JPH04330022A - ジクロロペンタフルオロプロパンの処理方法 - Google Patents

ジクロロペンタフルオロプロパンの処理方法

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JPH04330022A
JPH04330022A JP3304913A JP30491391A JPH04330022A JP H04330022 A JPH04330022 A JP H04330022A JP 3304913 A JP3304913 A JP 3304913A JP 30491391 A JP30491391 A JP 30491391A JP H04330022 A JPH04330022 A JP H04330022A
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JP
Japan
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dichloropentafluoropropane
chloroform
mixture
sbcl5
antimony
Prior art date
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Pending
Application number
JP3304913A
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English (en)
Inventor
Abid Nazarali Merchant
アビド・ナザラリ・マーチャント
Allen Capron Sievert
アレン・キャプロン・シーバート
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EIDP Inc
Original Assignee
EI Du Pont de Nemours and Co
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C17/00Preparation of halogenated hydrocarbons
    • C07C17/38Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
    • C07C17/395Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives by treatment giving rise to a chemical modification of at least one compound

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ジクロロペンタフルオ
ロプロパン、C3 HCl2 F5 、の混合物(共沸
混合物を含むがそれに限らない)を、クロロホルム、C
HCl3 から分離し、精製されたジクロロペンタフル
オロプロパンを回収する方法に係る。それは限定される
ものではないが、特に、本発明は、ジクロロペンタフル
オロプロパンの存在下でのクロロホルムの選択的なフッ
素化により、低沸点フッ素化生成物(例えばジクロロモ
ノフルオロメタン等)次いでフッ素化生成物からジクロ
ロペンタフルオロプロパンを分離(例えば蒸留等)する
方法に関する方法に関する。
【0002】
【従来技術】近年の技術特にエレクトロニクス分野の進
歩は、種々の成分の清浄度に依存する。例えば、電子回
路基板の製造において、回路及び部分密度の増加により
、はんだ付け後の回路基板の完全かつ効果的な洗浄が、
非常に重要なものである。現在では、多くの場合に、種
々の溶媒及びプロセスを用いる溶媒洗浄により、このよ
うな製品の洗浄がなされる。
【0003】現在選択される溶媒は、1,1,2−トリ
クロロ−1,2,2−トリフルオロエタン(CFC−1
13)である。その理由は、このような溶媒は、効果的
な洗浄溶媒に要求される基本的特性例えば便宜的な大気
圧における沸点、非可燃性、低毒性、種々の構成材料に
対する不活性、高安定性、及び高溶解力等を提供するこ
とによる。CFC−113は、溶解特性を強くするため
に、しばしば少量の共溶媒例えばアセトン、またはメタ
ノールと共に使用される。
【0004】しかしながら、近年、CFC−113は、
成層圏のオゾン層を減少させるとうたがわれている。C
FC−113は、その並はずれた高安定性のため、地球
の大気中に分解せずに残り、その後、成層圏に到達する
と分解され、得られた分解生成物がオゾン層の減少過程
に関与すると考えられている。
【0005】出願中の1989年8月16日出願の米国
特許出願No.07/422,012では、化学式C3
 HCl2 F5 で表される各々のヒドロジクロロペ
ンタフルオロプロパン異性体またはその混合物が、CF
C−113の好適な代用品であることが提案されている
。これらのクロロフルオロプロパンは、CHClFCC
lFCF3 (HCFC−225ba,沸点56.0℃
)、CHF2 CClFCClF2 (HCFC−22
5bb,沸点56.3℃)、CHCl2 CF2 CH
3 (HCFC−225ca,沸点53.0℃)、CH
ClFCF2 CClF2 (HCFC−225cb,
沸点52.0℃)及びCClF2 CHClCF3 (
CHFC−225da,沸点50.4℃)を含む。これ
らのクロロフルオロプロパンは、CFC−113特性と
非常によく似た特性例えば比較的低い沸点、非可燃性、
低毒性、種々の構成の材料に対する不活性、高溶解性及
び実用的な安定性を有するが、大気中のオゾン層の減少
の可能性は、少しも、または全くもっていないと考えら
れる。現在、一般的に、水素含有クロロフルオロカーボ
ン類(HCFC類)は、成層圏に到達せずにオゾン層の
減少過程に影響がないように、例えば脱塩化水素のよう
な分解反応が行われるものと考えられる。
【0006】その方法の1つによると、化学式C3 H
Cl2 Fで表されるヒドロクロロフルオロプロパンは
、ハロゲン化アルミニウム触媒の存在下で、次式に示す
ように、ジクロロフルオロメタン,CHCl2 F(H
CFC−21)とテトラフルオロエチレン,CF2 =
CF2 との反応により得られる。
【0007】 CHCl2 F+CF2 =CF2 −−−→C3 H
Cl2 F      (1)ここで、「C3 HCl
2 F」は、水素含有クロロフルオロプロパンの異性体
混合物を表す。これらのクロロフルオロプロパンを製造
するためのCHCl2 FとCF2 =CF2 との反
応は、ジョイスの米国特許2,462,402、コフマ
ンらのジャーナル・オブ・アメリカン・ケミカルソサイ
エティ、第71巻、第979ないし980頁(1949
)及びペレタらのColl.Czech.Chem.C
omm.,第35巻第1867ないし第1875頁(1
971)に開示されているHCFC−21のハロゲン化
アルミニウム触媒作用による不均化によって、あるいは
触媒によるHCFC−21の塩素化によって得られる副
生成物であるクロロホルム,CHCl3 は、反応式1
に示す反応の複雑さの一つを示す。反応生成物は、30
モル%程度のクロロホルムを含む。多くの用途において
、配合物中に純粋なジクロロフルオロプロパンを有する
ことが望ましいと考えられ、このため、クロロホルムは
除去されねばならない。理論上、クロロホルムは、一番
高い沸点を有するジクロロペンタフルオロプロパンより
も約5℃高い61.2℃で沸騰し、慎重な蒸留により分
離が可能である。しかしながら、本出願と共に同時に提
出された米国出願の課題にされているように、クロロホ
ルムは、C3 HCl2 F5 異性体の多くと、共沸
混合物を形成する。例えば、モル比10.4:1.0:
8.6のHCFC−225ca、HCFC−225aa
、及びHCFC−225cbからなるHCFC−225
異性体混合物がクロロホルムと真の共沸混合物を形成す
ることかここで発見された。この共沸混合物は、79.
8重量%のジクロロペンタフルオロプロパン及び20.
2重量%のクロロホルムを有し、大気圧で51.2℃で
沸騰する。同様に、各々クロロホルムに対し71.5重
量%及び83.6重量%の個々の異性体HCFC−22
5cb及びHCFC−225caは、各々53.9℃及
び50.9℃で真の二成分の共沸混合物を形成した。共
沸混合物の存在は、蒸留によるクロロホルムの分離を実
行不可能にする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題、これを解決するための
手段及び作用】本発明は、クロロホルムから純粋のジク
ロロペンタフルオロプロパンを単離することに関連する
問題に鑑みてなされたもので、ジクロロペンタフルオロ
プロパンとクロロホルムとの混合物から精製されたジク
ロロペンタフルオロプロパンを回収する方法を提供する
。本発明の方法は、ジクロロペンタフルオロプロパンの
存在下で、フッ素化剤または触媒を使用することにより
、クロロホルムの選択的なフッ素化を行ない、次いで、
ジクロロペンタフルオロプロパンから低沸点フッ素化生
成物を(即ち、蒸発、蒸留、還流、気化、フラッシュ蒸
留により)除去することを含む。この方法において、実
質的に、純粋なジクロロペンタフルオロプロパンが回収
される。
【0009】このように、本発明は、(a)ジクロロペ
ンタフルオロプロパン及びクロロホルムの混合物を、有
効量のフッ素化剤と接触させ、少なくとも前記クロロホ
ルムの一部を、少なくとも1つのフッ素置換基を含む生
成物に転化する工程、及び(b)精製されたジクロロペ
ンタフルオロプロパンを回収する工程を含むジクロロペ
ンタフルオロプロパンを精製する方法好ましくは、精製
されたジクロロペンタフルオロプロパンの回収は、たと
え出発混合物が共沸混合物であるか、または蒸留中に共
沸混合物を形成するものであっても有効である蒸留を用
いて行われる。
【0010】本発明の目的は、共沸混合物、または蒸留
、蒸発あるいは還流中に実質的に共沸混合物をつくる混
合物を含むジクロロペンタフルオロプロパンとクロロホ
ルムの混合物からジクロロペンタフルオロプロパンを回
収する方法を提供することにある。本発明の他の目的は
、混合物中のクロロホルムを選択的に低沸生成物にフッ
素化することにより、連続的な蒸留により所定の純粋な
ジクロロペンタフルオロプロパンを分離及び回収する方
法を提供することにある。本発明の目的の達成は、以下
の明細書の記載により明らかである。
【0011】本発明によれば、まず、フッ素化剤でジク
ロロペンタフルオロプロパンとクロロホルムとの混合物
を処理し、次に、蒸留により、ジクロロペンタフルオロ
プロパンの分離及び回収を行なうことにより、ジクロロ
ペンタフルオロプロパンとクロロホルムとの混合物から
精製されたジクロロペンタフルオロプロパンが得られる
。さらに、本発明によれば、フッ素化剤によりこの混合
物を処理することにより、ジクロロペンタフルオロプロ
パンをフッ素化することなしに、クロロホルムを、ジク
ロロモノフルオロメタン(HCFC−21,沸点8.9
℃)及びモノクロロジフルオロメタン(HCFC−22
,沸点−40.7℃)で表される低沸点のフッ素化され
た生成物に選択的に転化することを見出だした。選択的
なフッ素化により生成される低沸点クロロフルオロメタ
ンは、高沸点ジクロロペンタフルオロプロパン(例えば
分別蒸留または同様の分離技術)から簡単に除去され、
精製されたジクロロペンタフルオロプロパンを提供する
【0012】本発明の目的を達成するために、本発明に
おいては、ジクロロペンタフルオロプロパンは、HCF
C−225、C3 HCl2 F5 及びそれら異性体
の混合物のいずれかを意味し、特に、共沸混合物を形成
する化合物(即ち、クロロホルムと共沸混合物を形成す
る)を含んでいる。ジクロロペンタフルオロプロパンと
クロロホルムの混合物は、本発明においては、他の化合
物及びフッ素化工程によって誘導されたどのような生成
物でもジクロロペンタフルオロプロパンの分離及び回収
を妨げないのであれば、付加的に不活性なまたは化学的
に不動態の添加物、化合物または試薬を含んでいても良
い。
【0013】クロロフルオロメタンを形成するためのク
ロロホルムのフッ素化は、この技術において一般的に知
られている。このように本発明の目的のために「フッ素
化剤」を使用することは、フッ化クロロホルム技術に一
般的に知られるようなどのようなフッ素化剤をも含む。 このようなフッ素化剤は以下の通りである。しかしなが
ら、これに限定するものではない。
【0014】(1)好ましくは、五塩化アンチモン存在
下の、三フッ化アンチモン (2)五フッ化アンチモン (3)一般式SbCl5−X FX (Xは好ましくは
1以上)で表されるクロロフルオロアンチモン(4)K
F、NaF、AgF、HgF2 、TaF5 、及びN
bF5 等のフッ素化金属 (5)フッ化水素単独または触媒有効量のSbCl5 
、SbCl3 、SbCl5 、AlF3 、CrF3
 、FeCl3 、SnCl4 、MoCl5 、WC
l6 、TiCl4 、HfCl4 、TaF5 及び
NbF5 等の存在下でのフッ化水素このシステムは、
一般的にクロロフルオロカーボンの製造に使用されるの
で、好ましいフッ素化剤は、五塩化アンチモン及びHF
である。
【0015】フッ素化クロロホルムを得るために、気相
フッ素化プロセスが用いられるが、一方では、便利で簡
単な好ましいプロセスとして、液相フッ素化プロセスが
ある。スケールの小さい操作を行なうためには、例えば
五塩化アンチモン等の触媒の存在下でアンチモニートリ
フルオリドを用いてジクロロペンタフルオロプロパン/
クロロホルム混合物の処理を行なうことが好ましい。ま
た、臭素と塩素を三フッ化アンチモンに添加して、五フ
ッ化アンチモンを現場で発生させることもできる。使用
されるフッ素化剤の量は、少なくとも1原子のクロロホ
ルムをフッ素で置き換えるのに必要な量であるが、反応
を簡単にしできるだけ多くのクロロホルムを除去するた
めには、フッ素化剤の量は、必要最小限の量の約2倍な
いし10倍である。
【0016】この精製プロセスの成功は、クロロホルム
のフッ素化が、ジクロロペンタフルオロプロパンのフッ
素化よりも簡単に起こるため、いかなる多少の量のジク
ロロペンタフルオロプロパンがフッ素化されるよりも前
に、全てのまたは実質的に全てのクロロホルムがフッ素
化することを見い出したことに基づくものである。
【0017】フッ素化の圧力は、臨界的ではなく、使用
されるフッ素化剤の性質によって、大気圧または過大気
圧下でも良い。フッ素化は、好ましくは液体状態で行わ
れ、かつジクロロペンタフルオロプロパンは50℃で沸
騰するので、特にフッ化水素がフッ素化剤の一部をなす
とき、フッ素化圧力は好ましくは過大気圧下である。本
発明のプロセスの実例として、例えばジクロロペンタフ
ルオロプロパンとクロロホルムの混合物を反応容器中で
SbF3 及びSbCl5 の混合物を接触する。この
ような反応容器は、大気圧下にあり、好ましくは、還流
冷却器または自発的に圧力が生ずる閉鎖された容器を具
備する。次に混合物を短時間加熱し、蒸留することによ
り、実質的にクロロホルムを含まない精製されたジクロ
ロペンタフルオロプロパンが得られる。
【0018】以下、実施例を示し、本発明を具体的に説
明する。
【0019】
【実施例】
実施例1 500mlの三つ口フラスコにスターラーと、循環液に
より5℃に冷却された還流冷却器、及び付加用漏斗が取
り付けられている。SbF3 (118g,0.66モ
ル)及びSbCl5 (45g,0.15モル)をこの
反応フラスコ中に入れた。攪拌されたハロゲン化アンチ
モンの混合物に、クロロホルム含量13重量%のクロロ
ホルムとジクロロペンタフルオロプロパンとの混合物(
HCFC−225caとHCFC−225cbとの混合
物)198gを漏斗を通して0.5時間で添加した。次
に、反応混合物を0.25時間攪拌し、次第に約50℃
まで加熱し、この温度で約2時間維持する。その後反応
容器中の内容物を蒸留し、蒸留物を水で洗浄して(2×
100ml)無水Na2 SO4 上で乾燥した。得ら
れたジクロロペンタフルオロプロパン126.7gのう
ち、GC分析では、生成物が約0.07%のクロロホル
ムを含有していることを示した。
【0020】実施例2 約4重量%のクロロホルムを含むHCFC−225異性
体(例えば、HCFC−225ca及びHCFC−22
5cb)の混合物を硫酸ナトリウム上で乾燥し、100
mlの三つ口の丸底フラスコに入れた。フラスコには「
テフロン」コートされた攪拌棒、熱電対、循環する液体
により3℃に冷却された還流冷却器、及び付加用漏斗を
設けた。SbF5 (5g,0.023モル)を、漏斗
に入れ、周囲温度で数箇所で迅速に攪拌された溶液に添
加したところ、6℃の発熱が観測された。次に、反応混
合物を0.5時間攪拌した。その後、還流冷却器を短い
蒸留カラム及び蒸留ヘッドと取換えた。さらに、HCF
C−225異性体をフラスコの外で49ないし54℃で
蒸留し、43.5gの透明な液体を得た。GC分析によ
れば、生成物中にクロロホルムは検出されなかった。出
発物質と蒸留された生成物との分析結果を下記表1に示
す。
【0021】 実施例3SbCl5 (8g,0.027モル)を「テ
フロン」コートされた磁気攪拌棒と共に150mlのス
テンレススチールシリンダに入れた。シリンダを金属真
空ラインに取り付け、液体窒素中で−196℃に冷却し
、HF(19.3g,0.97モル)をフラスコに移し
た。シリンダーを室温まで温め、約1時間攪拌した。
【0022】次に、シリンダーを−196℃に冷却し、
空にし、約0.9重量%のCHCl3 を含むHCFC
−225異性体の混合物40gを入れた。シリンダーを
50℃に温め、47〜61℃で2時間保持した。その後
、シリンダーを再び−196℃に冷却し、空にして、揮
発性生成物を反応器から蒸留して取出し、水で洗浄した
。 この生成物の分析では、わずかなクロロホルムの存在の
みが示された。
【0023】実施例4 5リットルの4つ口の丸底フラスコをHCFC−225
異性体とクロロホルム(28.4g,0.238モル)
との混合物(クロロホルム含有量0.97モル%)45
59gで満たした。付加用漏斗、スターラー、熱電対、
及び還流冷却器をフラスコに装着した。還流冷却器を−
78℃のトラップを介して窒素バブラーに接続した。こ
のトラップは、反応器から出てくるHCFC−21を凝
結をさせるために役立つ。
【0024】この漏斗からSbF5 120(0.55
4モル)を供給した。反応系を周囲温度で攪拌しながら
、SbF5 約5時間にわたり、滴下した。付加操作中
、反応系はただちに濁り、発熱は検出されなかった。黒
い反応混合物を一晩放置した。次に、この反応混合物を
攪拌しながら6モルHCl  1.5  lで処理した
ところ、4℃の発熱が観測された。低下層を反応フラス
コから回収し、6モルHCl  1.5  l、5%N
aHCO3 1.5l、及び水2lで連続的に洗浄した
。得られた褐色の有機生成物をCaSO4 上で乾燥し
た。生成物には、1H  NMRのGCのいずれによっ
てもクロロホルムが検出されなかった。出発物質と生成
物の分析を表2に示す。
【0025】
【0026】実施例5 SbCl5 (4.78g,0.016モル)及びSb
F5 (0.86g,0.0040モル)を、「テフロ
ン」コートされた磁気攪拌棒と共に150mlのステン
レススチールシリンダに入れた。シリンダを金属真空ラ
インに接続し、ドライアイス−メタノール中で−78℃
に冷却し、真空引きして周囲温度まで温めた。窒素20
0psigをシリンダに入れた後、シリンダを98〜9
9℃に加温し、約1時間攪拌した。
【0027】次に、シリンダを液体窒素中で−196℃
に冷却し、真空引きした。HCFC−225異性体(5
0g,0.246モル)とクロロホルム(1g,0.0
084モル)との混合物を空のシリンダ内に入れた。シ
リンダを周囲温度に加温し、200psigの窒素で加
圧した後、97〜102℃で2時間加熱した。
【0028】その後、シリンダ−を−78℃に再び冷却
し、注意深くガス抜きした。水で洗浄された有機生成物
は、シリンダから42.2g回収された。出発物質と生
成物のGC分析の結果を下記表3に示す。
【0029】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)ジクロロペンタフルオロプロパンと
    クロロホルムとの混合物を有効量のフッ素化剤を用いて
    転化し、少なくとも該クロロホルムの一部分を少なくと
    も1つのフッ素置換基を含む生成物にする工程、及び(
    b)精製されたジクロロペンタフルオロプロパンを回収
    する工程を含むジクロロペンタフルオロプロパンの精製
    方法。
  2. 【請求項2】前記接触工程を液相中で行ない、前記ジク
    ロロペンタフルオロプロパンの回収工程を蒸留によって
    行なう請求項1に記載の精製方法。
  3. 【請求項3】前記フッ素化剤は、五塩化アンチモンの存
    在下におけるアンチモニートリフルオリド、五フッ化ア
    ンチモン、一般式SbCl5−X FX (但し、式中
    Xは1以上)、KF、NaF、AgF、HgF2 、T
    aF5 、またはNbF5 からなるフッ化金属、及び
    フッ化水素単独または触媒効果量のSbCl5 、Sb
    Cl3 とSbCl5 の混合物、AlF3 、CrF
    3 、FeCl3 、SnCl4 、MoCl5 、W
    Cl6 、TiCl4 、ZrCl4 、HfCl4 
    TaF5 、またはNbF5 の存在下のフッ化水素か
    らなる群から選択された少なくとも1種である請求項1
    の精製方法。
  4. 【請求項4】前記フッ素化剤は、五塩化アンチモンの存
    在下のフッ化アンチモン、五フッ化アンチモン、一般式
    SbCl5−X FX で表される(但し、Xは1以上
    )クロロフルオロアンチモン、及びKF、NaF、Ag
    F、HgF2 、TaF5 、またはNbF5 からな
    るフッ素化金属、フッ化水素単独、または触媒効果量の
    SbCl5 、SbCl3 及びSbCl5 の混合物
    、AlF3 、CrF3 、FeCl3 、SnCl4
     、MoCl5 、WCl6 、TiCl4 、ZrC
    l4 、ZrCl4 、HfCl4 、TaF5 、ま
    たはNbF5 からなる群から選択される少なくとも1
    種である請求項2に記載の精製方法。
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JP2002510665A (ja) * 1998-04-03 2002-04-09 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 2,2−ジクロロ−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパンの精製および使用方法
JP2002510664A (ja) * 1998-04-03 2002-04-09 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 2−クロロ−1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパンと、そのhfとの共沸混合物を精製および使用する方法

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US5430206A (en) 1995-07-04

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