JPH04323547A - 熱機械分析装置 - Google Patents

熱機械分析装置

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Publication number
JPH04323547A
JPH04323547A JP11802091A JP11802091A JPH04323547A JP H04323547 A JPH04323547 A JP H04323547A JP 11802091 A JP11802091 A JP 11802091A JP 11802091 A JP11802091 A JP 11802091A JP H04323547 A JPH04323547 A JP H04323547A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
coil
sample
main beam
analysis device
Prior art date
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Pending
Application number
JP11802091A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanobu Inami
稲実 雅信
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rigaku Denki Co Ltd
Rigaku Corp
Original Assignee
Rigaku Denki Co Ltd
Rigaku Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Rigaku Denki Co Ltd, Rigaku Corp filed Critical Rigaku Denki Co Ltd
Priority to JP11802091A priority Critical patent/JPH04323547A/ja
Publication of JPH04323547A publication Critical patent/JPH04323547A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Investigating Or Analyzing Materials Using Thermal Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、試料に機械的力を加え
ると共に雰囲気温度を変化させながら、種々の環境温度
下における試料の熱的性質を測定する熱機械分析装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】上記の熱機械分析装置として、従来、試
料に対する雰囲気温度を変化させるヒータと、試料に押
圧力又は引張力を加える検出棒と、コア及びそのコアを
取り囲むコイルによって構成される差動トランスとを有
するものが知られている(例えば、特開平1−2740
33号公報に開示の熱機械分析装置)。この熱機械分析
装置においては、差動トランスを構成するコア又はコイ
ルの一方が検出棒に固定されていて、試料の熱膨張ある
いは熱収縮に応じて検出棒が位置変位するとそれに固定
されたコア又はコイルのいずれか一方が他方に対して相
対的に位置変位する。従って、試料の熱膨張量又は熱収
縮量が、コイルを流れる電流の変化として取り出される
。こうして、試料の熱膨張量等が測定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の熱機械分析装置においては、コア又はコイルが検出
棒に位置不動に固定されていた。従って、検出棒それ自
体が傾いていたり、あるいは検出棒が傾動したりするよ
うな場合には、それに固定されたコア又はコイルの一方
が他方に対して傾いた状態で位置変位する。本来、差動
トランスにおいてはコアがコイルに対して相対的に直線
平行移動したときに正確な変位量が得られるものであり
、上記のようにコアが傾いた状態で位置変位する場合に
は、正確な位置変位が得られない。本発明は、従来の熱
機械分析装置における上記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、検出棒その他差動トランスを支持する部材
が傾いている場合にも常に正確な位置変位測定をするこ
とができる熱機械分析装置を提供することを目的とする
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る熱機械分析装置は、試料(10,25
)に対する雰囲気温度を変化させる調温手段(ヒータ1
3)と、試料に押圧力又は引張力を加える検出体(8)
と、コア(15)及び該コアを取り囲むコイル(16)
によって構成される差動トランス(14)とを有してお
り、上記コア又はコイルのいずれか一方が上記検出体と
一体になって位置変位する熱機械分析装置であって、上
記コア又はコイルが、検出体に対して回転自在に連結さ
れていて、さらに自重によって空中に垂下していること
を特徴としている。
【0005】
【作用】試料が熱膨張又は熱収縮すると、検出棒及びそ
れに連結されたコア又はコイルのいずれか一方が位置変
位する。コアがコイルに対して相対的に位置変位するこ
とにより、試料の熱膨張等の大きさがコイルを流れる電
流の変化として取り出される。コア又はコイルは、検出
棒に一体に固定されているのではなくて、回転自在に連
結されていて空中に垂下している。従って仮に、コア又
はコイルを支持している部材、例えば検出体が傾いてい
たり、あるいは傾動したりしても、コア又はコイルは常
に鉛直状態を保ちながら直線移動する。その結果、常に
正確な測定結果を得ることができる。
【0006】
【実施例】図1は、本発明に係る熱機械分析装置の一実
施例を示している。この熱機械分析装置は、機枠1に固
定された支柱2と、支柱2の上端に設けられた支持ブロ
ック3に回転自在に支持された主ビーム4とを有してい
る。主ビーム4は、支持ブロック3の両側に延びており
、その一方の先端に検出側ブロック5が、そして他方の
先端にトランス側ブロック6がそれぞれ回転自在に取り
付けられている。
【0007】検出側ブロック5の下面には、円柱状の取
付けチップ7が傾動可能に設けられており、その取付け
チップ7の下端に検出体としての検出棒8が固定状態で
連結されている。検出棒8の下方には試料支持台9が位
置固定状態で配置されており、その支持台9上に測定対
象である円柱状の試料10が載置されている。検出棒8
の下端はこの試料10の上端に接触している。主ビーム
4の右側先端には重錘皿11が固定されており、その皿
上に重錘12が載置されている。検出棒8は、重錘12
の重量で試料10を押し付けている。試料支持台9のま
わりにはヒータ13が配設されており、このヒータ13
の作用により試料10の雰囲気温度が上昇、すなわち変
化する。
【0008】主ビーム4の左側先端に回転自在に取り付
けられたトランス側ブロック6の下方には、差動トラン
ス14が設けられている。この差動トランス14は、ト
ランス側ブロック6の下面に固定されたコア15と、そ
のコア15を取り囲むコイル16とによって構成されて
いる。コイル16は、機枠1に固定されていて位置不動
に配置されている。またコア15は、トランス側ブロッ
ク6の下面に固定されていて自重によって下方へ垂下し
て、いわゆる宙吊りの状態となっている。コア15の下
端には重錘22が固定されている。この重錘22の働き
により、コア15はより一層確実に常に鉛直方向に沿っ
て延びるように垂下する。コイル16には、所定値の電
流が流されると共に、その電流値の変化を検出できる電
流検出器18が電気的に接続されている。
【0009】また、主ビーム4の回転支点である支持ブ
ロック3と検出側ブロック5との間であって、主ビーム
4の上下両側には、ワイヤ19及び20が張設されてい
る。各ワイヤ19,20の両端は支持ブロック3及び検
出側ブロック5に固着されている。
【0010】本熱機械分析装置は、以上のように構成さ
れているので、ヒータ13によって温度変化雰囲気下に
置かれ、さらに検出棒8によって荷重が加えられている
試料10に寸法変化が発生すると、検出棒8が上下移動
し、それに応じて主ビーム4が支持ブロック3の回転支
点21を中心として回転揺動する。支持ブロック3と検
出側ブロック5との間の上下両側にはワイヤ19,20
が張設されており、これらのワイヤ19,20、支持ブ
ロック3、そして検出側ブロック5によって、いわゆる
四節リンク機構が構成されている。従って上記のように
主ビーム19が回転揺動する際、検出側ブロック5は常
に支持ブロック3に対して平行移動する。これにより、
検出棒8は常に鉛直方向に延びる状態で平行移動する。
【0011】主ビーム4が上記のように回転揺動すると
、主ビーム4の左端に回転自在に取り付けられたトラン
ス側ブロック6が上下方向へ往復移動する。トランス側
ブロック6が移動するとそれに固定されたコア15が同
様に移動する。このとき、コイル16に対するコア15
の相対位置が変化することになり、コイル16に流れる
電流に変化が生じ、その変化が電流検出器18によって
検出される。こうして、主ビーム4の回転揺動量、すな
わち試料10の寸法変化量がコイル16を流れる電流の
変化量として取り出される。
【0012】コア15が固定されたトランス側ブロック
6は主ビーム4に回転自在に取り付けられている。従っ
て、コア15は主ビーム4、すなわち検出棒8に対して
回転自在に連結され、さらに自重によって空中に垂下し
ている状態、いわゆる宙吊りの状態にある。それ故、上
記のように主ビーム4の回転揺動に応じてコア15が位
置変位するとき、コア15は常に鉛直方向に延びる状態
で平行移動する。その結果、コア15はコイル16に対
して常に平行を保った状態で平行移動することになり、
きわめて精度の高い測定結果を得ることが可能となる。
【0013】図2は、本発明に係る熱機械分析装置の他
の実施例を示している。図1に示した実施例は、いわゆ
る単一天秤を用いた熱機械分析装置に本発明を適用した
ものである。これに対して図2に示す実施例は、いわゆ
る差動天秤を用いた熱機械分析装置に本発明を適用した
場合の実施例である。この差動天秤式の熱機械分析装置
は、2本の主ビーム24a及び24bを有しており、一
方の主ビーム24aの検出棒8に測定対象である試料1
0が、そして他方の主ビーム24bの検出棒8に、熱的
に安定である基準試料25、例えばSiO2(石英)、
AL2O3(アルミナ)が接触している。また、主ビー
ム24aの左端には差動トランス14のコア15が回転
自在、すなわち宙吊り状態で取り付けられ、一方、主ビ
ーム24bの左端には差動トランス14のコイル16が
回転自在、すなわち宙吊り状態で取り付けられている。
【0014】この実施例においては、熱的に安定な基準
試料25と測定試料10との間に寸法差が生じたときに
、その寸法差が、差動トランス14においてコア15と
コイル16との間の相対的な位置変位となって現れ、コ
イル16を流れる電流の変化量として測定される。
【0015】この実施例において、検出棒8及び主ビー
ム24a,24bが位置変位する際、コア15及びコイ
ル16の両方が常に鉛直状態を保持した状態で平行移動
する。コア15とコイル16とが相対的に傾くことがな
いので、きわめて正確な測定を行なうことができる。
【0016】以上、好ましい実施例をあげて本発明を説
明したが、本発明はその実施例に限定されるものではな
い。例えば、図1の実施例では主ビーム4にコア15を
宙吊りに連結したが、これに替えてコイル16を主ビー
ム4に宙吊りに連結し、コア15を機枠1に固定するこ
ともできる。上記実施例では、主ビーム4,24a,2
4bを介して検出棒8にコア15等を回転自在に垂下さ
せたが、特開平1−274033号公報に開示された形
式の熱機械分析装置に本発明を適用する場合には、検出
棒8に直接にコア15又はコイル16が宙吊りされる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、差動トランスを構成す
るコア及びコイルが相対的に傾くことなく、常に互に平
行な状態を保持した状態で位置変位する。それ故、位置
変位の測定、従って試料に関する寸法変化の測定をきわ
めて精度よく行なうことが可能となった。請求項2記載
の熱機械分析装置によれば、差動トランスと調温手段と
の間の間隔が大きく離れるので、調温手段からの熱によ
って差動トランスが損傷するという問題が解消される。 請求項3記載の熱機械分析装置によれば、検出棒の位置
変位に応じてコアとコイルとが相対的に位置変位する間
、コアとコイルとをより確実に互に平行に保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を単一天秤方式の熱機械分析装置に適用
した場合の一実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明を差動天秤方式の熱機械分析装置に適用
した場合の一実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  試料に対する雰囲気温度を変化させる
    調温手段と、試料に押圧力又は引張力を加える検出体と
    、コア及び該コアを取り囲むコイルによって構成される
    差動トランスとを有しており、上記コア又はコイルのい
    ずれか一方が上記検出体と一体になって位置変位する熱
    機械分析装置において、上記コア又はコイルは、検出体
    に対して回転自在に連結され、自重によって空中に垂下
    していることを特徴とする熱機械分析装置。
  2. 【請求項2】  請求項1記載の熱機械分析装置であっ
    て、支点に回転自在に支持された主ビームを有しており
    、上記検出体はその主ビームに回転自在に支持され、さ
    らに上記差動トランスは上記主ビームの支点に関して上
    記調温手段の反対側に配置されていることを特徴とする
    熱機械分析装置。
  3. 【請求項3】  検出体に対して回転自在に連結された
    コア又はコイルに重錘が連結されることを特徴とする請
    求項1又は2記載の熱機械分析装置。
JP11802091A 1991-04-22 1991-04-22 熱機械分析装置 Pending JPH04323547A (ja)

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JP11802091A JPH04323547A (ja) 1991-04-22 1991-04-22 熱機械分析装置

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JP11802091A JPH04323547A (ja) 1991-04-22 1991-04-22 熱機械分析装置

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JPH04323547A true JPH04323547A (ja) 1992-11-12

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ID=14726082

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