JPH04337800A - 画像表示方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、迅速に所定単位毎に表
示する画像表示装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】文書や写真等の画像原稿をイメージリー
ダ、イメージスキャナ等により読み取ってディジタル画
像情報に変換し、このディジタル画像情報をディスク等
の記録媒体に保管しておき、必要に応じて所望の画像情
報を検索して記録媒体から読み出し、この読み出された
画像情報をＣＲＴ（陰極線管）ディスプレイ装置やプリ
ンタ等に出力するような電子的な画像ファイリング方法
として電子ファイリングシステムが知られている。

【０００３】この電子ファイリングシステムにおいて表
示画像は、高い画質や鮮明さが要求される。このため、
画像表示手段は解像度が１ｍｍ当たり６〜８本で、例え
ば１５００ドット×２０００ドットと大型のディスプレ
イが用いられている。上記電子ファイリングシステムに
おいて高速なページめくりを行う方法として低解像度の
画像情報データを別に保存したり、追加して保存したり
しておき、上記画像情報データを表示させる方法がある
。ここでページめくりとは、１巻のファイル中から特定
のページを検索する際にぱらぱらとページを繰り各ペー
ジから受ける大まかな視覚情報を利用して上記特定のペ
ージの候補を探す操作のことである。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところで、上記画像表
示手段に表示する画像情報データは非常に大きくなる。 このため、光ディスク等の記録媒体からディスク装置を
用いて読み出す時間は所定単位毎に表示するまで長い時
間を要していた。ところが、用いている画像表示手段が
高解像度のためそのまま表示すると、低解像度の画像情
報データは、大型のディスプレイの一部分に小さくしか
表示されない。この小さな表示で利用者は、大まかな視
覚情報を受けてページ全体表示やページめくりして検索
しなければならず、直観的にわかりにくかった。また、
上記低解像度の画像情報データを拡大して、画面一杯に
大きく表示すると、画像の粗さが際立ってきて利用者に
とって読みにくくなってしまう。

【０００５】そこで、本発明は上述の実情に鑑み、所定
単位毎に表示する画像を高速に表示し、画像表示手段の
解像度に適した画像情報を供給できる画像表示装置の提
供を目的とするものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明に係る画像表示装
置は、画像情報を入力するための画像入力手段と、上記
画像入力手段により入力された画像情報を低解像度の画
像情報に変換する解像度変換手段と、上記画像情報と、
上記解像度変換手段による低解像度の画像情報及び該画
像情報の検索のための識別コードを対応付けして記憶す
る記憶手段と、上記記憶手段からの上記画像情報を多値
の階調データに変換するための解像度変換手段とを備え
、上記記憶手段から読み出した画像情報を所定単位毎に
表示する際に、最初に低解像度の画像情報を読み出し上
記画像表示手段にそのまま表示させ、次に上記解像度変
換手段により多値の階調を有する画像情報の変換が終了
次第直ちに上記低解像度の画像情報に上書きすることに
より、上述した課題を解決する。

【０００７】

【作用】本発明に係る画像表示装置は、指示した所定単
位毎の表示を迅速に行い、画像表示手段の解像度に適し
た階調を有する画像情報を作成して供給する。

【０００８】

【実施例】本発明に係る画像表示装置の一実施例につい
て図１に示すブロック図及び各表示領域を示す図２を参
照しながら説明する。図１において、いわゆるイメージ
リーダ、イメージスキャナ等の画像入力部１１は、文書
や写真、絵等の画像原稿を読み取って電気的な画像信号
とし、さらにディジタル画像情報に変換した後、入力バ
ッファ（メモリ）１２に送って一時的にディジタル画像
情報を格納する。この入力バッファ１２に一時的に格納
された画像情報は、中央処理ユニット（以下ＣＰＵと略
す）１３により読み出される。ＣＰＵ１３はメモリ部１
４に対して該画像情報を送受しながら画像処理を行い、
処理された画像情報はディスク装置１５に送られて例え
ば光磁気ディスク等に記録される。

【０００９】具体例を説明すると、上記画像入力部１１
は、上記画像原稿を、例えば１２〜１６本／ｍｍ程度の
高解像度で白と黒に２値化して読み取り、この２値画像
データをそのまま入力バッファ１２に格納する。この格
納されたデータをそのまま上記光磁気ディスク等の記録
媒体に記録してもよいが、通常はデータを圧縮処理を施
して記録する。このデータ圧縮処理は、ＣＰＵ１３がメ
モリ部１４に対してデータの読み書きを行いながらデー
タ圧縮処理部１７で実行される。上記データ圧縮処理部
１７は、例えば国際電信電話諮問委員会（ＣＣＩＴＴ）
のグループ４（Ｇ４）規格の圧縮方法によって実行して
いる。この圧縮によって例えば、２Ｍバイトのデータは
１００〜２００ｋバイト程度にできる。また、１枚の画
像情報に対しては、例えば一連の数字から成る識別コー
ドが付与され、この識別コードと共に解像度変換処理部
１８で約２〜４本／ｍｍ程度の低解像度の画像情報に変
換される。この低解像度の変換を受けた画像情報にデー
タ圧縮処理をすると、このデータ量は、３２ｋバイト程
度にできる。上記圧縮された画像情報が編集（エディッ
ト）機能等によってディスク等の記録媒体に記録される
。

【００１０】次に、記録媒体に記録されている２値画像
情報は、ＣＰＵ１３により読み出し制御して、入力バッ
ファ１２を介してＣＲＴ（陰極線管）ディスプレイ装置
等の表示装置２１に送って表示している。このときの読
み出し制御操作や検索操作等いおいて関連付属情報とし
ての識別コードを入力し指示された一画面情報（ページ
分に対応するデータ）がＣＰＵ１３の制御によりメモリ
部１４に読み出されると同時に表示バッファ２０に送り
、ディスプレイ２１に表示する。次いでディスク装置１
５を介して指示された高解像度の画像情報を読み出して
メモリ部１４に送る。

【００１１】なお、上記一画面情報は、単に１項目の所
定単位の情報分だけの表示を行うものでなく、複数の項
目に関する情報を１画面に表示させることもできる。上
記メモリ部１４は、データ伸張処理部２２に供給して上
記グループ４規格の圧縮を解除する。この圧縮解除され
た高解像度の画像情報は、多値化解像度変換処理部１９
に供給している。

【００１２】多値化解像度変換処理部１９は、上記供給
された２値画像情報を画面表示に適した解像度を示すこ
とができるように、すなわちメモリ部１４に供給された
２値画像情報から階調を持った多値画像情報のデータに
変換している。この変換の方法は、１６本／ｍｍの元の
高解像度の画像情報を２本／ｍｍにする場合、縦横に各
８ドットずつの升目に分けて、升目１つに含まれる黒の
ドット数を数える。この升目の数は０〜６４個の範囲に
あるので、６４個で最も黒く、０個で最も白く、この中
間はそのドット数に応じたグレイ色のデータを生成する
。

【００１３】この変換されたデータは画像メモリである
表示バッファ２１に供給する。この表示バッファ２１の
データが、読み出されて低解像度の画像情報のと同じ場
所に上書きする。このように構成することによって、利
用者はページを指定した後、直ぐに指定したページの表
示が行われ、内容を確認したりして読んでいる内に自然
にきれいな表示に変えることができる。従って、利用者
は表示の解像度を意識しないで表示を見ることができる
。

【００１４】また、現在表示からキーボード１６によっ
て新たなページを指示した場合、ＣＰＵ１３は上記多値
化解像度変換処理部１９の実行を中止するよう指示を出
し、ディスク装置１５から圧縮された高解像度の画像情
報データを読み込んでいる最中の場合は、この操作を中
止する。この操作によって連続的なページめくりを行う
場合、表示の処理速度を落とさずに次々とページを表示
させることができる。

【００１５】画像表示装置の画像情報の解像度と画像情
報の濃淡について図２〜図５を参照しながら簡単に説明
する。図中の各方形は、画像情報の１画素に対応表示さ
せたものである。表示速度と解像度の関係について説明
すると、図２（Ａ）は、解像度変換処理部１８によって
解像度が落とされた記録媒体に記録されている低解像度
の画像情報を示している。利用者がページを指定した後
、ディスク装置１５を介してこの画像情報が読み出され
る。図２（Ａ）に示す画像２５は、低解像度の画像情報
そのものである。この画像情報は、図１に図示していな
いが拡大表示処理を介して図２（Ｂ）に示す高解像度の
ディスプレイの１キャラクタ分を表示する大きさのキャ
ラクタ２６に拡大表示する。

【００１６】この画像情報のデータ量は、高解像度の画
像情報のデータ量に比べると極めて小さい量である。こ
のため、上記指定されたページの表示が直ぐに行われる
。従って、利用者は最初にページの指定した後に目的の
ページの表示がされるまで要する時間をいらいらして待
つことがなくなる。この表示がされている間に高解像度
の画像情報が読み込まれ、表示バッファ２０に図３に示
す画像２７が構成される。この画像表示装置は、高解像
度の画像情報を上述したように低解像度の画像情報デー
タが表示されている同じ場所の上に上書きするので、内
容を確認したりして読んでいる内に自然にきれいな表示
に変えることができる。

【００１７】また、解像度は、画像情報の有する濃度に
よっても変化する。図２に示す低解像度の画像情報が２
値の白と黒で表示された場合を図４に示す。すなわち、
表示に用いられるドットには、白か黒の値しか対応して
いないので雑な感じに表示される。しかしながら、多値
化解像度変換処理部１９において高解像度の画像情報が
１ドットの大きさに変わりがなく、階調を付けることが
できる場合や元の高解像度の画像情報から階調処理を用
いて縮小表示する場合に、階調データが生成され次第、
表示バッファ２０に供給してディスプレイ２１に表示す
る。この表示は、上述したと同様に同じ場所に上書きす
る。この階調が付けられた画像情報は、この実施例にお
いて図５に示すように１画素あたり５段階のグレイスケ
ールを設けている。真っ黒に塗り潰された領域３０は１
００％のグレイを、斜め方向の格子状ハッチング領域３
１は７５％のグレイ、縦横方向の格子状ハッチング領域
３２は５０％のグレイ及びドット領域３３は２５％のグ
レイとし、この他の部分は白としている。

【００１８】このような階調表示を行うことにより、解
像度の低い画像表示手段を用いても解像度の低下等を気
にすることなく、画像情報をすべて読み取ることができ
る。従って、電子ファイリングシステムにおいて用いら
れる画像表示手段を高解像度のディスプレイに限ること
なく、１４インチで１０２４ドット×７６８ドット程度
のディスプレイで、Ａ４サイズの表示を行わせると、新
聞の活字が全て読み取れる程度に表示できる。このこと
よりこの画像表示装置を用いると、安価で小型のディス
プレイでシステムを構成することができるようになる。

【００１９】また、他の実施例として高解像度のディス
プレイを用いている場合にも対応することができる。先
ず、前述と同様に低解像度のデータをそのままディスプ
レイに表示させる。この表示の間に大容量の高解像度の
画像情報データを読み込んで所定の単位分の読み込み終
了後に同じ場所に上書きする。このようにして高解像度
のディスプレイを用いても解像度を気にすることなく画
像情報をすべて読み取ることができる。

【００２０】

【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の画像表示装置によれば、先に指定された所定範囲の
低解像度の画像情報を画面表示させ、高解像度の画像情
報から中間程度の解像度の多値化の画像情報に変換する
ことにより、指定後直ぐに画面表示を行うことができ、
利用者を待たせることがなくなる。また、安価で小型の
ディスプレイによって電子ファイリング等を実現させる
ことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る画像表示装置における一実施例を
示すブロック図である。

【図２】（Ａ）は低解像度の画像情報データの表示を示
す図であり、（Ｂ）は上記低解像度の画像情報データを
高解像度用の大きさに拡大して表示した場合の表示を示
す図である。

【図３】高解像度の画像情報データから画面表示用の画
像情報データに変化して表示された場合を示す図である
。

【図４】低解像度の画像情報データを拡大して２値化し
て表示した図である。

【図５】高解像度の画像情報データから画面表示用の階
調が付けられた画像情報データに変化して表示された場
合を示す図である。

【符号の説明】

１１・・・・・・・・・・・・画像入力部１２・・・・
・・・・・・・・入力バッファ１３・・・・・・・・・
・・・ＣＰＵ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　画像情報を入力するための画像入力手
   段と、上記画像入力手段により入力された画像情報を低
   解像度の画像情報に変換する解像度変換手段と、上記画
   像情報と、上記解像度変換手段による低解像度の画像情
   報及び該画像情報の検索のための識別コードを対応付け
   して記憶する記憶手段と、上記記憶手段からの上記画像
   情報を多値の階調データに変換するための解像度変換手
   段とを備え、上記記憶手段から読み出した画像情報を所
   定単位毎に表示する際に、最初に低解像度の画像情報を
   読み出し上記画像表示手段にそのまま表示させ、次に上
   記解像度変換手段により多値の階調を有する画像情報の
   変換が終了次第直ちに上記低解像度の画像情報に上書き
   してなる画像表示装置。