JPH04346531A - バースト形双方向伝送の伝送路インタフェース回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、２線伝送路を用いたバ
ースト形双方向伝送方式の伝送路インタフェース回路、
特に主装置における伝送路インタフェース回路に関する
ものである。

【０００２】

【従来の技術】図２は例えば特公平３−８１３９号公報
に示された従来のバースト形双方向伝送方式の伝送路イ
ンタフェース回路を示す図であり、図において、１およ
び２はドライバ、３はレシーバ、４は終端インピーダン
ス、５および６はスイッチ、７は２線伝送路、８はトラ
ンス、９は送信回路のドライバ１および２につながれた
巻線、１０はスイッチ５、終端インピーダンス４、レシ
ーバ３より構成される受信回路につながれた巻線、１１
は２線伝送路につながれた巻線、１２はスイッチ６につ
ながれた巻線、１３は送信制御信号、１４は受信制御信
号、１５は制御信号である。

【０００３】次に動作について図３を用いて説明する。 図３は各部のタイミング関係を示すタイミングチャート
である。ドライバ１および２は図３のｃに示す送信制御
信号１３がハイのとき送信動作を行い図３のａに示すバ
ーストＡが２線伝送路７に送出される。送信が終了する
と、ガード時間ＴＧ　の後、受信制御信号１４は図３の
ｄに示すようにハイになり、スイッチ５は導通し受信状
態になる。一方、送出されたバーストＡは図３のｂに示
すように伝送遅延時間ＴＤ　の後従装置（図示せず）に
到着する。

【０００４】従装置はバーストＡが到着してからガード
時間ＴＧ　の後バーストＢを２線伝送路７に送出する。 このバーストＢは図３のａに示すように伝送遅延時間Ｔ
Ｄ　の後、図２の伝送路インタフェース回路に到着する
。ガード時間ＴＧ　は図３のｃ，ｄに示すように送信が
終了してから受信が開始されるまでの時間である。また
、これは送信が終了してもトランス８が低域しゃ断特性
を有しエネルギーを残留させていることにより、送信終
了後図３のｇの前半の斜線部に示すような送信波形に尾
が生じるが、その尾の一部分のレベルが従装置からのバ
ーストＢの受信信号の波高値より十分小さくなり、誤受
信を防げる時間でもある。

【０００５】ドライバ１および２は前述のように送信制
御信号がハイのときのみ動作状態にあり、供給される送
信ディジタル信号の“１”に対応して交互にパルスをト
ランス８に供給する。従って、図３のｆの前半に示す正
あるいは負のパルスが２線伝送路７に現れる。スイッチ
５はガード時間ＴＧ　の後導通し図３のａの後半に示す
従装置からのバーストＢをレシーバに供給する。スイツ
チ６は図３のｅに示す制御信号１５の正パルスにより導
通し、図３のｃに示す送信信号１３がロウになった直後
巻線１２を短絡し、送信終了後トランス８に残留するエ
ネルギーを強制的に放電させ、図３のｆの前半に示すよ
うに残留エネルギーのレベルを急速に減衰させることで
送信終了後の送信波形に尾が生じ続けるのを防ぎ、ガー
ド時間ＴＧ　を短くさせるものである。図３のｇは送信
終了後トランス８に残留するエネルギーを強制的に放電
させない場合の２線伝送路７に現れる送信波形である。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】従来のバースト形双方
向伝送の伝送路インタフェース回路は以上のように構成
されているので、送信終了後トランスに残留するエネル
ギーを強制的に放電させる巻線を独立に必要とし、トラ
ンスの構成が複雑で形状も大きくなり、価格的にも上昇
するなどの問題点があった。

【０００７】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、より簡単な構成で、バースト形
双方向伝送の伝送路インタフェース回路を得ることを目
的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明に係るバースト形
双方向伝送の伝送路インタフェース回路は、主装置の送
信回路につながれた巻線と、伝送路を介して従装置につ
ながれた巻線と、第１のスイッチを介して主装置の受信
回路につながれた巻線とを有するトランスと、受信回路
につながれた巻線に直接または抵抗を介して短絡する第
２のスイッチから構成され、送信終了後一定の時間上記
第２のスイッチを導通させ、かつ上記第１のスイッチを
不導通させたものである。

【０００９】

【作用】本発明においては、送信終了後、受信回路につ
ながれた巻線を第２のスイッチにより直接または抵抗を
介して短絡し、トランスに残留するエネルギーを強制的
に放電する。

【００１０】

【実施例】実施例１．以下、本発明の一実施例を図につ
いて説明する。図１において、１および２はドライバ、
３はレシーバ、４は終端インピーダンス、５および６は
スイッチ、７は２線伝送路、８はトランス、９は送信回
路のドライバ１および２につながれた巻線、１０はスイ
ッチ５および６、終端インピーダンス４、レシーバ３よ
り構成される受信回路につながれた巻線、１１は２線伝
送路につながれた巻線、１３は送信制御信号、１４は受
信制御信号、１５は制御信号である。

【００１１】次に動作について説明する。本実施例は図
２の従来例のスイッチ６の取り付け位置を巻線１２から
巻線１０に移し、巻線１２を除去したものである。スイ
ッチ６は図３のｅに示す制御信号１５の正パルスにより
導通し、図３のｃに示す送信信号１３がロウになった直
後巻線１０を短絡し、送信終了後トランス８に残留する
エネルギーを強制的に放電させ、図２のｆの前半に示す
ように残留エネルギーのレベルを急速に減衰させること
で送信終了後の送信波形に尾が生じ続けるのを防ぎ、ガ
ード時間ＴＧ　を短くさせるものである。

【００１２】

【発明の効果】以上のように、本発明によれば、主装置
の送信回路につながれた巻線と、伝送路を介して従装置
につながれた巻線と、第１のスイッチを介して主装置の
受信回路につながれた巻線とを有するトランスと、受信
回路につながれた巻線に直接または抵抗を介して短絡す
る第２のスイッチから構成され、送信終了後一定の時間
上記第２のスイッチを導通させ、かつ上記第１のスイッ
チを不導通させたので、送信終了後、受信回路につなが
れた巻線を第２のスイッチにより直接または抵抗を介し
て短絡し、トランスに残留するエネルギーを強制的に放
電するから、従来の伝送インタフェース回路と同等の機
能を有するとともに、より簡単な構成で、バースト形双
方向伝送の伝送路インタフェース回路を得ることができ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示す伝送路インタフェース
回路である。

【図２】従来の伝送路インタフェース回路である。

【図３】従来例および本発明の一実施例を示す伝送路イ
ンタフェース回路のタイミング関係を示すタイミングチ
ャートである。

【符号の説明】

１　　　　ドライバ ２　　　　ドライバ ３　　　　レシーバ ４　　　　終端インピーダンス ５　　　　スイッチ ６　　　　スイッチ ７　　　　２線伝送路 ８　　　　トランス ９　　　　巻線 １０　　　　巻線 １１　　　　巻線 １３　　　　送信制御信号 １４　　　　受信制御信号 １５　　　　制御信号

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　主装置の送信回路につながれた巻線と
   、伝送路を介して従装置につながれた巻線と、第１のス
   イッチを介して主装置の受信回路につながれた巻線とを
   有するトランスから構成されるバースト形双方向伝送の
   伝送路インタフェース回路において、上記受信回路につ
   ながれた巻線に直接または抵抗を介して短絡する第２の
   スイッチを設け、送信終了後一定の時間上記第２のスイ
   ッチを導通させ、かつ上記第１のスイッチを不導通させ
   ることを特徴とするバースト形双方向伝送の伝送路イン
   タフェース回路。