JPH043378Y2 - - Google Patents

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JPH043378Y2
JPH043378Y2 JP1984014317U JP1431784U JPH043378Y2 JP H043378 Y2 JPH043378 Y2 JP H043378Y2 JP 1984014317 U JP1984014317 U JP 1984014317U JP 1431784 U JP1431784 U JP 1431784U JP H043378 Y2 JPH043378 Y2 JP H043378Y2
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JP
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bimetal
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case
pair
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JP1984014317U
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JPS60126947U (ja
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  • Thermally Actuated Switches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はバイメタルを用いたサーキツトブレー
カの改良に関する。
従来より自動車において、パワーウインド,デ
フオツガ,ブロアモータ等の大電流負荷回路の保
護に用いられるサーキツトブレーカとしては、ケ
ースに黄銅製の一対の端子板を固定するととも
に、該ケース内に両端部の接点部が前記一対の端
子板に接触するバイメタルを配設し、過電流時に
バイメタルが事故発熱により撓み変形することに
基づいて前記接触を解除させ、以つて、回路をし
や断する構成のものが一般的である。ところが、
上記従来の構成では、黄銅製の端子板は熱伝導率
が高くて放熱製がよいので、これらと接触するバ
イメタルの熱が放散されるようになり、従つて、
バイメタルは発熱量が大でないと換言すれば過電
流値が大でないと撓み変形しないことになり、こ
のため、過電流値が比較的小なる場合には、回路
のしや断動作を行ない得なかつたり或いは行ない
得たとしても動作時間が著しく長くなつたりする
不具合があつた。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、そ
の目的は、過電流値が比較的小なる場合でも短時
間で動作することができるサーキツトブレーカを
提供するにある。
本考案を要約すれば、バイメタルの両端部が接
触する一対の端子板の少なくとも一方をアンバ等
の熱伝導率の低い材料で形成することによつて、
端子板からの放熱を極力抑制せんとするものであ
る。
以下本考案の一実施例につき図面を参照しなが
ら説明する。
1は上面が開口したプラスチツク製のケースで
あり、その底壁の略中央部には棒状突起1aが上
方に突出して形成され、背壁の略中央部には外方
に突出し且つ上下に指向して案内凹部1bが形成
されている。2,2は熱伝導率の低い材料例えば
アンバで形成された一対の端子板であり、これら
はケース1の底壁の左,右両端部に舌片のかしめ
等により固定されており、夫々の上端部にはケー
ス1の前壁の左,右両端部内面に沿う接触片2
a,2aが形成されている。3は前記ケース1内
に配置されたプラスチツク製のホルダであり、そ
の底壁には前記棒状突起1aと嵌合するばね受穴
3aが形成され、背壁には前記案内凹部1bと嵌
合する案内突条3bが形成され、以つて、ケース
1に対して上下移動可能になされている。更に、
ホルダ3の前壁には逃げ凹部3cが形成されてい
るとともに、前壁の左,右両端部にはばね受穴3
d,3dが形成されている。4は左右に長尺なバ
イメタルであり、その左,右両端部には後方に指
向して係止片4a,4aが折曲形成されており、
更に、該左,右両端部近傍の前面部には接点部4
b,4bがスポツト溶接等により取付けられてい
る。そして、このバイメタル4は前記ホルダ3の
前壁部分に配置されその係止片4a,4aが該ホ
ルダ3の左,右両側壁に前後方向に移動可能に係
止されており、更に、ホルダ3のばね受穴3d,
3dの奥壁とバイメタル4の裏面部との間には接
点用の圧縮コイルスプリング5,5が介装されて
いて、該バイメタル4は常には前方側に移動付勢
されて接点部4b,4bを端子板2,2の接触片
2a,2aに接触させるようになつている。6は
動作用圧縮コイルスプリングであり、これは、棒
状突起1aに嵌め込まれた状態でケース1の底壁
とホルダ3におけるばね受穴3aの奥壁との間に
介装されていて、該ホルダ3を常には上方に移動
付勢するようになつており、その上方への移動は
バイメタル4の上端縁部がケース1の前壁の略中
央部に螺挿された調整用ねじ7の先端部に係止さ
れて規制され、以つてバイメタル4は接点部4
b,4bが端子板2,2の接触片2a,2aに接
触する原位置に保持されるようになつている。8
は前記ケース1の上面開口部に装着された蓋部材
であり、その略中央部には前記ホルダ3の上壁の
略中央部に対応して復帰用透孔8aが形成されて
いる。
次に、本実施例の作用につき説明する。自動車
のパワーウインド,デフオツガ,ブロアモータ等
の大電流負荷回路には端子板2,2が介在されて
いて、負荷電流は一方の端子板2,接触片2a,
接点部4b,バイメタル4,接点部4b,接触片
2a及び他方の端子板2の経路で流れる。そし
て、過電流が流れると、バイメタル4が自己発熱
してホルダ3の逃げ凹部3c方向に撓み変形し、
遂にはバイメタル4の上端縁部と調整用ねじ7の
先端部との係止が解除されて該ホルダ3は動作用
の圧縮コイルスプリング6のばね力により上方に
移動され、これと一体にバイメタル4が上方に移
動されて接点部4b,4bが端子板2,2の接触
片2a,2aから離間してその接触が解除され、
従つて、負荷回路が開路されてしや断動作が行な
われる。この場合、ホルダはその上壁が蓋部材8
の裏面部に当接することにより作用位置に停止さ
れるようになるが、この状態ではバイメタル4の
下端縁部が調整用ねじ7の先端部より下方に位置
するようになつている。従つて、バイメタル4が
自然冷却された後に蓋部材8の復帰用透孔8aに
図示しない押棒を挿入してホルダ3の上壁を押圧
すれば、該ホルダ3は動作用の圧縮コイルスプリ
ング6のばね力に抗して下方に移動され、バイメ
タル4の上端縁部が調整用ねじ7の先端部に再び
係止され、以つて、原位置に復帰するようにな
る。
ところで、第5図は横軸に電流及び縦軸にしや
断の動作時間をとつて示すもので、aは一対の
端子板を黄銅製とした従来の動作特性,bは一
対の端子板2,2をアンバ製とした本実施例の動
作特性である。この第5図から明らかなように、
本実施例では、アンバ製の一対の端子板2,2の
熱伝導率が低くバイメタル4の熱が端子板2,2
から放散されることを極力抑制し得るので、従来
とは異なり比較的過電流値が小なる場合でも短時
間でしや断動作を行なうことができる。
なお、上記実施例では一対の端子板2,2の双
方をアンバ製としたが、一方のみをアンバ製とし
てもよいものであり、又、材料としてはアンバに
限らず熱伝導率の低いものであればよい。
その他、本考案は上記し且つ図面に示す実施例
にのみ限定されるものではなく、例えば自動車の
サーキツトブレーカのみならず各種機器のサーキ
ツトブレーカ全般に適用し得る等、要旨を逸脱し
ない範囲内で適宜変形して実施し得ることは勿論
である。
本考案は以上説明したように、バイメタルの両
端部が接触する一対の端子板の少なくとも一方を
アンバ等の熱伝導率の低い材料で形成するように
したので、端子板からの放熱を極力抑制し得、従
つて、過電流値が比較的小なる場合でも短時間で
動作することができるサーキツトブレーカを提供
し得るものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は斜視
図、第2図は縦断側面図、第3図は横断平面図、
第4図は分解斜視図、第5図は動作特性図であ
る。 図面中、1はケース、2,2は端子板、3はホ
ルダ、4はバイメタル、8は蓋部材を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケースに一対の端子板を固定するとともに該ケ
    ース内に両端部が前記一対の端子板に接触するバ
    イメタルを配設し、過電流時にそのバイメタルの
    撓み変形に基づき前記接触を解除させるようにし
    たものにおいて、前記一対の端子板の少なくとも
    一方をアンバ等の熱伝導率の低い材料で形成した
    ことを特徴とするサーキツトブレーカ。
JP1431784U 1984-02-03 1984-02-03 サ−キツトブレ−カ Granted JPS60126947U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1431784U JPS60126947U (ja) 1984-02-03 1984-02-03 サ−キツトブレ−カ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1431784U JPS60126947U (ja) 1984-02-03 1984-02-03 サ−キツトブレ−カ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60126947U JPS60126947U (ja) 1985-08-26
JPH043378Y2 true JPH043378Y2 (ja) 1992-02-03

Family

ID=30499124

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1431784U Granted JPS60126947U (ja) 1984-02-03 1984-02-03 サ−キツトブレ−カ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60126947U (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5131916Y2 (ja) * 1972-12-06 1976-08-10
JPS5936811Y2 (ja) * 1979-10-12 1984-10-11 株式会社東海理化電機製作所 サ−キツトブレ−カ−

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60126947U (ja) 1985-08-26

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