JPH0433737Y2 - - Google Patents

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JPH0433737Y2
JPH0433737Y2 JP9311887U JP9311887U JPH0433737Y2 JP H0433737 Y2 JPH0433737 Y2 JP H0433737Y2 JP 9311887 U JP9311887 U JP 9311887U JP 9311887 U JP9311887 U JP 9311887U JP H0433737 Y2 JPH0433737 Y2 JP H0433737Y2
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JP
Japan
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scoop
hydraulic cylinder
frame
handle
guide
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、樹木移植機のスコツプ押込引込用
操作装置に関する。
従来の技術 第4図は、従来技術樹木移植機1′の側面図で
ある。図において、2′はスコツプで、上部に柄
イを有し、また、湾曲しており、下部にゆくにし
たがつて狭くなり、先端は地面に差し込むことが
できるように尖つている。3′はフレームで、縦
横の枠組により四角形に形成し、後部に油圧シヨ
ベルのアーム4に取付けるためのブラケツト5′
を有している。フレーム3′の内側上部の角部に
はガイド6′を固着しているが、そのガイド6′に
は上下方向に案内溝を設けており、これにスコツ
プ2′の柄イを摺動自在に嵌挿している。また、
フレーム3′上部の角部で、上記ガイド6′の若干
後方上部にはブラケツト7を固着しており、これ
にトラニオン形の油圧シリンダ8のトラニオンピ
ン9を回動自在に連結し、上記油圧シリンダ8の
ロツドボス部は、スコツプ2′の後背部に設けた
ブラケツト10に連結している。
従来技術樹木移植機1′のスコツプ操作装置は、
上記のように構成されているが、次に、その作動
機能について述べる。樹木の掘取り作業を行うと
きには、その樹木の位置が、フレーム3′のほぼ
中央部へくるように、フレーム3′を移動させる。
そして、フレーム3′を水平にし、スコツプ2′の
下端を地面に対接する。それから、油圧シリンダ
8を伸長作動させ、スコツプ2′を下方に押す。
スコツプ2′は、その柄イがガイド6′に摺動自在
に支持され、また、油圧シリンダ8はトラニオン
ピン9により回動自在に支持されているから、ス
コツプ2′は、円弧を画いて下降しながら地面に
挿入する。そこで、樹木の根本は掘削される。
考案が解決しようとする問題点 第5図は、従来技術樹木移植機1′のスコツプ
操作装置を示す要部側面図である。トラニオン形
油圧シリンダ8のロツドボス部は、スコツプ2′
後背部のブラケツト10に連結してある。そして
樹木の根本を完全に掘削させるためには、油圧シ
リンダ8のストローク量として、長さAを必要と
していた。それで、油圧シリンダイ8の全長(縮
小時)Bが大きく、かつ、油圧シリンダ8のコス
トが高かつた。また、第4図のように、油圧シリ
ンダ8の取付高さCが長過ぎるため、樹木移植作
業時に油圧シリンダ8が樹木の枝などに当つてフ
レーム3′の位置決めができなかつたり、あるい
は、油圧シリンダ8を破損するおそれもあつた。
この考案は上記の問題点を改善し、安価な小形
の油圧シリンダをフレーム枠内に装備した樹木移
植機のスコツプ操作装置を提供することを目的と
するものである。
問題点を解決するための手段 イ スコツプ用柄の後背部に設けたプレート部材
に、上記柄とほぼ平行な長穴溝部を穿設し、そ
の長穴溝部に沿つて移動可能に、ガイド部付サ
ドル部材を取付け、 ロ また、上記プレート部材に下部ブラケツトを
固着し、 ハ 一方、フレームの内側下方に第1油圧シリン
ダの基端部を枢支し、かつ、そのロツドボス部
を上記サドル部材の一端に枢支し、 ニ また、第2油圧シリンダの基端部を上記サド
ル部材の他端に枢支するとともに、 ホ 上記スコツプ用プレート部材の下部ブラケツ
トに第2油圧シリンダのロツドボス部を枢支し
て構成した。
作 用 イ スコツプの押込操作開始前には、第1油圧シ
リンダを最大伸長させ、かつ、第2油圧シリン
ダを最小縮小させると、スコツプの下部先端は
フレーム下面とほぼ一致する状態の位置にな
る。
ロ スコツプの第1段階押込操作として、第2油
圧シリンダを伸長作動させると、サドル部材は
固定状態にあるので、スコツプは下方へ移動し
て第1段階掘削作動を行う。
ハ スコツプの第1段階掘削後に、第2段階押込
操作を行うときには、第1油圧シリンダを縮小
作動する。第2油圧シリンダは伸長状態のまま
であるので、スコツプは下方へ移動して第2段
階掘削作動を行う。
ニ スコツプの第1段階および第2段階引込操作
を行うときには、それぞれ第2段階および第1
段階押込操作と逆の要領にて行うことができ
る。
実施例 以下、この考案の実施例を図面に基いて詳細に
説明する。第1図は、この考案にかかる樹木移植
機1を示す側面図である。図において、2はスコ
ツプ、3はフレーム、6はフレーム3の内側上部
に設けてあるスコツプ2摺動用のガイドである。
次に、この考案にかかるスコツプ操作装置の構
成を第1図について述べる。スコツプ2用柄ロの
後背部に設けたプレート部材11に、上記柄ロと
ほぼ平行な長穴溝部12を穿設し、その長穴溝部
12に沿つて移動可能に、ガイド部たとえばガイ
ドローラ13を有するサドル部材14を取付け
た。また、上記プレート部材11に下部ブラケツ
ト15を固着した。一方、フレーム3の内側下方
に第1油圧シリンダ(以下第1シリンダという)
16の基端部をピン17にて枢支、かつ、そのロ
ツクボス部をピン18にてサドル部材14の一端
に枢支した。また、第2油圧シリンダ(以下第2
シリンダという)19の基端部をサドル部材14
の他端にピン20にて枢支した。それとともに、
スコツプ2用プレート部材11の下部ブラケツト
15に第2シリンダ19のロツドボス部をピン2
1にて枢支し、構成した。なお、第1図における
第1シリンダ16のロツドボス部と第2シリンダ
19の基端部は、一個の貫通ピンにてサドル部材
14に枢支してもよい。
次に、この考案にかかるスコツプ操作装置の作
動機能について述べる。スコツプ2の押込操作開
始前には、第1図のように、第1シリンダ16を
最大伸長させ、かつ、第2シリンダ19を最小縮
小させると、スコツプ2の下部先端は、フレーム
3の下面ハとほぼ一致する状態の位置になる。ス
コツプ2の第1段階押込操作として、第2図のよ
うに、第2シリンダ19を伸長作動させると、サ
ドル部材14は、伸長状態の第1シリンダ16に
保持固定されているので、スコツプ2は下方へ移
動して第1段階掘削作動を行う。そこで、スコツ
プ2は、第2シリンダ19のストローク量に応じ
て、深さDだけ掘削する。スコツプ2の第1段階
掘削後に、第2段階押込操作を行うときには第3
図のように第1シリンダ16を縮小作動する。第
2シリンダ19は伸長状態のままであるので、ス
コツプ2は下方へ移動して第2段階掘削作動を行
う。そこで、スコツプ2は、第1シリンダ16の
ストローク量に応じて掘削する。こうして、第1
および第2押込操作により、スコツプ2の掘削深
さはEとなる。なお、押込んだスコツプ2の引込
操作を行うときには、上述の第2段階および第1
段階押込操作における第1シリンダ16と第2シ
リンダ19を逆の要領にて作動させると、第1段
階および第2段階引込操作は可能である。
考案の効果 従来技術では、トラニオン形油圧シリンダのロ
ツドボス部をスコツプ後背部のブラケツトに連結
していた。そのために、油圧シリンダの全長が長
く、かつ、高価であつた。また、樹木移植作業を
行うときに、そのトラニオン形油圧シリンダが樹
木の枝などに当たつて、フレームの位置決めがで
きなかつたり、あるいは、油圧シリンダを破損す
るおそれもあつた。
しかし、この考案にかかるスコツプ操作装置で
は、スコツプ用柄の後背部に設けたプレート部材
に長穴溝部を穿設し、その長穴溝部にサドル部材
を移動可能に取付けた。そして、フレームの内側
に小形の第1および第2シリンダを取付け、その
両シリンダを順次作動させて、第1段階および第
2段階の押込引込操作を行うようにした。したが
つて、上記油圧シリンダの全長は短く、フレーム
の枠内に内蔵されたので、樹木の枝が油圧シリン
ダに当ることはなくなり、油圧シリンダのコスト
を低廉なものとした。これにより、樹木移植機の
経済性とメンテナンス性を向上させる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかる樹木移植機の側面
図、第2図および第3図はこの考案のスコツプ操
作装置を示す側面図、第4図は従来技術樹木移植
機の側面図、第5図は従来技術スコツプ操作装置
を示す要部側面図である。 1,1′……樹木移植機、2,2′……スコツ
プ、3,3′……フレーム、11……プレート部
材、12……長穴溝部、14……サドル部材、1
5……下部ブラケツト、16……第1油圧シリン
ダ、19……第2油圧シリンダ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 四角の枠組のフレームと、そのフレームの内側
    に固着し案内溝を有するガイドと、上方に柄を有
    し、全体が円弧状に形成され、柄が上記ガイドの
    案内溝に摺動自在に嵌挿されたスコツプと、その
    スコツプを押込引込作動するための油圧シリンダ
    とをそなえた樹木移植機において、上記スコツプ
    用柄の後背部に設けたプレート部材に、上記柄と
    ほぼ平行な長穴溝部を穿設し、その長穴溝部に沿
    つて移動可能にガイド部付サドル部材を取付け、
    また、上記プレート部材に下部ブラケツトを固着
    し、一方、フレームの内側下方に第1油圧シリン
    ダの基端部を枢支し、かつ、そのロツドボス部を
    上記サドル部材の一端を枢支し、また、第2油圧
    シリンダの基端部を上記サドル部材の他端に枢支
    するとともに、上記スコツプ用プレート部材の下
    部ブラケツトに第2油圧シリンダのロツドボス部
    を枢支して構成したことを特徴とする樹木移植機
    のスコツプ操作装置。
JP9311887U 1987-06-16 1987-06-16 Expired JPH0433737Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9311887U JPH0433737Y2 (ja) 1987-06-16 1987-06-16

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9311887U JPH0433737Y2 (ja) 1987-06-16 1987-06-16

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JPS63201450U JPS63201450U (ja) 1988-12-26
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JP9311887U Expired JPH0433737Y2 (ja) 1987-06-16 1987-06-16

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0648945B2 (ja) * 1990-04-13 1994-06-29 角田鐵工株式会社 樹木移植法および自走式主動機用樹木移植装置

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Publication number Publication date
JPS63201450U (ja) 1988-12-26

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