JPH04344145A - 可変速ギヤドモータ及びその系列 - Google Patents

可変速ギヤドモータ及びその系列

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JPH04344145A
JPH04344145A JP3145596A JP14559691A JPH04344145A JP H04344145 A JPH04344145 A JP H04344145A JP 3145596 A JP3145596 A JP 3145596A JP 14559691 A JP14559691 A JP 14559691A JP H04344145 A JPH04344145 A JP H04344145A
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reduction ratio
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geared motor
inverter
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千葉 喜一
Masayuki Tanigawa
谷川 正行
Masanori Egawa
正則 江川
Seiji Minegishi
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    • H02K17/02Asynchronous induction motors
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    • HELECTRICITY
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、いわゆるインバータ駆
動により回転速度が制御可能なインバータモータと、歯
車減速機とを組合わせた可変速ギヤドモータに関する。
【0002】
【従来の技術】歯車減速機と電動機(モータ)とを一体
としたいわゆるギヤドモータは、産業用及び一般用のあ
らゆる機械装置を最適回転速度及びトルクで駆動するた
めの動力伝達用基礎ユニットとして広く活用されている
【0003】図4は従来周知のギヤドモータ10の構造
を例示する展開断面図である。図において符号20がモ
ータ、30が歯車減速機をそれぞれ示している。このギ
ヤドモータ10の出力トルクを大きくするのは、同じモ
ータ20に対しては歯車減速機30の減速比i を大き
くすることによって達成される。
【0004】そのため、図4に示されるように、一般に
ギヤドモータにおいては、2段、あるいは3段の歯車列
を収容できるようになっている。
【0005】又、これと共に、この2段、あるいは3段
の歯車列をよりコンパクトに収納するために、1段目の
ピニオン21をモータ軸11に直接歯切りしたり、ある
いは圧入したりする方法が採られている。
【0006】更に、出力軸の軸受のメタルの改良によっ
て、よりコンパクト化する試みもなされている。
【0007】2段型の歯車列の場合、例えば日本歯車工
業会の規格JIGMA212−01によれば、図6に示
されるように減速比6.3〜50が得られ、3段型の歯
車列によれば、31.5〜315が得られるとされてい
る。
【0008】一方、8以下の減速比の歯車列は、同JI
GMA211−01の減速比に従って、1段型として稀
に製作されることがあった。
【0009】ところで、1980年代より、電子技術の
進歩により、可変周波数のインバータ駆動の3相交流か
ご型モータによる可変速ドライブが実用化されている。 又、これと歯車減速機とを組合わせることにより、モー
タの出力を低速大トルクで速度可変とした可変速ギヤド
モータも実用化されている。
【0010】インバータ駆動においては、商用電源周波
数(50Hz 、又は60Hz )の1/N〜1/1の
周波数(例えば50Hz 地域でN=10のときにおい
ては5Hz〜50Hz )で駆動することにより1:N
の変速領域を確保することができる。
【0011】このような事情から、インバータ駆動のモ
ータにあっては、その可変減速比N以下の減速比の歯車
減速機を組合わせることは一般にはなく、現実にも減速
比10の下には減速比5という商品が例外的に存在する
だけだった。
【0012】これは主に次のような理由に依っていたた
めと考えられる。
【0013】(1)インバータモータにおいては、ほぼ
1〜10の任意の減速比が該インバータモータ単体で達
成でき、従ってこれ以上の減速比が要求される場合に真
にインバータモータと歯車減速機とを組合わせる意義が
生じる。
【0014】(2)減速比8以下(特に6.3未満)の
歯車減速機は、従来ならば、もし作るとすれば1段型で
あることから、モータ軸と出力軸の距離が歯車の心間距
離と等しくなるため、可変速ギヤドモータの心高が高過
ぎる(あるいは低過ぎる)構造となり、全体としてコン
パクト化できない。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような発想によって減速比の設定された可変速ギヤド
モータは、現在の所定のニーズに対しては必ずしも十分
対応したものとはなっていなかった。
【0016】即ち、例えばポンプの駆動、又は高速コン
ベアの駆動等の用途においては、200rpm 〜90
0rpm の比較的高速の回転領域が通常の制御回転領
域として使用されるが、この回転領域において、上記従
来公知の可変速ギヤドモータは、インバータモータの出
力を十分に活用し得る経済的なものとはなっていなかっ
たのである。
【0017】この第1の理由としては、可変速ギヤドモ
ータの出力軸(カップリング)は出力トルクとラジアル
荷重とに基づいて設計されるため、出力トルクの大きな
「高減速」に合わせる必要があり、その結果非常に大径
となるため、必然的に大きなカップリング等を採用する
必要があり、従って「不経済」なものとなっていたこと
が掲げられる。
【0018】第2の理由としては、次のような点が掲げ
られる。
【0019】図7は、従来公知の可変速ギヤドモータの
出力軸回転速度と出力トルクとの関係を示す図である。 なお、出力トルクはモータ定格トルクを100%とした
値で示している。図7において、■はインバータモータ
の出力トルク範囲、■は減速比i =5との組合わせに
よる出力トルク範囲、■は減速比i=10との組合わせ
による出力トルク範囲を、それぞれ減速機の効率を90
%と仮定して示している。
【0020】一方、図8は、従来公知の可変速ギヤドモ
ータの出力軸回転速度と許容入力容量との関係を示す図
である。許容入力容量は、モータの定格(kw)を10
0%とした値で示している。図8において、■はインバ
ータモータ単体の許容入力容量、■、■は、それぞれ減
速比 i=5、i =10との組合わせによる許容入力
範囲を示している。
【0021】図8に見るように、従来公知の可変速ギヤ
ドモータの許容入力容量は、比較的高速の回転領域(図
8においては360rpm 以上の領域)においては、
モータの定格に対して非常に低く、当該インバータモー
タの能力を十分発揮できないため、用途によってはより
大きなインバータモータ(単体)とインバータとを必要
とし、「不経済」なものとなっていた。
【0022】なお、このような事情に鑑み、この回転速
度領域においては、例えば特開昭60−26849にお
いて、潤滑油のトラクションと差動遊星機構とを組合わ
せた摩擦無段変速機のようないわゆる機械式変速機を用
いる別の駆動方法も開示されている。
【0023】図7の■、図8の■にその出力トルクと許
容入力容量特性を示す。
【0024】この機械式変速機を用いたものにおいては
、汎用のかご型モータと組合わせることにより、定馬力
特性と定トルク特性との中間的な特性を得ることができ
る。このため、低速回転領域において大トルクを発生す
ることができるため、可変速ギヤドモータよりも一面で
有利な特性を有するが、変速機の変速操作自体を機械的
に行う必要があるため、この操作を変速機から離れたと
ころから行うには、変速機のための制御装置を別途必要
とし、1個所において多数の変速機を集中的に制御する
必要があるポンプ、あるいは高速コンベアを用いたシス
テムにはあまり適したものではなかった。
【0025】本発明は、このような従来の問題に鑑みて
なされたものであって、可変ギヤドモータの活用におい
て、より軽量化、コンパクト化、及びより低コスト化を
図り、もって上記課題を解決せんとしたものである。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明は、具体的には、
インバータ駆動により回転速度が制御可能なインバータ
モータと、歯車減速機とを組合わせた可変速ギヤドモー
タにおいて、前記歯車減速機を2段型で構成し、且つ、
その減速比i を、前記インバータモータによって定ト
ルク特性が確保可能な最高減速比をNとしたときに、i
 ≦Nが成立する範囲に抑えたことにより、上記課題を
解決したものである。
【0027】なお、前記Nは、10以下とするのが好ま
しい。
【0028】又、本発明は、可変速ギヤドモータの系列
において、これを上述したような構成の可変速ギヤドモ
ータの一群によって形成し、更に、前記減速比i に関
し、その公比Rを、R=1.2〜1.5に設定すること
により、上記課題を解決したものである。
【0029】なお、前記減速比i は2、3、4、5、
6、8に設定されているのが望ましい。
【0030】
【作用】本発明においては、歯車減速機の減速比i を
、従来では意味がないと考えられていた範囲、即ちイン
バータモータによって定トルク特性が確保可能な最高減
速比N(一般的に10以上)よりも小さな範囲に敢えて
抑えて設定し、しかも、この小さな減速比の歯車減速機
を1段型ではなく2段型で構成した。
【0031】その結果、ポンプ、あるいは高速コンベア
の通常の制御回転領域において、これに相応しい減速比
を容易に選択することができると共に、当該歯車減速機
が2段型で構成してあることから、モータ軸と出力軸と
を同心に近づけて全体のコンパクト化を図ることができ
るようになった。
【0032】又、出力軸径を「高減速比」でないことか
ら必要以上に太くする必要がなくなり、その結果カップ
リング等を、小型化、軽量化、低コスト化することがで
きるようになった。
【0033】又、本発明においては、このような可変速
ギヤドモータ(即ちその減速比i がインバータモータ
の最高減速比Nよりも小さな可変速ギヤドモータ)の一
群によって形成され、且つ、これらの減速比i の公比
Rが1.2〜1.5に設定された可変速ギヤドモータの
系列を提供したため、後述するように、どの出力軸回転
速度領域であっても、可変速ギヤドモータの許容入力容
量は、インバータモータの定格に対して67%以上とな
るように選択できるようになり、非常に経済的な使用が
できるようになった。
【0034】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0035】図1は、本発明に係る可変速ギヤドモータ
の実施例を示す断面図である。
【0036】この可変速ギヤドモータ50は、インバー
タ駆動によって回転速度が制御可能なインバータモータ
60と、歯車減速機70とを組合わせたものである。
【0037】イバータモータ60は周知の構成により、
減速比1〜10(N=10)の間で定トルク特性が確保
されている。
【0038】歯車減速機70は、モータ軸61に圧入さ
れた第1ピニオン71、及びこの第1ピニオン71と噛
合する第1ギヤ72によって第1段の減速が為され、更
にこの第1ギヤ72の軸に取付けられた第2ピニオン7
3、及びこの第2ピニオン73と噛合する第2ギヤ74
によって第2段の減速が為されるように構成されている
。モータ軸61の回転はこの2段型の歯車列によって2
段階に減速され出力軸75に至る。
【0039】図2は、上記可変速ギヤドモータ50の出
力軸75の回転速度と出力トルクとの関係を減速比i 
をパラメータとして示した線図である。
【0040】図3は、上記可変速ギヤドモータ50の出
力軸75の回転速度と許容入力容量との関係を減速比i
 をパラメータとして示した線図である。
【0041】本発明においては、所定の歯車箱の中にで
きるだけ大きな減速比の減速機を収納することにより大
トルクを得るという従来の常識を抜本的に見直し、歯車
減速機70に予め用意する減速比(系列)の最大減速比
を、インバータ駆動における変速領域である1:10よ
りも小さな1:8に抑え、しかも、このような小さな減
速比でありながら歯車減速機70の歯車列を敢えて2段
型とし、インバータモータ60のモータ軸61と可変速
ギヤドモータの出力軸75とを同心に近づけて全体をコ
ンパクト化した。
【0042】又、歯車減速機70の減速比i として、
8以下に2、3、4、5、6を予め用意した。これらの
減速比i は、その系列の公比Rがそれぞれ2−3の間
が1.50、3−4の間が1.33、4−5の間が1.
25、5−6の間が1.20、そして6−8の間が1.
33であり、いずれも1.2〜1.5の範囲に納まって
いる。
【0043】又、可変速ギヤドモータ60の出力軸75
の径は、最大減速比i=8における出力トルクに相応し
い軸径とされ、カップリングの軽量、コンパクト化が図
られている。
【0044】上記実施例による図2の特性と従来公知例
による前記図7の特性との比較、及び上記実施例による
図3の特性と従来公知例による前記図8の特性との比較
から、上記実施例の以下のような利点を挙げることがで
きる。
【0045】即ち、従来は、インバータモータの場合、
これ自体によってその最大減速比Nまでの任意の減速比
を得ることができるため、当該インバータモータと低減
速比の歯車減速機を組合わせるという発想が基本的にな
く、インバータモータに歯車減速機を直結させる場合に
は、「大減速比」を得るという発想が一般的であった。 その結果、前述したように減速比10の下には例外的に
減速比5のものがあるだけであり、従って、インバータ
モータによる最高出力回転速度が例えば1800rpm
 であった場合には、360rpm 以上の領域に関し
ては、(歯車減速機の組合わされていない)単体のイン
バータモータを選択せざるを得なかった。
【0046】ところが、図8から明らかなように360
rpm におけるインバータモータ単体の許容入力容量
は、当該インバータモータの定格に対して約20%程度
にしかならず、この領域は当該インバータモータの能力
を十分に発揮できる領域とはなっていない。従って、用
途によってはより大型のインバータモータ(単体)を選
択せざるを得なかった。
【0047】これに対し、本実施例においては、歯車減
速機70の最大減速比がインバータモータによって定ト
ルク特性が確保可能な最高減速比N(この実施例ではN
=10)よりも小さな8に抑えられ、且つ、公比Rが1
.2〜1.5に収められたi=2、3、4、5、6、8
の系列が用意されているため、インバータモータ60の
同期回転速度の1/Nから1/2の回転領域において当
該インバータモータの定格に対して67%以上の許容入
力容量を必ず確保できるように可変速ギヤドモータを選
択することができる。
【0048】この結果、使用するインバータモータ60
の能力を十分に活用することができるため、従来より1
ランク、あるいは2ランク小さなインバータモータであ
っても、従来と同様の使用目的を実現することができる
【0049】又、この低減速比を、本実施例では、敢え
て2段型で実現したため、インバータモータ60のモー
タ軸61と可変速ギヤドモータ50の出力軸75とをよ
り同心に近くすることができるようになり、一層のコン
パクト化が図れるようになっているものである。
【0050】なお、上記実施例においては、系列の公比
Rの最大値が1.5とされていたため、インバータモー
タ60の出力トルクの67%以上が確保でるようににな
っていたが、公比Rをより細かくとれば、この「67%
以上」は更に大きく確保することができるのは明らかで
ある。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
可変速ギヤドモータの活用において、より軽量化、小型
化、及び低コスト化が図れるようになるという優れた効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例に係る可変速ギヤドモ
ータの一部破断の概略正面図である。
【図2】図2は、上記可変速ギヤドモータの出力軸回転
速度と出力トルクとの関係を、減速比をパラメータとし
て示した線図である。
【図3】図3は、上記可変速ギヤドモータの出力軸回転
速度と許容入力容量との関係を、減速比をパラメータと
して示した線図である。
【図4】図4は、従来公知のギヤドモータの構造を例示
した展開断面図である。
【図5】図5は、日本歯車工業会の規格JIGMA21
1−01に規定された1段型の減速比の系列を示したグ
ラフである。
【図6】図6は、同じくJIGMA212−01に規定
された2段型及び3段型の減速比の系列を示したグラフ
である。
【図7】図7は、従来の可変速ギヤドモータの出力軸回
転速度と出力トルクとの関係を減速比をパラメータとし
て示した図2相当の線図である。
【図8】図8は、従来の可変速ギヤドモータの出力軸回
転速度と許容入力容量との関係を減速比をパラメータと
して示した図3相当の線図である。
【符号の説明】
50…可変速ギヤドモータ、 60…インバータモータ、 61…モータ軸、 70…歯車減速機、 71…第1ピニオン、 72…第1ギヤ、 73…第2ピニオン、 74…第2ギヤ、 75…出力軸。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インバータ駆動により回転速度が制御可能
    なインバータモータと、歯車減速機とを組合わせた可変
    速ギヤドモータにおいて、前記歯車減速機を2段型で構
    成し、且つ、その減速比i を、前記インバータモータ
    によって定トルク特性が確保可能な最高減速比をNとし
    たときに、i ≦Nが成立する範囲に抑えたことを特徴
    とする可変速ギヤドモータ。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記Nを10以下とし
    たことを特徴とする可変速ギヤドモータ。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載の可変速ギヤドモー
    タの一群によって形成され、且つ、前記減速比i に関
    し、その公比Rが、R=1.2〜1.5に設定されたこ
    とを特徴とする可変速ギヤドモータ系列。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記減速比i が2、
    3、4、5、6、8に設定されている可変速ギヤドモー
    タ系列。
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Cited By (1)

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