | Becton, Dickinson And Company | Specimen collection container assembly |
JP2018019765A (ja) * | 2016-08-01 | 2018-02-08 | 凸版印刷株式会社 | 検査ユニット |
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