JPH0432637Y2

JPH0432637Y2 -

Info

Publication number: JPH0432637Y2
Application number: JP11447384U
Authority: JP
Priority date: 1984-07-27
Filing date: 1984-07-27
Publication date: 1992-08-05
Also published as: JPS6130899U

Description

【考案の詳細な説明】（考案の利用分野）本考案は、電子式基準器等の多くの機能を持つ
計測器類において、機能の選択及びその確認をす
る為の計測器類の操作表示板の改良に関するもの
である。

（考案の背景）従来、電子式基準器等の多機能を持つ計測器に
おいては、各機能に対応した選択用スイツチを選
択し、これを確認用表示器にて確認するものが一
般的である。この様な計測器類においては、第３
図に示す様に、機能名称Ａ〜Ｆ、確認用表示器１
１、選択用スイツチ１２が一対一に対応して設け
られた操作表示板が使用される。

しかしながらこの様な構成によると機能の種類
が増大するに従つて必然的にスイツチ及び表示器
の数が増えてしまい、コスト面において、また、
スペース面でも無駄が多く、問題となつていた。

この様な問題点を解決する手段としては、選択
用スイツチの数を減らし、複数のスイツチを適宜
組合せることによつて機能を選択することが考え
られるが、この場合にも、計測者が各機能毎に選
択されるスイツチの組合せを記憶しなければなら
ず、操作が複雑化する上、機能の選択の確認も困
難となり、計測ミス等が生じ易い。

（考案の目的）本考案の目的は、上述した問題点を解決し、選
択用スイツチの数を減らし、複数のスイツチを適
宜組合せることによつて機能を選択する様に構成
してコスト面及びスペース面での無駄をなくしな
がら、しかも計測者がスイツチの組合せを記憶す
る必要なく簡単且つ正確にスイツチの選択が行な
え、更に機能の選択の確認も容易である様な、操
作性の高い計測器類の操作表示板を提供すること
である。

（考案の特徴）本考案の操作表示板は、各操作用スイツチの配
列方向と平行に、各機能の機能表示標章が複数本
直線形に配置され、これらの各機能表示標章に
は、夫々の機能において選択されるスイツチに対
応する位置に操作指示標章が設けられる様な構成
とすることにより、選択用スイツチの数を減らし、複数のスイツチ
を適宜組合せることによつて機能を選択でき、し
かも各機能毎に操作するスイツチが明示されてい
る為、必要なスイツチが簡単に選択できる様にな
つている。

（考案の実施例）次に、以上の様な本考案の実施例を第１図及び
第２図を用いて具体的に説明する。

第１図に示すのは、本考案の第１実施例であ
り、３種類の選択用スイツチ１ａ〜１ｃが、水平
方向に一列に並べられている。このスイツチ１ａ
〜１ｃの上方には、各スイツチ１ａ〜１ｃに対応
する位置に、各確認用表示器２ａ〜２ｃがスイツ
チと同じく水平方向に一列に設けられている。こ
の選択用スイツチ１ａ〜１ｃと確認用表示器２ａ
〜２ｃとの間には、６機能分の機能表示標章とし
て水平方向の直線３ａ〜３ｆが描かれており、各
直線３ａ〜３ｆには、夫々の機能において選択さ
れるスイツチ１ａ〜１ｃに対応する位置に、操作
指示標章として切欠き４が設けられている。ま
た、夫々の直線３ａ〜３ｆの下には、各機能の機
能名称Ａ〜Ｆが設けられている。

この様な構成を有する本実施例の作用は、次の
通りである。即ち、機能を選択する際には、当該
機能名称の上部の直線３ａ〜３ｆの切欠き４に
て、操作すべきスイツチが一目瞭然に判る為、即
座にスイツチ１ａ〜１ｃの選択ができ、従つて測
定者が各機能毎の使用スイツチを記憶する必要も
なく、簡単且つ正確に機能の選択が行なえ、操作
ミスの恐れもない。また、この際、確認用表示器
と機能表示標章とを比較することにより、容易に
機能選択の確認が行なえる。

（変形例）本考案は、前記実施例に限定されるものではな
く、第２図に示す様に機能名称Ａ〜Ｆを直線３ａ
〜３ｆの端部に設けることもできる。また、機能
表示標章としては、直線に限らず破線等でもよ
く、更に、操作指示標章としては、機能表示標章
に対する線の太さ関係を逆にしたり、色分けによ
つて操作スイツチを明示する等の手段も考えられ
る。更に、前記実施例では、選択用スイツチの確
認用表示器をスイツチと別に設けたが、選択用ス
イツチ自体に点灯、押し込み等による表示機能を
持たせることも可能である。

（考案の効果）本考案の操作表示板は、各操作用スイツチの配
列方向と平行に、各機能の機能表示標章を夫々直
線形に配置し、これらの各機能表示標章には、
夫々の機能において選択されるスイツチに対応す
る位置に操作指示標章が設けられる様な構成とす
ることで、選択用スイツチの数を減らし、複数のスイツチ
を適宜組合せることによつて機能を選択でき、コ
スト面及びスペース面での無駄をなくしながら、
しかも各機能毎に操作するスイツチが明示されて
いる為、計測者がスイツチの組合せを記憶する必
要なく、簡単且つ正確にスイツチの選択を行な
え、更に機能の選択の確認も容易である様な、操
作性の高い計測器類の操作表示板を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案による計測器類の操作表示板の
一実施例を示す正面図、第２図は本考案による他
の実施例を示す正面図、第３図は従来の操作表示
板の一例を示す正面図である。１ａ〜１ｃ……選択用スイツチ、２ａ〜２ｃ…
…確認用表示器、３ａ〜３ｆ……直線、４……切
欠き、Ａ〜Ｆ……機能名称。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

多機能を有する計測器類に使用する操作表示板
であつて、各操作用スイツチの配列方向と平行
に、各機能の機能表示標章が複数本直線形に配置
され、これらの各機能表示標章には、夫々の機能
において選択されるスイツチに対応する位置に操
作指示標章が設けられていることを特徴とする計
測器類の操作表示板。