JPH04322623A - 手乾燥装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、洗面所やトイレットに
設置されて洗浄して濡れた手を熱風により乾燥させるた
めに利用される手乾燥装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】一般に、この種の手乾燥装置は、モータ
ファンにより空気流を生成すると共にヒータにより空気
を熱し、この熱せられた空気を排出口から吹き出させて
手に付着した水滴を乾燥させている。また、同時に殺菌
灯を利用して手に付着した雑菌を処理している。そして
、この種の手乾燥装置は、例外なく壁掛け式であり、洗
面所やトイレットの壁面に取り付けられている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】このように従来の手乾
燥装置は、壁掛け式であるため、その設置作業が大変で
ある。特に、設置される場所は、公共の場所が多く、そ
のような場所の壁面は、コンクリートや石等の硬質材料
でできており、手乾燥装置の設置作業は、専門の業者が
行なわないとできないものである。

【０００４】このようなことから、一般的には、洗面所
等の工事を行なう場合に、壁面工事と同時に手乾燥装置
の設置も行なっているものである。しかしながら、この
ような手段による場合には、手乾燥装置の位置を簡単に
変えることが出来ず、また、故障した場合等においても
、その処理が大変なものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】空気取入口が形成され少
なくとも二個のモータファンが内蔵されて床面に設置さ
れる基台部を設け、空気通路が形成されてこの基台部か
ら上方に延出された支柱部に独立した少なくとも二系統
の空気通路を形成し、この支柱部の上端に下向きで前後
に位置する少なくとも二個の空気排出口を有する作動部
を配設し、この作動部又は前記基台部に独立的にヒータ
を配設した。

【０００６】

【作用】手乾燥装置の全体が床置き型になるため、設置
すべき場所に適当な床面積さえあれば、簡単に設置する
ことが出来、その移動も容易であり、故障等の修理点検
も簡単にでき、特に、設置場所の周囲全体が手乾燥の為
に利用出来るため、スペース的に極めて有利であるもの
である。

【０００７】

【実施例】本発明の第一の実施例を図１乃至図３に基づ
いて説明する。まず、床面に載置される脚１を備えた基
台部２が設けられ、この基台部２の正面及び背面には空
気取入口３、４が形成されている。また、前記基台部２
の内部には、ヒータ５が組み込まれたモータファン６が
二組取り付けられ、前記モータファン６及びヒータ５に
接続された電源コード（図示せず）が引出されている。

【０００８】ついで、前記基台部２の中央上部からは支
柱部７が立設形成されている。この支柱部７の内部は中
空であり、この部分は前記モータファン６にそれぞれ独
立的に連通する空気通路８とされている。これらの二系
統の空気通路８は、支柱部７の左右方向に分離されて形
成されている。

【０００９】また、前記支柱部７の上部には、下方に開
口する空気排出口９が前後に形成された作動部１０が前
方及び後方へ突出して形成されている。この作動部１０
には、前記空気排出口９の下方の一定範囲に手が位置し
たことを検出する超音波センサ１１と差し出された手に
紫外線等の殺菌光線を照射する殺菌灯１２とがそれぞれ
別個に設けられている。

【００１０】さらに、前記支柱部７の前面及び背面は平
面状に形成されており、この平面部１３には、必要に応
じて広告１４等が印刷又は貼着されている。

【００１１】このような構成において、洗面所やトイレ
ット等の洗面台の付近に基台部２を設置する。この場合
、基台部２の内部には重量の大きなモータファン６が設
けられているため、安定した設置状態が得られている。 この状態で電源コードを電源に接続し、図示しないスイ
ッチをオンさせる。

【００１２】この状態で使用者が手を空気排出口９の下
に差し出すと、超音波センサ１１がその状態を検出して
検出した側のモータファン６を始動すると共にヒータ５
に通電する。これにより、空気取入口３から取り入れら
れた空気は、ヒータ５で熱せられて熱風となって一方の
空気通路８を経て空気排出口９から排出され、手に付着
した水滴を乾燥させる。

【００１３】この場合、二人で前後から空気排出口９の
下に手を差し伸べると、両方の超音波センサ１１が作動
して前後のモータファン６を始動させ、前後の空気排出
口９から熱風を吹き出させる。

【００１４】つぎに、図４に基づいて本発明の第二の実
施例を説明する。前記実施例と同一部分は同一符号を用
い説明も省略する（以下同じ）。本実施例は、空気取入
口３から空気排出口９までの構造を一系統のものとして
基台部２と支柱部７と作動部１０とを形成し、これらの
ユニットを二個用いたものである。この場合、必要なこ
とは、背面を平面状に形成し、二個のユニットがぴった
りと接触するようにして見掛け上は第一の実施例と同様
な単一の装置に見せ掛けることである。

【００１５】

【発明の効果】本発明は上述のように、空気取入口が形
成され少なくとも二個のモータファンが内蔵されて床面
に設置される基台部を設け、空気通路が形成されてこの
基台部から上方に延出された支柱部に独立した少なくと
も二系統の空気通路を形成し、この支柱部の上端に下向
きで前後に位置する少なくとも二個の空気排出口を有す
る作動部を配設し、この作動部又は前記基台部に独立的
にヒータを配設したので、手乾燥装置の全体を床置き型
とすることができ、設置すべき場所に適当な床面積さえ
あれば、簡単に設置することが出来、その移動も容易で
あり、故障等の修理点検も簡単にでき、特に、設置場所
の周囲全体が手乾燥の為に利用出来るため、スペース的
に極めて有利である等の効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第一の実施例を示す側面図である。

【図２】その斜視図である。

【図３】その正面図である。

【図４】本発明の第二の実施例を示す側面図である。

【符号の説明】

２　　　　　　基台部 ３　　　　　　空気取入口 ４　　　　　　空気取入口 ５　　　　　　ヒータ ６　　　　　　モータファン ７　　　　　　支柱部 ８　　　　　　空気通路 ９　　　　　　空気排出口 １０　　　　　　作動部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　空気取入口が形成され少なくとも二個
   のモータファンが内蔵されて床面に設置される基台部と
   、前記モータファン毎に空気通路が形成されて前記基台
   部から上方に延出された支柱部と、この支柱部の上端に
   設けられて少なくとも前後に位置して独立的に設けられ
   た下向きの少なくとも二個の空気排出口を有する作動部
   と、この作動部又は前記基台部にそれぞれ独立的に配設
   された少なくとも二個のヒータとよりなることを特徴と
   する手乾燥装置。