JPH04330849A - 密着型イメージセンサユニット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の技術分野】本発明は密着型イメージセンサユニ
ットに関し、特にデジタル複写機およびファクシミリ等
の画像読み取り装置として用いることができる密着型イ
メージセンサユニットに関する。

【０００２】

【発明の技術的背景】密着型イメージセンサユニットは
、等倍光学系からなり、縮小光学系を必要とするイメー
ジセンサユニットに比較して １）光軸合わせの精度が要求されない ２）光路が大幅に短縮できる などの特長があり、デジタル複写機およびファクシミリ
等の原稿読み取り装置、バーコードリーダーなどとして
注目を浴びている。

【０００３】この密着型イメージセンサユニットは、通
常、ケーシング内部にＬＥＤアレイユニット、ロッドレ
ンズアレイユニットおよび光電変換ユニットが固定され
、ケーシング、ＬＥＤアレイユニットおよびロッドレン
ズアレイユニットで囲まれた開口部が透明なガラス板か
らなる蓋体によって覆われ、ＬＥＤで発光した光が透明
なガラス板上に載置された原稿で反射してロッドレンズ
に入射し後に光電変換素子からなるラインセンサに焦光
するようになっている。

【０００４】従ってこのラインセンサをプリント基板の
プリント回路が存在する側の表面に長手方向に沿って設
け、同時に駆動回路ＩＣチップ、信号処理回路ＩＣチッ
プ、増幅回路ＩＣチップおよび出力ゲイン調整用の可変
抵抗器をプリント基板のプリント回路のラインセンサが
存在する面上に配列させて設け、しかも密着型イメージ
センサユニットを最短長さにしようとすると、可変抵抗
器の調整つまみが透明なガラス板直下に隠れ、この調整
つまみを操作しながら光電変換ユニットの出力ゲインが
調整出来ないといった問題があった。

【０００５】また、プリント回路基板の表面に可変抵抗
器を設け、しかもその調整つまみを操作しながら光電変
換ユニットの出力ゲインが調整出来るようにすると密着
型イメージセンサユニットが長尺化し、可変抵抗器が配
置されている位置のケーシングの構造が複雑になり、可
変抵抗器の調整つまみが操作できるようにケーシングに
開けた開口部の隙間から密着型イメージセンサユニット
の内部に光や埃が入り込み、密着型イメージセンサユニ
ットの性能が低下するといった問題があった。

【０００６】そこで、プリント回路基板の裏面に可変抵
抗器を設けようとすると、プリント回路基板のプリント
回路と可変抵抗器とを電気的に接続する位置にスルーホ
ールを開けてこのスルーホールにめっきを施すなどの必
要が生じ、光電変換ユニットの製造工程が複雑化するな
どの問題があった。

【０００７】

【発明の目的】本発明は、上記従来技術の問題点を解決
するためになされたものであって、密着型イメージセン
サユニットの長さがＬＥＤアレイユニット、ロッドレン
ズアレイユニットおよび光電変換ユニットのラインセン
サとほぼ等しく、しかも可変抵抗器の調整つまみを操作
しながら光電変換ユニットの出力ゲイン等が調整出来る
ようなコンパクトであって調整作業性に優れた密着型イ
メージセンサユニットを提供することを目的としている
。

【０００８】

【発明の概要】本発明に係る密着型イメージセンサユニ
ットは、ケーシング内部にＬＥＤアレイユニット、ロッ
ドレンズアレイユニットおよび光電変換ユニットが固定
され、ケーシング、ＬＥＤアレイユニットおよびロッド
レンズアレイユニットによって形成されたケーシングの
開口部が透明な板状蓋体によって覆われていて、プリン
ト回路基板のプリント回路側片面に光電変換素子からな
るラインセンサ、駆動回路ＩＣチップ、信号処理回路Ｉ
Ｃチップ、増幅回路ＩＣチップおよび調整つまみが底部
に配置されている可変抵抗器が設けられ、この可変抵抗
器の調整つまみが位置するプリント回路基板およびケー
シングに貫通孔が設けられ、これによりプリント回路基
板およびケーシングの貫通孔を通して可変抵抗器の調整
つまみが調整できるようにしたことを特徴としている。

【０００９】

【作用】本発明に係る密着型イメージセンサユニットは
、ＬＥＤで発光した光が透明な板状蓋体上に載置された
原稿で反射してロッドレンズに入射した後にラインセン
サに焦光し、ラインセンサ上で原稿に応じた光電変換が
なされる。このラインセンサ上で光電変換されて得られ
た電気信号は、駆動回路ＩＣおよび信号処理回路ＩＣに
より処理され、増幅回路ＩＣにより適度な大きさの出力
に変換され、デジタル複写機、ファクシミリ等の本体に
入力される。また出力の大きさが適当でない時には、可
変抵抗器の調整つまみを操作することにより、この出力
の大きさが調整される。

【００１０】

【発明の具体的説明】以下、本発明に係る密着型イメー
ジセンサユニットについて図面を参照してさらに詳しく
説明する。

【００１１】第１図に本発明に係る密着型イメージセン
サユニットの１例を示す。この密着型イメージセンサユ
ニット１は、ケーシング２内部にＬＥＤアレイユニット
３、ロッドレンズアレイユニット４および光電変換ユニ
ット５が固定され、ＬＥＤアレイユニット３とロッドレ
ンズアレイユニット４とが配置されている側のケーシン
グ２の開口部Ｓ（第２図参照）が透明な板状蓋体６によ
って覆われている。

【００１２】ここでケーシング２には種々の材料が用い
られるが、アルミニウムが押出し加工により断面形状の
精度良く加工でき、また放熱性および電磁ノイズの遮蔽
性に優れる上、陽極酸化処理により表面硬度が向上し、
傷が付き難くなるので好ましい。

【００１３】第３図に示すように、光電変換ユニット５
には、プリント回路基板５０が用いられ、プリント回路
基板５０のプリント回路５１が存在する部品面にライン
センサ５２が長手方向に沿って設けられ、プリント回路
基板５０の同一面上の一端から他端に向けて複数の抵抗
、コンデンサあるいはトランジスタチップ５３・・・、
駆動回路ＩＣチップ５４、複数の抵抗あるいはコンデン
サ５５・・・、信号処理ＩＣチップ５６、出力ゲイン調
整用増幅回路ＩＣチップ５７および可変抵抗器５８が順
次配列している。

【００１４】光電変換ユニット５のラインセンサには、
ＣｄＳ−Ｓｅ、アモルファスシリコン（ａ−Ｓｉ）など
の光導電性物質、あるいはフォトダイオード、フォトト
ランジスタ等が用いられるが、応答速度および可視感度
の点からａ−Ｓｉが好ましい。

【００１５】また、ＬＥＤアレイユニット３のプリント
回路基板５０にはガラス・エポキシなどの材料が用いら
れる。ところで、第５図に示すように、可変抵抗器５８
の底部には調整つまみ５８ａがあり、第４図に示すよう
に、この調整つまみ５８ａの直下に位置するプリント回
路基板５０およびケーシング２にはそれぞれ貫通孔５０
ｈおよび２ｈが開けられ、貫通孔５０ｈおよび２ｈを通
してドライバーで調整つまみ５８ａが操作できるように
なっている。

【００１６】なお可変抵抗器５８は、密着型イメージセ
ンサユニット１の出力ゲインの調整に用いられているが
、この調整の基準となる暗信号のオフセット調整などの
ために本発明に係る密着型イメージセンサユニットにお
いては、複数の可変抵抗器を用いることもできる。

【００１７】

【発明の効果】本発明に係る密着型イメージセンサユニ
ットは、プリント回路基板の部品面にラインセンサ、駆
動ＩＣチップ、信号処理ＩＣチップ、増幅器ＩＣチップ
および調整つまみが底部に配置されている可変抵抗器が
設けられているので、プリント回路基板の両面に電気部
品が搭載されている光電変換ユニットに比較して薄くで
き、密着型イメージセンサユニットの高さ、すなわちケ
ーシングの底から透明な板状蓋体の表面に至る間隔が短
縮されている。またプリント回路基板の裏面が平坦であ
るので、プリント回路基板の裏面を平坦なケーシング収
納部位の底に押圧することによりプリント回路基板の部
品面に搭載されたラインセンサを直線状に配置でき、ラ
インセンサの全長にわたって焦点ぼけが防止でき、また
光電変換ユニットのアセンブリング工程で不都合が生じ
ることもない。

【００１８】さらにプリント回路基板の一平面上に電気
部品が搭載されている光電変換ユニットは、プリント回
路基板の両面に電気部品が搭載されている光電変換ユニ
ットに比較して取扱いが簡単であり、簡単にケーシング
中に挿入できるという特長がある。

【００１９】さらに可変抵抗器の調整つまみが位置する
プリント回路基板およびケーシングの裏面に貫通孔が設
けられているので、可変抵抗器の調整つまみを操作しな
がら光電変換ユニットの出力ゲインが簡単に調整出来、
またこの貫通孔が調整つまみによって蓋されている状態
なので、この貫通孔から密着型イメージセンサユニット
の内部に光、塵等が入り込むことはほとんどない。

【００２０】したがって本発明に係る密着型イメージセ
ンサユニットは、コンパクトでありながら性能に優れ、
しかも光電変換ユニットの出力等を調整する際の調整作
業性に優れている。

【図面の簡単な説明】

【図１】　　図１は、本発明に係る密着型イメージセン
サユニットの分解斜視図である。

【図２】　　図２は、本発明に係る密着型イメージセン
サユニットの部分断面図である。

【図３】　　図３は、図１および図２の密着型イメージ
センサユニットの光電変換ユニットを示す平面図である
。

【図４】　　図３のＡ−Ａ線断面図である。

【図５】　　図４のＢ−Ｂ線断面図である。

【符号の説明】

１…密着型イメージセンサユニット、 ２…ケーシング、　　　　　　　　　　３…ＬＥＤアレ
イユニット、 ４…ロッドレンズアレイユニット、 ５…光電変換ユニット、　　　　６…板状蓋体、５０…
プリント回路基板、 ５１…プリント回路、　　　　　　５８…可変抵抗器、
５８…調整つまみ、 ２ｈ…ケーシング貫通孔 ５０ｈ…プリント回路基板の貫通孔。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　開口部を有するケーシングの内部にＬ
   ＥＤアレイユニット、ロッドレンズアレイユニットおよ
   び光電変換ユニットが固定され、前記開口部が透明な板
   状蓋体によって覆われ、ＬＥＤで発光した光が透明な板
   状蓋体上に載置された原稿で反射してロッドレンズに入
   射した後に光電変換素子に焦光する密着型イメージセン
   サユニットにおいて、前記光電変換ユニットが、プリン
   ト回路基板と、この部品面にラインセンサ、駆動回路Ｉ
   Ｃチップ、信号処理回路ＩＣチップ、増幅回路ＩＣチッ
   プおよび調整つまみが底部に配置されている可変抵抗器
   とを具備し、さらにこの可変抵抗器の調整つまみが位置
   する前記プリント回路基板およびケーシングに貫通孔が
   設けられ、これらの貫通孔を通して可変抵抗器の調整つ
   まみが調整できるようにしたことを特徴とする密着型イ
   メージセンサユニット。