JPH04331113A - ボルトインサート方法及びその成形品 - Google Patents
ボルトインサート方法及びその成形品Info
- Publication number
- JPH04331113A JPH04331113A JP271491A JP271491A JPH04331113A JP H04331113 A JPH04331113 A JP H04331113A JP 271491 A JP271491 A JP 271491A JP 271491 A JP271491 A JP 271491A JP H04331113 A JPH04331113 A JP H04331113A
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- Japan
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- bolt
- head
- sleeve
- neck
- synthetic resin
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- Pending
Links
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- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims abstract description 14
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims abstract description 14
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims abstract description 14
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims abstract description 14
- 239000003779 heat-resistant material Substances 0.000 claims abstract description 7
- 238000001746 injection moulding Methods 0.000 claims description 4
- 229920005992 thermoplastic resin Polymers 0.000 claims description 2
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 7
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Landscapes
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は合成樹脂製品にボルト頭
部を埋設成形するボルトインサート方法およびその成形
品に関するものである。
部を埋設成形するボルトインサート方法およびその成形
品に関するものである。
【0002】従来、合成樹脂製品の所要箇所にボルト頭
部を埋設成形し、ネジ部を外部に突出させるボルトイン
サート方法においては、図4に示すように、埋設したボ
ルト10の頭部11位置において、インサート成形品2
0の埋設部の樹脂板厚H1が大きいと表面側にヒケが生
じ、外観を害するだけでなく、抜け耐力が不十分となる
問題がある。そのため、図5に示すように、ボルト10
の頭部11の上面に段付部11aを形成してを2段にし
て高くし、樹脂板厚H1がH2より大きくならないよう
にするだけでなく、中間に環状凹部11bを設け、周囲
樹脂との係止を大きくして十分な抜け耐力をもつように
工夫した特殊形状ボルトを使用する必要が生じている。
部を埋設成形し、ネジ部を外部に突出させるボルトイン
サート方法においては、図4に示すように、埋設したボ
ルト10の頭部11位置において、インサート成形品2
0の埋設部の樹脂板厚H1が大きいと表面側にヒケが生
じ、外観を害するだけでなく、抜け耐力が不十分となる
問題がある。そのため、図5に示すように、ボルト10
の頭部11の上面に段付部11aを形成してを2段にし
て高くし、樹脂板厚H1がH2より大きくならないよう
にするだけでなく、中間に環状凹部11bを設け、周囲
樹脂との係止を大きくして十分な抜け耐力をもつように
工夫した特殊形状ボルトを使用する必要が生じている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
種形状のボルトを使用すると、製造コストが高くなって
望ましくない。そこで、本発明は安価な通常ボルトを使
用して成形品の表面にヒケの生じないで、かつ十分な抜
け耐力を与えるボルトインサート方法およびその成形品
を提供することを課題とする。
種形状のボルトを使用すると、製造コストが高くなって
望ましくない。そこで、本発明は安価な通常ボルトを使
用して成形品の表面にヒケの生じないで、かつ十分な抜
け耐力を与えるボルトインサート方法およびその成形品
を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は合成樹脂成形品
の所定箇所にボルト頭部を埋設固定するにあたり、図1
に示すようにボルト10の首下11に、耐熱性材料より
なり、ボルト頭部12より小径の外形を有するスリーブ
13を挿入し、このボルト10を型30、31内の所定
位置32、33にセットして型締めし、合成樹脂成形品
の射出成形時にボルト頭部12、首下11のスリーブ1
3外周に溶融樹脂14を注入して硬化させてなることを
要旨とするボルトインサート方法にある。本発明は上記
方法により製造される、合成樹脂成形本体20とその所
定箇所に埋設されるボルト10とからなり、そのボルト
10の首下11には耐熱性材料よりなり、ボルト頭部1
2より小径の外形を有するスリーブ13が挿入されてボ
ルト頭部12は成形本体20裏面よりスリーブの高さh
だけ離間しており、ボルト頭部12、首下11部のスリ
ーブ13周囲が熱可塑性樹脂14であるボルトインサー
ト成形品を提供するものでもある。
の所定箇所にボルト頭部を埋設固定するにあたり、図1
に示すようにボルト10の首下11に、耐熱性材料より
なり、ボルト頭部12より小径の外形を有するスリーブ
13を挿入し、このボルト10を型30、31内の所定
位置32、33にセットして型締めし、合成樹脂成形品
の射出成形時にボルト頭部12、首下11のスリーブ1
3外周に溶融樹脂14を注入して硬化させてなることを
要旨とするボルトインサート方法にある。本発明は上記
方法により製造される、合成樹脂成形本体20とその所
定箇所に埋設されるボルト10とからなり、そのボルト
10の首下11には耐熱性材料よりなり、ボルト頭部1
2より小径の外形を有するスリーブ13が挿入されてボ
ルト頭部12は成形本体20裏面よりスリーブの高さh
だけ離間しており、ボルト頭部12、首下11部のスリ
ーブ13周囲が熱可塑性樹脂14であるボルトインサー
ト成形品を提供するものでもある。
【0005】
【作用】本発明によれば、別部材であるスリーブ13を
通常のボルト首下に挿入するだけで頭部形状を特殊な形
態とした図5のボルトと同様にボルト頭部12を樹脂内
に所定の深さh位置に埋設することができ、ボルト頭部
12から成形品表面まで樹脂板厚を所定の厚みH2に設
定することができる。しかもスリーブ13はボルト頭部
12より小径の外形を有しているので、ボルト首下11
への樹脂14の巻き込みを行わせ、図5よりも大きい抜
け耐力をボルトに付与することになる。
通常のボルト首下に挿入するだけで頭部形状を特殊な形
態とした図5のボルトと同様にボルト頭部12を樹脂内
に所定の深さh位置に埋設することができ、ボルト頭部
12から成形品表面まで樹脂板厚を所定の厚みH2に設
定することができる。しかもスリーブ13はボルト頭部
12より小径の外形を有しているので、ボルト首下11
への樹脂14の巻き込みを行わせ、図5よりも大きい抜
け耐力をボルトに付与することになる。
【0006】以下、本発明を添付図面に示す具体例に基
づき、詳細に説明する。
づき、詳細に説明する。
【実施例】図3は本発明を自動車のクォータウィンドの
取り付けに適用した場合の取り付け構造を示す断面図で
、鋼板製天井ボディパネル1とドア部ボディパネル2と
空間に両端にモール部材3および4を装着したクォータ
ウィンド20をインサートボルト10を介して取り付け
られるようになっている。なお、5、6は内装パネルの
裏打ち材、7、8は内装パネルの表皮部材である。
取り付けに適用した場合の取り付け構造を示す断面図で
、鋼板製天井ボディパネル1とドア部ボディパネル2と
空間に両端にモール部材3および4を装着したクォータ
ウィンド20をインサートボルト10を介して取り付け
られるようになっている。なお、5、6は内装パネルの
裏打ち材、7、8は内装パネルの表皮部材である。
【0007】このようなウインド部材20の所定箇所に
ボルト10をインサート成形した製品は本発明方法を使
用して成形することができる。図1に示すように、30
は上型で、31はボルト頭部12を埋設する凸部21を
成形する凹部32とボルトネジ部15を挿入する穴33
を有する下型で、ボルト10の首下11に、耐熱性材料
、例えばシリコンゴムからなり、ボルト頭部12より小
径の外形を有する環状スリーブ13を密嵌挿入し、この
ボルト10を型30、31内の所定位置32、33にセ
ットし、次いで所定箇所にハードコートフィルム22、
22をセットして型締めし、合成樹脂成形品の射出成形
時にボルト頭部12、首下11のスリーブ13外周に溶
融樹脂14を注入して硬化させ、ウィンド部材20を1
次成形する。
ボルト10をインサート成形した製品は本発明方法を使
用して成形することができる。図1に示すように、30
は上型で、31はボルト頭部12を埋設する凸部21を
成形する凹部32とボルトネジ部15を挿入する穴33
を有する下型で、ボルト10の首下11に、耐熱性材料
、例えばシリコンゴムからなり、ボルト頭部12より小
径の外形を有する環状スリーブ13を密嵌挿入し、この
ボルト10を型30、31内の所定位置32、33にセ
ットし、次いで所定箇所にハードコートフィルム22、
22をセットして型締めし、合成樹脂成形品の射出成形
時にボルト頭部12、首下11のスリーブ13外周に溶
融樹脂14を注入して硬化させ、ウィンド部材20を1
次成形する。
【0008】次いで、そのウィンド部材20の両端部に
、図2に示すように塩ビ樹脂を2次成形してモール部材
4を形成して製品となす。この製品は合成樹脂成形本体
20とその所定箇所に埋設されるボルト10とからなり
、そのボルト10の首下11には耐熱性材料であるシリ
コンゴムよりなり、ボルト頭部12より小径の外形を有
するスリーブ13が挿入されてボルト頭部12は成形本
体20裏面よりスリーブの高さhだけ離間しており、ボ
ルト頭部12、首下11部のスリーブ13周囲にはガラ
ス材料14が取り巻いている。
、図2に示すように塩ビ樹脂を2次成形してモール部材
4を形成して製品となす。この製品は合成樹脂成形本体
20とその所定箇所に埋設されるボルト10とからなり
、そのボルト10の首下11には耐熱性材料であるシリ
コンゴムよりなり、ボルト頭部12より小径の外形を有
するスリーブ13が挿入されてボルト頭部12は成形本
体20裏面よりスリーブの高さhだけ離間しており、ボ
ルト頭部12、首下11部のスリーブ13周囲にはガラ
ス材料14が取り巻いている。
【0009】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、合成樹脂成形品の所定箇所にボルト頭部を埋設
固定するにあたり、ボルトの首下に、耐熱性材料よりな
り、ボルト頭部より小径の外形を有するスリーブを挿入
し、合成樹脂成形品の射出成形時にボルト頭部、首下の
スリーブ外周に溶融樹脂を注入して硬化させてボルトイ
ンサートを行うので、特殊形状のボルトを使用せず、樹
脂内に所定の深さh位置にボルト頭部を埋設することが
でき、製造コストを低減することができる。しかも成形
品表面まで樹脂板厚を所定の厚みH2に設定することが
できるので、製品表面でのヒケにより外観を阻害される
こともないとともに、しかもスリーブはボルト頭部より
小径の外形を有しているので、ボルト首下への樹脂の巻
き込みを行わせ、大きい抜け耐力をボルトに付与するこ
とになる。したがって、歩留りがよく、しかも品質良好
なボルトインサート成形品を安価に提供するものでもあ
る。
よれば、合成樹脂成形品の所定箇所にボルト頭部を埋設
固定するにあたり、ボルトの首下に、耐熱性材料よりな
り、ボルト頭部より小径の外形を有するスリーブを挿入
し、合成樹脂成形品の射出成形時にボルト頭部、首下の
スリーブ外周に溶融樹脂を注入して硬化させてボルトイ
ンサートを行うので、特殊形状のボルトを使用せず、樹
脂内に所定の深さh位置にボルト頭部を埋設することが
でき、製造コストを低減することができる。しかも成形
品表面まで樹脂板厚を所定の厚みH2に設定することが
できるので、製品表面でのヒケにより外観を阻害される
こともないとともに、しかもスリーブはボルト頭部より
小径の外形を有しているので、ボルト首下への樹脂の巻
き込みを行わせ、大きい抜け耐力をボルトに付与するこ
とになる。したがって、歩留りがよく、しかも品質良好
なボルトインサート成形品を安価に提供するものでもあ
る。
【図1】 本発明方法を自動車のウィンド部材に適用
した場合の2段成形方法の第1段の概要を示す要部断面
図、
した場合の2段成形方法の第1段の概要を示す要部断面
図、
【図2】 図1の製品に2段成形方法の第2段を適用
して成形したインサート成型品の要部断面図、
して成形したインサート成型品の要部断面図、
【図3】
図2のインサート成形品を自動車のクォータウィン
ドに装着した状態を示す断面図、
図2のインサート成形品を自動車のクォータウィン
ドに装着した状態を示す断面図、
【図4】 従来のイ
ンサート成形方法を示す断面図、
ンサート成形方法を示す断面図、
【図5】 従来の改
良インサート成形方法を示す断面図。
良インサート成形方法を示す断面図。
10 インサートボルト
11 ボルト首下
12 ボルト頭部
13 スリーブ
20 インサート成形品
Claims (2)
- 【請求項1】 合成樹脂成形品の所定箇所にボルト頭
部を埋設固定するにあたり、ボルト首下に、耐熱性材料
よりなり、ボルト頭部より小径の外形を有するスリーブ
を挿入し、このボルトを上記スリーブを介して型内の所
定位置にセットして型締めし、合成樹脂成形品の射出成
形時にボルト頭部、首下部スリーブ外周に溶融樹脂を注
入して硬化させてなることを特徴とするボルトインサー
ト方法。 - 【請求項2】 合成樹脂成形本体とその所定箇所に埋
設されるボルトとからなり、そのボルトの首下には耐熱
性材料よりなり、ボルト頭部より小径の外形を有するス
リーブが挿入されてボルト頭部は成形本体裏面よりスリ
ーブの高さだけ離間しており、ボルト頭部、首下部スリ
ーブ周囲が熱可塑性樹脂であることを特徴とするボルト
インサート成形品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP271491A JPH04331113A (ja) | 1991-01-14 | 1991-01-14 | ボルトインサート方法及びその成形品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP271491A JPH04331113A (ja) | 1991-01-14 | 1991-01-14 | ボルトインサート方法及びその成形品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04331113A true JPH04331113A (ja) | 1992-11-19 |
Family
ID=11536977
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP271491A Pending JPH04331113A (ja) | 1991-01-14 | 1991-01-14 | ボルトインサート方法及びその成形品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04331113A (ja) |
-
1991
- 1991-01-14 JP JP271491A patent/JPH04331113A/ja active Pending
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