JPH0432811B2 - - Google Patents

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JPH0432811B2
JPH0432811B2 JP16069483A JP16069483A JPH0432811B2 JP H0432811 B2 JPH0432811 B2 JP H0432811B2 JP 16069483 A JP16069483 A JP 16069483A JP 16069483 A JP16069483 A JP 16069483A JP H0432811 B2 JPH0432811 B2 JP H0432811B2
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JP
Japan
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general formula
acetate
reaction
ester
mmol
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JP16069483A
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JPS6051139A (ja
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Junzo Oodera
Koichi Kanehira
Shigeaki Suzuki
Manzo Shiono
Yoshiji Fujita
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Kuraray Co Ltd
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Kuraray Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP16069483A priority Critical patent/JPS6051139A/ja
Publication of JPS6051139A publication Critical patent/JPS6051139A/ja
Publication of JPH0432811B2 publication Critical patent/JPH0432811B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11BPRODUCING, e.g. BY PRESSING RAW MATERIALS OR BY EXTRACTION FROM WASTE MATERIALS, REFINING OR PRESERVING FATS, FATTY SUBSTANCES, e.g. LANOLIN, FATTY OILS OR WAXES; ESSENTIAL OILS; PERFUMES
    • C11B9/00Essential oils; Perfumes
    • C11B9/0042Essential oils; Perfumes compounds containing condensed hydrocarbon rings
    • C11B9/0046Essential oils; Perfumes compounds containing condensed hydrocarbon rings containing only two condensed rings

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Fats And Perfumes (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は一般式 で示される二環式アルコール又はそのエステル、
それらの製造方法及びそれらを含有する香料組成
物に関する。 上記一般式()において、R1、R2、R3、R4
及びR5は同一又は異なり、各々水素原子又はメ
チル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピ
ル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、n−ベン
チル基などの低級アルキル基を表わす。mは1又
は2の整数を表わし、nは0、1又は2の整数を
表わす。Yは水素原子又はホルミル基、アセチル
基、プロピオニル基、ブチリル基などの低級アシ
ル基を表わす。 本発明により提供される一般式()で示され
る二環式アルコール又はそのエステルは文献未載
の新規化合物である。これらの二環式アルコール
及びそのエステルは、ベチバー様香気やシダーウ
ツド様香気を想起せしめる典型的なウツデイノー
トを有する芳香化合物であり、しかも強い拡散性
と保香性を持ち、多くの香料素材とよく調和する
優れた性質を有することから種々の香料組成物の
香気成分として有用である。 一般式()で示される本発明化合物は下記の
方法により製造することができる。 すなわち、一般式 (式中、R1、R2、R3、R4、R5、m及びnは上
記の意味を有し、R6は水素原子又は低級アルキ
ル基を表わし、Aは
【式】又は
【式】を表わす。ここでZはハロゲ ン原子又は低級アシル基を表わす。)で示される
ジエノールエステルを零価のパラジウム錯体の存
在下、必要に応じ低級脂肪族モノカルボン酸のア
ルカリ金属塩の存在下に加熱反応させることによ
り一般式 (式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、m及びn
は上記の意味を有する。) で示される二環式アルコールのエステルを得るこ
とができる。この反応を具体的に説明すれば、一
般式()においてZがハロゲン原子であるジエ
ノールエステルを原料として用いる場合には、反
応系に零価のパラジウム錯体と低級脂肪族モノカ
ルボン酸のアルカリ金属塩とを存在させる必要が
あり、加熱下に反応を行なう。また一般式()
においてZが低級アシルオキシ基であるジエノー
ルエステルを原料として用いる場合には、零価の
パラジウム錯体の存在下に加熱下に反応を行な
う。これらの反応においては生成するカルボン酸
が系内に存在すると該カルボン酸が零価のパラジ
ウム錯体の触媒活性を失活させるため、例えば約
100〜300Torrの減圧下に生成するカルボン酸を
系外に除去しながら反応させることが好ましい。
零価のパラジウム錯体としては,例えばPd〔P
(C6H534などを用いることができる。また、例
えばPd(OCOCH32、Pd(CH3COCHCOCH32
〔(CH2=CHCH2)PdCl〕2、Pd2〔(C6H5CH=
CH)2CO〕3・CHCl3などのパラジウム化合物とト
リフエニルホスフイン、1,2−ジフエニルホス
フイノエタン、1,3−ジフエニルホスフイノプ
ロパン、トリブチルホスフイン、トリフエニルホ
スフアイトなどの配位能を有するリン化合物とを
反応系に導入し、その場で触媒活性を有する零価
のパラジウム錯体を生成させてもよい。好ましい
零価のパラジウム錯体としてはPd〔P(C6H534
及びPd(OCOCH32とトリフエニルホスフインと
の組合わせが例示される。該零価のパラジウム錯
体の使用量は一般式()で示されるジエノール
エステルに対して約0.01〜10モル%、好ましくは
約0.1〜5モル%であるが、この使用量が約0.01
〜1モル%のごとき少量の場合には上記の配位能
を有するリン化合物を該零価のパラジウム錯体に
対して約2〜10倍モル共存させることがさらに好
ましい。また、上記のパラジウム化合物と配位能
を有するリン化合物とを反応系に導入し、その場
で零価のパラジウム錯体を生成させる場合、該パ
ラジウム化合物の添加量は一般式()で示され
るジエノールエステルに対して約0.01〜10モル
%、好ましくは約0.1〜5モル%であり、また配
位能を有するリン化合物の添加量は該パラジウム
化合物に対して約2〜40倍モル、好ましくは約4
〜10倍モルである。低級脂肪族モノカルボン酸の
アルカリ金属塩としては、例えば酢酸リチウム、
酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、プロピオン酸ナ
トリウム、プロピオン酸カリウム、酪酸ナトリウ
ム、酪酸カリウムなどを用いることができる。低
級脂肪族モノカルボン酸のアルカリ金属塩は一般
式()で示されるジエノールエステルのうち、
Zがハロゲン原子であるジエノールエステルに対
して約1〜5倍モル、好ましくは約1.1〜2倍モ
ルの量で使用される。一般式()で示されるジ
エノールエステルを反応させるに際しては、溶媒
を用いても、用いなくてもよい。使用し得る溶媒
としてはベンゼン、トルエン、流動パラフイン、
ジブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチ
ルエーテル、N,N−ジメチルホルムアミドなど
を例示することができる。この反応は加熱下に、
例えば約150〜250℃の温度範囲内で行なうことが
できる。 上記の反応において、反応温度を調節すること
により一般式 (式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、m及びn
は上記の意味を有する。) で示されるトリエノールエステルを中間体として
得ることができる。このトリエノールエステルを
反応系から分離するか又は分離することなく加熱
反応させることにより一般式(a)で示される
二環式アルコールのエステルが得られる。例え
ば、一般式()においてR1=R2=R6=CH3
R3=R4=R5=H、Z=Cl、m=1、n=0であ
るジエノールエステルを零価のパラジウム錯体と
低級脂肪族モノカルボン酸のアルカリ金属塩の存
在下に180℃で加熱反応させると対応する一般式
()で示されるトリエノールエステルが得られ、
このトリエノールエステルを反応系から分離した
のち、210℃で加熱反応させることにより対応す
る一般式(a)で示される二環式アルコールの
エステルが得られる。 一般式(a)で示される二環式アルコールの
エステルを加水分解することにより一般式 (式中、R1、R2、R3、R4、R5、m及びnは上
記の意味を有する。) で示される二環式アルコールを得ることができ
る。この加水分解反応は、エステル類を加水分解
する方法としてそれ自体公知の方法により行なう
ことができる。例えば該二環式アルコールのエス
テルをアルコール溶媒中アルカリ金属水酸化物と
反応させればよい。アルコール溶媒としてはメタ
ノール、エタノール、n−プロパノールなどが例
示されるが、メタノール及びエタノールが好まし
い。アルコール溶媒の使用量はアルカリ金属水酸
化物1gに対して約1〜10ml、好ましくは約3〜
5mlである。アルカリ金属水酸化物としては
LiOH、NaOH及びKOHが例示されるが、好ま
しくはKOHである。アルカリ金属水酸化物の使
用量は該二環式アルコールのエステルに対して約
1〜10倍モル、好ましくは約2〜5倍モルであ
る。この反応は約0℃〜100℃、好ましくは約20
℃〜80℃で行なうことができる。 このようにして得られる一般式()で示され
る二環式アルコール又はそのエステルの分離・精
製は通常の方法により行なうことができる。例え
ば、反応混合物を水にあけ、ついでジエチルエー
テルなどの溶媒で抽出し、その抽出液を重炭酸ナ
トリウムの飽和水溶液で洗滌し、乾燥する。つい
で、溶媒を留去させ、その残渣を蒸留又はカラム
クロマトグラフイーなどにより精製することによ
り、高純度の一般式()で示される二環式アル
コール又はそのエステルを得ることができる。 本発明方法における出発原料である一般式
()で示されるジエノールエステルは新規化合
物であり、例えば下記の方法により製造すること
ができる。すなわち、一般式 (式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、m及びnは
上記の意味を有する。) で示されるエステルを()一般式 (CH33COX1 () (式中、X1はハロゲン原子を表わす。) で示される次亜ハロゲン酸第3級ブチルと反応さ
せるか又は()水とは非混和性の有機溶媒と水
との二相系において次亜塩素酸と反応させること
により一般式 〔式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、m及びn
は上記の意味を有し、X2は一般式()中のX1
に同じであるか又は塩素原子である。〕 で示されるハロゲン化物を得ることができる。そ
して該ハロゲン化物を(a)零価のパラジウム錯体の
存在下、(b)非プロトン性極性溶媒の存在下、又は
(c)ケトン溶媒、トリアルキルアミン及びアルカリ
金属ヨウ化物の存在下に低級脂肪族モノカルボン
酸のアルカリ金属塩と反応させることにより一般
〔式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、m及びn
は上記の意味を有し、Rは低級アシルオキシ基を
表わす。〕 で示されるアシルオキシ化合物及び/又は一般式 (式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、m、n及
びRは上記の意味を有する。) で示されるアシルオキシ化合物が得られる。また
該ハロゲン化物を酸性触媒の存在下に異性化させ
ることにより一般式 (式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、m、n及
びX2は上記の意味を有する。) で示されるハロゲン化物が得られる。 一般式()で示されるエステルと一般式
()で示される次亜ハロゲン酸第3級ブチルと
の反応は、通常、有機溶媒中、必要に応じてシル
カゲルを存在させて行われる。有機溶剤としては
例えばヘキサン、ヘプタン、ベンゼン、トルエン
などの炭化水素類、塩化メチレン、クロロホル
ム、四塩化炭素、1,2−ジクロルエタンなどの
ハロゲン化炭化水素類、シエチルエーテル、ジイ
ソプロピルエーテルなどのエーテル類などを用い
ることができる。有機溶媒としてクロロホルム、
ジエチルエーテルなどを用いる場合にはシリカゲ
ルは存在しても、しなくてもよいが、ヘキサン、
塩化メチレンなどを用いる場合にはシリカゲルの
存在が必要である。反応成績の点から、シリカゲ
ル存在下にヘキサン又は塩化メチレンを用いるこ
とが推奨される。有機溶媒の使用量は該有機溶媒
中の一般式()で示されるエステルの濃度が約
0.1〜0.5モル/となる程度がよい。シリカゲル
を用いる場合、その使用量は一般式()で示さ
れるエステル1モルに対して約100〜500gが好ま
しい。次亜ハロゲン酸第3級ブチルとしては次亜
塩素酸第3級ブチル及び次亜臭素酸第3級ブチル
が例示される。次亜ハロゲン酸第3級ブチルの使
用量は一般式()で示されるエステルに対して
約0.7〜1.1当量が好適である。反応温度は約0℃
〜20℃が好ましい。 水とは非混和性の有機溶剤と水との二相系にお
ける一般式()で示されるエステルと次亜塩素
酸との反応は、例えばさらし粉とドライアイスか
らその場(in situ)で次亜塩素酸を生成させ、
これを一般式()で示されるエステルに作用さ
せることにより行われる。この方法は、通常、さ
らし粉を溶解した水相と一般式()で示される
エステルを溶解した有機溶媒相との二相系にドラ
イアイスを添加することにより実施される。使用
し得る有機溶媒としてはヘキサン、ベンゼンなど
の炭化水素類、塩化メチレン、クロロホルム、四
塩化炭素、1,2−ジクロルエタンなどのハロゲ
ン化炭化水素類などが挙げられるが、塩化メチレ
ン及びクロロホルムが好適である。さらし粉の使
用量は一般式()で示されるエステルに対して
約0.5〜5.0当量、好ましくは約0.7〜1.3当量であ
る。ドライアイスはさらし粉に対して当量又はそ
の近辺の量で使用してもよいが、過剰量用いるこ
とが好ましい。有機溶媒の使用量は一般式()
で示されるエステルの濃度が該有機溶媒中約0.01
〜10モル/、好ましくは約0.2〜2.0モル/と
なる程度がよい。水は有機溶媒に対して約0.3〜
3倍(容量)の量で用いるのが好適である。反応
温度は約0℃〜50℃の範囲内で任意に選ぶことが
できるが、約3℃〜15℃が好ましい。 別法として、塩素イオンの電解酸化反応により
次亜塩素酸をその場(in situ)で生成させ、こ
れを一般式()で示されるエステルに作用させ
ることによつても一般式(a)においてX2
Clであるハロゲン化物〔言い換えれば一般式
()においてAが
【式】である ジエノールエステル〕を得ることができる。この
電解反応は塩素イオンを含有する水相と水とは非
混和性の有機溶媒相〔一般式()で示されるエ
ステルはこの有機溶媒相に溶解させておく〕から
なる二相系で行なうことが必要である。塩素イオ
ン源としてはLiCl、NaCl、KCl、NH4Clなどの
各種の塩化物を用いることができるが、NaClが
とくに好適である。また、これらの塩化物のほか
に塩酸水溶液を添加することもできる。電解反応
に際しては一般に支持電解質を必要とするが、本
反応においては上記塩化物がその役割を果たすた
め、他の支持電解質を加える必要はない。したが
つて塩化物は一般式()で示されるエステルに
対して約3〜20倍モル量、好適には約5〜10倍モ
ル量使用される。この塩化物水溶液の濃度は使用
する塩化物の種類によつて変化するが、たとえば
NaClの場合には約1重量%から飽和溶解度まで、
好適には約2〜50重量%である。水とは非混和性
の有機溶媒としてはヘキサン、ベンゼンなどの炭
化水素類、塩化メチレン、クロロホルム、1,2
−ジクロロエタンなどの塩素化炭化水素類などが
使用できるが、塩化メチレン及びクロロホルムが
好ましい。有機溶媒の使用量は水相の約0.5〜5
倍容量、好適には1〜3倍容量である。電極とし
ては金、白金又は白金でメツキしたチタン若しく
はニツケル、炭素、チタン、ニツケル、ステンレ
ス鋼、鉛、銅などが使用可能であるが、白金が好
適である。使用する電流密度は約5〜500mA/
cm2、好ましくは約10〜50mA/cm2であり、この値
は端子電圧により調整できる。本反応における所
要電気量は2フアラデー/モル(F/mol)であ
るが、実際には約7〜15F/mol用いるのが好ま
しい。この電解反応における反応温度は約2℃〜
+80℃、好ましくは約5〜20℃である。 以上のようにして得られる一般式(a)で示
されるハロゲン化物を零価のパラジウム錯体の存
在下に低級脂肪族モノカルボン酸のアルカリ金属
塩と反応させると、通常、一般式(a)で示さ
れるアシルオキシ化合物と一般式(c)で示さ
れるアシルオキシ化合物との混合物が得られる。
零価のパラジウム錯体としては例えばPd〔P(C6
H534などを用いることができる。また、例え
ばPd(OCOCH32、Pd(CH3COCHCOCH32
〔(CH2=CHCH2)PdCl〕2、Pd2〔(C6H5CH)2CO〕
3・CHCl3などとトリフエニルホスフインのごと
き配位子化合物とを反応系に導入し、その場で触
媒活性を有する零価のパラジウム錯体を生成させ
てもよい。該パラジウム錯体の使用量は触媒量で
よく、一般式(a)で示されるハロゲン化物に
対して約1〜5モル%が好適である。この反応に
おいては溶媒は用いても、用いなくてもよい。使
用し得る溶媒としてはヘプタン、ベンゼン、テト
ラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、
1,2−ジクロロエタン、ジメチルホルムアミ
ド、アセトニトリル、t−ブタノール、アセトン
などを例示することができる。低級脂肪族モノカ
ルボン酸のアルカリ金属塩としては、例えば酢酸
リチウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、プロ
ピオン酸ナトリウム、酪酸カリウム、酪酸ナトリ
ウムなどを用いることができる。低級脂肪族モノ
カルボン酸のアルカリ金属塩は一般式(a)で
示されるハロゲン化物に対して約1〜10倍モル、
好ましくは1,2〜2倍モルの量で使用される。
この反応は環境温度から約100℃までの範囲内の
温度で行なうことができる。好適反応温度は約60
℃〜90℃である。 一般式(b)で示されるアシルオキシ化合物
を選択性よく得るためには一般式(a)で示さ
れるハロゲン化物をジメチルホルムアミド、ジエ
チルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジエ
チルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリド
ン、ジメチルスルホキシド、ジエチルスルホキシ
ドなどの非プトロン性極性溶媒中で低級脂肪族モ
ノカルボン酸のアルカリ金属塩と反応させればよ
い。溶媒の使用量には特に制限はなく、反応操作
の容易さなどを考慮して適宜選択すればよい。低
級脂肪族モノカルボン酸のアルカリ金属塩として
は酢酸、プロピオン酸、酪酸などのカルボン酸の
リチウム塩、カリウム塩、ナトリウム塩などを使
用することができる。これらのアルカリ金属塩の
使用量は一般式(a)で示されるハロゲン化物
1モルに対して約1〜10モル、好ましくは約4〜
6モルである。また、この反応を行なうにあたつ
て反応系内に少量の水が存在することは何ら差し
支えない。この反応は約60℃〜150℃で行ないう
るが、好ましくは反応温度は約80℃〜120℃であ
る。 また、一般式(a)で示されるハロゲン化物
をケトン溶媒中、トリアルキルアミン及びアルカ
リ金属ヨウ化物の存在下に低級脂肪族モノカルボ
ン酸のアルカリ金属塩と反応させるならば、主と
して一般式(c)で示されるアシルオキシ化合
物が得られる。ケトン溶媒としては例えばアセト
ン、メチルエチルケトン、ジエチルケトンなどが
例示される。該ケトン溶媒の使用量は一般式(
a)で示されるハロゲン化物1重量部に対して
0.01〜10重量部、好ましくは約0.1〜1重量部で
ある。トリアルキルアミンとしてはトリエチルア
ミン、トリn−プロピルアミン、トリn−ブチル
アミン、トリn−オクチルアミンなどが例示され
るが、トリn−プロピルアミンが好ましい。アル
カリ金属ヨウ化物としてはヨウ化ナトリウムを用
いることが好ましい。アルキルアミン及びアルカ
リ金属ヨウ化物はそれぞれ触媒量の使用でよく、
一般式(a)で示されるハロゲン化物に対して
それぞれ約1〜10重量%の量で用いるのが好適で
ある。低級脂肪族モノカルボン酸のアルカリ金属
塩しては前記したものをこの反応においても同様
に使用することができ、その使用量は一般式(
a)で示されるハロゲン化物1モルに対して約1
〜10モル、好ましくは約2〜4モルである。この
反応は約60℃〜150℃、好ましくは約80℃〜120℃
で行なうことができる。 一般式(a)で示されるハロゲン化物を酸性
触媒の存在下に異性化させることにより一般式
(d)で示されるハロゲン化物が得られる。酸
性触媒としては、例えば希塩酸、希硫酸などの鉱
酸;酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸、p
−トルエンスルホン酸などの有機酸;塩化亜鉛、
塩化アルミニウム、四塩化チタン、三フツ化ホウ
素・エーテル錯体などの酸性塩;酸性イオン交換
樹脂;シリカ、シルカルアルミナなどの固体酸な
どが用いられる。酸性触媒の使用量は一般式(
a)で示されるハロゲン化物に対して約0.0001〜
10モル当量、好ましくは0.01〜1モル当量であ
る。この反応においては溶媒は用いても、用いな
くともよい。使用し得る溶媒としてはヘキサン、
ベンゼン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジクロ
ロエタン、クロロホルム、ジメチルホルムアミ
ド、アセトニトリル、アセトン、t−ブタノール
などを例示することができる。この反応は約0℃
から使用する溶媒の沸点までの広い温度範囲で行
なうことができる。 また上記一般式()で示されるエステルも新
規化合物であり、例えば一般式 (式中、R1、R2、R3及びmは前記定義のとお
りであり、lは0又は1の整数を表わす。) で示される含酸素オレフインを一般式 (式中、R4、R5X及びnは前記定義のとおり
であり、Xはハロゲン原子を表わす。) で示される有機マグネシウム化合物又は/及び一
般式 (式中、R4、R5、X及びnは前記定義のとお
りである。) で示される有機マグネシウム化合物と反応させる
ことにより一般式 (式中、R1、R2、R3、R4、R5、m及びnは前
記定義のとおりである。) で示されるアルコールを得、ついで該アルコール
を低級脂肪族モノカルボン酸又はその反応性誘導
体と反応させることにより得ることができる。 一般式()で示される含酸素オレフインは公
知化合物であり、その代表的な化合物である2,
2,5−トリメチル−4−ヘキセン−1−アール
は例えばプレニルハライドとイソブチルアルデヒ
ドとを水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの
アルカリの存在下に反応させるか、又は2−メチ
ル−3−ブテン−2−オールとイソブチルアルデ
ヒドとをp−トルエンスルホン酸、硫酸などの酸
性触媒の存在下に反応させることにより容易に製
造することができる。また一般式(−1)又は
一般式(−2)で示される有機マグネシウム化
合物は、対応する有機ハロゲン化物と金属マグネ
シウムとを窒素、ヘリウムなどの不活性ガス雰囲
気下、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、
ジメトキシエタンなどのエーテル系溶媒中で反応
させることにより製造することができる。金属マ
グネシウムの使用量は有機ハロゲン化物に対して
約1〜5倍原子当量、好ましくは1〜1.5倍原子
当量である。反応温度は一般式(−1)又は一
般式(−2)においてnが0である有機マグネ
シウム化合物に対応する有機ハロゲン化物を原料
として用いる場合には−30℃〜室温、好ましくは
−20℃〜+20℃であり、またそのnが1又は2で
ある有機マグネシウム化合物に対する有機ハロゲ
ン化物を用いる場合には0℃〜使用する溶媒の沸
点の範囲が好ましい。また、この反応を円滑に行
なうために、反応系内にヨウ素、臭化アルキル、
アルキレンジクロリドなどを加えて金属マグネシ
ウムを活性化することが好ましい。 一般式()で示される含酸素オレフインと一
般式(−1)で示される有機マグネシウム化合
物又は/及び一般式(−2)で示される有機マ
グネシウム化合物との反応は、通常、テトラヒド
ロフラン、ジエチルエーテル、ジメトキシエタン
などのエーテル系溶媒中で行なわれる。この反応
は上記のようにして得られた有機マグネシウム化
合物の調製液に該含酸素オレフインを滴下して行
なうのが簡便である。含酸素オレフインの使用量
は有機マグネシウム化合物の調製に用いた有機ハ
ロゲン化物に対して約0.5〜2倍モル量である。
反応温度は−40℃〜+50℃、好ましくは−20℃〜
+20℃である。反応終了後、例えば、反応混合物
を塩化アンモニウム水溶液に注ぎ、ついでこれに
希塩酸水を加えたのち、ヘキサンなどで抽出し、
その抽出液をそのまま次のエステル合成反応に付
すか又は抽出液を必要に応じ水洗、乾燥後、これ
により溶媒を留去して得られた一般式(′)で
示されるアルコールの粗生成物を次のエステル合
成反応に付す。一般式(′)で示されるアルコ
ールと低級脂肪族モノカルボン酸又はその反応性
誘導体とを従来知られている一般的なエステル合
成反応条件下に反応させることにより一般式
()で示されるエステルを得ることができる。
そのエステル合成反応の代表例を次に示す。 (反応例イ)アルコールと低級脂肪族モノカルボ
ン酸との反応 一般式(′)で示されるアルコールと低級脂
肪族モノカルボン酸とをベンゼン、トルエン、キ
シレンなどの不活性溶媒中、例えばジシクロヘキ
シルカルボジイミド、又はヨウ化2−クロル−1
−メチルピリジニウムとトリエチルアミン、硫酸
マグネシウム、モレキユラーシーブなどの脱水縮
合剤の存在下に、室温又は加温下に反応させる
か、あるいは共沸脱水条件下で反応させることに
より一般式()で示されるエステルを得ること
ができる。 (反応例ロ)アルコールと低級脂肪族モノカルボ
ン酸ハライドとの反応 一般式(′)で示されるアルコールと低級脂
肪族モノカルボン酸ハライド、好ましくはクロラ
イドとをベンゼン、トルエン、エーテル、クロロ
ホルムなどの不活性溶媒中、アルコールに対して
1〜3モル当量のピリジン、トリエチルアミンな
どの第3級アミンの存在下に、室温〜溶媒の沸点
の温度で反応させることにより一般式()で示
されるエステルを得ることができる。 (反応例ハ)アルコールと低級脂肪族モノカルボ
ン酸無水物との反応 一般式(′)で示されるアルコールと低級脂
肪族モノカルボン酸無水物とをベンゼン、トルエ
ン、キシレン、ヘキサンなどの不活性溶媒中、好
ましくは硫酸、p−トルエンスルホン酸、塩化亜
鉛などの酸又はピリジン、4−ジメチルアミノピ
リジン、4−ピロリジンピリジン、トリエチルア
ミン、酢酸ナトリウムなどの塩基の存在下に、室
温又は加温下に反応させることにより一般式
()で示されるエステルを得ることができる。 (反応例ニ)アルコールと低級脂肪族モノカルボ
ン酸の低級アルキルエステルとの反
応 一般式(′)で示されるアルコールと低級脂
肪族モノカルボン酸の低級アルキルエステルとを
適当なエステル交換触媒、例えばp−トルエンス
ルホン酸、又はチタン酸テトラメチルのようなチ
タン化合物の存在下に、トルエン、キシレンなど
の不活性溶媒中で加熱反応させ、発生する低沸点
アルコールを反応系外に除去することにより一般
式()で示されるエステルを得ることができ
る。 (反応例ホ)アルコールと低級カルボニル化合物
のエノールエステルとの反応 一般式(′)で示されるアルコールと低級カ
ルボニル化合物のエノールエステル、例えば酢酸
イソプロペニルとを適当なエステル交換触媒、例
えばp−トルエンスルホン酸、又はチタン酸テト
ラメチルのようなチタン化合物の存在下に、トル
エン、キシレンなどの不活性溶媒中で加熱反応さ
せ、発生する低沸点の低級カルボニル化合物を反
応系外に除去することにより一般式()で示さ
れるエステルを得ることができる。 一般式()で示される二環式アルコール又は
そのエステルは前記のとおり非常に快い芳香性と
優れた香料適応性を有することから、例えば香料
組成物(香料等)の製造に使用することができ、
また化粧用製品(石けん、ローシヨン、クリーム
等)の香気付け、浄化剤又は洗剤の香気付けなど
に使用することができる。 本発明の香料組成物は一般式()で示される
ジエノール若しくはそのエステル又はそれらの混
合物をその芳香を嗅覚的に感知しうる量を含有し
てなる。一般式()で示されるジエノール若し
くはそのエステル又はそれらの混合物の含有量は
その香料組成物の使用目的に応じて広範囲内、例
えば、0.005〜95重量%の間で変化させることが
できる。本発明の香料組成物は極めて多様に使用
できる。例えば、空間噴霧に使用でき、また香
水;オーデコロン;石けん、ローシヨン、クリー
ムなどの化粧品;浴用剤;ヘヤートニツク、ポマ
ード、ヘヤーリキツド、ヘヤクリーム、チツクな
どの頭髪化粧料;シヤンプー、リンスなどの洗髪
料;洗剤;浄化剤などに使用できる。また、この
組成物は繊維、布及び紙製品のような基体を着香
するのに使用できる。 以下、本発明を実施例及び参考例により説明す
る。 参考例 1 3,3,5,5,8−ペンタメチル−1,7−
ノナジエン−4−イル アセテートの合成 窒素雰囲気下に金属マグネシウム47.6g
(1.96mol)をテトラヒドロフラン300mlに加え、
この溶液にヨウ素50mgと1,2−ジブロモエタン
0.5mlを加えて攪拌した。ヨウ素の色が消失した
時点から系内を−5℃〜−10℃に冷却し、上記の
混合液に塩化プレニル175g(1.68mol)のテト
ラヒドロフラン500mlの溶液を攪拌下に滴下した。
滴下速度は反応温度が0℃を越えないように調節
した。滴下終了後、0℃で30分間攪拌したのち、
内温を0℃に保ちながら、反応混合物に2,2,
5−トリメチル−4−ヘキセン−1−アール147
g(1.05mol)のテトラヒドロフラン150mlの溶
液を滴下した。滴下終了後、室温で1.5時間攪拌
したのち、反応混合物を大量の飽和塩化アンモニ
ウム水溶液中に注ぎ、固形物を希塩酸水を加えて
溶解したのち、ジエチルエーテルで抽出した。抽
出液を飽和重曹水、飽和食塩水で順次洗滌したの
ち、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。エーテル
を減圧下に留去したのち、その残渣を減圧蒸留す
ることにより、下記の物性を有する3,3,5,
5,8−ペンタメチル−1,7−ノナジエン−4
−オールを187g(0.89mol)得た。収率85%
(2,2,5−トリメチル−4−ヘキセン−1−
アール基準)。 pb.:63℃/0.1mmHg NMRスペクトル(90MHz)δCCl4 HMS: 0.90(s,6H);1.09(s,6H);1.17
(s,1H);1.57,1.68(each bs,6H);
1.8〜2.3(m,2H);3.16(s,1H);4.8
〜5.1(m,2H);5.16(m,1H);5.97
(dd,J=10Hz及び18Hz,1H) Massスペクトルm/e:210〔M〕+・ 3,3,5,5,8−ペンタメチル−1,7−
ノナジエン−4−オール40.0g(190mmol)、ト
リエチルアミン50ml(360mmol)及び4−N,
N−ジメチルアミノ)ピリジン0.50g
(4.1mmol)の混合液に無水酢酸25g
(245mmol)をゆつくり滴下した。室温で16時間
攪拌したのち、反応混合物を水に注ぎ、ジエチル
エーテルで抽出した。抽出液を希塩酸水、飽和重
曹水、ついで飽和食塩水で順次洗滌したのち、無
水硫酸マグネシウムで乾燥した。エーテルを減圧
下に留去したのち、その残渣を減圧蒸留すること
により、下記の物性を有する3,3,5,5,8
−ペンタメチル−1,7−ノナジエン−4−イル
アセテートを45.3g(179mmol)得た。収率94
%。 bp.:87〜94℃/0.5mmHg NMRスペクトル(90MHz)δCCl4 HMS: 0.81(s,6H);0.96(s,3H);1.01
(s,3H);1.47,1.63(each bs,6H);
1.75〜2.0(m,2H);1.95(s,3H);
4.63(s,1H);4.7〜5.0(m,2H);5.05
(m,1H); 5.96(dd,J=10Hz及び18Hz,1H) Massスペクトルm/e: 192〔M−CH3COOH〕/〓 参考例 2 7−クロロ−3,3,5,5,8−ペンタメチ
ル−1,8−ノナジエン−4−イル アセテー
トの合成 さらし粉(有効塩素60%)25.0gを蒸留水100
mlに加え、そのまましばらく攪拌したのち、この
溶液に3,3,5,5,8−ペンタメチル−1,
7−ノナジエン−4−イル アセテート44.2g
(175mmol)及び塩化メチレン400mlを加えた。
この混合液を氷冷し、内温が3〜8℃に保たれる
ように攪拌しながら、その混合液にドライアイス
の小片を徐々に加えた。発熱がみられなくなつた
時点でドライアイスを加えるのをやめ、同温度で
しばらく攪拌したのち、反応混合液を分液した。
水層を塩化メチレンで抽出し、この抽出液と有機
層とを合わせ、重曹水及び水で順次洗滌したの
ち、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。ついで、
この有機層から塩化メチレンを留去し、その残渣
を減圧蒸留することにより、下記の物性を有する
7−クロロ−3,3,5,5,8−ペンタメチル
−1,8−ノナジエン−4−イル アセテートを
36.7g(128mmol)得た。収率73%。 bp.:110〜120℃/0.4mmHg NMRスペクトル(90MHz)δCCl4 HMS: 0.85〜1.05(m,12H);1.73(bs,3H); 1.82(d,J=6Hz,2H); 1.96,1.99(s,diastereomeric,3H); 4.45(t,J=6Hz,1H); 4.60,4.66(s,diastereomeric,1H); 4.55〜5.05(m,4H); 5.95,5.98(dd,diastereomeric,J=
10Hz及び18Hz,1H) Massスペクトルm/e: 226〔M−CH3COOH〕・ 参考例 3 7−クロロ−3,3,5,5,8−ペンタメチ
ル−1,8−ノナジエン−4−イル アセテー
トの合成 100ml容なす形フラスコに3,3,5,5,8
−ペンタメチル−1,7−ノナジエン−4−イル
アセテート2.52g(10mmol)、シリカゲル(メ
ルク社製、Art.7734)2.5g及び塩化メチレン40
mlを入れ、マグネチツクスターラーで攪拌しなが
ら、この溶液に0℃で2分間を要して次亜塩素酸
第3級ブチル1.19g(11mmol)を滴下した。0
℃で30分間、さらに室温で1時間攪拌した。反応
液を飽和亜硫酸ナトリウム水溶液にあけ、塩化メ
チレンで抽出した。抽出液を水洗し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した。ついで、この抽出液から
塩化メチレンを留去し、その残渣をクーゲルロー
ル蒸留器(浴温:90〜100℃)を用いて減圧下
(0.3Torr)に蒸留することにより、7−クロロ
−3,3,5,5,8−ペンタメチル−1,8−
ノナジエン−4−イル アセテートを1.51g
(5.3mmol)得た。収率53%。 参考例 4 7−クロロ−3,3,5,5,8−ペンタメチ
ル−1,8−ノナジエン−4−イル アセテー
トの合成 ビーカー(直径3.5cm、高さ10cm)に3,3,
5,5,8−ペンタメチル−1,7−ノナジエン
−4−イル アセテート0.066g(0.26mmol)、
塩化ナトリウム0.15g(2.6mmol)、塩化メチレ
ン6ml及び水3mlを入れた。ついで、ビーカーに
白金電極板(1.5×3.0cm)を入れ、50mAの定電
流を流し、室温で4時間緩かに攪拌しながら電解
反応させた。反応液を分液ロートに移し、水層を
塩化メチレンで抽出した。この抽出液と有機層と
を合わせ、飽和重曹水及び水で順次洗滌し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥した。ついで、この有機
層から塩化メチレンを留去し、その残渣をクーゲ
ルロール蒸留器(浴温:90〜100℃)を用いて減
圧下(0.3Torr)に蒸留することにより、7−ク
ロロ−3,3,5,5,8−ペンタメチル−1,
8−ノナジエン−4−イル アセテートを0.029
g(0.10mmol)得た。収率39%。 実施例 1 1,1,3,3,6−ペンタメチル−2,3,
3a,4,5,7a−ヘキサヒドロ−1H−インデ
ン−2−イル アセテートの合成 蒸留器付きの100ml容なす形フラスコに酢酸パ
ラジウム287mg(1.28mmol)、トリフエニルホス
フイン2.70g(10.3mmol)、酢酸ナトリウム12.6
g(154mmol)、7−クロロ−3,3,5,5,
8−ペンタメチル−1,8−ノナジエン−4−イ
ル アセテート36.7g(128mmol)及びベンゼン
5mlを入れ、この混合物を減圧下(110Torr)に
攪拌しながら徐々に温度を上げてベンゼンを留去
したのち、170℃で20分間、酢酸を留去させなが
ら反応させた。冷却後、反応混合物を水にあけ、
ジエチルエーテルで抽出した。抽出液を重曹水及
び飽和食塩水で順次洗滌したのち、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥した。ついで、この抽出液からエ
ーテルを留去し、その残渣を減圧蒸留することに
より、下記の物性を有する1,1,3,3,6−
ペンタメチル−2,3,3a,4,5,7a−ヘキ
サヒドロ−1H−インデン−2−イル アセテー
トを26.3g(105mmol)得た。収率82%。 bp.:90〜92℃/0.45mmHg NMRスペクトル(90MHz)δCCl4 HMS: 0.7〜1.15(m,12H);1.2〜2.0(m,
6H); 1.60(bs,3H);2.00(s,3H); 4.45,4.59(s,diastereomeric,1H); 5.30(bs,1H); Massスペクトルm/e: 190〔M−CH3COOH〕/〓 参考例 5 3,5,5,8−テトラメチル−1,7−ノナ
ジエン−4−イル アセテートの合成 窒素雰囲気下に金属マグネシウム3.0g
(123mmol)をテトラヒドロフラン20mlに加え、
この溶液にヨウ素50mgと1,2−ジブロモエタン
0.5mlを加えて攪拌した。ヨウ素の色が消失した
時点が系内を−5℃〜−10℃に冷却し、上記混合
液に塩化クロチル10.0g(110mmol)のテトラヒ
ドロフラン30mlの溶液を攪拌下に滴下した。滴下
速度は反応温度が0℃を越えないように調節し
た。滴下終了後、0℃で30分間攪拌したのち、内
温を0℃に保ちながら、反応混合物に2,2,5
−トリメチル−4−ヘキセン−1−アール10.8g
(78.0mmol)のテトラヒドロフラン10mlの溶液を
滴下した。滴下終了後、室温で1.5時間攪拌した
のち、反応混合物を大量の飽和塩化アンモニウム
水溶液中に注ぎ、固形物を希塩酸水を加えて溶解
したのち、ジエチルエーテルで抽出した。抽出液
を飽和重曹水、飽和食塩水で順次洗滌したのち、
無水硫酸マグネシウムで乾燥した。エーテルを減
圧下に留去したのち、その残渣を減圧蒸留するこ
とにより、下記の物性を有する3,5,5,8−
テトラメチル−1,7−ノナジエン−4−オール
を12.9g(65.5mmol)得た。収率84%。 bp.:95〜100℃/3mmHg NMRスペクトル(90MHz)δCCl4 HMS: 0.82(s,6H);1.03(d,J=7Hz,
3H); 1.37(s,1H);1.57,1.68(each bs,
6H); 1.8〜2.0(m,2H);2.2〜2.7(m,1H); 3.05〜3.2(m,1H);4.8〜5.3(m,
3H); 5.6〜6.15(m,1H) Massスペクトルm/e:196〔M〕・ 3,5,5,8−テトラメチル−1,7−ノナ
ジエン−4−オール12.9g(65.8mmol)、トリエ
チルアミン9.0g(89mmol)、無水酢酸8.0g
(78mmol)及び4−N,N−ジメチルアミノ)
ピリジン0.1g(0.8mmol)をジエチルエーテル
20mlに溶解し、そのまま室温で一夜反応させた。
反応混合物を参考例1と同様にして処理すること
により,下記の物性を有する3,5,5,8−テ
トラメチル−1,7−ノナジエン−4−イル ア
セテートを10.0g(42mmol)得た。収率64%。 bp.:45〜60℃/0.15mmHg NMRスペクトル(90MHz)δCCl4 HMS: 0.84(s,6H);0.95(d,J=7Hz,
3H); 1.54,1.69(each bs,6H);1.8〜2.1
(m,2H); 1.99(s,3H);2.3〜2.7(m,1H); 4.63(m,1H);4.8〜5.3(m,3H); 5.6〜6.1(m,1H) Massスペクトルm/e: 178〔M−CH3COOH〕/〓 参考例 6 7−クロロ−3,5,5,8−テトラメチル−
1,8−ノナジエン−4−イル アセテートの
合成 さらし粉(有効塩素60%)1.0g(4.2mmol)
を蒸留水6mlに加え、そのまましばらく攪拌した
のち、この溶液に3,5,5,8−テトラメチル
−1,7−ノナジエン−4−イル アセテート
1.6g(6.7mmol)及び塩化メチレン20mlを加え
た。この混合液を氷冷し、内温が3〜8℃に保た
れるように攪拌しながら、その混合液にドライア
イスの小片を徐々に加えた。発熱がみられなくな
つた時点でドライアイスを加えるのをやめ、同温
度でしばらく攪拌したのち、反応混合液を分液し
た。水層を塩化メチレンで抽出し、この抽出液と
有機層とを合わせ、重曹水及び水で順次洗滌した
のち、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。つい
で、この有機層から塩化メチレンを留去し、その
残渣をクーゲルロール蒸留器(浴温:110〜120
℃)を用いて減圧下(0.45Torr)に蒸留するこ
とにより、下記の物性を有する7−クロロ−3,
5,5,8−テトラメチル−1,8−ノナジエン
−4−イル アセテートを1.29g(4.7mmol)得
た。収率70%。 NMRスペクトル(90MHz)δCCl4 HMS: 0.8〜1.1(m,9H);1.80(bs,3H); 1.8〜2.0(m,2H); 1.97,1.99,2.01,2,03(s,
diastereomeric,3H); 2.3〜2.8(m,1H);4.50(t,J=6Hz,
1H); 4.6〜5.1(m,5H);5.6〜6.1(m,1H); Massスペクトルm/e: 212〔M−CH3COOH〕/〓 実施例 2 1,1,3,6−テトラメチル−2,3,3a,
4,5,7a−ヘキサヒドロ−1H−インデン−
2−イル アセテートの合成 蒸留器付きの30ml容なす形フラスコに酢酸パラ
ジウム7.4mg(0.033mmol)、トリフエニルホスフ
イン70mg(0.27mmol)、酢酸ナトリウム328mg
(4.0mmol)、7−クロロ−3,5,5,8−テト
ラメチル−1,8−ノナジエン−4−イル アセ
テート0.90g(3.3mmol)及びベンゼン1mlを入
れ、この混合物を減圧下(110Torr)に攪拌しな
がら徐々に温度を上げてベンゼンを留去したの
ち、190℃で20分間、酢酸を留去させながら反応
させた。冷却後、反応混合物を水にあけ、ジエチ
ルエーテルで抽出した。抽出液を重曹水及び水で
順次洗滌したのち、無水硫酸マグネシウムで乾燥
した。ついで、この抽出液からエーテルを留去
し、その残渣をクーゲルロール蒸留器(浴温:
110〜115℃)を用いて減圧下(0.15Torr)に蒸
留することにより、下記の物性を有する1,1,
3,6−テトラメチル−2,3,3a,4,5,
7a−ヘキサヒドロ−1H−インデン−2−イル
アセテートを0.43g(1.8mmol)得た。収率55
%。 NMRスペクトル(90MHz)δCCl4 HMS: 0.6〜1.1(m,9H);1.1〜2.4(m,7H); 1.59,1.65(bs,diastereomeric,3H); 1.96(s,3H);4.7〜4.9(m,1H);5.1
〜5.3(m,1H); Massスペクトルm/e:236〔M〕/〓 176〔M−CH3COOH〕/〓 IRスペクトル(cm-1):3000〜2800,1740,
1240 参考例 7 3,5,8−トリメチル−1,7−ノナジエン
−4−イル アセテートの合成 参考例5において塩化クロチル10.0g
(110mmol)の代りに塩化アリル8.4g
(110mmol)を用いる以外は同様にして反応さ
せ、反応混合物を同様にして処理することによ
り、エーテル抽出液を得た。抽出液を飽和重曹
水、飽和食塩水で順次洗滌したのち、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥し、これよりエーテルを留去す
ることにより、5,5,8−トリメチル−1,7
−ノナジエン−4−オールの粗生成物12.2g
(67.1mmol)得た。この粗生成物を参考例5と同
様にして反応させ、反応混合物を同様に処理する
ことにより、下記の物性を有する5,5,8−ト
リメチル−1,7−ノナジエン−4−イル アセ
テートを15.0g(66.9mmol)得た。収率86%。 bp.:65〜67℃/0.4mmHg NMRスペクトル(90MHz)δCCl4 HMS: 0.83(s,6H);1.54,1.68(each bs,
6H); 1.8〜1.95(m,2H);1.92(s,3H); 2.0〜2.4(m,2H);4.65〜5.25(m,
4H); 5.45〜5.9(m,1H) Massスペクトルm/e: 164〔M−CH3COOH〕/〓 参考例 8 7−クロロ−5,5,8−トリメチル−1,8
−ノナジエン−4−イル アセテートの合成 参考例6において3,5,5,8−テトラメチ
ル−1,7−ノナジエン−4−イル アセテート
1.6g(6.7mmol)の代りに5,5,8−トリメ
チル−1,7−ノナジエン−4−イル アセテー
ト1.5g(6.7mmol)を用いる以外は同様にして
反応させ、得られた反応混合液を同様に処理し、
残渣をクーゲルロール蒸留器(浴温:100〜110
℃)を用いて減圧下(0.4Torr)に蒸留すること
により、下記の物性を有する7−クロロ−5,
5,8−トリメチル−1,8−ノナジエン−4−
イル アセテートを1.6g(6.2mmol)得た。収
率92%。 NMRスペクトル(90MHz)δCCl4 HMS: 0.96(bs,6H);1.79(bs,3H); 1.7〜1.9(m,2H);1.9〜2.4(m,2H); 1.92,1.95(s,diastereomeric,3H); 4.50(t,J=6Hz,1H);4.65〜5.1
(m,5H); 5.4〜5.9(m,1H) Massスペクトルm/e: 198〔M−CH3COOH〕/〓 実施例 3 1,1,6−トリメチル−2,3,3a,4,
5,7a−ヘキサヒドロ−1H−インデン−2−
イル アセテートの合成 蒸留器付きの30ml容なす形フラスコに酢酸パラ
ジウム7.4mg(0.033mmol)、トリフエニルホスフ
イン70mg(0.27mmol)、酢酸ナトリウム328mg
(4.0mmol)、7−クロロ−5,5,8−トリメチ
ル−1,8−ノナジエン−4−イル アセテート
0.85g(3.3mmol)及びベンゼン1mlを入れ、こ
の混合物を減圧下(140Torr)に攪拌しながら
徐々に温度を上げてベンゼンを留去したのち、
210℃で1.5時間、酢酸を留去させながら反応させ
た。冷却後、反応混合物を水にあけ、ジエチルエ
ーテルで抽出した。抽出液を重曹水及び水で順次
洗滌したのち、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。ついで、この抽出液からエーテルを留去し、
その残渣をクーゲルロール蒸留器(浴温:100〜
110℃)を用い減圧下(0.2Torr)に蒸留するこ
とにより、下記の物性を有する1,1,6−トリ
メチル−2,3,3a,4,5,7a−ヘキサヒド
ロ−1H−インデン−2−イル アセテートを
0.34g(1.5mmol)得た。収率45%。 NMRスペクトル(90MHz)δCCl4 HMS: 0.6〜1.1(m,6H);1.0〜2.4(m,8H); 1.58,1.65(bs,diastereomeric,3H); 1.94(s,3H);4.5〜4.9(m,1H);5.3
(m,1H); Massスペクトルm/e:222〔M〕/〓 162〔M−CH3COOH〕/〓 IRスペクトル(cm-1):3000〜2800,1740,
1240 実施例 4 1,1,6−トリメチル−2,3,3a,4,
5,7a−ヘキサヒドロ−1H−インデン−2−
イル アセテートの合成 蒸留器付きの30ml容なす形フラスコに酢酸パラ
ジウム7.4mg(0.033mmol)、トリフエニルホスフ
イン70mg(0.27mmol)、酢酸ナトリウム328mg
(4.0mmol)、7−クロロ−5,5,8−トリメチ
ル−1,8−ノナジエン−4−イル アセテート
0.85g(3.3mmol)及びベンゼン1mlを入れ、こ
の混合物を減圧下(110Torr)に攪拌しながら
徐々に温度を上げてベンゼンを留去したのち、
180℃で10分間、酢酸を留去させながら反応させ
た。冷却後、反応混合物を水にあけ、ジエチルエ
ーテルで抽出した。抽出液を重曹水及び水で順次
洗滌したのち、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。ついで、この抽出液からエーテルを留去し、
その残渣をクーゲルロール蒸留器(浴温:90〜
100℃)を用いて減圧下(0.2Torr)に蒸留する
ことにより、下記の物性を有する5,5,8−ト
リメチル−1,6,8−ノナトリエン−4−イル
アセテートを0.26g(1.2mmol)得た。収率36
%。 NMRスペクトル(90MHz)δCCl4 HMS: 1.02(s,6H);1.79(s,3H);1.93
(s,3H); 2.0〜2.4(m,2H);4.7〜5.1(m,5H); 5.4〜5.9(m,1H);5.54(d,J=16Hz,
1H); 6.05(d,J=16Hz,1H) Massスペクトルm/e:222〔M〕/〓 162〔M−CH3COOH〕/〓 IRスペクトル(cm-1):3000〜2800,1740,
965 5,5,8−トリメチル−1,6,8−ノナト
リエン−4−イル アセテート0.26g
(1.2mmol)を210℃で30分間加熱反応させること
により、1,1,6−トリメチル−2,3,3a,
4,5,7a−ヘキサヒドロ−1H−インデン−2
−イル アセテートを0.26g(1.2mmol)得た。
収率100%。 参考例 9 3−イソプロピル−5,5,8−トリメチル−
1,7−ノナジエン−4−イル アセテートの
合成 参考例5において塩化クロチル10.0g
(110mmol)の代りに1−ブロモ−4−メチル−
2−ペンテン17.9g(110mmol)を用いる以外は
同様にして反応させ、反応混合物を同様にして処
理することにより、エーテル抽出液を得た。抽出
液を飽和重曹水、飽和食塩水で順次洗滌したの
ち、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、これよりエ
ーテルを留去することにより、3−イソプロピル
−5,5,8−トリメチル−1,7−ノナジエン
−4−オールの粗生成物11.4g(50.8mmol)得
た。この粗生成物を参考例5と同様にして反応さ
せ、反応混合物を同様にして処理することによ
り、下記の物性を有する3−イソプロピル−5,
5,8−トリメチル−1,7−ノナジエン−4−
イル アセテートを13.1g(49.2mmol)得た。
収率63%。 bp.:77〜83℃/0.25mmHg NMRスペクトル(90MHz)δCCl4 HMS: 0.75,0.88(each d,J=6.5Hz,6H); 0.81(s,6H);1.54,1.67(each bs,
6H); 1.25〜1.7(m,1H);1.8〜2.2(m,
3H); 1.98(s,3H);4.8〜5.25(m,4H); 5.5〜5.95(m,1H) Massスペクトルm/e: 206〔M−CH3COOH〕/〓 参考例 10 7−クロロ−3−イソプロピル−5,5,8−
トリメチル−1,8−ノナジエン−4−イル
アセテートの合成 参考例6において3,5,5,8−テトラメチ
ル−1,7−ノナジエン−4−イル アセテート
1.6g(6.7mmol)の代りに3−イソプロピル−
5,5,8−トリメチル−1,7−ノナジエン−
4−イル アセテート1.8g(6.8mmol)を用い
る以外は同様にして反応させ、得られた反応混合
液を同様に処理し、残渣をクーゲルロール蒸留器
(浴温:130〜140℃)を用いて減圧下(0.2Torr)
に蒸留することにより、下記の物性を有する7−
クロロ−3−イソプロピル−5,5,8−トリメ
チル−1,8−ノナジエン−4−イル アセテー
トを2.0g(6.6mmol)得た。収率99%。 NMRスペクトル(90MHz)δCCl4 HMS: 0.7〜1.0(m,12H);1.4〜2.2(m,
4H); 1.74(bs,3H); 1.96,1.98(s,diastereomeric,3H); 4.44(t,J=6Hz,1H);4.65〜5.15
(m,5H); 5.4〜5.9(m,1H) Massスペクトルm/e: 240〔M−CH3COOH〕/〓 実施例 5 3−イソプロピル−1,1,6−トリメチル−
2,3,3a,4,5,7a−ヘキサヒドロ−1H
−インデン−2−イル アセテートの合成 実施例2において7−クロロ−3,5,5,8
−テトラメチル−1,8−ノナジエン−4−イル
アセテート0.90g(3.3mmol)の代りに7−ク
ロロ−3−イソプロピル−5,5,8−トリメチ
ル−1,8−ノナジエン−4−イル アセテート
1.0g(3.3mmol)を用いる以外は同様にして反
応させ、得られた反応混合物を同様に処理し、残
渣をクーゲルロール蒸留器(浴温:130〜140℃)
を用いて減圧下(0.2Torr)に蒸留することによ
り、下記の物性を有する3−イソプロピル−1,
1,6−トリメチル−2,3,3a,4,5,7a
−ヘキサヒドロ−1H−インデン−2−イル ア
セテートを0.52g(2.0mmol)得た。収率61%。 NMRスペクトル(90MHz)δCCl4 HMS: 0.55〜1.0(m,12H);1.3〜2.4(m,
8H); 1.56,1.63(bs,diastereomeric,3H); 1.93(s,3H);4.9〜5.0(m,1H); 5.1〜5.3(m,1H); Massスペクトルm/e:264〔M〕/〓 204〔M−CH3COOH〕/〓 IRスペクトル(cm-1):3000〜2800,1740,
1240 参考例 11 3,3,5,9−テトラメチル−1,8−デカ
ジエン−4−イル アセテートの合成 参考例1において2,5,5−トリメチル−4
−ヘキセン−1−アール147g(1.05mol)の代
りに2,6−ジメチル−5−ヘプテン−1−アー
ル147g(1.05mol)を用いる以外は同様にして
反応させ、反応混合物を同様にして処理すること
により、下記の物性を有する3,3,5,9−テ
トラメチル−1,8−デカジエン−4−オールを
64.1g(305mmol)を得た。収率29%。 bp.:60〜65℃/0.5mmHg NMRスペクトル(90MHz)δCCl4 HMS: 0.75(d,J=7Hz,3H);0.97(s,
6H); 0.9〜1.5(m,4H);1.54,1.62(each
bs,6H); 1.7〜2.05(m,2H);3.0〜3.15(m,
1H); 4.75〜5.2(m,3H); 5.85(dd,J=10Hz及び18Hz,1H) Massスペクトルm/e:210〔M〕/〓 参考例1において3,3,5,5,8−ペンタ
メチル−1,7−ノナジエン−4−オール40.0g
(190mmol)の代りに3,3,5,9−テトラメ
チル−1,8−デカジエン−4−オール40.0g
(190mmol)を用いる以外は同様にして反応さ
せ、反応混合物を同様にして処理することによ
り、下記の物性を有する3,3,5,9−テトラ
メチル−1,8−デカジエン−4−イル アセテ
ートを32.6g(129mmol)得た。収率68%。 bp.:83〜84℃/0.35mmHg NMRスペクトル(90MHz)δCCl4 HMS: 0.77(d,J=7Hz,3H);0.96(s,
6H); 1.0〜1.4(m,3H);1.54,1.62(each
bs,6H); 1.7〜2.05(m,2H);1.97(s,3H); 4.5〜4.7(m,1H);4.8〜5.1(m,3H); 5.86(dd,J=10Hz及び18Hz,1H) Massスペクトルm/e: 192〔M−CH3COOH〕/〓 参考例 12 8−クロロ−3,3,5,9−テトラメチル−
1,9−デカジエン−4−イル アセテートの
合成 参考例6において3,5,5,8−テトラメチ
ル−1,7−ノナジエン−4−イル アセテート
1.6g(6.7mmol)の代りに3,3,5,9−テ
トラメチル−1,8−デカジエン−4−イル ア
セテート1.7g(6.7mmol)を用いる以外は同様
にして反応させ、得られた反応混合液を同様に処
理し、残渣をクーゲルロール蒸留器(浴温:100
〜110℃)を用いて減圧下(0.15Torr)に蒸留す
ることにより、下記の物性を有する8−クロロ−
3,3,5,9−テトラメチル−1,9−デカジ
エン−4−イル アセテートを1.2g(4.2mmol)
得た。収率63%。 NMRスペクトル(90MHz)δCCl4 HMS: 0.95(bs,9H);1.5〜1.9(m,5H); 1.75(bs,3H);1.98(s,3H); 4.2〜4.4(m,1H);4.5〜5.1(m,5H); 5.88(dd,J=10Hz及び18Hz,1H) Massスペクトルm/e: 226〔M−CH3COOH〕/〓 実施例 6 1,1,3,6−テトラメチル−1,2,3,
4,4a,7,8,8a−オクタヒドロナフタレ
ン−2−イル アセテートの合成 蒸留器付きの30ml容なす形フラスコに酢酸パラ
ジウム7.4mg(0.033mmol)、トリフエニルホスフ
イン70mg(0.27mmol)、酢酸ナトリウム328mg
(4.0mmol)、8−クロロ−3,3,5,9−テト
ラメチル−1,9−デカジエン−4−イル アセ
テート0.95g(3.3mmol)及びベンゼン1mlを入
れ、この混合物を減圧下(110Torr)に攪拌しな
がら徐々に温度を上げてベンゼンを留去したの
ち、170℃で20分間、酢酸を留去させながら反応
させた。冷却後、反応混合物を水にあけ、ジエチ
ルエーテルで抽出した。抽出液を重曹水及び水で
順次洗滌したのち、無水硫酸マグネシウムで乾燥
した。ついで、この抽出液からエーテルを留去
し、その残渣をクーゲルロール蒸留器(浴温:
120〜125℃)を用いて減圧下(0.15Torr)に蒸
留することにより、下記の物性を有する1,1,
3,6−テトラメチル−1,2,3,4,4a,
7,8,8a−オクタヒドロナフタレン−2−イ
ル アセテートを0.32g(1.3mmol)得た。収率
39%。 NMRスペクトル(90MHz)δCCl4 HMS: 0.7〜1.0(m,9H);1.0〜2.1(m,9H); 1.56(bs,3H);1.97(s,3H); 4.55〜4.65(m,1H);4.75〜5.05(m,
1H); Massスペクトルm/e:250〔M〕/〓 190〔M−CH3COOH〕/〓 IRスペクトル(cm-1):3040〜2800,1740,
1240 参考例 13 10−クロロ−3,3,5,9−テトラメチル−
1,8−デカジエン−4−イル アセテートの
合成 100ml容なす形フラスコに8−クロロ−3,3,
5,9−テトラメチル−1,9−デカジエン−4
−イル アセテート1.2g(4.2mmol)、シリカゲ
ル(メルク社製、Art.7734)5.0g及びn−ヘキ
サン10mlを入れ、マグネチツクスターラーで攪拌
しながら、5時間加熱還流した。反応液を濾過
し、濾液を重曹水及び水で順次洗滌し、無水硫酸
マグネシウムで乾燥した。ついで、この濾液から
ヘキサンを留去し、その残渣をクーゲルロール蒸
留器(浴温:110〜120℃)を用いて減圧下
(0.2Torr)に蒸留することにより、下記の物性
を有する10−クロロ−3,3,5,9−テトラメ
チル−1,8−デカジエン−4−イル アセテー
トを0.47g(1.6mmol)得た。収率39%。 NMRスペクトル(90MHz)δCCl4 HMS: 0.96(bs,9H);1.5〜2.0(m,5H); 1.73(bs,3H);2.01(s,3H); 4.3〜5.0(m,6H); 5.88(dd,J=10Hz及び18Hz,1H) Massスペクトルm/e: 226〔M−CH3COOH〕/〓 実施例 7 1,1,3,6−テトラメチル−1,2,3,
4,4a,7,8,8a−オクタヒドロナフタレ
ン−2−イル アセテートの合成 実施例6において8−クロロ−3,3,5,9
−テトラメチル−1,9−デカジエン−4−イル
アセテート0.95g(3.3mmol)の代りに10−ク
ロロ−3,3,5,9−テトラメチル−1,8−
デカジエン−4−イル アセテート0.95g
(3.3mmol)を用いる以外は同様にして反応させ、
得られた反応混合物を同様に処理することによ
り、1,1,3,6−テトラメチル−1,2,
3,4,4a,7,8,8a−オクタヒドロナフタ
レン−2−イル アセテートを0.25g
(1.0mmol)得た。収率30%。 参考例 14 4,9−ジアセトキシ−3,3,5,5,8−
ペンタメチル−1,7−ノナジエン及び3,6
−ジアセトキシ−2,5,5,7,7−ペンタ
メチル−1,8−ノナジエンの合成 ジムロート冷却管付きの2.5ml容なす形フラス
コに7−クロロ−3,3,5,5,8−ペンタメ
チル−1,8−ノナジエン−4−イル アセテー
ト3.87g(13.5mmol)、無水酢酸ナトリウム2.22
g(27mmol)、酢酸パラジウム0.03g
(0.14mmol)、トリフエニルホスフイン0.14g
(0.54mmol)及びテトラヒドロフラン3mlを入
れ、この混合物を窒素雰囲気下、80℃で10時間攪
拌した。反応混合物を水にあけ、n−ヘキサンで
抽出した。抽出液を飽和重曹水及び水で順次洗滌
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。ついで、
この抽出液からn−ヘキサンを留去し、その残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフイー(溶出
液:ヘキサン/酢酸エチル混合溶液、容量比90/
10)に付することにより、4,9−ジアセトキシ
−3,3,5,5,8−ペンタメチル−1,7−
ノナジエン及び3,6−ジアセトキシ−2,5,
5,7,7−ペンタメチル−1,8−ノナジエン
の混合物(FID−GLC分布比77:23)を2.56g
(8.3mmol)得た。収率61%。 実施例 8 1,1,3,3,6−ペンタメチル−2,3,
3a,4,5,7a−ヘキサヒドロ−1H−インデ
ン−2−イル アセテートの合成 蒸留器付きの100ml容なす形フラスコに酢酸パ
ラジウム287mg(1.28mmol)、トリフエニルホス
フイン2.70g(10.3mmol)、4,9−ジアセトキ
シ−3,3,5,5,8−ペンタメチル−1,7
−ノナジエンと3,6−ジアセトキシ−2,5,
5,7,7−ペンタメチル−1,8−ノナジエン
の混合物(FID−GLC分布比77:23)39.7g
(128mmol)及びベンゼン5mlを入れ、この混合
物を減圧下(110Torr)に攪拌しながら徐々に温
度を上げてベンゼンを留去したのち、170℃で20
分間、酢酸を留去させながら反応させた。冷却
後、反応混合物を水にあけ、ジエチルエーテルで
抽出した。抽出液を重曹水及び飽和食塩水で順次
洗滌したのち、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。ついで、この抽出液からエーテルを留去し、
その残渣を減圧蒸留することにより、1,1,
3,3,6−ペンタメチル−2,3,3a,4,
5,7a−ヘキサヒドロ−1H−インデン−2−イ
ル アセテートを27.3g(109mmol)得た。収率
85%。 実施例 9 1,1,3,3,6−ペンタメチル−2,3,
3a,4,5,7a−ヘキサヒドロ−1H−インデ
ン−2−オールの合成 1,1,3,3,6−ペンタメチル−2,3,
3a,4,5,7a−ヘキサヒドロ−1H−インデン
−2−イル アセテート2.5g(10mmol)、水酸
化カリウム2.9g及びエタノール11mlの混合溶液
を70℃で10時間加熱攪拌した。反応液を水にあ
け、ジエチルエーテルで抽出した。抽出液を飽和
塩化アンモニウム水溶液及び水で順次洗滌し、無
水硫酸マグネシウムで乾燥した。ついで、この抽
出液からエーテルを留去し、その残渣をクーゲル
ロール蒸留器(浴温:150〜160℃)を用いて減圧
下(5Torr)に蒸留することにより、下記の物性
を有する1,1,3,3,6−ペンタメチル−
2,3,3a,4,5,7a−ヘキサヒドロ−1H−
インデン−2−オールを1.9g(9.1mmol)得た。
収率91%。 NMRスペクトル(90MHz)δCCl4 HMS: 0.6〜1.0(m,12H);1.1〜2.0(m,
6H); 1.35(bs,1H);1.54(bs,3H); 3.16(s,1H);5.25(m,1H) Massスペクトルm/e:208〔M〕・ 193〔M−CH3〕・ IRスペクトル(cm-1):3600〜3200,3000〜
2800 実施例 10 バイオレツトベース 次の処方により董(Violet)様の香気をもつベ
ースを得た。 重量部 メチルヨノン 130 α−ヨノン 180 リナロール 50 酢酸ベンジル 50 酢酸リナリル 50 ベルガモツト油 50 ヒドロキシシトロネラール 50 ローズ・コンパウンド 70 ジヤスミン・コンパウンド 30 ベチバー油 100 サンダルウツド油 70 ヘリオトロピン 50 董葉油 20 1,1,3,3,6−ペンタメチル−2,3,
3a,4,5,7a−ヘキサヒドロ−1H−インデ
ン−2−イル アセテート 100 1000 実施例 11 ウツデイベース 次の処方により木質様(Woody)の香気をも
つベースを得た。 重量部 酢酸セドリル 100 酢酸ベチペリル 50 セドロール 50 メチルヨノン 150 α−ヨノン 100 パチユリ油 60 サンダルウツド油 70 ベチバー油 80 バルサム・コパイバ油 50 グアヤクウツド油 50 オークモス油 30 クマリン 60 1,1,3,3,6−ペンタメチル−2,3,
3a,4,5,7a−ヘキサヒドロ−1H−インデ
ン−2−イル アセテート 150 1000 実施例 12 モダン調香料組成物 次の処方によりモダン調(Modern Type)の
香気をもつ香料組成物を得た。 重量部 イランイラン油 20 エストラゴン油 20 ベルガモツト油 50 オレンジ油 30 ライラツク・コンパウンド 50 フエネチルアルコール 100 シトロネロール 50 酢酸ベンジル 80 ゲラニオール 70 ローズ・アブソリユート 10 ムゲツト・コンパウンド 80 メチルヨノン 80 ジヤスミン・アブソリユート 20 ウツデイベース(参考例3で得られたベース)
50 ムスク・アンブレツト 30 ムスク・チンキ 30 ガラクソリド 50 アルデヒドC−11 10% 50 アルデヒドC−12(MNA) 10% 50 1,1,3,3,6−ペンタメチル−2,3,
3a,4,5,7a−ヘキサヒドロ−1H−インデ
ン−2−イル アセテート 80 1000

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中、R1、R2、R3、R4及びR5は同一又は異
    なり、各々水素原子又は低級アルキル基を表わ
    し、Yは水素原子又は低級アシル基を表わし、m
    は1又は2の整数を表わし、nは0、1又は2の
    整数を表わす。) で示される二環式アルコール又はそのエステル。 2 一般式 (式中、R1、R2、R3、R4、R5及びR6は同一又
    は異なり、各々水素原子又は低級アルキル基を表
    わし、mは1又は2の整数を表わし、nは0、1
    又は2の整数を表わし、Aは【式】 又は【式】を表わす。ここでZはハ ロゲン原子又は低級アシルオキシ基を表わす。) で示されるジエノールエステルを零価のパラジウ
    ム錯体の存在下、必要に応じ低級脂肪族モノカル
    ボン酸のアルカリ金属塩の存在下に加熱反応させ
    ることにより一般式 (式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、m及びn
    は前記定義のとおりである。) で示される二環式アルコールのエステルを得、必
    要に応じ該エステルを加水分解することを特徴と
    する一般式 (式中、R1、R2、R3、R4、R5、m及びnは前
    記定義のとおりであり、Yは水素原子又は低級ア
    シル基を表わす。) で示される二環式アルコール又はそのエステルの
    製造方法。 3 一般式()で示されるジエノールエステル
    を零価のパラジウム錯体の存在下、必要に応じ低
    級脂肪族モノカルボン酸のアルカリ金属塩の存在
    下に加熱反応させることにより一般式 (式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、m及びn
    は前記定義のとおりである。) で示されるトリエノールエステルを得、ついで該
    トリエノールエステルを加熱反応させることによ
    り一般式(a)で示される二環式アルコールの
    エステルを得ることを特徴とする特許請求の範囲
    第2項記載の製造方法。 4 一般式 (式中、R1、R2、R3、R4及びR5は同一又は異
    なり、各々水素原子又は低級アルキル基を表わ
    し、Yは水素原子又は低級アシル基を表わし、m
    は1又は2の整数を表わし、nは0、1又は2の
    整数を表わす。) で示される二環式アルコール又はそのエステルを
    含有する香料組成物。
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