JPH04323397A - 厚鋼板の電気めっき方法及び装置 - Google Patents

厚鋼板の電気めっき方法及び装置

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JPH04323397A
JPH04323397A JP9183091A JP9183091A JPH04323397A JP H04323397 A JPH04323397 A JP H04323397A JP 9183091 A JP9183091 A JP 9183091A JP 9183091 A JP9183091 A JP 9183091A JP H04323397 A JPH04323397 A JP H04323397A
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JP
Japan
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thick steel
plated
steel plate
electrode
plating
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Pending
Application number
JP9183091A
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English (en)
Inventor
Kenichi Amano
虔一 天野
Fumimaru Kawabata
文丸 川端
Toshiyuki Hoshino
俊幸 星野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、橋梁や船舶等の鋼構造
物に用いられる厚鋼板の電気めっき方法及び装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用鋼板では耐食性の観点から薄鋼
板の表面に電気めっきを行う例が多く、そのための電気
めっき方法、装置は数多く提案され、特に薄鋼板をその
生産ライン上で連続的に電気めっきをする方法は工業的
に実用化されている。一方、最近、橋梁や船舶等の鋼構
造物にも耐食性や防錆の観点からめっき厚鋼板の需要が
ある。
【0003】厚鋼板は薄鋼板と比べ、製造方法、出荷形
態、及びそのサイズにおいて異なり、そのため表面の電
気めっき方法、装置も、薄鋼板のそれとは異なるものと
ならざるを得ない。まず製造方法では、厚板ミルによる
厚鋼板の製造は半連続的である点で薄鋼板のそれとは異
なる。従って厚鋼板をその生産ライン上で連続的に電気
めっきを行うことは非常に困難である。また、厚鋼板は
注文に応じて生産され、特に板幅の変動があるため、板
幅が一定の薄鋼板のように生産ライン上で連続的に電気
めっきを行うことは非常に困難である。
【0004】さらに製品のサイズも板厚で 4.5〜2
00 mm、板幅で1500〜5000mm、板長で3
000〜22000 mmにもわたり、これらを能率よ
くめっきできる装置でなければならない。このような厚
鋼板のための電気めっき方法として、たとえば上記のす
べてのサイズの製品が浸漬できる巨大なめっき槽のなか
で電気めっきを行うことが考えられる。しかし、製品が
浸漬できる巨大なめっき槽のなかで電気めっきを行う方
法は、設備費用が膨大なものとなるとともに、厚鋼板を
めっき槽に搬送するための装置が必要である。また必然
的にバッチ処理となるため処理能率が大幅に低下すると
いう問題点がある。
【0005】また特開昭64−4500号公報に提示さ
れた如く、めっき液をペースト状として厚鋼板と電極の
間に供給して、厚鋼板または電極を移動させて厚鋼板の
めっきを可能なものとした例がある。しかし、めっき液
をペースト状として厚鋼板と電極の間に供給しつつめっ
きを行う方法では、ペーストの回収が困難であるため経
済的でなく、また電気めっき時に発生するガスの排除が
困難であるため、めっき効率が低下するという問題点が
ある。
【0006】なお、薄鋼板をその生産ライン上で連続的
に電気めっきを行う装置(例えば特公昭61−2131
9号公報参照)を厚鋼板に適用した、図6に示すような
装置が考えられる。すなわち、めっき液を厚鋼板と電極
の間に噴射し、厚鋼板をキャリアロールで移動する装置
である。 しかし、図6に示すような装置では、シールロール3に
よりめっき液を保持しているが、厚鋼板には不可避的に
ひずみが幅および長さ方向に存在するため、液の保持が
極めて困難であるという問題点がある。また板幅の種々
異なる厚鋼板をめっきすることも、電極の長さを変化さ
せることが事実上不可能なため困難である。図6におい
て、1は厚鋼板、2はめっき電極、4は搬送ロール、5
はめっき液流入ノズル、6はめっき液回収装置である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
有利に解決し、厚鋼板の表面に電気めっきを効率的に施
す方法及び装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の厚鋼板の電気め
っき方法は、厚鋼板の被めっき面と前記被めっき面に対
向して配置した電極との間にめっき液を介在させ、前記
被めっき面と電極との間に通電する厚鋼板の電極めっき
方法において、前記めっき液は電気めっき時に発生する
ガスを効率的に除去できるように前記被めっき面と電極
間を高速で循環させ、かつ前記電極は前記被めっき面よ
り狭い面積を有しており、前記電極に対向する被めっき
部分の電気めっき終了後、めっき液の流入を停止して、
前記電極又は厚鋼板を移動して、次の被めっき部分の電
気めっきを行うサイクルを繰り返すことを特徴とするも
のである。
【0009】そして、本発明の厚鋼板の電気めっき装置
は、厚鋼板の表面の一部分あるいは全面を電気めっきす
る装置であって、厚鋼板の被めっき面に対向して配置さ
れる電極と、前記電極と被めっき面との間に密閉空間を
形成し、かつ前記被めっき面と密着して接触する弾性体
と、前記密閉空間にめっき液を流入する流入口と、前記
密閉空間からめっき液を排出する排出口とを有すること
を特徴とするものである。
【0010】
【作  用】本発明のめっき方法の最大の特徴は、めっ
き電極面積分のめっき終了後、めっき液の流入を停止し
て、めっき電極または厚鋼板を移動させて、次のめっき
部位をめっきし、このサイクルを繰り返すところにある
。この方法によれば、サイズの異なる厚鋼板を効率よく
、また半連続的にオンラインでめっき可能となり、前記
した問題点をすべて解決できる。
【0011】また、めっき電極又は厚鋼板を移動させて
、次のめっき部位をめっきし、このサイクルを繰り返す
本発明のめっき方法は、本発明の装置により、はじめて
可能となったものである。本装置によれば、めっきは該
装置内のめっき電極面積分のみ行われる。本発明の装置
によれば、まず、めっき鋼板とめっき装置との接触部の
全周をめっき装置に取付けられた弾性部材により密閉す
る構造としたため、厚鋼板に不可避的に存在するひずみ
を弾性部材の変形により吸収できるので、液の保持が極
めて困難であるという問題点が解決できる。
【0012】弾性体は特に限定する必要はなく、めっき
液が流出しない程度にめっき装置の自重で変形し、鋼板
との隙間をなくすことができればよい。次に、めっき液
の流入及び排出装置により、被めっき鋼板とめっき装置
内のめっき電極で構成される密閉空間にめっき液を高速
で循環させる構造としたため、めっき液の回収も容易で
あり、また電気めっき時に発生するガスの排除も容易と
なる。
【0013】
【実施例】本発明のめっき装置の一実施例を図面に基づ
いて説明する。図1は、本発明のめっき装置の待機位置
における状態を示す断面図である。図2は、本発明のめ
っき装置を用いて、本発明のめっき方法を実施している
状態を示す断面図である。図3は、図1のI−I線矢視
図である。図4は本発明のめっき装置を用いて、本発明
のめっき方法を実施している状態を概略的に示す斜視図
である。
【0014】図1〜4において、1はめっきが施される
厚鋼板、13は本発明のめっき装置、4は搬送ロールで
ある。めっき装置13は、厚鋼板1に対向した電極2と
、厚鋼板1と接触し、めっき液12を密閉するよう四周
に配置された弾性体8と、めっき液12を流入する複数
の流入ノズル5と、それと対向する位置に設けた複数の
吸引ノズル7を有する。9は、弾性体8、電極2、流入
ノズル5、吸引ノズル7とを支持し、厚鋼板1との間に
密閉空間を形成するための支持体である。11は鋼板1
と電極2間を電気的に連絡する伝導体であり、10は電
源である。
【0015】なお、図面には示していないが、めっき液
を循環させるための駆動機を備えることが望ましい。次
に、めっき装置13の作用及びめっき方法を説明する。 ■まず、厚鋼板1を搬送ロール4により移動させるか又
はめっき装置13を移動させて、図1のように、厚鋼板
1の所定のめっき位置の上方にめっき装置13を位置さ
せる。この時点ではめっき液は流入させない。
【0016】■次に、めっき装置13を厚鋼板1上に降
ろす。このとき弾性体8は図2に示すように厚鋼板1の
ひずみに倣って変形し、厚鋼板1と電極2とで構成され
る密閉された空間が形成される。 ■この時点でめっき液12を流入ノズル5より流入させ
、吸引ノズル7より排出させる。めっき液は厚鋼板1と
電極2とで構成される密閉された空間内を高速で流れる
ことが可能となる。
【0017】■電源10及び伝導体11を通じて電流を
流すことにより、厚鋼板1上の電極2に相対する部分に
めっきが行われる。所定のめっき厚に到達した時点で、
電流及びめっき液流入を停止し、めっきの1サイクルが
終了する。 以降のめっきは上記■〜■を繰り返すことにより、半連
続的に進行させることが可能となる。
【0018】図4の実施例では、本発明の装置13を一
基使用した例を示したが、当然のことではあるが、複数
基使用すれば、厚鋼板1枚当たりのめっき時間を短縮で
きる。図5は、本発明のめっき装置13を並列に配置し
てめっき面積を広くした例を示している。なお、本発明
のめっき装置および方法によれば厚鋼板の裏面にもめっ
きすることが可能である。
【0019】次に、本発明の方法及び装置による場合、
ペーストを用いる特開昭64−4500号公報のめっき
方法、めっき槽内で電気めっきを行う方法の3種類のめ
っき方法により、板厚25mm、板幅5000mm、板
長 22000mmの厚鋼板を、電流密度 13000
A/m2で、Niを片面に2μm電気めっきした結果を
表1に示す。
【0020】
【表1】
【0021】この表から明らかなように、本発明のめっ
き方法および装置によれば、従来の厚鋼板のめっき方法
に比べ能率的に、しかも安価にめっき可能となる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、厚鋼板
に対して、従来のめっき方法、装置に比べ、能率的にめ
っきを行うことができ、しかも設備費、メンテナンス費
が安価である。これにより、橋梁や船舶等の鋼構造物に
耐食性や防錆の観点から切望されているめっき厚鋼板の
需要に答えることができ、工業的価値は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のめっき装置の待機位置における状態を
示す断面図である。
【図2】本発明のめっき装置を用いて、本発明のめっき
方法を実施している状態を示す断面図である。
【図3】図1のI−I線矢視図である。
【図4】本発明のめっき装置を用いて、本発明のめっき
方法を実施している状態を概略的に示す斜視図である。
【図5】本発明のめっき装置を複数基用いて、本発明の
めっき方法を実施している状態を概略的に示す斜視図で
ある。
【図6】従来の薄板用電気めっき装置を厚鋼板に適用し
た例を示す断面図である。
【符号の説明】
1  厚鋼板 2  めっき電極 3  シールロール 4  搬送ロール 5  めっき液の流入ノズル 6  めっき液の回収装置 7  めっき液の吸引ノズル 8  弾性体 9  支持体 10  電源 11  伝導体 12  めっき液 13  本発明のめっき装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  厚鋼板の被めっき面と前記被めっき面
    に対向して配置した電極との間にめっき液を介在させ、
    前記被めっき面と電極との間に通電する厚鋼板の電極め
    っき方法において、前記めっき液は電気めっき時に発生
    するガスを効率的に除去できるように前記被めっき面と
    電極間を高速で循環させ、かつ前記電極は前記被めっき
    面より狭い面積を有しており、前記電極に対向する被め
    っき部分の電気めっき終了後、めっき液の流入を停止し
    て、前記電極又は厚鋼板を移動して、次の被めっき部分
    の電気めっきを行うサイクルを繰り返すことを特徴とす
    る厚鋼板の電気めっき方法。
  2. 【請求項2】  厚鋼板の表面の一部分あるいは全面を
    電気めっきする装置であって、厚鋼板の被めっき面に対
    向して配置される電極と、前記電極と被めっき面との間
    に密閉空間を形成し、かつ前記被めっき面と密着して接
    触する弾性体と、前記密閉空間にめっき液を流入する流
    入口と、前記密閉空間からめっき液を排出する排出口と
    を有することを特徴とする厚鋼板の電気めっき装置。
JP9183091A 1991-04-23 1991-04-23 厚鋼板の電気めっき方法及び装置 Pending JPH04323397A (ja)

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