JPH04326013A - フルイディック流量計 - Google Patents

フルイディック流量計

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JPH04326013A
JPH04326013A JP9665691A JP9665691A JPH04326013A JP H04326013 A JPH04326013 A JP H04326013A JP 9665691 A JP9665691 A JP 9665691A JP 9665691 A JP9665691 A JP 9665691A JP H04326013 A JPH04326013 A JP H04326013A
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flow sensor
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Hideyuki Oike
大池 英行
Koichi Kanda
神田 廣一
Tadao Shibuya
澁谷 忠夫
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Kimmon Manufacturing Co Ltd
Aichi Tokei Denki Co Ltd
Kansai Gas Meter Co Ltd
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Kimmon Manufacturing Co Ltd
Aichi Tokei Denki Co Ltd
Kansai Gas Meter Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、噴出ノズルから流路
内に噴出されるガス等の流体の振動現象によって生じる
交番圧力波を検出して流量を検出するフルイディック流
量計に関する。
【0002】
【従来の技術】一般家庭等に設置され、ガスの流量を計
量するフルイディック流量計は、例えば、特開昭63−
313018号公報、特開平1−250725号公報か
ら公知である。
【0003】このフルイディック流量計は、流路の入り
口側に噴出ノズルが設けられ、この噴出ノズルから流路
に流体を噴出すると、コアンダ効果によって噴出流体は
、例えば右側の側壁に沿って流れる。
【0004】この右側の側壁に流れた流体の一部は帰還
流体となり、この帰還流体の流体エネルギが噴出流体に
付与され、噴出流体が左側の側壁に沿って流れるように
なり、今度は左側の側壁に流れた流体の一部が帰還流体
となり、この帰還流体の流体エネルギが噴出流体に付与
され、噴出流体が再び右側の側壁に沿って流れるように
なる。
【0005】つまり、噴出ノズルから流路内に噴出され
る流体の振動現象によって交番圧力波が生じる。この交
番圧力波を圧電膜センサによって検出し、この周波数か
ら流量を算出して流体の流量を検出している。
【0006】ところが、一般家庭用ガス流量計は、最大
使用流量からその1/1000〜1/2000の流量ま
で広い範囲に亘って計測できる必要性があるが、交番圧
力波を検出する圧電膜センサを用いたフルイディック流
量計の計測可能範囲は、最大使用流量時の圧力損失が規
定されているので、最大使用流量からその1/50程度
であり、微小流量域での計測は不可能である。そこで、
大流量域は圧電膜センサによって検出し、微小流量域は
フローセンサによって検出するように構成したフルイデ
ィック流量計が開発された。
【0007】ところが、フローセンサは、微小流量域の
計測を行うために、流量計内で流路が狭められ、流速が
もっとも速くなる位置、すなわち噴出ノズルに設ける必
要がある。
【0008】そこで、従来は図6に示すようにフローセ
ンサを取付けている。すなわち、1は流路2を形成する
流路本体であり、この流路本体1の上流側流路3と下流
側流路4とを区画する隔壁5には噴出ノズル6が設けら
れている。そして、この噴出ノズル6の端部に位置する
前記隔壁5にはフローセンサ7が取付けられ、センサチ
ップ8を噴出ノズル6に臨ませている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述のよう
に構成されたフルイディック流量計のフローセンサ7に
おけるセンサチップ8は、1つの発熱部と、この発熱部
を挟んで上流側および下流側に設置した一対の感温部と
からなり、両者の温度差で流速を計測するようになって
おり、発熱部および感温部は露出した状態に設けられて
いる。
【0010】したがって、不用意に触れたり、ぶつけた
りするとセンサチップを破損することになり、取扱いに
注意を要する。また、流体計測部材質は、その安全上、
金属が使用されるが、流路の一番狭められた所に設置さ
れたセンサチップは、金属ケースとの間に僅かな間隙し
か取れないため耐電圧等の電気特性が悪くなる。
【0011】この発明は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、フローセンサの取扱
いが容易で、流路本体に対するフローセンサの組立て作
業性の向上を図ることができるとともに、フローセンサ
を電気的に絶縁した状態で、正確な計測ができるフルイ
ディック流量計を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段及び作用】この発明は、前
記目的を達成するために、請求項1は、流路内に流体を
噴出する噴出ノズルに流体の流速を検出して微小流量域
の流量を検出するフローセンサを設けたフルイディック
流量計において、噴出ノズルの端部に位置する流路本体
に凹陥部を設け、この凹陥部に前記フローセンサを収容
する絶縁ケースを収納し、この絶縁ケースに前記噴出ノ
ズルの一部を構成する凹溝を設け、前記フローセンサの
センサチップを前記凹溝に臨ませたことにある。
【0013】フローセンサを絶縁ケースに収容した状態
で流路本体の凹陥部に収納することにより、フローセン
サの電気的絶縁を図るとともに、組立て時にセンサチッ
プを保護することができる。請求項2は、前記凹陥部に
係合凹部を設けるとともに、絶縁ケースに前記係合凹部
に係合する係合凸部を設けて絶縁ケースを位置決めした
ことにある。
【0014】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。
【0015】図3および図4はフルイディック流量計の
全体を示すもので、11はケースである。このケース1
1は矩形箱状のケース本体12と、このケース本体12
の開口部を閉塞する蓋体13とから構成されている。
【0016】ケース本体12の下部にはガス流入口体1
4とガス流出口体15が並設され、上部には表示窓16
が設けられている。ケース11の内部における下部には
後述するフルイディック素子17および遮断弁18が設
置され、上部には電池19、圧力スイッチ20、感震器
21および前記表示窓16に対向する積算表示基板22
が設置されている。
【0017】前記フルイディック素子17について説明
すると、23はダイキャスト等によって形成された流路
本体であり、この流路本体23の開口部をパッキング2
4を介して蓋体25によって閉塞することにより、流路
26が構成されている。
【0018】この流路26は隔壁27によって区画され
、上流側流路28は前記ガス流入口体14に連通し、下
流側流路29は前記ガス流出口体15に連通している。 上流側流路28の途中には弁座30が設けられ、この弁
座30には前記遮断弁18の弁体31が対向している。 すなわち、前記圧力スイッチ20、感震器21が異常を
感知したとき、遮断弁18によって流路26を遮断する
ことができるように構成されている。
【0019】前記流路本体23の隔壁27には図3に示
すように、噴出ノズル32が設けられている。この噴出
ノズル32は流路本体23の奥行き方向全体に亘って開
口するスリット状で、その長手方向の開口両側縁には上
流側流路28に突出する突出部32a,32bを有し、
ノズル通路長を延長させている。
【0020】この噴出ノズル32に対向する下流側流路
29には流体の流動方向切換安定化を図るための第1の
ターゲット33が設けられている。この第1のターゲッ
ト33を挟んで両側には側壁34a,34bが対称的に
設けられている。
【0021】さらに、前記第1のターゲット33より下
流側に位置する中央部には第2のターゲット35が設け
られ、さらに下流側には下流側流路29の幅方向に延長
するリターン壁36が設けられている。そして、前記側
壁34a,34bの外側に帰還流路37a,37bが形
成され、リターン壁36の両端外側に排出通路38a,
38bが設けられている。
【0022】したがって、前記噴出ノズル32から下流
側流路29に向かって流体が噴出されると、コアンダ効
果によって噴出流体は、例えば右側の側壁34aの内側
に沿って流れる。
【0023】この右側の側壁34aに流れた流体の大部
分は排出通路38aに向かうが、一部は帰還流体となり
、帰還通路37aに向かう。この帰還流体の流体エネル
ギが噴出流体に付与され、噴出流体が左側の側壁34b
の内側に沿って流れるようになり、今度は左側の側壁3
4bに流れた流体の一部が帰還流体となり、この帰還流
体の流体エネルギが噴出流体に付与され、噴出流体が再
び右側の側壁34aの内側に沿って流れるようになる。 つまり、噴出ノズル32から下流側流路29内に噴出さ
れる流体の振動現象によって交番圧力波が生じるように
構成されている。
【0024】さらに、前記噴出ノズル32に対応する前
記流路本体23の側面にはフローセンサ40および圧電
膜センサ41が設けられている。フローセンサ40は、
図1および図2に示すように、微小流量域の計測を行う
ために、流路が狭められて流速が最も速くなる位置に設
置されている。
【0025】すなわち、センサ本体42と、発熱部およ
び感温部からなる検出部を備えたセンサチップ43とか
ら構成され、流路本体23に対して固定されている。前
記噴出ノズル32の一端部に位置する流路本体23には
噴出ノズル32を挟んで一対の凹陥部44,44が対称
的に設けられている。
【0026】そして、この凹陥部44,44には合成樹
脂材料によって成形された矩形状の絶縁ケース45が前
記噴出ノズル32を跨いだ状態に収納されている。この
絶縁ケース45の底部には前記噴出ノズル32と同一幅
の凹溝46が設けられ、この凹溝46によって噴出ノズ
ル32の一部を構成している。
【0027】そして、この凹溝46には前記センサチッ
プ43が臨んでおり、噴出ノズル32を通過する流体の
流速を計測するようになっている。この場合、凹陥部4
4,44の互いに対向する内側面の間隔は、絶縁ケース
45の外側面の間隔と一致して密に嵌合しており、この
絶縁ケース45の内側面の間隔もセンサ本体42の外側
面の間隔と一致して密に嵌合して絶縁ケース45および
センサ本体42を位置決めしている。
【0028】また、前記圧電膜センサ41は大流量域の
計測を行うためのもので、センサ本体47と、圧力波導
入部48とからなり、センサ本体47を前記流路本体2
3の側面に固定し、圧力波導入部48を噴出ノズル32
の出口近傍で、振動現象によって生じる交番圧力波の最
適取出し位置に設置している。
【0029】一方、前記上流側流路28には金網からな
る平板状の第1の整流板51と金網からなる山形状の第
2の整流板52が設置され、これらは流路本体23に対
して着脱可能に設けられている。
【0030】次に、前述のように構成されたフルイディ
ック流量計の作用について説明する。ガス流入口体14
から流入した流体は流路26の上流側流路28を通過し
、さらに第1の整流板51および第2の整流板52によ
って整流された後、噴出ノズル32に向かう。
【0031】噴出ノズル32は流路が狭められているた
めに、流体の流速が増し、噴出ノズル32から下流側流
路29に流体が噴出される。流体が噴出ノズル32を通
過するとき、その流速がフローセンサ40によって検出
される。噴出ノズル32から下流側流路29に向かって
流体が噴出されると、コアンダ効果によって噴出流体は
、例えば右側の側壁34aの内側に沿って流れる。
【0032】この右側の側壁34aに流れた流体の大部
分は排出通路38aに向かうが、一部は帰還流体となり
、帰還通路37aに向かう。この帰還流体の流体エネル
ギが噴出流体に付与され、噴出流体が左側の側壁34b
の内側に沿って流れるようになり、今度は左側の側壁3
4bに流れた流体の一部が帰還流体となり、この帰還流
体の流体エネルギが噴出流体に付与され、噴出流体が再
び右側の側壁34aの内側に沿って流れるようになる。
【0033】つまり、噴出ノズル32から下流側流路2
9内に噴出される流体の振動現象によって交番圧力波が
生じる。この交番圧力波、つまり噴出ノズル32からの
噴流の流動方向の変化に起因する圧力変化は圧電膜セン
サ41によって検出される。フローセンサ40および圧
電膜センサ41からの波形信号はその周波数から流体流
量を算出して積算表示基板22に表示される。
【0034】また、流路本体23に対してフローセンサ
40を組付けるに当たっては、まず、センサ本体42を
絶縁ケース45に収容してセンサチップ43を凹溝46
に臨ませる。
【0035】この場合、センサチップ43は絶縁ケース
45の底面より下方に突出しないため、組立て時に作業
者の手指がセンサチップ43に接触してセンサチップ4
3を破損させることもなく、取扱いが容易であり、絶縁
ケース45を流路本体23に形成した凹陥部44,44
に収納するだけでフローセンサ40を噴出ノズル32の
所定位置に取付けることができる。したがって、フロー
センサ40の流路本体23に対する組み立て作業性の向
上を図ることができ、さらに保守点検および修理の際に
も作業性が向上する。
【0036】なお、前記一実施例においては、流路本体
23に凹陥部44,44を設け、この凹陥部44,44
に絶縁ケース45が密に嵌合するようにして位置決めし
たが、第5図に示すように、凹陥部44,44にそれぞ
れ係合凹部53,53を設ける一方、絶縁ケース45の
底部に前記係合凹部53,53に係合する係合凸部54
,54を設け、互いに係合することにより、流路本体2
3に対して絶縁ケース45を所定位置に位置決め固定す
ることができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の請求項
1によれば、噴出ノズルの端部に位置する流路本体に凹
陥部を設け、この凹陥部にフローセンサを収容する絶縁
ケースを収納し、この絶縁ケースに噴出ノズルの一部を
構成する凹溝を設けてセンサチップを凹溝に臨ませるこ
とにより、フローセンサの取扱いが容易で、流路本体に
対するフローセンサの組立て作業性の向上を図ることが
できるとともに、フローセンサを電気的に絶縁した状態
で、正確な計測ができるという効果がある。
【0038】請求項2によれば、前記凹陥部に係合凹部
を設けるとともに、絶縁ケースに前記係合凹部に係合す
る係合凸部を設けたから、流路本体に対して絶縁ケース
を所定位置に位置決めできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係わるフローセンサの取
り付け状態の分解斜視図。
【図2】同実施例のフローセンサの取り付け状態の断面
図。
【図3】同実施例のフルイディック流量計の縦断正面図
【図4】同実施例のフルイディック流量計の縦断側面図
【図5】この発明の他の実施例に係わるフローセンサの
取り付け状態の断面図。
【図6】従来のフルイディック流量計におけるフローセ
ンサの取り付け状態の斜視図。
【符号の説明】
23…流路本体、32…噴出ノズル、40…フローセン
サ、43…センサチップ、44…凹陥部、45…絶縁ケ
ース、46…凹溝、53…係合凹部、54…係合凸部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  流路内に流体を噴出する噴出ノズルを
    有し、この噴出ノズルの端部にセンサチップを臨ませ、
    噴出ノズルを流通する流体の流速を検出して微小流量域
    の流量を検出するフローセンサを設けたフルイディック
    流量計において、前記噴出ノズルの端部に位置する流路
    本体に凹陥部を設け、この凹陥部に前記フローセンサを
    収容する絶縁ケースを収納し、この絶縁ケースに前記噴
    出ノズルの一部を構成する凹溝を設け、前記フローセン
    サのセンサチップを前記凹溝に臨ませたことを特徴とす
    るフルイディック流量計。
  2. 【請求項2】  凹陥部に係合凹部を設けるとともに、
    絶縁ケースに前記係合凹部に係合する係合凸部を設けて
    絶縁ケースを位置決めしたことを特徴とする請求項1記
    載のフルイディック流量計。
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