JPH04343703A - 繊維製造装置 - Google Patents

繊維製造装置

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JPH04343703A
JPH04343703A JP20500591A JP20500591A JPH04343703A JP H04343703 A JPH04343703 A JP H04343703A JP 20500591 A JP20500591 A JP 20500591A JP 20500591 A JP20500591 A JP 20500591A JP H04343703 A JPH04343703 A JP H04343703A
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jet
nozzle
water
fibers
air
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JP20500591A
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Shigeo Endo
茂男 遠藤
Haruo Kawashima
川島 治雄
Kimio Hirata
公男 平田
Yasuo Misu
安雄 三須
Akira Ito
明 伊藤
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Saint Gobain TM KK
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Toshiba Monofrax Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱軟化性物質から繊維
を、特に短繊維を製造する場合に用いる繊維製造のため
の装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ガラス、スラグ、カオリン粘土、
又はアルミナとシリカの混合原料、等を溶融して短繊維
を作る方法として、高圧空気流を作用せしめることが常
用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この方法はブローイン
グ法として良く知られているが、このブローイング法に
は幾つかの欠点が存在する。即ち、 (1)空気を数kgf/cm2の圧力に圧縮するための
エネルギー消費が大きいこと。
【0004】(2)ノズルからの空気ジェットは、エジ
ェクターのように空気ジェットの数倍の容積の二次空気
を引込む(エジェクター効果)。従って空気ジェットで
運ばれる繊維を回収する装置(集綿器)は極めて大きな
排気量を必要とし、そのために設備は大きくなり、また
動力も大きなものを必要とする。
【0005】(3)また、集綿器を通過する排気中には
微細な繊維や非繊維物も含まれるので、そのままの状態
では大気中に放出できない。従って環境雰囲気を良好に
保つ為の集塵機も別に必要となり、その集塵機を動かす
ための動力も大きなものを必要とする。
【0006】
【発明の目的】本発明はこのような従来技術の欠点を解
消し、熱軟化性物質から容易に繊維を製造できる繊維製
造のための装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の要旨は、液体
ジェットを噴射して熱軟化性物質の連続落下流を繊維化
するためのノズルを備えたことを特徴とする繊維製造の
ための装置である。
【0008】
【実施例】本発明では、従来の空気ジェットに代えて、
液体ジェット、特に好ましくは水ジェットを用いる。
【0009】すなわち、まず繊維原料の溶融物を連続的
な細い流れとして落下させる。この細い流れをあたかも
水ジェットで切るように作用させるのである。
【0010】水ジェットは高速であり、従って衝突する
と極めて大きな衝撃力又は圧力を相手に及ぼす。このよ
うな高圧又は高速の水ジェットは、一般に洗浄、切断な
どに用いられている。そして、このような水ジェットは
比較的容易に発生することができる。例えば、スギノマ
シン社製のジェットクリーナ、又は同社のアクアジェッ
トカッターなどを用いて発生することができる。これら
の機械は大きく別けて、水を高圧に昇圧する部分と、昇
圧した水を噴出するノズル部分からなる。
【0011】本発明におけるノズルは、大きく分けて、
ノズルから水がほぼ収束したままの状態であまり広がら
ないで噴出する型式と、ノズルから次第に広がりながら
噴出する型式に分類できる。
【0012】本発明においてはどちらの型式も採用でき
る。前者の場合、通称丸ノズルと呼ばれているものが代
表的であり、後者の場合、通称平射ノズルと呼ばれてい
るものが代表的である。
【0013】上記丸ノズルは、軸方向と直交する断面形
状が円、楕円の他矩形や、これ等を組み合わせたものが
ある。円の場合、例えばその直径は0.5〜3mmであ
る。これ等のノズルは断面の形状は異なるが、ノズルか
ら噴出した水は、なるべくそのノズルの断面形状を保ち
ながら噴出する等の特徴を有している。
【0014】上記平射ノズルは、軸方向と直交する表面
形状が平面に開口する水の出口を横断して、直線状に延
びる浅い溝によって特徴ずけられる。水の出口に通ずる
穴の水平断面の形状は通常円形であり、その直径は例え
ば0.5〜3mmで溝の中央部に開口している。この溝
は、例えば断面が略V字形をして外へ向かって開いてお
り、その開く角度は15〜35度である。溝の幅は0.
5〜3mmである。長さは2〜6mmである。そしてこ
の浅い溝の両端はさらに別の深く幅の広い第2の溝に続
く。この第2の溝は浅い溝を延長するように延び、かつ
徐々に深くなりながらノズルの外側側面に達する。例え
ば第2の溝の底面は幅が3〜6mmで、浅い溝の両端か
らノズルの外側側面に向かって30〜60度の傾斜角度
で延びている。この平射ノズルから噴出する水は次第に
拡大しながら噴出する。1方向に大きく拡大するが、そ
れと直角方向への拡大はわずかである等の特徴を有して
いる。
【0015】空気ジェットに代えて水ジェットにする利
点は、空気よりも水を加圧する方が少ないエネルギーで
高い圧力まで容易に上昇させることができることである
。また、空気ジェットに代えて水ジェットにする別の利
点としては、容易に音速以上の速度を達成することがで
きることである。さらに空気ジェットに代えて水ジェッ
トにする別の利点としては、水の密度は空気の密度の約
800倍であり、水ジェットには、それだけ大きな運動
エネルギーを付与することができることである。さらに
空気ジェットに代えて水ジェットにする別の利点として
は、細いノズルから細いジェット流で、力を加えなけれ
ばならない部位に焦点を絞って噴射することも容易であ
ること、すなわち収束性を保ち易いこと等である。
【0016】高速で高圧の水ジェットは、前述のように
細い水ジェットでも極めて大きな運動エネルギーを持つ
ことができる。従って熱軟化性物質に作用して繊維に転
換するにはエネルギー密度が極めて大きいのでそれだけ
有利である。また、そのための使用水量は驚く程少なく
てすむ利点もある。
【0017】実施例1 次に本発明の繊維製造のための装置の好ましい実施例を
説明する。
【0018】図1は、1本の平射ノズル1を使用する場
合を示している。この平射ノズル1を使って例えば10
0m/秒の流速の水ジェット2を発生させる。この高い
エネルギーを持ち偏平に広がる水ジェット2が、熱軟化
性物質の細い連続落下流である細い流れ3を斜めに切る
ような状態で繊維化を達成し、多数の繊維4を作る。こ
の熱軟化性物質は、たとえばAl2O3を35〜65%
、SiO2を30〜60%及びその他の少量の不純物か
らなる組成のAl2O3−SiO2系セラミックファイ
バー組成物、及び上記組成にCr2O3を1〜6%含有
させた組成のAl2O3−SiO2−Cr2O3系セラ
ミックファイバー組成物である。
【0019】この場合、水ジェット2の噴射角度と熱軟
化性物質の細い流れ3とが作る角度αは、鋭角(下向き
)でも鈍角(上向き)でもかまわないが、この噴射角度
は10〜90度の間で任意に選択できる。例えば好まし
くは70度である。この噴射角度が10度より小さいと
、繊維の生成量は少なく、またショットの粒径も大きく
なる等の点でよくない。
【0020】実施例2 図2は2本の平射ノズル5,6を用いるもので、2つの
平面噴流が衝突する交線7上に、熱軟化性物質の連続落
下流である細い流れ8を落下させて、繊維化して多数の
繊維9を作る。2つの水ジェット10,11が交差する
角度βは、10〜65度が適当である。好ましくは20
〜40度である。この交差する角度βが10度より小さ
いと、繊維の生成量は少なく、またショットの粒径も大
きくなる等の点でよくない。またこの交差する角度βが
65度より大きいと、ショットの粒径は小さくなるが、
繊維の生成量が少なくなる等の点でよくない。
【0021】もし空気ジェットで図2に示すようなノズ
ルの配置を行うと、2つのジェットの衝突により上向き
の空気の流れが生じ、熱軟化性物質は上に吹き上げられ
て安定で効率のよい繊維化は望めない。しかし水ジェッ
ト10,11を使用する場合はそのような現象は起こら
ず、極めて安定した効率のよい繊維化が達成できる。
【0022】実施例3 図3及び図4は、3本以上の丸ノズル12〜14を用い
る場合の代表例を示す。図3は丸ノズル12〜14を3
本使用した場合の使用状態を示す斜視図である。図4は
図3のノズル10の配置を平面的に表したものである。
【0023】各丸ノズル12〜14から噴出する水ジェ
ットは、熱軟化性物質の落下流である細い流れ15の一
部を斜下向きに切るように、そして、あたかも、落下流
15の接線の方向から収束するように噴射される。これ
により多数の繊維25を作る。図3,図4では3本の丸
ノズルの例を示したが、4本以上の丸ノズルを用いるこ
とも可能である。
【0024】丸ノズル12〜14から噴出する水ジェッ
ト20〜22はかなりの距離を収束した状態のまま、例
えば2〜3倍程度の広がりで空中を飛ぶことができる。 すなわちあまり分散しないで空中を飛ぶことができる。 しかし途中で収束状態はくずれて次第に分散状態となる
【0025】本発明の装置では、熱軟化性物質に作用す
る部分の水ジェットが収束状態でもよいし、あるいは幾
分分散状態の場合でも使用可能である。
【0026】一般に丸ノズルは、細いノズルとして作り
易いので、時に音速の3倍もの流速が実現できる。従っ
て、平射ノズル等からの水ジェットに比べエネルギー密
度は一層大きい。このような大きいエネルギー密度の水
ジェットは、ショット含有量を減少させることに一層有
利である。
【0027】水ジェットを使って製造した繊維には少量
の水が含まれている。必要なら、繊維と水を分離し乾燥
すればよい。一般に多くの場合、得られた繊維をさらに
加工して利用する。例えば、繊維に混入するショットの
分離、繊維長の調整、繊維製品の成形などの工程がある
が、これらの工程は水を分離液として使用するので、水
に濡れた繊維は不利とはならない。
【0028】ところでこの発明は、上記実施例に限定さ
れない。水ジェットの代わりに他の液体のジェットを用
いることもできる。たとえば水に添加剤としてアクリル
アミドの重合体やエチレンオキサイドの重合体等の水の
収束を助ける各種高分子剤や、潤滑剤等の繊維処理剤を
添加したものや、各種金属粉やAl2O3、SiO2、
Cr2O3等の各種耐火材の粉末を添加したものである
【0029】
【発明の効果】従来方法で使用される空気ジェットはエ
ジェクター効果により多量の二次空気を誘引する。それ
ゆえ生成した繊維から分離しなければならない空気の容
量が極めて大きい。その設備費、さらにその運転費(電
力料金)は大きな額となる。さらに排気中には細かい繊
維が含まれ、そのまま排出すると大気汚染を起こす。
【0030】これに対して、本発明は液体ジェット、特
に水ジェットを使用して繊維化する。液体ジェットは実
質的にエジェクター効果を生じることはないので、一切
、空気の処理を行う必要はない。従ってそのための設備
費、運転費の負担はなく、また粉塵を含む排気も発生し
ないので環境を汚染することもない。したがって生産効
率の向上およびコストの低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の繊維製造のための装置の実施例1を示
す斜視図。
【図2】本発明の繊維製造のための装置の実施例2を示
す斜視図。
【図3】本発明の繊維製造のための装置の実施例3を示
す斜視図。
【図4】本発明の繊維製造のための装置の実施例3を示
す平面図。
【符号の説明】
1    平射ノズル 2    水ジェット 3    熱軟化性物質の細い流れ 4    繊維 5    平射ノズル 6    平射ノズル 7    交線 8    熱軟化性物質の細い流れ 9    繊維 10  水ジェット 11  水ジェット 12  丸ノズル 13  丸ノズル 14  丸ノズル 15  細い流れ 20  水ジェット 21  水ジェット 22  水ジェット 25  繊維

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  液体ジェットを噴射して熱軟化性物質
    の連続落下流を繊維化するためのノズルを備えたことを
    特徴とする繊維製造のための装置。
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AU12165/92A AU654698B2 (en) 1991-03-13 1992-03-10 A method and apparatus for producing fibers
BR929200829A BR9200829A (pt) 1991-03-13 1992-03-11 Metodo e aparelho para producao de fibras
CA002062878A CA2062878C (en) 1991-03-13 1992-03-12 A method and apparatus for producing fibers
DE69220266T DE69220266T2 (de) 1991-03-13 1992-03-13 Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung von Fasern
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102730964A (zh) * 2012-07-24 2012-10-17 四川九河化工有限责任公司 一种利用低热值气体生产微纤玻璃棉的方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102730964A (zh) * 2012-07-24 2012-10-17 四川九河化工有限责任公司 一种利用低热值气体生产微纤玻璃棉的方法

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