JPH04321910A - 薄膜磁気トランスジューサ及びその製造方法 - Google Patents

薄膜磁気トランスジューサ及びその製造方法

Info

Publication number
JPH04321910A
JPH04321910A JP3279999A JP27999991A JPH04321910A JP H04321910 A JPH04321910 A JP H04321910A JP 3279999 A JP3279999 A JP 3279999A JP 27999991 A JP27999991 A JP 27999991A JP H04321910 A JPH04321910 A JP H04321910A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin film
film magnetic
magnetic flux
magnetic transducer
coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3279999A
Other languages
English (en)
Inventor
Michael L Mallary
マイケル エル マラリー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Digital Equipment Corp
Original Assignee
Digital Equipment Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Digital Equipment Corp filed Critical Digital Equipment Corp
Publication of JPH04321910A publication Critical patent/JPH04321910A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/127Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/127Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
    • G11B5/17Construction or disposition of windings
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/127Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
    • G11B5/31Structure or manufacture of heads, e.g. inductive using thin films
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/127Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
    • G11B5/31Structure or manufacture of heads, e.g. inductive using thin films
    • G11B5/3109Details
    • G11B5/3113Details for improving the magnetic domain structure or avoiding the formation or displacement of undesirable magnetic domains
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/127Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
    • G11B5/31Structure or manufacture of heads, e.g. inductive using thin films
    • G11B5/3109Details
    • G11B5/313Disposition of layers
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/127Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
    • G11B5/31Structure or manufacture of heads, e.g. inductive using thin films
    • G11B5/3163Fabrication methods or processes specially adapted for a particular head structure, e.g. using base layers for electroplating, using functional layers for masking, using energy or particle beams for shaping the structure or modifying the properties of the basic layers
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/26Web or sheet containing structurally defined element or component, the element or component having a specified physical dimension
    • Y10T428/263Coating layer not in excess of 5 mils thick or equivalent
    • Y10T428/264Up to 3 mils
    • Y10T428/2651 mil or less

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)
  • Measuring Magnetic Variables (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】本発明は、薄膜磁気トランスジューサ(
すなわち、ヘッド)に関する。図1を参照して、記録媒
体12、たとえば、磁気ディスクについての情報の書き
込み、読み出しを行うための代表的な薄膜磁気ヘッド1
0は、まわりにコイル16を巻き付けた強磁性材料(た
とえば、ニッケル鉄)の馬蹄形ヨーク14に似ている。 ヨーク14は一対の磁極片18を包含し、これらの磁極
片の先端は磁気媒体12に密接して位置している。
【0002】情報は、コイル16を通して電流を流して
ヨーク14に電流に相当する磁束を発生させることによ
って磁気媒体12に書き込まれる。磁束は、一方の磁極
片16を通し、この磁極片の先端から磁気媒体12に導
かれる。電流を変えることによって生じる磁束の変化が
媒体12上に磁気過渡部として記録される。磁気回路は
、他方の磁極片を経由して薄膜磁気ヘッド10に磁束が
戻ることによって完成する。読取中、ヘッド10が媒体
12上の一対の磁気過渡部15、16(ダイビットとし
て知られている)の上を通過するとき、正の過渡部15
から発する磁束は一方の磁極片18を通して上方へ導か
れ、他方の磁極片によって負の過渡部16へ戻される。 ヨーク14を通る磁束電導はコイル16にそれに相当す
る電気信号を発生させる。
【0003】書き込み中にコイルによってヨークに与え
られる磁束の量は、主として、書き込み電流レベル、コ
イルの捲回数および磁極の磁気抵抗に依存する。同様に
、読取中にコイルに誘導される電圧のレベルは、コイル
の捲回数、磁束がヨークを通って流れるときにコイルに
与えられる磁束の強さ、ヨークの磁気抵抗のようなファ
クタに依存する。磁気ヘッドの磁束・電流関係は、ヨー
クとコイルの間の誘導結合と呼ばれる。
【0004】図2の(A)〜(C)を参照して、磁極片
18の強磁性材料は数多くのきわめて小さい領域(定義
域20と呼ぶ)を包含し、これらの定義域内に、材料の
磁気ダイポール22が整列している。材料は、(蒸着あ
るいは焼きなましによって)指向性磁界の存在の下に形
成されて、定義域20のうちのいくつかのダイポール2
2を磁界方向と一致させる(すなわち、磁界方向に対し
て0度あるいは180度の角度の向きする)。ダイポー
ルが一致する方向は、磁極片の好ましい磁化軸線を表わ
しており、これは易磁化軸線24と呼ばれる。材料内部
の定義域および材料の縁付近の定義域のダイポール整列
により、ダイポール22によって発生した磁束は外部か
ら加えられる磁界がない限り材料内に留まる[図2の(
A)]。
【0005】磁束が(書き込み中にコイルを電流が通る
か、あるいは、読み出し中に媒体上の磁束過渡部を磁極
が通過することによって)ヨークに与えられると、磁束
は2つの方法のうちの1つの方法で材料を通って導かれ
る。1つの方法はいわゆる「壁運動」によるものであり
、磁束26が易磁化軸線24に平行な方向に加えられた
ときに生じる[図2の(B)]。磁束26は、隣接の定
義域からの磁気ダイポールが磁束伝導方向と一致するよ
うに向きを(たとえば、180度)変えたときに、磁束
伝導方向と一致したダイポール22を有する定義域20
の寸法(ダイポールが磁束方向と反対の方向に配置され
ている定義域の範囲のところの寸法)を増大させる。 各定義域の寸法が増大するにつれて、壁21が動いて定
義域間に新しい境界を構成する。
【0006】壁運動による磁束伝導はいくつかの理由の
ために望ましくない。まず、材料の欠陥、たとえば、不
純物は定義域壁21の動きを妨害する。或る定義域壁が
不純物を含むとき、この不純物はそれの側に壁を保持(
すなわち、「ピン止め」)し、壁が不純物の接触点のと
ころで動くのを妨げる。残りの壁部分は動き続けている
ので、壁に「伸び」を生じさせ、壁にエネルギを蓄積さ
せることになる。壁が不純物の保持から自由になるに充
分なエネルギを蓄えると、壁は急激に離れ、蓄えたエネ
ルギを、電気的ノイズ(「バルクハウゼン・ノイズ」と
して知られる)のバーストとして放出し、これは情報信
号をあいまいにしてしまう。
【0007】印加された磁束は、閾値を超えて、壁21
が不純物を通って移動するに充分なエネルギを集めるこ
とができるようにしなければならない。その結果、壁運
動による磁束伝導は、薄膜ヘッドが読み出し作動中に普
通に用いられる低い磁束レベルに対して幾分鈍感となる
(すなわち、材料の低磁束レベルでの透磁率が低くなる
)。
【0008】加えて、定義域壁21は急速に動くことが
できない。その結果、壁運動による磁束伝導は、磁束の
変化頻度の高い用途には不適である。磁束が磁性材料を
通って伝導する第1のメカニズムは、定義域の磁気ダイ
ポール22の回転によるものである。これは、易磁化軸
線24に対して横方向(たとえば、直角方向)に磁束2
6を印加することによって行われる。磁束を伝導するの
に定義域壁運動に依存しないため、「ピン止め」が生ぜ
ず、バルクハウゼン・ノイズも排除される。さらに、定
義域ダイポール22は材料を通して磁束を伝導するのに
ほんの少し回転するだけでよい。その結果、回転による
磁束伝導は、高頻度の磁束変化にも、そして、低印加磁
束レベルにも応答する(すなわち、印加磁束レベルが低
くても透磁率は高い)。
【0009】
【発明の概要】本発明の一特徴によれば、薄膜磁気トラ
ンスジューサは多重層に形成し、複数のアームを有する
ヨークを包含し、アームのうちの少なくとも1つが個別
の層に位置し、移行層を介して連結している部分を有し
、このヨークには多重捲回コイルが巻き付けてあり、ヨ
ークとコイルの間に少なくとも2つの磁束相互作用部を
設けている。
【0010】多重磁束相互作用部は、ヨークとコイルの
間の誘導結合をかなり増大させる。したがって、ただ1
つの磁束相互作用部をを有するトランスジューサに比べ
て、読み出し中にヨークによって伝導させられる或る一
定の磁束量がコイルにより大きな電気信号を誘導し、書
き込み中には、コイルに印加される書き込み信号に応答
してヨークに増大したレベルの磁束が発生する。一般に
、誘導電気信号(読み出し中)と誘導磁束(書き込み中
)は、磁束相互作用部の増えた数に等しい因数増大する
【0011】好ましい実施例は以下の特徴を有する。コ
イルは複数の捲回部を包含し、少なくとも部分的に、移
行層内に位置する。磁束相互作用部の数をさらに増やす
には多数のコイルを使用し得る。層は通路によって接続
している。本発明は、また、薄膜磁気トランスジューサ
が多数の磁束・コイル相互作用部を包含し、回転による
ヨークの磁束伝導を高め、壁運動による磁束伝導を最小
限に抑えるように構成したことも特徴とする。好ましく
は、回転による磁束伝導は壁運動による磁束伝導に優先
する。一層好ましくは、壁運動による磁束伝導は全磁束
伝導の25%(一層好ましくは、10%以下)に制限す
るとよい。その結果、このトランスジューサは、磁束の
高頻度の変化が生じる用途で使用するのに良く適したも
のとなる。このトランスジューサは、また、低磁束レベ
ルにも非常に応答性がよくなる(すなわち、このトラン
スジューサは低磁束レベルでも高い透磁率を有する)。 壁運動による磁束伝導の回避により、バルクハウゼン・
ノイズがかなり低減する。
【0012】この概念の一特徴によれば、ヨークは複数
の比較的長いアームを有し、これらのアームはほぼ第1
方向に沿って延び、この第1方向に対して横方向に配置
した易磁化軸線を有する。したがって、磁束は回転によ
って優先的にアーム内を伝播する。また、アームは比較
的短い横方向部分によって連結してある。磁束は少なく
とも部分的に横方向部分の壁運動によって伝導するが、
横方向部分の長さのため、ヨークを通る回転伝導はいつ
でも少ない方がよい。
【0013】好ましい実施例は次の特徴を包含する。易
磁化軸線は第1方向に対して直角である。これは、アー
ムにおける壁運動による伝導をかなり排除する。横方向
部分は第1方向に対して斜めに向いていて磁束がそこの
壁運動によって伝導する必要性を減らす。壁運動による
伝導を低減する別の方法は、ヨークとコイルの間にほん
の2つの磁束相互作用部を持つということである。これ
は、細長いアームの数を2つに制限することによって行
われる。その結果、アームを連結する横方向部分の数(
そして長さ)もまた制限される。
【0014】本発明のまた別の特徴によれば、壁運動に
よる磁束伝導は、異なった方向に向いた易磁化軸線を有
する複数の積層した副層から横方向ヨーク・アーム・部
分を構成することによって低減される。磁束は壁運動よ
りも回転によってより容易に伝導できるので、横方向部
分を通る磁束は副層の間で前後に転送され、回転によっ
て伝導できる経路を見出すことができる。
【0015】好ましい実施例は次の特徴を包含する。副
層のうちの1つの易磁化軸線は、部分が延びる方向に対
して直角である。副層の易磁化軸線は、好ましくは、互
いに直角であるが、斜めであってもよい。ヨークは、同
じ薄膜層に位置した部分がすべて第1方向において整列
し、横方向の積層部分がすべて上方の薄膜層に位置する
ように配置される(コイルは2つの薄膜層間の移行層内
に置かれる)。その結果、積層した副層は、コイルの製
造中に用いられる高温の後に形成される(したがって、
高温にさらされない)。積層した副層の易磁化軸線の方
向性についての高温処理の悪影響の可能性を避けること
ができる。
【0016】壁運動に伴う問題を避ける本発明の別の特
徴は、ヨーク・アームのうちの少なくとも一方(好まし
くは、両方)に、互いに斜めであり、易磁化軸線がそれ
ぞれを通る磁束流の方向に対して横方向である細長い部
分を設けることである。斜めの部分のうちの1つは他方
のヨーク・アームに結合してあり、いずれかの部分の易
磁化軸線に対して完全に平行に流れることなくアーム間
を磁束が通ることができるようになっている。
【0017】その結果、磁束は、ヨークの磁気定義域の
易磁化軸線に対して完全に平行になることがないので、
少なくとも部分的に、回転によって伝導するように、常
に拘束されることになる。以下の特徴が好ましい実施例
に含まれる。斜めの部分は個別の薄膜層内に位置し、部
分と他のアームとが、たとえば、層間の通路を介して結
合される。各アームの斜めの部分は、異なった薄膜層内
にも位置する。同じ薄膜層内に位置する部分は、すべて
、大体同じ方向に延び、この方向に対して直角の易磁化
軸線を有する。
【0018】上記の特徴のいずれかと一緒に用いること
のできる本発明の別の特徴は、ヨーク・アームの少なく
とも一方に、アームから他方のヨーク・アームに優先的
に伝導されることになっているトランスジューサに隣接
した領域に磁束を放射させる比較的大きな表面積の部分
(すなわち、「磁気テイル」)を設けることにある。好
ましくは、ヨークの他方のアームはも磁気テイルを包含
し、この磁気テイルはトランスジューサに隣接した、記
憶媒体に戻すためにアームに結合することになっている
領域から磁束を受ける。
【0019】その結果、ヨーク・アームは、磁束がヨー
クから記憶媒体へ戻されるときに、磁束伝導方向を反転
させるように相互に連結する必要がない。磁束伝導方向
の反転では、しばしば、磁束の少なくとも若干量をヨー
クの易磁化軸線に対して平行に伝導させる必要がある。 したがって、磁気テイルの使用により、さらに、定義域
壁運動による磁束伝導を回避することができる。
【0020】本発明の他の特徴および利点は、以下の詳
細な説明および特許請求の範囲から明らかになろう。
【0021】
【構造および動作】図3を参照して、薄膜磁気ヘッド3
0は、強磁性材料(たとえば、ニッケル鉄合金)のヨー
ク32を包含し、このヨークには、多重捲回の平面コイ
ル34(パンケーキ・コイルとも呼ばれている)が巻き
付けてあり、ヨーク32とコイル34との間に多数の磁
束相互作用部を与え、それによって、普通の薄膜磁気ヘ
ッド(図1)に比べて、それらの間の誘導結合を有意に
増大するようになっている。特に、ヨーク32は、コイ
ル34を通して織った磁極片36、38(すなわち、ア
ーム)で構成してあり、磁束が磁気記憶媒体40へ、あ
るいは、そこから磁極36、38を通して伝導されると
きに、2回、コイル34と相互作用するようになってい
る。
【0022】磁極36は、一対の細長い部分42、44
を包含し、これらの部分は、それぞれ、平面(すなわち
、層)A、C内に位置する。これらの平面は、コイル3
4が配置して或る平面(すなわち、層)Bの上下に位置
する。同様に、磁極片38は一対の細長い部分46、4
8を包含し、これらの部分は、それぞれ、層C、Aに位
置する。層Bは、部分36、48を部分38、44から
磁気的に分離する移行層として作用する。記憶媒体40
に隣接して位置する部分42、46の端は、それぞれ、
磁極片36、38の先端37、39として作用する。先
端37、39は所定幅のギャップによって隔てられてい
る。
【0023】部分42の反対端は、層Bの通路50を通
して部分44に接続しており、この通路は、コイル34
に取り囲まれた磁極片36を通る磁束の流れの経路とな
る。磁極片38の部分46、48も同様に、通路52に
よってコイル34の内部を通して相互に接続している。 磁極片36、38は、層Bを通過して部分44、48の
端を結合する第3の通路54によって相互に接続してい
る。
【0024】使用にあたって、記憶媒体40(ヘッド3
0の下を矢印41の方向へ移動している)への一対の磁
気移行部40a、40b(まとめてダイビットと呼ぶ)
の読み出し動作を考えた場合、正の移行部40aから発
する磁束は、磁極片36の先端37に入り、ヨーク32
を通って移動し、磁極片38の先端39から負の移行部
40bに戻る。磁束が磁極片36、38を通って伝導す
るとき、磁束は、同じ方向で(すなわち、図3で見て下
向きへ)2回コイル34の内部を通過する。すなわち、
磁束が部分42から部分44へ通路50によって結合さ
れるときに一度通過し、部分48から部分46へ磁束が
通路52を通して伝導するときに再び通過する。
【0025】磁極片36を磁束が通過することによって
コイル34に誘導された電気信号は、磁極片38におけ
る同じ磁束の伝導によりコイル34に発生した電気信号
に加わり、磁束が一度だけコイルを通過するヘッドに対
して増大した信号を与えることになる。図3に示す2回
通過式形態は、捲回部の数を物理的に増やすことなく、
コイル34の有効捲回数を2倍にしたと同じことになる
。一般的に、コイル捲回数の数を(n)だけ増大し、コ
イルの通過数を(m)で示すと、本発明により、単一捲
回コイルと信号通過ヨーク以上の(n×m)の改良が実
現される。
【0026】コイル34に直列に接続して1つ以上のコ
イル35(図3に破線で示す)を追加することによって
、ヨーク32への誘導結合をまたさらに増大させること
ができる。たとえば、それぞれ14の捲回部を有する2
つのコイル34、35で構成したヘッド30は、56個
の捲回部を持つ単一のコイルを有する従来のヘッドと同
じ電気信号を発生することになる(2コイル×14捲回
数/コイル×磁束のコイル通過回数2=57捲回数−磁
束相互作用部)。
【0027】コイルに物理的により多くの捲回部を設け
る必要なしに有効捲回部数を増大するということは数多
くの利点を与える。コイルの実際の長さを増大させる必
要がないので、処理の複雑さを増したり、全体的なコイ
ルのインダクタンスを高めたり、全コイル抵抗を高めた
りすることがない。図4は薄膜磁気ヘッド100の頂面
図であり、これは、積み重ねる代わりに、図3のコイル
34、35と同様に、層Bの同じ平面に横に並べて配置
した一対の平面コイル102、104を包含する。(コ
イル102、104が同じ平面にあるので、同じ処理段
階で蒸着することができ、3つのハードベーク絶縁層、
1つの導電銅層、いくつかの通路露光など多くの層を排
除することができる。)一対の細長い強磁性磁極片10
6、108が、各々、各コイル102、104を通過し
ている。後に説明するように、各磁極片106、108
は、磁界の存在の下に、易磁化軸線110を持つように
形成される。この易磁化軸線110は、磁極片の平面内
にあり、磁極片106、108がほぼ位置する長手方向
軸線112に対して直角である。
【0028】磁極片106、108は、それらの長さの
ほとんどにわたって、距離Wで側方へ隔たっていて間か
らの磁束漏れを制限すると共に、コイル102、104
を2回通過するに充分な余裕を与える。しかしながら、
磁極片106の先端114は、磁極片108の先端11
6の下に位置し、そこからギャップ分(図3参照)だけ
隔たっている。先端114、116は、長手方向軸線1
12に対して平行であり、部分118、120によって
それぞれの磁極片106、108の残部に結合されてい
る。これらの部分118、120は、長手軸線112に
関して互いに反対の角度で位置している。ヘッド100
の反対端で、磁極片108の傾斜部122が磁極片10
6の反対向きの傾斜部124に重なっており、通路12
6で連結してある。傾斜部118、120、122、1
24は、また、長手軸線112に対して直角に向いた易
磁化軸線を有する。
【0029】薄膜磁気ヘッド100が、製作中に順次に
蒸着された3つの層(層A−層C)で配置してある。ま
ず、層p1は磁界の存在の下に蒸着され、層Aの絶縁基
板(図示せず)上で磁極片106の部分130、134
および磁極片108の部分138を形成する。部分13
0は傾斜領域118と先端114を含む。薄い絶縁層(
図示せず)を層A上に置いた後、銅の層を蒸着して層B
にコイル102、104を形成する。各コイル102、
104は、多数の捲回部(図では複雑になるのを避けて
、各コイルに2つだけの捲回部があるように示してある
)を包含する。特に、コイル102は相互接続した経路
150、152を包含し、経路156、158、160
がコイル104を形成している。経路150、156は
経路162によって相互接続している。経路154、1
60はそれぞれパッド166、168で終わっている。 これらのパッド166、168は処理回路170に接続
しており、この処理回路は、書き込み中にコイル102
、104を駆動し、読み出し中に磁束によってコイル上
に生じた信号を検知する。
【0030】次に、別の薄い絶縁層をコイル102、1
04上に蒸着し、磁界の存在の下に層p2を蒸着して磁
極片106の部分132と磁極片104の部分136(
先端116および傾斜部120を含む)、140を層C
に形成する。磁極片106の部分130、132、13
4は、層Bを貫く層p1、p2間の通路180、182
を形成することによって相互に接続してある。通路18
4、186を同様に形成して磁極片108の部分136
、138、140を相互接続する。この時点で、通路1
26が同様に形成されて磁極片106、108を相互に
接続する。
【0031】作動にあたって、ダイビットの読み出し動
作を考えた場合、正の移行部(図示せず)から発した磁
束Fは磁極片の1つ、たとえば、磁極片106にその先
端114を通って入る。磁束は、磁極片106、108
を通って伝導するにつれて2回コイル102、104を
通る。すなわち、部分130、132、134を通ると
きに1回、そして、部分140、138、136を通っ
て伝導するときに2回目を通る。磁束経路は、磁極片1
08の先端116から負の移行部(図示せず)へ磁束が
戻ることによって完成する。各コイル102、104に
磁束によって誘導される電気信号がこうして強化される
【0032】層p1、p2の蒸着中に印加される磁界は
、各平面において長手軸線112に対して直角となって
おり、磁極片106、108に、それらの細長い部分(
すなわち、部分130〜140)に対して直角の易磁化
軸線110を与える。こうして、磁極片106、108
の長さのほとんどを通じて、磁束Fは、易磁化軸線11
0に対して直角に移動し、回転によって伝導される。 (ここで、通路が磁極片の平面に対して直角(すなわち
、紙面に対して直角)に配置してあるため、磁束が回転
によって通路126、180〜186を通して伝導する
ことに注目されたい。)しかしながら、磁束伝導方向は
傾斜部118、120、122、124の易磁化軸線1
10に対して直角となっていない。その結果、磁極片1
06、108のこれらの領域は、部分的に、壁運動によ
って磁束Fを伝導する。しかしながら、磁極片106、
108は、壁運動よりもむしろ回転によって優先的に磁
束がこれら磁極片を伝導するように構成、配置してある
。好ましくは、壁運動による磁束伝導は全磁束伝導の2
5%に制限する(最も好ましくは、10%以下に制限す
る)。その結果、壁運動による磁束伝導の悪影響は最小
限に抑えられる。
【0033】壁運動で生じる磁束伝導量は、磁束伝導方
向と易磁化軸線110のなす角度が零に近づくにつれて
増大するため、傾斜部118、120、122、124
は長手軸線112に対して比較的小さい角度(たとえば
、互いに向きが逆の15度の角度)で配置する。磁束は
、傾斜部118、120、122の定義域壁に沿って(
長手軸線112に対して)側方へ伝導し、各部分が長手
軸線となす小さい角度により、磁束は一度にいくつかの
定義域壁に沿って側方へ伝導することが許される。磁束
が不純物によって「ピン止め」された定義域壁に遭遇す
ると、磁束は自由に別の壁に移り、伝導を続けることが
できる。
【0034】また、傾斜部の長さは短くて、磁束が長手
軸線112に対して側方へ伝導させられる範囲を最小限
に抑えることができる。これは、それ相当に、磁束が壁
運動によって伝導される長さも短くする。たとえば、磁
極片106、108で与えられる全磁束経路長は、ほぼ
400ミクロンであるが、長手軸線112に関する磁束
経路の側方距離は30ミクロン未満である(したがって
、これらの長さの比率は10対1よりも大きい)。
【0035】加えて、ヨークは、各コイル102、10
4についての複数回の通過を達成しながらも、磁束が長
手軸線112に関して側方へ伝導させられる回数を最小
限に抑えるように構成してある。すなわち、従来は、よ
り多くの磁極片を加えて、磁束が各コイルを通って伝導
させられる回数を増やすことができたが、そうすること
によって、磁束が長手軸線112に対して(また、易磁
化軸線110に対して直角ではなく)側方へ伝導される
回数が増え、壁運動による磁束伝導の量を増やすことに
なっていた。本出願人は、コイル102、104に2回
通すことによって、誘導結合の増大と壁運動による磁束
伝導の増大との間に許容できるバランスを得ることがで
きることを見出したのである。
【0036】他の実施例は特許請求の範囲内にある。た
とえば、易磁化軸線は、磁界の存在の下に磁極片を蒸着
あるいは焼きなましすることによる以外の方法でも誘導
することができる。たとえば、易磁化軸線は、強磁性材
料を視射角で蒸着して蒸着角で易磁化軸線を誘導するい
わゆる「入射角」法で形成することもできる。あるいは
、材料の磁気ひずみ特性、蒸着中に材料に誘導される応
力場および磁極片の幾何学的形状、配置の選択、組み合
わせによって易磁化軸線を作り出すこともできる。
【0037】図5を参照して、薄膜磁気ヘッド200は
、またさらに壁運動による磁束伝導の影響を減らすよう
に構成してある。磁極片202、204は、それぞれ、
ヘッド200の長手軸線206に対して斜めに配置した
一対の部分を包含し、これらの部分は直角に向いた異な
る易磁化軸線208、210を有する。その結果、磁束
Fは易磁化軸線208、210に対して直角に流れ、磁
極片202、204の全長にわたって回転によって伝導
される。
【0038】ヘッド200は、磁極片202の部分21
4と磁極片204の部分216を互いに平行に、かつ、
長手軸線206に対して約15度の角度で配置した線2
20に沿って形成することによって作られる。部分21
4、126は、それらの平面内でこれら部分の長さ方向
に対して直角(すなわち、線220に対して直角)の向
きの磁界の存在の下に形成される。コイル230を形成
した後、磁極片202の部分212および磁極片204
の部分218は、互いに平行に、線220と長手軸線2
06の間の角度と反対向きの、長手軸線206に対する
斜めの角度で位置する線222に沿って蒸着される。部
分212、218は、その平面内で線222に対して直
角である磁界の存在の下に蒸着され、その結果、部分2
12、218の易磁化軸線208はこれらの部分の長さ
方向に対して直角となる。
【0039】磁極片202、204を通る磁束経路は、
通路224を介して部分212、214を相互に接続し
、通路226を介して部分216、218を相互接続し
、通路228を介して部分214、218を相互接続す
ることによって完成する。こうして、作動にあたって、
たとえば磁極片202の先端に入った磁束Fは、易磁化
軸線208に対して直角であるため、回転によって部分
212の長さに沿って伝導させられる。磁束は、部分2
14に移るとき(そして、最初にコイル230を通ると
き)易磁化軸線(210)に対して直角に留まり、した
がって、磁束は部分214を通して回転によって部分2
18へ伝導し、コイル230を通って戻る。磁束は、部
分218、216を通るとき易磁化軸線208、210
に対して直角に留まり、回転による磁極片204を通し
ての伝導を完了する。
【0040】磁極片202、204の先端232付近で
、磁束は、部分的に、壁運動によって伝導する。これは
、各磁極片の磁束伝導方向が易磁化軸線208、210
に対して厳密に直角となっていないからである。しかし
ながら、壁運動の全体的な影響は、先端232の長さが
短い(たとえば、5ミクロン)ことにより、僅かなもの
である。
【0041】ここで再び図4および図6を参照して、回
転による磁束伝導を薄膜磁気ヘッド100において強化
することができる(壁運動による磁束伝導を回避できる
)別の方法は、異なった向きの易磁化軸線を有する2つ
またはそれ以上の積層した層から磁極片106、108
を形成することである。薄膜磁気ヘッドにおいて、積層
した層を用いることは、Mallary 等が、198
8年 8月 3日に出願した、「 FluxSprea
ding Thin Film Magnetic D
evices 」 なる名称の米国特許出願第07/2
27,809号の主題である。この出願は本願と同じ譲
受人に譲渡されており、本文で参考資料として援用する
【0042】図6は、一対の積層した層252、254
として形成した磁極片106の部分130を示している
。磁極片106の他の部分および磁極片208の部分が
同様に積層されていることは了解されたい。層252は
、磁界の存在の下に形成される。この磁界の向きは、部
分130の長さ方向に対して直角に位置した易磁化軸線
110aを層252に設けるように選ばれる。層254
が形成するときの磁界の方向は、層254の易磁化軸線
110bが部分130の長さ方向に対して非直角である
ようにシフトされる。理想的には、易磁化軸線110b
は易磁化軸線110aに対して直角の向きである(そし
て、図6に示すように、部分130の長さ方向に平行に
配置してある)が、易磁化軸線110bを易磁化軸線1
10aに対してもっと小さい角度(たとえば、45度あ
るいはできるならば20度未満)で配置してもよい。
【0043】作動にあたって、磁束は、定義域壁運動よ
りも回転によってより容易に伝導する。先に述べたよう
に、定義域壁運動による伝導は、回転による伝導の場合
よりも磁束伝導に対してより高いインピーダンスを与え
る。磁束Fは、先端114のところで部分130に入る
と、層252内を完全に回転によって伝導する(易磁化
軸線110aに対して直角であるため)。したがって、
磁束のすべてが先端114のところで層252内に留ま
る。磁束は、傾斜部118に入ると、易磁化軸線111
0aにも易磁化軸線110bにも直角ではなくなり、純
粋に層252あるいは層254内を回転により伝導する
ことができない。しかしながら、層252、254の定
義域構造の故に、磁束は、層の定義域構造が壁運動によ
る磁束伝導を要求する前の短距離にわたって各層(たと
えば、層252)の易磁化軸線に対して直角の回転によ
って伝導できる。この時点で、磁束は、隣接の層254
の易磁化軸線に対して直角の回転によって伝導すること
ができる。その結果、磁束は隣接層にジャンプし、最低
のインピーダンスの経路を通って移動できる。磁束は、
傾斜部118の長さに沿って層252、254の間で前
後にジャンプを繰り返す。最終的には、磁束は、部分1
30の、易磁化軸線110aに直角に向いた領域に到達
する。このとき、磁束は、層252内のみを回転により
伝導することができ、したがって、部分130の残りの
領域を通過するとき層252内に留まる。
【0044】磁束は、傾斜部124に到達するまで、部
分132、134を通って伝導するとき、上方層(すな
わち、直角の易磁化軸線110aを有する層)内に留ま
る。このとき、磁束は、完全に回転によって伝導できる
経路を捜して、上下の積層した層252、254の間で
ジャンプする。磁束は、部分140の、長手軸線112
に対して平行に位置した領域に達したときにのみ、上方
層内で伝導を再開する。磁束は、磁極片108の傾斜部
120に達したとき、再び、上下の積層した層を通って
伝導する。
【0045】図7を参照して、薄膜磁気ヘッド300の
磁極片302、304の位相は、たとえば層A(図3)
の磁極片部分の積層が不要となるように選定してある。 層Aに蒸着した部分304、306、308は、すべて
、互いに、そして、軸線310に対して平行に位置する
。これらの部分は、軸線310に対して直角に向いた磁
界の存在の下に形成され、部分304、306、308
のすべてがそれらの長さ方向に対して直角に位置した易
磁化軸線312を有する。
【0046】直列に接続したコイル314、316を(
層Bに)作った後、磁極片302、304の残りの部分
318、320、322は、それぞれ、一対の積層した
層から形成する。各部分318、320、322の積層
した層は直交磁界の存在の下に形成され、それぞれ、直
交する易磁化軸線324、326を持たされる。易磁化
軸線324は易磁化軸線312に対して平行であり、易
磁化軸線326は軸線310に対して平行であるが、こ
れらの向きは絶対ではない。
【0047】ヘッド300の製造は、図示したように磁
極片部分を相互接続する通路を形成することによって完
了する。作動にあたって、磁束Fは、長手軸線310に
沿って磁極片302に入り、磁束伝導の方向は分304
の易磁化軸線312および部分320の易磁化軸線32
4に対して直角である。したがって、磁束は、磁極片3
02の全長に沿って回転による磁束伝導を行う。
【0048】磁束が磁極片304を通して戻るとき、磁
束はまた完全に回転によって伝導する。これは、積層し
た部分318、322の直交する易磁化軸線324、3
26が磁束を積層した層の間で前後にジャンプさせて(
上述したように)最低抵抗の伝導経路を見出すようにす
るためであるし、また、部分306における磁束伝導方
向が易磁化軸線322に対して直角だからである。
【0049】すべての層が積層されているヘッド上での
図7の配置の一利点は、磁極片を形成するのに処理段階
が少なくて済むということである。加えて、コイル31
4、316の下に配置した磁極片部分が積層されておら
ず、異なった易磁化軸線の向きを有する層を含まないた
め、相対的な易磁化軸線の向きがコイルを製造するのに
用いられる高い処理温度によって損なわれるというリス
クはまったくない。
【0050】図8を参照して、薄膜磁気ヘッド400の
磁極片402、404は、磁気「テイル」として知られ
ている領域406、408を備えている。磁気テイルは
、1990年 6月 5日に許された「 Appara
tus and Methods to Suppre
ss PerpendicularField in 
Longitudinal Recording 」 
なる名称の本出願人の米国特許第4,931,886 
号に記載されており、この米国特許を参考資料として本
文に援用する。各磁気テイル406、408は、対応す
る磁極片402、404の他の部分よりもかなり大きい
表面積を有する。たとえば、各テイルと磁極片の残部と
の表面積比は少なくとも5:1であり、好ましくは、1
0:1以上である。
【0051】その結果、各テイルはその磁極片から周囲
空気へ低インピーダンス漏洩経路を与え、遠い端(すな
わち、先端405と反対側の端)で磁極片を相互に接続
することによって磁極片402、404の間に磁束経路
を完成する必要性を排除できる。作動にあたって、磁束
Fは、記憶媒体(図示せず)から磁極片402に入り、
磁極片によってコイル410を通して伝導させられる。 次に、磁束は、磁極片402からテイル406を経由し
て周囲空気に接続412する。テイル408は、アンテ
ナと同様に作用して、周囲空気から磁束414を引き込
み、記憶媒体に磁束を戻し、ヘッド400を通る磁気経
路を完成する。磁束は、磁極片404を通って伝導する
につれて、コイル410を通り、磁極片402、404
と上述のコイルとの間の誘導結合を強化することになる
【0052】磁極片402、404は、回転による磁束
伝導を強化すべく上述した技術のうちの任意の技術に従
って構成、配置してある。たとえば、磁極片406、4
08は、磁極片を通る磁束伝導方向に対して直角に向い
た易磁化軸線を有する。磁束Fがヘッド40を通るとき
に方向転換(すなわち、磁極片402から磁極片404
への方向転換)を必要としないので、定義域壁運動によ
る磁束伝導をさらに回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の磁気ヘッドの概略側面図である。
【図2】(A)は静止時の強磁性材料の定義域構造を示
す図、(B)は壁運動による磁束伝導中の定義域構造を
示す図、(C)は回転による磁束伝導中の定義域構造を
示す図である。
【図3】本発明の薄膜磁気ヘッドの一実施例の概略側面
図である。
【図4】本発明の薄膜磁気ヘッドの別の実施例の頂面図
である。
【図5】図3の構造を有する薄膜磁気ヘッドの頂面図で
ある。
【図6】本発明の薄膜磁気ヘッドの別の実施例による積
層磁極片を示す図である。
【図7】本発明の薄膜磁気ヘッドのまた別の実施例の頂
面図である。
【図8】磁極片が磁気テイルを備えた本発明の別の実施
例を示す図である。
【符号の説明】
30    薄膜磁気ヘッド 32    ヨーク 34    コイル 36    磁極片 38    磁極片 40    記憶媒体 42    細長い部分 44    細長い部分 46    細長い部分 48    細長い部分 50    通路 100  薄膜磁気ヘッド 102  コイル 104  コイル 106  磁極片 108  磁極片 114  先端 116  先端 118  傾斜部分 120  傾斜部分 122  傾斜部分 124  傾斜部分 126  通路 200  薄膜磁気ヘッド 202  磁極片 204  磁極片 206  長手軸線 208  易磁化軸線 210  易磁化軸線

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  複数の層で形成した薄膜磁気トランス
    ジューサであって、複数のアームを有するヨークを包含
    し、前記アームのうち少なくとも1つのアームが前記層
    のそれぞれに位置し、移行層を介して接続した部分を有
    し、さらに、複数の捲回部を有し、前記ヨークに巻き付
    けてあってそれとの間に少なくとも2つの磁束相互作用
    部を与えるコイルを包含することを特徴とする薄膜磁気
    トランスジューサ。
  2. 【請求項2】  請求項1記載の薄膜磁気トランスジュ
    ーサにおいて、前記ヨークが壁運動よりもむしろ主とし
    て回転によって磁束を導くように構成、配置してあるこ
    とを特徴とする薄膜磁気トランスジューサ。
  3. 【請求項3】  請求項2記載の薄膜磁気トランスジュ
    ーサにおいて、前記ヨークが25%以下の磁束伝導が壁
    運動によって生じるように構成、配置してあることを特
    徴とする薄膜磁気トランスジューサ。
  4. 【請求項4】  請求項2記載の薄膜磁気トランスジュ
    ーサにおいて、前記ヨークが10%以下の磁束伝導が壁
    運動によって生じるように構成、配置してあることを特
    徴とする薄膜磁気トランスジューサ。
  5. 【請求項5】  請求項1記載の薄膜磁気トランスジュ
    ーサにおいて、前記層が通路で接続してあることを特徴
    とする薄膜磁気トランスジューサ。
  6. 【請求項6】  請求項1記載の薄膜磁気トランスジュ
    ーサにおいて、前記コイルが前記移行層に少なくとも一
    部位置することを特徴とする薄膜磁気トランスジューサ
  7. 【請求項7】  請求項1記載の薄膜磁気トランスジュ
    ーサにおいて、さらに、前記ヨークに少なくとも1つの
    他のコイルが巻き付けてあることを特徴とする薄膜磁気
    トランスジューサ。
  8. 【請求項8】  請求項7記載の薄膜磁気トランスジュ
    ーサにおいて、前記コイルの各々が、少なくとも部分的
    に、前記移行層に配置してあることを特徴とする薄膜磁
    気トランスジューサ。
  9. 【請求項9】  請求項1記載の薄膜磁気トランスジュ
    ーサにおいて、前記コイルが少なくとも2つの捲回部を
    有することを特徴とする薄膜磁気トランスジューサ。
  10. 【請求項10】  ほぼ第1方向に沿って延びる複数の
    比較的長いアームを有し、これらのアームが前記第1方
    向に対してほぼ横方向に延びる比較的短い部分で連結し
    てあるヨークを包含し、各アームが前記第1方向に対し
    て横方向に向いた易磁化軸線を有し、壁運動よりもむし
    ろ主として回転によって磁束が前記アームを通って伝導
    するようになっており、さらに、前記ヨークにコイルが
    巻き付けてあってそれとの間に少なくとも2つの磁束相
    互作用部を与えることを特徴とする薄膜磁気トランスジ
    ューサ。
  11. 【請求項11】  請求項10記載の薄膜磁気トランス
    ジューサにおいて、前記ヨークが25%以下の磁束伝導
    が壁運動によって生じるように構成、配置してあること
    を特徴とする薄膜磁気トランスジューサ。
  12. 【請求項12】  請求項10記載の薄膜磁気トランス
    ジューサにおいて、前記ヨークが10%以下の磁束伝導
    が壁運動によって生じるように構成、配置してあること
    を特徴とする薄膜磁気トランスジューサ。
  13. 【請求項13】  請求項10記載の薄膜磁気トランス
    ジューサにおいて、前記易磁化軸線が前記第1方向に対
    して直角であることを特徴とする薄膜磁気トランスジュ
    ーサ。
  14. 【請求項14】  請求項10記載の薄膜磁気トランス
    ジューサにおいて、前記比較的短い部分が前記第1方向
    に対して斜めに延びており、前記比較的短い部分におけ
    る壁運動による磁束伝導を低減することを特徴とする薄
    膜磁気トランスジューサ。
  15. 【請求項15】  請求項10記載の薄膜磁気トランス
    ジューサにおいて、前記ヨークが前記比較的長いアーム
    のうち2つだけを包含し、各アームに前記コイルが巻き
    付けてあり、全部で2つの磁束相互作用部が前記ヨーク
    と前記コイルの間に設けられることを特徴とする薄膜磁
    気トランスジューサ。
  16. 【請求項16】  請求項10記載の薄膜磁気トランス
    ジューサにおいて、少なくとも前記比較的短い部分が異
    なった易磁化軸線を有し、少なくとも1つの易磁化軸線
    が前記比較的短い部分における磁束伝導方向に対して横
    方向となっていて、前記比較的短い部分に壁運動で生じ
    る磁束伝導量を低減することを特徴とする薄膜磁気トラ
    ンスジューサ。
  17. 【請求項17】  請求項16記載の薄膜磁気トランス
    ジューサにおいて、前記層が積層であることを特徴とす
    る薄膜磁気トランスジューサ。
  18. 【請求項18】  請求項16記載の薄膜磁気トランス
    ジューサにおいて、前記異なった易磁化軸線のうちの1
    つが前記第1方向に対して直角であることを特徴とする
    薄膜磁気トランスジューサ。
  19. 【請求項19】  請求項16記載の薄膜磁気トランス
    ジューサにおいて、前記複数のアームのうち少なくとも
    1つが前記第1方向に対して斜めに延びる部分を包含し
    、この部分が前記複数の層を含み、そこに壁運動で生じ
    る磁束伝導量を低減することを特徴とする薄膜磁気トラ
    ンスジューサ。
  20. 【請求項20】  複数のアームを有し、各アームが少
    なくとも1つの易磁化軸線を有するヨークと、このヨー
    クに巻き付けてあってそれとの間に少なくとも2つの磁
    束相互作用部を与えるコイルとを包含し、前記少なくと
    も1つのアームが互いに斜めになった細長い部分を有し
    、かつ、前記部分を通る磁束伝導方向に対して横方向の
    易磁化軸線を有し、前記斜めの部分のうちの1つが他方
    のアームに、前記部分あるいは前記他方のアームのうち
    のいずれかの易磁化軸線に対して平行に流れることなく
    前記アーム間を磁束が通過できるように結合してあるこ
    とを特徴とする薄膜磁気トランスジューサ。
  21. 【請求項21】  請求項20記載の薄膜磁気トランス
    ジューサにおいて、複数の薄膜層で形成してあり、前記
    斜めの部分が個別に前記層内に位置しており、前記部分
    のうちの前記1つの部分が前記層間に延在する中間部を
    介して前記他方のアームに結合して有ることを特徴とす
    る薄膜磁気トランスジューサ。
  22. 【請求項22】  請求項20記載の薄膜磁気トランス
    ジューサにおいて、複数の薄膜層で構成してあり、前記
    斜めの部分が個別に前記層内に位置しており、移行層を
    介して相互に連結してあり、前記コイルが少なくとも部
    分的に前記移行層内に位置していることを特徴とする薄
    膜磁気トランスジューサ。
  23. 【請求項23】  請求項20記載の薄膜磁気トランス
    ジューサにおいて、前記部分の各々の易磁化軸線が前記
    部分が延びる方向に対して直角であることを特徴とする
    薄膜磁気トランスジューサ。
  24. 【請求項24】  請求項20記載の薄膜磁気トランス
    ジューサにおいて、前記複数のアームの各々が互いに斜
    めになっている細長い部分を有し、それぞれ、前記部分
    を通る磁束の流れ方向に対して横方向の易磁化軸線を有
    することを特徴とする薄膜磁気トランスジューサ。
  25. 【請求項25】  請求項24記載の薄膜磁気トランス
    ジューサにおいて、複数の薄膜層で形成してあり、前記
    各アームの前記斜めの部分が前記層に個別に位置してお
    り、前記層の第1層に配置した部分がほぼ第1方向に延
    び、この第1方向に対して直角の易磁化軸線を有し、前
    記層のうち第2層に配置した部分が前記第1方向に対し
    て斜めの第2方向に延び、前記第2方向に対して直角の
    易磁化軸線を有することを特徴とする薄膜磁気トランス
    ジューサ。
  26. 【請求項26】  複数のアームを有するヨークを包含
    し、少なくとも1つのアームが複数の部分を包含し、こ
    れらの部分のうちのいくつかが第1方向に沿った磁束流
    に合わせて延びており、他の部分が前記第1方向に対し
    て横方向の磁束流に合わせて延びており、前記部分のう
    ちの少なくとも1つが積層した副層を有し、これら積層
    した副層が異なった向きの易磁化軸線を有し、前記ヨー
    クにコイルが巻き付けてあり、それとの間に少なくとも
    2つの磁束相互作用部を与えていることを特徴とする薄
    膜磁気トランスジューサ。
  27. 【請求項27】  請求項26記載の薄膜磁気トランス
    ジューサにおいて、第1方向に沿って磁束流に合わせて
    延びる部分のうちの少なくとも1つが前記積層した副層
    を有し、これら副層のうちの1つにおける易磁化軸線が
    前記第1方向に対して直角であることを特徴とする薄膜
    磁気トランスジューサ。
  28. 【請求項28】  請求項27記載の薄膜磁気トランス
    ジューサにおいて、前記少なくとも1つの部分の積層し
    た副層のうちの他方の副層の易磁化軸線が前記第1方向
    に対して平行であることを特徴とする薄膜磁気トランス
    ジューサ。
  29. 【請求項29】  請求項27記載の薄膜磁気トランス
    ジューサにおいて、前記少なくとも1つの部分の積層し
    た副層のうちの他方の副層の易磁化軸線が前記第1方向
    に対して斜めであることを特徴とする薄膜磁気トランス
    ジューサ。
  30. 【請求項30】  請求項26記載の薄膜磁気トランス
    ジューサにおいて、複数の薄膜層で形成してあり、第1
    方向に沿っ磁束流に合わせて延びる部分が前記層のうち
    の第1層に配置してあり、前記第1方向に対して直角に
    向いた易磁化軸線を有し、前記横方向に沿って磁束流に
    合わせて延びる部分が前記層のうちの第2層に配置して
    あり、前記積層した副層を有することを特徴とする薄膜
    磁気トランスジューサ。
  31. 【請求項31】  請求項30記載の薄膜磁気トランス
    ジューサにおいて、前記第2薄膜層に配置した前記部分
    の積層した副層のうちの1つが前記第1方向に対して直
    角の易磁化軸線を有することを特徴とする薄膜磁気トラ
    ンスジューサ。
  32. 【請求項32】  請求項31記載の薄膜磁気トランス
    ジューサにおいて、前記第2薄膜層に配置した前記部分
    の積層した副層が直行する易磁化軸線をを有することを
    特徴とする薄膜磁気トランスジューサ。
  33. 【請求項33】  請求項30記載の薄膜磁気トランス
    ジューサにおいて、前記第1層の部分のうちの少なくと
    も1つが移行層を介して前記第2層の部分とに連結して
    あり、前記コイルが少なくとも部分的に前記移行層に配
    置してあることを特徴とする薄膜磁気トランスジューサ
  34. 【請求項34】  請求項33記載の薄膜磁気トランス
    ジューサにおいて、前記第2薄膜層が前記移行層の上方
    に配置してあり、移行層が形成された後に形成されるこ
    とを特徴とする薄膜磁気トランスジューサ。
  35. 【請求項35】  請求項1、10、20または26記
    載の薄膜磁気トランスジューサにおいて、前記アームの
    うちの少なくとも1つのアームが、記憶媒体に隣接して
    配置されることになっており、このアームとこの記憶媒
    体の間で磁束の転送を行わせるようになっている比較的
    小さい表面積の部分と、前記アームの磁束をそこから、
    前記トランスジューサに隣接した、前記アームのうちの
    別のアームに優先的に伝導される領域へ放射させる比較
    的大きな表面積の部分とを包含することを特徴とする薄
    膜磁気トランスジューサ。
  36. 【請求項36】  請求項35記載の薄膜磁気トランス
    ジューサにおいて、前記別のアームが、前記記憶媒体に
    隣接して配置するようになっている比較的小さい表面積
    の部分と、前記トランスジューサに隣接した領域の磁束
    を前記アーム内へ伝導させ、前記比較的小さい表面積の
    部分を経由して前記磁気媒体へ伝導するようにした比較
    的大きい表面積の部分とを包含することを特徴とする薄
    膜磁気トランスジューサ。
  37. 【請求項37】  請求項36記載の薄膜磁気トランス
    ジューサにおいて、前記コイルが、前記アームの各々に
    、前記比較的小さい表面積の部分と、前記比較的大きい
    表面積の部分との中間の領域で巻き付けてあることを特
    徴とする薄膜磁気トランスジューサ。
JP3279999A 1990-10-25 1991-10-25 薄膜磁気トランスジューサ及びその製造方法 Pending JPH04321910A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/603162 1990-10-25
US07/603,162 US5184267A (en) 1989-06-02 1990-10-25 Transducer with improved inductive coupling

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04321910A true JPH04321910A (ja) 1992-11-11

Family

ID=24414334

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3279999A Pending JPH04321910A (ja) 1990-10-25 1991-10-25 薄膜磁気トランスジューサ及びその製造方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5184267A (ja)
EP (2) EP0482956B1 (ja)
JP (1) JPH04321910A (ja)
CA (1) CA2054100C (ja)
DE (2) DE69128800T2 (ja)
SG (2) SG47961A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH076326A (ja) * 1993-06-14 1995-01-10 Nec Corp 薄膜磁気ヘッド装置

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5311386A (en) * 1989-06-02 1994-05-10 Digital Equipment Corporation Transducer with improved inductive coupling
US5428893A (en) * 1989-06-02 1995-07-04 Quantum Corporation Method of making a transducer with improved inductive coupling
US5331496A (en) * 1992-02-14 1994-07-19 Digital Equipment Corporation Thin-film magnetic transducer with a multitude of magnetic flux interactions
JPH07287812A (ja) * 1992-05-04 1995-10-31 Read Rite Corp 複数のヨークを備えた薄膜磁気ヘッド
CN1078567A (zh) * 1992-05-04 1993-11-17 里德-莱特公司 具有多个磁轭的薄膜磁头
US5748414A (en) * 1994-06-24 1998-05-05 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Magnetoresistive element assembly with longitudinal bias
US6711686B1 (en) * 1999-06-29 2004-03-23 Dell Usa L.P. Security management tool for managing security attributes in computer systems
US6972932B2 (en) * 2000-09-06 2005-12-06 Seagate Technology Llc High-efficiency single-turn write head for high-speed recording
US8792209B2 (en) * 2012-12-20 2014-07-29 Headway Technologies, Inc. Magnetic head for perpendicular recording having a plurality of magnetic path portions

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS545710A (en) * 1977-06-15 1979-01-17 Fujitsu Ltd Thin-film magnetic head
JPS60129915A (ja) * 1983-12-15 1985-07-11 Seikosha Co Ltd 薄膜磁気ヘツド
JPS63298705A (ja) * 1987-05-28 1988-12-06 Toshiba Corp 薄膜磁気ヘッド
JPS6464108A (en) * 1987-09-04 1989-03-10 Hitachi Ltd Magnetic head
JPH01166309A (ja) * 1987-12-23 1989-06-30 Hitachi Ltd 薄膜磁気ヘッド

Family Cites Families (40)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3549825A (en) * 1967-09-18 1970-12-22 Ncr Co Magnetic transducer with planar spiral coil extending into the gap
US3967368A (en) * 1972-10-11 1976-07-06 International Business Machines Corporation Method for manufacturing and using an internally biased magnetoresistive magnetic transducer
GB1440343A (en) * 1973-04-13 1976-06-23 Data Recording Instr Co Magnetic core and coil assemblies
NL7508533A (nl) * 1975-07-17 1977-01-19 Philips Nv Dunne film magneetkop voor het lezen en schrijven van informatie.
US4165525A (en) * 1978-02-15 1979-08-21 U.S. Philips Corporation Magnetic head having a core provided on a substrate by means of thin-film technology
JPS5584016A (en) * 1978-12-19 1980-06-24 Sony Corp Magnetic head and its manufacture
US4335410A (en) * 1979-01-15 1982-06-15 Magnex Corporation Thin film magnetic transducer
US4242710A (en) * 1979-01-29 1980-12-30 International Business Machines Corporation Thin film head having negative magnetostriction
US4374403A (en) * 1979-06-27 1983-02-15 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Magnetic recording and reproducing system
JPS57164416A (en) * 1981-03-31 1982-10-09 Fujitsu Ltd Magnetic head
DE3374622D1 (en) * 1982-04-14 1987-12-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd A playback head for perpendicular magnetic recordings
JPS5971112A (ja) * 1982-10-15 1984-04-21 Comput Basic Mach Technol Res Assoc 薄膜磁気ヘツド
US4566050A (en) * 1982-12-30 1986-01-21 International Business Machines Corp. (Ibm) Skew insensitive magnetic read head
US4535375A (en) * 1983-01-14 1985-08-13 Magnetic Peripherals, Inc. Magnetoresistive head
JPH061729B2 (ja) * 1983-01-17 1994-01-05 株式会社日立製作所 磁性体膜およびそれを用いた磁気ヘッド
JPS6059515A (ja) * 1983-09-12 1985-04-05 Seiko Epson Corp 磁気ヘツド
JPH0622170B2 (ja) * 1983-12-16 1994-03-23 株式会社日立製作所 磁気ヘッド
DE3346876A1 (de) * 1983-12-23 1985-07-11 Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München Kombinierter schreib- und lese-magnetkopf zur senkrechten magnetisierung eines entsprechenden aufzeichnungsmediums
US4626946A (en) * 1984-02-28 1986-12-02 International Business Machines Corporation Twin track vertical read-write head structure
DE3527468A1 (de) * 1984-08-01 1986-02-06 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd., Kadoma, Osaka Magnetkopf fuer quermagnetische aufzeichnung und wiedergabe
JPS6185612A (ja) * 1984-10-03 1986-05-01 Toko Inc 薄膜磁気ヘツド
US4656546A (en) * 1985-01-22 1987-04-07 Digital Equipment Corporation Vertical magnetic recording arrangement
US4668913A (en) * 1985-03-14 1987-05-26 International Business Machines Corporation Constant flux magneto resistive magnetic reluctance sensing apparatus
US4663685A (en) * 1985-08-15 1987-05-05 International Business Machines Magnetoresistive read transducer having patterned longitudinal bias
US4649447A (en) * 1985-08-15 1987-03-10 International Business Machines Combed MR sensor
US4698711A (en) * 1985-10-02 1987-10-06 International Business Machines Corporation Simplified, shielded twin-track read/write head structure
US4695351A (en) * 1986-07-10 1987-09-22 Digital Equipment Corporation Method for producing magnetic heads
US4803580A (en) * 1987-02-17 1989-02-07 Magnetic Peripherals Inc. Double-gap magnetoresistive head having an elongated central write/shield pole completely shielding the magnetoresistive sensor strip in the read gap
US4891725A (en) * 1987-02-17 1990-01-02 Magnetic Peripherals Inc. Magnetoresistive sensor having antiferromagnetic exchange-biased ends
US4868698A (en) * 1987-03-05 1989-09-19 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Magnetic head
US4825318A (en) * 1987-06-05 1989-04-25 Carnegie-Mellon University Compound read/write element for rigid magnetic disk files
DE3888287T2 (de) * 1987-10-29 1994-06-09 Fuji Photo Film Co Ltd Film-Magnetkopf.
US4816947A (en) * 1987-11-12 1989-03-28 International Business Machines Single track vertical and horizontal recording read/write head design
US4912584A (en) * 1988-03-09 1990-03-27 Digital Equipment Corporation Method for fabricating magnetic recording poles
US4931886A (en) * 1988-06-29 1990-06-05 Digital Equipment Corporation Apparatus and methods to suppress perpendicular fields in longitudinal recording
JPH0237513A (ja) * 1988-07-27 1990-02-07 Hitachi Ltd 薄膜磁気ヘッド
US5089334A (en) * 1988-08-03 1992-02-18 Digital Equipment Corporation Flux spreading thin film magnetic devices
US5085935A (en) * 1988-08-03 1992-02-04 Digital Equipment Corporation Flux spreading thin film magnetic devices
EP0400793A3 (en) * 1989-06-02 1991-01-23 Quantum Corporation Transducer with improved inductive coupling
FR2651600B1 (fr) * 1989-09-06 1991-10-25 Commissariat Energie Atomique Procede de realisation d'une tete magnetique a axe de facile aimantation convenablement oriente et tete obtenue par ce procede.

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS545710A (en) * 1977-06-15 1979-01-17 Fujitsu Ltd Thin-film magnetic head
JPS60129915A (ja) * 1983-12-15 1985-07-11 Seikosha Co Ltd 薄膜磁気ヘツド
JPS63298705A (ja) * 1987-05-28 1988-12-06 Toshiba Corp 薄膜磁気ヘッド
JPS6464108A (en) * 1987-09-04 1989-03-10 Hitachi Ltd Magnetic head
JPH01166309A (ja) * 1987-12-23 1989-06-30 Hitachi Ltd 薄膜磁気ヘッド

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH076326A (ja) * 1993-06-14 1995-01-10 Nec Corp 薄膜磁気ヘッド装置

Also Published As

Publication number Publication date
SG52558A1 (en) 1998-09-28
EP0612060B1 (en) 1998-01-21
EP0612060A1 (en) 1994-08-24
DE69128762T2 (de) 1998-06-25
EP0482956A2 (en) 1992-04-29
CA2054100C (en) 1998-09-29
SG47961A1 (en) 1998-04-17
DE69128800D1 (de) 1998-02-26
DE69128800T2 (de) 1998-06-18
CA2054100A1 (en) 1992-04-26
EP0482956B1 (en) 1998-01-21
US5184267A (en) 1993-02-02
EP0482956A3 (en) 1993-12-08
DE69128762D1 (de) 1998-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5995342A (en) Thin film heads having solenoid coils
EP0071489B1 (en) A perpendicular magnetic recording and reproducing head
US5314596A (en) Process for fabricating magnetic film recording head for use with a magnetic recording media
US6141190A (en) Magnetoresistive effect head
US6513228B1 (en) Method for forming a perpendicular recording read/write head
JPH11259814A (ja) 磁気ヘッド
US4652956A (en) Thin-film magnetic head for perpendicular magnetization having a ring shaped magnetic read/write conducting body and write coil winding arranged outside the conducting body
JPS61175916A (ja) 3極磁気読み書きヘツド
JPH04321910A (ja) 薄膜磁気トランスジューサ及びその製造方法
US6477007B1 (en) Planar writer for merged GMR recording head
US4700252A (en) Magnetic thin film head
US6972932B2 (en) High-efficiency single-turn write head for high-speed recording
JPH09282618A (ja) 磁気抵抗効果型ヘッド及び磁気記録再生装置
US5418668A (en) Thin-film magnetic transducer with multiple yoke-coil interactions and elongated lateral yoke vias
US6594122B1 (en) GMR head with reduced topology for high speed recording with submicron track width
US6545847B2 (en) Magnetoresistive effect head
US5428893A (en) Method of making a transducer with improved inductive coupling
CA2014342C (en) Transducer with improved inductive coupling
JPH11120523A (ja) 磁気抵抗効果型磁気ヘッド
JPH05242429A (ja) 薄膜磁気ヘッド
KR100261615B1 (ko) 복합형 박막 자기헤드
US20030039065A1 (en) Planar writer for merged GMR recording head
JPH04362505A (ja) 薄膜磁気読み出し/書き込みヘッド及び磁気記録システム
JPS6271016A (ja) 薄膜磁気ヘツド
JPH0612563B2 (ja) 垂直磁化用磁気ヘッド