JPH0432035Y2 - - Google Patents

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JPH0432035Y2
JPH0432035Y2 JP7602886U JP7602886U JPH0432035Y2 JP H0432035 Y2 JPH0432035 Y2 JP H0432035Y2 JP 7602886 U JP7602886 U JP 7602886U JP 7602886 U JP7602886 U JP 7602886U JP H0432035 Y2 JPH0432035 Y2 JP H0432035Y2
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JP
Japan
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engine
cutting blade
front guard
mower
grass
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JP7602886U
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JPS62187531U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は、エンジンクランク軸またはそれに
直結される駆動軸(以下、エンジンクランク軸と
いう)に刈刃を直装して構成する直結型草刈機に
おいて、エンジンの始動操作を容易にする始動補
助装置に関する。
(ロ) 従来の技術 直結型草刈機においては、刈刃を直装している
エンジンクランク軸が、エンジンのスタート回転
操作に際して同時に回転する故に、刈刃が長い植
立草茎(草丈50〜60mm以上)に接触している状況
下でエンジンをスタートせんとすると、長い草と
刈刃の接触抵抗によつてエンジンがスタート回転
し難くなる。
このため、従来においては上記のような状況下
にある場合、作業者が、草刈機々体を持ち上げて
刈刃と草との接触度合いを低くする所作をしなが
ら、その一方でエンジンスタート回転の操作をす
る手段か、或いは、草の影響を受けない場所に一
旦草刈機を移動させてエンジンスタート操作する
手段を採つてエンジンスタートしているのである
けれども、前者の場合は作業者の負担が大きくな
つて、不馴れ又は非力の作業者であると、草刈
機々体を浮かしつつエンジンをスタート操作する
ことが不可能であり、また、後者の場合は刈取作
業を行なう場所とは異なる箇所にいちいち草刈機
を移動させねばならないので、その移動所作が煩
わしく且つ非能率であるといつた問題がある。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 そこで本考案は、長い植立草茎に刈刃が接当す
るような場所においてエンジンをスタートせんと
する場合でも、作業者が軽負担状態で容易にエン
ジンスタート操作できるようにするエンジン始動
補助装置を簡単な構造にして提供することを目的
として実施しているものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 そして上記の目的を達成するために本考案で
は、エンジンクランク軸に刈刃を直装して構成す
る直結型草刈機において、通常時は草刈機々体の
進行前方に突出して位置するフロントガードを、
通常時の位置から下方に回動して起立掛止できる
ように設け、該フロントガードの起立掛止により
刈刃浮き上がり状態に機体を上昇維持できるよう
にしてエンジンの始動補助装置を構成している。
(ホ) 作用 本考案装置を実施した草刈機において、フロン
トガードを通常位置から下方に回動して起立掛止
すると、そのフロントガードの先端が接地して機
体ことにその刈刃配設部分を上方に大きく浮上さ
せて維持する体勢になつて、長い草が植立してい
る場所であつても、その草に刈刃が接触する度合
いが減少される。したがつて、エンジンを始動操
作するに際して刈刃が回転してもそれと植立草茎
との接触抵抗は減少されることになるから、楽に
エンジンをスタート回転できることになるのであ
り、これを可能にする装置はフロントガードを利
用して構成されるので、草刈機全体を複雑化させ
ることはなく、簡潔で取扱い易になるのである。
(ヘ) 実施例 以下本考案の実施態様を、実施例の図面を参照
して詳細に説明する。
草刈機の全体的な配置構成は従来のものと同様
であり、機体Aは伏針状のケーシング1を主部材
として構成され、そのケーシング1の前後部左右
両側に配設される上下位置変更調節自在の車輪2
……によつて走行し、ケーシング1から後方に延
設される操縦ハンドル3部で運転操作できるよう
にして構成されている。
そして、前記ケーシング1の上部にはリコイル
スタータ式のエンジン4が搭載され、そのエンジ
ンのクランク軸5(クランク軸に直結される軸を
含む)をケーシング1内方に垂設して、同軸のケ
ーシング内垂下部分に刈刃6を直装し、クランク
軸5の作動で回転する刈刃6によつて切断された
草茎をケーシング内方の排草路からケーシング後
方に装備される集草器7内に送出するようにして
構成されている。
また、機体Aの進行方向前部には、フロントガ
ード8が設置されるが、このフロントガードを本
考案では次のような構造にして設置している。
フロントガード8は平面視で[状に形成され
て、その左右両脚部8a,8aを、前記ケーシン
グ1前端空洞部の下方開口部からその空洞部内に
突入させて、前部の車輪2,2を上下位置変更調
節自在に支持するための支軸9,9にそれぞれ回
動自在に嵌挿して取付けられる。
そして、脚部8aとケーシング又はそれに連設
される部材10とには引つ張りバネ13を掛装
し、この引つ張りバネ13が前記支軸9の上方側
に死点越えするときには、フロントガード8が上
方に回動附勢されて一部がケーシング1壁下端面
1aに接当する状態に維持され、両脚部8a,8
a間を連絡する横向き部8bが機体の進行方向前
方に突出して位置し、また、引つ張りバネ13が
支軸9の下方側に死点越えするときには、フロン
トガード8が下方向に回動してストツパー14に
接当し位置規制される起立姿勢に維持されるよう
に構成されるのである。
なお、フロントガード8が機体の前方に突出す
る状態にされたときには、前記の横向き部8b
が、刈刃6先端の回転軌跡から175mm以上前方に
離間して位置し、且つ、フロントガード8が起立
状態にされると、長い植立草茎(50〜60mm以上)
と刈刃6との接当度がごく少なくなるように地面
から機体を浮上維持させるべく接地するように設
定して設けられるものである。
つぎに実施例の作用について説明する。フロン
トガード8は通常の場合、機体Aの進行方向前方
に突出して位置する状態に維持される。
つまり、フロントガード8は支軸9中心で上方
に回動して、ケーシング開口部壁の下端面1aに
接当する位置まで引つ張りバネ13によつて回動
附勢され引つ張りバネ13の死点越えで、その位
置に維持されるのであり、この場合には横向き部
8bがケーシング1ならびに前車輪2よりも進行
方向前方に突出してガード作用を果たす。
しかして、エンジン4を始動する場合は、上記
の通常位置にあるフロントガード8を支軸9中心
で下方に回動すると、そのフロントガード8はス
トツパー14に接当する位置まで移動して起立し
死点越えする引つ張りバネ13で起立状態に維持
される。
したがつて、機体Aは起立して接地するフロン
トガード8と、後側の車輪2,2の接地とで支え
られて、刈刃5が地面から大きく浮上させられる
こととなるので、エンジン始動操作する場所が、
例え、長い草の植立する場所であつたとしても、
刈刃と植立草茎との接当度合いは少なくなつて、
エンジンスタート操作に際しての抵抗が極少とな
り楽にスタート回転操作できるのであり、エンジ
ン4の始動後は、機体Aを少し後退させればフロ
ントガード8は自動的に通常位置に復帰して維持
されるから、そのまま刈取作業に移ればよいので
ある。
(ト) 考案の効果 以上の説明から明らかとなるように本考案は、
刈刃6をエンジンクランク軸5に直装する直結型
草刈機々体Aの進行方向前方に突出して位置する
フロントガード8を、通常時の位置から下方に回
動起立させて掛止できるように設け、該フロント
ガード8の起立掛止によつて、刈刃浮き上がり状
態に機体Aを上昇維持できるように構成している
から、エンジンスタート操作のとき、刈刃も共に
回転する直結型の草刈機であるにかかわらず、植
立草茎の存在する場所においても始動抵抗の少な
い状態にしてエンジンスタート操作することがで
きることになつて、場所を選ばないで、しかも作
業者の負担を少なくして楽にスタート操作できる
利点がある。
また、機体Aに常設されるフロントガード8兼
用で機体Aを浮上状態に維持できる装置が構成さ
れるので、機体浮上のための特別部材が必要でな
く全体は簡潔で取扱い容易となり、着脱の必要が
ない常備構造で便利に活用することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は本考案
による草刈機の左半要部を一部破断して示した平
面図、第2図は第1図の−断面図、第3図は
本考案による草刈機の全体平面図、第4図は同じ
く全体側面図である。 4……エンジン、5……クランク軸、6……刈
刃、8……フロントガード。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンクランク軸5に刈刃6を直装して構成
    する直結型草刈機において、通常時は草刈機々体
    Aの進行前方に突出して位置するフロントガード
    8を、通常時の位置から下方に回動して起立掛止
    できるように設け、該フロントガード8の起立掛
    止によつて刈刃6浮き上がり状態に機体Aを上昇
    維持できるようにしてあることを特徴とする直結
    型草刈機のエンジン始動補助装置。
JP7602886U 1986-05-19 1986-05-19 Expired JPH0432035Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7602886U JPH0432035Y2 (ja) 1986-05-19 1986-05-19

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7602886U JPH0432035Y2 (ja) 1986-05-19 1986-05-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62187531U JPS62187531U (ja) 1987-11-28
JPH0432035Y2 true JPH0432035Y2 (ja) 1992-07-31

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ID=30922726

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JP7602886U Expired JPH0432035Y2 (ja) 1986-05-19 1986-05-19

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JPS62187531U (ja) 1987-11-28

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