JPH04344305A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH04344305A
JPH04344305A JP14534691A JP14534691A JPH04344305A JP H04344305 A JPH04344305 A JP H04344305A JP 14534691 A JP14534691 A JP 14534691A JP 14534691 A JP14534691 A JP 14534691A JP H04344305 A JPH04344305 A JP H04344305A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tracks
data
track
video signal
magnetic heads
Prior art date
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Pending
Application number
JP14534691A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruyuki Karibe
苅部 治之
Seiichi Sakai
誠一 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH04344305A publication Critical patent/JPH04344305A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、記録装置、特にテー
プの幅方向に複数のデータエリアを形成してデータを記
録し得るようにした記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ハイビジョン放送のように広帯域の映像
信号を記録するために、セグメント記録方式に基づくV
TRが提案されている。このセグメント記録方式のVT
Rでは、1フイールドの映像信号を複数トラックに分割
して記録している。
【0003】図13には、セグメント記録方式のための
回転ドラム85が示されている。この回転ドラム85の
回転方向は、図12中、矢示R方向とされ、また、この
回転ドラム85の円周部分には、磁気ヘッド86A、8
6B、86C、86Dが設けられている。
【0004】図13及び図14に示されるように、磁気
ヘッド86A、86B、86C、86Dは、90度毎の
等角度間隔に配されており、また、磁気ヘッド86A 
 、86B、86C、86Dの高さ位置は等しくされて
いる。磁気ヘッド86A、86B、86C、86Dの高
さ位置が等しくされているのは、ノーマル再生時に各ト
ラックを、各磁気ヘッド86A、86B、86C、86
Dが完全にトレースできるようにするためである。
【0005】上述の磁気ヘッド86A、86B、86C
、86Dによって形成されるトラックパターンの例が図
15に示されている。
【0006】即ち、磁気テープ87の幅方向〔図15中
、矢示W方向〕の全体にわたって、1つのデータエリア
DA10を設定し、このデータエリアDA10内に磁気
テープ87の幅方向の全体にわたってトラックを形成し
ているものである。
【0007】このトラックパターンでは、1フイールド
分の映像信号が、トラックTRA、TRB、TRC、T
RDに分割されて記録されている。例えば、第1フイー
ルドの映像信号がトラックTRA1、TRB1、TRC
1、TRD1に分割されて記録され、第2フイールドの
映像信号がトラックTRA2、TRB2、TRC2、T
RD2に分割されて記録されている。
【0008】このトラックパターンのトラックTRAは
磁気ヘッド86Aによって形成され、トラックTRBは
磁気ヘッド86Bによって形成され、トラックTRCは
磁気ヘッド86Cによって形成され、トラックTRDは
磁気ヘッド86Dによって形成される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術を用い
て再生を行う時、以下のような問題点があった。 (1)ステイル再生時のトレースについて磁気ヘッド8
6A、86B、86C、86Dの高さ位置は等しくされ
ているため、ステイル再生、いわゆる静止画再生時、磁
気ヘッド86A、86B、86C、86Dは、図16中
、矢示TSTで示されるように、全て磁気テープ87上
の同じトラックをトレースすることになる。
【0010】従って、n本のトラックで構成される1フ
イールドの映像信号の内、約1トラック分のデータしか
拾えないため、ステイル再生に於いて十分な画質を得る
ことはできない。アジマスがあると、拾えるデータは更
に半分に落ちる。
【0011】(2)N倍速再生時のトレースについてN
倍速再生時には、磁気テープ87がN倍速で走るため、
磁気ヘッド86A、86B、86C、86Dは、図17
中、矢示TNで示されるように、夫々、数フイールドに
またがってトレースすることになる。この時、夫々の磁
気ヘッドが横切るトラック数は以下のようになる。 N>0・・・(2N−1) N≦0・・・(−2N+3)
【0012】従って、1トラックから取れるデータ量は
、1トラックから全て取れた場合を1とすると、以下の
ようになる。 N>0・・・1/〔2(N−1)〕 N≦0・・・1/〔2(1−N)〕
【0013】従って、この場合でも、拾えるデータ量が
少ないため、N倍速再生に於いて十分な画質を得ること
は難しい。アジマスがあると、拾えるデータが、更に半
分に落ちることはステイル再生時と同様である。
【0014】(3)可変速再生時に於けるダイナミック
トラッキングヘッドの振幅について 据え置き型のVTRでは、ダイナミックトラッキングヘ
ッド〔以下、この明細書中では、DTヘッドと称する〕
が一般的に用いられている。そこで、可変速再生時に於
けるDTヘッドの振幅が問題になる。
【0015】図18に示されるように、1フイールドの
映像信号がn本のトラックTRに分割されて記録されて
いるとすると、DTヘッドの最小の振幅DWは、(−1
)〜(+3)倍速の範囲では以下の式で示される。 DW=3・TP ・n (TP はトラックピッチTP を表わす。)
【001
6】従って、上述の可変速範囲に於いて、トラックピッ
チTP が同じならば、nが増すにつれて大きな振幅が
必要になる。例えば、図17に於いて、トラック数n=
4、トラックピッチTP =10μmとすると、1フイ
ールド当りのジャンプ量は40μmとなる。例えば、(
+3)倍速に於ける振幅DWは以下のようにして求めら
れる。 振幅DW=3・10μm・4=120μm即ち、上述の
条件の場合には、120μmもの振幅が必要とされる。
【0017】ところで、特開昭61−202304 号
公報には、テープの幅方向に2つのデータエリアを形成
する例が開示されている。同公報によれば、各フイール
ド毎の映像信号を輝度信号と色信号に分離し、輝度信号
を輝度信号用のデータエリアに記録すると共に、色信号
を色信号用のデータエリアに記録するものである。また
、この記録を行うために、回転ドラムには、磁気ヘッド
を、高さ位置を異ならせた状態で設けることが開示され
ている。
【0018】しかしながら、上述の公報に開示される技
術は、セグメント記録方式を考慮しておらず、基本的に
は1フイールドの映像信号を1トラックに記録するもの
であり、上述の問題点を解決することはできないもので
あった。
【0019】従って、この発明の目的は、ステイル再生
、倍速再生等の変速再生を行う時、多量のデータを得る
ことのできる記録装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】この発明では、テープの
幅方向に複数のデータエリアを形成する記録装置に於い
て、nトラックで構成される1フイールド分のデータを
、複数のデータエリアに等分割し、データエリアの夫々
のトラックパターンは、各データエリアごとに独立して
いる記録ヘッドにて形成する構成としている。
【0021】
【作用】磁気テープの幅方向に複数のデータエリアが設
定される。記録ヘッドは、各データエリアに対応し、且
つ各データエリア毎に独立的に設けられている。
【0022】nトラックで構成される1フイールドのデ
ータが、複数のデータエリアに等分割され、各データエ
リアに対応して設けられている記録ヘッドによって記録
される。これによって、各データエリアに於けるトラッ
クパターンが形成される。
【0023】ステイル再生時には、各データエリアに於
いて、複数の磁気ヘッドが所定のトラックをトレースす
ることになる。これによって、複数のデータエリアを設
定しないセグメント記録方式の場合に比し、得られるデ
ータ量は、設定されるデータエリア数倍以上になる。
【0024】また、倍速再生時には、各データエリアに
於いて、複数の磁気ヘッドが数フイールドのトラックを
またがってトレースすることになる。これによって、複
数のデータエリアを設定しないセグメント記録方式の場
合に比し、得られるデータ量は、設定されるデータエリ
ア数倍以上になる。
【0025】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図1乃至
図11を参照して説明する。図1は、この発明の一実施
例を示すブロック図である。この発明では記録装置とし
てVTRを例に説明している。
【0026】図1を参照し、VTRの記録系1について
説明する。図1の構成に於いて、端子2を介して供給さ
れるアナログの映像信号はA/D変換器3にてデジタル
映像信号に変換された後、切替スイッチ5の端子5aに
供給される。また、上述のアナログの映像信号は、シス
テム同期発生器4に供給される。
【0027】また、端子6を介して供給されるデジタル
映像信号は切替スイッチ5の端子5bに供給される。ま
た、上述のデジタル映像信号は、システム同期発生器4
に供給される。
【0028】システム同期発生器4では、タイミングの
基準信号が形成され、該基準信号がシステムの各回路ブ
ロックに供給される。
【0029】切替スイッチ5にて選択されたデジタル映
像信号は、タイミング変換メモリ8に供給され、タイミ
ング変換メモリ8に記録される。
【0030】タイミング変換メモリ8では、記録された
デジタル映像信号が、記録用の所定のタイミングに従っ
て読出され、タイミングの変換がなされる。このタイミ
ング変換メモリ8では、水平及び垂直ブランキング期間
のシフト、パリテイ、ブロック同期、ブロック番号等の
挿入期間の形成、ヘッド走査期間に合わせるように信号
期間に変更すること等が行われる。これらのタイミング
変換処理が施されたデジタル映像信号はパリテイ発生器
9に供給される。
【0031】パリテイ発生器9では、上述のデジタル映
像信号に、エラー検出、エラー訂正のためのパリテイが
付加される。パリテイの付加されたデジタル映像信号は
、同期発生器11に供給される。
【0032】同期発生器11では、所定の同期パターン
が形成されてデジタル映像信号に付加される。同期パタ
ーンの付加されたデジタル映像信号は、変調器12に供
給される。
【0033】変調器12では、デジタル映像信号に対し
、所定のチャンネルコーディングが施される。このチャ
ンネルコーディングの施されたデジタル映像信号は、切
替え器及び増幅回路13を介して、回転ドラム17に設
けられている磁気ヘッド14A、14B、14C、14
Dに供給される。
【0034】デジタル映像信号は、1フイールド毎に4
分割され、この4分割された範囲内及びフイールド内で
、シャフリングが施されると共に、エラー訂正符号が付
加されている。また、このデジタル映像信号は、磁気ヘ
ッド14A、14B、14C、14Dにより、磁気テー
プ15に記録される。
【0035】回転ドラム17に於ける磁気ヘッド14A
、14B、14C、14Dの一の配置例が図2及び図3
に示され、また、回転ドラム17に於ける磁気ヘッド1
4A、14B、14C、14Dの他の配置例が図4及び
図5に示されている。
【0036】図2には、回転ドラム17の円周部分に、
磁気ヘッド14A及び14Bと、磁気ヘッド14C及び
14Dとが略々180度の角間隔を置いて配設されてい
る例が示されている。この磁気ヘッド14A、14B、
14C、14Dは、図3に示されるように、後述するデ
ータエリアのトラックパターンを形成し得るように各デ
ータエリア毎に対応して独立的に、即ち、所定の高さ位
置を有するように設けられている。
【0037】磁気ヘッド14Aと14Bの間、磁気ヘッ
ド14Cと14Dの間には段差h1を有する構成とされ
、また、磁気ヘッド14Aと14Cの間には段差h2を
有する構成とされている。
【0038】また、図4には、回転ドラム17の円周部
分に、磁気ヘッド14A、14B、14C、14Dが略
々90度の角間隔を置いて配設されている例が示されて
いる。この磁気ヘッド14A、14B、14C、14D
は、図5に示されるように、後述するデータエリアのト
ラックパターンを形成し得るように各データエリア毎に
対応して独立的に、即ち、所定の高さ位置を有するよう
に設けられている。
【0039】磁気ヘッド14Aと14Bの間には段差が
なく、また、磁気ヘッド14Cと14Dの間にも段差が
ない。そして、磁気ヘッド14A及び14Bと、磁気ヘ
ッド14Cと14Dの間には段差h3を有するように構
成されている。
【0040】上述したような構成の磁気ヘッド14A、
14B、14C、14Dによって形成されるトラックパ
ターンが図6に示されている。この図6の例では、トラ
ックTRA1、TRB1、TRC1、TRD1によって
第1フイールドのデジタル映像信号が構成され、トラッ
クTRA2、TRB2、TRC2、TRD2によって第
2フイールドのデジタル映像信号が構成されている。
【0041】図6に示されるように、磁気テープ15は
中心線L1を境に2つのデータエリアDA1、DA2に
分割されている。尚、この一実施例では、2つのデータ
エリアDA1、DA2を設けている例について説明して
いるが、これに限定されるものではなく、設定し得るデ
ータエリアの数は任意である。
【0042】データエリアDA1には、トラックTRA
1、TRB1、TRA2、TRB2等が形成されている
。これらのトラックTRA1、TRB1、TRA2、T
RB2は、磁気ヘッド14A、14Bによって形成され
たものである。
【0043】データエリアDA2には、トラックTRC
1、TRD1、TRC2、TRD2等が形成されている
。これらのトラックTRC1、TRD1、TRC2、T
RD2は、磁気ヘッド14C、14Dによって形成され
たものである。
【0044】この例に示されるように、1フイールド当
りのトラック数をデータエリアDAの数に応じて振り分
け、データエリアDA1、DA2毎のトラックパターン
を形成するものである。この振り分けは、以下の式にて
示される。 (1データエリアのトラック数/1フイールド)=(ト
ラック数n/データエリア数)
【0045】この一実施例では、1フイールド当りのト
ラック数nは4とされ、また、データエリアの数は2で
ある。従って、 (1データエリアのトラック数/1フイールド)=2と
なり、1データエリアに於ける1フイールド当りのトラ
ック数は、2本となる。
【0046】次いで、VTRの再生系19について説明
する。図1の構成に於いて、磁気テープ15から、図2
及び図3、或いは図4及び図5に示される配列の磁気ヘ
ッド14A、14B、14C、14Dによって映像信号
が再生される。
【0047】この再生時に於ける磁気ヘッド14A、1
4B、14C、14Dのトレースの状態が図7及び図8
に示されている。以下、各再生モードに応じて説明する
。尚、磁気テープ15が幅方向〔図6中、矢示W方向〕
に2つのデータエリアDA1、DA2に等分割されたに
もかかわらず、一方ではトラックTRの長さは変化しな
いため、磁気テープ15を幅方向にデータエリアDA1
、DA2に分割しない場合に比し、トラックの記録角度
θ1及びステイル角度θ2は半分になる。
【0048】(1)ステイル再生時のトレースについて
図7には、図2及び図3に示されている磁気ヘッド14
A、14B、14C、14Dによってトレースされる状
態が示されている。
【0049】この場合には、磁気ヘッド14A、14C
間の段差h2及び、磁気ヘッド14A及び14B間の段
差h1、磁気ヘッド14C及び14Dの段差h1によっ
て、図7中、矢示TSTA 〜TSTD に示されるよ
うに、磁気ヘッド14A、14BがデータエリアDA1
のトラックTRA1、TRB1をトレースし、磁気ヘッ
ド14C、14DがデータエリアDA2のトラックTR
C1、TRD1をトレースする。
【0050】また、図8に示されるように、磁気ヘッド
14A及び14B、磁気ヘッド14C及び14D間の段
差h3によって、磁気ヘッド14A、14Bがデータエ
リアDA1のトラックTRA1をトレースし、磁気ヘッ
ド14C、14DがデータエリアDA2のトラックTR
C1をトレースする。
【0051】このように、図8の例では、データエリア
DA1ではトラックTRA1、データエリアDA2では
トラックTRC1がトレースされるので、トラックTR
A1、トラックTRC1からデジタル映像信号を再生す
ることができる。1フイールドのデジタル映像信号がn
トラックに分割記録されている通常のセグメント記録方
式のステイル再生では、nトラックの内、1トラックし
か再生できなかったのに対し、この一実施例では2つの
データエリアDA1、DA2にて夫々、1トラックずつ
、合計2トラックトレースでき、再生できるデータ量は
2倍になる。
【0052】また、図7の例では、データエリアDA1
ではトラックTRA1、TRB1がトレースされ、デー
タエリアDA2ではトラックTRC1、TRD1がトレ
ースされるので、トラックTRA1、TRB1、TRC
1、TRD1からデジタル映像信号を再生することがで
きる。1フイールドのデジタル映像信号がnトラックに
分割記録されている通常のセグメント記録方式のステイ
ル再生では、nトラックの内、1トラックしか再生でき
なかったのに対し、この一実施例では2つのデータエリ
アDA1、DA2にて夫々、2トラックずつ、合計約4
トラックトレースでき、再生できるデータ量は約4倍に
なる。
【0053】従って、図7或いは図8の例では、従来技
術に比して、少なくとも2倍以上の量のデータを得るこ
とができるため、ステイル再生に於いて十分な画質を得
ることができる。そして、2つのデータエリアDA1、
DA2にてトレースがなされるため、スクラッチに対し
て強くなる。
【0054】(2)倍速再生時のトレースについて磁気
テープ15がN倍速で走るとすると、磁気ヘッド14A
、14B、14C、14Dは、夫々、数フイールドにま
たがってトレースすることになる。この時、夫々の磁気
ヘッドが横切るトラック数は以下のようになる。 N>0・・・(2N−1)/2 N≦0・・・(−2N+3)/2
【0055】従って、1本のトラックから取れるデータ
量は、1本全て取れた場合を1とすると、この一実施例
では2倍のデータが取れることになる。 N>0・・・2/(2N−1) N≦0・・・2/(1−2N)
【0056】従って、1フイールドのデジタル映像信号
がnトラックに分割記録されている通常のセグメント記
録方式のN倍速再生に比して、1トラックから得られる
データ量は2倍になる。より正確には、設定したデータ
エリア数倍の量のデータを得ることができる。このよう
に、多くのデータを拾えるため、N倍速再生に於いて十
分な画質を得ることができる。
【0057】(3)可変速再生時に於けるDTヘッドの
振幅について nトラックで構成される1フイールドのデジタル映像信
号を、2つのデータエリアDA1、DA2に分割して記
録するため、1つのデータエリアDA1、DA2に形成
されるトラック数は、前述したように(1/2)となる
。つまり、トラック数をnとすると、1つのデータエリ
アDA1、DA2に形成されるトラック数は、(n/2
)となる。
【0058】1つのデータエリアDA1、DA2が(n
/2)本のトラックTRで構成されていることから、D
Tヘッドの振幅DWは、(−1)〜(+3)倍速の範囲
では以下のように示される。 DW=3・TP ・(n/2) (TP はトラックピッチTP を表わす。)
【005
9】従って、上述の可変速範囲に於いて、トラックピッ
チTP 及びトラック数nが従来技術と同じ条件であれ
ば、振幅DWは(1/2)でよいことになる。
【0060】図9乃至図11に、磁気ヘッドの取付けの
詳細が示されている。図9には、回転ドラム17の構成
が示されている。回転ドラム17は、上ドラム21及び
下ドラム22から主に構成されており、上ドラム21及
び下ドラム22間には、磁気ヘッド、例えば、磁気ヘッ
ド14Aを支持・固定するためのバイモルフ板23が配
されている。尚、他の磁気ヘッド14B、14C、14
Dについても同様である。
【0061】バイモルフ板23は、一端側が上ドラム2
1の下面に、例えば、ビスのような固定手段によって固
定されていると共に、他端側に磁気ヘッド14Aが設け
られている。この磁気ヘッド14Aは、〔図9中、矢示
UD方向〕に振動する。バイモルフ板23の長さをL3
とした場合、磁気ヘッド14Aが固定されている他端側
は、図10に示されるように、例えば、角度θ4の範囲
で振動するようになされている。
【0062】据え置き型のVTRでは、変速再生時に於
ける磁気ヘッド14A及びバイモルフ板23の振幅を減
少させるため、例えば、図11に示されるような構成と
されている。即ち、一方のバイモルフ板23aの端部に
2つの磁気ヘッド14A、14Bがマウントされ、他方
のバイモルフ板23bの端部に2つの磁気ヘッド14C
、14Dがマウントされているものである。
【0063】上述のように、トラックピッチTP 及び
トラック数nが従来技術に示される条件と同じであれば
、振幅DWは(1/2)でよいため、バイモルフ板23
a、23bの振幅の角度は、図10に示されるように、
〔(θ4)/2〕の範囲で振動するように構成すればよ
いことになる。
【0064】このため、θ4の角度範囲にわたって振動
するバイモルフ板23を用いる場合には、図10中、一
点鎖線で示されるように、バイモルフ板23の長さL3
を短縮できる。例えば、長さL3を(L3/2)にする
ことができ、回転ドラム17を小型化することが可能と
なる。
【0065】また、若し、バイモルフ板23の長さL3
をそのままにした場合には、磁気ヘッド14の振幅を2
倍にすることができ、可変速の範囲を(−3)〜(+5
)倍に拡げることができる。
【0066】そして、バイモルフ板23の長さL3と、
振幅の角度θ4とを適切に調整することによって、回転
ドラム17の小型化と、可変速範囲の拡大を共に達成す
ることも可能である。
【0067】磁気テープ15から磁気ヘッド14A、1
4B、14C、14Dによって、デジタル映像信号が再
生され、切替え器及び増幅回路13を介して復調器27
に供給される。
【0068】復調器27では、チャンネルコーディング
の施されたデジタル映像信号が復調されて、チャンネル
コーディング前のデジタル映像信号が再生され、該デジ
タル映像信号が時間軸補正メモリ28に供給され書込ま
れる。
【0069】時間軸補正メモリ28に対するデジタル映
像信号の書込みは、再生されたクロック信号と、同期パ
ターンによって得られたアドレスに基づいてなされる。 この時間軸補正メモリ28からは、所定のタイミング信
号によって、デジタル映像信号が読出されて時間軸補正
が施される。デジタル映像信号はエラー訂正回路29に
供給される。
【0070】エラー訂正回路29では、デジタル映像信
号に対するエラーの検出及び訂正がなされる。このエラ
ー訂正のなされたデジタル映像信号はタイミング変換メ
モリ30に供給され、書込まれる。
【0071】タイミング変換メモリ30では、デジタル
映像信号を外部へ送出し得るように、所定のタイミング
信号によって、デジタル映像信号が読出されてタイミン
グ変換がなされる。タイミング変換のなされたデジタル
映像信号は出力プロセス回路31に供給される。
【0072】出力プロセス回路31では、伝送に必要と
される同期パターン等がデジタル映像信号に付加される
。該デジタル映像信号は、端子32を介して直接、出力
され、或いは、D/A変換器33にてアナログの映像信
号に変換された後に、端子34を介して出力される。
【0073】以下、この発明の他の実施例について図1
1を参照して説明する。この他の実施例が、上述の一実
施例と異なる点は、図11に示されるように、フイール
ドを構成しているトラックTR間にガードバンドGBを
設けていることである。
【0074】以下、ガードバンドGBを設ける利点につ
いて説明する。従来から長時間記録を可能とするため狭
トラック化とガードバンドレス化が進められてきている
。しかしながら、狭トラック化とガードバンドレス化に
よる編集時の影響が問題になりつつある。
【0075】これは、編集時、記録されている旧い映像
信号をイレーズヘッドによって消去するが、イレーズヘ
ッドの幅、取り付け誤差、トラッキングエラー等によっ
て、IN点に於ける消し残り、OUT 点に於ける消し
すぎが発生し問題となったものである。
【0076】そこで、ガードバンドGBを設けることに
よって、これらの問題点を解消しようとするものである
。また、ガードバンドGBを設けることと並行して、磁
気テープ15を薄くすることによって、従来同様に長時
間記録を可能とすることができる。
【0077】図11中、上述の一実施例と共通する部分
には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
【0078】データエリアDA1に於いて、第1フイー
ルドのデジタル映像信号が記録されているトラックTR
A1及びTRB1と、第2フイールドのデジタル映像信
号が記録されているトラックTRA2及びTRB2の間
には、ガードバンドGBが置かれている。
【0079】データエリアDA2に於いて、第1フイー
ルドのデジタル映像信号が記録されているトラックTR
C1及びTRD1と、第2フイールドのデジタル映像信
号が記録されているトラックTRC2及びTRD2の間
には、ガードバンドGBが置かれている。尚、その他の
構成、作用、効果等の内容については、前述した一実施
例と同様であるので、前述の一実施例と共通する部分に
は同一符号を付し、重複する説明を省略する。
【0080】この一実施例及び他の実施例では、データ
エリアを2つ設定する例について説明しているが、これ
に限定されるものではなく、データエリアの設定し得る
数は任意である。
【0081】この実施例によれば、磁気テープ15の幅
方向にデータエリアDA1、DA2を設定すると共に、
該データエリアDA1、DA2にトラックパターンを形
成し得るように、磁気ヘッド14A、14B、14C、
14Dを回転ドラム17に設け、そして、上述の磁気ヘ
ッド14A及び14BはデータエリアDA1のトラック
を形成或いはトレースし、磁気ヘッド14C及び14D
はデータエリアDA2のトラックを形成或いはトレース
しているので、ステイル再生ではトレースするトラック
の数を2倍にでき、また、N倍速再生では磁気ヘッド1
4A、14B、14C、14Dが夫々横切るトラック数
を2倍にでき再生し得るデータ量を2倍にできる。
【0082】一般的に、ステイル再生、N倍速再生等の
変速再生時に於いて、得られるデータ量を、1フイール
ドのデジタル映像信号がnトラックに分割記録されてい
る通常のセグメント記録方式に比して、少なくともデー
タエリア数倍にすることができる。また、N倍速再生時
、1トラックから得られるデータ量は、データエリア数
倍となる。
【0083】この結果、ステイル再生、N倍速再生等の
変速再生時に於いて、良好な画質を得ることができる。 また、複数のデータエリアの夫々に於いて、トレースそ
して、再生がなされるため、スクラッチに対して強くす
ることができる。
【0084】そして、nトラックTRで構成される1フ
イールドのデジタル映像信号を2つのデータエリアDA
1、DA2に分割して記録しているため、データエリア
DA1、DA2の夫々には、(n/2)本のトラックT
Rが形成されており、DTヘッドの振幅DWを、(−1
)〜(+3)倍速の範囲では小さくでき及び/または可
変速範囲を拡げることができる。
【0085】
【発明の効果】この発明にかかる記録装置によれば、磁
気テープの幅方向に複数のデータエリアが設定され、各
データエリアに対応し且つデータエリア毎に独立的に設
けられている記録ヘッドにより、1フイールドの映像信
号が各データエリアに等分割されて記録されているので
、各再生モードに於いて、記録ヘッドがトレースするト
ラック数或いは記録ヘッドが横切るトラック数を、設定
されるデータエリア数倍に増すことができて、再生デー
タ量を増すことができるという効果がある。
【0086】これによって、良好な画質を得ることがで
きるという効果がある。また、データエリアは複数、設
定され、複数のデータエリアの夫々に於いて、トレース
そして再生がなされるので、スクラッチに対して強くす
ることができるという効果がある。
【0087】そして、nトラックで構成される1フイー
ルド分の映像信号を複数のデータエリアに分割して記録
するので、1つのデータエリアには、(n/データエリ
ア数)本のトラックが形成されていることになり、DT
ヘッドの振幅を小さくでき及び/または可変速範囲を拡
げることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】回転ドラムに於ける磁気ヘッドの配置状態を示
す説明図である。
【図3】磁気ヘッドの相対的な位置関係を示す説明図で
ある。
【図4】回転ドラムに於ける磁気ヘッドの配置状態を示
す説明図である。
【図5】磁気ヘッドの相対的な位置関係を示す説明図で
ある。
【図6】テープパターンと、データエリアを示す説明図
である。
【図7】ステイル再生時に於ける磁気ヘッドのトレース
状態を示す説明図である。
【図8】ステイル再生時に於ける磁気ヘッドのトレース
状態を示す説明図である。
【図9】DTヘッドの回転ドラムに対する取付け状態を
示す説明図である。
【図10】DTヘッドの振幅を示す説明図である。
【図11】DTヘッドの回転ドラムに対する取付け状態
を示す説明図である。
【図12】この発明の他の実施例に於けるテープパター
ンを示す説明図である。
【図13】従来の回転ドラムに於ける磁気ヘッドの配置
状態を示す説明図である。
【図14】従来の磁気ヘッドの相対的な位置関係を示す
説明図である。
【図15】従来のテープパターンと、データエリアを示
す説明図である。
【図16】従来のステイル再生時に於ける磁気ヘッドの
トレース状態を示す説明図である。
【図17】従来の倍速再生時に於ける磁気ヘッドのトレ
ース状態を示す説明図である。
【図18】従来のテープパターンと、セグメント記録方
式を示す説明図である。
【符号の説明】
14A、14B、14C、14D  磁気ヘッド86A
、86B、86C、86D  磁気ヘッド15、87 
 磁気テープ 17  回転ドラム 23、23a、23b  バイモルフ板W  幅方向 DA1、DA2、DA10  データエリアTRA、T
RB、TRC、TRD  トラックTRA1、TRB1
、TRC1、TRD1  トラックTRA2、TRB2
、TRC2、TRD2  トラックn  トラック数

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  テープの幅方向に複数のデータエリア
    を形成する記録装置に於いて、nトラックで構成される
    1フイールド分のデータを、上記複数のデータエリアに
    等分割し、上記データエリアの夫々のトラックパターン
    は、各データエリアごとに独立している記録ヘッドにて
    形成されることを特徴とする記録装置。
JP14534691A 1991-05-21 1991-05-21 記録装置 Pending JPH04344305A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14534691A JPH04344305A (ja) 1991-05-21 1991-05-21 記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14534691A JPH04344305A (ja) 1991-05-21 1991-05-21 記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04344305A true JPH04344305A (ja) 1992-11-30

Family

ID=15383062

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14534691A Pending JPH04344305A (ja) 1991-05-21 1991-05-21 記録装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH04344305A (ja)

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