JPH04341231A - 電子内視鏡装置 - Google Patents

電子内視鏡装置

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JPH04341231A
JPH04341231A JP3140643A JP14064391A JPH04341231A JP H04341231 A JPH04341231 A JP H04341231A JP 3140643 A JP3140643 A JP 3140643A JP 14064391 A JP14064391 A JP 14064391A JP H04341231 A JPH04341231 A JP H04341231A
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light
solid
amount
illumination
exposure
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JP3140643A
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Shigeru Nishimura
茂 西村
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Fuji Photo Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子内視鏡装置に関し
、特に医療用として好適に用いられる電子内視鏡の撮像
システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子内視鏡装置は、一般に、内視鏡本体
と、プロセッサと、モニタ装置及び光源装置を備え、内
視鏡本体における挿入部を体腔等の内部に挿入して、光
源装置に内蔵した照明用ランプからの照明光を導光用の
光ファイバ、即ちライトガイドを介して体内に導いて、
観察対象部に向けて照明光を照射し、この観察対象部か
らの反射像をCCD等の固体撮像素子を備えた固体撮像
手段によって光電変換することにより撮像し、この画像
信号を固体撮像手段から読み出してプロセッサに伝送し
て、このプロセッサで信号処理を行った上でモニタ装置
に被写体の映像を表示するようにしている。
【0003】ここで、固体撮像手段により取得される画
像の画質は照明光の光量によって大きく左右される。即
ち、照明光量が少ない場合には、画像が暗くて不鮮明に
なる。これに対して、照明光量が多すぎると、固体撮像
素子が容易に飽和して、所謂白つぶれの現象が起きる等
の不都合がある。従って、モニタ画面に表示されるカラ
ー画像の画質の低下を来たすことになる。このような不
都合を避けて、画質の向上を図るには、常に適切な光量
で照明しなければならない。ところが、挿入部の先端に
近い位置を観察する場合には、被写体からの反射光の光
量が大きく、また遠い位置を観察する場合には、被写体
からの反射光も少なくなるというように、固体撮像手段
と被写体との距離によって最適な照明光量が異なってく
る。また、被写体の光反射率によっても反射光の光量レ
ベルが異なる。このために、観察部位等に応じて適宜照
明光量を調整する必要がある。
【0004】以上の要請から、光源装置における照明用
ランプとライトガイドの入射端との間に絞り部材を介装
し、この絞り部材によって、照明光量を調整するように
構成したものは従来から知られている。そして、この絞
り部材を現に撮影している被写体との位置関係等に応じ
て最適な照明光量となるように自動的に制御するために
、自動光量調整手段(ALC)を備え、固体撮像手段か
ら出力される映像信号をこの自動光量調整手段に取り込
んで、その輝度成分に基づいて最適光量を演算して、モ
ータ等からなる絞り部材の駆動手段の作動を制御するサ
ーボ機構に制御信号を入力して、駆動手段を作動させて
、絞り部材による照明光の絞り量を調整するようにして
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】医療用として用いられ
る内視鏡にあっては、患者の安全保護が図られていなけ
ればならない。このために、撮影システムを構成する部
材を患者回路と2次回路とに分けて、この患者回路と2
次回路との間をトランス,フォトカプラ等からなるアイ
ソレーション手段を介装して、両回路間を絶縁した状態
にして信号の授受を行うようにしている。ここで、自動
光量調整手段はモータ等の絞り駆動手段に接続されてい
るサーボ機構と接続される関係から、2次回路側に設け
なければならない。しかしながら、この自動光量調整手
段は固体撮像手段から出力される映像信号を取り込むた
めに、患者回路側に接続しなければならないことがある
。従って、この自動光量調整手段への接続部にもアイソ
レーション手段を介装する必要があり、このために装置
構成が大型化,複雑化する。しかも、光量絞り部材とし
ては、例えば絞り板等が用いられ、この絞り板を照明光
路と直交する方向に変位させることによって絞り量を変
化させるようにしているが、この絞り板では光量を微細
にコントロールすることができないという欠点もある。
【0006】ところで、固体撮像素子を用いたテレビジ
ョンカメラにおいては、その露光量を調整するために、
所謂電子シャッタ機構を備える構成となっている。この
電子シャッタ機構は、固体撮像素子における信号電荷の
蓄積途中で掃き出しパルスを加えることにより、それま
で蓄積した電荷をドレンに掃き出すと共に、掃き出し転
送時点から後に電荷を新たに蓄積し、この蓄積電荷を色
画像信号として取り出すものであって、この掃き出し転
送時点を調整することによって、露光量を調整し、もっ
て固体撮像素子が飽和して、白つぶれ現象が生じるのを
防止するためのものである。この電子シャッタ機構は、
固体撮像素子に掃き出しパルスを印加するものであるこ
とから、固体撮像素子の駆動回路からこのパルスを出力
させることができ、また前述した自動光量調整手段と同
様の機構を有する露光量調整手段を設けて、この露光量
調整手段からの信号により掃き出しパルスの印加タイミ
ングを設定すればよいことから、この露光量調整機構の
全体を患者回路側に設けることができ、また回路構成が
極めて簡略化することができると共に、微細な制御が可
能となる等の利点がある。
【0007】しかしながら、この電子シャッタ機構によ
る露光量の調整のみによっては完全に調整するのが困難
な場合がある。例えば、食道用内視鏡においては、食道
の奥部まで照明光を行き渡らせるために、強い照明光を
照射する必要がある。これに対して、例えば胃用内視鏡
で胃壁の検査を行う場合等にあっては、至近距離の被写
体を撮影することから、この被写体に対する照明光を著
しく弱くしなければならない。然るに、通常光源装置は
これら各種の内視鏡に共用されるものであるところから
、光源装置の光量が一定である場合には、電子シャッタ
機構によっては十分に露光調整を行うことができないこ
とがあり、前述した胃用内視鏡の場合には、露光時間を
最小限にしたとしても、固体撮像素子が飽和してしまっ
たり、また食道用内視鏡においては、露光時間を最大限
に取ったとしても、得られる画像が暗く、不鮮明になる
といった問題点があり、これがために電子シャッタ機構
を用いて露光調整を行うようにした電子内視鏡装置は未
だ実用化されていないのが現状である。
【0008】本発明は以上のような従来技術の欠点や問
題点を解消するためになされたものであって、その目的
とするところは、簡単な構成によって、患者保護を十分
に図ることができ、かつ被写体と固体撮像手段との位置
関係がどのようになっていても、極めて鮮明な被写体像
の撮影を行うことができるようにした電子内視鏡装置を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、固体撮像手段から得た映像信号に基
づいて適正露光時間を演算する露光量調整手段を有し、
この露光量調整手段による制御信号に基づいて、固体撮
像素子における信号電荷の蓄積途中で掃き出しパルスを
印加することによりその露光時間を制御する電子シャッ
タ機構と、照明用ランプの照明光量を調整可能な光量絞
り部材とを備え、この光量絞り部材で調整された照明光
量レベルの範囲内で電子シャッタ機構によって露光時間
を調整する構成としたことをその特徴とするものである
【0010】
【作用】前述した如く、内視鏡の種類や用途等によって
は、適正照明光量は、電子シャッタ機構を用いても補正
できない程度の差が生じる。そこで、絞り部材によって
予め照明光量を調整しておき、このようにして調整され
た照明光量のレベルの範囲内において電子シャッタ機構
を作動させて露光時間を調整することにより、固体撮像
素子の露光量を微細に制御することができる。例えば、
胃用内視鏡を用いる場合においては、絞り部材によって
光源装置から送られる照明光の光量を絞るようになし、
また食道用内視鏡を用いる場合には、絞り部材を開放す
るようにして強い照明光を照射する。これによって、電
子シャッタ機構による露光調整機能を十分に発揮させる
ことができ、固体撮像手段と被写体との間の位置関係や
、被写体の反射率等がどのような状態となってたとして
も、常に鮮明な画像を取得することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。まず、図1に本発明の電子内視鏡装置全体の基本
構成を示す。同図において、1は内視鏡本体、2はプロ
セッサ、3は光源装置をそれぞれ示し、内視鏡本体1は
その挿入部1aを体腔内に挿入されるようになっており
、また可撓性コード1bによってプロセッサ2及び光源
装置3に着脱可能に接続されるように構成されている。
【0012】光源装置3には照明用ランプ31が内蔵さ
れており、この照明用ランプ31からの照明光は光量絞
り部材32及びコンデンサレンズ33を順次介して回転
カラーフィルタ34を透過させることによって、R(赤
),G(緑),B(青)の波長光による順次照明が出力
される。11は光ファイババンドルからなるライトガイ
ドを示し、このライトガイド11は内視鏡本体1におけ
る可撓性コード1bの端部位置から挿入部1aの先端に
設けた照明窓に臨む位置まで挿通されており、可撓性コ
ード1bを光源装置3に接続すると、ライトガイド11
の入射端が照明光路に臨んで、R,G,Bの順次照明光
が入射されるようになる。ライトガイド11により伝送
された照明光は、挿入部1aの先端における照明窓から
被写体に向けて照射される。
【0013】挿入部1aの先端部には対物レンズ12が
装着されており、この対物レンズ12における結像位置
にはCCD等の固体撮像素子13が装着されており、こ
の固体撮像素子13に被写体像が結像されて、光電変換
されることになる。そして、固体撮像素子13により取
得した映像信号は、信号ケーブル14を介してプロセッ
サ2に伝送されて、このプロセッサ2によって信号処理
が行われる。このために、プロセッサ2には映像信号処
理回路21が設けられて、所定の信号処理が行われて、
R,G,Bの各色の画像信号が生成される。そして、こ
れら各色の画像信号は、A/D変換器22を介してフィ
ールドメモリ23に記憶させた上で、これら3色の画像
信号を同時に読み出して、D/A変換器24によってア
ナログ信号に変換されて、カラーエンコーダ25によっ
て合成されて、コンポジット映像信号としてモニタ装置
26に出力して、このモニタ装置26に被写体の映像が
表示されるようになっている。
【0014】而して、固体撮像素子13に蓄積された信
号電荷の読み出し駆動を行うために、固体撮像素子駆動
回路27がプロセッサ2(または内視鏡本体1側)に設
けられており、この固体撮像素子駆動回路27からの駆
動パルス信号によって固体撮像素子13における受光エ
リアに蓄積された信号電荷が蓄積部(または転送部)に
転送され、また蓄積部から信号ケーブル14に送り出さ
れる。そして、この固体撮像素子駆動回路27には同期
回路28が接続されており、この同期回路28から送ら
れる同期信号に基づいて固体撮像素子13を駆動するの
に必要なパルス信号が生成される。また、同期回路28
は映像信号処理回路21,A/D変換器22,フィール
ドメモリ23及びD/A変換器24にも接続されて、こ
れら各回路の作動に必要な基準クロック信号,水平同期
信号及び垂直同期信号が得られるようになっている。
【0015】ここで、固体撮像素子13は電子シャッタ
機構を備えている。そこで、以下にフレーム転送方式の
CCDを用いた場合における電子シャッタ機構について
説明する。フレーム転送方式で固体撮像素子13を駆動
するには、周知のように、R,G,Bの各色の波長光に
よる順次照明が行われている間に受光エリアに受光させ
ることにより、この受光エリアに信号電荷の蓄積を行わ
せ、この電荷蓄積時間のうちのある時間経過したときに
、固体撮像素子駆動回路27から掃き出しパルスとして
、逆転送パルスを固体撮像素子13に加えて、この間に
受光エリアに蓄積された電荷を不要電荷としてドレンに
掃き出させる。次に、新たに受光エリアに蓄積した信号
電荷は垂直ブランキング期間に正転送パルスを固体撮像
素子13に印加することにより画像信号として転送部に
転送して取り出す。
【0016】逆転送パルスの印加タイミングを設定する
ために、プロセッサ2には露光量制御回路29が設けら
れている。この露光量制御回路29は、エンコーダ25
からの出力映像信号のうち、輝度信号Y(またはR,G
,B画像のいずれか、例えばG画像の出力信号)を取り
込んで、その輝度レベルに応じて逆転送パルスの出力タ
イミングを設定する構成となっている。ところで、回転
カラーフィルタ34,ライトガイド11の光透過特性や
、固体撮像素子13における感度特性等から、R,G,
Bの色画像信号の出力レベルは同一ではなく、図2に示
したように、Rの色画像信号のレベルが最も高く、次い
でGの信号のレベルが高く、Bの色画像信号はR,Gに
比較して極めてレベルが低くなる傾向にある。従って、
これらR,G,Bの各色画像についてそれぞれ個別的に
逆転送パルスの印加タイミングを設定しなければならな
い。ただし、これらR,G,Bの色画像信号における出
力レベルの比率は前述した感度特性等から予め定まって
いる。そこで、R,G,Bのそれぞれの全照明期間のう
ちの最大露光時間をプリセットしておき、この最大露光
時間の範囲内において、輝度信号Yに応じて逆転送パル
スの印加タイミングを決定するように構成している。
【0017】而して、図3の(a)に示したように、照
明用ランプ31からの照明光を回転カラーフィルタ34
を介することによって、R,G,Bの波長光による順次
照明となし、これをライトガイド11を通して観察対象
部に照射するが、被写体にはR,G,Bの各波長領域光
による照明と、このR,G,Bの各波長光による照明期
間相互の間の遮光期間Sが順次繰り返されることになる
。従って、図3の(b)に示したように、このR,G,
Bの各波長光の照射時には、受光エリアにR,G,Bの
各フィールド期間RF,GF,BFにおける信号電荷の
蓄積が行われ、遮光期間S中の垂直ブランキング期間V
B内に、転送パルスTPを加えることにより、受光エリ
アに蓄積された信号電荷が蓄積部に転送される。
【0018】ここで、全フィールド期間RF,GF,B
Fのうちの一部を無効蓄積期間RD,GD,BDとする
ことによって、有効電荷蓄積期間RE,GE,BEを制
限して固体撮像素子13の露光量の調整を行う。即ち、
例えば遮光期間Sを経てRフィールド期間RFが開始し
て、固体撮像素子13における受光エリアの露光が開始
して、信号電荷が蓄積されて行くが、この信号電荷の蓄
積途中で、固体撮像素子駆動回路27から固体撮像素子
13に逆転送パルスRPを加えると、(c)に示したよ
うに、それまでに蓄積された電荷が不要電荷としてドレ
ンに掃き出される。そして、この逆転送パルスRPが印
加された後もRフィールド期間RFが継続するので、そ
れ以後において電荷の蓄積が再開する。Rフィールド期
間RFが終了して遮光期間Sに入ると、固体撮像素子1
3に転送パルスTPが加えられて、無効電荷蓄積期間R
Dが経過した後の、有効電荷蓄積期間REの間において
蓄積された電荷のみが転送される。しかも、既に説明し
たように、R,G,Bのそれぞれの全照明期間のうちの
最大露光時間が予めそれぞれRmax,Gmax,Bm
axとしてプリセットしておくことによって、露光量制
御回路29においては、エンコーダ25からの出力映像
信号のうち輝度信号Yを取り込んで、この輝度信号Yに
基づいてこのRmax:Gmax:Bmaxの比が保た
れるように露光時間の制御、即ち逆転送パルスRPの印
加タイミングの設定が行われる。
【0019】以上のように、固体撮像素子13と被写体
との間の位置関係や、被写体の光反射率等に応じて、全
フィールド期間に対して有効電荷蓄積期間を制限するこ
とによって、即ち固体撮像素子13の露光時間を制限す
ることによって、露光量が最適な状態となるように調整
される。従って、逆転送パルスRPの印加タイミングを
演算する露光量制御回路29と固体撮像素子駆動回路2
7とによって電子シャッタ機構が構成される。
【0020】この電子シャッタ機構によって、固体撮像
素子13における受光量が大きい場合には無効電荷蓄積
期間を長く取り、また受光量が小さいときには、無効電
荷蓄積期間を短縮したり、また無効電荷蓄積期間を無く
すことによって、固体撮像素子13が飽和して、白つぶ
れ現象が生じたり、またこの固体撮像素子13に蓄積さ
れる電荷が少な過ぎて画像が不鮮明になるのを防止する
ことができる。
【0021】ところで、光源装置3には各種の内視鏡が
接続されるようになっており、既に説明したように、食
道用内視鏡と胃用内視鏡とでは必要とする照明光量が著
しく相違する。このために、電子シャッタ機構による露
光時間を調整しただけでは十分ではなく、食道用内視鏡
を接続して被写体を撮影したときには、たとえ電子シャ
ッタ機構を全開状態にしても、画像が暗くなり過ぎて、
不鮮明になったり、また胃用内視鏡を接続した場合には
、電子シャッタ機構で露光時間を最小限に抑制したとし
ても、固体撮像素子を飽和させることがある。そこで、
この電子シャッタ機構と平行して光源光量そのものを調
整できるように構成した。この光源光量の調整は、光源
装置3に内蔵されている光量絞り部材32によって行う
。この光量絞り部材32は手動操作によってまたは自動
的に照明光の光量調整を行うことができるようになって
いる。
【0022】従って、光量絞り部材32によって被写体
に向けて照射される照明光の光量レベルを調整した上で
、電子シャッタ機構によって、実際に取得される画像信
号に基づいて固体撮像素子13の露光時間を調整する際
において、照明光量レベル自体が低過ぎたり、また高過
ぎたりすることがなくなるので、確実に露光調整を行う
ことができる。
【0023】次に、図4は本発明の第2の実施例を示す
ものであって、図中において、40は内視鏡本体を示し
、この内視鏡本体40は本体操作部41に体腔等の内部
に挿入される挿入部42を連設してなるものである。 この挿入部42の先端部には照明窓及び観察窓が形設さ
れ、照明窓には照明光を拡散させるための照明用レンズ
43が装着されており、このレンズ43には照明光を伝
送するための光ファイババンドルからなるライトガイド
44の出射端44aが臨んでいる。また、観察窓には対
物レンズ45が装着されており、この対物レンズ45の
結像位置には固体撮像手段としてのCCD46が設けら
れている。ここで、CCD46には色フィルタアレイが
装着されており、従って被写体に向けて照射される照明
光は白色光となっている。
【0024】CCD46には信号ケーブル47が接続さ
れており、この信号ケーブル47の他端は本体操作部4
1にまで延在せしめられている。この本体操作部41に
は、アナログ信号処理回路48及び同期回路49が設け
られており、さらにはCCD駆動回路50も内蔵されて
いる。従って、本体操作部41には、CCD46を駆動
するためのパルス信号を生成して、CCD46に印加し
て映像信号を読み出し、このようにして読み出された映
像信号を処理してコンポジット映像信号が生成される。 そして、このコンポジット映像信号は本体操作部41の
外に設けたモニタ装置51に出力され、また外部の画像
メモリ装置52にも接続可能となっている。このために
、本体操作部41には、これらモニタ装置51への接続
コネクタ53及びメモリ接続端子54が設けられている
。ここで、画像メモリ装置52には、A/D変換器52
a,フィールドメモリ52b及びD/A変換器52cを
有し、D/A変換器52cからの出力信号は画像フリー
ズ表示モニタ装置55に入力することができるようにな
っている。この画像メモリ装置52は信号処理回路48
における処理と同期させる必要があることから、画像メ
モリ装置52には外部からの同期信号を導入可能な同期
回路52dが設けられており、この同期回路52dは本
体操作部41に内蔵されている同期回路49からの同期
信号に基づいてデジタル信号処理を行うのに必要なパル
ス信号を生成するようになされている。従って、この同
期回路49を画像メモリ装置52に導入するために、本
体操作部41には同期出力端子56が設けられている。 そして、前述したモニタ装置51及び画像メモリ装置5
2からなる外部機器に接続するための接続コネクタ53
,メモリ接続端子54及び同期出力端子56はこれら外
部機器と電気的に絶縁した状態とするために、トランス
やフォトカプラ等からなるアイソレーション素子ISが
設けられている。
【0025】次に、被写体を照明するための照明手段と
しては、前述したライトガイド44が用いられ、このラ
イトガイド44は挿入部42から本体操作部41を介し
て、この本体操作部41に連設したユニバーサルコード
57に挿通されて、光源装置58に着脱可能に接続され
るようになっている。この光源装置58はAC電源プラ
グ58aを電源に接続することによって点灯せしめられ
る照明ランプ59を有し、この照明ランプ59からの照
明光はコンデンサレンズ60を介してライトガイド44
の入射端44bに入射せしめられるようになっている。 ただし、被写体には白色光による照明を行なうために、
回転カラーフィルタは設けられてはいない。そして、こ
の照明ランプ59からコンデンサレンズ60に至る照明
光路の途中位置には光量絞り部材61が設けられており
、この光量絞り部材61により、照明光の光量レベルの
調整を行うことができる。
【0026】また、光源装置58には、充電式のバッテ
リ62が内蔵されており、このバッテリ62によって本
体操作部41に内蔵されている信号処理回路48には同
期回路49,信号処理回路48,同期回路49及び同期
回路50に電源を供給するためのものである。このバッ
テリ62は照明ランプ59と同じ電源から充電させるよ
うになっており、前述した各回路に電源供給時にはAC
電源から電気的に絶縁されるようになっている。この切
り換えを自動的に行うために、図5に示す回路構成が設
けられている。同図から明らかなように、バッテリ62
はAC電源63から供給される交流電源を、トランスT
と整流器Dとからなる整流回路64によって直流に変換
して、バッテリ62に蓄電させることができるようにな
っている。そして、バッテリ62における充電側と放電
側とにはそれぞれスイッチ65,66が設けられており
、このスイッチ65,66はスイッチ駆動回路67によ
って連動して切り換わるようになっている。このスイッ
チ駆動回路67は照明ランプ59の作動に連動して切り
換わるスイッチ67aを有し、照明ランプ59が非点灯
状態にあるときには、スイッチ駆動回路67のスイッチ
67aがOFFの状態に保持され、このときには、スイ
ッチ65がONすると共に、スイッチ66はOFFの状
態となり、バッテリ62に充電が行われる。また、照明
ランプ59が点灯すると、スイッチ回路67のスイッチ
67aがONの状態になって、スイッチ65がOFF,
スイッチ66がONして、バッテリ62は放電可能とな
る。ここで、スイッチ駆動回路67における電源67b
からコイルC1,C2に通電したり、通電を遮断したり
することによってスイッチ65,66のON,OFF制
御されるようになっており、このように構成することに
よりバッテリ62の放電時には、このバッテリ62はA
C電源63とも、スイッチ駆動回路67とも電気的に絶
縁されることになる。
【0027】この第2の実施例の構成において、CCD
46の露光量の調整を行なうために、前述した第1の実
施例と同様、光量絞り部材61と電子シャッタ機構とを
併用している。即ち、光量絞り部材61には、絞り駆動
手段61aが付設されており、この絞り駆動手段61a
は接続される内視鏡本体の種類を識別して、内視鏡本体
の種類に応じて最適な照明光量レベルとなる絞り量を選
択する絞り量選択手段68が接続されている。一方、内
視鏡本体における光源装置58への接続部には、接続ピ
ン等からなるIDコード(図示せず)が設けられており
、絞り量選択手段68はこのIDコードを識別して、当
該の内視鏡本体に最適な光量レベルとなる絞り量の信号
を絞り駆動手段61aに入力することによって、自動的
に絞り部材61を制御できるようになっている。また、
電子シャッタ機構における掃き出しパルスの印加タイミ
ングを設定するのに必要な露光量制御回路69は映像信
号を処理するのに必要な諸回路と共に内視鏡本体40に
おける本体操作部41内に設けられている。ただし、こ
の場合においては、露光量制御回路69における制御信
号としては、エンコーダからの出力映像信号のうちの輝
度信号を用いることができるのは当然のこととして、ア
ナログ信号処理回路48から出力されるR,G,Bの各
色画像信号のうちの輝度成分を取り込むようにすること
もできる。この場合には、R,G,BのフィールドRF
,GF,BFにおけいて、それぞれ個別的に逆転送パル
スの印加タイミングが設定されて、有効電荷蓄積期間R
E,GE,BEが制限される。
【0028】以上のように構成することによって、照明
ランプ59を点灯させて、この照明ランプ59からの照
明光をライトガイド44により伝送して、体内の照明を
行なっている状態で挿入部42を体内に挿入し、被写体
からの反射光を対物レンズ45を介して、その結像位置
に設けたCCD46に結像させて、このCCD46によ
り光電変換させ、このCCD46に蓄積された信号電荷
を読み出して、信号ケーブル47を介してアナログ信号
処理回路48に伝送して、所定の信号処理が行われて、
コンポジット映像信号が生成される。このコンポジット
映像信号はモニタ装置51に出力されて、被写体の映像
が表示される。また、メモリ接続端子54及び同期出力
端子56に画像メモリ装置52を接続すると、アナログ
信号処理回路48で生成したコンポジット映像信号が取
り込まれ、この画像メモリ装置52に画像フリーズ表示
モニタ装置55を接続しておけば、フリーズ画像を表示
することができ、またハードコピー装置を接続すれば、
画像のハードコピーを作成することができる。
【0029】ここで、内視鏡本体40が光源装置58に
接続されると、絞り量選択手段68によりこの内視鏡本
体40の種類が認識されて、絞り駆動手段61aに制御
信号が入力される。そして、この制御信号に基づいて、
光量絞り部材61が変位して、当該の内視鏡本体40の
観察部位に応じた適正照明光量レベルとなるように、照
明光量の調整が自動的に行なわれる。また、実際に被写
体画像をCCD46で撮影するときには、露光量制御回
路69からの信号に基づいて同期回路49からCCD4
6に所定のタイミングで掃き出しパルスが印加されて、
露光時間を制限することによって、CCD46の露光量
の調整が行なわれ、このCCD46によって取得される
画像の画質を向上させることができる。
【0030】ここで、本体操作部41にコンポジット映
像信号を生成するのに必要な回路を内蔵させることによ
って、全体としての電子内視鏡システムの構成を小型化
,コンパクト化することができる。また、本体操作部4
1をモニタ装置51や画像メモリ装置52等といった外
部機器と接続するための接続コネクタ53,メモリ接続
端子54及び同期出力端子56の部位にはアイソレーシ
ョン素子ISを設けるようにしていることから、患者の
体内に挿入される内視鏡40全体を患者回路として、2
次回路を構成する外部機器と電気的に絶縁することがで
きる。さらに、バッテリ62はその放電時には確実にA
C電源63と絶縁されることができる。従って、患者の
安全保護が十分に図られることになる。また、CCD4
6の露光量を調整する機構としての電子シャッタ機構を
構成する露光量制御回路69及び掃き出しパルスをCC
D46に供給するCCD駆動回路49は共に、患者回路
を構成する本体操作部41に内蔵されていることから、
この露光量の調整機構全体が患者回路側に位置すること
になり、この機構に患者の保護を図るためのアイソレー
ション手段を設ける必要がなくなる。また、光量絞り部
材61は電子シャッタ機構における露光量を調整する機
能を補完するものであるが、この光量絞り部材61は患
者回路とは無関係に絞り調整が行なわれるので、この絞
り調整機構においてもアイソレーション手段を設ける必
要はない。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、電子シ
ャッタ機構と照明用ランプの照明光量を調整する絞り部
材とによって固体撮像手段における露光量の制御を行う
構成としたので、簡単な構成で、複数種類の内視鏡を単
一の光源装置に接続して使用する場合等であっても、固
体撮像手段の露光量を微細に調整することができ、また
電子内視鏡の映像信号を処理するシステムにおいて、患
者回路と2次回路とに分けるようにした場合であっても
、露光量の制御機構が患者回路と2次回路とにわたるよ
うなことがないので、アイソレーション手段を設ける必
要がなくなることから、回路構成を簡略化することがで
きる等の諸効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す電子内視鏡装置の
回路構成図である。
【図2】電子シャッタ機構を作動させない場合のR,G
,Bの色画像信号の出力レベルを示す線図である。
【図3】電子シャッタ機構の作動説明図である。
【図4】本発明の第2の実施例の回路構成図である。
【図5】図4のバッテリの作動回路図である。
【符号の説明】
1,40  内視鏡本体 2  プロセッサ 3  光源装置 13  固体撮像素子 21  映像信号処理回路 27  固体撮像素子駆動回路 29,69  露光量制御回路 31,59  照明用ランプ 32,61  光量絞り部材 48  アナログ信号処理回路 50  CCD駆動回路 61a  絞り駆動手段 68  絞り量選択手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  光源装置と、この光源装置における照
    明用ランプからの照明光を伝送して、被写体に向けて照
    射する導光用の光ファイバと、被写体の撮像を行う固体
    撮像手段と、この固体撮像手段から伝送される信号を処
    理するプロセッサとを備えた電子内視鏡装置において、
    前記固体撮像手段から得た映像信号に基づいて適正露光
    時間を演算する露光量調整手段を有し、この露光量調整
    手段による制御信号に基づいて、前記固体撮像素子にお
    ける信号電荷の蓄積途中で掃き出しパルスを印加するこ
    とによりその露光時間を制御する電子シャッタ機構と、
    前記照明用ランプの照明光量を調整可能な光量絞り部材
    とを備え、この光量絞り部材で調整された照明光量レベ
    ルの範囲内で前記電子シャッタ機構によって露光時間を
    調整する構成としたことを特徴とする電子内視鏡装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0815617A (ja) * 1994-07-04 1996-01-19 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡装置
JP2004243017A (ja) * 2003-02-17 2004-09-02 Pentax Corp 電子内視鏡システム
JP2007097710A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Fujinon Corp 電子内視鏡装置

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