JPH04333637A - 審美性織物 - Google Patents

審美性織物

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Publication number
JPH04333637A
JPH04333637A JP3132088A JP13208891A JPH04333637A JP H04333637 A JPH04333637 A JP H04333637A JP 3132088 A JP3132088 A JP 3132088A JP 13208891 A JP13208891 A JP 13208891A JP H04333637 A JPH04333637 A JP H04333637A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weft
warp
woven fabric
dyed
hue
Prior art date
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Pending
Application number
JP3132088A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadahito Onodera
忠人 小野寺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyobo Co Ltd filed Critical Toyobo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】審美性に富み、スキー、テニス、
ウォームアップ、ゴルフ、コート、ブルゾン等のスポー
ツ、カジュアル衣料分野に適した織物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の審美性を表現する織物として、二
種以上の異色先染糸を配した織物や異染性繊維を配し、
異色染にしたりする方法が一般的である。然し、いずれ
の織物も微妙な色相表現に欠けるものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記従来技術
では表現し得なかった微妙な色相、表面感を有する審美
性に富む織物を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、経糸に
粒径が0.1〜0.4μmのTiO2 を0.05重量
%以下含有した強度(DT)3.0〜7.5g/d、断
面異型度1.2以下もしくは偏平度2.0〜6.0のイ
オン性染料可染性合成繊維マルチフィラメントを配し、
緯糸に経糸とイオン性染料で異色染が可能な合成繊維マ
ルチフィラメントを配してなる審美性織物である。
【0005】本発明における経糸は、ナイロン6、ナイ
ロン6・6及びそれらの共重合ポリアミド、5ナトリウ
ムスルホイソフタル酸を共重合したポリエステル等、イ
オン性染料可染性の合成繊維マルチフィラメントを素材
とする。例えば通常のポリエステル等イオン性染料で染
まらない素材を使用すると、染色時(通常のポリエステ
ルの場合は分散染料)に緯糸素材を汚染し、本発明の目
的を達成し得ない。TiO2 含有量は0〜0.05重
量%で、0.05重量%を越えると透明感が低下し、好
ましくない。0〜0.03重量%が好ましい。又、Ti
O2 の粒径は0.1〜0.4μmで、0.4μmを越
えるとこれも透明感が低下する。TDは3.0〜7.5
g/dの範囲が好ましく、3.0g/d未満であれば製
糸性、製織性が低下し工程上問題が発生するので好まし
くない。糸断面の異型度は1.2以下で1.2を越える
と乱反射し、透明効果が低下する。又、偏平断面の場合
は2.0〜6.0、好ましくは2.0〜4.0で、6.
0を越えるとこれも透明効果が低下し、好ましくない。 又、単糸デニールは1.5〜10.0、好ましくは2.
0〜8.0デニールで、10.0デニールを越えると風
合が硬くなり、逆に1.5デニール未満であれば透明性
が低下するので好ましくない。トータルデニールは30
〜100デニール、好ましくは30〜75デニールで、
100デニールを越えると透明性が低下し、逆に30デ
ニール未満では製織性低下による織物表面の欠点が多発
するので好ましくない。
【0006】本発明における緯糸は、経糸とイオン性染
料で染め分けできる合成繊維マルチフィラメントを使用
する。例えば、ナイロン6、ナイロン6・6、5ナトリ
ウムイソフタル酸共重合ポリエステル、レーヨン、アク
リル、絹等があげられる。
【0007】本発明の織物は、経浮きの多い組織とすれ
ば好ましい。又、緯糸のみ、染色又は異色染にし、経糸
より緯糸を濃色にすれば好ましい。これは緯糸の色が、
経糸越しに表面に映え、緯糸単独の色とは異なった微妙
な色相となって見えるからである。更に、緯糸のみをプ
リント加工(例えばイオン性染料プリント、樹脂プリン
ト、箔プリント、等)しても、同様の複雑な色相が得ら
れる。経糸面にエンボス加工を施すことにより、その表
現効果を更に増すことが出来る。逆に経糸にプリント加
工、緯糸を染色しても、経糸緯糸の色相の相乗効果が得
られる。又、イオン性染料可染性素材を使用するので、
コーティング、ラミネート、撥水加工等の付帯処理を施
しても、移行昇華の問題もなく、得られた意匠性を損な
うことなく、前記機能性を付与することが出来る。
【0008】ブライト丸断面及び偏平糸が透明性に優れ
ているのは周知である。これらの糸を用い、布帛にした
だけでは、光沢表面感において、ブライト異型断面糸、
セミダル糸等の従来糸と差別化できるが、得られる色相
は極端な差はない。また、これらと平織で異色染シャン
ブレを作っても同様である。本発明は、経糸に丸ブライ
ト糸、偏平ブライト糸を用いるが、その透明性をより生
かすために、TiO2 粒径、含有量、断面形状と、経
糸デニール、単糸デニールを規定し、更に、経浮き組織
とし、緯糸が裏面に多く出るようにし、かつ緯糸を経糸
とイオン性染料で染め分けし、経を白又は淡色染めし、
緯糸を濃色染めにする。緯糸の色相を従来糸と異なる光
沢、透明性、色相を有する経糸を通して見ることでボカ
シ風、パール調等の微妙な色相となって見える効果は本
発明の要件を全て満たしてのみ得られる。ジャカード組
織等は効果を顕著にする。尚、緯糸のみをプリント加工
する、又、経糸のみプリント加工する、エンボス加工す
ることで、その審美性を一層増し、本発明の表現の自由
度を拡げることが可能となる。
【0009】
【実施例】
実施例−1〜−3、比較例−1〜−4 緯糸に140d/48f三角断面のナイロン6ブライト
糸を、経糸に各種繊維を配し、表1の組織でそれぞれ製
織し、次いで緯糸のみ酸性染料で液液染色機にて98℃
、20分間染色し、ナチュラルシワ形状を残して仕上げ
た。得られた織物の色相及び風合い評価を表1に示す。
【0010】
【表1】
【0011】尚、表中の素材Aは5−ナトリウムイソフ
タル酸成分が全酸成分の3mol%共重合されたポリエ
ステルで、Bは通常のポリエチレンテレフタレートを示
す。又、色相及び風合いの評価は以下4及び2段階評価
で示した。 (色相) ◎:パール調で微妙な色相、○:ボカシ風効果大△:ボ
カシ風効果中、×:ボカシ風効果極小(風合い) ○:ソフト、×:粗硬で非実用的
【0012】実施例−4 実施例−1のジャカードサテンを用い、緯糸にのみ酸性
染料黒(3%owf)で花柄をプリントし、HPS(1
05℃、30分)で発色した。すると緯糸のプリント模
様を表の地模様を通して見た外観は、ボカシ効果が極め
て大きく、玉虫効果を有し、見る角度により地模様が微
妙な色相を伴う、審美性に富む織物となった。
【0013】実施例−5、比較例−5 実施例−1のジャカードサテンを用い経糸側にブルー(
1%owf)とイエロー(1%owf)のカチオン染料
で水玉柄にプリントし、HPS(105℃、30分)で
発色処理した(実施例−5)。又、経糸に50d/12
fのポリエチレンテレフタレートマルチフィラメントを
配する以外は実施例−4と同一の条件で製織し、経糸側
にブルー(1%owf)とイエロー(1%owf)の分
散染料で水玉柄にプリントし、HTS(190℃、20
分)発色処理した(比較例−5)。実施例−5の織物は
透明感のあるクリアカラーで審美性に富むソフトなもの
であった。比較例−5の織物はややくすんだカラーで織
物全体が混濁した色相で透明性や意匠性に欠くものであ
った。又、風合いはナイロン6が硬化し、ハリのある風
合いとなり、実用に耐えるものではなかった。
【0014】実施例−6 経糸に50d/12f  TiO2 含有量0%の丸断
面ナイロン6を、緯糸に75d/36fの5−ナトリウ
ムスルホイソフタル酸成分が全酸成分の3mol%共重
合されたポリエステルマルチフィラメント(丸断面、T
iO2 含有量0%)を配して3/1ツイルを製織し、
次いでカチオン染料赤(3%owf)で150℃で30
分間緯糸のみ染色した。得られた織物は僅かながら経糸
に汚染が見られるものの、緯糸の透明感は十分に有り、
風合いも優れた織物が得られた。
【0015】比較例−6 緯糸に75d/36fの通常のポリエチレンテレフタレ
ート(丸断面、TiO2 含有量0%)を配する以外は
実施例−6と同様に製織した。次いで分散染料赤(3%
owf)で130℃で20分間緯糸のみを染色した。得
られた織物は経糸に中色程度の汚染が見られ透明性も不
十分なものであった。又、ナイロン6が硬化し、糸強力
が低下し、非実用的なものとなった。
【0016】
【発明の効果】本発明によるとボカシ風、パール調等の
微妙な色相を有する審美性に富む織物を得ることを可能
とした。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  経糸に粒径が0.1〜0.4μmのT
    iO2 を0.05重量%以下含有した強度(DT)3
    .0〜7.5g/d、断面異型度1.2以下もしくは偏
    平度2.0〜6.0のイオン性染料可染性合成繊維マル
    チフィラメントを配し、緯糸に経糸とイオン性染料で異
    色染が可能な合成繊維マルチフィラメントを配してなる
    審美性織物。
JP3132088A 1991-05-07 1991-05-07 審美性織物 Pending JPH04333637A (ja)

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JP3132088A JPH04333637A (ja) 1991-05-07 1991-05-07 審美性織物

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ID=15073218

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106367871A (zh) * 2016-08-29 2017-02-01 浙江德誉进出口有限公司 一种高档瑜伽服面料及其制备方法

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