JPH04343703A - 繊維製造装置 - Google Patents
繊維製造装置Info
- Publication number
- JPH04343703A JPH04343703A JP20500591A JP20500591A JPH04343703A JP H04343703 A JPH04343703 A JP H04343703A JP 20500591 A JP20500591 A JP 20500591A JP 20500591 A JP20500591 A JP 20500591A JP H04343703 A JPH04343703 A JP H04343703A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- jet
- nozzle
- water
- fibers
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000007380 fibre production Methods 0.000 title 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 claims abstract description 10
- 239000000835 fiber Substances 0.000 claims description 40
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 7
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 49
- 239000000428 dust Substances 0.000 abstract description 4
- 239000012530 fluid Substances 0.000 abstract 1
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 7
- QDOXWKRWXJOMAK-UHFFFAOYSA-N chromium(III) oxide Inorganic materials O=[Cr]O[Cr]=O QDOXWKRWXJOMAK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 239000000463 material Substances 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 4
- 239000000377 silicon dioxide Substances 0.000 description 4
- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N aluminium oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 3
- 229910052681 coesite Inorganic materials 0.000 description 3
- 229910052906 cristobalite Inorganic materials 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 3
- 238000003892 spreading Methods 0.000 description 3
- 229910052682 stishovite Inorganic materials 0.000 description 3
- 229910052905 tridymite Inorganic materials 0.000 description 3
- 229920000742 Cotton Polymers 0.000 description 2
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 2
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 2
- 229910052593 corundum Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 2
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 2
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 2
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 2
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 2
- 235000012239 silicon dioxide Nutrition 0.000 description 2
- 229910001845 yogo sapphire Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000005995 Aluminium silicate Substances 0.000 description 1
- IAYPIBMASNFSPL-UHFFFAOYSA-N Ethylene oxide Chemical compound C1CO1 IAYPIBMASNFSPL-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000001154 acute effect Effects 0.000 description 1
- 239000000654 additive Substances 0.000 description 1
- 238000003915 air pollution Methods 0.000 description 1
- 235000012211 aluminium silicate Nutrition 0.000 description 1
- 239000004927 clay Substances 0.000 description 1
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 1
- 238000005265 energy consumption Methods 0.000 description 1
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 description 1
- 239000002657 fibrous material Substances 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- 239000012535 impurity Substances 0.000 description 1
- NLYAJNPCOHFWQQ-UHFFFAOYSA-N kaolin Chemical compound O.O.O=[Al]O[Si](=O)O[Si](=O)O[Al]=O NLYAJNPCOHFWQQ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000000314 lubricant Substances 0.000 description 1
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 1
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 239000012768 molten material Substances 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 229920002401 polyacrylamide Polymers 0.000 description 1
- 229920000642 polymer Polymers 0.000 description 1
- 239000011819 refractory material Substances 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
- 239000002893 slag Substances 0.000 description 1
- 239000007921 spray Substances 0.000 description 1
- 239000004753 textile Substances 0.000 description 1
- 229920001169 thermoplastic Polymers 0.000 description 1
- 239000004416 thermosoftening plastic Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Manufacture, Treatment Of Glass Fibers (AREA)
- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱軟化性物質から繊維
を、特に短繊維を製造する場合に用いる繊維製造のため
の装置に関する。
を、特に短繊維を製造する場合に用いる繊維製造のため
の装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ガラス、スラグ、カオリン粘土、
又はアルミナとシリカの混合原料、等を溶融して短繊維
を作る方法として、高圧空気流を作用せしめることが常
用されている。
又はアルミナとシリカの混合原料、等を溶融して短繊維
を作る方法として、高圧空気流を作用せしめることが常
用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この方法はブローイン
グ法として良く知られているが、このブローイング法に
は幾つかの欠点が存在する。即ち、 (1)空気を数kgf/cm2の圧力に圧縮するための
エネルギー消費が大きいこと。
グ法として良く知られているが、このブローイング法に
は幾つかの欠点が存在する。即ち、 (1)空気を数kgf/cm2の圧力に圧縮するための
エネルギー消費が大きいこと。
【0004】(2)ノズルからの空気ジェットは、エジ
ェクターのように空気ジェットの数倍の容積の二次空気
を引込む(エジェクター効果)。従って空気ジェットで
運ばれる繊維を回収する装置(集綿器)は極めて大きな
排気量を必要とし、そのために設備は大きくなり、また
動力も大きなものを必要とする。
ェクターのように空気ジェットの数倍の容積の二次空気
を引込む(エジェクター効果)。従って空気ジェットで
運ばれる繊維を回収する装置(集綿器)は極めて大きな
排気量を必要とし、そのために設備は大きくなり、また
動力も大きなものを必要とする。
【0005】(3)また、集綿器を通過する排気中には
微細な繊維や非繊維物も含まれるので、そのままの状態
では大気中に放出できない。従って環境雰囲気を良好に
保つ為の集塵機も別に必要となり、その集塵機を動かす
ための動力も大きなものを必要とする。
微細な繊維や非繊維物も含まれるので、そのままの状態
では大気中に放出できない。従って環境雰囲気を良好に
保つ為の集塵機も別に必要となり、その集塵機を動かす
ための動力も大きなものを必要とする。
【0006】
【発明の目的】本発明はこのような従来技術の欠点を解
消し、熱軟化性物質から容易に繊維を製造できる繊維製
造のための装置を提供することを目的とする。
消し、熱軟化性物質から容易に繊維を製造できる繊維製
造のための装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の要旨は、液体
ジェットを噴射して熱軟化性物質の連続落下流を繊維化
するためのノズルを備えたことを特徴とする繊維製造の
ための装置である。
ジェットを噴射して熱軟化性物質の連続落下流を繊維化
するためのノズルを備えたことを特徴とする繊維製造の
ための装置である。
【0008】
【実施例】本発明では、従来の空気ジェットに代えて、
液体ジェット、特に好ましくは水ジェットを用いる。
液体ジェット、特に好ましくは水ジェットを用いる。
【0009】すなわち、まず繊維原料の溶融物を連続的
な細い流れとして落下させる。この細い流れをあたかも
水ジェットで切るように作用させるのである。
な細い流れとして落下させる。この細い流れをあたかも
水ジェットで切るように作用させるのである。
【0010】水ジェットは高速であり、従って衝突する
と極めて大きな衝撃力又は圧力を相手に及ぼす。このよ
うな高圧又は高速の水ジェットは、一般に洗浄、切断な
どに用いられている。そして、このような水ジェットは
比較的容易に発生することができる。例えば、スギノマ
シン社製のジェットクリーナ、又は同社のアクアジェッ
トカッターなどを用いて発生することができる。これら
の機械は大きく別けて、水を高圧に昇圧する部分と、昇
圧した水を噴出するノズル部分からなる。
と極めて大きな衝撃力又は圧力を相手に及ぼす。このよ
うな高圧又は高速の水ジェットは、一般に洗浄、切断な
どに用いられている。そして、このような水ジェットは
比較的容易に発生することができる。例えば、スギノマ
シン社製のジェットクリーナ、又は同社のアクアジェッ
トカッターなどを用いて発生することができる。これら
の機械は大きく別けて、水を高圧に昇圧する部分と、昇
圧した水を噴出するノズル部分からなる。
【0011】本発明におけるノズルは、大きく分けて、
ノズルから水がほぼ収束したままの状態であまり広がら
ないで噴出する型式と、ノズルから次第に広がりながら
噴出する型式に分類できる。
ノズルから水がほぼ収束したままの状態であまり広がら
ないで噴出する型式と、ノズルから次第に広がりながら
噴出する型式に分類できる。
【0012】本発明においてはどちらの型式も採用でき
る。前者の場合、通称丸ノズルと呼ばれているものが代
表的であり、後者の場合、通称平射ノズルと呼ばれてい
るものが代表的である。
る。前者の場合、通称丸ノズルと呼ばれているものが代
表的であり、後者の場合、通称平射ノズルと呼ばれてい
るものが代表的である。
【0013】上記丸ノズルは、軸方向と直交する断面形
状が円、楕円の他矩形や、これ等を組み合わせたものが
ある。円の場合、例えばその直径は0.5〜3mmであ
る。これ等のノズルは断面の形状は異なるが、ノズルか
ら噴出した水は、なるべくそのノズルの断面形状を保ち
ながら噴出する等の特徴を有している。
状が円、楕円の他矩形や、これ等を組み合わせたものが
ある。円の場合、例えばその直径は0.5〜3mmであ
る。これ等のノズルは断面の形状は異なるが、ノズルか
ら噴出した水は、なるべくそのノズルの断面形状を保ち
ながら噴出する等の特徴を有している。
【0014】上記平射ノズルは、軸方向と直交する表面
形状が平面に開口する水の出口を横断して、直線状に延
びる浅い溝によって特徴ずけられる。水の出口に通ずる
穴の水平断面の形状は通常円形であり、その直径は例え
ば0.5〜3mmで溝の中央部に開口している。この溝
は、例えば断面が略V字形をして外へ向かって開いてお
り、その開く角度は15〜35度である。溝の幅は0.
5〜3mmである。長さは2〜6mmである。そしてこ
の浅い溝の両端はさらに別の深く幅の広い第2の溝に続
く。この第2の溝は浅い溝を延長するように延び、かつ
徐々に深くなりながらノズルの外側側面に達する。例え
ば第2の溝の底面は幅が3〜6mmで、浅い溝の両端か
らノズルの外側側面に向かって30〜60度の傾斜角度
で延びている。この平射ノズルから噴出する水は次第に
拡大しながら噴出する。1方向に大きく拡大するが、そ
れと直角方向への拡大はわずかである等の特徴を有して
いる。
形状が平面に開口する水の出口を横断して、直線状に延
びる浅い溝によって特徴ずけられる。水の出口に通ずる
穴の水平断面の形状は通常円形であり、その直径は例え
ば0.5〜3mmで溝の中央部に開口している。この溝
は、例えば断面が略V字形をして外へ向かって開いてお
り、その開く角度は15〜35度である。溝の幅は0.
5〜3mmである。長さは2〜6mmである。そしてこ
の浅い溝の両端はさらに別の深く幅の広い第2の溝に続
く。この第2の溝は浅い溝を延長するように延び、かつ
徐々に深くなりながらノズルの外側側面に達する。例え
ば第2の溝の底面は幅が3〜6mmで、浅い溝の両端か
らノズルの外側側面に向かって30〜60度の傾斜角度
で延びている。この平射ノズルから噴出する水は次第に
拡大しながら噴出する。1方向に大きく拡大するが、そ
れと直角方向への拡大はわずかである等の特徴を有して
いる。
【0015】空気ジェットに代えて水ジェットにする利
点は、空気よりも水を加圧する方が少ないエネルギーで
高い圧力まで容易に上昇させることができることである
。また、空気ジェットに代えて水ジェットにする別の利
点としては、容易に音速以上の速度を達成することがで
きることである。さらに空気ジェットに代えて水ジェッ
トにする別の利点としては、水の密度は空気の密度の約
800倍であり、水ジェットには、それだけ大きな運動
エネルギーを付与することができることである。さらに
空気ジェットに代えて水ジェットにする別の利点として
は、細いノズルから細いジェット流で、力を加えなけれ
ばならない部位に焦点を絞って噴射することも容易であ
ること、すなわち収束性を保ち易いこと等である。
点は、空気よりも水を加圧する方が少ないエネルギーで
高い圧力まで容易に上昇させることができることである
。また、空気ジェットに代えて水ジェットにする別の利
点としては、容易に音速以上の速度を達成することがで
きることである。さらに空気ジェットに代えて水ジェッ
トにする別の利点としては、水の密度は空気の密度の約
800倍であり、水ジェットには、それだけ大きな運動
エネルギーを付与することができることである。さらに
空気ジェットに代えて水ジェットにする別の利点として
は、細いノズルから細いジェット流で、力を加えなけれ
ばならない部位に焦点を絞って噴射することも容易であ
ること、すなわち収束性を保ち易いこと等である。
【0016】高速で高圧の水ジェットは、前述のように
細い水ジェットでも極めて大きな運動エネルギーを持つ
ことができる。従って熱軟化性物質に作用して繊維に転
換するにはエネルギー密度が極めて大きいのでそれだけ
有利である。また、そのための使用水量は驚く程少なく
てすむ利点もある。
細い水ジェットでも極めて大きな運動エネルギーを持つ
ことができる。従って熱軟化性物質に作用して繊維に転
換するにはエネルギー密度が極めて大きいのでそれだけ
有利である。また、そのための使用水量は驚く程少なく
てすむ利点もある。
【0017】実施例1
次に本発明の繊維製造のための装置の好ましい実施例を
説明する。
説明する。
【0018】図1は、1本の平射ノズル1を使用する場
合を示している。この平射ノズル1を使って例えば10
0m/秒の流速の水ジェット2を発生させる。この高い
エネルギーを持ち偏平に広がる水ジェット2が、熱軟化
性物質の細い連続落下流である細い流れ3を斜めに切る
ような状態で繊維化を達成し、多数の繊維4を作る。こ
の熱軟化性物質は、たとえばAl2O3を35〜65%
、SiO2を30〜60%及びその他の少量の不純物か
らなる組成のAl2O3−SiO2系セラミックファイ
バー組成物、及び上記組成にCr2O3を1〜6%含有
させた組成のAl2O3−SiO2−Cr2O3系セラ
ミックファイバー組成物である。
合を示している。この平射ノズル1を使って例えば10
0m/秒の流速の水ジェット2を発生させる。この高い
エネルギーを持ち偏平に広がる水ジェット2が、熱軟化
性物質の細い連続落下流である細い流れ3を斜めに切る
ような状態で繊維化を達成し、多数の繊維4を作る。こ
の熱軟化性物質は、たとえばAl2O3を35〜65%
、SiO2を30〜60%及びその他の少量の不純物か
らなる組成のAl2O3−SiO2系セラミックファイ
バー組成物、及び上記組成にCr2O3を1〜6%含有
させた組成のAl2O3−SiO2−Cr2O3系セラ
ミックファイバー組成物である。
【0019】この場合、水ジェット2の噴射角度と熱軟
化性物質の細い流れ3とが作る角度αは、鋭角(下向き
)でも鈍角(上向き)でもかまわないが、この噴射角度
は10〜90度の間で任意に選択できる。例えば好まし
くは70度である。この噴射角度が10度より小さいと
、繊維の生成量は少なく、またショットの粒径も大きく
なる等の点でよくない。
化性物質の細い流れ3とが作る角度αは、鋭角(下向き
)でも鈍角(上向き)でもかまわないが、この噴射角度
は10〜90度の間で任意に選択できる。例えば好まし
くは70度である。この噴射角度が10度より小さいと
、繊維の生成量は少なく、またショットの粒径も大きく
なる等の点でよくない。
【0020】実施例2
図2は2本の平射ノズル5,6を用いるもので、2つの
平面噴流が衝突する交線7上に、熱軟化性物質の連続落
下流である細い流れ8を落下させて、繊維化して多数の
繊維9を作る。2つの水ジェット10,11が交差する
角度βは、10〜65度が適当である。好ましくは20
〜40度である。この交差する角度βが10度より小さ
いと、繊維の生成量は少なく、またショットの粒径も大
きくなる等の点でよくない。またこの交差する角度βが
65度より大きいと、ショットの粒径は小さくなるが、
繊維の生成量が少なくなる等の点でよくない。
平面噴流が衝突する交線7上に、熱軟化性物質の連続落
下流である細い流れ8を落下させて、繊維化して多数の
繊維9を作る。2つの水ジェット10,11が交差する
角度βは、10〜65度が適当である。好ましくは20
〜40度である。この交差する角度βが10度より小さ
いと、繊維の生成量は少なく、またショットの粒径も大
きくなる等の点でよくない。またこの交差する角度βが
65度より大きいと、ショットの粒径は小さくなるが、
繊維の生成量が少なくなる等の点でよくない。
【0021】もし空気ジェットで図2に示すようなノズ
ルの配置を行うと、2つのジェットの衝突により上向き
の空気の流れが生じ、熱軟化性物質は上に吹き上げられ
て安定で効率のよい繊維化は望めない。しかし水ジェッ
ト10,11を使用する場合はそのような現象は起こら
ず、極めて安定した効率のよい繊維化が達成できる。
ルの配置を行うと、2つのジェットの衝突により上向き
の空気の流れが生じ、熱軟化性物質は上に吹き上げられ
て安定で効率のよい繊維化は望めない。しかし水ジェッ
ト10,11を使用する場合はそのような現象は起こら
ず、極めて安定した効率のよい繊維化が達成できる。
【0022】実施例3
図3及び図4は、3本以上の丸ノズル12〜14を用い
る場合の代表例を示す。図3は丸ノズル12〜14を3
本使用した場合の使用状態を示す斜視図である。図4は
図3のノズル10の配置を平面的に表したものである。
る場合の代表例を示す。図3は丸ノズル12〜14を3
本使用した場合の使用状態を示す斜視図である。図4は
図3のノズル10の配置を平面的に表したものである。
【0023】各丸ノズル12〜14から噴出する水ジェ
ットは、熱軟化性物質の落下流である細い流れ15の一
部を斜下向きに切るように、そして、あたかも、落下流
15の接線の方向から収束するように噴射される。これ
により多数の繊維25を作る。図3,図4では3本の丸
ノズルの例を示したが、4本以上の丸ノズルを用いるこ
とも可能である。
ットは、熱軟化性物質の落下流である細い流れ15の一
部を斜下向きに切るように、そして、あたかも、落下流
15の接線の方向から収束するように噴射される。これ
により多数の繊維25を作る。図3,図4では3本の丸
ノズルの例を示したが、4本以上の丸ノズルを用いるこ
とも可能である。
【0024】丸ノズル12〜14から噴出する水ジェッ
ト20〜22はかなりの距離を収束した状態のまま、例
えば2〜3倍程度の広がりで空中を飛ぶことができる。 すなわちあまり分散しないで空中を飛ぶことができる。 しかし途中で収束状態はくずれて次第に分散状態となる
。
ト20〜22はかなりの距離を収束した状態のまま、例
えば2〜3倍程度の広がりで空中を飛ぶことができる。 すなわちあまり分散しないで空中を飛ぶことができる。 しかし途中で収束状態はくずれて次第に分散状態となる
。
【0025】本発明の装置では、熱軟化性物質に作用す
る部分の水ジェットが収束状態でもよいし、あるいは幾
分分散状態の場合でも使用可能である。
る部分の水ジェットが収束状態でもよいし、あるいは幾
分分散状態の場合でも使用可能である。
【0026】一般に丸ノズルは、細いノズルとして作り
易いので、時に音速の3倍もの流速が実現できる。従っ
て、平射ノズル等からの水ジェットに比べエネルギー密
度は一層大きい。このような大きいエネルギー密度の水
ジェットは、ショット含有量を減少させることに一層有
利である。
易いので、時に音速の3倍もの流速が実現できる。従っ
て、平射ノズル等からの水ジェットに比べエネルギー密
度は一層大きい。このような大きいエネルギー密度の水
ジェットは、ショット含有量を減少させることに一層有
利である。
【0027】水ジェットを使って製造した繊維には少量
の水が含まれている。必要なら、繊維と水を分離し乾燥
すればよい。一般に多くの場合、得られた繊維をさらに
加工して利用する。例えば、繊維に混入するショットの
分離、繊維長の調整、繊維製品の成形などの工程がある
が、これらの工程は水を分離液として使用するので、水
に濡れた繊維は不利とはならない。
の水が含まれている。必要なら、繊維と水を分離し乾燥
すればよい。一般に多くの場合、得られた繊維をさらに
加工して利用する。例えば、繊維に混入するショットの
分離、繊維長の調整、繊維製品の成形などの工程がある
が、これらの工程は水を分離液として使用するので、水
に濡れた繊維は不利とはならない。
【0028】ところでこの発明は、上記実施例に限定さ
れない。水ジェットの代わりに他の液体のジェットを用
いることもできる。たとえば水に添加剤としてアクリル
アミドの重合体やエチレンオキサイドの重合体等の水の
収束を助ける各種高分子剤や、潤滑剤等の繊維処理剤を
添加したものや、各種金属粉やAl2O3、SiO2、
Cr2O3等の各種耐火材の粉末を添加したものである
。
れない。水ジェットの代わりに他の液体のジェットを用
いることもできる。たとえば水に添加剤としてアクリル
アミドの重合体やエチレンオキサイドの重合体等の水の
収束を助ける各種高分子剤や、潤滑剤等の繊維処理剤を
添加したものや、各種金属粉やAl2O3、SiO2、
Cr2O3等の各種耐火材の粉末を添加したものである
。
【0029】
【発明の効果】従来方法で使用される空気ジェットはエ
ジェクター効果により多量の二次空気を誘引する。それ
ゆえ生成した繊維から分離しなければならない空気の容
量が極めて大きい。その設備費、さらにその運転費(電
力料金)は大きな額となる。さらに排気中には細かい繊
維が含まれ、そのまま排出すると大気汚染を起こす。
ジェクター効果により多量の二次空気を誘引する。それ
ゆえ生成した繊維から分離しなければならない空気の容
量が極めて大きい。その設備費、さらにその運転費(電
力料金)は大きな額となる。さらに排気中には細かい繊
維が含まれ、そのまま排出すると大気汚染を起こす。
【0030】これに対して、本発明は液体ジェット、特
に水ジェットを使用して繊維化する。液体ジェットは実
質的にエジェクター効果を生じることはないので、一切
、空気の処理を行う必要はない。従ってそのための設備
費、運転費の負担はなく、また粉塵を含む排気も発生し
ないので環境を汚染することもない。したがって生産効
率の向上およびコストの低減が図れる。
に水ジェットを使用して繊維化する。液体ジェットは実
質的にエジェクター効果を生じることはないので、一切
、空気の処理を行う必要はない。従ってそのための設備
費、運転費の負担はなく、また粉塵を含む排気も発生し
ないので環境を汚染することもない。したがって生産効
率の向上およびコストの低減が図れる。
【図1】本発明の繊維製造のための装置の実施例1を示
す斜視図。
す斜視図。
【図2】本発明の繊維製造のための装置の実施例2を示
す斜視図。
す斜視図。
【図3】本発明の繊維製造のための装置の実施例3を示
す斜視図。
す斜視図。
【図4】本発明の繊維製造のための装置の実施例3を示
す平面図。
す平面図。
1 平射ノズル
2 水ジェット
3 熱軟化性物質の細い流れ
4 繊維
5 平射ノズル
6 平射ノズル
7 交線
8 熱軟化性物質の細い流れ
9 繊維
10 水ジェット
11 水ジェット
12 丸ノズル
13 丸ノズル
14 丸ノズル
15 細い流れ
20 水ジェット
21 水ジェット
22 水ジェット
25 繊維
Claims (1)
- 【請求項1】 液体ジェットを噴射して熱軟化性物質
の連続落下流を繊維化するためのノズルを備えたことを
特徴とする繊維製造のための装置。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20500591A JP2942020B2 (ja) | 1991-05-15 | 1991-05-15 | 繊維製造装置 |
AU12165/92A AU654698B2 (en) | 1991-03-13 | 1992-03-10 | A method and apparatus for producing fibers |
BR929200829A BR9200829A (pt) | 1991-03-13 | 1992-03-11 | Metodo e aparelho para producao de fibras |
CA002062878A CA2062878C (en) | 1991-03-13 | 1992-03-12 | A method and apparatus for producing fibers |
DE69220266T DE69220266T2 (de) | 1991-03-13 | 1992-03-13 | Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung von Fasern |
US07/851,423 US5322650A (en) | 1991-03-13 | 1992-03-13 | Method and apparatus for producing fibers |
EP92104347A EP0503655B1 (en) | 1991-03-13 | 1992-03-13 | A method and apparatus for producing fibers |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20500591A JP2942020B2 (ja) | 1991-05-15 | 1991-05-15 | 繊維製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04343703A true JPH04343703A (ja) | 1992-11-30 |
JP2942020B2 JP2942020B2 (ja) | 1999-08-30 |
Family
ID=16499878
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20500591A Expired - Fee Related JP2942020B2 (ja) | 1991-03-13 | 1991-05-15 | 繊維製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2942020B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102730964A (zh) * | 2012-07-24 | 2012-10-17 | 四川九河化工有限责任公司 | 一种利用低热值气体生产微纤玻璃棉的方法 |
-
1991
- 1991-05-15 JP JP20500591A patent/JP2942020B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102730964A (zh) * | 2012-07-24 | 2012-10-17 | 四川九河化工有限责任公司 | 一种利用低热值气体生产微纤玻璃棉的方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2942020B2 (ja) | 1999-08-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA1077211A (en) | Melt-blowing die for producing nonwoven mats | |
US5160746A (en) | Apparatus for forming a nonwoven web | |
US4472329A (en) | Process for production of synthetic fibers | |
US4343639A (en) | Process for production of fiber mats | |
US3881903A (en) | Apparatus for producing glass fibers | |
AU642648B2 (en) | Process and apparatus for forming a nonwoven web | |
JPH04343703A (ja) | 繊維製造装置 | |
US5322650A (en) | Method and apparatus for producing fibers | |
US2341859A (en) | Nozzle | |
JPH07115403B2 (ja) | 熱可塑性樹脂フィルムの冷却方法および装置 | |
US4343635A (en) | Glass fiber-forming apparatus | |
CN215561040U (zh) | 一种纤维网形成设备及共混纤维网 | |
KR102458142B1 (ko) | 개선된 벤투리 스크러버 및 이를 이용한 입자의 제거 방법 | |
JPS6345903B2 (ja) | ||
US4284395A (en) | Apparatus for forming filaments | |
KR102041579B1 (ko) | 금속분말제조장치 | |
CA1162742A (en) | Glass fiber-forming apparatus | |
JPH05239707A (ja) | 繊維の製造装置 | |
SU1673547A1 (ru) | Устройство дл получени штапельного волокна | |
CN114455851A (zh) | 一种玻璃生产制造喷砂加工设备及其喷砂处理工艺 | |
JPH0718511A (ja) | 粘ちょうな物質から繊維を製造する方法および装置 | |
RU2044705C1 (ru) | Центрифуга для изготовления минерального волокна | |
JPS6311198Y2 (ja) | ||
RU2056171C1 (ru) | Способ вихревого измельчения материалов и устройство для его осуществления | |
JPH1029830A (ja) | 細片状鉱物質原料の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |