JPH04324872A - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタなど
の画像形成装置および画像形成方法に係り、特に複数の
給紙手段の選択制御に特徴のある画像形成装置および画
像形成方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】複数の給紙手段を備え、原稿サイズと倍
率により設定されるサイズの用紙がセツトされている給
紙手段を自動的に選択する自動用紙選択モードおよび／
または選択されている給紙手段の用紙がなくなつた時、
同一サイズの用紙がセツトされている他の給紙手段を自
動的に切り換え選択する自動用紙切り換えモードが実行
される画像形成装置が知られている。

【０００３】そして、例えば、特開昭６０−１７８１３
５号公報には、自動用紙選択モード時、選択されるサイ
ズの用紙がセツトされている給紙手段が複数ある場合、
予め設定された優先順位（例えば、上下に配列されてい
る給紙手段の上から順に付けられた優先順位等）に従つ
て選択し、給紙する技術が開示されている。また、特開
昭６１−２７８４２号公報には、自動用紙切り換えモー
ドを実行するか、しないかを切り換え選択する動作切換
キーを配設して使い勝手を向上させる技術が提案されて
いる。

【０００４】ところで、最近、省資源に対する関心が高
まり、紙のリサイクル化が進み、複写機等の事務機に利
用される用紙も、再生紙の割合が増えてきた。しかしな
がら、再生紙は普通紙に比べて表面性（表明の滑らかさ
）、白さ等の点で劣るため、例えば、鮮明なコピーを得
る必要のある場合や、公的な資料を作成する場合は普通
紙、そうでない場合は再生紙というように、使途に応じ
て用紙の種類を使い分ける考え方が一般的になつてきて
いる。また、この場合、複数の給紙手段に、普通紙と再
生紙をそれぞれセツトし、必要に応じてどちらかの用紙
を選択して給紙することが一般に行われている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】このように、同一サイ
ズであつても、普通紙と再生紙というように種類の異な
る用紙を各給紙手段にセツトした場合、自動用紙選択モ
ード実行時、所望していない用紙が選択されるおそれが
あつた。また、自動用紙切り換えモード実行時、所望し
ていない用紙に切り換わるおそれがあつた。ここで、上
記特開昭６０−１７８１３５号公報には、自動用紙選択
モード時に選択される給紙手段の優先順位が予め決めら
れることが記載されているが、ユーザが種類の異なる用
紙を任意に給紙手段にセツトすると、優先順位と対応が
とれなくなり、上記の不具合を解決する技術にはなり得
ない。また、上記特開昭６１−２７８４２号公報では、
自動用紙切り換えモードを実行するか、しないかを選択
できるといつても、選択した場合は、上記の不具合は免
れないものであつた。

【０００６】本発明はこのような背景に基づいてなされ
たものであり、自動用紙選択モード時、あるいは自動用
紙切り換えモード時に、用途に適していない用紙にコピ
ーが行われることを未然に防止することができる画像形
成装置および画像形成方法を提供することを目的とする
。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記目的は、複数の給紙
手段を備え、原稿サイズと倍率により設定されるサイズ
の用紙がセツトされている給紙手段を自動的に選択する
自動用紙選択モードが実行される画像形成装置において
、前記給紙手段の上部に配置され、反射型フオトセンサ
で構成される紙種検知センサと、自動用紙選択モード時
、選択されるサイズの用紙が複数の前記給紙手段にセツ
トされている場合、前記紙種検知センサの出力により優
先順位を決定する制御手段とを備えた第１の手段により
達成される。また上記目的は、複数の給紙手段を備え、
選択されている給紙手段の用紙がなくなつた時、同一サ
イズの用紙がセツトされている他の給紙手段を自動的に
切り換え選択する自動用紙切り換えモードが実行される
画像形成装置において、前記給紙手段の上部に配置され
、反射型フオトセンサで構成される紙種検知センサと、
自動用紙切り換えモード時、切り換えられ新たに選択さ
れる給紙手段の用紙の種類が切り換え前の用紙の種類と
異なることを前記紙種検知センサで検知した場合、自動
用紙切り換えモードの実行を禁止する制御を行う制御手
段とを備えた第２の手段により達成される。

【０００８】

【作用】第１の手段においては、原稿サイズと倍率によ
り設定されるサイズの用紙がセツトされている給紙手段
を自動的に選択する自動用紙選択モードの実行時、選択
されるサイズの用紙が複数の給紙手段にセツトされてい
る場合、紙種により予め定められた優先順位に従つて給
紙手段が選択される。この場合、用紙の種類として、普
通紙と再生紙がより利用される。第２の手段においては
、選択されている給紙手段中の用紙がなくなつた時、同
一サイズの用紙がセツトされている他の給紙手段を自動
的に切り換え選択する自動用紙切り換えモードの実行時
、新たに選択される給紙手段の用紙の種類が切り換え前
の用紙の種類と異なる場合は、該モードの実行を禁止す
る。この場合も、用紙の種類として、普通紙と再生紙が
よく利用される。

【０００９】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図１は、本発明の実施例に係る複写機の構成図で
ある。図において、１はＡＤＦ（自動原稿給紙装置）、
２は複写機本体、３はソータである。ＡＤＦ１のセツト
テーブル４に原稿をセツトし、プリントボタンを押すと
原稿がコンタクトガラス５の所定位置に送られる。この
時に図示していないセンサにより原稿サイズを検出する
。そして光学系６の読み取りにより感光体７に画像が形
成され、この画像は給紙装置（給紙手段）８（８ａ〜８
ｄ）により給紙される用紙に転写され、さらにこの用紙
は定着装置９を経て、ソータ３のビン１０へ排出される
。各給紙装置８ａないし８ｄには、図示しない用紙サイ
ズ検知センサ、用紙エンド検知センサの外、セツトされ
ている用紙上面と一定の距離をおいて、反射型フオトセ
ンサで構成された紙種検知センサ１１をそれぞれ設けて
いる。

【００１０】各給紙装置８ａないし８ｄにセツトしてあ
る用紙の種類により、色や反射率が異なると、紙種検知
センサ１１の出力が異なつてくる。図２は、普通紙と再
生紙における出力特性を示したものであるが、Ｐ４　〜
Ｐ５の幅を持つ普通紙のセンサ出力ＰＡ　は、Ｐ１　〜
Ｐ２　の幅を持つセンサ出力ＰＢ　よりも高いものとな
つている。 従つて、普通紙を検知した時と、再生紙を検知した時の
紙種検知センサ１１の出力Ｐの違いにより、給紙装置８
の選択制御を行うことができる。

【００１１】ここで、本実施例に係る複写機においては
、原稿サイズと倍率により設定されるサイズの用紙がセ
ツトされている給紙装置８を自動的に選択する自動用紙
選択モードと、選択され給紙動作を実行中の給紙装置８
の用紙がなくなつた時、同一サイズの用紙がセツトされ
ている他の給紙装置８を自動的に切り換え選択する自動
用紙切り換えモードとを有している。そして、前記紙種
検知センサ１１により、各給紙装置８にセツトされてい
る用紙の種類（主として、普通紙と再生紙）を検知して
、自動用紙選択モード時と、自動用紙切り換えモード時
の給紙制御が実行される。

【００１２】図３は複写機の制御ブロツク図である。Ｃ
ＰＵ（制御手段）２１は周知のマイクロコンピユータで
あり、ＲＯＭ２２、ＲＡＭ２３やＡＤＦ制御部２４と接
続され、複写に関する制御、演算処理を行う。２５は一
般的な操作部で、コピーモードの入力や表示を行うこと
ができる。２６は信号群、２７は負荷群であり、図１に
示していない、センサ、モータ、クラツチ等が入出力処
理される。紙種検知センサ１１は、発光ダイオード１１
ａと、発光ダイオード１１ａにより照射された用紙から
の反射光を受けるフオトセンサ１１ｂと、さらにはオペ
アンプ１１ｃとを有する。そしてこのオペアンプ１１ｃ
からの出力は、Ａ／Ｄコンバータを通してＣＰＵ２１に
入力される。

【００１３】図４はＣＰＵ２１のプログラム内容を示す
フローチヤートである。自動用紙選択モードおよび自動
用紙切り換えモード実行時、まず、プリントキーが押さ
れると（Ｓ１でＹ）、原稿サイズと倍率から、対応する
用紙サイズを演算し、一方、各給紙装置８にセツトされ
た用紙サイズを検知し、また、紙種検知センサ１１によ
り、各給紙装置８の用紙の種類、この実施例では普通紙
か再生紙かを検知する（Ｓ２）。そして、原稿サイズと
倍率から算出されたサイズの用紙が何れかの給紙装置８
にセツトされているかどうか判断し、セツトされていな
ければ（Ｓ３でＮ）、用紙がセツトされていない旨のメ
ツセージを操作部２５に表示する（Ｓ４）。適合サイズ
の用紙があれば（Ｓ３でＹ）、そのサイズの用紙がセツ
トされている給紙装置８が１つかどうか判断し、１つし
かなければ（Ｓ５でＹ）、コピー処理が実行される（Ｓ
６）。

【００１４】一方、適合サイズの用紙がセツトされてい
る給紙装置８が複数あるときは、紙種検知センサ１１の
出力値Ｐが最も小さい用紙、言い換えると、再生紙がセ
ツトされている給紙装置８を優先的に選択し（Ｓ７）、
コピースタートする（Ｓ８）。ここで、コピー処理が終
了する前に、選択されている給紙装置８の用紙が無くな
つた場合は（Ｓ１０でＹ）、直ちに自動用紙切り換えモ
ードが実行される訳ではなく、まず、現在までの用紙と
、他の同一サイズの用紙における紙種検知センサ１１の
出力差ｘを演算し（Ｓ１１）、その差が一定以下なら（
Ｓ１２でＮ）、用紙の種類が同じと判断し（用紙の種類
が同じでも個々の用紙によつて光反射率には多少のばら
つきはある）、自動用紙切り換えモードを実行し、コピ
ー処理を継続する（Ｓ１３）。

【００１５】一方、出力差ｘが所定値以上ある場合は、
同一サイズであつても用紙の種類は異なると判断し、即
ち、他の適合サイズ用紙は普通紙であると判断して、コ
ピー処理を中断する（Ｓ１４）。そして、空になつた給
紙装置８に新たに再生紙を補充した時点で（Ｓ１５でＹ
）、再びステツプＳ９の前に戻り、各ステツプが実行さ
れる。なお、ここでは再生紙を優先紙としたが、普通紙
の使用頻度が多い場合には、普通紙を優先紙とするよう
に設定しておくことも勿論可能である。また、用紙の種
類として、普通紙と再生紙の外に、例えば、色の違いに
より優先紙を設定することも考えれらる。

【００１６】

【発明の効果】請求項１ないし３記載の発明によれば、
原稿サイズと倍率により設定されるサイズの用紙がセツ
トされている給紙手段を自動的に選択する自動用紙選択
モードの実行時、選択されるサイズの用紙が複数の給紙
手段にセツトされている場合、紙種により予め定められ
た優先順位に従つて給紙手段を選択するようにしたので
、常に所望の種類の用紙を優先して給紙させることがで
きる。請求項４ないし６記載の発明によれば、選択され
ている給紙手段中の用紙がなくなつた時、同一サイズの
用紙がセツトされている他の給紙手段を自動的に切り換
え選択する自動用紙切り換えモードの実行時、新たに選
択される給紙手段の用紙の種類が切り換え前の用紙の種
類と異なる場合は、該モードの実行を禁止するようにし
たので、種類の異なる用紙を混在させたコピーを防止す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例に係る画像形成装置の構成図で
ある。

【図２】紙種検知センサの出力特性図である。

【図３】本発明の実施例に係る画像形成装置の制御ブロ
ツク図である。

【図４】その制御内容を示すフローチヤートである。

【符号の説明】

８（８ａないし８ｄ）　　給紙装置 １１　　紙種検知センサ ２１　　ＣＰＵ

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　複数の給紙手段を備え、原稿サイズと
   倍率により設定されるサイズの用紙がセツトされている
   給紙手段を自動的に選択する自動用紙選択モードが実行
   される画像形成装置において、前記給紙手段の上部に配
   置され、反射型フオトセンサで構成される紙種検知セン
   サと、自動用紙選択モード時、選択されるサイズの用紙
   が複数の前記給紙手段にセツトされている場合、前記紙
   種検知センサの出力により優先順位を決定する制御手段
   とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
2. 【請求項２】　　請求項１記載において、前記紙種検知
   センサによつて検知される用紙の種類として少なくとも
   、普通紙と再生紙を含むことを特徴とする画像形成装置
   。
3. 【請求項３】　　原稿サイズと倍率により設定されるサ
   イズの用紙がセツトされている給紙手段を自動的に選択
   する自動用紙選択モードの実行時、選択されるサイズの
   用紙が複数の給紙手段にセツトされている場合、紙種に
   より予め定められた優先順位に従つて給紙手段を選択す
   るようにしたことを特徴とする画像形成方法。
4. 【請求項４】　　複数の給紙手段を備え、選択されてい
   る給紙手段の用紙がなくなつた時、同一サイズの用紙が
   セツトされている他の給紙手段を自動的に切り換え選択
   する自動用紙切り換えモードが実行される画像形成装置
   において、前記給紙手段の上部に配置され、反射型フオ
   トセンサで構成される紙種検知センサと、自動用紙切り
   換えモード時、切り換えられ新たに選択される給紙手段
   の用紙の種類が切り換え前の用紙の種類と異なることを
   前記紙種検知センサで検知した場合、自動用紙切り換え
   モードの実行を禁止する制御を行う制御手段とを備えた
   ことを特徴とする画像形成装置。
5. 【請求項５】　　請求項４記載において、前記紙種検知
   センサによつて検知される用紙の種類として少なくとも
   、普通紙と再生紙を含むことを特徴とする画像形成装置
   。
6. 【請求項６】　　選択されている給紙手段中の用紙がな
   くなつた時、同一サイズの用紙がセツトされている他の
   給紙手段を自動的に切り換え選択する自動用紙切り換え
   モードの実行時、新たに選択される給紙手段の用紙の種
   類が切り換え前の用紙の種類と異なる場合は、該モード
   の実行を禁止するようにしたことを特徴とする画像形成
   方法。