JPH04344B2 - - Google Patents
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- JPH04344B2 JPH04344B2 JP58003913A JP391383A JPH04344B2 JP H04344 B2 JPH04344 B2 JP H04344B2 JP 58003913 A JP58003913 A JP 58003913A JP 391383 A JP391383 A JP 391383A JP H04344 B2 JPH04344 B2 JP H04344B2
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- cobalt
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- electrode plate
- nickel
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M4/00—Electrodes
- H01M4/02—Electrodes composed of, or comprising, active material
- H01M4/36—Selection of substances as active materials, active masses, active liquids
- H01M4/48—Selection of substances as active materials, active masses, active liquids of inorganic oxides or hydroxides
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- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、スポンジ状ニツケル多孔体にペース
ト状活物質を直接充填するアルカリ電池用正極板
に関するもので、添加剤としてシユウ酸コバルト
を水素還元して得たコバルト粉末を用いることに
よつて極板の性能を向上させることを目的とする
ものである。
ト状活物質を直接充填するアルカリ電池用正極板
に関するもので、添加剤としてシユウ酸コバルト
を水素還元して得たコバルト粉末を用いることに
よつて極板の性能を向上させることを目的とする
ものである。
従来、アルカリ電池の正極板の基板としては、
ニツケル粉末の焼結体が用いられているが、その
多孔度は70〜80%程度であり、これ以上に多孔度
を上げると、その機械的強度が著しく減少し、し
たがつてその空隙内に正極活物質を充填した場合
に、基板の変形,亀裂や活物質の剥離等を招来す
る欠点があつた。また、活物質を充填する場合、
通常減圧含浸法とよばれる方法すなわち硝酸ニツ
ケルや硫酸ニツケル等の塩の水溶液を基板に減圧
含浸したのち、アルカリ水溶液で処理し、さらに
湯洗,乾燥するという操作を繰り返す方法がとら
れている。しかしながら、一回の操作によつて充
填される量は少く、しかも、2回目から充填され
る量は次第に減少してくるので通常4〜10回の操
作を繰り返す必要がある。そのため製造工程が複
雑で経済的コストが高くなるという欠点があつ
た。
ニツケル粉末の焼結体が用いられているが、その
多孔度は70〜80%程度であり、これ以上に多孔度
を上げると、その機械的強度が著しく減少し、し
たがつてその空隙内に正極活物質を充填した場合
に、基板の変形,亀裂や活物質の剥離等を招来す
る欠点があつた。また、活物質を充填する場合、
通常減圧含浸法とよばれる方法すなわち硝酸ニツ
ケルや硫酸ニツケル等の塩の水溶液を基板に減圧
含浸したのち、アルカリ水溶液で処理し、さらに
湯洗,乾燥するという操作を繰り返す方法がとら
れている。しかしながら、一回の操作によつて充
填される量は少く、しかも、2回目から充填され
る量は次第に減少してくるので通常4〜10回の操
作を繰り返す必要がある。そのため製造工程が複
雑で経済的コストが高くなるという欠点があつ
た。
そこで近年、三次元的に連続した構造を有する
ニツケル金属よりなるスポンジ状多孔体に、ペー
スト状にした正極活物質を直接充填するものが注
目されてきている。
ニツケル金属よりなるスポンジ状多孔体に、ペー
スト状にした正極活物質を直接充填するものが注
目されてきている。
三次元的に連続した構造を有するスポンジ状ニ
ツケル多孔体は、その多孔度が90〜98%と高く、
しかも機械的強度が大きい。そのうえ、孔径が大
きいのでこの多孔体に活物質を充填すると正極板
の高容量化を図る事が出来ると共に充填が極めて
簡便になり連続工程が可能で経済的にも有利とな
る。しかしながら、多孔体の孔径が大きいために
集電体であるニツケル多孔体と活物質粒子との間
および活物質粒子間の電気的な接触性が得られず
利用率が低いという欠点がある。そこで、ニツケ
ル粉末等の導電材や種々の添加剤を加えることに
よつて利用率を向上させる試みが行なわれてい
る。この添加剤としては、コバルトのカーボニル
化合物を熱分解して得たコバルト粉末や、コバル
トのアミン化合物を高温高圧で分解して得たコバ
ルト粉末を用いることが提案されているがその効
果は必ずしも充分ではない。
ツケル多孔体は、その多孔度が90〜98%と高く、
しかも機械的強度が大きい。そのうえ、孔径が大
きいのでこの多孔体に活物質を充填すると正極板
の高容量化を図る事が出来ると共に充填が極めて
簡便になり連続工程が可能で経済的にも有利とな
る。しかしながら、多孔体の孔径が大きいために
集電体であるニツケル多孔体と活物質粒子との間
および活物質粒子間の電気的な接触性が得られず
利用率が低いという欠点がある。そこで、ニツケ
ル粉末等の導電材や種々の添加剤を加えることに
よつて利用率を向上させる試みが行なわれてい
る。この添加剤としては、コバルトのカーボニル
化合物を熱分解して得たコバルト粉末や、コバル
トのアミン化合物を高温高圧で分解して得たコバ
ルト粉末を用いることが提案されているがその効
果は必ずしも充分ではない。
本発明は、添加剤としてシユウ酸コバルトを水
素還元して得たコバルト粉末を用いると極板の性
能が著しく向上することを見出したことに基づく
ものである。
素還元して得たコバルト粉末を用いると極板の性
能が著しく向上することを見出したことに基づく
ものである。
以下、本発明の実施例ならびにその効果を詳述
する。
する。
本発明に用いた正極板は次の様にして製作し
た。まず、水酸化ニツケル粉末85部とニツケル粉
末10部とコバルト粉末5部との混合粉末に0.6%
カルボキシメチルセルロース水溶液を加えてペー
スト状にした。つぎにこのペーストを平均孔径
0.3mm,多孔度95%,厚さ1.2mmの三次元的に連続
した構造を有するスポンジ状ニツケル多孔体に充
填し、80℃で1時間乾燥した後、フツ素樹脂の分
散液を含浸し、更に80℃で1時間乾燥してから
500Kg/cm2の圧力で加圧して正極板を得た。そし
てこの正極板1枚と対極として焼結式カドミウム
負極板2枚と、電解液としてS.G.1.250(20℃)水
酸化カリウム水溶液とを用いて公称容量1.0Ahの
フラツデツドタイプの電池を製作し、0.1CAで16
時間充電した後、1.0CAで酸化第二水銀電極に対
して0Vまで放電して極板の性能を調べた。
た。まず、水酸化ニツケル粉末85部とニツケル粉
末10部とコバルト粉末5部との混合粉末に0.6%
カルボキシメチルセルロース水溶液を加えてペー
スト状にした。つぎにこのペーストを平均孔径
0.3mm,多孔度95%,厚さ1.2mmの三次元的に連続
した構造を有するスポンジ状ニツケル多孔体に充
填し、80℃で1時間乾燥した後、フツ素樹脂の分
散液を含浸し、更に80℃で1時間乾燥してから
500Kg/cm2の圧力で加圧して正極板を得た。そし
てこの正極板1枚と対極として焼結式カドミウム
負極板2枚と、電解液としてS.G.1.250(20℃)水
酸化カリウム水溶液とを用いて公称容量1.0Ahの
フラツデツドタイプの電池を製作し、0.1CAで16
時間充電した後、1.0CAで酸化第二水銀電極に対
して0Vまで放電して極板の性能を調べた。
ここでコバルト粉末としては製造方法の異なる
次の3種類のものを用いた。
次の3種類のものを用いた。
(A) シユウ酸コバルトを水素還元して得たコバル
ト粉末。
ト粉末。
(B) コバルトのカーボニル化合物を熱分解して得
たコバルト粉末。
たコバルト粉末。
(C) コバルトのアミン化合物を高温高圧で分解し
て得たコバルト粉末。
て得たコバルト粉末。
これらのコバルト粉末を用いた正極板A,Bお
よびCの放電特性を第1図に示す。図から本発明
による正極板Aの放電特性がすぐれていることが
わかる。
よびCの放電特性を第1図に示す。図から本発明
による正極板Aの放電特性がすぐれていることが
わかる。
ここで、ペースト状活物質充填後およびフツ素
樹脂分散後の乾燥温度の影響を調べるために乾燥
温度を変えた場合の活物質利用率の変化を第2図
に示す。図から本発明による正極板Aは乾燥温度
が高くなつても利用率の低下が極めて少ないこと
がわかる。
樹脂分散後の乾燥温度の影響を調べるために乾燥
温度を変えた場合の活物質利用率の変化を第2図
に示す。図から本発明による正極板Aは乾燥温度
が高くなつても利用率の低下が極めて少ないこと
がわかる。
何故、シユウ酸コバルトを水素還元して得たコ
バルト粉末を用いると活物質利用率が著しく向上
するのかは定かでないが、次の様な理由によるも
のと考えられる。即ち、実施例で用いた3種類の
コバルト粉末の中でBおよびCは乾燥時の加熱に
よつてコバルト粒子の表面全体あるいは一部分が
酸化されて電気化学的な活性度が低下すると考え
られる。しかしながら、コバルト粉末Aは加熱に
たいして安定であるために乾燥時に酸化されるこ
とが極めて少なく充分な電気化学的活性度を保つ
ており、従つてすぐれた極板性能が得られるもの
と考えられる。
バルト粉末を用いると活物質利用率が著しく向上
するのかは定かでないが、次の様な理由によるも
のと考えられる。即ち、実施例で用いた3種類の
コバルト粉末の中でBおよびCは乾燥時の加熱に
よつてコバルト粒子の表面全体あるいは一部分が
酸化されて電気化学的な活性度が低下すると考え
られる。しかしながら、コバルト粉末Aは加熱に
たいして安定であるために乾燥時に酸化されるこ
とが極めて少なく充分な電気化学的活性度を保つ
ており、従つてすぐれた極板性能が得られるもの
と考えられる。
以上述べた様に、本発明によると、添加剤とし
てシユウ酸コバルトを水素還元して得たコバルト
粉末を用いることによつて放電性能のすぐれた正
極板を得ることができる。
てシユウ酸コバルトを水素還元して得たコバルト
粉末を用いることによつて放電性能のすぐれた正
極板を得ることができる。
第1図はコバルト粉末の種類を変えた正極板の
放電特性を比較した図、第2図はコバルト粉末の
種類及び乾燥温度を変えた場合の活物質利用率の
変化を示した図である。
放電特性を比較した図、第2図はコバルト粉末の
種類及び乾燥温度を変えた場合の活物質利用率の
変化を示した図である。
Claims (1)
- 1 水酸化ニツケル粉末とシユウ酸コバルトを水
素還元して得たコバルト粉末とを主体とする活物
質粉末をペースト状にしたものを、三次元的に連
続した構造を有するスポンジ状ニツケル多孔体に
充填することを特徴とするアルカリ電池用正極
板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58003913A JPS59128766A (ja) | 1983-01-13 | 1983-01-13 | アルカリ電池用正極板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58003913A JPS59128766A (ja) | 1983-01-13 | 1983-01-13 | アルカリ電池用正極板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59128766A JPS59128766A (ja) | 1984-07-24 |
JPH04344B2 true JPH04344B2 (ja) | 1992-01-07 |
Family
ID=11570415
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58003913A Granted JPS59128766A (ja) | 1983-01-13 | 1983-01-13 | アルカリ電池用正極板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59128766A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5053292A (en) * | 1989-09-18 | 1991-10-01 | Toshiba Battery Co., Ltd. | Nickel-metal hydride secondary cell |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57194458A (en) * | 1981-05-22 | 1982-11-30 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Manufacture of nickel electrode for alkaline storage battery |
-
1983
- 1983-01-13 JP JP58003913A patent/JPS59128766A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57194458A (en) * | 1981-05-22 | 1982-11-30 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Manufacture of nickel electrode for alkaline storage battery |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59128766A (ja) | 1984-07-24 |
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