JPH0433328Y2 - - Google Patents

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JPH0433328Y2
JPH0433328Y2 JP11176187U JP11176187U JPH0433328Y2 JP H0433328 Y2 JPH0433328 Y2 JP H0433328Y2 JP 11176187 U JP11176187 U JP 11176187U JP 11176187 U JP11176187 U JP 11176187U JP H0433328 Y2 JPH0433328 Y2 JP H0433328Y2
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JP
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iron plate
hot water
copper pipe
roof
bent
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JP11176187U
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  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば、屋根などに設置して温水を
還流させることにより融雪する融雪パネルなどに
用いる温水パネルに関する。
(従来の技術) 従来、屋根上に積つた雪を溶融する融雪装置と
しては、例えば、実開昭57−19369号公報に記載
されているように、温水パイプ内に温水を循還流
させ、温水パイプを加温することにより屋根上に
積つた雪を融雪する構造が採られている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記従来の融雪装置の温水パイ
プには鋼管が用いられており、この鋼管はカルシ
ウム、マグネシウム化合物、珪酸塩などのスケー
ルが付着し易く、また、温水パイプの部分のみが
溶融し易く、配管密度を高くしなければならない
問題を有していた。
そこで、融雪装置の温水パイプとして、スケー
ルが付着しにくく、熱伝導性が高く施工性の良好
な鋼管を用いることが考えられるが、鋼管は材質
が軟かく通電性が良いため、電蝕され易く耐久性
に劣る問題を有している。さらに、温水パイプを
屋根に配管してこの温水パイプに温水を循環させ
て融雪する方法では、温水パイプの部分のみが溶
融するため融雪効率が悪く、配管密度を高くしな
くてはならない問題を有している。
本考案は上記問題に鑑みなされたもので、熱効
率よく加温でき、耐久性が高く、施工性がよく、
構造が簡単で量産に適した温水パネルを提供する
ものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案の温水パネルは、鉄板と、この鉄板の一
方の面に屈曲して配設しかつ両端開口部をこの鉄
板の一端側縁部近傍に配設した温水の流路を形成
する銅管と、この銅管を被覆して前記鉄板の一方
の面に接着された繊維強化プラスチツクシートと
よりなるものである。
(作用) 本考案の温水パネルは、銅管に温水を循環させ
てこの銅管を加温し、この銅管上の鉄板に略均等
に熱を伝達させて鉄板を加熱する。そして、銅管
を被覆したガラス繊維強化プラスチツクシート
は、銅管を補強するとともに断熱作用を有する。
(実施例) 本考案の一実施例を第1図、第2図によつて説
明する。
1はパネル本体で、例えば、融雪装置として使
用する場合は、鉄板(トタン板)2と、この鉄板
2上に配管された銅管3と、銅管3を被覆したガ
ラス繊維強化プラスチツクシート(FRP)4と
で構成されている。この鉄板2の長さは屋根の高
さの方向の全長(軒先から棟までの距離)と略同
一であり、巾は垂木間の間隔より稍広く形成され
両側縁には前記ガラス繊維強化プラスチツクシー
ト4を挾着する折曲縁5が形成されている。
前記銅管3は、前記鉄板2の一方の面上に長さ
方向と平行に複数の温水通路を形成するように配
設し、この銅管3は前記鉄板2の両端部にてコ字
型の屈曲部3a,3bをもつて配管されて両端側
の屈曲部3a,3bは略直角に屈曲したL型銅管
を溶接することにより形成され、この銅管3の一
端側の屈曲部3aは鉄板2の一端縁から突出され
他端側の屈曲部3bは鉄板2の他端縁に接近して
配設されている。そして、この銅管3の両端開口
部6,7は一端側縁部から外方に突出して配設さ
れている。
この銅管3は鉄板2上にアルミ粘着テープ8で
長さ方向に適当間隔で接着固定されている。そし
て、このアルミ接着テープ8はフインの作用を有
する。
さらに、前記鉄板2は銅管3を配設した一方の
面に前記ガラス繊維強化プラスチツクシート4を
自己の接着性によつて接着し、このガラス繊維強
化プラスチツクシート4にてこの鉄板2の一方の
面に配設した銅管3を被覆してこの鉄板2と一体
に接着固定する。
また、前記鉄板2の両側縁を折曲げた折曲縁5
にて前記プラスチツクシート4の両側縁を挾持す
る。また、この折曲縁5にはそれぞれ適当間隔で
釘孔9が形成され、この釘孔9は鉄板2の熱膨脹
を逃がすために釘より大きく穿けてある。
さらに、前記鉄板2には適当間隔でリベツト1
0を打ち込みプラスチツクシート4の剥離を防止
している。
次に、上記パネル本体1を新築または葺替えの
屋根の融雪装置として使用する場合について第3
図、第4図によつて説明する。
屋根の垂木11上には野地板12が張設され、
この野地板12上には断熱板13が張設され、こ
の断熱板13上に前記垂木11と同間隔でスペー
サ14が設けられている。
そして、この一対のスペーサ14間に上記パネ
ル本体1の鉄板2側を上面として銅管3の両端開
口部6,7を配設した一端側縁部を上側にしてこ
のパネル本体1を張設する。そして、このパネル
本体1の鉄板2の両側に形成した折曲縁5をスペ
ーサ14上に支持し、この折曲縁5に形成した釘
孔9より釘15をスペーサ14に打ち込むことに
より前記スペーサ14にパネル本体1が固定され
る。この状態で、隣接のパネル本体1の鉄板2の
折曲縁5との間には小許の間隙16が形成されて
いる。
そして、パネル本体1の他端縁は野地板12の
補強用のよど20に支承させる。また、銅管3の
両開口部6,7は上側となり、この両開口部6,
7に棟上に配管された温水供給管17と返送管1
8とがそれぞれ接続され、この銅管3に図示しな
い温水タンクから温水が循環されるようになつて
いる。
また、温水供給管17、返送管18およびこの
温水供給管17、返送管銅管3との連結部は棟上
を被覆したあおり板21によつて被覆する。そし
て、このあおり板21を外すことにより棟上で配
管、または連結部の異常が容易に発見でき、簡単
に修理することができる。
また、第5図に示すように、複数のパネル本体
1を巾方向に連繋し、銅管2の開口部6,7を隣
接されたパネル本体1の銅管3の開口部7,6と
連結して複数のパネル本体1の銅管3と直列に接
続し、両端に位置するパネル本体1の外側に位置
する開口部6a,7aに温水供給管17と返送管
18とをそれぞれ接続することもできる。
このようにして張設したパネル本体1の鉄板2
上に瓦、トタン板などの屋根板22を張設し、こ
のパネル本体1の両端を野ぶち23とからくさ2
4に係合させて屋根を形成する。
次に上記実施例の作用を説明する。
鉄板2は銅管3の保形、補強をするとともに温
水の流通による銅管3の熱は鉄板2によつて面状
に拡散される。また、ガラス繊維強化プラスチツ
クシート4は、その接着性により銅管3を鉄板2
に固定するとともに銅管3を保護、補強し、さら
にその断熱性によつて銅管3の熱が放散されるこ
とを防止する。
また、施工に際しては、鉄板2の長さを屋根の
軒先から棟までの長さとすることにより、パネル
本体1の敷設が容易であり、この鉄板2の長さ方
向と平行の銅管3の両端開口部6,7を配設した
鉄板2の一端側縁部を棟側とすることにより、配
管作業を棟側で行うことができ、安全で作業も容
易に行うことができる。
次に本考案の他の実施例を第6図により説明す
る。
鉄板2の両側に予め内方に向つてV字形に開口
した折曲縁5を形成し、ガラス繊維強化プラスチ
ツクシート4の両側縁をこの折曲縁5の内側に挿
入し、次にガラス繊維を含む合成樹脂モルタル1
9を鉄板1の両側縁部と折曲縁5との間に充填し
て硬化させ、プラスチツクシート4の両側縁を折
曲縁5の内側に固定する。
この実施例の構成によるときは、プラスチツク
シート4の固定が確実で体裁がよく、鉄板2の折
曲作業の高低数を少くすることができる。
次にこの第6図に示す実施例のパネル本体1を
既設の屋根に融雪装置として使用する場合につい
て、第7図、第8図によつて説明する。
垂木11上には野地板12と断熱板13が順次
張設され、断熱板13上にはトタン板よりなる屋
根板22が張設されている。さらに、この屋根板
22上には垂木11と等間隔で瓦棒25が設けら
れている。そして、この瓦棒25,25間にそれ
ぞれパネル本体1を鉄板2側を上面として嵌合張
設する。このとき、パネル本体1は瓦棒25より
も低い高さとなる。
また、パネル本体1の銅管3の他端屈曲部3b
が屋根板22の下部に位置され、軒先の凍結を防
止することができる。
また、鉄板2の他端側を延長して下方に屈曲
し、さらに内方に折曲された係合縁26を屋根板
22とともにからくさ24に係合する。
また、パネル本体1の一端側縁部は上向に屈曲
して形成した係合縁27が野ぶち23に係合され
て上下係合縁26,27の係合のみで屋根板22
上に支持される。
なお、鉄板2への銅管3の配管を第9図に示す
ように、パネル本体1の他端側縁部全長に沿つて
銅管3の屈曲縁3bを沿設し、銅管3の屈曲縁3
bが配設された他縁側を屋根の下側に位置させる
ことにより、軒先の凍結防止効果を一層増大させ
ることができる。
また、その他のパネル本体1、温水供給管1
7、返送管18の配管などの構成並に作用は前述
の実施例と同様である。
(考案の効果) 本考案によれば、銅管の部分のみが加熱される
ことなく、鉄板が略均等に加熱され、熱効率がよ
く、銅管内にスケールが付着することも少なく、
耐久性に優れ、施工性が向上される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す温水パネルの
一部を切欠いた裏面図、第2図は同上拡大縦断正
面図、第3図は屋根板の下側にパネル本体を張設
した状態を示す縦断側面図、第4図は同上拡大縦
断正面図、第5図は配管の一例を示す平面図、第
6図は温水パネルの他の実施例を示す拡大縦断正
面図、第7図は屋根板の上面にパネル本体を張設
した状態を示す縦断側面図、第8図は同上拡大縦
断正面図、第9図は銅管の配管の他の実施例を示
す平面図である。 2……鉄板、3……銅管、4……ガラス繊維強
化プラスチツクシート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鉄板と、この鉄板の一方の面に屈曲して配設し
    かつ両端開口部をこの鉄板の一端側縁部近傍に配
    設した温水の流路を形成する銅管と、この銅管を
    被覆して前記鉄板の一方の面に接着された繊維強
    化プラスチツクシートとよりなることを特徴とす
    る温水パネル。
JP11176187U 1987-07-21 1987-07-21 Expired JPH0433328Y2 (ja)

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JP11176187U JPH0433328Y2 (ja) 1987-07-21 1987-07-21

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JPS6418256U JPS6418256U (ja) 1989-01-30
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JPS6418256U (ja) 1989-01-30

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