JPH0432226Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0432226Y2 JPH0432226Y2 JP1984133111U JP13311184U JPH0432226Y2 JP H0432226 Y2 JPH0432226 Y2 JP H0432226Y2 JP 1984133111 U JP1984133111 U JP 1984133111U JP 13311184 U JP13311184 U JP 13311184U JP H0432226 Y2 JPH0432226 Y2 JP H0432226Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- ring
- piston ring
- handle member
- support piece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Hand Tools For Fitting Together And Separating, Or Other Hand Tools (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の技術分野〕
本考案はピストンリングを備えたピストンをシ
リンダライナに挿入するためのピストンリングホ
ルダの改良に関する。
リンダライナに挿入するためのピストンリングホ
ルダの改良に関する。
ピストンをシリンダライナに挿入するために
は、拡開習性を持つたピストンリングを縮径しな
ければ挿入できない。そこで従来からおこなわれ
ている方法は第１図に示すように、ピストンリン
グ１を外周よりピストンリングホルダ２によつて
押圧縮径し、このピストンリング１を一括してピ
ストンリング溝３内に押し込め、次にこのピスト
ン４をピストンリング１の近傍までシリンダライ
ナ５内に挿入し、上からピストン４をハンマ６に
よつて叩打して、瞬間にピストンリング付きピス
トン４をシリンダライナ５に挿入するようにして
いる。
は、拡開習性を持つたピストンリングを縮径しな
ければ挿入できない。そこで従来からおこなわれ
ている方法は第１図に示すように、ピストンリン
グ１を外周よりピストンリングホルダ２によつて
押圧縮径し、このピストンリング１を一括してピ
ストンリング溝３内に押し込め、次にこのピスト
ン４をピストンリング１の近傍までシリンダライ
ナ５内に挿入し、上からピストン４をハンマ６に
よつて叩打して、瞬間にピストンリング付きピス
トン４をシリンダライナ５に挿入するようにして
いる。
ところが従来のピストンリングホルダ２はそれ
ぞれ外径が異なる個々のピストンに対して成形し
ている。このため、シリンダボア径が異なつたエ
ンジンを設計した場合には、その都度ピストンリ
ングホルダも新たにつくらねばならないという欠
点があつた。
ぞれ外径が異なる個々のピストンに対して成形し
ている。このため、シリンダボア径が異なつたエ
ンジンを設計した場合には、その都度ピストンリ
ングホルダも新たにつくらねばならないという欠
点があつた。
このようにピストンリングホルダの汎用性がな
ければエンジンの組立作業が面倒になつたり、組
立作業が迅速に行われない虞があるのみでなく、
製造コスト的にも不利になる。
ければエンジンの組立作業が面倒になつたり、組
立作業が迅速に行われない虞があるのみでなく、
製造コスト的にも不利になる。
本考案は上述の点に鑑みなされたもので、一台
のピストンリングホルダにより数種類ものエンジ
ンに対し適用できるようにしたピストンリングホ
ルダを提供することを目的とする。
のピストンリングホルダにより数種類ものエンジ
ンに対し適用できるようにしたピストンリングホ
ルダを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本考案においては
隙間を有するリング部の一端を複数のカク面を有
するハンドル部材により加圧し、このリング部の
締付内径を適時調節することができるようにした
ことを特徴とするものである。
隙間を有するリング部の一端を複数のカク面を有
するハンドル部材により加圧し、このリング部の
締付内径を適時調節することができるようにした
ことを特徴とするものである。
以下、本考案の一実施例を図面に基づき詳細に
説明する。
説明する。
第２図は本考案に係わるピストンリングホルダ
の全体斜視図、第３図は第２図の要部を示す側面
図である。
の全体斜視図、第３図は第２図の要部を示す側面
図である。
このピストンリングホルダ１０はピストンリン
グを外周より加圧するリング部１１と、このリン
グ部１１の一端部に取付けられた支持片１２と、
この支持片１２に回動可能に設けたハンドル部材
１３を有している。
グを外周より加圧するリング部１１と、このリン
グ部１１の一端部に取付けられた支持片１２と、
この支持片１２に回動可能に設けたハンドル部材
１３を有している。
前記リング部１１は薄肉の帯状をした金属板で
あり、その内径が適時調節できるようにした端部
に隙間１４を形成している。
あり、その内径が適時調節できるようにした端部
に隙間１４を形成している。
また支持片１２は前記ハンドル部材１３によつ
てこのリング部１１を縮径拡大する場合の補助的
な役割をするもので、前記リング部１１の一端部
１１ａが固着されている。なお、この支持片１２
に固着された一端部１１ａには把手１５が取付け
られている。
てこのリング部１１を縮径拡大する場合の補助的
な役割をするもので、前記リング部１１の一端部
１１ａが固着されている。なお、この支持片１２
に固着された一端部１１ａには把手１５が取付け
られている。
前記ハンドル部材１３はこの支持片１２に固着
したブロツク１６に対しピン１７（回動軸）によ
りその中心部分が回動可能に取付けられたもの
で、この中心部分よりリング部側のリング加圧部
１８と、作業者が把持して回動するハンドル部１
９とを有している。
したブロツク１６に対しピン１７（回動軸）によ
りその中心部分が回動可能に取付けられたもの
で、この中心部分よりリング部側のリング加圧部
１８と、作業者が把持して回動するハンドル部１
９とを有している。
特に本実施例では、このリング加圧部１８が前
記リング部１１の拡開縮小する端部１１ｂに当接
するリング当接面２０を複数段のカム面２０ａ，
２０ｂ，２０ｃに成形している。
記リング部１１の拡開縮小する端部１１ｂに当接
するリング当接面２０を複数段のカム面２０ａ，
２０ｂ，２０ｃに成形している。
このカム面２０ａ〜ｃは第３図より明らかなよ
うに、前記ピン１７の中心との距離がl1，l2，l3
（l1＞l2＞l3）となるようにしている。
うに、前記ピン１７の中心との距離がl1，l2，l3
（l1＞l2＞l3）となるようにしている。
このように構成すれば、リング部１１の端部１
１ｂの三段階に加圧して、隙間１４を変させ、こ
のリング部１１の内径を３種類にすることができ
るので、このピストンリングホルダ１０を一個使
用するのみで、３種類のピストンリング１を挟圧
保持することができることになる。
１ｂの三段階に加圧して、隙間１４を変させ、こ
のリング部１１の内径を３種類にすることができ
るので、このピストンリングホルダ１０を一個使
用するのみで、３種類のピストンリング１を挟圧
保持することができることになる。
なおこのように保持したピストン４をシリンダ
ライナ５に挿入する作業は第１図に示すものと同
様であるため説明は省略する。
ライナ５に挿入する作業は第１図に示すものと同
様であるため説明は省略する。
以上説明したように、本考案によればピストン
リングを縮径させるためにカムを用いて数段階に
内径を変えることができるピストンリングホルダ
となるため、一台のピストンリングホルダにより
数種類のピストンリングに対し保持作業を行うこ
とができ、またその作業も迅速で簡便に行うこと
ができるという利点がある。
リングを縮径させるためにカムを用いて数段階に
内径を変えることができるピストンリングホルダ
となるため、一台のピストンリングホルダにより
数種類のピストンリングに対し保持作業を行うこ
とができ、またその作業も迅速で簡便に行うこと
ができるという利点がある。
第１図は従来のピストンとシリンダライナとの
嵌合法を示す断面図、第２図は本考案によるピス
トンリングホルダの斜視図、第３図は同ピストン
リングホルダの要部側面図である。 １……ピストンリング、３……ピストンリング
溝、４……ピストン、５……シリンダライナ、１
０……ピストンリングホルダ、１１……リング
部、１２……支持片、１３……ハンドル部材、１
４……隙間、２０……リング部当接面、２０ａ〜
ｃ……カム面。
嵌合法を示す断面図、第２図は本考案によるピス
トンリングホルダの斜視図、第３図は同ピストン
リングホルダの要部側面図である。 １……ピストンリング、３……ピストンリング
溝、４……ピストン、５……シリンダライナ、１
０……ピストンリングホルダ、１１……リング
部、１２……支持片、１３……ハンドル部材、１
４……隙間、２０……リング部当接面、２０ａ〜
ｃ……カム面。
Claims (1)
- ピストンに嵌着したピストンリングを、ピスト
ンリング溝内に押し込みかつ押し込んだ状態を保
持しつつシリンダライナに挿入するためのピスト
ンリングホルダにおいて、前記ピストンリングを
外周より加圧し、内径が調整できるように端部に
隙間を形成したリング部と、このリング部の一端
部に取付けられた支持片と、この支持片に回動可
能に設けかつ先端部が前記リング部の他端部を加
圧するようにしたハンドル部材とを有し、このハ
ンドル部材の前記リング部当接面を前記リング部
の内径を調整しえるように前記ハンドル部材の回
動軸よりの距離が異なる複数のカム面としてなる
ピストンリングホルダ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984133111U JPH0432226Y2 (ja) | 1984-08-31 | 1984-08-31 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984133111U JPH0432226Y2 (ja) | 1984-08-31 | 1984-08-31 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6150673U JPS6150673U (ja) | 1986-04-05 |
| JPH0432226Y2 true JPH0432226Y2 (ja) | 1992-08-03 |
Family
ID=30691664
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1984133111U Expired JPH0432226Y2 (ja) | 1984-08-31 | 1984-08-31 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0432226Y2 (ja) |
-
1984
- 1984-08-31 JP JP1984133111U patent/JPH0432226Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6150673U (ja) | 1986-04-05 |
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