JPH04340565A - ブラシ帯電装置 - Google Patents

ブラシ帯電装置

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JPH04340565A
JPH04340565A JP11146391A JP11146391A JPH04340565A JP H04340565 A JPH04340565 A JP H04340565A JP 11146391 A JP11146391 A JP 11146391A JP 11146391 A JP11146391 A JP 11146391A JP H04340565 A JPH04340565 A JP H04340565A
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JP
Japan
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brush
charging device
bristles
electrostatic latent
latent image
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Pending
Application number
JP11146391A
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English (en)
Inventor
Masami Asano
雅己 浅野
Shuji Iino
修司 飯野
Akihito Ikegawa
池側 彰仁
Mochikiyo Osawa
大澤 以清
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機、プリンタ等の電
子写真方式の画像形成装置において静電潜像担持体表面
を帯電させるために用いるブラシ帯電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成装置では、静電
潜像担持体表面を帯電装置により帯電させ、該帯電域に
画像露光して静電潜像を形成し、この静電潜像を現像し
てトナー像し、このトナー像を転写材へ転写し、定着す
る。前記帯電装置としては、帯電の安定性の点からコロ
ナ帯電装置が広く使用されているが、コロナ帯電装置は
人体に悪影響を及ぼしたり、静電潜像担持体を劣化させ
たりするオゾンの発生が多いことから、オゾン発生量が
著しく少ないブラシ帯電装置が注目されている。
【0003】ブラシ帯電装置には、大別して、帯電用ブ
ラシ毛が回転しつつ静電潜像担持体表面に接触するロー
ラタイプのものと、定位置に配置された帯電用ブラシ毛
が静電潜像担持体の移動表面に接触する固定型のものと
がある。いずれにしても帯電用ブラシ毛に帯電用電圧が
印加され、該ブラシ毛が静電潜像担持体表面に接触する
ことによって該表面を帯電させるものである。
【0004】前記帯電用電圧は、通常、直流電圧である
が、温度湿度等の環境変化による静電潜像担持体表面の
帯電電位の変動と、ブラシ帯電特有の筋状の画像ノイズ
を抑制するため、直流電圧に交流電圧を重畳印加して静
電潜像担持体表面に作用する電場を振動させ、それによ
って環境変化による静電潜像担持体表面電位の変動とハ
ケ筋状画像ノイズを抑制することが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記交
流電圧を重畳印加するためには、そのための交流電源を
必要とし、それだけ余分にスペースを必要とするととも
に、コスト高につくという問題がある。そこで本発明は
、交流電源を使用しなくても、静電潜像担持体表面に振
動電場を与え、それによって環境変化による静電潜像担
持体表面電位の変動及び筋状の画像ノイズを抑制するこ
とができるブラシ帯電装置を提供することを目的とする
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的に従い
、帯電用ブラシ毛が略一様な本数密度で分布するように
植設されているとともに、該ブラシ毛にて帯電される静
電潜像担持体表面の任意の一点が前記ブラシ毛に周期的
に接触離反を繰り返すことができるようにブラシ毛先端
集合面が連続的に凹凸を繰り返しており、前記離反距離
が2mm以下となるように静電潜像担持体に対し設定さ
れていることを特徴とするブラシ帯電装置を提供するも
のである。
【0007】前記ブラシ毛が静電潜像担持体表面の任意
の点に接触離反を繰り返すときの該離反距離は、あまり
大きくなりすぎると静電潜像担持体表面に矩形波電圧が
かかり、該表面の帯電電位が不安定となるから、2mm
以下であることが望ましい。また、前記接触離反は、各
種条件にもよるが、1秒間に100程度以上繰り返すこ
とが望ましい。
【0008】前記ブラシ毛の植設の方法としては、例え
ば図9の(A)に示すように、ブラシ毛Fを50〜10
0本を一束として基布Wの縦糸SにV字形に、若しくは
図9の(B)に示すようにW字形に織り込み、該基布の
裏面を導電性接着剤によりコーティングして得たパイル
布Bを所定寸法に裁断し、その基布Wを導電性のロール
表面或いはバックプレートに少なくとも一部導通状態で
両面接着テープや適当な接着剤で固定することが考えら
れる。
【0009】ブラシ毛の材料は、適度な導電性を有する
ものであればよく、特に限定は受けない。そのような導
電性材料として、タングステン、ステンレス、金、白金
、鉄、銅、アルミニウム等の金属線を挙げることができ
る。また、導電性樹脂材料として、レーヨン、ナイロン
、アセテート、銅アンモニア、ビニリデン、ビニロン、
フッ化エチレン、プロミックス、ベンゾエート、ポリウ
レタン、ポリエステル、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル
、ポリクラール、ポリノジック、ポリプロピレン等の繊
維中に、カーボンブラック、炭素繊維、金属粉、金属ウ
ィスカー、金属酸化物、半導体材料等の抵抗調整剤を分
散せしめたものを用いることができる。この場合、その
分散量により適宜所望の抵抗値を得ることができる。ま
た、分散ではなく、繊維表面に抵抗調整材料を被覆して
もよい。
【0010】
【作用】本発明ブラシ帯電装置によると、その帯電用ブ
ラシ毛に直流電圧のみが印加され、ブラシ毛先端集合面
の凸部分が静電潜像担持体表面に接触し、凹部分が該表
面から離反するように配置される。かくして静電潜像担
持体表面の任意の一点がブラシ帯電装置に対し相対移動
することにより、そのブラシ毛に周期的に接触離反を繰
り返すことで、静電潜像担持体表面に作用する電場があ
たかも交流電圧を重畳印加したかの如く振動し、その結
果、交流電圧を重畳印加した場合と同様に、静電潜像担
持体表面の帯電の環境変動が抑制されるとともに、筋状
の画像ノイズの発生が抑制される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。以下に説明する実施例において使用されるブラシ
毛は、いずれも、導電性カーボン粉末を全重量に対し1
2wt%含有させたレーヨン繊維からなり、その電気抵
抗は1×105 Ωcm、繊維太さは6デニールで15
000本/cm2 の本数密度で図9の(B)に示すよ
うに基布にW織りされている。そして該基布が各実施例
に示すようにロール状の芯材やバックプレートに固定さ
れる。
【0012】まず図1に示す一実施例を説明する。この
ブラシ帯電装置21は、図示しない駆動手段により図中
矢印CW方向に回転駆動させる導電性の芯材211の周
面にブラシ毛212をその長さが一様に5mmとなるよ
うに植設したものである。芯材211は所定の長さを有
し、断面形状が正六角形の各角部を円弧に形成した形状
のものである。該芯材の外接円の半径R1=23mm、
内接円の半径R2=17mmである。各角部の曲率半径
R3=10mmで、外接円の半径R1よりも小さく形成
してある。ブラシ毛212の先端集合面は芯材211の
各角部に当たる部分(凸部)213と隣合う角部の間の
部分(凹部)214とで連続的に凹凸を繰り返している
【0013】このブラシ帯電装置21は図10に示すプ
リンタ中の感光体ドラム1に対し設定される。該設定は
図2の(B)、(C)に示すように、ブラシ毛の凸部分
213で感光体ドラム表面に接触し、ブラシ毛の凹部分
214が感光体ドラム1の表面から2mm以下の距離H
離れるように行われる。なお、凸部分213が感光体ド
ラム1に接触するときの最大ニップ幅Nは約2mmに設
定してある。なお、図中、矢印αは感光体ドラム1の回
転方向を示している。
【0014】図10に示すプリンタは中央部に静電潜像
担持体である前記感光体ドラム1を備えており、このド
ラムは図示しない駆動手段により矢印CW方向に回転駆
動される。ドラム1の周囲には前記ブラシ帯電装置21
、現像装置3、転写チャージャ4、クリーニング装置5
及びイレーサ6が順次配置される。帯電装置21には直
流電源PW1から帯電用電圧が印加される。非帯電時に
おいては、ブラシを図1(C)の状態に保つように設定
する。
【0015】感光体ドラム1の上方には光学系7が配置
してあり、この光学系はハウジング71の中に半導体レ
ーザ発生装置、ポリゴンミラー、トロイダルレンズ、ハ
ーフミラー、球面ミラー、折り返しミラー、反射ミラー
等を配置したもので、ハウジング71の床部に露光スリ
ットが形成してあり、ここから帯電装置21と現像装置
3の間を通して感光体ドラム1に画像露光できるもので
ある。
【0016】感光体ドラム1の図中右側にはタイミング
ローラ対81、中間ローラ対82及び給紙カセット83
が順次配置してあり、給紙カセット83には給紙ローラ
84が臨んでいる。また、感光体ドラム1の図中左側に
は定着ローラ対91、排紙ローラ対92が順次配置して
あり、排紙ローラ対92には排紙トレイ93が臨んでい
る。
【0017】感光体ドラム1はメインモータM1により
駆動され、ブラシ帯電装置21、現像装置3、タイミン
グローラ対81、中間ローラ対82、給紙ローラ84、
定着ローラ対91及び排紙ローラ対92もそれぞれモー
タM1により駆動される。なお、タイミングローラ対8
1、給紙ローラ84の駆動は図示しないクラッチを介し
て適切なタイミングで行われる。
【0018】現像装置3は一成分現像剤を用いる接触式
現像装置であり、その現像スリーブ31には電源PW2
から現像バイアス電圧が印加されるようになっている。 前記感光体ドラム1は下記の如くして製作したもので、
長波長光に対し感度を有する負帯電用の機能分離型有機
感光体である。まず、τ型無金属フタロシアニン1重量
部、ポリビニルブチラール樹脂(アセチル化度3モル%
以下、ブチル化度70モル%、重合度1000)2重量
部、及びテトラヒドロフラン100重量部をボールミル
ポットに入れて24時間分散し、感光塗液を得た。これ
を外径30mm、長さ240mmの円筒型アルミニウム
基体全面にディッピング法を用いて塗布した後、乾燥し
、厚さ0.4μmの電荷発生層を形成した。
【0019】次いで、この電荷発生層上に構造式
【00
20】
【化1】
【0021】で示されるヒドラゾン化合物8重量部、オ
レンジ色素(Sumiplast Orange 12
;住友化学株式会社製)0.1重量部、ポリカーボネイ
ト樹脂(パンライトL−1250;帝人化成株式会社製
)10重量部をテトラヒドロフラン180重量部からな
る溶媒中に溶解させた塗液を、ディッピング法を用いて
塗布した後、乾燥して、厚さ18μmの電荷輸送層を形
成し、感光体ドラム1を作製した。
【0022】ここでτ型無金属フタロシアニンは、Cu
Kα1 /Niの1.541Å波長のX線を使用した際
、ブラッグ角度(2θ±0.2度)が7.6、9.2、
16.8、17.4、20.4及び20.9に強いピー
クを示すX線回析図形を有するものである。特に、赤外
線吸収スペクトルが700〜760cm−1の間に75
1±2cm−1が最も強い4本の吸収帯を、1320〜
1340cm−1の間に2本のほぼ同じ強さの吸収帯を
、3288±3cm−1に特徴的な吸収を有するもので
ある。
【0023】なお、本発明ブラシ帯電装置を用いること
ができる静電潜像担持体は、前記のものに限定されない
。レーザ光学系、LEDアレイ等の長波長光源を用いた
作像システムにおいては前記の如き長波長感度を有する
感光体を使用すればよいし、液晶シャッターアレイ、P
LZTシャッターアレイ等により、可視光を光源とした
作像システム、或いは通常のアナログPPCで用いられ
るレンズ、ミラー光学系による可視光作像システムにお
いては、比視域に感度を有する感光体を使用すればよい
【0024】構成的にも何ら限定を受けるものではなく
、前記機能分離型の感光体であってもよいし、単層構成
の感光体であってもよい。また、電荷発生材料、電荷輸
送材料等も公知の材料を全て使用することができる。 すなわち、酸化亜鉛、硫化カドミウム、セレン合金、ア
モルファスシリコン等の無機材料、或いはフタロシアニ
ン、アゾ化合物等を電荷発生材料として、ヒドラゾン、
スチリル化合物等を電荷輸送材料として用いる有機材料
も使用することができる。
【0025】また、感光体の最表面には表面保護層を設
けてもよく、そのような材料としては、紫外線硬化性樹
脂、常温硬化性樹脂、熱硬化性樹脂等の樹脂、また、そ
の樹脂中に抵抗調整材料を分散せしめた樹脂、さらには
、金属酸化物、金属硫化物等を真空中で蒸着法、イオン
プレーティング法等にて薄膜化した材料、そして、炭化
水素系ガスをプラズマ重合した不定形炭素膜等々を用い
ることができる。
【0026】基板材料も導電性を有するものであれば特
に限定は受けず、また、形状も作像システムに応じて、
ドラム状、平板状であってもベルト状であってもよい。 また、用いる光源がコヒーレント光であるような場合に
は、この基板を粗面化したり、黒色化して、いわゆる干
渉パターンの発生を防止するようにしてもよい。
【0027】前記現像装置3で使用するトナーは負帯電
型で、ビスフエノールA型ポリエステル樹脂100重量
部と、カーボンブラックMA#8(三菱化成工業株式会
社製)5重量部と、ボントロンS−34(オリエント化
学工業株式会社製)3重量部と、ビスコールTS−20
0(三洋化成工業株式会社製)2.5重量部とからなる
組成物を、公知の方法によって混練、粉砕、分級し平均
粒径が10μmで、粒径7〜13μmの範囲に80重量
%が分布するトナー粒子を製造し、このトナー粒子に、
流動化剤として疏水性シリカ(タルコ社製、タノラック
ス500)を0.75重量%添加し、ホモジナイザーに
より混合攪拌したものである。
【0028】このようなトナーを前記現像装置3に収納
し、感光体ドラム周速3.5cm/秒、ブラシ帯電装置
21の回転数20回転/秒、電源PW1による帯電用直
流電圧−1.2KV、電源PW2による現像バイアス電
圧−270Vでプリンタを運転した。この運転では、感
光体ドラム1表面がブラシ帯電装置21により所定電位
に帯電され、該帯電域に光学系7から画像露光されて静
電潜像が形成される。かくして形成された静電潜像は現
像装置3により反転現像されてトナー像となり、転写チ
ャージャ4に臨む転写領域へ移行する。
【0029】一方、給紙カセット83から給紙ローラ8
4により転写紙が引き出され、中間ローラ対82を経て
タイミングローラ対81に至り、ここでドラム1上のト
ナー像と同期をとって転写領域へ送り込まれる。かくし
て転写領域において転写チャージャ4の作用でドラム1
上のトナー像が転写紙上に転写され、該転写紙は定着ロ
ーラ対91へ至り、ここでトナー像を定着されたのち排
紙ローラ対92により排紙トレイ93へ排出される。
【0030】前記プリント動作において、ブラシ帯電装
置21の帯電むらは感光体ドラム1の表面進行方向を横
切る方向に分布発生し、この帯電むらは像露光後におい
ても像露光後のドラム1表面電位(Vi)のむらとして
残る。すなわち、帯電装置21により帯電された直後の
ドラム1表面電位(Vo)のうち、部分的に高い電位を
有する部分は像露光後の電位(Vi)も部分的に高いも
のとなる。
【0031】前記プリンタにおいて反転現像を行った場
合、電位(Vi)の低い部分ほど多量のトナーで現像さ
れる。すなわち、電位(Vo)のむらは電位(Vi)の
むらに、そして最終的に画像のむらとなる。ブラシ帯電
装置21の性能の一つとして、この画像むらの発生具合
が挙げられる。そこでこの帯電むらの程度の評価を筋状
画像ノイズの評価により行うことにした。
【0032】画像ノイズの評価は次のように行った。前
記プリンタを使用し、ブラシ帯電装置21によるドラム
1の帯電後、主走査方向に2ドットオン(点灯)、2ド
ットオフ(消灯)の繰り返しパターンを光学系7からの
レーザにより書き込み、副走査方向にも同様の2ドット
オン(点灯)、2ドットオフ(消灯)の書き込みパター
ンとなるようにレーザ点灯タイミングを調整する。この
後、反転現像、転写、定着プロセスを経て図11に示す
ようなプリント画像を得る。
【0033】このプリント画像上の2ドット×2ドット
からなる微小な黒ベタパターンの主走査方向の最大幅を
WM とする。主走査方向に連続した30個の微小な黒
ベタパターンのWM の標準偏差をσとし、このσによ
って次のような筋状画像ノイズのランク付けを行う。 標準偏差σの大きい場合は主走査方向の微小黒ベタの幅
が主走査方向で大きくばらついていることを意味してい
る。
【0034】前記画像評価記号における◎印は筋状ノイ
ズが認められない状態を、○印は筋状画像ノイズを認識
することができないか、画像ノイズが実用上差し支えな
い状態を、△印及び×印は画像ノイズが実用上問題とな
る状態を示している。本発明に係る前記ブラシ帯電装置
21を用い、常温常湿環境(22℃、60%RH)の下
でプリントを行い、初期プリント画像及び5000枚後
のプリント画像につき筋状の画像ノイズの評価を行った
ところ次のようになった。また、高温高湿(30℃、8
0%RH)と低温低湿(10℃、15%RH)での感光
体表面電位の差を見ることにより感光体表面電位の環境
変動を同時に評価した。なお比較例としてブラシ帯電装
置21に代え、図2に示すブラシ帯電装置、すなわち半
径R4=23mmの円柱形芯材211aの表面にブラシ
毛212を長さ5mmで植設したブラシ帯電装置を用い
、該ブラシ毛を常時感光体ドラム1表面にニップ幅N=
2mmで接触させるようにした場合についても同様な評
価を行ったところ次のようになった。                   感光体1表面電
位環境変動      筋状画像ノイズ評価     
                         
                  初期  500
0枚後    実施例1            無し
                      ◎  
      ◎              比較例1
          100V           
         ○        △この評価で分
かるように、ブラシ帯電装置21ではブラシ毛が周期的
に感光体1表面に接触離反を繰り返すことにより、あた
かも交流電圧を重畳印加した場合と同様の電場の振動が
与えられ、良好な帯電が行われ、その結果、環境変動は
無く、初期はもちろんのこと、5000枚後においても
筋状画像ノイズが発生せず、良好な画像を維持できるこ
とが分かる。これに対して比較例1では環境変動が10
0Vもあり、画像ノイズについては初期は良いものの、
5000枚プリント後では無視できない画像ノイズが出
ている。
【0035】以上説明したブラシ帯電装置21はロール
タイプに形成したものであるが、同じくロールタイプに
形成する場合の例として、図3に示す第2実施例、図4
に示す第3実施例及び図5に示す第4実施例を挙げるこ
とができる。図3のブラシ帯電装置22は導電性の円柱
状芯材221の周面にブラシ毛221を植設したもので
、ブラシ毛は側方から見て正四角形の角部分を円弧に形
成した形状に植設されており、それによってブラシ毛先
端集合面が凹凸を繰り返している。図4に示すブラシ帯
電装置23は導電性の円柱状芯材231の周面にブラシ
毛232を植設したもので、該ブラシは側方から見ると
正四角形の各角部を丸くし、さらに隣合う角部の間を芯
材231の方へ滑らかにへこました形状をしており、そ
れによってブラシ毛先端集合面が凹凸を繰り返している
。図5に示すブラシ帯電装置24は導電性の円柱状芯材
241の周面にブラシ毛242を螺旋状に巻きつけると
ともに、該ブラシ毛242の間を埋めるようにブラシ毛
242より短いブラシ毛243を螺旋状に巻きつけたも
ので、円周方向で見ると両ブラシ毛先端集合面が凹凸を
繰り返している。
【0036】このように長いブラシ毛と短いブラシ毛を
螺旋状に巻きつけておくと、このブラシ帯電装置により
捕らえられる紙粉等が螺旋に沿って側方へ排除される効
果も期待できる。次に図6に示す本発明の第5実施例に
ついて説明する。このブラシ帯電装置は感光体ドラム1
に対し静止配置される固定型のブラシ帯電装置で、感光
体ドラム1の軸線方向にわたって延びる導電性のバック
プレート251の下面にブラシ毛252を植設したもの
である。ブラシ毛252の先端集合面はブラシ部分の幅
X方向に波面状に形成されて凹凸を繰り返している。一
番長いブラシ毛は6.0mmであり、一番短いブラシ毛
は4.5mmである。そして最長ブラシ毛の間隔Yは1
mmである。ブラシ部分の幅Xは11mmであり、バッ
クプレート251の下面と感光体ドラム1表面との間隔
hは5mmに設定される。図7は図6のブラシ帯電装置
に対する比較例2を示している。この比較例帯電装置2
50は図6の帯電装置25におけるブラシ毛252をそ
の長さが全て6.0mmのもので構成したものであり、
その余は帯電装置25と同様である。この本発明に係る
ブラシ帯電装置25及び比較例2の帯電装置を図10の
プリンタに組み込み、前記実施例1と比較例1における
場合と同様にして感光体1表面電位の環境変動を調べる
とともに、初期プリント画像及び5000枚プリント後
の画像における筋状画像ノイズにつき評価したところ、
次のようになった。                   感光体1表面電
位環境変動      筋状画像ノイズ評価     
                         
                  初期  500
0枚後    実施例5            無し
                      ◎  
      ○    比較例2          
200V                    ○
        △実施例5のブラシ帯電装置25によ
ると、環境変動は無く、5000枚後のプリント画像に
おいても画像ノイズが認められない。これに対して比較
例2のブラシ帯電装置では環境変動が200Vもあるう
え、5000枚後のプリント画像では画像ノイズが認め
られる。
【0037】図8は本発明のさらに他の実施例を示して
いる。この帯電装置26は、図6に示す帯電装置におい
て、図8に示すように、ブラシ毛凸部261及び凹部2
62を装置長手方向に対し傾斜配置したものである。こ
のようにブラシ毛を傾斜配置することにより、該ブラシ
毛に補足される紙粉等がブラシの山或いは谷に沿って側
方へ排除される効果も期待できる。
【0038】以上説明した実施例によると、ブラシ毛先
端集合面の凹凸が連続的に変化するため、感光体への帯
電ブラシ設定の許容幅が大きくなるという利点もある。 また、長いブラシ毛が感光体から離れるときに前方の短
い、従って腰の強い毛に衝突し、その振動で該長い毛に
付着した微粉汚れが振り落とされることも期待できる。
【0039】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、他にも種々の態様で実施できる。例えば、
ローラタイプのブラシ帯電装置の場合、装置休止時に、
ブラシ毛先端集合面の凹部が感光体に臨むように制御し
て、ブラシをクリープ変形から保護してもよい。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によると、設
置スペースを要し、コスト高につく交流電源を使用しな
くても、静電潜像担持体表面に振動電場を与え、それに
よって環境変化による静電潜像担持体表面電位の変動及
び筋状の画像ノイズを抑制することができるブラシ帯電
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図中、(A)は本発明の一実施例の斜視図であ
リ、(B)および(C)は、(A)に示す帯電装置をそ
の使用状態を兼ねて示す側面図である。
【図2】比較例の側面図である。
【図3】本発明の第2実施例の側面図である。
【図4】本発明の第3実施例の側面図である。
【図5】本発明の第4実施例を示すもので、図中、(A
)は正面図、(B)は側面図である。
【図6】本発明の第5実施例を示すもので、図中、(A
)は斜視図、(B)は使用状態を示す側面図である。
【図7】他の比較例の側面図である。
【図8】本発明のさらに他の実施例をその側端面ととも
に示す平面図である。
【図9】ブラシ毛の基布への織り込み状態説明図である
【図10】本発明に係るブラシ帯電装置を組み込んだプ
リンタの概略断面図である。
【図11】画像評価に用いるプリントパターン例の図で
ある。
【符号の説明】
21  ブラシ帯電装置 211  芯材 212  ブラシ毛 213  ブラシ毛先端集合面の凸部 214  ブラシ毛先端集合面の凹部 N  ブラシ毛と感光体ドラム表面とのニップ幅H  
感光体ドラム表面とブラシ毛との離間距離22  ブラ
シ帯電装置 221  芯材 222  ブラシ毛 23  ブラシ帯電装置 231  芯材 232  ブラシ毛 24  ブラシ帯電装置 241  芯材 242  長いブラシ毛 243  短いブラシ毛 25  ブラシ帯電装置 251  バックプレート 252  ブラシ毛 26  ブラシ帯電装置 261  凸部 262  凹部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  帯電用ブラシ毛が略一様な本数密度で
    分布するように植設されているとともに、該ブラシ毛に
    て帯電される静電潜像担持体表面の任意の一点が前記ブ
    ラシ毛に周期的に接触離反を繰り返すことができるよう
    にブラシ毛先端集合面が連続的に凹凸を繰り返しており
    、前記離反距離が2mm以下となるように静電潜像担持
    体に対し設定されていることを特徴とするブラシ帯電装
    置。
JP11146391A 1991-05-16 1991-05-16 ブラシ帯電装置 Pending JPH04340565A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH075745A (ja) * 1993-06-17 1995-01-10 Sharp Corp 帯電装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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