JPH0432715A - 記録計 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明はプロセス用やラボ用等として用いられる記録計
に関する。

（従来の技術） プロセス用、ラボ用等として用いられる記録計において
は、チャート紙を前面側に配置してこのチャート紙にア
ナログ情報を記録し、これを前面ドア越しに見ことによ
り所定期間分の記録内容を読めるようにしている。

（発明が解決しようとする課題） しかしながらこのような記録計においては、所定期間分
の記録をトレンド情報として読めることが必要であるた
め、チャート紙を前面に配置してこれにアナログ情報を
記録している。

このため、丸いシャフトを通して前面にチャート紙を送
り出す機構等の複雑な機構にしなければならなず、その
分だけチャート送り機構と、記録機構とが複雑になり、
記録後においてチャート紙を格納する際の折り畳み性が
悪くなってしまうという問題があった。

また、チャート紙をセットしたままで長期間電源をオフ
状態で放置しておくと、チャート紙にクセが付き、この
後の電源オンでうまく折り畳めないという問題もあった
。

また、特定時間帯のみのデータが見たいときは、チャー
ト紙を外して印字されている時刻を読んで特定時間帯部
分を捜し出さなければならないため特定部分を捜し出す
とき、多大な時間を必要とするという問題があった。

本発明は上記の事情に鑑み、チャート送り機構や記録機
構を簡素化することができるとともに、電源を長期間オ
フ状態にしてしてもチャート紙に余分なりセが付くのを
防止することができ、これによってチャート紙の折り畳
みを容易にすることができ、さらに特定時間帯のデータ
を容易に検察することができる記録計を提供することを
目的としている。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 上記の目的を達成するために本発明による記録計は、前
面側に開口部を有する所定の形状の匡体と、この匡体の
前面側に設けられたドアに嵌入される透明状態、表示状
態のいずれか指定された状態になるディスプレイ部と、
指定された期間の記録対象データを記憶し必要に応じて
記憶内容を前記ディスプレイ部に表示する記憶部と、前
記匡体内に収納されチャート紙を水平またはほぼ水平に
走行させながら前記記録対象データを前記チャート紙上
に記録する記録部とを備えたことを特徴としている。

（作用） 上記の構成において、記憶部によって指定された期間の
記録対象データを記憶し、必要に応じて記憶内容を匡体
のドアに嵌入されたディスプレイ部に表示するとともに
、前記匡体内に収納された記録部によってチャート紙を
水平またはほぼ水平に駆動しながら前記記録対象データ
を前記チャート紙上に記録する。

（実施例） 第１図は本発明による記録計の一実施例を示す斜視図で
ある。

この図に示す記録計は矩形状に形成される匡体１と、こ
の匡体１の前面側に設けられる枠状のドア２と、このド
ア２の中央部分に嵌入固定されるディスプレイ部３と、
前記ドア２の前面下側に設けられる操作部４と、前記匡
体１内に収納されるチャート紙記録機構５と、前記匡体
１内に収納される処理回路６とを備えており、記録対象
機器側から出力されたアナログ入力信号（データ）をチ
ャート紙記録機構５によってチャー１・紙上に記録する
とともに、現在のデータや過去のデータをディスプレイ
部３に表示したり、ディスプレイ部３を透明状態にして
中のチャート紙に記録された所定期間分の内容を見せた
り、このチャート紙を逆転させて過去のデータを見せた
りする。

前記ディスプレイ部３は第２図に示す如く裏面側に設け
られるオン／オフ用液晶板７と、表面側に設けられるデ
ータ表示用液晶板８とを備えており、オン／オフ用液晶
板７を反射状態にしてデータ表示用液晶板８により記録
対象機器側からの現在データ、過去のデータ等を表示さ
せたり、こ乳らデータ表示用液晶板８を消すとともに、
オン／オフ用液晶板７を透明状態にして匡体１の内部に
配置されたチャート紙を見せたりする。

また、前記チャート紙記録機構５は第３図に示す如くほ
ぼ水平に配置δされるフラット板１０と、このフラット
板］Ｏの後方側に収納されるチャート紙１１と、このチ
ャート紙１１を前面側に繰り出したり、戻したりする２
つの紙送り機Ｇｔ１２ａ、Ｊ２ｂと、これら紙送り機構
１２ａ、１２ｂの聞に配置され、前記チャート紙１．１
．１にデータや［Ｉ盛線等を記録する印字機構１３とを
備えており、前記処理回路６から供給される各補償けに
井づいてチャート紙１１を繰り出したり、このチャート
紙１１を戻したり、このチャート紙１１−Ｌにデータや
［１盛線を印字したりする。

また、前記処理回路６は第４図に示す如く信号入力回路
１５と、記憶回路１６と、信号記録回路１７と、目盛記
録回路１８と、ディスプレイ回路１９と、チャートモー
タ回路２ｏと、可逆送り回路２１とを備えており、前記
操作部４によって設定されている各条件に基づいて前記
チャート紙記録機構５の記録機構部２５や目盛記録機構
２６、チャート送り機構２７等を制御し記録対象機器側
から出力されたデータをチャート紙１１上に記録すると
ともに、現在のデータや過去のデータをディスプレイ部
３に表示したり、ディスプレイ部３を透明状態にして中
のチャート紙１１に記録されたデータを見せたり、これ
を逆転させて過去のデータを見せたりする。

信号入力回路１５は記録対象機器側から出力されるアナ
ログ入力信号を取り込んでこれをＡ／Ｄ変換するアナロ
グ入力インタフェース３０を備えており、入力されアナ
ログ入力信号をＡ／Ｄ変換して得られたデータを信号記
録回路１７と、記憶回路１６とに供給する。

信号記録回路１７は前記アナログ入力インタフェース３
０から供給されるデータに基づいた駆動信号やタイミン
グ信号を生成する信号記録制御部３１と、この信号記録
制御部３１から出力される駆動信号に基づいて前記記録
機構部２５を駆動する記録機構駆動部３２とを備えてお
り、前記アナログ入力インタフェース３０から供給され
るデータに基づいて記録機構部２５を駆動しチャート紙
１１上に前記データに対応した信号を記録するとともに
、この記録動作時に生成したタイミング信号を目盛記録
回路１８に供給する。

また、記憶回路１６は記憶指令信号、時刻設定信号、チ
ャートスピード設定信号、可逆送り指令信号等に応じて
サンプリング信号等の各種制御信号を生成する記憶制御
部３３と、この記憶制御部３３から出力されるサンプリ
ング信号に応じて前記記憶制御部３３から出力されるチ
ャート送りデータや前記アナログ入力インタフェース３
０から供給されるデータを取り込んで記憶するとともに
、前記目盛記録回路１８から目盛データが出力される毎
にこれを記憶し、また可逆指令が供給されたとき可逆送
り回路２１から構成される装置・時刻設定信号によって
指定された期間中のデータを読み出す記憶部３４とを備
えており、記憶指令信号、時刻設定信号、チャートスピ
ード設定信号、可逆送り指令信号等に基づいて設定され
ているサンプリング周期で前記アナログ入力インタフェ
ース３０から出力されるデータを取り込んでこれをその
ときの時刻とともに記憶するとともに、ディスプレイ回
路１９に供給する。また、目盛記録回路１８から目盛デ
ータが出力される毎にこれを記憶とともに前記ディスプ
レイ回路１９に供給する。さらに、可逆指令が供給され
たとき、可逆送り回路２１から構成される装置・時刻設
定信号によって指定された期間中の各データを読み出し
てこれを前記ディスプレイ回路１９に供給する。

また、目盛記録回路１８は目盛設定信号に基づいて目盛
データを発生する目盛データ発生部３５と、前記信号記
録制御部３１からタイミング信号が出力される毎に前記
目盛データ発生部３５から出力される目盛データを取り
込んで制御信号を生成する目盛記録制御部３６と、この
目盛記録制御部３６から出力される制御信号に基づいて
前記目盛データ発生部３５から出力される目盛データに
応じた駆動信号を生成して前記目盛記録機構部２６を駆
動する目盛記録駆動部３７とを備えており、信号記録制
御部３１から出力されるタイミング信号と前記［１１，
ｉｋ設定信号とに応じて前記目盛記録機構２６を駆動し
て前記チャート紙１１上に目盛線を記録させる。

また、ディスプレイ回路１９はオン／オフ指令信号およ
び前記記憶制御部３３から出力される制御信号に基づい
てディスプレイ部３のオン／オフ用液晶板７を反射状態
や透明状態にしたり、データ表示用液晶板８を表示状態
や消去状態にするディスプレイ制御部３８と、このディ
スプレイ制御部３８によって前記データ表示用液晶板８
が表示状態にされているとき前記記憶部３４から供給さ
れるデータや目盛等を前記データ表示用液晶板８上に表
示させるディスプレイ駆動部３９とを備えており、オン
／オフ指令信号および前記記憶制御部３３から出力され
る制御信号に基づいてオン／オフ用液晶板７を反射状態
にしてデータ表示用液晶板８により記録対象機器側から
の現在データ、過去のデータ等を表示させたり、これら
データ表示用液晶板８を消すとともに、オン／オフ用液
晶板７を透明状態にして匡体１の内部に配置されたチャ
ート紙１１に記録されたデータを見せたりする。

また、可逆送り回路２１は可逆送り指令信号が入力され
たとき、位置・時刻設定信号を取り込んでこれを前記記
憶部３４に供給したり、チャート逆転指令信号を生成し
たりする可逆送り制御部４０を備えており、可逆送り指
令信号が入力されたとき、位置・時刻設定信号を取り込
んでこれを前記記憶部３４に供給したり、チャート逆転
指令信号を生成してこれをチャートモータ回路２０に供
給する。

チャートモータ回路２０はチャートスピード設定信号や
前記記憶制御部３３から出力される制御信号、前記可逆
送り制御部４０から出力されるチャート逆転指令信号等
に応じた方向、速度でチャート送り機構部２７を制御す
るチャートモータ駆動部４１を備えており、前記可逆送
り制御部４０からチャート逆転指令信号が出力されてい
ないときには、チャート送り機構部２７を制御してチャ
ートスピード設定信号や前記記憶制御部３３から出力さ
れる制御信号から出力される速度でチャート紙１１を前
方向に繰り出し、また前記可逆送り制御部４０からチャ
ート逆転指令信号が出力されているときには、チャート
送り機構部２７を制御してチャートスピード設定信号や
前記記憶制御部３３から出力される制御信号から出力さ
れる速度でチャート紙１１を後方向へ戻す。

次に、！１図ないし第４図を参照しながらこの実施例の
動作を説明する。

まず、記録対＄機器からアナログ入力信号が出力され、
これがアナログ入力インタフェース３０によってＡ／Ｄ
変換される毎に、信号記録制御部３１はこれを取り込む
とともに記録機構駆動部３２を制御して記録機構部２５
を駆動させチャート紙１１上に前記アナログ入力信号に
応じたデータを連続線で記録させる。

またこの動作と並行して、記憶指令信号を受けた記憶制
御部３３により設定された時刻になると、アナログ入力
インタフェース３０によってＡ／Ｄ変換されたアナログ
入力信号が予め設定されているサンプル周期で記憶部３
４に順次記憶されるとともに、その記憶内容がディスプ
レイ制御部３８によって制御されているディスプレイ駆
動部３９を介してディスプレイ部３に供給され波形表示
される。

また、この波形表示と並行して、目盛データ発生部３５
から目盛データが出力され、これが記憶制御部３３の制
御の下にアナログ入力インタフェース３０の出力データ
である波形データとタイミングが取られて記憶部３４に
記憶されるとともに、ディスプレイ駆動部３９を介して
ディスプレイ部３に供給され画面上に表示される。

またこの動作と並行して、目盛記録制御部３６は前記信
号記録制御部３１と同期をとりながら目盛記録駆動部３
７を制御して目盛記録機構部２６を動作させ前記目盛デ
ータに応じた目盛線をチャート紙１１上に記録させる。

そしてこの状態で、記録部３４は記録の各条件で決まる
一定期間の記憶を貯えると、記憶動作を終了して書込み
禁止状態になるとともに、解除指令が入力されまでディ
スプレイ部３上に表示されている現在の波形表示をその
ままの状態で保持させる。

そして、この解除指令が入力される毎に、記憶内容をク
リアして」二連した動作を繰り返す。

また、ディスプレイ制御部３８にオフ指令が入力される
と、これに応じてディスプレイ制御部３８が動作してデ
ィスプレイ部３を透明にして匡体１内にあるチャート紙
１１上に記録された内容をドア２の外から見えるように
する。

また、過去のカレンダ時刻（即ち、チャート位置の時刻
）が設定され、逆送り指令が入力されると、可逆送り制
御部４０により記憶部３４からチャート送りの履歴デー
タが読み出されるとともに、この履歴データに基づいて
チャートモータ駆動部４１が制御されて、チャート送り
機構部２７が駆動され過去のカレンダ時刻によって設定
された位置までチャート紙１１が逆送りさせられて指定
された期間のデータを直接、見れるようにする。

一方、この逆送り指令と同時に、記憶制御部３３はチャ
ート紙１］−を逆送りしたときの時刻を記憶しするとと
もに、アナログ入力インタフェース３０の出力および目
盛データ発生部３５の出力を記憶部３４に記憶させる。

そして、表示を監視するオペレータがチャート紙１１上
に記録された過去のデータを読み終わり、解除操作の指
令を出すと、記憶制御部３３によってチャートモータ駆
動部４１が制御されてチャート紙１１が逆送りする前の
位置まで戻され、この位置からチャート紙１１を逆戻し
させた時刻から現在時刻までのディスプレイ内容を記録
させ、この記録動作が終了したとき、通常の記録動作を
再開させる。

このようにこの実施例においては、必要に応じて過去の
一定期間のアナログトレンド状態、あるいは現在より過
去の一定期間までの記録状態がドア２に映し出されるよ
うにしたので、チャート紙１１を取り出すことなく記録
内容を見ることができるとともに、オン／オフ用液晶板
７やデータ表示用液晶板８をオフ状態にすることにより
ドア２を開けることなくチャート紙１１に記録された内
容を見せることができる。

また、ディスプレイ部３に表示された内容を見れば良い
ので、記録機構部２５や目盛記録機構部２６、チャート
送り機構部２７等を簡素化することができ、またフラッ
トベルト式によってチャート紙１１を駆動することがで
き、これによってチャート紙１１にクセがつき難くする
ことができ、折り豊みの信頼性を向上させることができ
る。

また、チャート紙１１の位置出しができるようにし、チ
ャート紙１１を逆戻しさせたとき、これが復帰されるま
での間、データを記憶し、元の時刻に戻ったとき、続き
の波形記憶を行なうようにしているので、チャート紙１
１を元の時刻に戻したとき、位置合わせを不要にして通
常の記録動作を再開させることができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、チャート送り機構
や記録機構を簡素化することができるとともに、電源を
長期間オフ状態にしてしてもチャート紙に余分なりセが
付くのを防止することができ、これによってチャート紙
の折り畳みを容易にすることができ、さらに特定時間帯
のデータを容易に検索することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による記録計の一実施例を示すブロック
図、第２図は第１図に示すディスプレイ部の詳細な斜視
図、第３図は第１図に示す匡体内に収納されるチャート
紙記録機構の詳細な側面図、第４図は第１図に示す匡体
内に収納される処理回路の詳細なブロック図である。 ■・・・匣体、２・・・ドア、３・・・ディスプレイ部
、５・・・記録部（チャート紙記録機構）、１１・・・
チャート紙、３４・・・記憶部。 第１図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）前面側に開口部を有する所定の形状の匡体と、 この匡体の前面側に設けられたドアに嵌入される透明状
   態、表示状態のいずれか指定された状態になるディスプ
   レィ部と、 指定された期間の記録対象データを記憶し必要に応じて
   記憶内容を前記ディスプレイ部に表示する記憶部と、 前記匡体内に収納されチャート紙を水平またはほぼ水平
   に走行させながら前記記録対象データを前記チャート紙
   上に記録する記録部と、 を備えたことを特徴とする記録計。
2. （２）前記記録部は必要に応じて前記チャート紙を逆戻
   しさせる請求項１記載の記録計。