JPH04345738A - 偏向電磁石 - Google Patents

偏向電磁石

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Publication number
JPH04345738A
JPH04345738A JP3119975A JP11997591A JPH04345738A JP H04345738 A JPH04345738 A JP H04345738A JP 3119975 A JP3119975 A JP 3119975A JP 11997591 A JP11997591 A JP 11997591A JP H04345738 A JPH04345738 A JP H04345738A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
iron core
magnetic field
magnetic
core
laminated
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Pending
Application number
JP3119975A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Sakai
境 達哉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粒子加速器等において
電子やイオン等の荷電粒子を偏向するために用いる偏向
電磁石に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子蓄積リング等の粒子加速器では、目
的とする荷電粒子のエネルギーが高く、小型の粒子加速
器を製作しようとすると、偏向角が大きく(30°以上
)高い磁束密度( 1.0T以上)を荷電粒子ビーム軌
道上で発生させなければならない。このような粒子加速
器には偏向電磁石が用いられるが、図2は鉄心を積層鉄
心1とした構成を示し、図3は鉄心をブロック鉄心2と
した構成を示す。なお、図2および図3の符号3はコイ
ルを示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
粒子加速器に用いられる偏向電磁石において、特にビー
ム偏向角が大きく(30°以上)高い磁束密度( 1.
0T以上)でしかも磁場精度を要求される場合、鉄心に
ブロック鉄心2を用いると、磁場が時間的に変化したと
きにこのブロック鉄心2に誘導電圧が発生して渦電流が
流れるので、この渦電流が作る磁場によってギャップ内
の磁束密度とその分布が変化すると共に残留磁場にも影
響を与え、所望の磁場精度を満足させることができない
【0004】また、鉄心に積層鉄心1を用いれば上記渦
電流による影響は解消されるが、ビーム偏向角が大きい
場合、従来の積厚をビーム方向に積み重ねた積層鉄心で
は中央部で平行に積むため端部においては鉄心占積率が
低くなり、高磁束密度における鉄心透磁率の低下に伴う
磁気飽和の影響があり、所望の磁場精度を満足させるこ
とができない。
【0005】本発明は、上記した事情に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは磁場の時間的変化によ
っても渦電流が発生せず、高磁場における磁気飽和の影
響を抑えた偏向電磁石と提供することにある。 [発明の構成]
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、鉄心にコイル
を巻装し磁極間に偏向磁場を発生させる偏向電磁石にお
いて、鉄心を積層鉄心とし、この積層鉄心の上面および
下面にそれぞれブロック鉄心を固着して設けたものであ
る。
【0007】
【作用】ビーム偏向角が大きい場合の積層鉄心では、中
央部で平行に積むため端部において鉄心占積率が低くな
るが、積層鉄心の上面および下面にそれぞれブロック鉄
心を固着して設けることにより、高磁場においても磁束
をブロック鉄心側に流すことで鉄心全体の透磁率の低下
を防止し磁気飽和を抑える。また、磁場の時間的変化に
伴いブロック鉄心内を流れる磁束によって発生する渦電
流は、ブロック鉄心が上下各側でそれぞれ単一で独立し
て構成されているので殆ど発生することがなく、この影
響も殆どない。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は、本発明の一実施例を示す斜視図である
。同図において、1は積層鉄心で、この積層鉄心1の上
面および下面にそれぞれブロック鉄心4aおよび4bを
溶接またはその他適宜の手段で固着して鉄心を構成する
。この鉄心にコイル3を巻装して偏向電磁石を形成する
【0009】次に、以上のように構成された実施例の作
用を説明する。偏向電磁石に磁場の時間的変化が生じた
とき(磁場の立上げ時)にも、積層鉄心1により渦電流
の発生を防ぐことができる。また、積層鉄心1は上記し
たように占積率が低いため、高磁場において透磁率が低
くなり磁気飽和を起すが、積層鉄心1の上面および下面
に固着したブロック鉄心4aおよび4bにより、磁束を
これらのブロック鉄心4aおよび4bに分流させること
で鉄心透磁率を高くし、高磁場における磁気飽和を抑え
て均一な磁場が得られる。なお、ブロック鉄心4aおよ
び4bを流れる磁場による渦電流は、ブロック鉄心4a
および4bが単一で、上,下それぞれ独立した構成とし
ているので殆ど発生しない。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、鉄
心の主体部を積層鉄心とし、この上面および下面にそれ
ぞれブロック鉄心を固着して形成しているので、磁場過
渡状態における渦電流の発生を抑え、かつ高磁場による
鉄心磁気飽和を抑え、ビームエネルギーに対応して磁場
の追従性がよくなり、高磁場においても磁場の均一性を
保つことを可能とした偏向電磁石を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図。
【図2】従来の偏向電磁石の構成を示す斜視図。
【図3】図2と異なる従来の偏向電磁石の構成を示す斜
視図。
【符号の説明】
1…積層鉄心、2,4a,4b…ブロック鉄心、3…コ
イル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  鉄心にコイルを巻装し磁極間に偏向磁
    場を発生させる偏向電磁石において、前記鉄心を積層鉄
    心とし、この積層鉄心の上面および下面にそれぞれブロ
    ック鉄心を固着して設けたことを特徴とする偏向電磁石
JP3119975A 1991-05-24 1991-05-24 偏向電磁石 Pending JPH04345738A (ja)

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JPH04345738A true JPH04345738A (ja) 1992-12-01

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