JPH04327844A - 外科用電動手術装置 - Google Patents

外科用電動手術装置

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Publication number
JPH04327844A
JPH04327844A JP3097723A JP9772391A JPH04327844A JP H04327844 A JPH04327844 A JP H04327844A JP 3097723 A JP3097723 A JP 3097723A JP 9772391 A JP9772391 A JP 9772391A JP H04327844 A JPH04327844 A JP H04327844A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plug
cable
lead wire
motor
receptacle
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3097723A
Other languages
English (en)
Inventor
Mototsugu Ogawa
小川 元嗣
Minoru Hosobuchi
細渕 実
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP3097723A priority Critical patent/JPH04327844A/ja
Publication of JPH04327844A publication Critical patent/JPH04327844A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/16Bone cutting, breaking or removal means other than saws, e.g. Osteoclasts; Drills or chisels for bones; Trepans
    • A61B17/1613Component parts
    • A61B17/1622Drill handpieces

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、関節腔内等の病変部を
切除するための外科用電動手術装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば膝蓋骨上の腫瘍を切除した
り、膝関節から破損した軟骨や骨等を切除する関節手術
において使用される切除装置としては、特開平2ー13
1757号公報に示すものが知られている。これは、電
源に接続される通電用のリード線を内蔵するケーブル部
と、このケーブル部に接続される装置本体と、この装置
本体に接続されて生体内に挿入される挿入部とからなり
、前記挿入部に設けられた切削刃を装置本体内に配置さ
れたモータによって回転駆動させて、切除部位を切削除
去するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記切除装
置の滅菌には、消毒滅菌法として例えば滅菌ガスや薬液
による滅菌法があるが、確実な滅菌を行うため、通常、
オートクレーブ滅菌(高圧高温度蒸気滅菌)が行なわれ
ている。また、従来、切除装置は、例えば前記オートク
レーブ滅菌時において水蒸気が前記装置本体内に侵入し
てモータを冒さないように、前記装置本体内のモータを
配置する空間を、外部に対して気密な状態に保っている
【0004】ところが、前記モータは、ケーブル部内の
リード線と電気的に接続されているとともに、ケーブル
部の内部と装置本体内の前記モータを配置する空間とは
連通状態にあるため、前記オートクレーブ滅菌時におけ
る水蒸気がケーブル部のシリコン樹脂からなる外被を透
過してケーブル部内に侵入し、ケーブル部内を通って装
置本体内の前記モータ空間に達してしまうという虞があ
った。また、例えばケーブル部の外被樹脂が傷付けられ
て一部が破損した際には、この破損部位から水蒸気がケ
ーブル部内に侵入して、前記モータ空間に達してしまう
という虞があった。
【0005】本発明は上記事情に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、外科的処置手段を駆
動する電動要素を含む電気的要素が内蔵された部位内に
、水や水蒸気等が侵入することのない外科用電動手術装
置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、電源部に接続される通電用のリード線を
内蔵するケーブル部と、このケーブル部に外部に対して
気密的に接続されるハンドピース部とからなり、前記ハ
ンドピース部の内部に、外科的処置手段を駆動する電動
要素を含む電気的要素が前記リード線と接続されて内蔵
した外科用電動手術装置において、ハンドピース部内の
前記電動要素を含む電気的要素を内蔵した部位の手前で
、前記リード線を二分し、二分したリード線のそれぞれ
を、メスピンを有したレセクタプル部とオスピンを有し
たプラグ部によって電気的および機械的に接続するとと
もに、前記レセクタプル部と前記プラグ部の間にシール
部材を設けたものである。
【0007】
【作用】上記構成により、ハンドピース部内の電動要素
を含む電気的要素を内蔵した部位とケーブル部の内部と
は完全に遮断され、電気的要素を内蔵した前記部位内の
気密性は確実に担保される。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本発明の一実施例を
説明する。外科用電動手術装置1は、図2に示すように
、図示しない電源装置に接続された通電用のリード線2
を内蔵するケーブル28を有するケーブル部29と、こ
のケーブル部29に外部に対して気密的に接続されるハ
ンドピース部24と、このハンドピース部24の先端の
接続部54で前記ハンドピース部24に接続される切削
部56とからなり、前記切削部56を生体内に挿入して
駆動させることによって目的部位を切削するものである
。また、前記ハンドピース部24の内部には、外科的処
置手段としての切削部56を駆動するモータ52が前記
リード線2と電気的に接続された状態で内蔵されている
。またハンドピース部24には吸引物の吸引量を調整す
る吸引調整ノブ50が設けられている。
【0009】ハンドピース部24とケーブル部29との
接続部位(図2の図面中においてAで示した部位。)は
図1に示すようになっている。この接続部位に位置する
ハンドピース部24の後端側は、ハウジング34の内側
に略筒状のレセクタプル受け部32をOリング44でシ
ールしつつビス(図示せず)で固定した構成となってい
る。
【0010】レセクタプル受け部32の後端側の外周に
は、周方向に沿って形成された2つの段差部31,33
が設けられている。そして、レセクタプル受け部32の
第1の段差部31から第2の段差部33にかけた部位は
、これより先端側の大径部32aより外径の小さい中径
部32bとなっており、レセクタプル受け部32の第2
の段差部32bから後端にかけた部位は、中径部32b
よりさらに外径の小さい小径部32cとなっている。
【0011】切削部56を駆動する電動要素としてのモ
ータ52及びその他の電気的要素は、大径部32aの後
端部から先端側にかけたハンドピース部24内のモータ
配置スペース36に配置できるようになっている。
【0012】また、レセクタプル受け部32の大径部3
2aの後端部内は、例えば先端側に形成されるモータ配
置スペース36内の気密性を有効に保てるように、後端
側ほど徐々に狭く形成されており、これによって大径部
32a後端の内部に第1の細径部35を形成している。 また、第1の細径部35の後端は、レセクタプル受け部
32の内面に周方向に沿って形成された第3の段差部3
7となっており、この第3の段差部37は、レセクタプ
ル受け部32の後端側の外周に形成された前記第1の段
差部31と略対応する部位に位置している。第3の段差
部37から先端側の部位は、第1の細径部35よりその
内径が大きく形成されており、前記中径部32bの内部
を形成している。また、前記第2の段差部33と略対応
するレセクタプル受け部32の内周面部位には第4の段
差部39が設けられている。そして、この第4の段差部
39からレセクタプル受け部32の後端にかけた部位は
、その内径が中径部32bよりさらに大きく形成されて
おり、前記小径部32cの内部を形成している。
【0013】また、前記第1の細径部35内には、円柱
形状のレセクタプル30の先端部が接着剤等によって嵌
着されるとともに、レセクタプル30の後端部は、前記
中径部32b内に位置している。レセクタプル30には
7個のメスピン42…が埋設されており、各メスピン4
2…の先端にはそれぞれ、モータ52及びその他の電気
的要素に接続されたリード線2が接続している。また、
各メスピン42…の後端部には後述するプラグ18のオ
スピン40が差し込まれる孔42aが設けられている。
【0014】一方、ハンドピース部24の後端部に接続
されるケーブル部29の先端側は、ケーブル28と、こ
のケーブル28の先端を保持するプラグ受け部10とか
らなり、ケーブル28の先端部外周およびプラグ受け部
10の外周に折れ止め部材8が被嵌された構成になって
いる。
【0015】ケーブル28は外被チューブ4の内部に7
本のリード線2が挿通されて構成されており、7本のリ
ード線2の後端は図示しない電源装置に接続されている
。また、ケーブル28の先端部外周には略筒状のプラグ
受け部10がOリング6によってシールされつつ嵌合さ
れている。
【0016】プラグ受け部10の内周面には段差部43
が設けられており、プラグ受け部10内の前記段差部4
3より先端側は、後端側より内径の小さい第2の細径部
45となっている。また、この第2の細径部45は、そ
の内径がレセクタプル受け部32内に形成された第1の
細径部35より若干大きく形成され、内部に接着剤等に
よって嵌着されたプラグ18を有している。プラグ18
には7本のオスピン40…が埋設されており、各オスピ
ン40…の先端部はプラグ18の先端より突出して前記
レセクタプル30に設けられたメスピン42の孔42a
内に差し込めるようになっている。また、各オスピン4
0…の後端にはそれぞれ、ケーブル28内に挿通された
前記リード線2の先端が接続している。
【0017】また、ハンドピース部24とケーブル部2
9との接続時、レセクタプル30とプラグ18との間に
介装されるシール部材としての円板状のパッキン26は
、例えばシリコンゴムからなり、その外径が第2の細径
部45の内径と略同一に形成されているとともに、図3
に示すように、プラグ18に設けられた7本のオスピン
40…をそれぞれ挿通できる7個の貫通孔58を有して
いる。
【0018】また、プラグ受け部10の先端部には、プ
ラグ受け部10の先端部外周に設けられた段差部47に
よって、レセクタプル受け部32の中径部32bの内面
に略密着して嵌合できる中径部嵌合部10aと、小径部
32cの内面に略密着して嵌合できる小径部嵌合部10
bが形成されている。また、小径部32c内に嵌合する
小径部嵌合部10bの外周には2つのOリング12が嵌
装されており、ハンドピース部24とケーブル部29と
の接続時、小径部32c内面と小径部嵌合部10b外面
との間のシール性が保てるようになっている。
【0019】また、プラグ受け部10外周の前記段差部
47より後方の部位には、径方向に突出した突出部51
が設けられており、この突出部51より後方のプラグ受
け部10外周およびケーブル部29の先端部外周に、先
端に口金20を有したテーパー状の折止め部材8がスラ
イド自在かつ回動自在に被嵌されている。
【0020】また、折止め部材8の先端に設けられた前
記口金20の内周面には2つの段差部53,55が設け
られており、これら段差部53,55によって、前記口
金20には、レセクタプル受け部32の中径部32bの
外周に嵌合できる第1の嵌合部20aと、小径部32c
の外周に嵌合できる第2の嵌合部20b、およびプラグ
受け部10外周に嵌合する第3の嵌合部20cが形成さ
れている。つまり、前記突出部51より後方のプラグ受
け部10外周部位において、口金20を折止め部材8と
ともに前方にスライドさせると、口金20は、第3の嵌
合部20cの先端の段差部55が突出部51と当接した
時点で、前方へのそれ以上のスライドを制限されるとと
もに、第1および第2の嵌合部20a,20bは、前記
突出部51より前方に突出して、レセクタプル受け部3
2の中径部32bおよび小径部32cの外周に嵌合でき
る状態となる。
【0021】なお、前記第1の嵌合部20aの内周面に
は、レセクタプル受け部32の中径部32b外周に形成
されたおねじ27と螺着し得るめねじ59が形成されて
いる。また、口金20と折止め部材8は一体的に形成さ
れており、口金20の外周面と折止め部材8先端部の外
周面は略面一になっている。また、ハンドピース部24
とケーブル部29との接続時には、口金20および折止
め部材8の外周面とレセクタプル受け部32の外周面と
が略面一となり、接続部外周にカバー22を被覆できる
ようになっている。
【0022】次に、ハンドピース部24とケーブル部2
9との接続方法について説明する。まず、レセクタプル
30とプラグ18との間に円板パッキン26を介して、
プラグ18の7本のオスピン40をレセクタプル30の
7本のメスピン42の孔42a内に差し込む。無論、こ
の際、円板パッキン26の7つの孔58内にはプラグ1
8の7本のオスピン40が挿通されていることとなる。 この状態のまま、円板パッキン26がレセクタプル30
およびプラグ18と当接するまでケーブル部29をハン
ドピース部24に対して押込んでいく。次に、レセクタ
プル受け部32の中径部32bのおねじ27に、口金2
0の第1の嵌合部20aのめねじ59を捩じ込んでいく
と、口金20の第3の嵌合部20cの先端における段差
部55がプラグ受け部10の突出部51と係合してプラ
グ受け部10を前方に押し進める。このまま、円板パッ
キン26が一定量押し潰されるまでケーブル部29をハ
ンドピース部24に対して締め込んでいくと、レセクタ
プル受け部32の小径部32c外周に口金20の第2の
嵌合部20bが嵌合されるとともに、レセクタプル受け
部32の中径部32b内周にプラグ受け部10の中径部
嵌合部10aが嵌合され、レセクタプル受け部32の小
径部32c内周にプラグ受け部10の小径部嵌合部10
bが嵌合される。前記円板パッキン26は前記押込みに
よって一定量押し潰されると、レセクタプル30および
プラグ18の端面に気密的に密着するとともに、径方向
に拡張して、第2の細径部45の内周面を押圧してこれ
と気密的に密着する。また、前記径方向の拡張によって
、円板パッキン26は、その孔58内を挿通するプラグ
受け部10のオスピン40との間も気密的に密着する。 したがって、前記各部材間の密着により、モータ配置ス
ペース36はケーブル部29の内部と完全に遮断されて
気密性が保たれるものである。
【0023】なお、ハンドピース部24のハウジング3
4には、その後端側へと延出する吸引通路15が設けら
れており、吸引通路15の後端側には接続金具14が設
けられている。吸引通路15は、切削部56に設けられ
た吸引通路104(図5参照)と連通しており、前記接
続金具14に接続されるホース等を介して図示しない吸
引装置に接続されるようになっている。
【0024】また、外科用電動手術装置1のハンドピー
ス部24と切削部56との接続部54は図4に示すよう
になっている。接続部54内には切削部56の後端部が
接続して収容される切削部接続スペース78が設けられ
ている。また、切削部接続スペース78は、吸引通路1
5と連通しており、切削部56から吸引されてくる吸引
物を吸引通路15に搬送できるようになっている。
【0025】また、接続部54のモータ配置スペース3
6と連通する通路79内には、モータ52に接続されて
モータ52の回転を伝達する回転伝達軸72が挿通され
ている。また、この回転伝達軸72には、ピン74によ
って、切削部56とすり割81によって接続して回転伝
達軸72の回転を切削部56に伝える切削部接続回転軸
82が進退自在に連結している。切削部接続回転軸82
は、軸受け固定ナット34によって固定された軸受けリ
ング76により、通路79内に回転自在に支持されてい
る。なお、軸受けリング76はフッ素樹脂系の滑りの良
い材料で形成されている。また、切削部接続回転軸82
の外周面には、周方向に沿って溝77が設けられている
。この溝77には、切削部接続回転軸82と軸受けリン
グ76との密着を図るため、Y字型のシールリング70
が2つ配置されている。これによって、吸引された液体
等が通過するカッター接続スペース78とモータ配置ス
ペース36との間の気密性を十分に保つことができる。 特に、ハンドピース部24のオートクレーブ滅菌時は、
カッター接続スペース78に水蒸気が直接侵入してくる
ため、前記シールリング70は必要不可欠である。 なお、シールリング70はシリコンゴム、ネオプレンゴ
ムあるいはフッ素ゴム等で形成されている。
【0026】また、切削部接続スペース78の前記切削
部接続回転軸82に接続される切削部56は図5に示す
ようになっている。
【0027】切削部56は、外管90と、この外管90
内に軸受けリング102を介して回転自在に挿通された
内管106とから構成されている。軸受けリング102
は滑りの良いフッ素系の樹脂から成形されている。また
、内管106と外管90の間にはフッ素ゴムで成形され
た係合用のOリング100が設けられているとともに、
このOリング100と対向する外管90の内周面部位に
は溝96が設けられており、僅かに力を加えてOリング
100と溝96との係合を外せば内管を外管から引き抜
くことができるようになっている。
【0028】外管90は、切削部接続スペース78内に
嵌合される太径部90bと、生体内に挿入される小径部
90aとからなる。太径部90bには、切削部接続スペ
ース78内に設けられた係合溝83(図4参照)に係合
される一対の位置決めピン98が突出形成されている。 そして、この位置決めピン98が係合溝83に係合され
て位置決めされることにより、切削部56が切削部接続
回転軸82に接続されるようになっている。
【0029】また、内管106は中空状に形成されてお
り、その先端には切削刃92が設けられている。また、
内管106の後端は外管90の太径部90bを介して外
管90から突出されている。この突出された部位には軸
受けリング102を介して外管90の太径部90bと当
接する太径部106aが形成されており、この太径部1
06aには内管106の内部の吸引通路104と連通す
る吸引口109が設けられている。なお、吸引口109
は、切削部56と切削部接続回転軸82との接続時、切
削部接続スペース78を介してハンドピース部24の吸
引通路15と連通するようになっている。また、太径部
106aの後端には切削部接続回転軸82のすり割81
に係合する舌106bが形成されている。
【0030】また、図6に示すものは、ハンドピース部
24に取付けられる吸引調整ノブ50である。この吸引
調整ノブ50は吸引孔112を有しており、ハンドピー
ス部に設けられた吸引通路15の途中に装着して回転さ
せることにより、吸引通路15と吸引孔112との連通
を制御できるようになっている。つまり、吸引調整ノブ
50の回転によって吸引通路15を閉鎖または開放する
ことができる。また、吸引調整ノブ50の回転量によっ
て吸引量を連続的に変化させることもできる。なお、吸
引調整ノブ50の外周部位には、ハンドピース部24の
ハウジング34とのシール性を保つためのOリング11
0が設けられている。
【0031】以上説明したように、本実施例の外科用手
術装置1は、ハンドピース部24内のモータ52を含む
電気的要素を内蔵したモータ配置スペース36の手前で
、通電用のリード線2を二分し、二分したリード線2の
それぞれを、メスピン42を有したレセクタプル30と
オスピン40を有したプラグ18によって電気的および
機械的に接続するとともに、レセクタプル30とプラグ
18の間にシール部材としての円板パッキン26を設け
たので、モータ配置スペース36内とケーブル部29の
内部とは完全に遮断され、モータ配置スペース36内の
気密性は確実に担保される。したがって、オートクレー
ブ滅菌を行っても、水蒸気等がモータ配置スペース36
内に侵入することはないため、水蒸気等によってモータ
が劣化することはない。
【0032】また、モータ配置スペース36内への水蒸
気の侵入を虞れるあまり、他の滅菌法を行う必要もなた
め、オートクレーブ滅菌法によって確実な滅菌が行なえ
る。さらに、ケーブル28の外被チューブ4が使用者の
ミスによって破れ、破れた外被チューブ4部位からケー
ブル28内に水蒸気等が侵入した場合であっても、円板
パッキン26を用いた前記シール構造によって、水蒸気
等がモータ配置スペース36内に侵入してモータを劣化
させることはない。したがって、ケーブル28の交換等
による修理のみで済み、修理費用の低減を図ることがで
きる。
【0033】図7に示すものは、円板パッキン26の変
形例を示すものである。この円板パッキン120は、7
つの貫通孔124の開口部周囲に凸部122を有してお
り、その他の構成は円板パッキン26と同一である。こ
の構成によれば、ハンドピース部24とケーブル部29
との接続時、ケーブル部29をハンドピース部24に締
め付けていくことによって、円板パッキン120の前記
凸部122がプラグ18およびレセクタプル30と当接
して押し潰され、その部分の気密性を向上させるもので
ある。
【0034】また、図8に示すように、円板パッキン2
6を用いずに、プラグ18とレセクタプル30との間に
、気密材料としてのシリコンゴムまたはフッ素ゴムから
なる7個のOリング22を介装させてもよい。すなわち
、プラグ18の7本のオスピンに7個のOリング22を
1つずつ嵌め込めばよい。これによって、プラグ18お
よびレセクタプル30部位におけるシール構造の組立て
が容易となる。
【0035】なお、本発明は上記実施例のものに限定さ
れるものではない。例えば、円板パッキン26の材質は
シール効果のある材質であるならばシリコンゴムでなく
てもよい。また、レセクタプル30とプラグ18の間に
介挿するシール部材は、円板パッキン26やOリング1
34に限定されるものでなく、この部分でシールできる
ものなら、他の形状でも良い。また、手術装置1は、モ
ータ52によって駆動されるものでなく、例えば、超音
波振動子を内蔵した超音波メスのようなものであっても
よい。さらに、手術装置1は切削部56が回転するもの
でなく、スライド運動をするものであってもよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
外科的処置手段を駆動する電動要素を含む電気的要素が
内蔵された部位内に、水や水蒸気等が侵入することを防
止することができる。したがって、例えばオートクレー
ブ滅菌を行っても、水蒸気等が電気的要素を内蔵した前
記部位内に侵入することはないため、水蒸気等によって
モータが劣化することはないため、オートクレーブ滅菌
法を安心して行なえ、確実な滅菌が可能となる。さらに
、ケーブル部を誤って破損し、その破損部位部位からケ
ーブル部内に水蒸気等が侵入した場合であっても、水蒸
気等が電気的要素を内蔵した前記部位内に侵入してモー
タを劣化させることはないため、ケーブル部の交換等に
よる修理のみで済み、修理費用の低減を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す外科用手術装置であり
、図2におけるA部の部分拡大断面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す外科用手術装置の全体
構成図である。
【図3】プラグと円板パッキンとの接続を示す概略図で
ある。。
【図4】切削部とハントピース部との接続部位における
断面図である。
【図5】切削部の部分断面図である。
【図6】吸引調整ノブの概略図である。
【図7】円板パッキンの変形例を示す概略図である。
【図8】Oリングをプラグに嵌め込む様子を示す概略図
である。
【符号の説明】
1…外科用手術装置 2…リード線 18…プラグ 24…ハンドピース部 26,120…円板パッキン 29…ケーブル部 30…レセクタプル 40…オスピン 42…メスピン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  電源部に接続される通電用のリード線
    を内蔵するケーブル部と、このケーブル部に外部に対し
    て気密的に接続されるハンドピース部とからなり、前記
    ハンドピース部の内部に、外科的処置手段を駆動する電
    動要素を含む電気的要素が前記リード線と接続されて内
    蔵した外科用電動手術装置において、ハンドピース部内
    の前記電動要素を含む電気的要素を内蔵した部位の手前
    で、前記リード線を二分し、二分したリード線のそれぞ
    れを、メスピンを有したレセクタプル部とオスピンを有
    したプラグ部によって電気的および機械的に接続すると
    ともに、前記レセクタプル部と前記プラグ部の間にシー
    ル部材を設けたことを特徴とする外科用電動手術装置。
JP3097723A 1991-04-26 1991-04-26 外科用電動手術装置 Withdrawn JPH04327844A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004097790A (ja) * 2002-07-16 2004-04-02 Nakanishi:Kk 医療用ハンドピース及び切削工具

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