JP2010102153A - 画像処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の機能の組合せの下で画像処理のジョブを実行することのできる画像処理装置において、この複数の機能には、1のジョブでは実行できない禁止組合せが含まれる場合に、画像処理装置ユーザの意思に沿ってより柔軟な機能設定を可能とする技術を提供することを目的とする。
【解決手段】禁止組合せを構成する機能であっても、一旦はユーザから指定を受け付け、その後、禁止組合せを解消するように、禁止組合せを構成する機能のいずれかの指定を解除するように、ユーザに促し、全ての禁止組合せが解消されれば、ジョブを実行するように制御する。
【選択図】図2
【解決手段】禁止組合せを構成する機能であっても、一旦はユーザから指定を受け付け、その後、禁止組合せを解消するように、禁止組合せを構成する機能のいずれかの指定を解除するように、ユーザに促し、全ての禁止組合せが解消されれば、ジョブを実行するように制御する。
【選択図】図2
Description
本発明は、複数の機能を有する画像処理装置に関する。
従来、画像処理装置には、カラー設定、用紙、画像濃度、後処理等、ジョブ実行の条件の設定をユーザから受け付け可能なものがある。このような画像処理装置において、上述の条件には、1のジョブでは実行できない組合せが含まれていることがある。例えば、小冊子作成と集約印刷とは、同時には実行できない処理である。
従来は、このように実行できない組合せは、タッチパネル上でグレーアウト表示する等して、そもそもユーザが選択できないようにしたり、設定できない組合せに含まれる条件の一方について自動的に設定を解除したりする等の禁則処理を行っていた。
例えば、特許文献1の画像形成システムは、他の条件との組合せにおいて実行できない後処理が指定されたとき(例えば、葉書サイズ用紙による印刷とパンチング処理との組み合わせ等)には、画像形成システムに固有の設定値に応じて、後処理の設定を解除して印刷を継続するか、印刷を停止してハードディスク等に保存するか、いずれかを実行する。そして、保存されたジョブについては、ユーザが後から呼び出して、後処理をキャンセルするか、他の設定を変更するかをユーザが選択的に指示できるようになっている。
特開2008‐12757号公報(2008年1月24日公開)
従来の技術では、禁則処理によって或る条件が自動的に解除されたとき等、ユーザにとってはなぜその条件が設定できないのかが分かりにくい。また、ユーザにとっては解除された条件こそ、他の条件を解除しても優先したい条件である場合もあり、処理結果に不満が残ることがあった。
そこで本発明は、ユーザの意思に沿ってより柔軟な条件設定を可能とする技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、第1の発明に係る画像処理装置は、複数の機能の組合せの下で画像処理にかかるジョブを実行可能であり、上記複数の機能には1のジョブでは実行できない禁止組合せが含まれるジョブ実行部と、のジョブについて、ユーザから、上記禁止組合せを含めて実行すべき機能の指定を受けることができ、上記指定に応じた機能の設定及び変更が可能な機能設定部と、設定中の機能に上記禁止組合せが含まれている場合、設定中の機能に含まれる上記禁止組合せを表示する組合せ表示部と、設定中の機能に上記禁止組合せが含まれている場合、ジョブを実行できない旨、ユーザに報知する報知部と、設定中の機能に上記禁止組合せが含まれている場合、上記ジョブ実行部にジョブを実行させず、設定中の機能に上記禁止組合せが含まれていない場合は、上記ジョブ実行部に設定中の上記機能を用いてジョブを実行させるジョブ実行制御部と、を備える。
このように、この画像処理装置は、ユーザの指示に応じて、機能設定部により禁止組合せに係る機能が設定可能である。しかし、ユーザの指定により禁止組合せが解消されるまではジョブは実行されず、組合せ表示部及び報知部によってユーザに指定変更が促される。
ユーザ側から見ると、機能を一旦指定してから、禁止組合せが解消されるように機能を取捨選択することができることになる。よって、この画像処理装置によると、ユーザの意思に沿ったより柔軟な条件設定が可能となる。
また、第1発明の画像処理装置において、上記機能設定部は、上記組合せ表示部により表示されるソフトキーによって、設定中の上記機能中で上記禁止組合せを構成する機能を他の機能へ切り替えるようにとのユーザからの指示を受けるようになっていてもよい。
本発明の画像処理装置によると、ユーザは、機能を一旦指定してから、禁止組合せが解消されるように機能を取捨選択することができる。よって、この画像処理装置によると、ユーザの意思に沿ったより柔軟な条件設定が可能となる。
〔1〕複写機1
(1-1)複写機1の概要
本発明の実施の一形態に係る複写機1の概要について、図1を参照して説明する。図1は複写機1の要部構成を示すブロック図である。
(1-1)複写機1の概要
本発明の実施の一形態に係る複写機1の概要について、図1を参照して説明する。図1は複写機1の要部構成を示すブロック図である。
図1に示すように、複写機1は、スキャナ2、印刷部31、用紙搬送部32、表示パネル4、入力受付部5、タッチパネル6、画像データ処理部7、制御装置8、記憶装置9等を備える。
スキャナ2は、図示しない原稿台上の原稿を照明する光源、反射光を電気信号に変換するイメージセンサ、並びに、光源から原稿台へと照明光を導くと共に、反射光をイメージセンサに導くミラー及びレンズ等の光学部材等を備える(図示せず)。スキャナ2はこれらの部材によって、原稿から画像データを取得するようになっている。
印刷部31は、画像データを現像剤で現像する現像部、現像された像を用紙上に転写する転写部、転写後の用紙上に画像を定着させる定着部等を備える(図示せず)。印刷部31は、これらの部材によって、用紙上に画像を印刷することができる。
用紙搬送部32は、ローラやベルト等の部材を備え、図示しない用紙カセットから上記印刷部31へ用紙を搬送し、最終的に図示しない排紙トレイへと排出するようになっている。
表示パネル4は、画像を表示する表示部の一例であって、本実施形態では液晶表示パネルである。
入力受付部5は、タッチセンサ51及びハードキー52等を備え、ユーザからの入力を受け付けるようになっている。タッチセンサ51は、表示パネル4と共にタッチパネル6として機能する。ハードキー52には、スタートキー、テンキー、キャンセルキー等が含まれる。
画像データ処理部7は、スキャナ2が得た画像データについて、ファイル形式の異なるデータファイルを作成する等、種々の処理を実行できるようになっている。
制御装置8は、複写機1内の各部の動作を制御するようになっている。
記憶装置9は、種々のデータを記憶可能であるが、特に、禁則テーブル9aを記憶している。禁則テーブル9aは、1のジョブにおいて、複写機1が実行可能な画像処理機能が互いに組合せ可能か否かを表すテーブルである。同一のジョブについて実行できない機能の組合せを、「禁止組合せ」と称する。
「カテゴリー」とは、「カラー選択」、「ファイル形式」、「濃度」、「用紙選択」、「小冊子」等、各種画像処理における機能の分類である。そして、各カテゴリーはそれぞれ選択肢を含んでおり、例えば「カラー選択」には、「カラー」、「グレースケール」、及び「白黒2値」が、「ファイル形式」には、「PDF」、「TIFF」、「JPEG」、及び「高圧縮PDF」が、「濃度」には、「マニュアル調整」及び「自動露光調整」の機能(選択肢)が含まれる。つまり、「カテゴリー」は、同種の機能を総括する上位概念であるといえる。
例えば、「カラー選択」と「ファイル形式」という異なるカテゴリーにそれぞれ属する機能である「白黒2値」と「高圧縮PDF」とは、同一のジョブでは実行できない。つまりこの2つの機能は、禁止組合せを構成している。
また、同一のカテゴリー内に属する「カラー選択」内に属する選択肢「カラー」、「グレースケール」、及び「白黒2値」も、互いに組み合わせることのできない機能である。
同一カテゴリー内の選択肢からなる禁止組合せも、異なるカテゴリーに属する選択肢の禁止組合せも、上述の禁則テーブル9aに記録されている。しかし、しかし、この2つの禁止組合せは、表示パネル4における表示態様が異なる。この点については後述する。
上述したスキャナ2、印刷部31、用紙搬送部32、及び画像データ処理部7は、画像データの取得(読み取り、及び読み取りで得られた画像の加工等を含む)及び印刷等の画像処理ジョブを実行するジョブ実行部であるといえる。逆にいうと、画像データの取得及び印刷等は、画像処理に含まれる。
(1-2)機能設定
複写機1における機能設定(条件設定)について、図2〜図12を参照して説明する。図2は制御装置8における機能設定時の制御を示すフローチャートであり、図3〜図12は機能設定時の表示パネル4における表示画面P1〜P4を示す図である。
複写機1における機能設定(条件設定)について、図2〜図12を参照して説明する。図2は制御装置8における機能設定時の制御を示すフローチャートであり、図3〜図12は機能設定時の表示パネル4における表示画面P1〜P4を示す図である。
図2に示すように、制御装置8はまず、禁則解除画面P1を表示パネル4に表示させる(ステップS101)。
図3に示すように、禁則解除画面P1は、全ての禁則を無効にすることの適否を問うメッセージと、“Yes”、“No”の各キーとを含む。
図2に示すように、禁則解除画面P1でYesキーが押下されると(ステップS102でYes)、制御装置8は禁則解除モードを実行する。一方、禁則解除画面P1でNoキーが押下されると(ステップS102でNo)、制御装置8は禁則実行モードを実行する。以下ではまず、禁則解除モードについて説明し、次いで禁則実行モードについて説明する。
[禁則解除モード]
制御装置8は、表示パネル4に、設定受付画面を表示させる(ステップS103)。設定受付画面には、カテゴリー選択画面P2とその下位に属する機能設定画面P3とが含まれる。
制御装置8は、表示パネル4に、設定受付画面を表示させる(ステップS103)。設定受付画面には、カテゴリー選択画面P2とその下位に属する機能設定画面P3とが含まれる。
図4に示すように、カテゴリー選択画面P2は、機能のカテゴリーにそれぞれ対応するキーが表示される。これらのキーのいずれかが押下されると、制御装置8は、カテゴリー選択画面P2においてユーザにより押下されたキーに対応する機能設定画面P3を、表示パネル4に表示させる。
図5に示すように、機能設定画面P3は、カテゴリー選択画面P2で選択されたカテゴリーに属する選択肢から、実行すべき機能をユーザに選択させる画面である。例えば、カテゴリー選択画面P2で「ファイル形式」キーが押下されると、表示パネル4には、カテゴリー「ファイル形式」に属する「PDF」、「TIFF」、「JPEG」、及び「高圧縮PDF」の4つの機能にそれぞれ対応する4つのキーを表示する機能設定画面P3が表示される。
図2に示すように、機能設定画面P3でいずれかのキーが押下されると、制御装置8は、押下されたキーに対応する機能を、実行すべき機能として設定する(ステップS104)。押下されたキーは、押下されていないキーとは異なる形態で表示される。本実施形態では、色を変えて表示されるものとする(図中ではハッチングで示す)。
また、図5に示すように、機能設定画面P3で、「高圧縮PDF」キーが押下されると、「高圧縮PDF」がファイル形式として設定され、「高圧縮PDF」キーの表示形態が変更される。ここで、さらに「JPEG」キーが押下されると、「高圧縮PDF」キーの表示形態は通常状態(押下される前の状態)に戻され、「JPEG」キーの表示形態が変更される。そして、実行すべき機能は、高圧縮PDFからJPEGへと、ファイル形式が変更される。
このように、同一のカテゴリー内では、同時に2つの選択肢は選択できないようになっている。
図5に示すように、機能設定画面P3には“戻る”キーが表示されており、このキーが押下されると、制御装置8は前画面であるカテゴリー選択画面P2を再び表示パネル4に表示させる。こうして、制御装置8は、他のカテゴリーに属する機能の指定を、ユーザからさらに受け付けることができる。
後述の禁則実行モードでは、或るカテゴリーについて1の機能が設定されると、他のカテゴリーに属し、その機能と禁止組合せを構成する機能に対応するキー、及び上記他のカテゴリーに対応するキーは、グレーアウト表示によって選択できないようにされる。しかし、禁則解除モードでは、このようなグレーアウト表示はされず、どのような機能が選択されても、全ての機能に対応するキーは選択可能に表示される。つまり、禁則解除モードにおいて、互いに組み合わせられない2つの機能(つまり禁止組合せを構成する機能)が選択されたとしても、制御装置8はこれを一旦は許容する。いわば、機能の仮設定を行う。
例えば、「高圧縮PDF」と「白黒2値」とは組合せられないが、ユーザが機能設定画面P3で「高圧縮PDF」を選択した後にカテゴリー選択画面P2に戻って「カラー選択」キーを押下すると、表示される下位の設定画面には、「白黒2値」に対応するソフトキーが、押下可能に表示される。
なお、同一のカテゴリーに属する2つの機能(例えばファイル形式の「JPEG」及び「高圧縮PDF」等)の場合、この2つの機能を互いに組み合わせられないことはユーザにとっては明白である。よって、図5を参照して上述したように、このような2つの機能については、制御装置8は、ユーザが一方を一旦選択した後に他方を選択すると、先に選択された一方の設定を解除し、後に選択された他方の機能を実行すべき機能として設定するようになっている。
つまり、禁止組合せの選択を許容する、というのは、禁止組合せを構成する機能が、異なるカテゴリーに属する場合である。
図6は、複数の機能が設定された状態でのカテゴリー選択画面P2である。図6に示すように、ユーザに選択された機能を含むカテゴリーに対応するキーは、色を変えて表示される。
そして、図2に示すように、ハードキー52中のスタートキーが押下されると(ステップS105でYes)、ステップS104にて設定された機能に禁止されている組合せがあるかどうか、禁則テーブル9aの内容と照らし合わせて判断する(ステップS106)。
設定された機能に禁止組合せが含まれていれば(ステップS106でYes)、制御装置8は、設定変更画面P4を、表示パネル4に表示させる(ステップS107)。
図7に示すように、設定変更画面P4では、設定変更を促すメッセージと共に、ユーザに指定された機能のうち、禁止組合せを構成する機能を含むカテゴリーが表示される。
例えば、カラー選択で「白黒2値」が、ファイル形式で「高圧縮PDF」が、濃度で「自動露光調整」が、ユーザにより指定されているとする。この場合、「白黒2値」と「高圧縮PDF」とは禁止組合せを構成するので、この2つの機能をそれぞれ含むカテゴリー「カラー選択」及び「ファイル形式」内にそれぞれ含まれる、「カラー」、「グレースケール」、及び「白黒2値」、並びに、「PDF」、「TIFF」、「JPEG」、及び「高圧縮PDF」の各キーが、設定変更画面P4に表示される。各キーはユーザにより押下可能に表示される。画面P4において、現在指定されている機能(ユーザにより押下されたキー)と、指定されていない機能(押下されていないキー)とは、キーが異なる形態(本実施形態では異なる色)で表示され、ユーザが認識しやすいようになっている。
設定変更画面P4にて、ユーザが現在設定中の機能以外の他の機能に対応するキーを押下すると(ステップS108でYes)、制御装置8は、押下されたキーに対応する機能へと設定を変更する(ステップS109)。
このような設定の変更によって、現在表示中のカテゴリーに含まれる禁止組合せが解消されると(ステップS110でYes)、設定変更画面P4の「次へ」キーK41は押下可能となるが(ステップS112)、それまでは「次へ」キーK41はグレーアウト表示され、ユーザはこのキーを押下することができないようになっている。例えば、機能を変更しても禁止組合せが解消されない場合には、「次へ」キーK41はグレーアウトのままとなる(ステップS110)。
禁止組合せが解消されない、とは、既に発生していた禁止組合せが解消されないだけでなく、設定変更によって新たな禁則が発生した場合を含む。
例えば、図8に示すように、図7の状態から、ユーザがカラー選択に含まれる機能のうち「カラー」を指定したとする。このとき、制御装置8は、白黒2値の指定を解除して、「カラー」を実行すべき機能として設定する。ところが、機能「カラー」と、カテゴリー「濃度」中の機能「自動露光調整」とは禁止組合せを構成する。この場合、禁止組合せは解消されていないものとして、「次へ」キーK41はグレーアウト表示のままとされる(ステップS110でNo)。
このように、現在表示中のカテゴリー中の機能を含む禁止組合せが解消されていない間は、次の操作をユーザに許可しないことで、制御装置8は、機能指定を変更してユーザ
また、図8に示すように、この例において、制御装置8は、設定変更画面P4内のサブ画面P41に、新たに発生した禁止組合せを構成する機能を含むカテゴリーである「濃度」に対応するキーを表示する。
また、図8に示すように、この例において、制御装置8は、設定変更画面P4内のサブ画面P41に、新たに発生した禁止組合せを構成する機能を含むカテゴリーである「濃度」に対応するキーを表示する。
サブ画面P41に表示されたキーが押下されると、図9に示すように、制御装置8は、禁止組合せを構成する2つの機能「カラー」及び「自動露光調整」をそれぞれ含む、カテゴリー「カラー選択」及び「濃度」に含まれる機能を表示する設定変更画面P4を、表示パネル4に表示させる(ステップS110でNo→S107)。後は、上述したように、ユーザは禁止組合せを解消するように、設定変更画面P4のソフトキーを介して、機能の指定を変更することができる。
このように、本実施形態では、機能を変更することで新たに禁止組合せが発生すれば、これをユーザに提示して、設定の変更を促すことができる。
さらに図9の設定変更画面P4において、濃度条件が自動露光調整からマニュアル調整に変更されると、禁止組合せは解消されるので、図10に示すように、「次へ」キーK41は押下可能に表示される(ステップS112)。
なお、「次へ」キーK41は、他に変更すべき設定がある場合、すなわち、設定変更画面P4に現在表示中のカテゴリー以外のカテゴリー間で禁止組合せが発生している場合に表示される。よって、他にこのような禁止組合せが発生していなければ(ステップS111)、図11に示すように、制御装置8は、「次へ」キーK41でなく、「実行」キーK42を表示パネル4に表示させる(ステップS113)。つまり、全ての禁止組合せが解消されたときに、「実行」キーK42が表示されることになる。
この実行キーK42が押下されると(ステップS114)、制御装置8は、現在設定されている機能の下、スキャナ2、印刷部31、用紙搬送部32、画像データ処理部7等を制御して、ジョブ実行を行う(ステップS115)。
以上の説明から明らかなように、制御装置8及びタッチパネル6は、ユーザから、禁止組合せを含めて、1のジョブについて実行すべき機能の指定を受けることができ、この指定に応じて機能の設定及び変更を行うことができる機能設定部として機能する。
この機能設定部は、機能設定画面P3を介してユーザからの指定を受け付け、この指定に応じて機能を設定する第1設定部と、設定変更画面P4を介してユーザから設定の変更を受け付け、この指定に応じて機能設定の変更を行う第2設定部とを有するといえる。
また、制御装置8及び表示パネル4は、設定中の機能に禁止組合せが含まれている場合、設定中の機能に含まれる禁止組合せを表示する組合せ表示部として機能する。
また、上述したように、「次へ」キーK41がグレーアウト表示されることによって、ユーザは次の操作へ移れないため、何らかの禁止組合せが発生しているので、これを解消しなければジョブが実行されないことを理解する。つまり、制御装置8及び表示パネル4は、設定中の機能に禁止組合せが含まれている場合、ジョブを実行できない旨、ユーザに報知する報知部として機能する。
また、制御装置8は、全ての禁止組合せが解消されなければジョブ実行を許可しないので、設定中の機能に禁止組合せが含まれている場合はジョブ実行部(スキャナ2、印刷部31、用紙搬送部32、画像データ処理部7)にジョブを実行させず、設定中の機能に禁止組合せが含まれていない場合は、ジョブ実行部にジョブを実行させるジョブ実行制御部として機能するといえる。
[禁則実行モード]
禁則実行モードにおいても、制御装置8は、図4に示す設定受付画面(P2及びP3)を表示パネル4に表示させることで、ユーザからの指示を受け付け、指示に合わせて機能の設定を行う(ステップS116、S117)。
禁則実行モードにおいても、制御装置8は、図4に示す設定受付画面(P2及びP3)を表示パネル4に表示させることで、ユーザからの指示を受け付け、指示に合わせて機能の設定を行う(ステップS116、S117)。
ただし、この場合、ユーザが1のカテゴリーについて或る機能を選択し、この機能と他のカテゴリーに属する機能とが組合せられない場合には、制御装置8は、機能設定画面P3において、この或る機能と禁止組合せの関係にある他のカテゴリーの機能について、対応するソフトキーを、ユーザが押下できないようにグレーアウト表示させる(ステップS118)。また、1のカテゴリーについて或る機能を選択したときに、他のカテゴリーの機能が全て選択できないような場合には、カテゴリー選択画面P2において、上記他のカテゴリーに対応するソフトキーをグレーアウト表示させる(ステップS118)。
例えば、図12に示すように、「白黒2値」と「高圧縮PDF」とは組み合わせられないので、カラー選択で「白黒2値」が選択されているときには、機能設定画面P3において、ファイル形式における「高圧縮PDF」のソフトキーは、選択できないようにグレーアウト表示(図中では点線で表示)される。
ここで、ユーザがカラー選択で「カラー」を選択すれば、ファイル形式について「高圧縮PDF」のソフトキーについてグレーアウト表示は解除され、このソフトキーは押下可能とされる。
そして、ユーザがスタートキーを押下すると(ステップS119でYes)、制御装置8は、ユーザから受け付けた指定に基づいて、複写機1内の各部を制御して、ジョブを実行する。
以上のように、複写機1は、禁則解除モードを有することで、ユーザに、禁則(禁止組合せ)にしばられない機能の選択を可能とさせる。そして、機能を選択した後、複写機1は、選択の変更を受け付けて、禁止組合せを解消するようにユーザに促すことで、ユーザに、自己にとって優先したい機能を維持しつつ、優先順位の低い機能の指定を解除する等の柔軟な選択を可能とさせることができる。
〔2〕他の実施形態
(2-1)第1実施形態では、1のジョブで組み合わせて実行できない機能のうち、異なるカテゴリーに属する機能についてのみ、一旦は設定を許容し、設定変更画面P4で設定を変更するようにユーザに促すものとした。しかし、制御装置8が、同一カテゴリー内の各機能についても、同様に一旦は設定可能で、その後設定変更画面P4で設定変更を受け付けるようになっていてもよい。
(2-1)第1実施形態では、1のジョブで組み合わせて実行できない機能のうち、異なるカテゴリーに属する機能についてのみ、一旦は設定を許容し、設定変更画面P4で設定を変更するようにユーザに促すものとした。しかし、制御装置8が、同一カテゴリー内の各機能についても、同様に一旦は設定可能で、その後設定変更画面P4で設定変更を受け付けるようになっていてもよい。
(2-2)画像データ処理部7及び制御装置8の機能の一部(例えば図2に示す処理)又は全部は、ハードウェアによって実現されてもよく、ソフトウェアによって実現されてもよい。ソフトウェアによって実現される場合、画像データ処理部7及び制御装置8は、CPU(Central Processing Unit)、並びに、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及びHDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置を備えればよい。CPUは、ROM等に格納されたプログラムを読み出して実行することによって、制御、判断、演算等の機能を実現し、RAMはCPUの作業領域として機能する。
(2-3)第1実施形態では、画像処理装置の一例として複写機を挙げたが、他の画像処理装置、例えばスキャナ、複合機等にも、本発明を適用することができる。
1 複写機
2 スキャナ
31 印刷部
32 用紙搬送部
4 表示パネル
5 入力受付部
6 タッチパネル
7 画像データ処理部
8 制御装置
9 記憶装置
P1 禁則解除画面
P2 カテゴリー選択画面
P3 機能設定画面
P4 設定変更画面
2 スキャナ
31 印刷部
32 用紙搬送部
4 表示パネル
5 入力受付部
6 タッチパネル
7 画像データ処理部
8 制御装置
9 記憶装置
P1 禁則解除画面
P2 カテゴリー選択画面
P3 機能設定画面
P4 設定変更画面
Claims (2)
- 複数の機能の組合せの下で画像処理にかかるジョブを実行可能であり、上記複数の機能には1のジョブでは実行できない禁止組合せが含まれるジョブ実行部と、
1のジョブについて、ユーザから、上記禁止組合せを含めて実行すべき機能の指定を受けることができ、上記指定に応じた機能の設定及び変更が可能な機能設定部と、
設定中の機能に上記禁止組合せが含まれている場合、設定中の機能に含まれる上記禁止組合せを表示する組合せ表示部と、
設定中の機能に上記禁止組合せが含まれている場合、ジョブを実行できない旨、ユーザに報知する報知部と、
設定中の機能に上記禁止組合せが含まれている場合、上記ジョブ実行部にジョブを実行させず、設定中の機能に上記禁止組合せが含まれていない場合は、上記ジョブ実行部に設定中の上記機能を用いてジョブを実行させるジョブ実行制御部と、
を備える画像処理装置。 - 上記機能設定部は、上記組合せ表示部により表示されるソフトキーによって、設定中の上記機能中で上記禁止組合せを構成する機能を他の機能へ切り替えるようにとのユーザからの指示を受けるようになっている
請求項1に記載の画像処理装置。
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