JPH04338943A - ハロゲン化銀写真感光材料用処理剤キット - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料用処理剤キット

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Publication number
JPH04338943A
JPH04338943A JP10460891A JP10460891A JPH04338943A JP H04338943 A JPH04338943 A JP H04338943A JP 10460891 A JP10460891 A JP 10460891A JP 10460891 A JP10460891 A JP 10460891A JP H04338943 A JPH04338943 A JP H04338943A
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JP
Japan
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paper
silver halide
liter
halide photographic
acid
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Application number
JP10460891A
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English (en)
Inventor
Mitsuhiko Uno
宇野 光彦
Shigeharu Koboshi
重治 小星
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D81/00Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents
    • B65D81/32Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents for packaging two or more different materials which must be maintained separate prior to use in admixture
    • B65D81/3205Separate rigid or semi-rigid containers joined to each other at their external surfaces
    • B65D81/3211Separate rigid or semi-rigid containers joined to each other at their external surfaces coaxially and provided with means facilitating admixture

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)
  • Photographic Developing Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハロゲン化銀写真感光
材料用処理剤キットに関し、詳しくは、紙材からなる同
形同大の複数の方形容器に収納されたハロゲン化銀写真
感光材料用処理剤キットに関する。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀写真感光材料用処理剤キッ
トは輸送時の重量や嵩を低減させる為またはその保存性
の観点から複数のパートに別け、濃縮液や粉剤としてそ
れぞれ要求される性能の包装材料、例えば、液剤はポリ
エチレン製ボトルや塩化ビニル製ボトルあるいはガラス
ビン等に収納され、粉剤はポリエチレン製の袋や金属蒸
着された袋等に収納されている。
【0003】近年、環境保全の観点から廃包材、特にプ
ラスチックボトルの減少の要求があり、係る要求に応え
るべく、処理剤の低補充化の研究や処理剤キットの大容
量化による包装材料の減少化等、様々な工夫が行なわれ
てきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、処理剤
の低補充化による廃プラスチックボトルの減少には限界
があり、また、近時ではミニラボ等の普及に伴い小容量
キットの需要が増え、廃プラスチックボトルの量は年々
増加してきている。さらに実際のミニラボ設置拠点のよ
うな所では収納スペースが狭く、廃プラスチックボトル
の一時保管場所にも困っているという新たな問題がある
こともわかった。さらにまた、小容量のキットを大量に
生産するにあたって容器の大きさが違う各パートをまと
めて一つのセットに梱包する場合や、特に液剤と固形剤
のように包装形態の異なるパートをまとめて一つに梱包
する場合等、不統一な包装形態が梱包工程自動化のネッ
クになっていることも判った。
【0005】
【発明の目的】本発明は、上記問題点に鑑み、包材廃棄
の際の公害負荷が低く、廃棄及び廃棄に至るまでの一時
保管の際の嵩を低くでき、さらには生産時の梱包工程の
自動化が容易なハロゲン化銀写真感光材料用処理剤キッ
トを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するため、鋭意検討を重ねた結果、本発明に至っ
たものである。
【0007】即ち、本発明に係るハロゲン化銀写真感光
材料用処理剤キットは、複数のパートに別けられ、少な
くともその一部は組成を異にするハロゲン化銀写真感光
材料用処理剤を、少なくとも紙材を主構成材料とする同
形同大の複数の方形容器に別々に収納して成ることを特
徴とする。
【0008】また本発明に係るハロゲン化銀写真感光材
料用処理剤キットの好ましい実施態様は、一部のパート
が液剤であり、一部のパートが固形剤であることである
【0009】
【発明の構成】本発明において同形同大とは、複数のパ
ートに分けられた処理剤を収納する方形容器全てが、同
じ大きさ及び同じ形状に統一されているということであ
り、また、方形容器とは、例えば、図1及び図2に示す
如き上部を折り畳み閉封した形状を言う。尚、方形容器
は、図1及び図2に示す形状に限らず、種々の形状を採
ることができ、例えば、図3は折り畳み密封した上端部
を側壁部に仮止した態様を示すものである。
【0010】本発明において少なくとも紙材を主構成材
料とするとは、内包するハロゲン化銀写真感光材料用処
理剤パートにより要求される酸素透過性等を考慮し、紙
材に、ポリエチレン、ポリアミド系長鎖状重合成繊維(
登録商標ナイロン)、塩化ビニリデン/塩化ビニル共重
合体(登録商標サラン)、登録商標エバール等の樹脂コ
ーティングや、アルミニウム等の金属薄膜の蒸着、ある
いはセラミックス等のコーティングを単独、あるいは組
合せて施した材料からなる容器であるということである
。尚、図1に示す方形容器1は、紙3の内面及び外面を
ポリエチレン層2でコーティングした3層構造のもので
あり、図2に示す方形容器1は、紙3の外面をポリエチ
レン層2でコーティングし、内面をセラミック層4、ポ
リエチレンテレフタレート層5、ポリエチレン層2でコ
ーティングした5層構造のものである。
【0011】本発明において複数の方形容器に別々に収
納とは、組成等によって複数のパートに分けられた処理
剤をパート毎に分けて収納することである。尚、量の多
いパートにあっては一パート内で複数に分けて別々の容
器に収納してもよい。
【0012】従来、固形体、特に粉体のパートはプラス
チックボトル等のボトル類ではその充填口が狭いことか
ら短時間に大量に充填することが難しく、開口口の大き
くとれるポリエチレン等の樹脂あるいは金属薄膜等を単
独または組合せて用いた袋を用いており液剤パートを収
納したボトル類と包装形態を異にしており、それらをま
とめ包装する際の自動化、効率化のネックとなっていた
が、本発明では前記した如く紙材を主構成材料とする方
形容器であるので、上部全体を開放した状態で処理剤の
充填を行った後に上部を折り畳んで閉封する充填方法を
採ることができるので、固形体、特に粉体充填にも好ま
しく用いることができる。
【0013】尚、該方形容器の開封は、上部折り畳み部
分から行ってもよいが、開閉自在な別体からなるそそぎ
口を付与し、該そそぎ口を開栓することによって行うよ
うに構成してもよい。図4及び図5としてそそぎ口の構
造の一例を示す。図4に示すように、そそぎ口6は、方
形容器1の上部に取り付けられたそそぎ口本体部6Aと
、該そそぎ口本体部6Aに螺合されたそそぎ口蓋体部6
Bと、前記そそぎ口本体部6Aの取り付けられた部分を
方形容器1内側から密封する密閉部材6Cと、から構成
されており、使用に際して開封するには、図5に示すよ
うにそそぎ口蓋体部6Bを取り外した後、そそぎ口本体
部6Aの一部を矢符の如く押圧して前記密閉部材6Cを
破ることにより行われる。尚、同図において、6Dは処
理剤通路であり、6Eは脈流防止のための空気通路であ
る。
【0014】尚また、該容器の容量は、キットを構成す
る処理剤の量によって任意であるが、輸送時及び調薬時
の取扱い性、特にミニラボのように女性も調薬を行うよ
うなケースを想定し、最大充填容量を1リットル以下と
することが好ましい。
【0015】また、ハロゲン化銀写真感光材料用処理剤
はその輸送上の安全性確保や輸送重量低減あるいは保恒
性向上のために固形剤パートとされているものもある。 これらのパートは一旦容器を開封し溶解水を規定量入れ
再び封を閉じ攪拌し内容物の一部または全部を溶解水に
溶解した後、他のパートと共に調薬する方法も調薬時の
便利性の面から取り得る好ましい態様である。この様な
態様の場合、前記されている別体からなるそそぎ口があ
ると容易に密封することができるので、攪拌時の液モレ
が防止されより好ましい。
【0016】さらに、本発明に係るハロゲン化銀写真感
光材料用処理剤キットとは白黒ネガ及びポジ用現像剤・
定着剤・安定剤、カラーネガ・ポジ及び反転用第一現像
剤・反転剤・発色現像剤・漂白剤・漂白定着剤・定着剤
・調整剤・安定剤等があげられるが、これらに限定され
るものではない。
【0017】本発明における発色現像剤に用いられる発
色現像主薬としては、水溶性基を有するp−フェニレン
ジアミン系化合物が本発明の目的の効果を良好に奏し、
かつかぶりの発生が少ないため好ましく用いられる。
【0018】水溶性基を有するp−フェニレンジアミン
系化合物は、N,N−ジエチル−p−フェニレンジアミ
ン等の水溶性基を有しないパラフェニレンジアミン系化
合物に比べ、感光材料の汚染がなくかつ皮膚についても
皮膚がカブレにくいという長所を有するばかりでなく、
特に本発明の発色現像液に組み合わせることにより、本
発明の目的をより効率的に達成することができる。
【0019】前記水溶性基は、p−フェニレンジアミン
系化合物のアミノ基またはベンゼン核上に少なくとも1
つ有するものが挙げられ、具体的な水溶性基としては−
(CH2)n’−CH2OH、 −(CH2)m’−NHSO2−(CH2)n’CH3
、 −(CH2)m’−O−(CH2)n’−CH3、−(
CH2CH2O)n’Cm’H2m’+1(m′及びn
′はそれぞれ0以上の整数を表す。)、−COOH基、
−SO3H基等が好ましいものとして挙げられる。
【0020】本発明に好ましく用いられる発色現像主薬
の具体的例示化合物としては、特願平2−203169
号明細書第26〜31頁に記載されている(C−1)〜
(C−16)が挙げられる。
【0021】上記発色現像主薬は通常、塩酸塩、硫酸塩
、p−トルエンスルホン酸塩等の塩のかたちで用いられ
る。
【0022】また、前記発色現像主薬は単独であるいは
二種以上併用して、また所望により白黒現像主薬例えば
フェニドン、4−ヒドロキシメチル−4−メチル−1−
フェニル−3−ピラゾリドンやメトール等と併用して用
いてもよい。
【0023】また、本発明においては、本発明に係わる
発色現像液中に下記一般式[A]及び[B]で示される
化合物を含有する際に、本発明の目的の効果をより良好
に奏するばかりでなく、未露光部に生じるカブリも少な
い効果も生じるため、本発明の好ましい態様の一つであ
る。
【0024】
【化1】 式中、R1及びR2はそれぞれアルキル基又は水素原子
を表す。但しR1及びR2の両方が同時に水素原子であ
ることはない。またR1及びR2は環を形成してもよい
【0025】一般式[A]において、R1及びR2は同
時に水素原子ではないそれぞれアルキル基、アリール基
【0026】
【化2】 または水素原子を表すが、R1及びR2で表されるアル
キル基は、同一でも異なってもよく、それぞれ炭素数1
〜3のアルキル基が好ましい。更にこれらアルキル基は
カルボン酸基、リン酸基、アルホン酸基、又は水酸基を
有してもよい。
【0027】R′はアルコキシ基、アルキル基又はアリ
ール基を表す。R1、R2及びR′のアルキル基及びア
リール基は置換基を有するものも含み、また、R1及び
R2は結合して環を構成してもよく、例えばピペリジン
、ピリジン、トリアジンやモルホリンの如き複素環を構
成してもよい。
【0028】
【化3】 式中、R11、R12、R13は水素原子、置換又は無
置換の、アルキル基、アリール基、またはヘテロ環基を
表し、R14はヒドロキシ基、ヒドロキシアミノ基、置
換又は無置換の、アルキル基、アリール基、ヘテロ環基
、アルコキシ基、アリールオキシ基、カルバモイル基、
アミノ基を表す。ヘテロ環基としては、5〜6員環であ
り、C、H、O、N、S及びハロゲン原子から構成され
飽和でも不飽和でもよい。R15は−CO−、−SO2
−または
【0029】
【化4】 から選ばれる2価の基を表し、nは0又は1である。特
にn=0の時R14はアルキル基、アリール基、ヘテロ
環基から選ばれる基を表し、R13とR14は共同して
ヘテロ環基を形成してもよい。
【0030】前記一般式[A]で示されるヒドロキシル
アミン系化合物の具体例は、米国特許3287125号
、同  33293034号及び同3287124号等
に記載されているが、特に好ましい具体的例示化合物と
しては、特願平2−203169号明細書第36〜38
頁記載の(A−1)〜(A−39)及び特開平3−33
845号明細書第3〜6頁記載の(1)〜(53)及び
特開平3−63646号明細書第5〜7頁記載の(1)
〜(52)が挙げられる。
【0031】次に前記一般式[B]で示される化合物の
具体例は、特願平2−203169号明細書第40〜4
3頁記載の(B−1)〜(B−33)及び特開平3−3
3846号明細書第4〜6頁記載の(1)〜(56)が
挙げられる。
【0032】これら一般式[A]又は一般式[B]で示
される化合物は、通常遊離のアミン、塩酸塩、硫酸塩、
p−トルエンスルホン酸塩、シュウ酸塩、リン酸塩、酢
酸塩等の形で用いられる。
【0033】本発明に係わる発色現像剤及び黒白現像剤
中には、保恒剤として亜硫酸塩を微量用いることができ
る。該亜硫酸塩としては、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カ
リウム、重亜硫酸ナトリウム、重亜硫酸カリウム等が挙
げられる。
【0034】本発明に係わる発色現像剤及び黒白現像剤
には、緩衝剤を用いることが必要で、緩衝剤としては、
炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム、重
炭酸カリウム、リン酸三ナトリウム、リン酸三カリウム
、リン酸三ナトリウム、リン酸二カリウム、ホウ酸ナト
リウム、ホウ酸カリウム、四ホウ酸ナトリウム(ホウ酸
)、四ホウ酸カリウム、o−ヒドロキシ安息香酸ナトリ
ウム(サリチル酸ナトリウム)、o−ヒドロキシ安息香
酸カリウム、5−スルホ−2−ヒドロキシ安息香酸ナト
リウム(5−スルホサリチル酸ナトリウム)、5−スル
ホ−2−ヒドロキシ安息香酸カリウム(5−スルホサリ
チル酸カリウム)等を挙げることができる。
【0035】現像促進剤としては、特公昭37−160
88号、同37−5987号、同38−7826号、同
44−12380号、同45−9019号及び米国特許
3813247号等に表されるチオエーテル系化合物、
特開昭52−49829号及び同50−15554号に
表されるp−フェニレンジアミン系化合物、特開昭50
−137726号、特公昭44−30074号、特開昭
56−156826号及び同52−43429号等に表
される4級アンモニウム塩類、米国特許2610122
号及び同4119462号記載のp−アミノフェノール
類、米国特許2494903号、同3128182号、
同4230796号、同3253919号、特公昭41
−11431号、米国特許2482546号、同259
6926号及び同3582346号等に記載のアミン系
化合物、特公昭37−16088号、同42−2520
1号、米国特許3128183号、特公昭41−114
31号、同42−23883号及び米国特許35325
01号等に表されるポリアルキレンオキサイド、その他
1−フェニル−3−ピラゾリドン類、ヒドロジン類、メ
ソイオン型化合物、イオン型化合物、イミダゾール類、
等を必要に応じて添加することができる。
【0036】発色現像剤はベンジルアルコールを実質的
に含有しないものが好ましい。実質的にとはカラー現像
液1リットル当り2.0ミリリットル以下、更に好まし
くは全く含有しないことである。実質的に含有しない方
が連続処理時の写真特性の変動、特にステインの増加が
小さく、より好ましい結果が得られる。
【0037】カブリ防止等の目的で塩素イオン及び臭素
イオンがカラー現像剤中に必要である。本発明において
は好ましくは塩素イオンとして1.0×10−2〜1.
5×10−1モル/リットル、より好ましくは4×10
−2〜1×10−1モル/リットル含有する。塩素イオ
ン濃度が1.5×10−1モル/リットルより多いと、
現像を送らせ迅速に高い最大濃度を得るには好ましくな
い。また、3.5×10−2モル/リットル未満では、
ステインが生じ、更には、連続処理に伴う写真性変動(
特に最小濃度)が大きくなり好ましくない。
【0038】本発明において、カラー現像液中に臭素イ
オンを好ましくは3.0×10−3〜1.0×10−3
モル/リットル含有する。より好ましくは5.0×10
−3〜5×10−4モル/リットルである。特に好まし
くは1×10−4〜3×10−4モル/リットルである
。臭素イオン濃度が1×10−3モル/リットルより多
い場合、現像を遅らせ、最大濃度及び感度が低下し、3
.0×10−3モル/リットル未満である場合、ステイ
ンを生じ、また連続処理に伴う写真性変動(特に最小濃
度)を生じる点で好ましくない。
【0039】発色現像剤に直接添加される場合、塩素イ
オン供給物質として、塩化ナトリウム、塩化カリウム、
塩化アンモニウム、塩化ニッケル、塩化マグネシウム、
塩化マンガン、塩化カルシウム、塩化カドミウムが挙げ
られるが、そのうち好ましいものは塩化ナトリウム、塩
化カリウムである。
【0040】また、発色現像剤及び現像剤中に添加され
る蛍光増白剤の対塩の形態で供給されてもよい。臭素イ
オンの供給物質として、臭化ナトリウム、臭化カリウム
、臭化アンモニウム、臭化リチウム、臭化カルシウム、
臭化マグネシウム、臭化マンガン、臭化ニッケル、臭化
カドミウム、臭化セリウム、臭化タリウムが挙げられる
が、そのうち好ましいものは臭化カリウム、臭化ナトリ
ウムである。
【0041】本発明の発色現像剤及び現像剤には、必要
に応じて、塩素イオン、臭素イオンに加えて任意のカブ
リ防止剤を添加できる。カブリ防止剤としては、沃化カ
リウムの如きアルカリ金属ハロゲン化物及び有機カブリ
防止剤が使用できる。有機カブリ防止剤としては、例え
ば、ベンゾトリアゾール、6−ニトロベンズイミダゾー
ル、5−ニトロイソインダゾール、5−メチルベンゾト
リアゾール、5−ニトロベンゾトリアゾール、5−クロ
ロ−ベンゾトリアゾール、2−チアゾリル−ベンズイミ
ダゾール、2−チアゾリルメチル−ベンズイミダゾール
、インダゾール、ヒドロキシアザインドリジン、アデニ
ンの如き含窒素ヘテロ環化合物を代表例として挙げるこ
とができる。
【0042】本発明の発色現像剤及び現像剤にはトリア
ジニルスチルベン系蛍光増白剤を含有させることが本発
明の目的の効果の点から好ましい。かかる蛍光増白剤と
しては下記一般式[E]で示される化合物が好ましい。
【0043】
【化5】 上式において、X2,X3,Y1及びY2は各々水酸基
、塩素又は臭素等のハロゲン原子、アルキル基、アリー
ル基、
【0044】
【化6】 または−OR25を表す。ここでR21及びR22は各
々水素原子、アルキル基(置換体を含む)、又はアリー
ル基(置換体を含む)を、R23及びR24はアルキレ
ン基(置換体を含む)を、R25は水素原子、アルキル
基(置換体を含む)又はアリール基(置換体を含む)を
表し、Mはカチオンを表す。
【0045】なお一般式[E]の各基あるいはそれらの
置換基の詳細については、特願平2−240400号の
63頁下から第8行〜第64頁下から第3行の記載と同
義である。
【0046】以下に一般式[E]で示される化合物の具
体例を挙げる。
【0047】
【化7】
【0048】
【化8】
【0049】
【化9】
【0050】
【化10】
【0051】
【化11】
【0052】上記の化合物は公知の方法で合成すること
ができる。上記例示化合物の中で特に好ましく用いられ
るのはE−4、E−24、E−34、E−35、E−3
6、E−37、E−41である。これらの化合物の添加
量は発色現像液1リットル当り0.2g〜10gの範囲
であることが好ましく、更に好ましくは0.4g〜5g
の範囲である。
【0053】さらに、本発明に用いられる発色現像剤及
び黒白現像剤には、必要に応じて、メチルセロソルブ、
メタノール、アセトン、ジメチルホルムアミド、β−シ
クロデキストリン、その他特公昭47−33378号、
同44−9509号各公報記載の化合物を現像主薬の溶
解度を上げるための有機溶剤として使用することができ
る。
【0054】さらに、現像主薬とともに補助現像剤を使
用することもできる。これらの補助現像剤としては、例
えばN−メチル−p−アミノフェノールヘキサルフェー
ト(メトール)、フェニドン、N,N−ジエチル−p−
アミノフェノール塩酸塩、N,N,N’,N’−テトラ
メチル−p−フェニレンジアミン塩酸塩等が知られてお
り、その添加量としては通常0.01〜1.0g/リッ
トルが好ましい。
【0055】さらにまた、その他ステイン防止剤、スラ
ッジ防止剤、重層効果促進剤等各種添加剤を用いること
ができる。
【0056】また発色現像剤及び黒白現像剤には、特願
平2−240400号公報第63頁下から第8行〜第6
4頁下から第3行に記載の下記一般式[K]で示される
キレート剤及びその例示化合物K−1〜K−22が添加
されることが本発明の目的を効果的に達成する観点から
好ましい。
【0057】
【化12】
【0058】これらキレート剤の中でも、とりわけ、K
−2,K−9,K−12,K−13,K−17,K−1
9,が好ましく用いられ、とりわけ特に、K−2及びK
−9を発色現像液に添加する際に本発明の効果を良好に
奏する。
【0059】これらキレート剤の添加量は発色現像剤及
び黒白現像剤1リットル当たり0.1〜20gの範囲が
好ましく、より好ましくは0.2〜8gの範囲である。
【0060】さらにまた発色現像剤及び黒白現像剤には
アニオン、カチオン、両性、ノニオンの各界面活性剤を
含有させることができる。
【0061】また、必要に応じてアルキルスルホン酸、
アリールスルホン酸、脂肪族カルボン酸、芳香族カルボ
ン酸等の各種界面活性剤を添加してもよい。
【0062】本発明に係る漂白剤又は漂白定着剤に好ま
しく用いられる漂白主剤は下記一般式〔IV〕で表わさ
れる有機酸の第2鉄錯塩である。
【0063】
【化13】 [式中、A1〜A4はそれぞれ同一でも異ってもよく、
−CH2OH、−COOM又は−PO3M1M2を表す
。M、M1、M2はそれぞれ水素原子、アルカリ金属又
はアンモニウムを表す。Xは炭素数3〜6の置換、未置
換のアルキレン基を表す。]以下に一般式〔IV〕で示
される化合物について詳述する。なお式中、A1〜A4
は特願平1−260628号12頁上から15行〜15
頁上から3行記載のA1〜A4と同義であるので詳細な
説明を省略する。
【0064】以下に、前記一般式〔IV〕で示される化
合物の好ましい具体例を示す。
【0065】
【化14】
【0066】
【化15】
【0067】これら(IV−1)〜(IV−12)の化
合物の第2鉄錯塩としては、これらの第2鉄錯塩のナト
リウム塩、カリウム塩又はアンモニウム塩を任意に用い
ることができる。本発明の目的の効果及び溶解度の点か
らは、これらの第2鉄錯塩のアンモニウム塩が好ましく
用いられる。
【0068】前記化合物例の中で、本発明において特に
好ましく用いられるものは、(IV−1)、(IV−3
)、(IV−4)、(IV−5)、(IV−9)であり
、とりわけ特に好ましいものは(IV−1)である。
【0069】本発明において漂白剤又は漂白定着剤には
、漂白主剤として上記一般式〔IV〕で示される化合物
の鉄錯塩以外に下記化合物の第2鉄錯塩等を用いること
ができる。 〔A′−1〕エチレンジアミン四酢酸 〔A′−2〕トランス−1,2−  シクロヘキサンジ
アミン四酢酸 〔A′−3〕ジヒドロキシエチルグリシン酸〔A′−4
〕エチレンジアミンテトラキスメチレンホスホン酸 〔A′−5〕ニトリロトリスメチレンホスホン酸〔A′
−6〕ジエチレントリアミンペンタキスメチレンホスホ
ン酸 〔A′−7〕ジエチレントリアミン五酢酸〔A′−8〕
エチレンジアミンジオルトヒドロキシフェニル酢酸 〔A′−9〕ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸
〔A′−10〕エチレンジアミンジプロピオン酸〔A′
−11〕エチレンジアミンジ酢酸〔A′−12〕ヒドロ
キシエチルイミノジ酢酸〔A′−13〕ニトリロトリ酢
酸 〔A′−14〕ニトリロ三プロピオン酸〔A′−15〕
トリエチレンテトラミン六酢酸〔A′−16〕エチレン
ジアミン四プロピオン酸前記有機酸第2鉄錯塩の添加量
は漂白液又は漂白定着液1リットル当り0.1モル〜2
.0モルの範囲で含有することが好ましく、より好まし
くは0.15〜1.5モル/リットルの範囲である。
【0070】漂白剤、漂白定着剤及び定着剤には、特開
昭64−295258号明細書に記載のイミダゾール及
びその誘導体又は同明細書記載の一般式[I]〜[IX
]で示される化合物及びこれらの例示化合物の少なくと
も一種を含有することにより迅速性に対して効果を奏し
うる。
【0071】上記の促進剤の他、特開昭62−1234
59号明細書の第51頁から第  115頁に記載の例
示化合物及び特開昭63−17445号明細書の第22
頁から第25頁に記載の例示化合物、特開昭53−95
630号、同53−28426号公報記載の化合物等も
同様に用いることができる。
【0072】漂白剤又は漂白定着剤には、上記以外に臭
化アンモニウム、臭化カリウム、臭化ナトリウムの如き
ハロゲン化物、各種の蛍光増白剤、消泡剤あるいは界面
活性剤を含有せしめることもできる。
【0073】本発明に係わる定着剤又は漂白定着剤に用
いられる定着主剤としては、チオシアン酸塩、チオ硫酸
塩が好ましく用いられる。チオシアン酸塩の含有量は少
なくとも0.1モル/リットル以上が好ましく、カラー
ネガフィルムを処理する場合、より好ましくは0.5モ
ル/リットル以上であり、特に好ましくは1.0モル/
リットル以上である。またチオ硫酸塩の含有量は少なく
とも0.2モル/リットル以上が好ましく、カラーネガ
フィルムを処理する場合、より好ましくは0.5モル/
リットル以上である。また本発明においては、チオシア
ン酸塩とチオ硫酸塩を併用することにより更に効果的に
本発明の目的を達成できる。
【0074】本発明に係わる定着剤又は漂白定着剤には
、これら定着主剤の他に各種の塩から成るpH緩衝剤を
単独或いは2種以上含むことができる。さらにアルカリ
ハライドまたはアンモニウムハライド、例えば臭化カリ
ウム、臭化ナトリウム、塩化ナトリウム、臭化アンモニ
ウム等の再ハロゲン化剤を多量に含有させることが望ま
しい。またアルキルアミン類、ポリエチレンオキサイド
類等の通常定着剤又は漂白定着剤に添加することが知ら
れている化合物を適宜添加することができる。
【0075】定着剤または漂白定着剤には、特開昭64
−295258号明細書第56頁に記載の下記一般式[
FA]で示される化合物及びこの例示化合物を添加する
のが好ましく、本発明の効果をより良好に奏するばかり
か、少量の感光材料を長期間にわたって処理する際に定
着能を有する処理液中に発生するスラッジも極めて少な
いという別なる効果が得られる。
【0076】
【化16】
【0077】同明細書記載の一般式[FA]で示される
化合物は米国特許3,335,161号明細書及び米国
特許3,260,718号明細書に記載されている如き
一般的な方法で合成できる。これら、前記一般式[FA
]で示される化合物はそれぞれ単独で用いてもよく、ま
た2種以上組合せて用いてもよい。
【0078】また、これら一般式[FA]で示される化
合物の添加量は処理液1リットル当り0.1g〜200
gの範囲で好結果が得られる。
【0079】本発明において安定剤には第2鉄イオンに
対するキレート安定度定数が8以上であるキレート剤を
含有することが好ましい。ここにキレート安定度定数と
は、L.G.Sillen・A.E.Martell著
、”Stability  Constants  o
f  Metal−ion  Complexes”,
TheChemical  Society,Lond
on(1964)。S.Chaberek・A.E.M
artell著、”Organic  Sequest
ering  Agents”,Wiley(1959
)等により一般に知られた定数を意味する。
【0080】第2鉄イオンに対するキレート安定度定数
が8以上であるキレート剤としては特願平2−2347
76号、同1−324507号等に記載のものが挙げら
れる。
【0081】上記キレート剤の使用量は安定液1リット
ル当り0.01〜50gが好ましく、より好ましくは0
.05〜20gの範囲で良好な結果が得られる。
【0082】また安定剤に添加する好ましい化合物とし
ては、アンモニウム化合物が挙げられる。これらは各種
の無機化合物のアンモニウム塩によって供給される。ア
ンモニウム化合物の添加量は安定液1リットル当り0.
001モル〜1.0モルの範囲が好ましく、より好まし
くは0.002〜  2.0モルの範囲である。
【0083】さらに安定剤には亜硫酸塩を含有させるこ
とが好ましい。
【0084】さらにまた安定剤には前記キレート剤と併
用して金属塩を含有することが好ましい。かかる金属塩
としては、Ba,Ca,Ce,Co,In,La,Mn
,Ni,Bi,Pb,Sn,Zn,Ti,Zr,Mg,
Al又はSrの金属塩があり、ハロゲン化物、水酸化物
、硫酸塩、炭酸塩、リン酸塩、酢酸塩等の無機塩又は水
溶性キレート剤として供給できる。使用量としては安定
液1リットル当り1×10−4〜1×10−1モルの範
囲が好ましく、より好ましくは4×10−4〜2×10
−2モルの範囲である。
【0085】また安定剤には、有機酸塩(クエン酸、酢
酸、コハク酸、シュウ酸、安息香酸等)、pH調整剤(
リン酸塩、ホウ酸塩、塩酸、硫酸塩等)等を添加するこ
とができる。なお本発明においては公知の防黴剤を本発
明の効果を損なわない範囲で単用又は併用することがで
きる。
【0086】
【作用】本発明では少なくとも紙材を主構成材料とする
同形同大の方形容器を用いることにより、その廃包材か
らプラスチックボトルを無くすことができ、さらに該容
器を折りたたんで廃棄(あるいは紙材部分は再生)する
ことにより嵩を大幅に減少することができる。また、同
形同大の方形容器を液剤、固形剤に共通で用いることに
より、充填工程の大幅な簡素化と各パーツのまとめ包装
工程の省力化が可能となる。
【0087】さらに方形容器の充填容量を1リットル以
下とすれば、調薬作業が飛躍的に楽になる。
【0088】
【実施例】以下、発明の実施例について説明する。
【0089】実験例1 以下に示すパート構成のカラーペーパー用発色現像補充
剤(10リットルキット)とカラーペーパー用漂白定着
剤(8リットルキット)及び安定化補充液(10リット
ルキット)を用いてコニカ社製CL−PP1171プリ
ンタープロセサーで常法に従いウェッジ露光したコニカ
社製コニカカラーQAペーパーを617m2ランニング
処理した際の処理剤の発包材の量等を比較した。結果を
表1に示す。
【0090】   構成−1(本発明)  発色現像補
充剤キット−1   パートA   純水                     
                         
      約100g  トリエタノールアミン  
                         
           145g  N,N−ジエチル
ヒドロキシルアミン                
          70g  蛍光増白剤     
                         
                    15g  
ジエチレングリコール               
                       14
5g純水を加えて0.4リットルに仕上げ、図2に示す
0.6リットル入容器に充填した。
【0091】   パートB   純水                     
                         
      約300g  亜硫酸カリウム     
                         
              4.3g  N−エチル
−N−β−メタンスルホンアミドエチル−3−メチル−
4−アミノアニリン硫酸塩             
                         
          65g純水を加え、0.4リット
ルに仕上げ、図1に示す0.6リットル入容器に充填し
た。
【0092】   パートC   純水                     
                         
      約400g  炭酸カリウム      
                         
               350g  臭化カリ
ウム                       
                       0.
1g  塩化カリウム               
                         
          3g  エチレンジアミン四酢酸
                         
             15g  カテコール−3
,5−ジスルホン酸二ナトリウム塩         
     15g  1−ヒドロキシエチリデン−1,
1−ジスルホン酸              15g
水を加え0.6リットルに仕上げ、図2に示す0.6リ
ットル入容器に充填した。
【0093】上記パートA、B、Cを、保管、輸送、更
には市販される際と同様の状態であるダンボール製箱に
一つのセットとして入れる。これを発色現像補充剤キッ
ト−1とする。補充剤とする時はプリンタープロセサー
付属の補充タンクに溶解水8.6リットルを入れ、パー
トA、B、Cを順次加え、攪拌し10リットルに仕上げ
る。補充量は162ml/m2 で使用する。開始液と
する時は作る開始液の70%の量の補充液に開始液1リ
ットル当り臭化カリウム0.015g、塩化カリウム2
.3g、50%硫酸2.5gを加え水を加えて撹拌し1
00%に仕上げる。
【0094】   漂白定着補充剤キット−1   パートA   純水                     
                         
      約200g  チオ硫酸アンモニウム(7
0%水溶液)                   
   800ml  亜硫酸アンモニウム(40%水溶
液)                       
 240ml純水を加え、1.4リットルに仕上げ、図
2に示す0.8リットル入容器2個に0.7リットルず
つ充填した。
【0095】   パートB   純水                     
                         
    約1000g  エチレンジアミン四酢酸第二
鉄アンモニウム2水塩            480
g  エチレンジアミン四酢酸           
                         
  24g純水を加え、1.6リットルに仕上げ、図2
に示す0.8リットル入容器2個に0.8リットルずつ
充填した。
【0096】   パートC   90%酢酸                  
                         
     120g純水を加えて、0.7リットルに仕
上げ、図2に示す0.8リットル入容器に充填した。
【0097】上記パートA、B、Cを保管、輸送、更に
は市販される際と同様の状態であるダンボール製箱に1
つのセットとして入れる。これを漂白定着補充剤キット
−1とする。補充剤とする時はプリンタープロセサー付
属の補充タンクに溶解水4.3リットルを入れ、パート
A、B、Cを順次加え撹拌し8リットルに仕上げる。補
充量は215ml/m2で使用する。開始液は補充液と
共通。
【0098】   安定化補充剤キット−1   パートA   純水                     
                         
      約250g  0−フェニルフェノールナ
トリウム                     
       10g  蛍光増白剤        
                         
                 15g  水酸化
カリウム(48%液)               
                     1g純水
を加えて、0.3リットルに仕上げ、図2に示す0.3
リットル入容器に充填した。
【0099】   パートB   純水                     
                         
      約200g  5−クロロ−2−メチル−
4−イソチアゾリン−3−オン          2
g  1,2−ベンツイソチアゾリン−3−オン   
                     3g  
エチレングリコール                
                         
 10g  1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホ
スホン酸              20g  エチ
レンジアミン四酢酸                
                      10g
  20%アンモニア水              
                         
   30g純水を加え、0.3リットルに仕上げ、図
2に示す0.3リットル入容器に充填した。
【0100】上記パートA、Bを各4個ずつ保管、輸送
、更には市販される際と同様の状態であるダンボール製
箱に1つのセットとして入れる。これを安定化補充剤キ
ット−1とする。補充剤とする時はプリンタープロセサ
ー付属の補充タンクに溶解水9.4リットルを入れ、パ
ートA、Bを各1個順次加え撹拌し10リットルに仕上
げる。補充量は253ml/m2で使用する。開始液は
補充液と共通。
【0101】構成−2(比較例)   発色現像補充剤キット−2   パートA   純水                     
                         
      約100g  トリエタノールアミン  
                         
           145g  N,N−ジエチル
ヒドロキシルアミン                
          70g  蛍光増白剤     
                         
                    15g  
ジエチレングリコール               
                       14
5g純水を加えて、0.4リットルに仕上げポリエチレ
ン製0.5リットル入ボトルに充填しスクリューキャッ
プでキャッピングした。
【0102】   パートB   純水                     
                         
      約300g  亜硫酸カリウム     
                         
              4.3g  N−エチル
−N−β−メタンスルホンアミドエチル−3−メチル−
4−アミノアニリン硫酸塩             
                         
          65g純水を加え0.4リットル
に仕上げ、褐色塩ビ製0.5リットル入ボトルに充填し
スクリューキャップでキャッピングした。
【0103】   パートC   純水                     
                         
      約400g  炭酸カリウム      
                         
               350g  臭化カリ
ウム                       
                       0.
1g  塩化カリウム               
                         
          3g  エチレンジアミン四酢酸
                         
             15g  カテコール−3
,5−ジスルホン酸二ナトリウム塩         
     15g  1−ヒドロキシエチリデン−1,
1−ジスルホン酸              15g
純水を加え、0.6リットルに仕上げ、ポリエチレン製
0.6リットル入ボトルに充填しスクリューキャップで
キャッピングした。
【0104】上記パートA、B、Cを、保管、輸送、更
には市販される際と同様の状態であるダンボール製箱に
一つのセットとして入れる。これを発色現像補充剤キッ
ト−2とする。補充剤とする時はプリンタープロセサー
付属の補充タンクに溶解水8.6リットルを入れ、パー
トA、B、Cを順次加え攪拌し、10リットルに仕上げ
る。補充量は162ml/m2 で使用する。開始液と
する時は作る開始液の70%の量の補充液に開始液1リ
ットル当り臭化カリウム0.015g、塩化カリウム2
.3g、50%硫酸2.5gを加え水を加えて撹拌し1
00%に仕上げる。
【0105】   漂白定着補充剤キット−2   パートA   純水                     
                         
      約200g  チオ硫酸アンモニウム(7
0%水溶液)                   
   800ml  亜硫酸アンモニウム(40%水溶
液)                       
 240ml純水を加え、1.4リットルに仕上げ、ポ
リエチレン製1.6リットル入ボトルに充填しスクリュ
ーキャップでキャッピングした。
【0106】   パートB   純水                     
                         
    約1000g  エチレンジアミン四酢酸第二
鉄アンモニウム2水塩            480
g  エチレンジアミン四酢酸           
                         
  24g純水を加え、1.6リットルに仕上げ、ポリ
エチレン製1.6リットル入ボトルに充填しスクリュー
キャップでキャッピングした。
【0107】   パートC   90%酢酸                  
                         
     120g純水を加えて0.7リットルに仕上
げ、ポリエチレン製0.8リットル入ボトルに充填しス
クリューキャップでキャッピングした。
【0108】上記パートA、B、Cを保管、輸送、更に
は市販される際と同様の状態であるダンボール製箱に1
つのセットとして入れる。これを漂白定着補充剤キット
−2とする。補充剤とする時はプリンタープロセサー付
属の補充タンクに溶解水4.3リットルを入れ、パート
A、B、Cを順次加え撹拌し8リットルに仕上げる。補
充量は215ml/m2で使用する。開始液は補充液と
共通。
【0109】   安定化補充剤キット−2   パートA   純水                     
                         
      約250g  0−フェニルフェノールナ
トリウム                     
       10g  蛍光増白剤        
                         
                 15g  水酸化
カリウム(48%液)               
                     1g純水
を加えて0.3リットルに仕上げ、ポリエチレン製0.
3リットル入ボトルに充填しスクリューキャップでキャ
ッピングした。
【0110】   パートB   純水                     
                         
      約200g  5−クロロ−2−メチル−
4−イソチアゾリン−3−オン          2
g  1,2−ベンツイソチアゾリン−3−オン   
                     3g  
エチレングリコール                
                         
 10g  1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホ
スホン酸              20g  エチ
レンジアミン四酢酸                
                      10g
  20%アンモニア水              
                         
   30g純水を加え0.3リットルに仕上げ、ポリ
エチレン製0.3リットル入ボトルに充填しスクリュー
キャップでキャッピングした。
【0111】上記パートA、Bを各4個ずつ保管、輸送
、更には市販される際と同様の状態であるダンボール製
箱に1つのセットとして入れる。これを安定化補充剤キ
ット−2とする。補充剤とする時はプリンタープロセサ
ー付属の補充タンクに溶解水9.4リットルを入れ、パ
ートA、Bを各1個順次加え撹拌し10リットルに仕上
げる。補充量は253ml/m2で使用する。開始液は
補充液と共通。
【0112】
【表1】
【0113】表1から判るように、本発明(構成−1)
は、仕上がり写真性能を損うことなく廃プラスチックボ
トルを無くすことができ、且つ容器と外箱を折りたたむ
ことによりトータルの廃包材容積を従来(構成−2)に
比して、約40%にまで著しく減少することができた。 また廃包材中のプラスチック類の重量は8%、即ち、1
0分の1以下まで激減させることができた。
【0114】尚、本発明(構成−1)では、全ての容器
が同形同大であるため、まとめ包装された各キットのダ
ンボール製箱の大きさも統一されているので、これら全
てのキットを更に大きなダンボール製箱にまとめて包装
することができる。
【0115】実験例2 以下に示すパート構成のカラーペーパー用発色現像補充
剤キット(10リットルキット)のパートごとの充填及
びまとめ包装を市販の充填機及び包装機を用いて行った
【0116】構成−3(本発明)   発色現像補充剤キット−3   パートA   純水                     
                         
      約100g  ジエチレングリコール  
                         
           120g  ベンジルアルコー
ル                        
                150ml  トリ
エタノールアミン                 
                     120g
純水を加え0.5リットルに仕上げ、図2に示す0.6
リットル入容器に充填した。
【0117】   パートB   ヒドロキシルアミン硫酸塩           
                         
25g粉体(結晶体)として図2に示す0.6リットル
入容器に充填した。
【0118】   パートC   N−エチル−N−β−メタンスルホンアミドエチル
−3−メチル−4−アミノアニリン硫酸塩      
                         
                 58g粉体(顆粒
体)として図2に示す0.6リットル入容器に充填した
【0119】   パートD   純水                     
                         
      約300g  炭酸カリウム      
                         
               300g  ジエチレ
ントリアミン五酢酸                
                  35g  無水
亜硫酸ナトリウム                 
                       25
g純水を加え0.6リットルに仕上げ、図2に示す0.
6リットル入容器に充填した。
【0120】上記パートA、B、C、Dを、保管、輸送
、更には市販される際と同様の状態であるダンボール製
箱に一つのセットとして入れる。これを発色現像補充剤
キット−3とする。
【0121】構成−4(比較例)   発色現像補充剤キット−4   パートA   純水                     
                         
      約100g  ジエチレングリコール  
                         
           120g  ベンジルアルコー
ル                        
                150ml  トリ
エタノールアミン                 
                     120g
純水を加え0.5リットルに仕上げ、ポリエチレン製0
.5リットル入ボトルに充填しスクリューキャップでキ
ャッピングした。
【0122】   パートB   ヒドロキシルアミン硫酸塩           
                         
25g粉体(結晶体)としてポリエチレン製500mm
×50mmの大きさの袋に充填しヒートシールした。
【0123】   パートC   N−エチル−N−β−メタンスルホンアミドエチル
−3−メチル−4−アミノアニリン硫酸塩      
                         
                 58g粉体(顆粒
体)としてポリエチレン製100mm×100mmの大
きさの袋に充填しヒートシールした。
【0124】   パートD   純水                     
                         
      約300g  炭酸カリウム      
                         
               300g  ジエチレ
ントリアミン五酢酸                
                  35g  無水
亜硫酸ナトリウム                 
                       25
g純水を加え0.6リットルに仕上げ、ポリエチレン製
0.6リットル入ボトルに充填しスクリューキャップで
キャッピングした。
【0125】上記パートA、B、C、Dを、保管、輸送
、更には市販される際と同様の状態であるダンボール製
箱に液剤と粉剤の間に仕切りを入れた一つのセットとし
て入れる。これを発色現像補充剤キット−4とする。
【0126】前記構成−3(発色現像補充剤キット−3
)及び構成−4(発色現像補充剤キット−4)の充填及
び包装工程を比較すると、本発明の構成−3は充填工程
の一貫化、まとめ包装工程の自動化が容易に達成でき生
産の合理化及び省力化を飛躍的に進めることができた。
【0127】
【発明の効果】本発明によれば、包材廃棄の際の公害負
荷が低く、廃棄及び廃棄に至るまでの一時保管の際の嵩
を低くでき、さらには生産時の梱包工程の自動化が容易
なハロゲン化銀写真感光材料用処理剤キットを提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】方形容器の一例を示す一部切欠斜視図である。
【図2】方形容器の一例を示す一部切欠斜視図である。
【図3】方形容器の他の例を示す斜視図である。
【図4】そそぎ口の一例を示す要部断面図である。
【図5】そそぎ口の一例を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1  方形容器 2  ポリエチレン層 3  紙 4  セラミック層 5  ポリエチレンテレフタレート層 6  そそぎ口 6A  そそぎ口本体部 6B  そそぎ口蓋体部 6C  密閉部材 6D  処理剤通路 6E  空気通路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のパートに別けられ、少なくともその
    一部は組成を異にするハロゲン化銀写真感光材料用処理
    剤を、少なくとも紙材を主構成材料とする同形同大の複
    数の方形容器に別々に収納して成ることを特徴とするハ
    ロゲン化銀写真感光材料用処理剤キット。
  2. 【請求項2】前記ハロゲン化銀写真感光材料用キットに
    おいて、一部のパートが液剤であり、一部のパートが固
    形剤であることを特徴とする請求項1記載のハロゲン化
    銀写真感光材料用処理剤キット。
JP10460891A 1991-04-10 1991-04-10 ハロゲン化銀写真感光材料用処理剤キット Pending JPH04338943A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09189808A (ja) * 1995-06-27 1997-07-22 Agfa Gevaert Nv カラー写真材料を処理する方法
EP1574900A1 (en) * 2004-03-09 2005-09-14 Fuji Photo Film Co., Ltd. Package for solid photographic-processing agent
US7100347B2 (en) 2004-01-26 2006-09-05 Fuji Photo Film Co., Ltd. Automatic opening device for solid material package, preparation device for photographic-processing solution, and photographic-processing device

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