JPH04332443A - 陰極線管装置 - Google Patents

陰極線管装置

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Publication number
JPH04332443A
JPH04332443A JP3151727A JP15172791A JPH04332443A JP H04332443 A JPH04332443 A JP H04332443A JP 3151727 A JP3151727 A JP 3151727A JP 15172791 A JP15172791 A JP 15172791A JP H04332443 A JPH04332443 A JP H04332443A
Authority
JP
Japan
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metal body
peripheral edge
panel face
ray tube
cathode ray
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Pending
Application number
JP3151727A
Other languages
English (en)
Inventor
Keitaro Tsukui
津久井 啓太郎
Junko Ito
順子 伊藤
Kenichi Unno
憲一 海野
Koji Nakamura
浩二 中村
Tetsuomi Yatou
矢頭 鉄臣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Priority to KR1019910022841A priority patent/KR950001363B1/ko
Priority to US07/815,188 priority patent/US5304890A/en
Priority to DE4244755A priority patent/DE4244755C2/de
Priority to DE4201032A priority patent/DE4201032C2/de
Publication of JPH04332443A publication Critical patent/JPH04332443A/ja
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  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、テレビジョン受像機
などに用いられる陰極線管装置(以下、CRTと称す)
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図24は、一般に使用されているCRT
の要部を示す一部破断側面図である。同図において、1
は前面に設けられたパネルフェース1aとこれにつなが
る側部のパネルスカート1bとにより構成されるパネル
、2aはファンネルである。上記パネル1とファンネル
2aはいずれもガラス製であり、両者はガラス半田であ
るフリットガラス3によって接合されている。4はパネ
ルスカート1bに巻き付けられた金属製バンドである。 なお、後方には電子銃を内蔵するネックを有するが、こ
の図では省略されている。この例では、パネルフェース
1aとネック間に介在する側壁部2はパネルスカート1
bとファンネル2aによって構成されている。
【0003】つぎに、上記構成の動作について説明する
。CRTの内部を真空にすると、大気圧によってパネル
フェース1aの中央部は内面側に変形し、パネルスカー
ト1bは外面側に膨らむモードとなる。このため、CR
T外面の大部分では圧縮応力が生じるが、図25の斜線
で示した領域、すなわちCRTの前面周縁部と側壁部2
の一部では引張応力が生じる。図25は、CRTの1/
4構造の外面における応力分布の様子を描いた説明図で
ある。ガラスは、圧縮応力下では高い強度を示すが、引
張応力下では強度が低い。特に、外面は製造時などに微
細な傷を生じ易く、これが引張強度低下の主要因となっ
ている。したがって、ガラス製CRTでは、外面に極力
引張応力が生じないように配慮している。しかし、方形
に近いCRTでは、図25に示す領域に依然として引張
応力が作用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図24に示した従来の
CRTは、すべてガラス製であるため、ガラスの板厚を
増すことによって応力を低下させる必要がある。そのた
め、特に大型のCRTではガラスの板厚が非常に厚くな
り、重量が増加するという問題点があった。
【0005】また、別の従来例として、特公昭56−3
4983号公報に開示されたものがある。すなわち、こ
れは図26に示されているように、側壁部2を金属製と
したものであるが、このようなCRTを真空にしたとき
、ガラス製パネルフェース1aの周縁部では外面に引張
応力を生じ、既述したガラス製のCRTと同様の問題が
生じる。また、上記金属製CRTでは、側壁部2とパネ
ルフェース1aとを封着しているフリットガラス3に高
い応力が生じるという問題点もある。
【0006】さらに、前述の従来例の問題を解消するも
のとして、特開平2−86033号公報に開示されたも
のがある。これは図27に示されているように、パネル
フェース周縁部から側壁部2にかけた部位を金属で構成
したものである。しかし、この従来のCRTでは金属部
がほぼ一様な剛性となっており、必要な剛性を確保する
ためには金属部全体の板厚を増加する等の方法をとって
おり、重量が増加するという問題点がある。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、軽量で、しかも引張応力下でも
強度の高いCRTを得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係るCRTは
、パネルフェースの周縁部およびこの周縁部につながる
側壁部を金属体で形成し、この金属体の外周における上
記パネルフェースの周縁部の近い部位に剛性のバンドを
張設状態に巻き付けたことを特徴とする。
【0009】上記金属体のうちの少なくともバンドに対
向するコーナ部を厚肉状に形成するのが好ましい。
【0010】また、上記金属体のうちの少なくともバン
ドに対向するコーナ部に補強板を接合してもよい。
【0011】上記補強板を、側壁部を構成する金属体よ
りも高強度の材料で構成するのがよい。
【0012】また、金属体の少なくとも上記パネルフェ
ース側周縁部のコーナ部とその周辺を含む部位を、金属
体の他の部位よりも高剛性に形成してもよい。
【0013】上記パネルフェース側周縁部のコーナ部と
その周辺を含む部位を、金属体の他の部位よりも高剛性
に形成する手段として、パネルフェース側周縁部のコー
ナ部とその周辺を含む部位を他の部位よりも厚肉に形成
する手段を採用してもよい。
【0014】上記パネルフェース側周縁部のコーナ部と
その周辺を含む部位を、金属体の他の部位よりも高剛性
に形成する手段として、パネルフェース側周縁部のコー
ナ部とその周辺を含む部位の内面に周方向のリブを設け
る手段を採用してもよい。
【0015】また、上記パネルフェース側周縁部のコー
ナ部とその周辺を含む部位を、金属体の他の部位よりも
高剛性に形成する手段として、パネルフェース側周縁部
のコーナ部とその周辺を含む部位の内面に軸方向のリブ
を設ける手段を採用してもよい。
【0016】上記金属体におけるパネルフェース側の部
位とネック側側壁部の部位が交差するエッジ部を、金属
体の他の部位よりも剛性に形成してもよい。
【0017】
【作用】この発明におけるCRTでは、ガラスに比べて
強度の高い金属を使用しており、しかもバンドの張力に
よって応力が適正に配分されているため、軽量にして必
要な強度を持たせることができる。
【0018】また、金属体のコーナ部が厚肉であると、
バンド締付時の応力がコーナ部に集中することが回避さ
れ、換言すれば、他の部位をさらに薄肉にして軽量化を
図ることができる。上記厚肉部の代わりに補強板を用い
ると、補強効果の調整も容易になり、さらに補強板を高
剛性なもので構成すると、補強板自体を板厚の小さいも
のとして全体の軽量化に貢献できることになる。
【0019】また、金属体の周縁部を含むパネルフェー
ス側のコーナ部を他の部位よりも高剛性に構成した場合
も、金属体における剛性が適正に配分されて、軽量であ
りながら、必要な強度が与えられる。
【0020】また、金属体の周縁部を含むパネルフェー
ス側のコーナ部位を他の部位よりも厚肉に形成する手段
を採用するときは、必要な部分のみの剛性を高め、パネ
ルフェースの応力低減効果が有効に発揮される。
【0021】また、金属体の周縁部を含むパネルフェー
ス側のコーナ部位の内面に周方向のリブや軸方向のリブ
を設ける手段を採用するときは、側壁部の全体を均一な
板厚の金属体から容易に作製することが可能である。
【0022】また、パネルフェース側の金属体を上記ネ
ック側側壁部の金属体が交差するエッジ部を高剛性にし
た場合も、必要な強度を保持しながら軽量化を図ること
ができる。
【0023】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面にもとづいて
説明する。図1および図2はそれぞれこの発明に係るC
RTの一実施例を示す部分外観図および要部断面図であ
る。
【0024】図1および図2において、1cはパネルフ
ェース1aの周縁部およびこの周縁部につながる側壁部
2を構成する金属体であり、この例では、側壁部2の全
体、すなわちファンネル2aの部位までが上記金属体1
cで構成されている。4は金属などの剛性のバンドであ
り、上記金属体1cの外周におけるパネルフェース1a
の周縁部に近い部位に張設状態で巻き付けられている。 上記金属体1cにおけるバンド4に対向するコーナ部1
dは肉厚状に形成されている。
【0025】なお、パネルフェース1aの中央部、すな
わち映像が映し出される部分は、たとえば、EIAJ(
日本電子機械工業会)のH8602材等のガラスで形成
されており、また、金属体1cとしては、上記ガラスに
熱膨張係数が近く、しかも、真空時のガスの発生が少な
いもの、たとえば、SUS430等の鋼材等が用いられ
る。上記金属体1cは絶縁のために被膜(図示せず)が
施されている。
【0026】このような構成のCRTの内部を真空にす
るとき、CRT表面には図25と同様な応力分布を生ず
るが、上記金属体1cにおけるパネルフェース1aの周
縁部に近い部位にバンド4を張設状態に巻回しているの
で、上記パネルフェース1a側の引張応力を上記バンド
4で分散させて低減させることができる。上記CRTの
側壁部2までが金属体1cで構成されることによって全
体として薄形となっており、軽量化が図れるうえ、バン
ド4を締め付けることによる応力の低減が効果的になさ
れる。
【0027】ところで、上記バンド4の締め付けによっ
て金属体1cのバンド4に対応するコーナ部1dに応力
が集中しても、この部位1dは図2のように、厚肉状に
形成されているので、上記応力の集中による破損のおそ
れが回避され、したがって、他の部位を薄くしてさらに
軽量化を図ることができる。
【0028】なお、上記コーナ部については、図3のよ
うに、金属体1cの外面もしくは図4のように、金属体
1cの内面に補強板5を接合して溶接6などで固定して
も、上記と同様の効果が得られる上、補強板5による補
強効果の調整も容易となる。この補強板5を金属体1c
の他の部位よりも高強度な材料で構成すれば、この補強
板5を可及的に薄肉にして全体の軽量化に役立たせるこ
とができる。
【0029】図5および図6はそれぞれこの発明の他の
実施例を示し、金属体1cにおけるパネルフェース1a
の周縁部のコーナ部およびその周辺を含めた部位1eを
他の部位よりも高剛性にするために厚肉に形成したもの
である。
【0030】この他の実施例の場合も、金属体1cにお
けるパネルフェース1aの前面周縁部のコーナ部および
その周辺を含めた部位1eが肉厚に形成されているので
、パネルフェース1aの表面に生じる引張応力が低減さ
れるとともに、金属体1cの全域を肉厚にしなくてもよ
いので、軽量化が達成できる。
【0031】また、図7は上記図5および図6に示す実
施例の変形例を示し、パネルフェース1aの周縁部およ
びこの周縁部につながる側壁2の一部を形成する金属体
1cの板厚をパネルフェース1aと同じ厚さにし、他の
ネック側の側壁2を形成する金属体1eの板厚を薄くし
てもよく、この場合は、金属体の全体の板厚を不要に厚
くすることなく、必要な部分の剛性を高めて軽量で、か
つ引張応力下でも高い強度のものとできる。さらに、こ
の図7のものにおいて、板厚の厚い金属体1cと板厚の
薄い金属体1eとを図8のように別体とし、板厚の厚い
金属体1cをパネルフェース1aに対してフリットガラ
ス3またはろう付けにより接合するとともに、板厚の薄
い金属体1eに対して溶接6により接合してもよく、こ
の場合は、金属体の板厚を部分的に変えるための機械加
工が不要で、製造が簡便となり、加工コストの低減を図
れる。
【0032】なお、上記図5ないし図8に示す実施例で
は、金属体1cにおけるパネルフェース1aの周縁部お
よびその周辺を厚肉にすることによって高剛性を付与し
たものであるが、図9もしくは図10のように、別の補
強板7を金属体1cの上記特定部位に溶接6などで接合
・固定することにより、高剛性を付与するようにしても
よい。
【0033】また、図11に示すように、金属体1cの
内面に、補強板7に代えて、軸方向のリブ7aを設けて
高剛性化してもよく、また、図12に示すように、板厚
は同一にして上部金属体1cと下部金属体1eとを別体
とし、そのうち、上部金属体1cをパネルフェース1a
に対してフリットガラス3またはろう付けにより接合す
るとともに、下部金属体1eに対して溶接6により接合
したものにおいて、上部金属体1cの内面に、軸方向リ
ブ7aを設けて高剛性化してもよい。
【0034】さらに、図13に示すように、金属体1c
の内面に、周方向リブ7bを設けて高剛性化してもよく
、また、図14に示すように、板厚は同一にして上部金
属体1cと下部金属体1eとを別体とし、そのうち、上
部金属体1cをパネルフェース1aに対してフリットガ
ラス3またはろう付けにより接合するとともに、下部金
属体1eに対して溶接6により接合したものにおいて、
上部金属体1cの内面に、周方向リブ7bを設けて高剛
性化してもよい。
【0035】図15はこの発明のさらに別の実施例を示
し、金属体1cにおける上記パネルフェース側の部位1
fと上記ファンネル側側壁部の部位1gが交差するエッ
ジ部1hにI型はり8を設け、この部位1hが他の部位
より高剛性となるように形成されている。
【0036】このように構成されたCRTでは、金属体
1cにおける両部位1f,1gの交差するエッジ部1h
をI型はり8で補強し高剛性としていることにより、C
RT内部を真空にしたとき、エッジ部1hが周上に膨ら
むのを防止するとともに、パネルフェース1aが内面側
に変形するのを抑制するため、図25に示したようなC
RTの前面周縁部と側壁の一部に発生していた引張応力
を低減し、特に、ガラスで構成されているパネルフェー
ス1aの引張応力を有効に低減することができる。この
実施例では、いたずらに金属体1cの全体の板厚を厚く
して剛性を高めるのではなく、最も必要な部分1hのみ
をI型はり8で補強し高剛性とすることにより、金属体
1c全体の板厚を薄くすることができ、軽量で、かつ引
張応力下でも強度の高いCRTを得ることができる。
【0037】つぎに、上記構成のCRTの製造方法の一
例について説明する。図16はこの方法によるCRTを
示す。まず、金属体1cにおけるパネルフェース1aの
前面周縁部およびこの周縁部につながる側壁部2を形成
する部位を上部金属体10Aとし、他の部位を下部金属
体10Bとして構成し、上部金属体10Aにおける上記
エッジ部1hの内面にI型はり8を溶接6で接合する。 つぎに、この上部金属体10Aとパネルフェース1aと
をフリットガラス3もしくはろう付けにより接合する。 その後、パネルフェース1aに蛍光膜(図示せず)を形
成し、内面側に設けたI型はり8にシャドーマスク(図
示せず)を取り付ける。そして、別途形成されたネック
(図示せず)と、ネック側側壁部の金属体の下部金属体
10Bとの接合体を溶接6により接合する。この製造方
法では、I型はり8を溶接6で接合することにより簡便
にエッジ部1hを高剛性とすることができるとともに、
内面側に設けたI型はり8にシャドーマスクを容易に取
り付けることができるため、加工コストの低減を図るこ
とができるといった効果も有する。
【0038】また、従来のCRTの製造時においては、
蛍光膜が形成されたパネルフェースと側壁を高温炉に入
れてフリットガラス3で接合しているが、接合時に接合
部以外も高温に曝されることになり、パネルフェース1
aの内面に形成された蛍光膜が熱によって損傷を受け、
発光効率が低下するという問題があるけれども、この製
造方法では、パネルフェース1aとパネルフェース側の
金属体10Aの一部をフリットガラス3もしくはろう付
けにより接合した後、パネルフェース1aに蛍光膜を形
成し、別途形成されたネックとネック側側壁部の金属体
の一部との接合体を溶接により接合しているので、蛍光
膜が高温に曝されることがなく、したがって、蛍光膜の
発光効率が低下せず、高性能なCRTが得られるという
効果を有している。
【0039】ところで、上記実施例では、エッジ部1h
の内面側にI型はり8を設けたが、図17に示すように
、エッジ部1hの外面側にI型はり8を設けることによ
り高剛性化してもよい。この場合は外面側に設けたI型
はり8を取付けラグ(図示せず)と兼用することが可能
となるため、加工コストの低減が図れる。また、この実
施例についても、金属体1cを上部金属体10Aと下部
金属体10Bとに分けた構成とし、上記と同様の製造方
法により、図18に示すCRTを得ることができる。 また、別の製造方法として、上部金属体10Aと下部金
属体10Bとを接合した後、溶接6によってI型はり8
をエッジ部1hに接合してもよい。
【0040】上記実施例では、エッジ部1hの内面また
は外面側にI型はり8を設けたが、図19に示すように
、エッジ部1hの内外両面にそれぞれI型はり8を設け
てもよい。この場合にはエッジ部1hがさらに高剛性と
なり、応力低減効果が一層高められる。さらに、この実
施例では、内面側のはり8にシャドーマスクを取り付け
ることができるとともに、外面側のはり8を取付けラグ
と兼用できるため、加工コストを大幅に低減できる効果
がある。また、この実施例についても、金属体1cを上
部金属体10Aと下部金属体10Bとに分けた構成とし
、上記実施例と同様の製造方法により、図20に示すC
RTを得ることができる。
【0041】なお、上記実施例では、エッジ部1hにI
型はり8を設けたが、H型,T型,みぞ型,山型等の断
面形状のはりを設けることにより高剛性化してもよく、
同様の効果を奏する。特に、H型,みぞ型,山型等の断
面形状のはりの場合には、金属体1cとの接合にスポッ
ト溶接が可能となるため、全面溶接に比べ加工コストを
大幅に低減できる効果がある。この例についても、金属
体1cを上部金属体10Aと下部金属体10Bとに分け
た構成とし、上記実施例と同様の製造方法により、高性
能なCRTを得ることができる。
【0042】上記実施例では、金属体1cのエッジ部1
hに別体のはり8を接合して高剛性化したが、金属体1
cにおけるパネル側の部位1fとファンネル側側壁部の
部位1gを図21に示すように、内面側に加工して折曲
部9を形成し、これを接合することによりエッジ部1h
を高剛性化してもよい。この例についても、金属体1c
を上部金属体10Aと下部金属体10Bとに分けた構成
とし、上記実施例と同様の製造方法により、図22の要
部断面に示すCRTを得ることができる。また、別の製
造方法として、図21に示した金属体1cのうちのパネ
ル側の部位1fとファンネル側側壁部の部位1gの折曲
部9を最後に溶接6によって接合してもよく、この場合
には図22に示した上部金属体10Aと下部金属体10
Bとを接合する工程がなくなるため、加工コストをより
低減することができる。
【0043】なお、上記折曲部9は、図23に示すよう
に、金属体1cの外面側に形成してもエッジ部1hを高
剛性化することができる。この場合、外面側の折曲部9
を取付けラグと兼用できるため、加工コストを低減でき
る効果がある。また、この例についても、上記実施例と
同様の製造方法により、高性能なCRTを得ることがで
きる。
【0044】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、パネ
ルフェースの周縁部およびこの周縁部につながる側壁部
を金属体で構成し、この金属体の外周における上記パネ
ルフェース周縁部に近い部位に、剛性のバンドを張設状
態に巻き付けたので、金属体に対する応力の集中が避け
られて軽量化を図りながら、十分な強度をもたせること
ができる。
【0045】まて、請求項2,3によれば、金属体にお
けるバンドに対応するコーナ部が補強されてバンドの締
付けによる応力の集中が避けられる。さらに、請求項4
によれば、補強板を高強度材で構成するので、これを可
及的に薄肉にして全体の軽量化を一層促進することがで
きる。
【0046】また、請求項5によれば、金属体の少なく
ともパネルフェース側の周縁部のコーナ部とその周辺を
含む部位を他の部位よりも高剛性に形成したので、軽量
で、しかも十分な強度を有するCRTを得ることができ
る。
【0047】また、請求項6,7,8によれば、パネル
フェース側の周縁部のコーナ部とその周辺を含む部位を
他の部位よりも高剛性に形成するのに、厚肉したり、周
方向リブや軸方向リブを設けることにより、金属体の全
体の板厚を不要に厚くすることなく、必要な部分の剛性
を高めて軽量で、かつ引張応力下でも高い強度のものと
できる。
【0048】さらに、請求項9によれば、金属体におけ
るパネルフェース側の部位と上記ネック側側壁部の部位
が交差するエッジ部を他の部位より高剛性に形成したの
で、軽量で、しかも引張応力下でも強度の高いCRTを
得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る陰極線管装置を示す部分外観図
である。
【図2】この発明に係る陰極線管装置を示す要部の断面
図である。
【図3】図1のものの要部の変形構造を示す断面図であ
る。
【図4】図1のものの要部の別の変形構造を示す断面図
である。
【図5】この発明の他の実施例を示す陰極線管装置の部
分外観図である。
【図6】この発明の他の実施例を示す陰極線管装置の要
部の断面図である。
【図7】図6のものの変形構造を示す要部の断面図であ
る。
【図8】図7のものの製造方法の一例を説明する要部の
断面図である。
【図9】この発明の他の実施例の要部の変形構造を示す
断面図である。
【図10】この発明の他の実施例の要部の別の変形構造
を示す断面図である。
【図11】この発明のさらに他の実施例を示す陰極線管
装置の要部の断面図である。
【図12】図10のものの製造方法の一例の説明図であ
る。
【図13】この発明のさらに他の実施例を示す要部の断
面図である。
【図14】図13のものの製造方法の一例の説明図であ
る。
【図15】この発明のさらに別の実施例を示す陰極線管
装置の要部の断面図である。
【図16】図15のものの製造方法の説明図である。
【図17】この発明のさらに別の実施例を示す陰極線管
装置における要部の変形構造を示す断面図である。
【図18】図17のものの製造方法の説明図である。
【図19】この発明のさらに他の実施例における要部の
別の変形構造を示す断面図である。
【図20】図19のものの製造方法の説明図である。
【図21】この発明のさらに他の実施例における要部の
さらに別の変形構造を示す断面図である。
【図22】図21のものの製造方法の説明図である。
【図23】この発明のさらに他の実施例における要部の
別の変形構造を示す断面図である。
【図24】従来の陰極線管装置の要部を示す一部破断側
面図である。
【図25】図24のものの外面における応力分布の様子
を示す説明図である。
【図26】従来の陰極線管装置の他の例の要部を示す断
面図である。
【図27】従来の陰極線管装置のさらに他の要部を示す
断面図である。
【符号の説明】
1  パネル 1a  パネルフェース 1c  金属体 1d,1e  厚肉部 1f  金属体のパネルフェース側部位1g  金属体
の側壁部側部位 1h  エッジ部 2  側壁部 4  バンド 5,7  補強板 8  高剛性にする部材 9  高剛性にする折曲部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  前面に設けられるパネルフェース、後
    方に設けられ電子銃を内蔵するネック、および上記パネ
    ルフェースとネック間に介在される側壁部を備え、上記
    パネルフェースの周縁部およびこの周縁部につながる側
    壁部を金属体で形成し、内部を真空に保つ陰極線管装置
    において、上記金属体の外周における上記パネルフェー
    スの周縁部に近い部位に、剛性のバンドを張設状態に巻
    き付けたことを特徴とする陰極線管装置。
  2. 【請求項2】  上記金属体のうちの少なくともバンド
    に対向するコーナ部を厚肉状に形成したことを特徴とす
    る請求項1の陰極線管装置。
  3. 【請求項3】  上記金属体のうちの少なくともバンド
    に対向するコーナ部に補強板を接合したことを特徴とす
    る請求項1の陰極線管装置。
  4. 【請求項4】  上記補強板は側壁部を構成する金属体
    よりも高強度の材料で構成されていることを特徴とする
    請求項3の陰極線管装置。
  5. 【請求項5】  パネルフェースの周縁部およびこの周
    縁部につながる側壁部を金属体で形成し、内部を真空に
    保つ陰極線管装置において、上記金属体における少なく
    とも上記パネルフェース側周縁部のコーナ部とその周辺
    を含む部位を金属体の他の部位よりも高剛性に構成した
    ことを特徴とする陰極線管装置。
  6. 【請求項6】  金属体より形成されるパネルフェース
    の周縁部およびこの周縁部につながる側壁部の一部を他
    の部位よりも厚肉にして高剛性に構成したことを特徴と
    する請求項5の陰極線管装置。
  7. 【請求項7】  金属体より形成されるパネルフェース
    の周縁部およびこの周縁部につながる側壁部の一部の内
    面に周方向のリブを設けて高剛性に構成したことを特徴
    とする請求項5の陰極線管装置。
  8. 【請求項8】  金属体より形成されるパネルフェース
    の周縁部およびこの周縁部につながる側壁部の一部の内
    面に軸方向のリブを設けて高剛性に構成したことを特徴
    とする請求項5の陰極線管装置。
  9. 【請求項9】  パネルフェースの周縁部およびこの周
    縁部につながる側壁部を金属体で形成し、内部を真空に
    保つ陰極線管装置において、上記金属体におけるパネル
    フェース側の部位と上記ネック側側壁部の部位が交差す
    るエッジ部を、金属体の他の部位よりも高剛性に構成し
    たことを特徴とする陰極線管装置。
JP3151727A 1991-01-16 1991-06-24 陰極線管装置 Pending JPH04332443A (ja)

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US07/815,188 US5304890A (en) 1991-01-16 1991-12-31 Cathode ray tube device having reinforcing frame
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