JPH04332224A - 信号分散部分の除去装置及びその方法 - Google Patents

信号分散部分の除去装置及びその方法

Info

Publication number
JPH04332224A
JPH04332224A JP3326678A JP32667891A JPH04332224A JP H04332224 A JPH04332224 A JP H04332224A JP 3326678 A JP3326678 A JP 3326678A JP 32667891 A JP32667891 A JP 32667891A JP H04332224 A JPH04332224 A JP H04332224A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
time
filter
processing
signal samples
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3326678A
Other languages
English (en)
Inventor
Jalil Fadavi-Ardekani
ジャリル ファダヴィアルデカニ
Jin-Der Wang
ジンダー ワング
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AT&T Corp
Original Assignee
American Telephone and Telegraph Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by American Telephone and Telegraph Co Inc filed Critical American Telephone and Telegraph Co Inc
Publication of JPH04332224A publication Critical patent/JPH04332224A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/14Picture signal circuitry for video frequency region
    • H04N5/21Circuitry for suppressing or minimising disturbance, e.g. moiré or halo
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/03Shaping networks in transmitter or receiver, e.g. adaptive shaping networks
    • H04L25/03006Arrangements for removing intersymbol interference
    • H04L25/03012Arrangements for removing intersymbol interference operating in the time domain
    • H04L25/03019Arrangements for removing intersymbol interference operating in the time domain adaptive, i.e. capable of adjustment during data reception
    • H04L25/03057Arrangements for removing intersymbol interference operating in the time domain adaptive, i.e. capable of adjustment during data reception with a recursive structure
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H17/00Networks using digital techniques
    • H03H17/02Frequency selective networks
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H17/00Networks using digital techniques
    • H03H17/02Frequency selective networks
    • H03H17/0283Filters characterised by the filter structure
    • H03H17/0286Combinations of filter structures
    • H03H17/0288Recursive, non-recursive, ladder, lattice structures
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/03Shaping networks in transmitter or receiver, e.g. adaptive shaping networks
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/03Shaping networks in transmitter or receiver, e.g. adaptive shaping networks
    • H04L25/03987Equalisation for sparse channels
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/14Picture signal circuitry for video frequency region
    • H04N5/21Circuitry for suppressing or minimising disturbance, e.g. moiré or halo
    • H04N5/211Ghost signal cancellation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/0202Channel estimation
    • H04L25/0212Channel estimation of impulse response
    • H04L25/0218Channel estimation of impulse response with detection of nulls

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Picture Signal Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、信号分散の補償技術に
関し、特に、信号分散部分の除去装置の性能改善のため
に装置の動作を調整する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】エコー、ゴースト、マルチパス、及び記
号間干渉のような、信号が分散して生じる信号分散、又
は信号分散部分は、通信システム内に常に存在しており
、それが現実である。この問題の厳しさは、そのシステ
ムの適用事例によって異なり、時にはシステムが完全に
作動不能となる場合がある。例えば、通常のテレビ信号
画像の視聴者にとって単に気にさわるといった程度のレ
ベルの信号ゴーストやエコーであっても、高品位テレビ
(HDTV)の場合には信号が不鮮明になってしまう場
合があり得る。したがって、信号の分散部分に対する、
消去、除去、すなわち補償の重要性を無視することはで
きない。
【0003】信号分散部分を除去するためには、通信チ
ャンネルについての或る種の情報が必要である。この情
報は、「通信チャンネルの特性」といわれる情報である
。信号分散部分の存在する通信チャンネルの特性を表す
技術については、そのいくつかが知られている。これら
の技術は、原則的には、或る回路、すなわち受信信号の
サンプルを処理して、信号分散部分の存在する通信チャ
ンネルの特性、ないしインパルス応答をすぐに判断でき
る基となる波形を生成する回路、を利用している。
【0004】信号分散部分を除去する技術には、現在で
は更に、信号分散部分を最適に除去できるように、その
タップ・ウエート係数を調整できるフィルタ、又はイコ
ライザが用いられている。種々のフィルタが知られてい
る中で、2種類のフィルタが一般によく知られている。 すなわち、有限インパルス応答(FIR)フィルタ、及
び無限インパルス応答(IIR)フィルタである。
【0005】これらのフィルタを定義すれば、FIRフ
ィルタは、その時間領域応答が有限なフィルタで、II
Rフィルタは、その時間領域応答が無限なフィルタであ
る。又、これら2種類のフィルタは、一方の周波数応答
が他方の周波数応答の逆となるように構成でき、その場
合に両者は互いに相反関係を有する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】FIRフィルタ及びI
IRフィルタの調整技術も、種々知られている。すなわ
ち、平均最小二乗(LMS)アルゴリズムと、高速フー
リエ変換(FFT)と逆高速フーリエ変換(IFT)と
の組合せアルゴリズムとである。これらの技術によれば
満足のいく結果が得られるが、一方、複雑であり又、数
学的正確さを要するので、大規模集積回路(LSI)に
おける実施には、必ずしも適当とはいえない。更に、こ
の実施のために要するコスト、寸法、及び消費電力等の
必要条件は、テレビ送信等、或る種のシステム用途には
実際的でない。したがって、必要な正確さが得られ尚且
つ、集積回路においてすぐに実施できるような、信号分
散部分除去装置調整技術の開発が望まれていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】概していえば、本発明に
おいては、信号分散部分除去用フィルタに必要なタップ
・ウエート係数を得るのに、受信信号サンプルに応答し
て、得られた信号サンプルの時間順シーケンスを生成す
る回路を用いる。タップ・ウエート係数を生成する回路
は、このシーケンスに応答して作動するフィルタを有す
る。このようなフィルタの一つは、このシーケンスの一
つの部分に応答し、別のフィルタは、このシーケンスの
別の部分で信号サンプルの時間順を逆にした部分に応答
する。このような構成は、集積回路においてすぐに簡単
に実施できるもので、種々の通信システムに適用可能で
あるが、特にテレビ信号におけるゴーストの除去に望ま
しい構成である。
【0008】
【実施例】図1は、本発明に使用する信号分散部分の除
去用フィルタ装置100を示すブロック図である。フィ
ルタ装置100は、互いに直列に接続された有限インパ
ルス応答(FIR)フィルタ101と無限インパルス応
答(IIR)フィルタ102とから構成されている。こ
の内、FIRフィルタ101は、受信信号のサンプルを
受信するように接続されるもので、内部にこれらのサン
プルを次から次へと連続的に記憶し次いで次段へ送る、
タップ(取り出し口)付き遅延線103を有する。
【0009】タップ付き遅延線103の個別の記憶位置
、すなわちタップ、又は取り出し口、の各々に記憶され
た受信信号サンプルは、それぞれ、104−1から10
4−Nまでの符号を付けたN個の乗算器、又はタップ・
ウエート係数、の内の互いに異なる一つに関連する。 ここで、Nは予め定められた整数である。
【0010】乗算器の一つで1から数えてM番目の乗算
器を主タップ乗算器と呼び、これに104−Mの符号を
付ける。ここで、Mは、Nに以下の値である。主タップ
乗算器は、直接受信された、信号分散部分のない伝送信
号に対応するもので、タップ付き遅延線103の正確に
中央に位置する必要はない。
【0011】各乗算器は、その乗算器に関連する受信信
号サンプルと母線105を経て供給される関連タップ・
ウエート係数との積である。N個の乗算器により形成さ
れた積は、集計器106に送られ、そこからの出力は導
線107に接続される。後で説明するように、各タップ
・ウエート係数は、本発明に基づきFIRフィルタ10
1が或る特定の形式の信号分散部分を最もよく除去でき
るような値に決められる。
【0012】IIRフィルタ102はFIRフィルタ1
01の出力を受けるもので、FIRフィルタ108と、
導線107上の信号からFIRフィルタ108の出力を
差し引く合成器109とから構成される。FIRフィル
タ108は、FIRフィルタ101と構造的に同一であ
る。合成器109の出力は、FIRフィルタ108の出
力に接続される。
【0013】本発明は、通常のテレビシステムを含む事
実上どんな通信システムにも適用できる。これらのテレ
ビシステムを例示すれば、NTSC、PAL、SECA
M、及びHDTV(高品位テレビ)の各方式によるシス
テムである。このようなテレビへの適用においては、フ
ィルタ101及び102は、ゴーストまたはエコーを除
去する働きをする。
【0014】よく知られているように、ゴーストは、先
行ゴースト又は追従ゴーストのどちらかに類別できる。 先行ゴーストは、その基となる伝送信号に先行するゴー
スト、又、追従ゴーストは、その基となる伝送信号に追
従するゴーストである。図1に示す信号分散部分の除去
用フィルタ装置において、フィルタ装置100は、ゴー
スト除去に関して特別な方法で機能的に区分される。
【0015】特に、FIRフィルタ101の一部分は、
先行ゴーストをほぼ除去し、又、FIRフィルタ101
の別の部分は、近追従ゴーストをほぼ除去するように作
動する。一方、IIRフィルタ102中のFIRフィル
タ108は、FIRフィルタ101によって変形された
遠追従ゴーストと、FIRフィルタ101における先行
ゴースト及び近追従ゴーストの除去が不完全だったため
に生成された残存ゴーストとをほぼ除去する。このよう
な除去不完全の現象は、実際の装置作動に際してどんな
場合にも発生するものである。
【0016】追従ゴーストの「近」及び「遠」の区別は
、追従ゴーストとその基になる伝送信号との時間的関係
による。追従ゴーストで、その基になる伝送信号から予
め定められた時間間隔より短い間隔だけ遅れて追従する
ものが「近」で、この時間間隔より長い間隔だけ遅れて
追従するものが「遠」である。
【0017】図1において、FIRフィルタ101中の
タップ付き遅延線103の、104−1から104−(
M−1)までの乗算器に供給される係数が先行ゴースト
をほぼ除去し、104−(M+1)から104−Nまで
の乗算器に供給される係数が近追従ゴーストをほぼ除去
し、又、FIRフィルタ108に供給された係数が遠追
従ゴーストと残留ゴーストとをほぼ除去する。
【0018】FIRフィルタ108の構成はFIRフィ
ルタ101の構成と同一であるが、係数と乗算器Nとの
数は異なる。周知のように、フィルタで要求される除去
の程度が大きいほど、タップの数は多くなる。したがっ
て、もし遠追従ゴーストの除去を望まない場合は、II
Rフィルタ102を省略してもよい。又、もし先行ゴー
スト及び近追従ゴーストの除去を望まない場合は、FI
Rフィルタ101を省略してもよい。同様に、もし先行
ゴースト又は近追従ゴーストのいずれかの除去を望まな
い場合は、FIRフィルタ101の内、そのゴーストの
除去に関連する部分を省略してもよい。
【0019】以下、本明細書における開示実施例を詳細
に述べる前に、本発明の基本概念を数学的表現を用いて
説明する。
【0020】チャンネルインパルス応答H(z)は、周
知のz変換を用いて次の数式(1)で表すことができる
。   H(z)=・・・+azm+1+bz−n+cz−
f+・・・  (1)数式(1)において、「1」項は
、主信号、すなわち直接受信された、分散部分のない伝
送信号を表し、他の項は各々、チャンネルインパルス応
答の1つの要素を表す。
【0021】そして、これら要素のべき指数、例えばm
、−n、−f、は主信号に対する時間変位を表し、各フ
ァクター(因子)、例えばa、b、c、はその要素の大
きさを表す。
【0022】説明の便宜上、数式(1)の一部を省略し
て次の数式(2)に示すような4項で表すこととする。   H(z)=azm+1+bz−n+cz−f   
         (2)
【0023】本発明において
は、信号分散部分の除去フィルタ装置のFIRフィルタ
101及びIIRフィルタ102(又は、同等のFIR
フィルタ108)用のタップ・ウエート係数が、数式(
2)によって生成される。 数式(2)において、 azmとbz−nは、それぞれ
、先行ゴーストと近追従ゴースト、そしてcz−fは、
遠追従ゴーストである。信号分散部分を最もよく除去す
るためには、数式(2)のH(z)の逆数のファクター
を決定することが必要である。このようなファクターが
、信号分散部分の除去用フィルタ装置100に必要なタ
ップ・ウエート係数である。
【0024】数式 「azm+1+bz−n」は、チャ
ンネルインパルス応答における、先行ゴースト、主信号
、及び近追従ゴーストに関連する部分を表すので、FI
Rフィルタ101のタップ・ウエート係数は、「azm
+1+bz−n」 を上下逆にすることによって得られ
る。チャンネルインパルス応答のこの部分の逆数は、次
の数式(3)([数3])として表される。
【0025】
【数3】
【0026】本発明を実施する際には、FIRフィルタ
におけるタップの数、したがってタップ・ウエート係数
の数には制限がある。そのため、FIRフィルタのタッ
プ・ウエート係数と1対1で対応する数式(3)([数
3])の項の数も、これに合わせて切り捨てる必要があ
る。
【0027】もしファクターa及びbが両方とも「0」
の場合、タップ・ウエート係数cをFIRフィルタ10
8のタップ付き遅延線のf番目の遅延要素に置くことで
、遠追従ゴースト、cz−f、をIIRフィルタ102
によって除去することができる。もしファクターa又は
bのいずれかが「0」でない場合には、遠追従ゴースト
、cz−f、はFIRフィルタ101によって変形され
る。
【0028】FIRフィルタ108のタップ・ウエート
係数は、タップ・ウエート係数が数式(3)([数3]
)で決められるような或るFIRフィルタの入力部にチ
ャンネルインパルス応答が接続されたとした場合に得ら
れる出力、の原因部分に等しい。z変換において、原因
部分とは、負のべき指数を有する項のことである。
【0029】ここで、ファクターa=0、と仮定すると
、タップ・ウエート係数bをタップ付き遅延線のn番目
の遅延要素に置いたIIRフィルタを用いて、数式(3
)([数3])を実行できる。更に、このIIRフィル
タの出力が、信号分散部分の除去用フィルタ装置100
中のFIRフィルタ101用として求めたタップ・ウエ
ート係数である。
【0030】次に、ファクターb=0、且つ、チャンネ
ル応答中の、「azm+1」 として表される部分が時
間的に逆転されると仮定すると、タップ・ウエート係数
aをタップ付き遅延線のm番目の遅延要素に置いたII
Rフィルタを用いて、数式(3)([数3])を実行で
きる。時間的逆転とは、チャンネル応答の 「azm+
1」部分が「1+az−m」となるように、「zm」項
 を「z−m」項に置き換えることを意味する。このI
IRフィルタの時間的に逆転された出力が、信号分散部
分の除去用フィルタ装置100中のFIRフィルタ10
1用として求めたタップ・ウエート係数である。
【0031】ファクターa及びbのいずれもが「0」で
ない場合が通常であるが、その場合には、チャンネル応
答の先行ゴースト部分、azm、 に対応する、信号分
散部分の除去用フィルタ装置100のタップ・ウエート
係数は、ファクターb=0と仮定することによって求め
られる。チャンネル応答の近追従ゴースト部分、bz−
n、に対応する、信号分散部分の除去用フィルタ装置1
00のタップ・ウエート係数は、ファクターa=0と仮
定することによって求められる。
【0032】最初にファクターa=0且つファクターb
は「0」ではない、と仮定し、次にその逆の組合せで仮
定することによって得られたタップ・ウエート係数は、
時間順に共に合成される。但し、得られた2つのサンプ
ルの内、主信号、すなわち「0」項に対応する方のサン
プルは廃棄される。
【0033】次に、図2に、本発明の実施例として、図
1のFIRフィルタ及びIIRフィルタ用のタップ・ウ
エート係数生成回路200を示す。図2において、フィ
ルタ装置100に供給される受信信号サンプルが、少な
くとも1つの予め定められた時間間隔の間、導線201
によって接続される。この予め定められた時間間隔は、
伝送の、1つ以上のトレーニングシーケンスに合致する
。このトレーニングシーケンスは各々、少なくとも1つ
の、理論的に知られた信号を有し、テレビへの適用例に
おいては、これらのトレーニングシーケンスは、垂直帰
線消去期間中に伝送される。
【0034】上記の予め定められた時間間隔の間、スイ
ッチ202は、端子203に接続され、トレーニングシ
ーケンスサンプルをラインメモリ204につないで記憶
させる。記憶後、これらのサンプルは、読み出されて、
チャンネル特性化回路205に接続される。チャンネル
特性化回路205で処理後、スイッチ202は、端子2
06に回され、処理されたトレーニングシーケンスサン
プルは、ラインメモリ204に再接続される。
【0035】チャンネル特性化回路205が出力する出
力信号サンプルから、伝送チャンネルの特性を判断する
ことができる。伝送チャンネルは、受信信号が伝搬され
る信号路である。チャンネル特性化回路205は、種々
の形態にすることが可能である。例えば、もしトレーニ
ングシーケンスが疑似乱数シーケンス、又はその変形の
1つである場合には、チャンネル特性化回路205は、
トレーニングシーケンスを検出し図2中に符号250で
示す波形を表す信号サンプルの時間順シーケンスを生成
する相関器である。
【0036】又、代わりに、もしトレーニングシーケン
スが積分sin−x/xシーケンスである場合には、チ
ャンネル特性化回路205は、波形250にほぼ類似の
波形を表す信号サンプルの時間順シーケンスを生成する
微分回路及び平均装置を有する。
【0037】波形250において、主ピーク部251は
、分散なしでタップ・ウエート係数生成回路200へ直
接に伝搬した伝送トレーニングシーケンスの検出に対す
るチャンネル特性化回路205の応答を表す。ここにお
いて、チャンネル特性化回路205は、主ピーク部の大
きさが単位「1」であるような、正規化応答を示すもの
と仮定する。又、周囲のかなり小さなピークの252、
253、及び254は、それぞれ先行、近追従、及び遠
追従のゴーストについての応答を表す。
【0038】サンプル選択器207は、波形250を表
す信号サンプルの時間順シーケンスを受信して、個々の
予め定められた時間間隔、すなわち「ウインドー」中に
あるサンプルと、主ピーク251を表すサンプルとを抽
出する。本実施例においては、IIRフィルタ208に
供給されるサンプルは、時間間隔256中にあるこれら
時間順サンプルであり、シーケンス逆転回路209に供
給される時間順サンプルは、時間間隔255中にあるこ
れら時間順サンプルである。主ピーク部251を表すサ
ンプルは、インパルス回路210に供給され、そこで記
憶される。
【0039】シーケンス逆転回路209は、時間間隔2
55中にある時間順サンプルを受信し、これらのサンプ
ルの時間順を逆時間順にして出力する。時間順の逆転と
は、サンプルの時間順シーケンスがS1、S2、...
.Sp である場合に、シーケンスを逆順のSp、..
..S2、S1 にすることを意味する。
【0040】IIRフィルタ208及び211は、図1
のIIRフィルタ102とほぼ同一の構成を有し、それ
ぞれ、時間間隔256及び255中にあるサンプルを受
信する。尚、後者のサンプルは逆時間順である。IIR
フィルタ208及び211は又、主ピーク部251に該
当する大きさ単位「1」を有するサンプルをインパルス
回路210から受信する。このサンプルは、各IIRフ
ィルタへの入力信号として用いられる。
【0041】IIRフィルタ211から得られる出力信
号は、時間順シーケンス信号であって、シーケンス逆転
回路212によって時間順を逆転される。尚、シーケン
ス逆転回路212は、シーケンス逆転回路209に類似
の仕方で作動する。合成回路213は、IIRフィルタ
208とシーケンス逆転回路212とからの出力を合成
する。出力の合成は、時間的にシーケンス逆転回路21
2の出力の次にIIRフィルタ208の出力(但し最初
のサンプルは除く)が続くというような代数的方法で行
う。
【0042】IIRフィルタ208の出力から最初のサ
ンプルを除く理由は、IIRフィルタ208とシーケン
ス逆転回路212との出力の最初のサンプルが主信号に
対応し、同じ値「1」を有するからである。
【0043】IIRフィルタ102におけるFIRフィ
ルタ108用のタップ・ウエート係数は、合成回路21
3の出力によって得られるファクターから求められる。 このようにして係数を求めるためには、FIRフィルタ
215(図2)を用いて、母線214上のこれらファク
ターとラインメモリ204に記憶されている波形250
を表すサンプルとの畳み込みを行う。
【0044】この処理が一旦行われると、スイッチ20
2が端子216に回され、FIRフィルタ215の出力
がラインメモリ204に送られる。記憶されたフィルタ
出力は、次いでサンプル選択器207に供給される。サ
ンプル選択器207は、主ピーク部251及びこれに先
立つ時間間隔に対応するフィルタ出力を除去し、残りの
信号サンプルを図1の母線120を経てFIRフィルタ
108につなぐ。
【0045】もちろん、用例によっては、サンプル選択
器207が、予め定められたどの時点、例えば符号25
8を付けた時点に先立つ時間間隔に対応するFIRフィ
ルタ出力を除去するようにすることも可能である。
【0046】FIRフィルタ101用のタップ・ウエー
ト係数を生成するために、FIRフィルタ217におい
て、合成回路213の出力を、望ましいチャンネル応答
フィルタ係数の生成回路218から得られる望ましいチ
ャンネル応答フィルタ係数の集合(セット)で畳み込む
処理が行われる。FIRフィルタ217から得られる出
力は、図1のFIRフィルタ101用のタップ・ウエー
ト係数のセットである。これらの係数は、母線105を
経てFIRフィルタ101に供給される。
【0047】望ましいチャンネル応答フィルタ係数の生
成回路218から得られる望ましいチャンネル応答フィ
ルタ係数のセットの内容は、システムの用途によって変
わるが、概して、伝送チャンネルの、論理的に選択され
た応答を発生させるようなフィルタ係数のセットである
。このような望ましい応答の一つの例は、平らな、すな
わち減衰しない信号応答に対応するものである。又、こ
のような望ましい応答の他の例を挙げるなら、予め定め
られたどのような信号形状の応答もそれに該当するとい
える。
【0048】又、もし望ましい応答が単位インパルス応
答である場合は、FIRフィルタ217と望ましいチャ
ンネル応答フィルタ係数の生成回路218とを省略でき
ることはもちろんで、その際には、FIRフィルタ10
1用のタップ・ウエート係数は、合成回路213の出力
から得られる。
【0049】FIRフィルタ217と望ましいチャンネ
ル応答フィルタ係数の生成回路218との必要性を更に
よく理解するには、図1のフィルタ装置100が、基本
的にチャンネルインパルス応答の逆であるようなインパ
ルス応答を発生することを認識されたい。チャンネルイ
ンパルス応答を逆にすることによって、信号分散部分の
除去用フィルタ装置100の出力部における変換関数は
、単位インパルス応答となる。システム用途によっては
望ましい応答としては、これとは別の応答が必要となる
【0050】もし望ましいチャンネル応答が単位インパ
ルス応答以外である場合は、FIRフィルタがチャンネ
ルを逆にするために得られた係数のセットを、この望ま
しいチャンネル応答と畳み込むことによって、FIRフ
ィルタ101用のタップ・ウエート係数のセットを得る
ようにすることが必要である。
【0051】一方、IIRフィルタ102のFIRフィ
ルタ108用に生成されるタップ・ウエート係数のセッ
トは、不変である。その理由は、チャンネルインパルス
応答を2つの部分に分割した次の数式(4)によって説
明できる。 H(z)=Gn(z)+1+Gf(z)      (
4)ここで、Gn(z)は、先行応答と近追従応答とに
対応し、Gf(z)は、遠追従応答に対応する。
【0052】望ましいチャンネル応答は、kD(z)で
あって、ここでkはスカラー値である。FIRフィルタ
101は、応答を kD(z)/(1+Gn(z))に
近づける。したがって、FIRフィルタ101の出力の
応答は、kD(z)(1+Gf(z)/(1+Gn(z
))) となる。合成器109(図1)の出力における
望ましい応答はkD(z)であるので、合成器109の
入力において遠追随ゴーストをエミュレートするために
は、FIRフィルタ108は、係数として、 Gf(z
)/(1+Gn(z))を持つ必要がある。
【0053】図2に示す本実施例における問題は、上記
の数式(3)([数3])中の項の2abzm−n の
ような、チャンネル応答要素間の相互作用が無視されて
いることである。しかし、本実施例においては、次の3
種類の条件のいずれの場合にもよい結果が得られている
。すなわち、1)チャンネル中のゴーストの大きさが小
さい、2)追従ゴーストだけが存在する、又は、3)先
行ゴースト及び遠追従ゴーストだけが存在する、という
3種類の条件である。
【0054】図3に示す第2の実施例においては、この
相互作用が考慮されているので、どのような組合せのゴ
ーストにも適用できる。図3の回路動作は、チャンネル
応答要素間の相互作用を考慮するために繰り返し式の構
成を用いている点を除いては、図2に関して上に述べた
ものに概念的に類似している。この繰り返し式構成につ
いては下に述べる。
【0055】以下、図2と図3とを併せて参照しながら
説明する。図2の実施例と、図3の第2の実施例とには
、同じように機能する共通共用の回路要素が多数含まれ
ており、これらの要素には図3においても図2における
符号と同じ符号を用いることとする。これらの要素を列
記すると、スイッチ202、ラインメモリ204、チャ
ンネル特性化回路205、サンプル選択器207、II
Rフィルタ208及び211、シーケンス逆転回路20
9及び212、インパルス回路210、及び合成回路2
13である。
【0056】図3においては、更に追加の回路要素とし
て、メモリ301、正規化回路302、スイッチ303
、306、309、312、及び314、並びに、サン
プル選択器316を用いている。
【0057】最初に、スイッチ303、306、及び3
09をそれぞれ、端子304、307、及び310に回
す。受信信号サンプルを上記の共用の回路要素で処理す
ることにより、合成回路213の最初の出力が生成され
る。図2の回路動作と異なり、合成回路213のこの最
初の出力は、信号分散部分の除去用フィルタ装置100
のタップ・ウエート係数を直接決めるためには用いられ
ない。代わりに、この最初の出力は、ラインメモリ20
4の内容を処理するFIRフィルタ215のタップ・ウ
エート係数として用いられる。
【0058】この処理の結果は、ラインメモリ204に
記憶され、その中の選択された部分がサンプル選択器2
07を経て共用の回路要素につながれる。これらの共用
の回路要素によって、別の合成回路出力が生成される。 合成回路の最初の出力も、メモリ301に記憶されてい
る当初の係数セットを用いてFIRフィルタ217を経
て処理され、更新された係数セットが生成される。この
更新された係数セットは、メモリ301に記憶され、前
に記憶されていた係数セットは、これに置き換えられる
【0059】処理は、予め定められた回数繰り返して行
われ、各回ごとに、合成回路の出力が再処理されて、そ
れにより、メモリ301の内容が更新され、別の合成回
路出力が生成される。概して、大抵の実際用途には、繰
り返しの回数は3回又は4回で十分である。この繰り返
し過程について以下詳細に説明する。
【0060】図3において、合成回路213が最初の出
力を、図2を参照して上に述べたような仕方で生成した
後、この最初の出力は、スイッチ303及び309を経
てFIRフィルタ217及び215にそれぞれつながれ
る。FIRフィルタ215は、この最初の出力を、サン
プル選択器316から供給される信号サンプルの時間順
シーケンスで畳み込む(convolve)。
【0061】サンプル選択器316は、図2の時間間隔
255および256における、主ピーク部251を含む
波形250を表す信号サンプルの時間順シーケンスを出
力する。遠追従ゴーストは、最後の繰り返し処理以前に
は含まれず、最後の繰り返し処理において、時間間隔2
55、256、及び257における、主ピーク部251
を含む波形250を表す信号サンプルが利用される。
【0062】各繰り返し過程ごとにFIRフィルタ21
5の出力は、中間のチャンネル応答とみなされ、ライン
メモリ204に記憶され、次の繰り返し過程におけるサ
ンプル選択器207に対する入力として用いられる。
【0063】スイッチ202を端子216に回すことに
より、FIRフィルタ215の出力は、ラインメモリ2
04につながれ、そこで記憶される。合成回路213の
最初の出力も、FIRフィルタ217を経て、メモリ3
01に記憶された係数セットで巻き込まれる。この最初
の係数セットは、後ろにゼロ係数が続く単位「1」係数
である。FIRフィルタ217からの出力は、メモリ3
01に書き込まれ、当初記憶された係数セットはこれに
置き換えられる。これで最初の繰り返しが終了する。
【0064】次の繰り返し処理において、ラインメモリ
204に記憶されている中間チャンネル応答は、合成回
路213の最初の出力と同じ仕方で処理され、合成回路
213の次の出力が生成される。この、合成回路213
の次の出力は、直前の繰り返し処理においてラインメモ
リ204に記憶された中間チャンネル応答の内からサン
プル選択器316によって供給されるサンプルとの間で
畳み込みが行われ、新しい中間チャンネル応答が生成さ
れる。そして、前に記憶されていた中間チャンネル応答
は、この新しい中間チャンネル応答に置き換えられる。
【0065】更に、FIRフィルタ217は、合成回路
213の新しい出力とメモリ301に記憶されている係
数との間で畳み込みを行い、新しい係数セットを生成す
る。この新しい係数セットは、メモリ301に記憶され
、現に記憶されている係数セットはこれに置き換えられ
る。
【0066】この繰り返し処理過程が予め定められた回
数実施されると、FIRフィルタ102とFIRフィル
タ108とのタップ・ウエート係数についての最終処理
が行われる。この最終処理においては、FIRフィルタ
215を用いて、合成回路の、最後に生成された出力と
、現にラインメモリに記憶されている中間チャンネル応
答の内からサンプル選択器316によって供給された部
分との間で畳み込みを行う。この処理の結果は、サンプ
ル選択器207を経てインパルス回路210に送られる
【0067】尚、サンプル選択器207からの出力はイ
ンパルス回路210にのみ送られ、IIRフィルタ20
8及びシーケンス逆転回路209には送られないように
構成されている。インパルス回路210への出力は、後
で正規化回路302で利用される。
【0068】ここで、スイッチ303、306、及び3
09をそれぞれ端子305、308、及び311に回す
。メモリ301に記憶されている係数セットが、正規化
回路302につながれる。正規化回路302は、受信し
た係数に、インパルス回路210によって受信された最
後のサンプル値の逆数を乗じる。この正規化処理は、利
得調整の目的に用いると有利である。正規化回路302
の出力は、FIRフィルタ215に送られ、そこで、図
2の場合と同じ仕方で、FIRフィルタ108の係数が
生成される。
【0069】詳しく説明すれば、この生成過程において
は、正規化回路出力と、ラインメモリ204に記憶され
サンプル選択器316を経てFIRフィルタ215に送
られた、波形を表すサンプル、との間で畳み込みが行わ
れる。FIRフィルタ215の出力は、ラインメモリ2
04に記憶され、次いでサンプル選択器207において
主ピーク部251を含みそれに先立つ時間間隔に対応す
るサンプルが除去された後、スイッチ314と端子31
5との接続により、FIRフィルタ108に送られる。
【0070】FIRフィルタ101のタップ・ウエート
係数を生成するために、正規化回路出力は又、FIRフ
ィルタ217にも送られ、そこで、この出力と、望まし
いチャンネル応答フィルタ係数の生成回路218から得
られた望ましいチャンネル応答との間で畳み込みが行わ
れる。この処理の結果は、メモリ301に記憶され、次
いでスイッチ306と端子307、及びスイッチ312
と端子313のそれぞれの接続により、母線105に送
られる。
【0071】上記図2及び図3の実施例のいずれにおい
ても、もし図1のFIRフィルタ101及びFIRフィ
ルタ108に供給された係数がまばらで、広い時間範囲
に広がっている場合は、しきい値を設けて数を絞っても
よい。すなわち、あるしきい値より小さい係数は廃棄す
る。したがって、FIRフィルタ101及びFIRフィ
ルタ108におけるハードウエア乗算器を多数除去する
ことができる。
【0072】上に説明した図2及び図3の実施例は、導
線201上の受信信号サンプルがチャンネル伝送帯域幅
の2倍より低いか又は2倍に等しいレートでサンプリン
グされるようなシステムにおいては、満足な結果が得ら
れる。しかし、もしサンプリングレートがチャンネル伝
送帯域幅の2倍より高い場合は、用いられているフィル
タ処理の一部が不安定になる。この不安定性が生じるの
は、過剰サンプリングされたチャンネルインパルス応答
の或る周波数領域に、エネルギーがないか又はきわめて
僅かしかないためである。
【0073】同じ問題は、上記FFTとIFTとの組合
せアルゴリズム、又はLMSアルゴリズムにおいても発
生する。これら2つのアルゴリズム構成において不安定
性の問題を避けるためには、周知の方法がある。そして
、この方法は上記の実施例のいずれにも取り入れること
ができる。この方法は、エネルギーが僅かしかないか又
は全くないような周波数領域に信号エネルギーを注入す
る方法である。このような領域は、周知の方法で容易に
定めることができる。
【0074】例えば、或るNTSC方式のテレビシステ
ムにおいては、サンプリングレートは14.32 MH
zで、伝送帯域幅は4.2MHzである。このサンプリ
ングレートは4.2MHzの2倍より高い。したがって
、4.2MHz から14.32MHzへのエネルギー
を生成する応答をを加える必要がある。この応答は、適
切な帯域幅と強度とを持つsin−x/x時間波形を変
調することによって容易に得られる。係数生成に関する
処理が行われる前に、この応答信号が、チャンネルイン
パルス応答に加えられる。
【0075】以下に、図4及び図5を参照して、図2及
び図3の回路実施例に対してそれぞれ変更を加えた変更
実施例について説明する。これらの変更実施例は、信号
エネルギー注入器401を用い、この注入器の機能であ
る、エネルギーが僅かしかないか又はまったくない周波
数領域に、選択的に信号エネルギーを与えるようなサン
プルを供給する機能を利用して、不安定性の問題を防止
しようとするものである。
【0076】信号エネルギー注入器401は、チャンネ
ル特性化回路205の出力部に配置され、それによって
、図4及び図5の変更実施例において、ラインメモリ2
04に記憶され、信号分散部分の除去用フィルタのタッ
プ・ウエート係数を生成するために処理される信号サン
プルの時間順シーケンスは、選択的に信号エネルギーを
加えられた波形250を表すこととなる。それ以外には
、図4及び図5の回路の動作は、図2及び図3における
回路の動作とそれぞれ同一である。
【0077】以上、本発明を特定の実施例に基づいて説
明したが、実施例におけるデバイスの実機化においては
、1つ以上の適切にプログラムされた汎用プロセッサ又
は専用集積回路、又はディジタル信号処理装置、あるい
はこれらのデバイスのアナログ又はハイブリッド対応品
、のどれを用いてもよい。更に、無数に考えられるその
他の応用配置についても当業者には明かである。
【0078】例えば、もし導線201に供給される受信
信号サンプルのサンプリングレートが、伝送周波数帯域
幅の整数倍である場合には、チャンネル応答を伝送周波
数帯域幅の2倍のサンプリングレートに落とすことが可
能である。この場合、サンプリングレートを落とされた
チャンネルインパルス応答は、直接に処理が可能である
。結果として得られた係数は、補完処理を加えて利用さ
れる。
【0079】又、例えば、もしチャンネルインパルス応
答がその応答の中に、安定性に問題を起こすような深い
空白部がある場合には、この空白部を超えて又はサンプ
リング帯域幅全体にかけてエネルギーを有する信号を加
えることにより、安定性の問題を避けることができる。 更に、上記の実施例においては、各処理を実数演算によ
り進めているが、これらの処理は、チャンネルインパル
ス応答及びフィルタ演算に複素数を用いるような場合に
も適用できる。
【0080】又、上記実施例においてはディジタル化し
たアナログ入力を用いて処理していることも認識された
い。図1の信号分散部分除去用フィルタ装置は、FIR
フィルタ101とIIRフィルタ102とから構成され
ている。
【0081】本発明は又、データ記号が記号レート1/
Tで伝送されるようなデータ伝送にも用いることができ
る。この場合、判定帰還イコライザとして知られている
周知の装置(図示しない)を用いる。一例として、タッ
プ付き遅延線103に供給される受信信号サンプルが、
記号レートのk倍高いレートで生成されると仮定する。 すると、FIRフィルタ101は、一度にk個のサンプ
ルを受信して、記号の時間間隔T当り1回母線107を
経て集計器106の処理結果を送り出す。
【0082】判定帰還イコライザとして、スライサが、
図1の合成器109の後に挿入され、スライスされた記
号がFIRフィルタ108の入力部に供給される。FI
Rフィルタ108用の係数は、母線120を経て送られ
る前に、1/Tのレートで再サンプリングされる。すな
わち、これは、サンプルを留保する前にk−1個の係数
が廃棄されることと同等である。もし帰還フィルタが用
いられない場合は、FIRフィルタが、周知の線形イコ
ライザとして機能する。
【0083】更に、テレビのような別の適用例では、信
号分散部分除去用フィルタが、実時間ベースで作動する
。上記実施例で説明したタップ・ウエート係数計算処理
は、オフラインで実行できる。したがって、タップ・ウ
エート係数計算処理のフィルタ演算動作は1個の乗算器
と累算器とを用い、これらにフィルタ演算(又は畳み込
み処理)を逐次行わせることによって実現できる。これ
で、タップ・ウエート係数計算のためのハードウエアの
複雑さは相当減少する。このハードウエアの時分割は、
大規模集積回路の場合に特に有利である。
【0084】最後に、ここに開示したタップ・ウエート
係数生成技術は、種々の信号分散部分除去用フィルタ装
置に、単独で、又はFFT、IFT、及びLMSのよう
な従来の係数生成技術と組み合わせて使用できる。例え
ば、図1のFIRフィルタ101は、従来技術を用いて
調整し、IIRフィルタ102を本発明の技術によって
調整することも、又、その逆の組合せも可能である。
【0085】以上の説明は、本発明の一実施例に関する
もので、この技術分野の当業者であれば、本発明の種々
の変形例を考え得るが、それらはいずれも本発明の技術
的範囲に包含される。
【0086】尚、特許請求の範囲に記載した参照番号は
発明の容易な理解のためで、その技術的範囲を制限する
よう解釈されるべきではない。
【0087】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明によれば、信
号分散部分の除去用フィルタ装置において、FIRフィ
ルタとIIRフィルタとを組み合わせ、これらフィルタ
のタップ・ウエート係数生成に当たって、一部は受信信
号サンプルの時間順シーケンスに応答し、別の部分は受
信信号サンプルの逆時間順シーケンスに応答して係数を
生成するようにしている。又、伝送チャンネルの信号分
散特性を判断できるような波形を表す信号サンプルの生
成も併せて行い、適正な係数の生成に利用している。し
たがって、分散部分をほぼ除去できるような精密さで係
数を生成でき、且つ、ハードウエアの面でも、複雑さが
減少し、コスト、装置の大きさ、消費電力等の面でも従
来の技術によるよりもすぐれた信号分散部分の除去装置
、方法が得られる。このことから、集積回路における実
施に適し、又、テレビシステムにおけるゴースト除去等
広範囲に利用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく調整技術によって作動する直列
接続フィルタ装置例の説明図である。
【図2】本発明の第1実施例としての、図1のフィルタ
装置調整用回路の概略ブロック図である。
【図3】本発明の第2実施例としての、図1のフィルタ
装置調整用回路の概略ブロック図である。
【図4】受信信号がサンプル過剰であるような通信シス
テムに適用される、本発明の第1実施例の変更例につい
ての概略ブロック図である。
【図5】受信信号が過剰サンプリングされるような通信
システムに適用される、本発明の第2実施例の変更例に
ついての概略ブロック図である。
【符号の説明】 100  信号分散部分の除去用フィルタ装置101 
 有限インパルス応答(FIR)フィルタ102  無
限インパルス応答(IIR)フィルタ103  タップ
(取り出し口)付き遅延線104−1、...104−
N  乗算器105、120  母線 106  集計器 107  導線 108  有限インパルス応答(FIR)フィルタ10
9  合成器 200  タップ・ウエート係数生成回路201  導
線 202  スイッチ 203、206、216  端末 204  ラインメモリ 205  チャンネル特性化回路 207  サンプル選択器 208、211  IIRフィルタ 209、212  シーケンス逆転回路210  イン
パルス回路 213  合成回路 214  母線 215、217  FIRフィルタ 218  望ましいチャンネル応答フィルタ係数の生成
回路 250  波形 251  主ピーク部 252、253、254  ゴーストを表す小ピーク2
55、256、257  時間間隔 258  時間点 301  メモリ 302  正規化回路 303、306、309、312、314  スイッチ
304、305、307、308、310、311  
端子 316  サンプル選択器 401  信号エネルギー注入器

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  信号分散部分の除去装置としてのフィ
    ルタ(100)のタップ・ウェート係数決定装置におい
    て、信号分散部分を有する受信信号サンプルを処理して
    、処理により得られた信号サンプルの時間順シーケンス
    を生成する手段(204、205、又は204、205
    、401)と、前記時間順シーケンスの、予め定めた第
    1の部分の中の、処理により得られた前記信号サンプル
    の時間順を逆の時間順にした信号サンプルと、前記時間
    順シーケンスの、予め定めた第2の部分の中の、処理に
    より得られた前記信号サンプルとに応答して、前記タッ
    プ・ウェート係数を生成するための手段(204、20
    8、210−218、又は204、208、210−2
    18、301−316)と、からなることを特徴とする
    信号分散部分の除去装置としてのフィルタのタップ・ウ
    ェート係数決定装置。
  2. 【請求項2】  前記タップ・ウェート係数生成装置が
    、前記信号サンプルの前記時間順シーケンスに応答し、
    次いで前記信号サンプルの前記時間順シーケンスから得
    られた信号に応答して反復して前記タップ・ウェート係
    数を生成することを特徴とする請求項1の装置。
  3. 【請求項3】  前記信号サンプルの時間順シーケンス
    を生成する前記手段が、信号分散部分の存在する通信チ
    ャンネルの特性をその波形から判断できるような波形、
    を表す信号サンプルを生成することを特徴とする、請求
    項1の装置。
  4. 【請求項4】  前記手段によって生成された前記信号
    サンプルの時間順シーケンスが、信号分散部分の存在す
    る通信チャンネルの特性をその波形から判断できるよう
    な波形を表し、該波形が又、選択的に該波形に追加され
    る信号エネルギーを有することを特徴とする請求項1の
    装置。
  5. 【請求項5】  前記タップ・ウェート係数を生成する
    ための前記手段が、有限インパルス応答フィルタを有す
    ることを特徴とする請求項1の装置。
  6. 【請求項6】  前記タップ・ウェート係数を生成する
    ための前記手段が、前記予め定めた第1の部分中の前記
    逆の時間順の信号サンプルに、そして前記予め定めた第
    2の部分中の前記時間順の信号サンプルに、それぞれ応
    答する第1及び第2のフィルタを有することを特徴とす
    る請求項1の装置。
  7. 【請求項7】  前記第1及び第2のフィルタが、無限
    インパルス応答フィルタであることを特徴とする請求項
    6の装置。
  8. 【請求項8】  前記第1のフィルタが、時間順の出力
    を出し、前記タップ・ウェート係数を生成するための前
    記手段が又、前記第1フィルタの出力の時間順を逆転さ
    せるための手段を有することを特徴とする請求項6の装
    置。
  9. 【請求項9】  前記第1のフィルタ及び前記逆転させ
    るための手段が各々、時間順の出力を出し、前記タップ
    ・ウェート係数を生成するための前記手段が、該時間順
    の出力を合成させる手段を有することを特徴とする請求
    項8の装置。
  10. 【請求項10】  信号分散部分の除去装置としてのフ
    ィルタのタップ・ウェート係数決定方法であって、信号
    分散部分を有する受信信号サンプルを処理して、処理に
    より得られた信号サンプルを時間順シーケンスとして生
    成する過程と、前記時間順シーケンスの、予め定めた第
    1の部分の中の、処理により得られた前記信号サンプル
    の時間順を逆の時間順にした信号サンプルと、前記時間
    順シーケンスの、予め定めた第2の部分の中の、処理に
    より得られた前記信号サンプルとに応答して、前記タッ
    プ・ウェート係数を生成する過程と、からなることを特
    徴とする信号分散部分の除去装置としてのフィルタのタ
    ップ・ウェート係数決定方法。
  11. 【請求項11】  テレビ信号中の信号分散部分である
    ゴーストを除去する装置としてのフィルタのタップ・ウ
    ェート係数を生成する装置であって、信号分散部分を有
    する受信信号サンプルを処理して、処理により得られた
    信号サンプルの時間順シーケンスを生成する手段と、前
    記時間順シーケンスの、予め定めた第1の部分の中の、
    処理により得られた前記信号サンプルの時間順を逆の時
    間順にした信号サンプルと、前記時間順シーケンスの、
    予め定めた第2の部分の中の、処理により得られた前記
    信号サンプルとに応答して、前記タップ・ウェート係数
    を生成する手段と、からなることを特徴とするテレビ信
    号中の信号分散部分であるゴーストを除去する装置とし
    てのフィルタのタップ・ウェート係数を生成するた装置
  12. 【請求項12】  前記受信信号サンプルが、所定の信
    号値を含むトレーニングシーケンスのサンプルであるこ
    とを特徴とする請求項11の装置。
  13. 【請求項13】  前記トレーニングシーケンスが、垂
    直帰線消去時間中に伝送されることを特徴とする請求項
    12の装置。
  14. 【請求項14】  テレビ信号中の信号分散部分である
    ゴーストを除去する装置としてのフィルタ用のタップ・
    ウェート係数を生成する方法であって、信号分散部分を
    有する受信信号サンプルを処理して、処理により得られ
    た信号サンプルの時間順シーケンスを生成する過程と、
    前記時間順シーケンスの、予め定めた第1の部分の中の
    、処理により得られた前記信号サンプルの時間順を逆の
    時間順にした信号サンプルと、前記時間順シーケンスの
    、予め定めた第2の部分の中の、処理により得られた前
    記信号サンプルとに応答して、前記タップ・ウェート係
    数を生成する過程と、からなることを特徴とする、テレ
    ビ信号中の信号分散部分であるゴーストを除去する装置
    としてのフィルタ用のタップ・ウェート係数を生成する
    方法。
  15. 【請求項15】  信号伝送中に信号分散部分が混入し
    てくるディジタル通信システムにおいて該信号分散部分
    を除去するために使用される装置であって、受信された
    ディジタル信号中の信号分散部分を除去する能力を有し
    且つ、少なくとも1つの係数の種々の値に応答して調整
    可能な手段と、信号分散部分を有する受信信号サンプル
    を処理して、処理により得られた信号サンプルの時間順
    シーケンスを生成するための手段と、前記時間順シーケ
    ンスの、予め定めた第1の部分の中の、処理により得ら
    れた前記信号サンプルの時間順を逆の時間順にした信号
    サンプルと、前記時間順シーケンスの、予め定めた第2
    の部分の中の、処理により得られた前記信号サンプルと
    に応答して、前記受信信号中の前記信号分散部分を実質
    上除去するような前記係数の値を生成し、前記係数の前
    記の値を前記除去装置に供給するための手段とからなる
    ことを特徴とする、信号伝送中に信号分散部分が混入し
    てくるディジタル通信システムにおいて該信号分散部分
    を除去するために使用される装置。
  16. 【請求項16】  前記除去装置が、1個の有限インパ
    ルス応答フィルタを有することを特徴とする請求項15
    の装置。
  17. 【請求項17】  前記除去装置が、1個の無限インパ
    ルス応答フィルタを有することを特徴とする請求項15
    の装置。
  18. 【請求項18】  前記除去装置が、互いに直列に接続
    された1個の有限インパルス応答フィルタと1個の無限
    インパルス応答フィルタとを有することを特徴とする請
    求項15の装置。
  19. 【請求項19】  ディジタル通信システムにおいて信
    号分散部分を除去する方法であって、信号分散部分を有
    する受信されたディジタル信号を、該信号分散部分を除
    去する能力を有し且つ、該除去が、少なくとも1つの係
    数の種々の値に応答して可変であるような回路、に接続
    する過程と、前記信号分散部分を実質上除去するような
    前記係数の値を供給する過程と、からなり、前記信号分
    散部分を実質上除去するような前記係数の値を供給する
    前記過程は、信号分散部分を有する受信信号サンプルを
    処理して、処理により得られた信号サンプルの時間順シ
    ーケンスを生成する過程と、前記時間順シーケンスの、
    予め定めた第1の部分の中の、処理により得られた前記
    信号サンプルの時間順を逆の時間順にした信号サンプル
    と、前記時間順シーケンスの、予め定めた第2の部分の
    中の、処理により得られた前記信号サンプルとに応答し
    て、前記受信信号中の前記信号分散部分を実質上除去す
    るような前記係数の値を生成する過程と、によって行わ
    れる、ことを特徴とするディジタル通信システムにおい
    て信号分散部分を除去する方法。
JP3326678A 1990-11-30 1991-11-15 信号分散部分の除去装置及びその方法 Pending JPH04332224A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/621,151 US5117291A (en) 1990-11-30 1990-11-30 Technique for adjusting signal dispersion cancellation apparatus in communications systems
US621151 1990-11-30

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04332224A true JPH04332224A (ja) 1992-11-19

Family

ID=24488946

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3326678A Pending JPH04332224A (ja) 1990-11-30 1991-11-15 信号分散部分の除去装置及びその方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5117291A (ja)
EP (1) EP0488575B1 (ja)
JP (1) JPH04332224A (ja)
KR (1) KR0135504B1 (ja)
CA (1) CA2052252C (ja)
DE (1) DE69125349T2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5513223A (en) * 1993-11-16 1996-04-30 Nec Corporation FIR digital filter and method for signal processing thereof
JP2010181635A (ja) * 2009-02-05 2010-08-19 Toa Corp 同定装置および同定方法

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5283650A (en) * 1990-04-04 1994-02-01 North American Philips Corporation System for ghost cancellation comprising an improved GCR signal sequence
US5299003A (en) * 1991-03-14 1994-03-29 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Signal processing apparatus for changing the frequency characteristics of an input signal
US5293402A (en) * 1991-05-02 1994-03-08 Bell Communications Research, Inc. Wideband digital equalizers for subscriber loops
US5278872A (en) * 1991-05-28 1994-01-11 North American Philips Corporation System and circuit architecture for echo cancellation and a television receiver comprising same
US5260793A (en) * 1991-07-18 1993-11-09 Zenith Electronics Corporation Receiver post coder selection circuit
US5363144A (en) * 1992-04-16 1994-11-08 Goldstar Co., Ltd. Television ghost canceling device
US5337264A (en) * 1992-06-01 1994-08-09 Levien Raphael L Time reversal gaussian approximation filter
US5432818A (en) * 1993-02-16 1995-07-11 Lou; Yuang Method and apparatus of joint adaptive channel encoding, adaptive system filtering, and maximum likelihood sequence estimation process by means of an unknown data training
US5321512A (en) * 1993-05-07 1994-06-14 Zoran Corporation Ghost signal cancellation system using feedforward and feedback filters for television signals
CA2116255C (en) * 1993-05-27 2000-03-07 Richard Thomas Flanagan Predistortion technique for communications systems
US5414733A (en) * 1993-12-20 1995-05-09 Adtran Decision feedback equalizer employing fixed ratio postcursor taps for minimizing noise and intersymbol interference in signals conveyed over high speed data service loop
KR0124597B1 (ko) * 1994-04-12 1997-12-01 구자홍 에이치디티브이(hdtv)용 채널등화기
US5627859A (en) * 1994-07-11 1997-05-06 Huges Electronics Time-reversed infinite impulse response digital filtering
US5694424A (en) * 1996-03-15 1997-12-02 Ariyavisitakul; Sirikiat Pre-cancelling postcursors in decision feedback equalization
US7190720B2 (en) * 2001-07-03 2007-03-13 Zenith Electronics Corporation Tap weight initializer for an adaptive equalizer
US6208477B1 (en) * 1997-06-06 2001-03-27 Western Digital Corporation Hard disk drive having a built-in self-test for measuring non-linear signal distortion
US7952511B1 (en) 1999-04-07 2011-05-31 Geer James L Method and apparatus for the detection of objects using electromagnetic wave attenuation patterns
US6778618B1 (en) * 2000-08-16 2004-08-17 Agere Systems, Inc. Methods and devices for minimizing interblock interference in discrete multi-tone devices
US6870881B1 (en) * 2000-08-24 2005-03-22 Marvell International Ltd. Feedforward equalizer for DFE based detector
US6901244B1 (en) * 2000-10-23 2005-05-31 Oren Semiconductor Ltd. Training signal in a single carrier transmission
US7058147B2 (en) * 2001-02-28 2006-06-06 At&T Corp. Efficient reduced complexity windowed optimal time domain equalizer for discrete multitone-based DSL modems
US20020141347A1 (en) * 2001-03-30 2002-10-03 Harp Jeffrey C. System and method of reducing ingress noise
WO2004112303A2 (en) * 2003-03-10 2004-12-23 Macphy Modems, Inc. Method and apparatus for single burst equalization of single carrier signals in broadband wireless access systems
DE10331818B3 (de) * 2003-07-14 2005-03-10 Infineon Technologies Ag Verfahren zur Schätzung des DC-Offsets eines OFDM-Empfangssignals, Vorrichtung zur Durchführung des Verfahrens, Funkempfänger mit einer solchen Vorrichtung, sowie Verfahren zur Kompensation eines DC-Offsets eines OFDM-Empfangssignals, Vorrichtung zur Durchführung dieses Verfahrens und Funkempfänger mit einer solchen Vorrichtung
US7324591B2 (en) * 2004-08-17 2008-01-29 Zenith Electronics Corporation Adaptive equalizer
US8798484B2 (en) * 2012-02-16 2014-08-05 International Business Machines Corporation Optical receiver using infinite impulse response decision feedback equalization
EP2696546A1 (en) * 2012-08-06 2014-02-12 Alcatel Lucent Time-Reversed Equalization Of Communication Signals

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3274566A (en) * 1966-02-15 1966-09-20 Rca Corp Storage circuit
US3609392A (en) * 1970-08-21 1971-09-28 Gen Instrument Corp Dynamic shift register system having data rate doubling characteristic
US3868516A (en) * 1973-01-02 1975-02-25 Texas Instruments Inc Dispersion compensated circuitry for analog charged systems
US4145747A (en) * 1975-03-25 1979-03-20 Kokusai Denshin Denwa Kabushiki Kaisha Method for establishing a tap coefficient of an adaptive automatic equalizer
US4021738A (en) * 1976-03-01 1977-05-03 Bell Telephone Laboratories, Incorporated Adaptive equalizer with fast convergence properties
US4127874A (en) * 1976-05-27 1978-11-28 Tokyo Shibaura Electric Co., Ltd. Apparatus for removing ghost signals from received video signals
JPS54109720A (en) * 1978-02-16 1979-08-28 Toshiba Corp Ghost signal erasing device
US4314277A (en) * 1980-05-07 1982-02-02 Rca Corporation Input-weighted transversal filter TV ghost eliminator
NL8006543A (nl) * 1980-12-02 1982-07-01 Philips Nv Zelfinstellend filter.
US4611231A (en) * 1983-05-31 1986-09-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Signal processing apparatus for a video signal
US4695969A (en) * 1984-12-17 1987-09-22 American Telephone And Telegraph Company At&T Bell Laboratories Equalizer with improved performance
US4809209A (en) * 1985-08-26 1989-02-28 Rockwell International Corporation Mybrid charge-transfer-device filter structure
GB2219469A (en) * 1988-06-02 1989-12-06 Philips Electronic Associated A decision feedback equaliser and a method of operating a decision feedback equaliser
DE68909421T2 (de) * 1988-01-08 1994-04-07 Philips Nv Verfahren und Vorrichtung zur Signalentzerrung mit einem Rückkoppelentzerrer.
US4811360A (en) * 1988-01-14 1989-03-07 General Datacomm, Inc. Apparatus and method for adaptively optimizing equalization delay of data communication equipment
DE3820459C1 (ja) * 1988-06-16 1989-11-09 Kernforschungsanlage Juelich Gmbh, 5170 Juelich, De
US4941049A (en) * 1989-01-17 1990-07-10 Zenith Electronics Corporation Television system using reversing scan which minimizes ghost visibility
US4980767A (en) * 1989-11-30 1990-12-25 At&T Bell Laboratories Technique for determining signal dispersion characteristics in communications systems
US5047859A (en) * 1990-10-09 1991-09-10 North American Philips Corporation Method and apparatus for communication channel identification and signal restoration

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5513223A (en) * 1993-11-16 1996-04-30 Nec Corporation FIR digital filter and method for signal processing thereof
JP2010181635A (ja) * 2009-02-05 2010-08-19 Toa Corp 同定装置および同定方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP0488575A3 (en) 1992-12-02
CA2052252C (en) 1996-12-17
KR920011258A (ko) 1992-06-27
EP0488575A2 (en) 1992-06-03
DE69125349T2 (de) 1997-07-10
US5117291A (en) 1992-05-26
DE69125349D1 (de) 1997-04-30
CA2052252A1 (en) 1992-05-31
EP0488575B1 (en) 1997-03-26
KR0135504B1 (en) 1998-04-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04332224A (ja) 信号分散部分の除去装置及びその方法
Subramaniam et al. Filtering in rotated time-frequency domains with unknown noise statistics
KR100925866B1 (ko) 개선된 채널 추정 lms 등화기
JPH04260223A (ja) 通信チャネル識別システム
JPWO2007010889A1 (ja) 適応ディジタルフィルタ、fm受信機、信号処理方法、およびプログラム
US7035330B2 (en) Decision feedback equalizer with dynamic feedback control
US20020168002A1 (en) Initialization scheme for a hybrid frequency-time domain equalizer
JP3168576B2 (ja) 波形等化フィルタ装置
Pinchas Two blind adaptive equalizers connected in series for equalization performance improvement
US7552158B2 (en) Digital filter and digital broadcasting receiver having the same
Shynk et al. Performance surfaces of the constant modulus algorithm based on a conditional Gaussian model
JP2569903B2 (ja) 干渉波除去装置
CN115398827B (zh) 用于补偿光传输系统中的群速度色散的数字滤波器装置
Hatzinakos et al. Blind decision feedback equalization structures based on adaptive cumulant techniques
JP3102726B2 (ja) 信号分散消去装置および方法
JP2569902B2 (ja) 干渉波除去装置
Ashihara et al. Improvement of convergence speed for subband adaptive digital filters using the multirate repeating method
Mohamad et al. Subband decomposition techniques for adaptive channel equalisation
Im A normalized block LMS algorithm for frequency-domain Volterra filters
JP2943512B2 (ja) 適応受信機
Cariolaro et al. Recovery of ISI channels using multiresolution wavelet equalization
Jalil et al. Subband blind equalization using wavelet filter banks
JP3430087B2 (ja) ゴースト除去装置
Liu et al. A variable step-size pre-filter-bank adaptive algorithm
Giani et al. Non-linear techniques for video de-interlacing