JPH04340869A - ガンマ補正回路 - Google Patents
ガンマ補正回路Info
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- JPH04340869A JPH04340869A JP3112702A JP11270291A JPH04340869A JP H04340869 A JPH04340869 A JP H04340869A JP 3112702 A JP3112702 A JP 3112702A JP 11270291 A JP11270291 A JP 11270291A JP H04340869 A JPH04340869 A JP H04340869A
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- transistors
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- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 abstract 1
- 238000013016 damping Methods 0.000 abstract 1
- 238000006731 degradation reaction Methods 0.000 abstract 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 abstract 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 230000003321 amplification Effects 0.000 description 3
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 description 3
- 230000002238 attenuated effect Effects 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 230000003071 parasitic effect Effects 0.000 description 1
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- Picture Signal Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主としてテレビジョ
ンカメラの映像信号処理において用いられるガンマ補正
回路に関するものである。
ンカメラの映像信号処理において用いられるガンマ補正
回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、「カラービデオカメラとその使
い方」〔日本放送出版協会発行(昭和56年7月1日第
2刷)〕において示されている従来のガンマ補正回路の
回路図であり、図において、1はトランジスタ、2a,
2b,2cはダイオード、3a,3b,3cは固定電位
の定電圧源、4,5,6a,6b,6cは抵抗、7は電
源端子、8は入力端子、9は出力端子である。
い方」〔日本放送出版協会発行(昭和56年7月1日第
2刷)〕において示されている従来のガンマ補正回路の
回路図であり、図において、1はトランジスタ、2a,
2b,2cはダイオード、3a,3b,3cは固定電位
の定電圧源、4,5,6a,6b,6cは抵抗、7は電
源端子、8は入力端子、9は出力端子である。
【0003】次に動作について説明する。トランジスタ
1はエミッタ接地増幅回路を構成しており、反転増幅動
作をする。3つのダイオード2a,2b,2cはそれぞ
れカソードが前記トランジスタ1のコレクタに接続され
、各アノードは抵抗6a,6b,6cをそれぞれ介して
定電圧源3a,3b,3cによりバイアスされている。 以下説明のために、トランジスタ1のコレクタ電位をV
c、定電圧源3a,3b,3cの電位をそれぞれEa,
Eb,Ec,抵抗4,5,6a,6b,6cの各抵抗値
をR4,R5,R6a,R6b,R6cと表記し、Ea
,Eb,Ecは次式(1)の関係にあるものとする。 Ea<Eb<Ec ・・・・・ (1)
1はエミッタ接地増幅回路を構成しており、反転増幅動
作をする。3つのダイオード2a,2b,2cはそれぞ
れカソードが前記トランジスタ1のコレクタに接続され
、各アノードは抵抗6a,6b,6cをそれぞれ介して
定電圧源3a,3b,3cによりバイアスされている。 以下説明のために、トランジスタ1のコレクタ電位をV
c、定電圧源3a,3b,3cの電位をそれぞれEa,
Eb,Ec,抵抗4,5,6a,6b,6cの各抵抗値
をR4,R5,R6a,R6b,R6cと表記し、Ea
,Eb,Ecは次式(1)の関係にあるものとする。 Ea<Eb<Ec ・・・・・ (1)
【00
04】トランジスタ1のコレクタ電位Vcが次式(2)
の範囲であるとする。 Vc>Ec ・・・・ (2
)この場合、すべてのダイオード2a,2b,2cは遮
断状態になっており、回路ゲイン(Goと表記する)は
抵抗4,5により決定され次式(3)となる。 Go=R4/R5 ・・・・ (3)
04】トランジスタ1のコレクタ電位Vcが次式(2)
の範囲であるとする。 Vc>Ec ・・・・ (2
)この場合、すべてのダイオード2a,2b,2cは遮
断状態になっており、回路ゲイン(Goと表記する)は
抵抗4,5により決定され次式(3)となる。 Go=R4/R5 ・・・・ (3)
【0
005】次に、トランジスタ1のコレクタ電位Vcが次
式(4)の範囲であるとする。 Eb<Vc<Ec ・・・・ (4)この
場合、ダイオード2a,2bは遮断状態でダイオード2
cは導通状態となる。回路ゲイン(Gcと表記する)は
抵抗4と抵抗6cの並列接続値(R4//R6cと表記
する)と抵抗5により決定され次式(5)となる。 Gc=(R4//R6c)/R5 ・・・・
(5)
005】次に、トランジスタ1のコレクタ電位Vcが次
式(4)の範囲であるとする。 Eb<Vc<Ec ・・・・ (4)この
場合、ダイオード2a,2bは遮断状態でダイオード2
cは導通状態となる。回路ゲイン(Gcと表記する)は
抵抗4と抵抗6cの並列接続値(R4//R6cと表記
する)と抵抗5により決定され次式(5)となる。 Gc=(R4//R6c)/R5 ・・・・
(5)
【0006】次に、トランジスタ1のコレクタ電位Vc
が次式(6)の範囲であるとする。 Ea<Vc<Eb ・・・・ (6)この
場合、ダイオード2aは遮断状態でダイオード2b,2
cは導通状態となる。回路ゲイン(Gbと表記する)は
抵抗4と抵抗6bと抵抗6cの並列接続値(R4//R
6b//R6cと表記する)と抵抗5により決定され次
式(7)となる。 Gb=(R4//R6b//R6c)/R5 ・・・
・ (7)
が次式(6)の範囲であるとする。 Ea<Vc<Eb ・・・・ (6)この
場合、ダイオード2aは遮断状態でダイオード2b,2
cは導通状態となる。回路ゲイン(Gbと表記する)は
抵抗4と抵抗6bと抵抗6cの並列接続値(R4//R
6b//R6cと表記する)と抵抗5により決定され次
式(7)となる。 Gb=(R4//R6b//R6c)/R5 ・・・
・ (7)
【0007】最後に、トランジスタ1のコレクタ電位V
cが次式(8)の範囲であるとする。 Vc=Ea ・・・・ (8)この場合、
すべてのダイオード2a,2b,2cは導通状態となる
。回路ゲイン(Gaと表記する)は抵抗4と抵抗6aと
抵抗6bと抵抗6cの並列接続値(R4//R6a//
R6b//R6cと表記する)と抵抗5により決定され
次式(9)となる。 Ga=(R4//R6a//R6
b//R6c)/R5 ・・(9)
cが次式(8)の範囲であるとする。 Vc=Ea ・・・・ (8)この場合、
すべてのダイオード2a,2b,2cは導通状態となる
。回路ゲイン(Gaと表記する)は抵抗4と抵抗6aと
抵抗6bと抵抗6cの並列接続値(R4//R6a//
R6b//R6cと表記する)と抵抗5により決定され
次式(9)となる。 Ga=(R4//R6a//R6
b//R6c)/R5 ・・(9)
【0008】横軸
を入力信号振幅レベル、縦軸を反転出力信号振幅レベル
にして上記の回路ゲインの変化を示すと、図5のように
なる。図において、Vic,Vib,Viaはトランジ
スタ1のコレクタ電位Vcが2、4、6、8式で示され
る範囲を移行する電位となる入力信号振幅レベルを表し
、Voc,Vob,Voaは入力信号振幅レベルがVi
c,Vib,Viaであるときの反転出力信号振幅レベ
ルを示している。各折れ線の傾き(tan−1(θk)
=Gk,k=o,c,b,a)が回路のゲインであり、
入力信号振幅レベルに応じて回路ゲインの変化するガン
マ補正が行われることがわかる。
を入力信号振幅レベル、縦軸を反転出力信号振幅レベル
にして上記の回路ゲインの変化を示すと、図5のように
なる。図において、Vic,Vib,Viaはトランジ
スタ1のコレクタ電位Vcが2、4、6、8式で示され
る範囲を移行する電位となる入力信号振幅レベルを表し
、Voc,Vob,Voaは入力信号振幅レベルがVi
c,Vib,Viaであるときの反転出力信号振幅レベ
ルを示している。各折れ線の傾き(tan−1(θk)
=Gk,k=o,c,b,a)が回路のゲインであり、
入力信号振幅レベルに応じて回路ゲインの変化するガン
マ補正が行われることがわかる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のガンマ補正回路
は以上のように構成されているので、エミッタ接地増幅
回路で動作するトランジスタのコレクタに多くの素子が
接続されており、その素子に寄生する容量のために信号
の高周波成分が減衰してしまい、より正確な補正をする
ために折れ線の数を増せば増す程、周波数特性が悪化す
るという問題であった。
は以上のように構成されているので、エミッタ接地増幅
回路で動作するトランジスタのコレクタに多くの素子が
接続されており、その素子に寄生する容量のために信号
の高周波成分が減衰してしまい、より正確な補正をする
ために折れ線の数を増せば増す程、周波数特性が悪化す
るという問題であった。
【0010】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、信号の高周波成分の減衰が少な
く、正確な補正のために折れ線の数を増やしても周波数
特性の少ないガンマ補正回路を得ることを目的とする。
ためになされたもので、信号の高周波成分の減衰が少な
く、正確な補正のために折れ線の数を増やしても周波数
特性の少ないガンマ補正回路を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係るガンマ補
正回路は、信号を入力するバッファ回路と該バッファ回
路に接続される複数個のベース接地増幅回路を設け、前
記複数個のベース接地増幅回路のトランジスタのコレク
タおよびベースはそれぞれ共通に接続して動作させると
ともに、入力信号が増大するにつれて前記複数個のベー
ス接地増幅回路の各トランジスタが順次遮断するように
したものである。
正回路は、信号を入力するバッファ回路と該バッファ回
路に接続される複数個のベース接地増幅回路を設け、前
記複数個のベース接地増幅回路のトランジスタのコレク
タおよびベースはそれぞれ共通に接続して動作させると
ともに、入力信号が増大するにつれて前記複数個のベー
ス接地増幅回路の各トランジスタが順次遮断するように
したものである。
【0012】
【作用】この発明における複数個のベース接地増幅回路
を構成するトランジスタは、入力信号のレベルに応じて
順次遮断し、また、すべてのトランジスタのコレクタが
共通に接続されているのでベース接地増幅回路全体のゲ
インが変化する。
を構成するトランジスタは、入力信号のレベルに応じて
順次遮断し、また、すべてのトランジスタのコレクタが
共通に接続されているのでベース接地増幅回路全体のゲ
インが変化する。
【0013】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1において、10,11a,11b,11c,
はトランジスタ、12,13,14,15,16a,1
6b,16cは抵抗、17a,17b,17cは一定の
電流を流す定電流源である。
する。図1において、10,11a,11b,11c,
はトランジスタ、12,13,14,15,16a,1
6b,16cは抵抗、17a,17b,17cは一定の
電流を流す定電流源である。
【0014】トランジスタ10は抵抗12とともにエミ
ッタフォロワ回路を構成しておりバッファとして動作す
る。トランジスタ11a,11b,11cは何れもベー
ス接地回路を構成しており、各トランジスタ11a,1
1b,11cは、それぞれのエミッタに接続されている
定電流源17a,17b,17cにより動作する。また
、トランジスタ11a,11b,11cのベースは抵抗
13および抵抗14により電源電圧を分圧した電位に固
定されており、3つのトランジスタ11a,11b,1
1cのコレクタはすべて抵抗15を介して電源に接続さ
れている。3つのトランジスタ11a,11b,11c
の各エミッタは、それぞれ抵抗16a,16b,16c
を介して前記トランジスタ10によるエミッタフォロワ
回路に接続されている。
ッタフォロワ回路を構成しておりバッファとして動作す
る。トランジスタ11a,11b,11cは何れもベー
ス接地回路を構成しており、各トランジスタ11a,1
1b,11cは、それぞれのエミッタに接続されている
定電流源17a,17b,17cにより動作する。また
、トランジスタ11a,11b,11cのベースは抵抗
13および抵抗14により電源電圧を分圧した電位に固
定されており、3つのトランジスタ11a,11b,1
1cのコレクタはすべて抵抗15を介して電源に接続さ
れている。3つのトランジスタ11a,11b,11c
の各エミッタは、それぞれ抵抗16a,16b,16c
を介して前記トランジスタ10によるエミッタフォロワ
回路に接続されている。
【0015】回路動作の説明のために、抵抗15,16
a,16b,16cの抵抗値をそれぞれR15,R16
a,R16b,R16c、トランジスタ10のエミッタ
電位をV Eo、3つのトランジスタ11a,11b,
11cの各エミッタ電位をV Ea,V Eb,V E
c、3つのトランジスタ11a,11b,11cに流れ
る電位をI Ca,I Cb,I Cc、抵抗15,1
6a,16b,16cに流れる電流をI O,I Ra
,I Rb,I Rc、3つの定電流源17a,17b
,17cに流れ込む電流をIa,Ib,Ic、電源端子
7に印加される電源電圧をVpと表記する。
a,16b,16cの抵抗値をそれぞれR15,R16
a,R16b,R16c、トランジスタ10のエミッタ
電位をV Eo、3つのトランジスタ11a,11b,
11cの各エミッタ電位をV Ea,V Eb,V E
c、3つのトランジスタ11a,11b,11cに流れ
る電位をI Ca,I Cb,I Cc、抵抗15,1
6a,16b,16cに流れる電流をI O,I Ra
,I Rb,I Rc、3つの定電流源17a,17b
,17cに流れ込む電流をIa,Ib,Ic、電源端子
7に印加される電源電圧をVpと表記する。
【0016】次に動作について説明する。3つの抵抗1
6a,16b,16cの両端の電圧をそれぞれ△V E
a,△V Eb,△V Ecと表記するとトランジスタ
10のエミッタ電位V Eoと3つのトランジスタ11
a,11b,11cの各エミッタ電位V Ea,V E
b,V Ecにより下式(10)、(11)、(12)
のように表せる。 △V Ea=V Eo−V Ea ・・・・
(10)△V Eb=V Eo−V Eb
・・・・ (11)△V Ec=V E
o−V Ec ・・・・ (12)こ
こで3つのトランジスタ11a,11b,11cは同一
の特性をもち、また、流れる電流によるベース、エミッ
タ間の電圧の変化が無視できるものとすると、各トラン
ジスタ11a,11b,11cのエミッタ電位はほぼ等
しくなるので、上式(10)、(11)、(12)の△
V Ea,△V Eb,△VEcは△V Eとして代表
することができる。 △V E=△V Ea=△V E
b=△V Ec ・・・・ (13)これより、抵
抗16a,16b,16cに流れる電流I Ra,I
Rb,I Rcは下式(14)、(15)、(16)と
なる。 I Ra=△V Ea/R16a
=△V E/R16a ・・・(14)
I Rb=△V Eb/R16b=△V E/
R16b ・・・(15) I
Rc=△V Ec/R16c=△V E/R16c
・・・(16)そして3つのトランジスタ11a,11
b,11cに流れる電流I Ca,I Cb,I Cc
は下式(17)、(18)、(19)となる。 Ica=Ia−I Ra=Ia−
△V E/R16a ・・・(17)
Icb=Ib−I Rb=Ib−△V E/R1
6b ・・・(18) Icc=
Ic−I Rc=Ic−△V E/R16c ・・・
(19)抵抗15に流れる電流I Oは3つのトランジ
スタ11a,11b,11cに流れる電流Ica,Ic
b,Iccの和である。 I o=Ica+Icb+Icc
=(Ia+Ib+Ic)
−△V E(1/R16a+1/R16b+1
/R16c)
・・・ (20)3つの抵
抗16a,16b,16cの並列接続値をR16a//
R16b//R16cとして表記すると下式(21)に
なる。 I o=(Ia+Ib+Ic)
−△V E/(R16a//R16b//R
16c)・・(21)これより出力端子9の電位は下式
(22)で表される。 Vout=Vp−I O×R15
=(Vp−(Ia+Ib+Ic)
×R15) +△V
E×R15/(R16a//R16b//
R
16c) ・・・・ (22)上式は
入力信号レベルの変化、等価的に△V Eの変化がR1
5/(R16a//R16b//R16c)倍になって
出力に現われることを意味し、回路ゲイン(G3と表記
する)は次式(23)になる。 G3=R15/(R16a//R16b/
/R16c)・・(23)
6a,16b,16cの両端の電圧をそれぞれ△V E
a,△V Eb,△V Ecと表記するとトランジスタ
10のエミッタ電位V Eoと3つのトランジスタ11
a,11b,11cの各エミッタ電位V Ea,V E
b,V Ecにより下式(10)、(11)、(12)
のように表せる。 △V Ea=V Eo−V Ea ・・・・
(10)△V Eb=V Eo−V Eb
・・・・ (11)△V Ec=V E
o−V Ec ・・・・ (12)こ
こで3つのトランジスタ11a,11b,11cは同一
の特性をもち、また、流れる電流によるベース、エミッ
タ間の電圧の変化が無視できるものとすると、各トラン
ジスタ11a,11b,11cのエミッタ電位はほぼ等
しくなるので、上式(10)、(11)、(12)の△
V Ea,△V Eb,△VEcは△V Eとして代表
することができる。 △V E=△V Ea=△V E
b=△V Ec ・・・・ (13)これより、抵
抗16a,16b,16cに流れる電流I Ra,I
Rb,I Rcは下式(14)、(15)、(16)と
なる。 I Ra=△V Ea/R16a
=△V E/R16a ・・・(14)
I Rb=△V Eb/R16b=△V E/
R16b ・・・(15) I
Rc=△V Ec/R16c=△V E/R16c
・・・(16)そして3つのトランジスタ11a,11
b,11cに流れる電流I Ca,I Cb,I Cc
は下式(17)、(18)、(19)となる。 Ica=Ia−I Ra=Ia−
△V E/R16a ・・・(17)
Icb=Ib−I Rb=Ib−△V E/R1
6b ・・・(18) Icc=
Ic−I Rc=Ic−△V E/R16c ・・・
(19)抵抗15に流れる電流I Oは3つのトランジ
スタ11a,11b,11cに流れる電流Ica,Ic
b,Iccの和である。 I o=Ica+Icb+Icc
=(Ia+Ib+Ic)
−△V E(1/R16a+1/R16b+1
/R16c)
・・・ (20)3つの抵
抗16a,16b,16cの並列接続値をR16a//
R16b//R16cとして表記すると下式(21)に
なる。 I o=(Ia+Ib+Ic)
−△V E/(R16a//R16b//R
16c)・・(21)これより出力端子9の電位は下式
(22)で表される。 Vout=Vp−I O×R15
=(Vp−(Ia+Ib+Ic)
×R15) +△V
E×R15/(R16a//R16b//
R
16c) ・・・・ (22)上式は
入力信号レベルの変化、等価的に△V Eの変化がR1
5/(R16a//R16b//R16c)倍になって
出力に現われることを意味し、回路ゲイン(G3と表記
する)は次式(23)になる。 G3=R15/(R16a//R16b/
/R16c)・・(23)
【0017】上記説明では3
つのトランジスタ11a,11b,11cに流れる電流
が0でない、即ち何れのトランジスタも遮断状態にない
場合を考えたが、次に3つのトランジスタ11a,11
b,11cが順次遮断する場合について考える。入力信
号が増大し△V Eが大きくなるにつれて(17)、(
18)、(19)式に示されるI Ca、I Cb、I
Ccが順次0になるように3つの定電流源17a,1
7b,17cに流れ込む電流Ia,Ib,Icが設定さ
れているとする。まず最初にトランジスタ11aが遮断
し、I Ca=0となった場合上記(21)、(22)
式はそれぞれ次式(24)、(25)となる。 I o=(Ib+Ic)−△V E/(R
16b//R16c)・・(24) Vou
t=(Vp−(Ib+Ic)×R15)
+△V E×R15/(R16b/
/R16c)・・ (25)上式(25)よりこの場
合の回路ゲイン(G2と表記する)は下式(26)にな
ることがわかる。 G2=R15/(R16b//R
16c) ・・・ (26)次に、2つのトランジ
スタ11a,11bが遮断した場合は、トランジスタ1
1cによるベース接地増幅回路だけを考えればよいので
、回路ゲイン(G1と表記する)は下式(27)となる
。 G1=R15/R16c ・・・・
(27)
つのトランジスタ11a,11b,11cに流れる電流
が0でない、即ち何れのトランジスタも遮断状態にない
場合を考えたが、次に3つのトランジスタ11a,11
b,11cが順次遮断する場合について考える。入力信
号が増大し△V Eが大きくなるにつれて(17)、(
18)、(19)式に示されるI Ca、I Cb、I
Ccが順次0になるように3つの定電流源17a,1
7b,17cに流れ込む電流Ia,Ib,Icが設定さ
れているとする。まず最初にトランジスタ11aが遮断
し、I Ca=0となった場合上記(21)、(22)
式はそれぞれ次式(24)、(25)となる。 I o=(Ib+Ic)−△V E/(R
16b//R16c)・・(24) Vou
t=(Vp−(Ib+Ic)×R15)
+△V E×R15/(R16b/
/R16c)・・ (25)上式(25)よりこの場
合の回路ゲイン(G2と表記する)は下式(26)にな
ることがわかる。 G2=R15/(R16b//R
16c) ・・・ (26)次に、2つのトランジ
スタ11a,11bが遮断した場合は、トランジスタ1
1cによるベース接地増幅回路だけを考えればよいので
、回路ゲイン(G1と表記する)は下式(27)となる
。 G1=R15/R16c ・・・・
(27)
【0018】このように、3つの定電流源の電
流を適切に設定することにより、入力信号レベルに応じ
て増幅率を変化させることができ、ガンマ補正回路を実
現できる。図2にガンマ回路の入出力振幅特性を示した
。図2において、Vi1,Vi2はそれぞれ回路ゲイン
が変化する入力信号レベルを表しており、回路ゲインは
各折れ線の傾き(tan−1(θk)=Gk,k=1,
2,3)である。そして、定電流源17aの電流Iaは
入力信号レベルがVi2のときにトランジスタ11aに
流れる電流I Caが0となるように設定され、定電流
源17bの電流Ibは入力信号レベルがVi1のときに
トランジスタ11bに流れる電流I Cbが0となるよ
うに設定されている。
流を適切に設定することにより、入力信号レベルに応じ
て増幅率を変化させることができ、ガンマ補正回路を実
現できる。図2にガンマ回路の入出力振幅特性を示した
。図2において、Vi1,Vi2はそれぞれ回路ゲイン
が変化する入力信号レベルを表しており、回路ゲインは
各折れ線の傾き(tan−1(θk)=Gk,k=1,
2,3)である。そして、定電流源17aの電流Iaは
入力信号レベルがVi2のときにトランジスタ11aに
流れる電流I Caが0となるように設定され、定電流
源17bの電流Ibは入力信号レベルがVi1のときに
トランジスタ11bに流れる電流I Cbが0となるよ
うに設定されている。
【0019】実施例2.上記実施例では3つのトランジ
スタ11a,11b,11cのエミッタに定電流源17
a,17b,17cをそれぞれ接続したものを示したが
、定電流源の代わりに抵抗を用いてもその抵抗値を適切
に設定すればよく、その例を図3に示した。図3におい
て18a,18b,18cは抵抗で、その値をR18a
,R18b,R18c、流れる電流をI Ea,I E
b,I Ecと表記する。
スタ11a,11b,11cのエミッタに定電流源17
a,17b,17cをそれぞれ接続したものを示したが
、定電流源の代わりに抵抗を用いてもその抵抗値を適切
に設定すればよく、その例を図3に示した。図3におい
て18a,18b,18cは抵抗で、その値をR18a
,R18b,R18c、流れる電流をI Ea,I E
b,I Ecと表記する。
【0020】3つの抵抗18a,18b,18cに流れ
る電流I Ea,I Eb,I Ecはそれぞれ下式(
28)、(29)、(30)で求まる。 I Ea=V Ea/R18a
・・・・ (28)
I Eb=V Eb/R18b ・
・・・ (29) I
Ec=V Ec/R18c ・・・・
(30)回路ゲインを求めるには上記実施例1.
における3つの定電流源17a,17b,17cの電流
Ia,Ib,Icの代わりに上記(28)、(29)、
(30)式で示される3つの抵抗18a,18b,18
cに流れる電流I Ea,I Eb,I Ecを用いれ
ばよく、その結果は実施例1.と同様になることは明ら
かで、3つのトランジスタ11a,11b,11cに電
流が流れている場合の回路ゲインG3は前記(23)式
になる。G3=R15/(R16a//R16b//R
16c)・・(23)入力信号のレベルが上がり次式(
31)が満たされたときトランジスタ11aに流れる電
流I Caは0となり、トランジスタ11aが遮断する
。 I Ra=(V Eo−V Ea
)/R16a =△V
E/R16a =V
Ea/R18a=I Ea ・・・・
(31)このときの回路ゲインG2は、下式(26
)に示した実施例1.と同様に3つの抵抗R15,R1
6b,R16cにより決定される。 G2=R15/(R16b//R
16c) ・・・・ (26)2つのトランジスタ
例えばトランジスタ11a,11bが遮断した場合も、
前記実施例1.の場合と同様に抵抗R15と動作してい
るトランジスタ11cに接続されている抵抗R16cで
回路ゲインG1が決まる。 G1=R15/R16c ・・・・
(27)
る電流I Ea,I Eb,I Ecはそれぞれ下式(
28)、(29)、(30)で求まる。 I Ea=V Ea/R18a
・・・・ (28)
I Eb=V Eb/R18b ・
・・・ (29) I
Ec=V Ec/R18c ・・・・
(30)回路ゲインを求めるには上記実施例1.
における3つの定電流源17a,17b,17cの電流
Ia,Ib,Icの代わりに上記(28)、(29)、
(30)式で示される3つの抵抗18a,18b,18
cに流れる電流I Ea,I Eb,I Ecを用いれ
ばよく、その結果は実施例1.と同様になることは明ら
かで、3つのトランジスタ11a,11b,11cに電
流が流れている場合の回路ゲインG3は前記(23)式
になる。G3=R15/(R16a//R16b//R
16c)・・(23)入力信号のレベルが上がり次式(
31)が満たされたときトランジスタ11aに流れる電
流I Caは0となり、トランジスタ11aが遮断する
。 I Ra=(V Eo−V Ea
)/R16a =△V
E/R16a =V
Ea/R18a=I Ea ・・・・
(31)このときの回路ゲインG2は、下式(26
)に示した実施例1.と同様に3つの抵抗R15,R1
6b,R16cにより決定される。 G2=R15/(R16b//R
16c) ・・・・ (26)2つのトランジスタ
例えばトランジスタ11a,11bが遮断した場合も、
前記実施例1.の場合と同様に抵抗R15と動作してい
るトランジスタ11cに接続されている抵抗R16cで
回路ゲインG1が決まる。 G1=R15/R16c ・・・・
(27)
【0021】このように3つの定電流源17a
,17b,17cを3つの抵抗18a,18b,18c
に置き換えても、その抵抗値を適切に設定することによ
り3つのトランジスタ11a,11b,11cが入力信
号のレベルに応じて順次遮断し回路ゲインを変化させガ
ンマ補正回路を実現できる。
,17b,17cを3つの抵抗18a,18b,18c
に置き換えても、その抵抗値を適切に設定することによ
り3つのトランジスタ11a,11b,11cが入力信
号のレベルに応じて順次遮断し回路ゲインを変化させガ
ンマ補正回路を実現できる。
【0022】実施例3.なお、上記実施例では、ベース
接地増幅回路を構成するトランジスタが3つの場合を示
したが、勿論3つに限られるものではなく、必要な折れ
線の数に合わせて2つでも、4つ以上でもかまわない。
接地増幅回路を構成するトランジスタが3つの場合を示
したが、勿論3つに限られるものではなく、必要な折れ
線の数に合わせて2つでも、4つ以上でもかまわない。
【0023】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、信号
を入力するバッファ回路と該バッファ回路に接続される
複数個のベース接地増幅回路を設け、前記複数個のベー
ス接地増幅回路のトランジスタのコレクタおよびベース
はそれぞれ共通に接続して動作させるとともに、入力信
号が増大するにつれて前記複数個のベース接地増幅回路
の各トランジスタが順次遮断し、回路全体のゲインが入
力信号のレベルに応じて変化するように構成しており、
増幅動作はベース接地増幅回路を用いているのでトラン
ジスタのベース、コレクタ間の帰還容量による高周波成
分の減衰がなく、また、複数個のベース接地増幅回路の
トランジスタのコレクタは唯一の抵抗に共通に接続され
ているので、正確なガンマ補正のために折れ線の数を増
やしても周波数特性の悪化が少ないという効果がある。
を入力するバッファ回路と該バッファ回路に接続される
複数個のベース接地増幅回路を設け、前記複数個のベー
ス接地増幅回路のトランジスタのコレクタおよびベース
はそれぞれ共通に接続して動作させるとともに、入力信
号が増大するにつれて前記複数個のベース接地増幅回路
の各トランジスタが順次遮断し、回路全体のゲインが入
力信号のレベルに応じて変化するように構成しており、
増幅動作はベース接地増幅回路を用いているのでトラン
ジスタのベース、コレクタ間の帰還容量による高周波成
分の減衰がなく、また、複数個のベース接地増幅回路の
トランジスタのコレクタは唯一の抵抗に共通に接続され
ているので、正確なガンマ補正のために折れ線の数を増
やしても周波数特性の悪化が少ないという効果がある。
【図1】この発明の実施例1を示す回路図である。
【図2】この発明の実施例1の入出力振幅間の関係を示
す図である。
す図である。
【図3】この発明の実施例2を示す回路図である。
【図4】従来のガンマ補正回路を示す回路図である。
【図5】従来のガンマ補正回路の入出力振幅間の関係を
示す図である。
示す図である。
10 トランジスタ
11a トランジスタ
11b トランジスタ
11c トランジスタ
12 抵抗
13 抵抗
14 抵抗
15 抵抗
16a 抵抗
16b 抵抗
16c 抵抗
17a 定電流源
17b 定電流源
17c 定電流源
18a 抵抗
18b 抵抗
18c 抵抗
Claims (1)
- 【請求項1】 信号を入力するバッファ回路と、該バ
ッファ回路に接続される複数個のベース接地増幅回路を
有し、前記複数個のベース接地増幅回路の各トランジス
タのコレクタをすべて共通に接続するとともに、前記複
数個のベース接地増幅回路の各トランジスタのベースを
すべて共通に固定電位に接続し、入力信号が増大するに
つれて前記複数個のベース接地増幅回路の各トランジス
タが順次遮断するように、各トランジスタに流れる電流
を設定したことを特徴とするガンマ補正回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3112702A JPH04340869A (ja) | 1991-05-17 | 1991-05-17 | ガンマ補正回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3112702A JPH04340869A (ja) | 1991-05-17 | 1991-05-17 | ガンマ補正回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04340869A true JPH04340869A (ja) | 1992-11-27 |
Family
ID=14593365
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3112702A Pending JPH04340869A (ja) | 1991-05-17 | 1991-05-17 | ガンマ補正回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04340869A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004500757A (ja) * | 1999-12-01 | 2004-01-08 | トムソン ライセンシング ソシエテ アノニム | 非線形プロセッサ |
-
1991
- 1991-05-17 JP JP3112702A patent/JPH04340869A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004500757A (ja) * | 1999-12-01 | 2004-01-08 | トムソン ライセンシング ソシエテ アノニム | 非線形プロセッサ |
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