JPH04322942A - 長尺ワークの加工方法および加工装置 - Google Patents

長尺ワークの加工方法および加工装置

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JPH04322942A
JPH04322942A JP8859391A JP8859391A JPH04322942A JP H04322942 A JPH04322942 A JP H04322942A JP 8859391 A JP8859391 A JP 8859391A JP 8859391 A JP8859391 A JP 8859391A JP H04322942 A JPH04322942 A JP H04322942A
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Mitsuru Nukui
温 井  満
Hiroyuki Yamamoto
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Sankyo Aluminium Industry Co Ltd
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Nippei Toyama Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、形鋼やアルミニウム形
材や合成樹脂製形材などの長尺ワークを複数のクランプ
装置により位置決めした状態で加工を行うのに利用され
る長尺ワークの加工方法および加工装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】形鋼やアルミニウム形材や合成樹脂製形
材などの長尺ワークを複数のクランプ装置により位置決
めした状態で所定の部位において所定の形状に加工を行
うに際しては、例えば、図6に示すように、長尺ワーク
21をその一端側端面21aで端面ストッパ22に突き
当てることによりワーク長手方向であるX軸方向で位置
決めすると共に、長尺ワーク21をその側面側で複数の
固定クランパ23に沿わせることにより前記X軸方向に
直交するY軸方向で位置決めし、流体圧シリンダ24に
よってY軸方向に移動可能とした可動クランパ25を前
記流体圧シリンダ24の押出作動により長尺ワーク21
に向けて移動させ、固定クランパ23と可動クランパ2
5との間で長尺ワーク21を固定する。
【0003】そして、この固定クランパ23と可動クラ
ンパ25は支持体30a上に支持されて1つのクランプ
装置30を形成している。
【0004】一方、工具ホルダ26に固定された加工用
工具27を保持して前記X軸方向およびY軸方向のいず
れとも直交するZ軸方向に移動させる工具ヘッド28な
らびに前記工具ヘッド28を保持してX軸方向およびY
軸方向に移動させる工具搬送体29を適宜移動させつつ
、前記加工用工具27によって長尺ワーク21に例えば
矩形状の開口21bを形成したり真円形状の貫通孔21
cをあけたりする加工を行うようにしていた。
【0005】この場合、クランプ装置30の領域内に開
口21bや貫通孔21cなどの加工部分があると、工具
ホルダ26や加工用工具27と前記クランプ装置30を
形成するクランパ23,25とが干渉するおそれがある
ため、クランプ装置30をX軸方向に沿って移動させ、
工具ホルダ26や加工用工具27とクランプ装置30の
クランパ23,25とが干渉しないようにしてから加工
を行うようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
場合には、長尺ワーク21の加工範囲内にクランパ23
,25の存在するクランプ領域が重なっているか否かを
目視ないしは簡単な測定器具を用いて行っており、加工
範囲内にクランプ領域が重なっていると判断したときに
はクランプ装置30をX軸方向に目視ないしは簡単な測
定器具を用いて必要量だけ移動させるようにしていたた
め、作業が著しく煩雑なものになり、長尺ワーク1の仕
様が異なる場合にもその度毎に上記のクランプ装置30
の位置決め作業を繰り返す必要があるため、加工能率が
低下したものになるという問題点があり、また、加工範
囲内にクランプ領域が重なっていると判断してクランプ
装置30を移動させたとしても、人手による作業である
ことから誤りを生ずることもないとはいえず、その場合
には工具ホルダ26や加工用工具27とクランパ23,
25とが干渉して機械を破損させることもありうるとい
う問題点があり、これらの問題点を解決することが課題
となっていた。
【0007】
【発明の目的】本発明は、上記した従来の課題にかんが
みてなされたもので、長尺ワークの加工範囲内にクラン
プの存在するクランプ領域が重なっているか否かの判定
を自動的に行うことが可能であり、前記加工範囲内にク
ランプ領域が一部でも重なっている場合に前記加工範囲
内からクランプ領域を外す作業が著しく容易かつ正確で
あって、長尺ワークに対する加工を能率良くかつ安全に
行うことができるようにすることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる長尺ワー
クの加工方法は、長尺ワークをワーク長手方向であるX
軸方向の一端側で位置決めすると共に前記X軸方向と直
交するY軸方向でも位置決めしてX軸方向にそれぞれ移
動可能な複数のクランプ装置により固定し、前記クラン
プ装置により複数個所で固定された長尺ワークを加工用
工具によって加工するに際し、前記各クランプ装置側に
はクランプ位置検出用ドッグ部を設けると共に、前記加
工用工具を保持して移動させる工具搬送体側には前記ク
ランプ位置検出用ドッグ部を検出してクランプ位置を検
出するクランプ位置検出器を設け、前記工具搬送体をX
軸方向の一端側に設定した原点位置より当該原点位置を
次第に離れるX軸方向に移動させて前記クランプ位置検
出用ドッグ部を前記クランプ位置検出器によって検出す
ることによりクランプ位置を検出して前記各クランプ装
置の存在するクランプ領域を演算し、あらかじめ設定さ
れた長尺ワークの加工範囲と前記演算されたクランプ領
域とを比較して、前記加工範囲内に前記クランプ領域が
全く重なっていない比較結果となったときには前記加工
用工具による長尺ワークの加工を行うと共に、前記加工
範囲内にクランプ領域が一部でも重なっている比較結果
となったときには前記クランプ装置をX軸方向に移動し
てクランプ領域を移動させ、移動後のクランプ領域が加
工範囲内に全く重ならなくなった状態で前記加工用工具
による長尺ワークの加工を行う構成としたことを特徴と
している。
【0009】また、上記長尺ワークの加工方法の実施に
直接使用する本発明に係わる長尺ワークの加工装置は、
ワーク長手方向であるX軸方向の一端側で位置決めされ
ると共に前記X軸方向と直交するY軸方向でも位置決め
された長尺ワークを固定するX軸方向にそれぞれ移動可
能な複数のクランプ装置を備えると共に、前記長尺ワー
クに対する加工を行う加工用工具を保持して移動させる
工具搬送体を備えた長尺ワークの加工装置において、前
記各クランプ装置側にはクランプ位置検出用ドッグ部を
設けると共に前記工具搬送体側には前記クランプ位置検
出用ドッグ部を検出して前記クランプ位置を検出するク
ランプ位置検出器を設け、前記工具搬送体をX軸方向の
一端側原点位置より当該原点位置を次第に離れるX軸方
向に移動させた際に前記クランプ位置検出器により前記
クランプ位置検出用ドッグ部を検出してクランプ位置を
検出することによりクランプ装置の存在するクランプ領
域を演算すると共にあらかじめ設定された長尺ワークの
加工範囲と前記演算されたクランプ領域とを比較して前
記加工範囲内に前記クランプ領域が全く重なっていない
と判断した際に前記加工用工具による長尺ワークの加工
を開始し且つ前記加工範囲内にクランプ領域が一部でも
重なっていると判断した際には前記加工範囲内に前記ク
ランプ領域が全く重ならなくなるための前記クランプ装
置の必要移動量を演算する制御部を備えた構成としたこ
とを特徴としている。
【0010】
【発明の作用】本発明に係わる長尺ワークの加工方法お
よび加工装置は、上記した構成となっているので、加工
用工具を保持して移動させる工具搬送体をワーク長手方
向であるX軸方向の一端側に設定した原点位置より当該
原点位置から次第に離れるX軸方向に移動させることに
より、この時点でのクランプ装置の位置が自動的に検出
され、クランプ装置の存在するクランプ領域が自動的に
演算されるようになり、あらかじめ設定された長尺ワー
クの加工範囲と前記演算されたクランプ領域とを自動的
に比較させることによって、前記加工範囲内にクランプ
領域が重なっているか否かの判断がなされるようになり
、加工前にクランプ装置をX軸方向に移動させる必要が
あるかが容易かつ迅速に判断され、さらに加工範囲内か
らクランプ領域を外すに際してクランプ装置をX軸方向
の左右いずれ側に移動させた方がクランプ装置の移動量
を少なく済ませることが可能であるかが容昜かつ迅速に
判断されうるようになり、長尺ワークのクランプ装置に
よる固定および加工用工具による加工が著しく能率よく
しかも安全に行われるようになる。
【0011】
【実施例】図1、図2および図3は本発明に係わる長尺
ワークの加工方法および加工装置の一実施例を示すもの
である。
【0012】図1に示すように、長尺ワーク1はその一
端側端面1aを端面ストッパ2に突き当てることによっ
てワーク長手方向であるX軸方向の位置決めがなされる
と共に、その側面側を複数の固定クランパ3に沿わせる
ことによって前記X軸方向に直交するY軸方向で位置決
めがなされ、流体圧シリンダ4によってY軸方向に移動
可能とした可動クランパ5を前記流体圧シリンダ4の押
出作動により長尺ワーク1に向けて移動させ、固定クラ
ンパ3と可動クランパ5との間で長尺ワーク1を固定す
る。
【0013】一方、工具ホルダ6に固定された加工用工
具7を前記X軸方向およびY軸方向のいずれとも直交す
るZ軸方向に移動させる工具ヘッド8ならびに前記加工
用工具7をX軸方向およびY軸方向に移動させる工具搬
送体9を適宜移動させつつ、前記長尺ワーク1に例えば
矩形状の開口1bを形成したり真円形状の貫通孔1cを
あけたりする。そして、固定クランパ3と流体圧シリン
ダ4と可動クランパ5は、支持体10aに支持されてク
ランプ装置10を形成し、X軸方向に沿って一体となっ
て位置調整ができるものとなっている。
【0014】このような基本構成をもつ長尺ワーク1の
加工装置において、固定クランパ3の長尺ワーク1側と
反対側の端面には、クランプ幅よりも小さい幅のクラン
プ位置検出用ドッグ部11を設けている。この場合、ク
ランプ位置検出用ドッグ部11の作用点は、クランプ幅
をa:bに分割する位置としてある。そして、このクラ
ンプ位置検出用ドッグ部11は別に成形したものをクラ
ンパ3に固定する場合だけに限定されないものであり、
クランプ位置検出用ドッグ部11の幅においてもクラン
プ幅より小さいものにのみ限定されないものである。
【0015】また、工具搬送体9には、前記加工用工具
7とY軸方向において同軸となる位置に、前記クランプ
位置検出用ドッグ部11を検出してクランパ3,5の位
置を検出するクランプ位置検出器12を設けている。こ
の実施例において、クランプ位置検出器12は接点方式
のリミットスイッチとなっているが、そのほか、磁気方
式や赤外線方式などの各種の接触もしくは非接触型の検
出構造のものを採用することができる。
【0016】さらに、加工装置の基台13の部分には、
あらかじめ設定された長尺ワーク1の開口1bや貫通孔
1cなどの加工位置を入力したり、工具搬送体9の移動
によるクランプ位置検出器12からのクランプ位置検出
信号を入力してクランパ3,5の位置を演算したり、前
記クランパ3,5の存在するクランプ領域を演算したり
、長尺ワーク1の加工範囲と前記クランプ領域とを比較
したり、前記クランパ3,5を加工範囲から外すために
必要なクランプ装置10の移動方向および必要移動量を
演算したりする制御部14を備えている。
【0017】さらにまた、支持体10aには、加工範囲
内にクランプ領域が重なっているときに、固定クランパ
3と流体圧シリンダ4と可動クランパ5とを一体で支持
体10aにより支持させたクランプ装置10のうちいず
れのクランプ装置10をX軸方向の左右いずれの側に移
動させてクランプ領域を加工範囲から外すようにする方
がクランプ装置10の移動量が少なくて済むかを表示す
る指示ランプ16L,16Rを備えている。
【0018】そこで、この実施例に示す長尺ワークの加
工装置の動作を図4に示すフローチャートをも交えて説
明する。
【0019】先ず、図4のステップ100において制御
部14のプログラムが開始する。
【0020】次いで、図4のステップ101において、
工具搬送体9を図1の左方向に移動させ、X軸方向の一
端側においてストッパ2により設定された原点位置にク
ランプ位置検出器12を復帰させる。
【0021】次に、図4のステップ102において、工
具搬送体9と共にクランプ位置検出器12を前記原点位
置から次第に離れるX軸方向(図1の右方向)に加工範
囲の最大位置Xmaxまで移動させる。
【0022】この間、図4のステップ103において、
クランプ位置検出器12によってクランプ位置検出用ド
ッグ部11の位置を検出することにより、クランパ3が
位置する原点位置からの距離X1 ,X2 を制御部1
4に入力する。
【0023】続いて、図4のステップ104において、
前記距離X1 ,X2 と、あらかじめ制御部14に入
力されていて前記ドッグ部11の作用点によってクラン
プ幅が分割されたことにより決まる定数a,bとから制
御部14においてクランパ3の原点位置からの距離L1
 ,L2 ,L3 ,L4 を演算し、これによってク
ランパ3,5の存在するクランプ領域を演算する。
【0024】次に、図4のステップ105において、制
御部14にあらかじめ入力された加工位置A1 ,A2
 ,A3 により演算されて設定されている長尺ワーク
1の加工範囲内に、前記制御部14により演算されたク
ランプ領域が重なっているか否かを判断する。この判断
を行う際には、当然工具ホルダ6の径を考慮した補正演
算も行う。
【0025】例えば、距離L2 より原点位置側にある
開口1bの加工位置を表わす距離A1 ,A2 におい
て、A1 <L1 でかつA2 <L1 の条件が満た
されるときには加工範囲内にクランプ領域が重なってい
ないと判断し、上記条件が満たされない時には加工範囲
内にクランプ領域が重なっていると判断する。
【0026】また、距離L4 よりも小さくかつ距離L
2 よりも大きい位置にある貫通孔1cの加工位置を表
わす距離A3 において、A3 <L3 の条件が満た
されるときには加工範囲内にクランプ領域が重なってい
ないと判断し、この条件が満たされないときには加工範
囲内にクランプ領域が重なっていると判断する。
【0027】そのほか、貫通孔1cの代わりに距離がA
3 ,A4,(A3 <A4 )である矩形孔を加工す
るときには、A3 <L3 でかつA4 <L3 の条
件が満たされるときには加工範囲内にクランプ領域が入
っていないと判断し、上記条件が満たされないときには
加工範囲内にクランプ領域が重なっていると判断する。
【0028】このようにして、図4のステップ105に
おいて加工範囲とクランプ領域との比較を行い、加工範
囲内にクランプ領域が重なっていないと判断したNoの
ときには、図2のステップ106において加工を開始す
る。
【0029】他方、同ステップ105において加工範囲
内にクランプ領域が重なっていると判断したYesのと
きには、図4のステップ107において加工範囲と重な
っているクランプ領域をもつクランパ3,5のクランプ
装置10をX軸方向の左右いずれの側に向けて動かせば
、より短い移動距離で加工範囲内から外すことができる
かを制御部14にて演算する。
【0030】この場合、クランプ装置10をいずれの方
向に移動させた方が移動量が少なくてすむかの判定は、
L3 ≦A3 ≦L4 の関係にあることから、絶対値
である|L4 −A3 |と|L3 −A3 |の大き
さを比較して小さい方を選択すればよい。
【0031】そして、図4ステップ108において、前
記絶対値である|L4 −A3 |と|L3 −A3 
|の値がより小さい側の左側のランプ16Lまたは右側
のランプ16Rを点灯させ、図2のステップ109にお
いて機械をいったん停止したのちステップ110におい
てランプ16Lまたは16Rの点灯しているクランプ装
置10をランプ16Lまたは16Rの点灯している側に
移動させてクランプ領域を加工範囲内から外すようにす
る。
【0032】なお、このクランプ装置10の移動操作は
手動によって行っているが、自動化することも可能であ
る。
【0033】図5は本発明の他の実施例を示すものであ
って、工具搬送体9に、加工用工具7とY軸方向で同軸
となる中央のクランプ位置検出器12aを設けるほかに
、間隔Sをおいて左右両側に別のクランプ位置検出器1
2b,12cを設けた場合を示している。
【0034】このように、複数のクランプ位置検出器1
2a,12b,12cを設けてこれらのクランプ位置検
出信号を制御部14で演算することによって、工具搬送
体9のX軸方向における移動量をより少なくしたうえで
クランパ3,5の存在するクランプ領域の演算が可能と
なり、加工能率のより一層の向上をはかりうるものとな
る。
【0035】
【発明の効果】本発明に係わる長尺ワークの加工方法お
よび加工装置によれば、長尺ワークの加工範囲内にクラ
ンプ装置の存在するクランプ領域が重なっているか否か
の判断を自動的に行うことが可能であり、前記加工範囲
内にクランプ領域が一部でも重なっている場合にクラン
プ装置を移動させることによって前記加工範囲からクラ
ンプ領域を外す作業が著しく容易かつ正確なものとなっ
て、長尺ワークに対する加工用工具を用いた加工を能率
よく行うことが可能になり、加工用工具とクランプ装置
との干渉による機械の破損を未然に防止することが可能
になるという著しく優れた効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる長尺ワークの加工方法および加
工装置の一実施例を示す説明図である。
【図2】図1の矢印A方向から見た図である。
【図3】図1の矢印B方向から見た図である。
【図4】本発明に係わる長尺ワークの加工方法および加
工装置の一実施例による制御部でのフローチャートであ
る。
【図5】本発明に係わる長尺ワークの加工方法および加
工装置の他の実施例を示す要部説明図である。
【図6】長尺ワークをクランプ装置により位置決め固定
して加工用工具により加工を行う従来例を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1  長尺ワーク 3,5  クランパ 7  加工用工具 9  工具搬送体 10  クランプ装置 11  クランプ位置検出用ドッグ部 12(12a,12b,12c)  クランプ位置検出
器14  制御部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  長尺ワークをワーク長手方向であるX
    軸方向の一端側で位置決めすると共に前記X軸方向と直
    交するY軸方向でも位置決めしてX軸方向にそれぞれ移
    動可能な複数のクランプ装置により固定し、前記クラン
    プ装置により複数個所で固定された長尺ワークを加工用
    工具によって加工するに際し、前記各クランプ装置側に
    はクランプ位置検出用ドッグ部を設けると共に、前記加
    工用工具を保持して移動させる工具搬送体側には前記ク
    ランプ位置検出用ドッグ部を検出してクランプ位置を検
    出するクランプ位置検出器を設け、前記工具搬送体をX
    軸方向の一端側に設定した原点位置より当該原点位置を
    次第に離れるX軸方向に移動させて前記クランプ位置検
    出用ドッグ部を前記クランプ位置検出器によって検出す
    ることによりクランプ位置を検出して前記各クランプ装
    置の存在するクランプ領域を演算し、あらかじめ設定さ
    れた長尺ワークの加工範囲と前記演算されたクランプ領
    域とを比較して、前記加工範囲内に前記クランプ領域が
    全く重なっていない比較結果となったときには前記加工
    用工具による長尺ワークの加工を行うと共に、前記加工
    範囲内にクランプ領域が一部でも重なっている比較結果
    となったときには前記クランプ装置をX軸方向に移動し
    てクランプ領域を移動させ、移動後のクランプ領域が加
    工範囲内に全く重ならなくなった状態で前記加工用工具
    による長尺ワークの加工を行うことを特徴とする長尺ワ
    ークの加工方法。
  2. 【請求項2】  ワーク長手方向であるX軸方向の一端
    側で位置決めされると共に前記X軸方向と直交するY軸
    方向でも位置決めされた長尺ワークを固定するX軸方向
    にそれぞれ移動可能な複数のクランプ装置を備えると共
    に、前記長尺ワークに対する加工を行う加工用工具を保
    持して移動させる工具搬送体を備えた長尺ワークの加工
    装置において、前記各クランプ装置側にはクランプ位置
    検出用ドッグ部を設けると共に前記工具搬送体側には前
    記クランプ位置検出用ドッグ部を検出して前記クランプ
    位置を検出するクランプ位置検出器を設け、前記工具搬
    送体をX軸方向の一端側原点位置より当該原点位置を次
    第に離れるX軸方向に移動させた際に前記クランプ位置
    検出器により前記クランプ位置検出用ドッグ部を検出し
    てクランプ位置を検出することによりクランプ装置の存
    在するクランプ領域を演算すると共にあらかじめ設定さ
    れた長尺ワークの加工範囲と前記演算されたクランプ領
    域とを比較して前記加工範囲内に前記クランプ領域が全
    く重なっていないと判断した際に前記加工用工具による
    長尺ワークの加工を開始し且つ前記加工範囲内にクラン
    プ領域が一部でも重なっていると判断した際には前記加
    工範囲内に前記クランプ領域が全く重ならなくなるため
    の前記クランプ装置の必要移動量を演算する制御部を備
    えたことを特徴とする長尺ワークの加工装置。
JP3088593A 1991-04-19 1991-04-19 長尺ワークの加工方法および加工装置 Expired - Lifetime JPH0741508B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020028931A (ja) * 2018-08-21 2020-02-27 日下部機械株式会社 開先加工装置及び開先加工装置の使用方法
JP2021126730A (ja) * 2020-02-13 2021-09-02 三協立山株式会社 加工装置および加工材料の製造方法

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