JP3278987B2 - 後染め異色シャンブレーのカバン地の製造方法 - Google Patents
後染め異色シャンブレーのカバン地の製造方法Info
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Description
ーのカバン地、特に近年多様化した、アウトドアスポー
ツ用の玉虫調の豪華な感覚のカバンに使用できる生地の
製造方法に関する。
たのに伴って、スキー、登山、ハイキングなどに使用す
るバックなどの布帛が多数、開発されている。従来のこ
の種のカバン地としては、無地染め品、プリント品、糸
染めによる異色染め品が主流であったが、糸染め異色シ
ャンブレー品は在庫リスクが大きいと同時にコスト高に
なるという欠点があった。
都度染色できる後染めで経緯糸が異色に染め分けられて
なる異色染めシャンブレーを品質安定して供給可能な製
造方法を提供することを目的としている。
に、本発明の後染め異色シャンブレーのカバン地におい
ては、経糸および/または緯糸にポリアミド繊維とカチ
オン可染ポリエステル繊維を無糊で交織してなる布帛を
生機ヒートセット後、カチオン染料および酸性染料で染
色を施した後、次いでアクリル樹脂コート加工と撥水樹
脂加工を施すことにより製造される。
ドフィラメント糸の無糊糸を緯糸にカチオン可染ポリエ
ステルフィラメント糸を使用した布帛を編成し、該布帛
を生機ヒートセット後、次いでカチオン染料および酸性
染料で染色加工を施すことによっても後染め異色シャン
ブレーのカバン地を製造することができる。
フィラメント糸とポリエステルフィラメント糸を交織し
た織物により無糊で織成されるが、このためには、イン
ターレース糸を使用するか、甘撚を施すか、又は整経で
オイリング付与を行う。
ポリアミド糸又はポリエステル糸のいずれかを使用すれ
ば良いが、品位の点を考慮すると経ナイロン糸を使用す
るのが好ましい。一方、本発明のカバン地の緯糸として
は、緯糸の飛送性安定化および解撚斑による緯ヒケの発
生防止の観点からポリエステルフィラメント糸が好まし
い。
は、さらに緯糸に撚係数500〜1000の範囲で追撚
するのが好ましい。撚係数が、500以下の場合には、
全撚機による撚糸斑が発生しやすく、また、撚係数10
00以上の場合には、織機上のノズル側,反ノズル側に
解繊斑による緯ヒケ状の欠点が発生しやすい。
び、連れ込み等の織り欠点の発生しにくいコンピュータ
制御のWJLが好ましい。また、本発明では、生機を染
色機で染色を施す際に、まず生機ヒートセットするが、
このとき、160〜200℃、好ましくは、180〜1
90℃の温度により乾熱処理を実施する。
テルサイドを高圧染色する場合にポリアミドサイドの染
めじわが発生するのを防止するためである。本発明で染
色に使用する染色機としては、高圧ジッカー、ビーム染
色機が、しわ発生が少ないので好ましいが、特に、しわ
加工に使用する場合には、液流染色機が好適である。
げ、その加工布をアクリル樹脂でコーティング加工を施
した後、撥水樹脂加工をして仕上げる。
糊付けを実施しないで織成される。これは、生機ヒート
セットを実施すると糊付けの場合は糊が精練で落ちにく
くなるためである。
を異色で、染色するので、糸欠点、撚糸欠点、織欠点な
どの欠点が出やすい。そのため、コンピュータ制御のW
JLによりこれらの欠点を防止するのが好ましい。
ステルフィラメントを単糸または双糸で撚係数500〜
1000の範囲の追撚を施して使用することにより、W
JL織成時の緯糸の飛送性安定化および解撚斑による緯
ヒケ状の欠点が、出にくくなる。
機ヒートセットするが、このとき、160〜190℃の
温度の乾熱処理を施すことにより、染色するときの染め
じわの発生を防止できる。
4フィラメントを整経時のオイリングのみでビーミング
し、緯糸には、カチオン可染ポリエステルフィラメント
150デニール30フィラメントの2本子を追撚60T
/Mの撚数で合撚機により撚糸した。そして、上記の糸
を使用して63本×48本/吋の密度で平織に織成する
ため、WJLに仕掛けて製織した。該生機を解反後、1
90℃の温度でヒートセットを実施した。その後バッチ
アップして高圧ジッカーで精練を施したあと、115℃
の温度でカチオン染料により黄色でポリエステル染色を
実施し、さらに、98℃の温度で酸性染料により緑色で
ナイロン染色を実施した。この後、乾燥してアクリル樹
脂によりコーティングを施し、撥水加工仕上げにしたと
ころ玉虫色の高級バッグ地となった。
されるので、以下のような効果を奏する。本発明のカバ
ン地は、後染めにより染色するので、先染めの従来型よ
りも色出しとデリバリーに速く対応でき、在庫リスクが
小さいと同時にコスト的にも安価である。また、本発明
の製造方法に従ってカバン地を製造することにより、豪
華な感覚の玉虫調のカバン地を得ることが可能となっ
た。
Claims (2)
- 【請求項1】 経糸および/または緯糸にポリアミド繊
維とカチオン可染ポリエステル繊維を無糊で交織してな
る布帛を生機ヒートセット後、カチオン染料および酸性
染料で染色を施した後、次いでアクリル樹脂コート加工
と撥水樹脂加工を施してなる後染め異色シャンブレーの
カバン地の製造方法。 - 【請求項2】 経糸にポリアミドフィラメント糸の無糊
糸を緯糸にカチオン可染ポリエステルフィラメント糸を
使用した布帛を編成し、該布帛を生機ヒートセット後、
次いでカチオン染料および酸性染料で染色を施してなる
後染め異色シャンブレーのカバン地の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17981893A JP3278987B2 (ja) | 1993-06-24 | 1993-06-24 | 後染め異色シャンブレーのカバン地の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP17981893A JP3278987B2 (ja) | 1993-06-24 | 1993-06-24 | 後染め異色シャンブレーのカバン地の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0711583A JPH0711583A (ja) | 1995-01-13 |
JP3278987B2 true JP3278987B2 (ja) | 2002-04-30 |
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ID=16072431
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP17981893A Expired - Fee Related JP3278987B2 (ja) | 1993-06-24 | 1993-06-24 | 後染め異色シャンブレーのカバン地の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3278987B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107460722A (zh) * | 2017-09-25 | 2017-12-12 | 苏州鸣珮新材料有限公司 | 一种涤锦面料的制备工艺 |
-
1993
- 1993-06-24 JP JP17981893A patent/JP3278987B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0711583A (ja) | 1995-01-13 |
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