JPH04329514A - 眼鏡用高屈折率有機プラスチックレンズおよび製造方法 - Google Patents

眼鏡用高屈折率有機プラスチックレンズおよび製造方法

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JPH04329514A
JPH04329514A JP4053492A JP5349292A JPH04329514A JP H04329514 A JPH04329514 A JP H04329514A JP 4053492 A JP4053492 A JP 4053492A JP 5349292 A JP5349292 A JP 5349292A JP H04329514 A JPH04329514 A JP H04329514A
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JP
Japan
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organic plastic
lens member
lens
organic
refractive index
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Withdrawn
Application number
JP4053492A
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English (en)
Inventor
David Dasher
デヴィッド ダッシャー
Jr E Robert Fretz
エドワード ロバート フレッツ ジュニア
John W Nelson
ジョン ウォルター ネルソン
Anthony R Olszewski
アンソニー リチャード オルスゼウスキ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Corning Inc
Original Assignee
Corning Inc
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D11/00Producing optical elements, e.g. lenses or prisms
    • B29D11/00009Production of simple or compound lenses
    • B29D11/00028Bifocal lenses; Multifocal lenses
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B1/00Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements
    • G02B1/04Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements made of organic materials, e.g. plastics
    • G02B1/041Lenses
    • G02B1/043Contact lenses
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02CSPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
    • G02C7/00Optical parts
    • G02C7/02Lenses; Lens systems ; Methods of designing lenses
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02CSPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
    • G02C7/00Optical parts
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一体型単焦点レンズも
しくはガラスープラスチック複焦点レンズ(multi
focal lens) 構造体に装填されたセグメン
ト部材からなる眼鏡用高屈折率有機プラスチックレンズ
部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】今日、屈折率が少なくとも1.56で重
合体を原料とする有機プラスチック眼鏡用レンズ部材へ
の関心が高まっている。これらのレンズ部材は一体型単
一焦点レンズであり、一つの視野の矯正のみを行うもの
である。現在のところ、このようなレンズ用有機プラス
チック材としては、ペンシルバニア州、ピッツバーグの
PPG  Industriesから(登録商標)CR
−39の名称で販売されている熱硬化性ポリカーボネー
ト樹脂が広く用いられている。この材質は約1.50の
標準屈折率を有している。
【0003】あるいは、セグメントとして低屈折率の主
レンズ部材と組み合わせて複合複焦点(multifo
cal lens) レンズを構成する場合もある。B
ennett  et  al.米国特許No.2、3
61、589には、ガラス表面層の間に挟入されたプラ
スチック層に圧入されたガラスもしくは同等の材質のセ
グメントが開示されている。
【0004】また、Bannisterの英国特許No
.338、555には、クラウンガラス部材のくぼみに
装填され、表面にプラスチック被膜、さらにその表面に
第2ガラス部材が積層されたセグメント部材が開示され
ている。
【0005】さらに、Fretz,  Jr.の米国特
許No.4、793、703およびE.R.Fretz
,Jr.の係属米国特許出願No.07/325,88
0には三層複合レンズの構造が開示されている。上記特
許および出願に開示されている構成は、基本的に無機ガ
ラス層好ましくはホトクロミックガラス(photoc
hromicglass)層と、硬質有機プラスチック
層と、弾力性のある有機接着材中間層とからなっている
【0006】前記米国特許No.4,793,703で
は、前記硬質プラスチック層とガラス層相互の熱膨張率
関係にその構造上の特徴があり、一方、前記米国特許出
願No.07/325,880は、層相互間の接着力を
高めるため前記各層の表面に化学反応性有機グループ(
chemically reactive, orga
nic groups) を塗布している点に特徴があ
る。
【0007】複焦点レンズは、異なる表面曲率および/
または屈折率が異なる材質を用いて複数の視野の矯正を
行うものである。すなわち、複焦点レンズの主レンズ部
または部材は遠くの視野の矯正を行い、一方セグメント
部は読書や手元での作業など焦点が近い、近視野の矯正
を行っている。このセグメント部は小さな部材で、通常
主レンズの下半分の内側に配置されている。二焦点用セ
グメントとして最も機能的で一般的な形状としては、D
セグメントと呼ばれる形状がある。これは、完成したレ
ンズの形状が円の頂を切りとったように見えるためこう
呼ばれている。
【0008】従来から、複焦点レンズは100%ガラス
で構成されている。このように、比較的高い屈折率を有
し一般にセグメントもしくはボタンと称されるガラス部
材を、メジャーあるいはクラウンガラスとして知られて
いる標準サイズのレンズ部材のくぼみに融着する。前記
くぼみは一般には皿穴(countersink) と
呼ばれている。 Buckleyの米国特許No.4、842、632に
は、このような100%ガラスからなる複焦点レンズ構
造体の構成部材および製造方法が詳細に開示されている
【0009】一方、100%プラスチックで出来た複焦
点レンズ構造体を利用することも可能である。Buck
leyの米国特許No.4、906、422には、この
ようなプラスチックレンズの製造用モールドが開示され
ている。また、Maedaet  al.の米国特許N
o.4、944、584では、屈折率の異なる材料が装
填されたくぼみを備えた100%有機プラスチック複焦
点レンズ構造体が開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の有
機プラスチック材の屈折率は1.50であり1.56以
上の高屈折率の要求を満足できないという問題があった
。また、従来複焦点レンズは上記のような構成をしてお
り、100%ガラスで構成された複焦点レンズの場合、
主レンズに全くマッチしたホトクロミックレンズを設け
るのは困難であった。一方、従来の100%プラスチッ
クで構成された複焦点レンズの場合は、一体成型されて
おり、単一レンズの前面に凸レンズを形成して高屈折率
を確保している。このため近視野用セグメント部がレン
ズの前面から突出するという問題があった。さらに、従
来の複焦点レンズは単一材質からのみから構成されてい
るため、100%ガラスレンズの場合軽量化が困難であ
り、また100%プラスチックレンズの場合耐摩損性に
劣るという問題点があった。
【0011】本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑
みなされたものであり、その目的は高屈折率の有機プラ
スチック眼鏡用レンズを提供することにある。
【0012】また、本発明の第二の目的は、硬化して所
望形状の重合体になると高屈折率を有した眼鏡用レンズ
部材を生成する有機モノマー配合物(organic 
monomer formulation) を提供す
ることにある。
【0013】さらに、本発明の第三の目的は、高屈折率
を有した有機プラスチック単焦点レンズを提供すること
にある。
【0014】またさらに、本発明の第四の目的は、ガラ
スープラスチック複焦点積層レンズ構造体用有機プラス
チックセグメント材を提供することにある。
【0015】さらにまた、本発明の第五の目的は、ガラ
スープラスチック複焦点積層レンズ構造体の簡便で効果
的な製造方法を提供することにある。
【0016】本発明の第六の目的は、前記セグメント材
の予備加工が不要な方法を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
、本発明に係わる眼鏡用レンズは、少なくとも1.56
の屈折率を有しており、芳香族無水物、芳香族ジアミド
、チオアミドおよびチオアミンからなるグループから選
択された硬化剤と、アルキル基または芳香族のジオール
またはチオールと遷移金属アルコキシド(transi
tion metal alkoxides)に属する
屈折率向上添加剤(refractive index
 enhancing additive) とから構
成されるモノマー配合物の硬化生成物であることを特徴
とする。
【0018】第一の実施例において、前記モノマー配合
物の基材は、エポキシドまたはエポキシド混合物である
。あるいは、前記レンズ部材は一体成型された単一焦点
レンズでもよい。好適実施例において、該レンズ部材は
セグメント材であり、該セグメント材よりも少なくとも
0.04単位、好ましくは0.08単位小さな屈折率を
有した硬質有機プラスチック主レンズ部材の凸面前面に
装填され、同じ屈折率を有した薄肉無機ガラスレンズ部
材に固着されている。
【0019】さらに本発明は、四部材構造の光透過特性
を有した複焦点積層ガラスープラスチックレンズ構造体
の製造方法を提供するものであり、当該方法は、a.硬
質有機プラスチック主レンズ部材を成型するステップと
、b.前記有機プラスチック主レンズ部材の凸面前面に
くぼみ(cavity)を形成するステップと、c.前
記有機プラスチック主レンズ部材よりも大きな屈折率を
有した有機プラスチックセグメントを前記くぼみへ装填
するステップと、d.前記硬質プラスチックレンズ部材
の凸面前面に有機接着層で薄肉ガラスレンズ部材を接着
するステップとから構成されていることを特徴とする。
【0020】好適実施例において、前記くぼみには高屈
折率プラスチックのモノマー先駆物質を装填し、適切な
位置で硬化させて複合プラスチックレンズ部材を生成す
る。必要であれば、前記レンズ部材を所望の湾曲面に加
工することが可能である。
【0021】
【作用】本発明の眼鏡用レンズは上記のような構成を有
しており、少なくとも1.56以上の高屈折率を有した
眼鏡用有機プラスチックレンズ部材が生成され、単一焦
点レンズ部材として成型される。あるいは、当該高屈折
率有機プラスチックレンズ部材をセグメントとして成型
し、該セグメントより0.04単位、好ましくは0.0
8単位、屈折率が小さな硬質有機プラスチック主レンズ
の凸面前面に埋設され、有機接着層を介して前記主レン
ズと同じ屈折率を有した薄肉無機レンズ部材に挟着され
たガラスープラスチック積層複焦点レンズが生成される
【0022】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明にかかる眼
鏡用高屈折率有機プラスチックレンズおよびその製造方
法の好適実施例を説明する。
【0023】本発明は、高屈折率すなわち1.56以上
の屈折率を有した有機プラスチックレンズ部材を供給す
るものでり、第一の形態としては、前記レンズ部材は一
体型の単焦点レンズとして構成可能であり、第二の形態
としては、有機プラスチック主レンズ部材の凸面前面に
装填されるセグメントとしても構成可能である。すなわ
ち、ガラスープラスチック積層複焦点レンズ構造体の一
部を構成する光学部材である。
【0024】いずれの場合でも、前記レンズ部材は、モ
ノマー先駆物質配合物の硬化生成物である高分子材料か
ら作られている。一般に、前記配合物はレジンモノマー
、モノマー用硬化剤、屈折率向上剤(refracti
ve index enhancer) から合成され
ている。あるいは、前記配合物に、硬化反応触媒として
錫オクタン酸塩と酸化防止剤および/または相溶性染料
を加えてもよい。
【0025】限定されるものではないが、本発明の配合
物用レジンモノマーとしてはエポキシドを使用するのが
好ましい。特に有用であると確認されたものとしてはビ
スフェノールAのジクリシジルエーテルがある。当該エ
ーテルは単体としても使用可能であるし、臭素化合誘導
体(brominated derivative) 
と共に使用することも可能である。ジクリシジルエーテ
ルとしては、DER−332の名称でダウケミカル社か
ら販売されている。また、臭素化合誘導体としては、D
ERー542の名称で同社から販売されている。
【0026】硬化剤としては、無水フタル酸などの芳香
族無水物、あるいは4,4−ジアミノフェニルスルホン
(4,4−diaminophenilsulfone
)、3、3−ジアミノフェニルスルホンまたはジアニリ
ンメタン(dianiline methane) な
どの芳香族ジアミンなどを用いている。その他、チオア
セトアミドなどのチオアミドや、4,4ージアニリン硫
化物(4,4 dianiline sulfinde
)を含んだものであれば硬化剤として使用することがで
きる。
【0027】材料の屈折率を高めるため様々な物質を添
加することが可能である。このような物質としては、ナ
フタレンジオール、ナフタレンチオール/ジチオール(
dithiol) 、またはトランススチルベン(tr
ans stilbene)などのアルキル基または芳
香族のジオールあるいはジチオールを含んだ物質がある
。チタニウム  イソプロップオキサイド(titan
ium isopropoxide) 、ジルコニウム
  ブトキサイド(zirconium butoxi
de)、ニオビウム  エトキサイド(niobium
 ethoxide)などの遷移金属アルコキシドを用
いて屈折率を高めることも可能である。
【0028】本発明は、前記Fretz,Jr.特許お
よび出願において開示されている三重構造ガラスープラ
スチック複焦点積層レンズに使用する高屈折率セグメン
ト材用に開発されたものである。従って、限定されるも
のではないが、好適実施例を参照しながら詳細に説明す
る。重複を避けるため、先行技術を本明細書において文
献として参照する。
【0029】100%ガラス複焦点レンズ(all−g
lass, multifocal lenses)に
関し、眼鏡業界で慣習的に用いられている呼称を以下明
細書において一貫して使用する。 「主部材」(major element) とは、距
離の矯正を行う半加工レンズの基本部材(baseme
mber) を表しており、「クラウンメジャー」(c
rown major) とも呼ばれる。 「セグメント部材」あるいは円形の場合「ボタン」は、
一般に小型な補助部(supplemental po
rtion)を示している。この部材は、読書などの近
い視野の矯正を行うため挟着、もしくは装填されている
ものである。また、前記セグメント材は「付加物」(a
ddition)とも称され、前記主レンズの下半分に
設けられている。
【0030】図1は、本発明に係わる半加工の複焦点レ
ンズ10の側部断面図である。前記半加工レンズ10は
、フロントガラス層12、背面プラスチック層14、中
間接着層16、セグメントまたはボタン部材18から構
成されている。図2も同様に、実際には装填されるセグ
メント部材18を備えていないプラスチック層14の側
部断面図である。前記レンズ半加工品10は、プラスチ
ック層14に装填されるセグメント部材18を除き従来
の積層レンズ構造体と同じであることが分かる。
【0031】ガラス層12は、最適な屈折率を有した従
来の眼鏡用ガラスである。当該ガラスの屈折率は、プラ
スチック層14の屈折率と同じに合わせてある。すなわ
ち、業界の標準的ガラスの屈折率は1.523であり、
ホワイトクラウン眼鏡用ガラスを使用することができる
。しかしながら、本発明ではCorning社から発売
されているコード番号#8134、またKerko  
et  al.の米国特許No.4、608、349に
開示されているホトクロミックガラス半加工品に使用す
ることができるよう特定の屈折率を採用している。
【0032】本発明は、組立前にガラスレンズ部材12
を加工することを特徴としている。図からもわかるよう
に、セグメント部材は、有機プラスチック部材に個別に
埋入させることが可能である。さらに、組立の最終工程
でなくてはならなかった有機プラスチック部材14の裏
面もしくは底面の湾曲面の研磨が可能となる。このよう
に、本発明の積層構造では従来100%ガラス複焦点レ
ンズで必要であった完全にマッチしたホトクロミックセ
グメントレンズが不要となる。
【0033】100%プラスチックレンズには、主とし
てペンシルベニ州、ピッツバーグ、PPG  Indu
striesから販売されているCR−39熱硬化性レ
ジンを用いている。前記Fretz  Jr.特許の特
徴は、ガラスとプラスチック部材との間の差を小さくす
るため熱膨張率の低いレジンを使用している点にある。 アクリル樹脂、ポリカーボネート、ポリイミドプラスチ
ックも使用可能ではあるが、サイクリック無水物(cy
clic anhydride)で硬化した脂環式エポ
キシレジン(cycloaliphatic epox
yresin)がここでは好ましい。E.R.Fret
z,Jr.とA.R.Olszewskiによる米国出
願589、403には、注型エポキシレジンの生成に適
した原料および生成方法が開示されている。
【0034】接着剤は、弾力性のある中間層を形成する
配合物であれば良い。前述のFretz,Jr.特許に
はこのようなエポキシ接着剤配合物が複数開示されてい
る。また、R.S.Herdon、R.E.Johns
on,J.M.Newsらによる米国特許出願624,
055では、水素添加エポキシド(hydrogena
ted epoxide)、アクリル酸塩またはブロッ
クトイソシアネートエンドキャップトウレタンオリゴマ
ー(blocked isocyante end−c
apped urethane oligomer)、
およびアミン硬化剤を主成分とする接着剤配合物の使用
を勧めている。この他、熱塑性ウレタン(TPUs)や
ポリビニルブチラール(PVB)などを含有した有機接
着剤なども考えられる。
【0035】本発明は、レジン層14にセグメント18
を設けることを主眼としている。該セグメントはいずれ
の面にも装填することができるが、図1に示したように
凸面前面に装填するのが特に好ましい。このように前面
に装填することにより、層14の背面部表面の光学曲率
を所望の値で加工することが可能となる。また、このた
めガラス部材12の前面の曲率を前記光学曲率に合わせ
る必要がなくなる。
【0036】当然のことながら、予備成型したプラスチ
ックもしくはガラスセグメント部材をガラス部材12の
内表面に装填することが可能である。しかしながら、こ
のような構成では両部材が余分に必要となり、これらの
部材をガラス融着あるいはガラスープラスチック接着剤
のいずれかで接着しなくてはならない。
【0037】あるいは、予備成型したガラスセグメント
をプラスチック層14に装填することも可能である。し
かしながら、上記問題と同様に、各々の部材を別々に準
備し、これらを接着しなくてはならない。特に、前記ガ
ラスセグメント部材の薄いエッジの加工およびそれに続
くシーリング、仕上げ工程での作業は極めて困難なもの
である。
【0038】本発明によれば、有機セグメント18を装
填できるようくぼみ20が部材14に成型されている。 前記くぼみは、ます前記セグメント18を予備成型し、
次に本出願の発明者の同時係属米国特許出願589、4
03に開示されているように前記セグメントをモールド
内に位置決めする、その後前記モールドにレジン部材1
4の先駆物質モノマーを注入もしくは射出して成型され
る。
【0039】このように、セグメントを設置したモール
ドにエポキシモノマーなどの熱硬化性原料を注入するか
、あるいは反応射出成型技術で成型することができる。 スチレンあるいはアクリル熱塑性樹脂などの熱塑性樹脂
の場合は射出成型を行う。
【0040】本発明を実施する場合、まず例えば注型エ
ポキシレンズなどの主レンズ基材14に皿穴の形状をし
たくぼみ20を形成する。次に、高屈折率有機材を前記
皿穴に注入し、その場で硬化させる。こうして成型され
たセグメントは、主レンズに比べ屈折率が少なくとも0
.04単位高く、0.08単位以上高くなるのが望まし
い。
【0041】前記皿穴には二つの成型方法があり、その
いずれでもよい。適した基材からなる標準的レンズ、す
なわち前面の湾曲面を注型し、当該湾曲面から素材を取
り除いて皿穴を形成する。例えば、前記レンズの所定領
域を連続フライス削りを行って皿穴を形成する。あるい
は、前記レンズ基材のモールドにインサートを設置して
所望の皿穴を成型する。いずれの場合であっても、セグ
メント形状のプラスチックを装填できるよう、前記皿穴
の表面には光学的仕上げを施さなくてはならない。
【0042】近視野の場合、セグメントの位置および大
きさ(径)が重要であるため、前記レンズ基材に対する
前記セグメント湾曲面の中心線の垂直方向および水平方
向のずれは限られている。さらに、セグメントの欠陵(
truncation)量もセグメントの頂点とレンズ
基材の湾曲面の中心との距離で決められている。
【0043】第2のステップとしては、高屈折率レジン
先駆物質を前記皿穴の中に注入する。光学的特性を保証
するため、この第2ステップはクリーンルームで行わな
くてはならない。表面の塵を除去するためエポキシレジ
ンとモールドの洗浄を徹底する。この後、高屈折率配合
物を前記モールドに注入し、前記レンズを配合物のプー
ルの中に沈降させる。この時、気泡が発生しないよう注
意する必要がある。前記レンズは液体エポキシの薄肉層
の上に浮かぶ。前記レンズ組立をプログラマブル炉内の
窒素雰囲気の中に注意深く設置して硬化させる。
【0044】硬化処理の後、前記レンズの前面が光学的
特性を備えていれば、従来の標準的な方法で接着加工を
する。しかしながら、光学特性が不十分な場合、レンズ
前面を研磨し、その後接着加工を行う。
【0045】二焦点補正レンズ群(ADDs)の湾曲面
の代表的な皿穴の径、およびその結果できるプラスチッ
クレンズ部材の中心部の厚さを以下の表に示す。これら
のデータは、異なる二つのセグメント率(1.60と1
.650)および三つの「基本カーブ」(前面カーブ)
に関し求められたものである。
【0046】いずれの場合も以下の条件は一定である。 主レンズの屈折率...........1.523セ
グメント径.............25  mm基
材からセグメントの光学中心線までの距離...10 
 mm 基材の光学中心線からセグメントの頂点まで...3 
   mm 表では、レンズ径「RAD」の単位はmmで表し、中心
でのレンズ厚さ「T.C.」の単位はmmで表している
。また、軽量化を図るためレンズの厚さは最小としてい
る。
【0047】
【表1】 セグメント屈折率1.600            
セグメント屈折率1.650基材ジオプタ    2.
19              基材ジオプタ   
 2.19  ADD        RAD    
  TC                ADD  
      RAD      TC1.00    
−113.64    0.70          
     1.00    −271.25    0
.29 1.25     −83.01    0.
96               1.25    
−176.83    0.45 1.50     
−65.39    1.22           
    1.50    −131.17    0.
60 1.75     −53.94    1.4
8               1.75    −
104.25    0.76 2.00     −
45.90    1.75            
   2.00     −86.50    0.9
2 2.25     −39.95    2.02
               2.25     −
73.91    1.07 2.50     −3
5.36    2.30             
  2.50     −64.53    1.23
 2.75     −31.72    2.58 
              2.75     −5
7.25    1.39 3.00     −28
.76    2.88              
 3.00     −51.45    1.55 
                         
                         
                    セグメント
屈折率1.600            セグメント
屈折率1.650基材ジオプタ    4.18   
           基材ジオプタ    4.18
  ADD        RAD      TC 
               ADD       
 RAD      TC1.00    −200.
21    0.76               
1.00    PLANO      0.36 1
.25    −121.34    1.02   
            1.25    −540.
49    0.51 1.50     −87.0
5    1.28               1
.50    −261.87    0.67 1.
75     −67.87    1.54    
           1.75    −172.8
0    0.83 2.00     −55.61
    1.80               2.
00    −128.94    0.98 2.2
5     −47.11    2.07     
          2.25    −102.84
    1.14 2.50     −40.86 
   2.34               2.5
0     −85.52    1.29 2.75
     −36.07    2.62      
         2.75     −73.20 
   1.45 3.00     −32.29  
  2.91               3.00
     −63.98    1.61      
                         
                         
           セグメント屈折率1.600 
           セグメント屈折率1.650基
材ジオプタ    6.21            
  基材ジオプタ    6.21  ADD    
    RAD      TC          
      ADD        RAD     
 TC1.00    −898.30    0.7
9               1.00     
  N.A.    0.39 1.25    −2
29.26    1.05            
   1.25       N.A.    0.5
4 1.50    −131.46    1.31
               1.50      
PLANO    0.70 1.75     −9
2.14    1.57             
  1.75    −524.74    0.85
 2.00     −70.92    1.83 
              2.00    −25
8.12    1.01 2.25     −57
.65    2.09              
 2.25    −171.15    1.17 
2.50     −48.56    2.36  
             2.50    −128
.02    1.32 2.75     −41.
95    2.63               
2.75    −102.25    1.48 3
.00     −36.92    2.91   
            3.00     −85.
12    1.64    セグメント成型のために開発された配合物を以下実
験例で説明する。また、この実験例では屈折率と、成型
されたセグメントレジンで測定されたアッベ値も報告さ
れている。各実験では、所望の径の皿穴と湾曲面が形成
されたエポキシレンズ基材にセグメント配合物を注入し
、硬化させている。特に表示がないかぎりパーセントは
全て重量パーセントである。
【0048】第1実験例 DER−332エポキシモノマーが80.32%、プロ
ピレングリコールが4.60%、メチレンジアニリンが
15.08%の混合物を準備し、均一になるまで撹拌す
る。この混合物をエポキシレンズ基材の皿穴内で硬化さ
せる。硬化サイクルは、125℃で17時間、その後さ
らに155℃で5時間である。
【0049】こうして硬化されたセグメントレジンの屈
折率は1.608で、アッベ数は31である。
【0050】第2実施例DER−332が59.83%
、無水フタル酸が36.70%、プロピレングリコール
が3.43%、錫オクタン酸塩が0.004%を含有す
る均一な混合物を生成する。この混合物を125℃で1
7時間、その後さらに135℃で5時間硬化させる。
【0051】こうして硬化されたセグメントレジンの屈
折率は1.586で、アッベ数は29である。
【0052】第3実験例DER−332が33.56%
、DER−542が21.10%、ERL−4221が
7.44%、無水フタル酸が34.49%、プロピレン
グリコールが3.40%、錫オクタン酸塩0.004%
を合成して均一な混合物を生成する。この混合物を12
5℃で1.5時間硬化させ、その後さらに135℃で1
7時間硬化させる。
【0053】こうして生成された硬化セグメントレジン
の屈折率は1.586で、アッベ数は30.8である。
【0054】第4実験例DER−332が39.70%
とDER−542が21.56%を無水フタル酸35.
23%、プロピレングリコール3.48%を均等に混合
する。硬化サイクルは125℃で1時間半、その後さら
に135℃で17時間である。
【0055】こうして得られたレジンの屈折率は1.5
92でアッベ数は31である。
【0056】第5実験例この実験例では硬化剤としてチ
オアセトアミドを使用している。ERL−4221(脂
肪族エポキシモノマー)が10.25%、DER−33
2が61.62%、プロピレングリコールが4.69%
、チオアセトアミドが23.44%を合成し、80℃で
混合する。硬化サイクルは110℃で12時間、その後
さらに120℃で4時間、150℃で2時間である。
【0057】こうして得られた硬化レジンの屈折率は1
.602であり、アッベ数は30である。
【0058】第6実験例DER−332が77.61%
、プロピレングリコールが4.13%、4.4’ジアミ
ノフェニールスルホンが18.22%、錫オクタン酸塩
が0.04%からなる混合物を均等になるまで撹拌する
。この混合物を135℃で17時間、その後さらに16
5℃で5時間硬化させる。
【0059】こうして硬化されたレジンの屈折率は1.
618で、アッベ数は26である。
【0060】第7実験例DER−542が71.47%
、ERL−4421が6.30%、プロピレングリコー
ルが2.52%、ジアミノフェニールスルホンが11.
81%、トランススチルベン(t−stilbene)
が7.87%、錫オクタン酸塩が0.004%からなる
混合物を撹拌する。硬化サイクルは120℃で5時間、
135℃で12時間、160℃で4時間である。
【0061】生成されたレジンの屈折率は1.645で
、アッベ数は25である。
【0062】第8実験例この実験例では、遷移金属アル
コキシド、ジルコニウムブトキサイドを使用している。 混合物は、DER−332が30.70%、DER−5
42が19.30%、ヘクサヒドロフタル酸無水物が3
1.55%、プロピレングリコールが3.61%、ER
L−4221が6.80%、錫オクタン酸塩が0.00
3%、ジルコニウムブトキサイドが8.50%を含有し
ている。この混合物を100℃で5時間、その後さらに
135℃で12時間、165℃で5時間硬化させる。
【0063】この結果生成されたレジンの屈折率は1.
598で、アッベ数は30.6である。
【0064】第9実験例前記Fretz,Jr.特許に
開示されている方法で表Iに記載されているエポキシレ
ジンを原料として注型レンズを作成する。特に、樹脂溶
液を凹状ガラスモールドで成型したくぼみに注入する。 前記凹状ガラスモールドは、離型剤で処理されており、
シリコンあるはゴムガスケットが設けられており、処理
を施した凸状ガラスモールドでさらに被われている。第
1実験例に説明したように前記樹脂溶液は硬化し、第1
実験例で説明した材料の特性と同じ特性を有した主レン
ズが作製される。このレンズを従来の方法で単一視野レ
ンズ(single vision lens)として
仕上げを行うか、あるいはまた薄肉ガラスキャップ(厚
さ1mm)上に重ねて積層レンズを作製する。Ther
medics社製のSG−93A熱可塑性ウレタン接着
剤の薄膜(0.254mm(0.010”)−0.38
1mm(0.015”)の厚さ)を用いて積層処理を行
った。さらに、洗浄および前記Fretz,Jr.特許
に開示されている方法でシラン表面処理を施したホトク
ロミックガラスを使用している。積層処理は、真空シー
ルバッグを使用したオートクレーブの中で高温、高圧(
例えば、130℃、1時間当たり100psig圧)の
もと行った。この他、接着剤を使用して、Fretz,
Jr.特許の実験例で詳細に説明している方法で積層処
理することも可能である。従来の方法で該積層処理した
レンズから眼鏡用レンズを作製する。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の眼鏡用高
屈折率有機プラスチックレンズによれば、従来より高い
屈折率の有機プラスチック単一焦点レンズが得られると
いう利点がある。また、セグメント部材として成型した
場合、前面がガラス、内側の面がプラスチックの積層構
造であるため外からの掻き傷や摩損に強く、軽量な高屈
折率の複焦点レンズを構成できるという利点がある。ま
た、本発明の眼鏡用高屈折率有機プラスチックレンズ製
造方法によれば、セグメントを予備成型し、該セグメン
トをモールド内に位置決めしてレジンを射出成型するた
め、従来のように各々個別に用意した主レンズに予備成
型したガラスを装填するため必要であったセグメントの
エッジ加工、シーリング、仕上げなどの困難な作業が不
要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる積層レンズ構造体の側部断面図
【図2】図1に示した積層レンズ構造体の一部材の準備
段階における側部断面図
【符号の説明】
10    半加工レンズ 12    フロントガラス 14    プラスチック層 16    中間接着層 18    セグメント部材 20    くぼみ

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  少なくとも1.56の屈折率を有して
    おり、芳香族無水物、芳香族ジアミド、チオアミドおよ
    びチオアミンからなるグループから選択した硬化剤と、
    アルキル基あるいは芳香族のジオールまたはチオールと
    遷移金属アルコキシドからなるグループから選択した屈
    折率向上添加剤とを含有するモノマー配合物の硬化生成
    物である有機プラスチックレンズ部材を使用しているこ
    とを特徴とする眼鏡用レンズ。
  2. 【請求項2】  前記有機プラスチックレンズ部材は、
    一体型単焦点レンズであることを特徴とする請求項1記
    載の眼鏡用レンズ。
  3. 【請求項3】  前記有機プラスチックレンズはセグメ
    ントであり、当該セグメントより屈折率が小さな有機プ
    ラスチック主レンズの前方凸面のくぼみに装填されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の眼鏡用レンズ。
  4. 【請求項4】  前記有機プラスチックレンズは、熱硬
    化性レジンモノマーを基材とする配合物の硬化生成物で
    あることを特徴とする請求項1記載の眼鏡用レンズ。
  5. 【請求項5】  前記熱硬化性レジンモノマーはエポキ
    シドであることを特徴とする請求項4記載の眼鏡用レン
    ズ。
  6. 【請求項6】  前記エポキシドモノマーは、ビスフェ
    ノールAのジグリシジルエーテル、もしくはビスフェノ
    ールAジグリシジルエーテルにその臭素化合誘導体を添
    加したものであることを特徴とする請求項5記載の眼鏡
    用レンズ。
  7. 【請求項7】  前記硬化剤は芳香族無水物であること
    を特徴とする請求項1記載の眼鏡用レンズ。
  8. 【請求項8】  前記硬化剤は無水フタル酸であること
    を特徴とする請求項6記載の眼鏡用レンズ。
  9. 【請求項9】  前記屈折率向上添加剤はアルキルジオ
    ールであることを特徴とする請求項1記載の眼鏡用レン
    ズ。
  10. 【請求項10】  前記アルキルジオールはプロピレン
    グリコールであることを特徴とする請求項9記載の眼鏡
    用レンズ。
  11. 【請求項11】  光透過特性を備えており、請求項3
    の有機プラスチックレンズ部材と、当該プラスチックレ
    ンズ部材の前方凸面の上に設けられる薄肉無機ガラスレ
    ンズ部材と、前記ガラス部材と有機プラスチックレンズ
    部材との間に挟入され当該部材を互いに接着させる有機
    中間接着層とから構成されていることを特徴とする四部
    材ガラス−プラスチック積層複焦点レンズ構造体。
  12. 【請求項12】  前記ガラス部材および有機プラスチ
    ックレンズ部材の屈折率は略同一であり、前記有機プラ
    スチックセグメントの屈折率が前記有機プラスチック主
    レンズ部材の屈折率よりも少なくとも0.04単位大き
    いことを特徴とする請求項11記載の複焦点レンズ構造
    体。
  13. 【請求項13】  前記有機プラスチックセグメントの
    屈折率は少なくとも約1.600であることを特徴とす
    る請求項11記載の複焦点レンズ構造体。
  14. 【請求項14】  前記ガラスレンズ部材はホトクロミ
    ックガラスであることを特徴とする請求項11記載の複
    焦点レンズ構造体。
  15. 【請求項15】  前記有機プラスチックセグメントは
    、前記有機プラスチック主レンズ部材のくぼみ内で硬化
    されることを特徴とする請求項11記載の複焦点レンズ
    構造体。
  16. 【請求項16】  (a)レジンモノマー基材と、芳香
    族無水物、芳香族ジアミド、チオアミドおよびチオアミ
    ンからなるグループから選択した硬化剤と、アルキル基
    または芳香族のジオールあるいはチオールと遷移金属ア
    ルコキシドからなるグループから選択した屈折率向上添
    加剤とから構成されているモノマー配合物を生成するス
    テップと、(b)所望のレンズ部材の形状およびサイズ
    を有したモールドに前記配合物を注入するステップと、
    (c)前記モノマーが重合し、前記モールド内に前記有
    機プラスチックレンズ部材が生成されるよう前記モノマ
    ー配合物を硬化させるステップとから構成されているこ
    とを特徴とする少なくとも1.56の屈折率を有した有
    機プラスチックレンズ部材の製造方法。
  17. 【請求項17】  前記配合物中のレジンモノマー基材
    はエポキシドであることを特徴とする請求項16記載の
    有機プラスチックレンズ部材製造方法。
  18. 【請求項18】  前記エポキシドモノマーは、ビスフ
    ェノールAのジグリシジルエーテル、もしくはビスフェ
    ノールAジグリシジルエーテルにその臭素化合誘導体を
    添加したものであることを特徴とする請求項17記載の
    有機プラスチックレンズ部材製造方法。
  19. 【請求項19】  前記配合物中の硬化剤は芳香族無水
    物であることを特徴とする請求項16記載の有機プラス
    チックレンズ部材製造方法。
  20. 【請求項20】  前記硬化剤は無水フタル酸であるこ
    とを特徴とする請求項19記載の有機プラスチックレン
    ズ部材製造方法。
  21. 【請求項21】  前記屈折率向上添加剤は脂肪族ジオ
    ールであることを特徴とする請求項16記載の有機プラ
    スチックレンズ部材製造方法。
  22. 【請求項22】  前記脂肪族ジオールはプロピレング
    リコールであることを特徴とする請求項21記載の有機
    プラスチックレンズ部材製造方法。
  23. 【請求項23】  前記注型レンズ部材は一体型単焦点
    レンズであることを特徴とする請求項16記載の有機プ
    ラスチックレンズ部材製造方法。
  24. 【請求項24】  前記注型レンズ部材はセグメントで
    あり、前記セグメントは有機プラスチック主レンズ部材
    の前方凸面のくぼみに装填されていることを特徴とする
    請求項16記載の有機プラスチックレンズ部材製造方法
  25. 【請求項25】  前記有機プラスチックセグメントは
    予備成型され、モールド内に設置されており、くぼみが
    形成されるよう前記セグメント用モールドに未硬化のエ
    ポキシレジン配合物を注入して前記有機プラスチックレ
    ンズ部材を成型し、前記モールド内の前記配合物を硬化
    させてセグメントを前記くぼみに装填することを特徴と
    する請求項24記載の有機プラスチックレンズ部材製造
    方法。
  26. 【請求項26】  前記有機プラスチックレンズ部材を
    予備成型し、また前記レンズ部材の前方凸面から素材を
    取り除いて前記有機プラスチックレンズ部材にくぼみを
    成型することを特徴とする請求項24記載の有機プラス
    チックレンズ部材製造方法。
  27. 【請求項27】  所定領域を連続フライス削りして前
    記有機プラスチックレンズ部材の前方凸面から素材を取
    り除くことを特徴とする請求項26記載の有機プラスチ
    ックレンズ部材製造方法。
  28. 【請求項28】  前記有機プラスチックレンズ部材の
    くぼみは有機混合物で装填されており、当該有機混合物
    は硬化すると前記プラスチックレンズ部材よりも少なく
    とも0.04単位屈折率が高くなることを特徴とする請
    求項26記載の有機プラスチック部材製造方法。
  29. 【請求項29】  前記くぼみは過分に装填されており
    、くぼみ内の装填物を除く前記有機レンズ部材の内表面
    が露出するよう前記過分装填物を除去することを特徴と
    する請求項28記載の有機プラスチック部材製造方法。
  30. 【請求項30】  前記有機混合物をモールドに注入し
    、前記有機プラスチックレンズ部材のくぼみと前記混合
    物とが密着し、やがて前記混合物が前記有機プラスチッ
    クレンズ部材のくぼみ内で硬化することを特徴とする請
    求項28記載の有機プラスチック部材製造方法。
  31. 【請求項31】  前記薄肉ガラス部材は、有機接着層
    を介して前記有機プラスチック主レンズ部材の前方凸面
    に接着し、光透過特性を備えたガラス−プラスチック積
    層複焦点レンズ構造体を構成することを特徴とする請求
    項24記載の有機プラスチック部材製造方法。
  32. 【請求項32】  (a)硬質有機プラスチック主レン
    ズ部材を生成するステップと、(b)前記有機プラスチ
    ック主レンズ部材の内表面上にくぼみを成型するステッ
    プと、(c)セグメント部材となるよう前記有機プラス
    チック主レンズ部材よりも屈折率が大きな有機プラスチ
    ックセグメントを前記くぼみに装填するステップと、(
    d)有機接着層を用いて前記硬質プラスチックレンズ部
    材の前方凸面に薄肉ガラスレンズ部材を接着するステッ
    プとから構成されることを特徴とする光透過特性を備え
    た四部材ガラスープラスチック複焦点レンズ構造体の製
    造方法。
JP4053492A 1991-04-08 1992-03-12 眼鏡用高屈折率有機プラスチックレンズおよび製造方法 Withdrawn JPH04329514A (ja)

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