JPH04331485A - 振動型駆動装置および振動型駆動装置を駆動源とする装置 - Google Patents

振動型駆動装置および振動型駆動装置を駆動源とする装置

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JPH04331485A
JPH04331485A JP3100942A JP10094291A JPH04331485A JP H04331485 A JPH04331485 A JP H04331485A JP 3100942 A JP3100942 A JP 3100942A JP 10094291 A JP10094291 A JP 10094291A JP H04331485 A JPH04331485 A JP H04331485A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、棒状弾性体に設けられ
た電気−機械エネルギー変換素子に電気エネルギーを供
給することにより、棒状振動子としての弾性体を振動さ
せ振動子の質点に円又は楕円運動を生じさせ、振動子に
押圧した移動体を摩擦駆動させる超音波モータに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来超音波モータとしては、円環状の弾
性体に曲げ振動を起こし、摩擦力によりレンズ駆動用移
動体を駆動させるタイプのものが、カメラ用AF機構な
どで、実用化されている。しかしこの従来のタイプのも
のは、リング形状であるため、加圧機構を含めユニット
としては、比較的コスト高であり、中空を要求されない
モータ用としてはコスト上不利である。そこで中実型で
、加圧系などの構成が容易な、図10乃至図13に示す
ようなタイプのモータが、近年提案された。
【0003】ここで上記の提案にかかるモータについて
図10〜図13を用いて簡単に説明する。
【0004】図10は棒状の超音波モータの振動子の分
解斜視図であり、図11は超音波モータ(以下ペンシル
型モータと称す)の縦断面図である。
【0005】図10に示す振動子は、2枚の圧電素子板
PZT1,2を一群とする駆動用のA相圧電素子a1、
同様に2枚の圧電素子板PZT3,4を一群とする駆動
用のB相圧電素子a2、又同様に2枚の圧電素子板PZ
T5,6を一群とするセンサ用圧電素子S1を図示のよ
うに積層すると共に、これら圧電素子板間等にグランド
用電極板G1,G2,G3、A相駆動用の電極板A、B
相駆動用の電極板B、又センサ信号取り出し用の電極板
Sが介装されている。そして、これら圧電素子板および
電極板を挟持するように前後に真ちゅう、ステンレス等
の振動減衰の比較的小さい金属製ブロックb1,b2を
設け、締結ボルトcにより金属ブロックb1,b2を締
付けることにより一体化し、圧電素子板に圧縮応力を付
与している。
【0006】このような振動子をペンシル型モータに用
いた例を図11に示す。この例では、振動子の締結ボル
トcは、先端部に細径の支柱部c2を有し、この支柱部
c2の先端部に固定された固定部材gによりモータ自体
の固定を行えるようにし、又ロータd等の回転支持の作
用も兼用している。ロータdは前金属ブロックb1の先
端面に接触し、又ロータdの内径部にベアリング部材e
を介してバネケースfが内装されている。バネケースf
内に装着されたコイルバネhは固定部材gによって押圧
され、バネケースf、ベアリング部材eを介してロータ
dを前金属ブロックb1に加圧接触させる押圧力を付与
する。なお、この例において前金属ブロックb1は、先
端部の外周面に周溝b1−1を設けているが、これはこ
の周溝b1−1よりも先端部に大きい振動変位を与える
ためである。
【0007】A相圧電素子a1、及びB相圧電素子a2
には、夫々電極板を介して駆動信号が供給されるが、ペ
ンシル型モータとしての振動子の駆動方法、及び圧電素
子板の配置について簡単に説明すると、先ず圧電素子板
PZT1〜6は全て同一構造に形成されていて、片面側
は直径部分に形成された電極膜非形成部を境にして対称
に電極膜部(図10中斜線で示す)が形成されている。 そして、これら対称の電極膜部に対応した圧電素子体は
夫々異なる方向に分極処理が施されている。
【0008】A相圧電素子a1、B相圧電素子a2及び
センサ用圧電素子S1を夫々構成する一対の圧電素子板
は分極方向を正、負逆にして配置し、その直径部が直交
する90°の位相をずらしてA相圧電素子a1とB相圧
電素子a2とが配置されている。又、センサ用圧電素子
S1は、A相圧電素子a1と180°ずれた位置に配置
されている。
【0009】一方、A相圧電素子a1とB相圧電素子a
2には交流電圧が印加されるが、その際、90°の時間
的位相差を有して交流電圧が夫々印加される。したがっ
て、A相圧電素子a1による1次曲げ振動と、B相圧電
素子a2による1次曲げ振動の合成によって、図12に
示すように、振動子におけるロータとの接触するA点は
楕円運動を行う。なお、その運動方向は振動子の形状に
より決まり、Z軸に対し角度α傾むいた面内を楕円運動
する。このとき、加圧接触しているロータが摩擦駆動さ
れる。
【0010】振動検出用のセンサ素子S1は、振動子が
振動しているとき、駆動用圧電素子に印加されている交
流電圧と、ある位相差の信号が得られる。
【0011】図14に図11の様にセンサ素子S1がA
相圧電素子a1と、180°ずれた位置に配置したとき
の、周波数に対するA相圧電素子a1の印加電圧と、セ
ンサS1の出力信号の位相差の関係を示す。上記振動モ
ードで振動体を駆動すると、共振周波数fr において
位相差θa1−s1 は、CW(時計廻り方向)CCW
(反時計廻り方向)共に−90°になり、共振周波数f
r より高い周波数では、この位相から徐々にずれてい
く。よって、振動を与えているときにこの位相差θa1
−s1を−90°と比較することにより、振動の状態が
共振状態にどれほど近いかを知ることができる。
【0012】又、この位相差θa1−s1 は、ある程
度高い周波数になると、不安定領域に入り、共振時の位
相差になったりする場合があるので、ある周波数より高
い周波数の位相差θa1−s1 は、駆動制御には用い
ないという対策がとられていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、上記
従来例ではある周波数より高い周波数になると、位相差
θa1−s1 が、信頼できなくなるため、その周波数
をあらかじめ測定しておき、何らかの方法で、その情報
を除外しなければならなかった。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を実現する
ための超音波モータの構成の一例は、振動子に設けられ
た駆動用の電気−機械エネルギー変換素子に駆動信号を
印加することにより、該振動子の異なる複数の平面内に
時間的に所定の位相差を有する屈曲振動を励起すると共
に、振動検出用の電気−機械エネルギー変換素子により
検出した検出信号と駆動信号との位相差に基づいて駆動
信号の出力を制御し、該振動子の表面に形成した回転運
動により、該振動子の振動表面に加圧接触している移動
体を摩擦駆動する超音波モータにおいて、該振動検出用
の電気−機械エネルギー変換素子により検出した検出信
号へ駆動信号の誘導ノイズ成分を重畳させることを特徴
とする。
【0015】
【作用】検出信号が小さいときは、検出信号に重畳させ
た誘導ノイズ成分が明瞭に現れ、駆動信号との位相差と
なり安定した位相差が得られる。
【0016】
【実施例】以下本発明による超音波モータを図面に示す
実施例に基づいて説明するが、振動子は、上記した図1
0に示す従来例の構成と同一構成とし、したがってA相
圧電素子a1とB相圧電素子a2とは、90°の位相差
を有して配置されているものとする。
【0017】第1実施例 超音波モータの振動子の駆動は、前述したようにA相圧
電素子と、B相圧電素子とに夫々時間的に90°の位相
差を有する交流電圧を印加することにより、これら2つ
の1次曲げ振動の合成により駆動に供する振動を振動子
に励振するものであることは前述の通りである。ここで
センサ圧電素子は、振動子の振動によって発生する外力
(機械エネルギー)の変化を電気エネルギーに変換して
センサ信号を出力する。したがって、共振周波数におい
て駆動している場合、A相圧電素子a1に給電される駆
動信号と、センサ圧電素子S1から出力される検出信号
とは90°の位相差を有することになるので、この差が
90°となるように駆動回路の周波数を制御すればよい
ことになる。
【0018】一方、周波数が共振周波数よりもかなり高
くなると、振動の振幅は小さくなる反面、振動数が不安
定となり、共振周波数でもないのに位相差が90°とな
ったりし、位相差による制御が非共振点で行われること
になる。このため、図13において、振動が不安定とな
る領域では180°の位相差で振動が収束するようにす
れば、非共振周波数で制御されるということが防げるこ
とになる。
【0019】図2は、本実施例の超音波モータを示す図
で、図2の(a)は、振動子に挟持されているセンサ圧
電素子用の電極板Sにリード線20を接続し、このリー
ド線20をA相圧電素子用の電極板Aに接続されている
駆動信号給電用のリード線21に巻つけることにより、
駆動信号による誘導ノイズを検出信号に重畳する。
【0020】図2の(b)は、A相圧電素子a1用の電
極板Aの外部端子部22と、センサ圧電素子S1用の電
極Sの外部端子部23とを接近させ、他の電極板の外部
端子部をこれら電極板A、Sの外部端子部22,23か
ら離して配置し、センサ圧電素子S1で検出した1次曲
げ振動の検出信号に誘導ノイズ成分として外部端子部2
2,23間を介してのせるようにしている。
【0021】図1は、図2に示す振動子を駆動した場合
の、A相圧電素子a1の印加交流電圧と、このA相圧電
素子a1と位置的に180°ずれたセンサ圧電素子S1
との位相差θa1−s1 と周波数との関係を示す。こ
の場合、周波数f1 より低く、共振周波数fr より
高い周波数領域では、振動体も十分に振動しており、セ
ンサ圧電素子S1の振幅も大きく、図14に示す従来例
と同じように−180°付近から共振周波数fr で−
90°に達するという位相差特性を示す。
【0022】また、周波数f1 より高い周波数では振
動体の振幅が小さくなり、従って振動体の振幅が小さく
なることによりセンサ圧電素子S1の振幅も小さくなる
【0023】このような状態になると、振動の振幅にう
ずもれていた駆動信号からの誘導ノイズが検出信号に現
れる。このとき、この誘導ノイズ成分は印加電圧によっ
て生じるものであるから、印加電圧に対し同じ位相関係
のまま発生し続けることになる。よって、A相圧電素子
a1と180°ずれた誘導ノイズがセンサ圧電素子S1
に生じているので、位相差θa1−s1 は−180°
に収束することになる。
【0024】第2実施例 図3は第2実施例を示す。
【0025】図3の(a)では、フェライトまたは鉄製
のヨーク30にセンサ用のリード線31と、A相圧電素
子用のリード線21を巻つけており、図3の(b)では
、鉄心32にこれらのリード線31,21を夫々巻つけ
、磁力により誘導ノイズ成分を発生させている。
【0026】この場合、各リード線の巻数や巻く方向に
より、誘導ノイズ成分の大きさ、位相等を調整すること
ができる。
【0027】第3実施例 図4は第3実施例を示す回路図である。
【0028】図において、1は位相比較器11からの出
力に基づいて発振器2の駆動周波数を制御するコントロ
ーラ、2は90°の位相差を有して2相の駆動信号を出
力する発振器、3及び4は発振器2の各出力を増幅する
増幅器、5及び6はコイル、7及び8はコンデンサであ
る。振動子のA相圧電素子a1には増幅器3からの駆動
信号が入力され、又B相圧電素子a2には増幅器4から
の駆動信号が入力される。
【0029】9は第1コンパレータで、増幅器3からの
A相駆動信号と後述の第1スレッショルド電圧が入力さ
れる。10は第2コンパレータで、センサ圧電素子S1
からの検出信号と後述の第2スレッショルド電圧が入力
される。これら第1コンパレータ9及び第2コンパレー
タ10の出力は位相比較器11によりその位相が比較さ
れ、コントローラ1によって超音波モータの駆動制御に
供される。
【0030】第1スレッショルド電圧は、A相駆動信号
(AS、図5の(a)参照)に対して、A相圧電素子a
1への印加電圧のデューティが50%となるレベルの電
圧、第2スレッショルド電圧は、図5の(a)に示すよ
うに、センサ圧電素子S1の出力に対して、検出電圧が
大きいときは第2コンパレータ10の出力のデューティ
が約50%とし、検出電圧が小さくなるに従ってデュー
ティが下がり、A相圧電素子a1との共振位相から遠の
き、より小さくなると信号が出なくなるようなレベルと
している。また、位相比較器11は、第1コンパレータ
9の出力信号Ha1と、第2コンパレータ10の出力信
号Hs1の立ち上りの時間差Δtを、1周期の時間Tで
割った値を位相差信号として出力している。
【0031】但し、第1コンパレータ9の1周期の時間
内に、第2コンパレータ10の出力がハイレベルになら
ないときは、位相差をある値であるという出力にするよ
うにする。
【0032】以上述べた構成において、図5の(a)に
示すように、駆動出力が高い場合には、第1コンパレー
タ9の1周期において、第1コンパレータ9の出力Ha
1は50%デューティの矩形波となり、第2コンパレー
タ10の出力Hs1はΔtの遅れを有した約50%デュ
ーティの矩形波となる。この場合、位相比較器11は、
位相差信号をΔt/Tとして出力する。
【0033】一方、図5の(b)に示すように、駆動周
波数が共振点より離れ、振動振幅が小さい場合、センサ
の出力電圧は第2スレッショルド電圧よりも小さいため
、第2コンパレータ10からは矩形波が出力されない。 この場合には、位相差比較器11が所定の値を出力して
図1に示すように周波数にかかわらず位相差を−180
°とする。
【0034】つまり、センサ圧電素子S1の出力が大き
いときは、実測したセンサ検出信号に基づいて駆動制御
を行ない、センサ圧電素子S1の出力が小さいときは、
周波数の変化に係らず一定の位相差となるようにしてい
るので、超音波モータを高精度に駆動制御することが可
能となる。
【0035】第4実施例 図6は第4実施例を示す回路図である。
【0036】本実施例は、A相圧電素子a1に対する駆
動信号を、位相比較器11の片方の入力側に入力すると
共に、分圧器17に入力し、この分圧器17の出力を差
動アンプ18の(−)側に、又この差動アンプ18の(
+)側にセンサ検出信号を入力し、差動アンプ18の出
力を位相比較器11の他方の入力側に夫々入力した点が
図4に示す第2実施例の回路と異なり、他の要素は同じ
としている。
【0037】本構成の回路は、A相圧電素子a1の駆動
電圧を分圧器17で分圧して微小信号とし、この微小信
号を差動アンプ18によりセンサ検出信号から差し引く
。このときのA相圧電素子a1への電圧波形と差動アン
プ18の出力電圧の波形の関係を図7に示す。
【0038】図7において、共振周波数付近で駆動して
いるとき、(1)に示すA相圧電素子a1への駆動信号
に対し、センサ検出信号は(2)に示すようにΔtずれ
て十分大きな信号である。したがって、位相比較器11
でA相圧電素子a1の駆動信号と差動アンプ18の出力
信号とを比較する場合、センサ検出信号は分圧器12の
出力信号に比べて十分大きいので、差動アンプ18の出
力信号は分圧器12の出力信号に影響を受けない。
【0039】一方、駆動周波数が共振周波数から離れ、
(3)に示すようにセンサ検出信号が小さくなってくる
と、分圧器17の出力により、共振位相と離れる側へや
やシフトとする。ただ、この領域では位相差信号が少々
シフトとしたところであり、制御上は何ら問題はない。
【0040】また、共振周波数より十分離れた領域では
、(4)に示すように、センサ検出信号は略0になる。 このとき、差動アンプ18の出力信号は、A相圧電素子
a1に印加している交流電圧と−180°ずれた信号の
みになり、位相差θa1−s1 は常に−180°にな
る。よって、本実施例による回路では、センサ検出信号
の大きさが小さくなる共振より外れた領域では位相差θ
a1−s1 は−180°に収束する。
【0041】第5実施例 上記の各実施例は、電気的に位相差θa1−s1 を共
振周波数より高い周波数で一定に収束させるようにして
いるが、本実施例は機械的に行うようにしている。
【0042】本実施例は、図8に示すように、振動子を
構成する圧電素子板間等に挟持されている電極板におい
て、外部端子部を全て上下方向において一ヶ所に配置し
ている。又、これら外部端子部の向きは、センサ圧電素
子S1の直径部分に形成されている非電極膜形成部と平
行な方向としている。したがって、A相圧電素子a1に
対しても、その非電極膜形成部と外部端子部とは平行と
なっている。
【0043】すなわち、全ての電極板の外部端子部を上
下方向で一ヶ所に配置すると、外部端子部と直交する方
向(X方向)の剛性と、平行する方向(Y方向)の剛性
が異なり、周波数の高い微小振動領域では、A相圧電素
子a1により励振されるX方向の振動が出やすくなる。 このため、本実施例では、このX方向振動を取り出し易
い配置にセンサ圧電素子S1を設けることにより、X方
向成分のみが取り出せ、それがある一定位相差に落ちつ
くことになる。
【0044】なお、上記した各実施例において、A相圧
電素子a1とセンサ圧電素子の位相差を一定値にするよ
うにしているが、B相圧電素子a2とセンサ圧電素子と
の位相差を一定値にするようにしてもよい。
【0045】また、上記した第1、第2、第3及び第4
実施例は、棒状の超音波モータに限らず、円環型の超音
波モータに対しても適用することができる。
【0046】図9は本発明による超音波モータを使用し
て、光学レンズの鏡筒を駆動する場合の構成例である。 12は移動体dと同軸的に接合された歯車で、回転出力
を歯車13に伝達し、歯車13と噛み合う歯車を持った
鏡筒14を回転させる。移動体d及び鏡筒14の回転位
置、回転速度を検出するために光学式エンコーダスリッ
ト板15が歯車13と同軸に配置されフォトカプラ16
で位置、速度を検出する。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、駆
動信号と検出信号との位相差に基づいて共振周波数での
駆動制御を行う際、共振周波数よりも十分に高い周波数
が一定の位相差に収束するので、周波数全域において位
相差信号を情報として制御に用いることができ、超音波
モータを効率よく駆動制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2に示す第1実施例の周波数対位相差特性を
示す図。
【図2】第1実施例を示す超音波モータの外観斜視図。
【図3】第2実施例を示す超音波モータの外観斜視図。
【図4】第3実施例を示す回路図。
【図5】第4の回路の動作波形図。
【図6】第4実施例を示す回路図。
【図7】図6の回路の動作波形図。
【図8】第5実施例を示す図。
【図9】超音波モータを駆動源とするレンズ駆動装置を
示す図。
【図10】従来の超音波モータの分解斜視図。
【図11】従来の超音波モータの断面図。
【図12】超音波モータの動作原理を示す図。
【図13】従来の超音波モータの周波数対位相差特性を
示す図。
【符号の説明】
a1…A相圧電素子            1…コン
トローラa2…B相圧電素子            
2…発振器S1…センサ圧電素子          
3,4…増幅器c…ボルト             
       5,6…コイルd…移動体      
              7,8…コンデンサe…
ベアリング                9…第1
コンパレータf…バネケース            
    10…第2コンパレータ g…振動子固定部材            11…位
相比較器h…コイルバネ              
  12…歯車13…歯車 14…鏡筒 15…エンコーダスリット板 16…フォトカプラ 17…分圧器 18…差動アンプ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  振動子に設けられた駆動用の電気−機
    械エネルギー変換素子に駆動信号を印加することにより
    、該振動子の異なる複数の平面内に時間的に所定の位相
    差を有する屈曲振動を励起すると共に、振動検出用の電
    気−機械エネルギー変換素子により検出した検出信号と
    駆動信号との位相差に基づいて駆動信号の出力を制御し
    、該振動子の表面に形成した回転運動により、該振動子
    の振動表面に加圧接触している移動体を摩擦駆動する超
    音波モータにおいて、該振動検出用の電気−機械エネル
    ギー変換素子により検出した検出信号へ駆動信号の誘導
    ノイズ成分を重畳させることを特徴とする超音波モータ
  2. 【請求項2】  振動子に設けられた駆動用の電気−機
    械エネルギー変換素子に駆動信号を印加することにより
    、該振動子の異なる複数の平面内に時間的に所定の位相
    差を有する屈曲振動を励起すると共に、振動検出用の電
    気−機械エネルギー変換素子により検出した検出信号と
    駆動信号との位相差に基づいて駆動信号の出力を制御し
    、該振動子の表面に形成した回転運動により、該振動子
    の振動表面に加圧接触している移動体を摩擦駆動する超
    音波モータにおいて、駆動信号の電圧が第1の基準信号
    の電圧よりも大なる場合に第1の比較信号を出力する第
    1の比較手段と、検出信号の電圧が第2の基準信号の電
    圧よりも大なる場合に第2の比較信号を出力する第2の
    比較手段と、該第1の比較信号と該第2の比較信号に基
    づいて位相を比較する位相比較手段とを有し、該位相比
    較手段は該第2の比較信号が第2の比較手段より出力さ
    れない場合には、位相差を一定にすることを特徴とする
    超音波モータ。
  3. 【請求項3】  振動子に設けられた駆動用の電気−機
    械エネルギー変換素子に駆動信号を印加することにより
    、該振動子の異なる複数の平面内に時間的に所定の位相
    差を有する屈曲振動を励起すると共に、振動検出用の電
    気−機械エネルギー変換素子により検出した検出信号と
    駆動信号との位相差に基づいて駆動信号の出力を制御し
    、該振動子の表面に形成した回転運動により、該振動子
    の振動表面に加圧接触している移動体を摩擦駆動する超
    音波モータにおいて、検出信号と大幅に降圧された駆動
    信号とを比較する比較手段と、駆動信号と該比較手段の
    出力信号との位相差を比較する位相比較手段とを有する
    ことを特徴とする超音波モータ。
  4. 【請求項4】  振動子に設けられた駆動用の電気−機
    械エネルギー変換素子に駆動信号を印加することにより
    、該振動子の異なる複数の平面内に時間的に所定の位相
    差を有する屈曲振動を励起すると共に、振動検出用の電
    気−機械エネルギー変換素子により検出した検出信号と
    駆動信号との位相差に基づいて駆動信号の出力を制御し
    、該振動子の表面に形成した回転運動により、該振動子
    の振動表面に加圧接触している移動体を摩擦駆動する超
    音波モータにおいて、振動子に設けられる電気−機械エ
    ネルギー変換素子に駆動信号を供給するため及び電気−
    機械エネルギー変換素子から検出信号を取り出すために
    設けられた電極板の外部端子部を全て上下方向において
    所定の位置に合わせたことを特徴とする超音波モータ。
  5. 【請求項5】  請求項1,2,3又は4に記載の超音
    波モータを駆動源とする装置であって、該超音波モータ
    の移動部材により駆動される出力部材を有することを特
    徴とする装置。
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