JPH04320163A - 色判別装置 - Google Patents

色判別装置

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JPH04320163A
JPH04320163A JP3113729A JP11372991A JPH04320163A JP H04320163 A JPH04320163 A JP H04320163A JP 3113729 A JP3113729 A JP 3113729A JP 11372991 A JP11372991 A JP 11372991A JP H04320163 A JPH04320163 A JP H04320163A
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JP
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image
density
red
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JP3113729A
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English (en)
Inventor
Hideaki Shimizu
秀昭 清水
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の色分解能力を持
ち、読み取った原稿の画像情報の色判別を自動的に行う
色判別装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光学フィルタ等の色分解手段を有
するラインセンサによる画像信号から自動的に色判別を
行う画像読取り装置において、所定色判別用のしきい値
(判別色領域)を固定したままで色判別を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では原稿の地色の違い等によって判別色領域が変化
してしまうことがあった。特に、黒みがかった地色の原
稿上の赤画像端部が黒と判別してしまう等の問題点があ
った。
【0004】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、原稿濃度状態に応じて所望の色領域判
定テーブルを設定することにより、原稿の地色に左右さ
れない正確な色画像検出処理を行える色判別装置を得る
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る色判別装置
は、原稿画像の色情報を読み取る画像読取り手段と、こ
の画像読取り手段から出力される色情報を判定するため
の色領域判定テーブルを記憶する記憶手段と、この記憶
手段に記憶される色領域判定テーブルに基づいて画像読
取り手段から出力される色情報を解析して複数の色情報
を判別する色判別手段と、画像読取り手段が読み取る原
稿画像の濃度レベルを指示する濃度指示手段と、この濃
度指示手段により指示される濃度レベルに基づいて記憶
手段に記憶される色領域判定テーブルの判別色領域を変
更設定する第1設定手段とを設けたものである。
【0006】また、画像読取り手段が読み取る原稿画像
の濃度調整の手動/自動を切り換え指示する濃度指示切
換え手段と、この濃度指示切換え手段による原稿画像の
自動濃度調整切り換え指示時に、画像読取り手段から出
力される色情報の地色を検出する検出手段と、この検出
手段の地色検出結果に基づいて記憶手段に記憶される色
領域判定テーブルの判別色領域を変更設定する第2設定
手段とを設けたものである。
【0007】さらに、濃度指示切換え手段による原稿画
像の自動濃度レベル切り換え指示状態に基づいて第1設
定手段または第2設定手段により設定される色領域判定
テーブルの判別色領域変更を制御する制御手段を設けた
ものである。
【0008】
【作用】本発明においては、濃度指示手段により画像読
取り手段が読み取る原稿画像の濃度レベルが指示される
と、第1設定手段が指示される濃度レベルに基づいて記
憶手段に記憶される色領域判定テーブルの判別色領域を
変更設定する。この状態で色判別手段が画像読取り手段
から出力される色情報を解析して複数の色情報を判別す
る。
【0009】また、濃度指示切換え手段により原稿画像
の自動濃度調整切換え指示が成された場合に、検出手段
が画像読取り手段から出力される色情報の地色を検出し
、第2設定手段が地色検出結果に基づいて記憶手段に記
憶される色領域判定テーブルの判別色領域を変更設定す
る。この状態で色判別手段が画像読取り手段から出力さ
れる色情報より複数の色情報を判別する。
【0010】さらに、制御手段が濃度指示切換え手段に
よる原稿画像の自動濃度レベル切り換え指示状態に基づ
いて第1設定手段または第2設定手段により設定される
色領域判定テーブルの判別色領域変更を制御し、この状
態で色判別手段が画像読取り手段から出力される色情報
から複数の色情報を判別する。
【0011】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す色判別装置を
備えた画像形成装置の構成を示す断面構成図であり、本
体1,原稿走査部2,給紙部3,画像記録部4,中間ト
レー部5等から構成されている。
【0012】先ず、原稿走査部2の構成から説明する。
【0013】2aはコントローラ部であり、画像形成シ
ーケンスを総括的に制御する制御部とCCDラインセン
サ20cによって読み取られた画像信号に対し、画像処
理を施す画像処理部から構成されている。2bは電源ス
イッチ、2cは原稿露光ランプで、走査ミラーと光学走
査系を構成し、所定の速度で走査移動する。20aはハ
ーフミラーで、通過光はCCD結像レンズ20bを通り
、CCDラインセンサ20cによって光電変換され画像
電気信号として上述のコントローラ部2aの画像処理部
へ送られる(詳細は後述する)。また、ハーフミラー2
0aからの反射光は、赤色除去用の赤フィルタ20dま
たは青色除去用の青フィルタ20eあるいはフィルタも
シャッタも用いない場合もあるが、それらを通過する。
【0014】2dは結像レンズで、反射光を画像記録部
4の感光ドラム11に結像させる(アナログ画像記録)
。2eはブザーで、後述する操作部41で設定された画
像形成モード等を警告報知する。2fは光学系駆動モー
タ(光学モータ)であり、光学走査系等を高精度に駆動
する。なお、999は原稿である。
【0015】次に、給紙部3について説明する。
【0016】3a,3bは給紙ローラであり、この給紙
ローラ3a,3bの駆動により、カットシートSHが画
像記録4内部に給送される。
【0017】次に、画像記録部4の構成について説明す
る。
【0018】12はレジストローラで、給紙ローラ3a
,3bの駆動により給紙されたカットシートSHを一旦
停止させ、画像先端合せの同期をとった後、再度カット
シートSHを給紙する。13a,13bは現像ユニット
で、色別の現像剤(赤色,黒色)を収容しており、ソレ
ノイド14a,14bの駆動により選択的に現像ユニッ
ト13a,13bの何れか一方を感光ドラム11に近接
配置させ、他方を感光ドラム11から退避配置させる。 また、多重現像を行う場合は、コントローラ部2aがソ
レノイド14a,14bの駆動を制御する。15は転写
帯電器で、上述の現像ユニット13a,13bによって
現像されたトナー像をカットシートSHに転写させ、転
写後分離帯電器16により感光ドラム11からカットシ
ートSHを分離させる。17は前露光ランプで、感光ド
ラム11の表面電位を中和させ、一次帯電に備える。1
8はクリーナ装置で、クリーニングブレードとクリーニ
ングローラとから構成され、感光ドラム11に残留する
トナーを回収する。19は定着器で、カットシートSH
に転写されたトナー像を熱と圧力によって定着させる。 20は搬送ローラで、上述した定着プロセスの終了した
カットシートSHを排紙トレー24に搬送する。
【0019】また、多重コピーの場合は、フラッパ21
がソレノイド(図示しない)の駆動により点線で示され
る位置に切り換えられており、給紙,転写,分離,定着
されたカットシートSHは搬送路22を通過し、搬送路
22aに順次搬送され、センサS5により紙が検知され
た後、センサS6,S8等により検知され、横レジスト
合せ用のソレノイドにより横方向の位置合せが行われる
。そして、操作部41からの多重コピー指令によりレジ
ストローラ12を駆動し、カットシートSHをレジスト
ローラ12の位置に送出する。以後は、前述した動作と
同様に排紙トレー24に排紙される。
【0020】さらに、両面コピーに際しては、転写シー
トは途中まで上述した通常の画像形成動作の場合と同様
に排紙ローラ23によって排出されるが、カットシート
SHの後端がフラッパ21を通過後、排紙ローラ23は
逆転駆動され、カットシートSHはフラッパ21にガイ
ドされて搬送路22へと導入される。この逆転駆動は、
正逆転を制御するソレノイドにより行われる。以後の動
作は上述の多重コピーの場合と同様である。上述したよ
うに、両面画像形成の場合は、一度排紙ローラ23から
機外へ出され、排紙ローラ23の逆転駆動によってカッ
トシートSHは表/裏逆にされて搬送方向22aへ送ら
れる。なお、MMはメイン駆動モータである。
【0021】以上、1枚コピーの多重コピーまたは両面
コピーについて説明したが、複数枚数の多重コピーまた
は両面コピーの場合には、中間トレー部5を使用して行
われる。図1に示すように、中間トレー部5には、搬送
路31上にあるカットシートSHを一時的に収納する中
間トレー30が設けられている。この複数枚数の多重コ
ピーの場合には、定着されたカットシートSHは、1枚
コピーの両面コピー時と同様の制御により、排紙ローラ
23によって一部排紙された後、排紙ローラ23を逆転
駆動することにより、搬送路22およびフラッパ32そ
して搬送路36を介して中間トレー30に収納される。
【0022】この動作を繰り返し、1面目は全て中間ト
レー30に収納された後、次のコピー指令により給送ロ
ーラ33が駆動され、搬送路36を介して2面目コピー
が実行される。なお、34は搬送ローラ、35は給送ロ
ーラである。
【0023】一方、複数の両面コピーの場合は、上述の
1枚多重コピー時と同様の制御により、フラッパ21に
よって定着器19から搬送路22,36を通過し、中間
トレー30に収納される。以後の動作は上述した多重コ
ピーの場合と同様であり、ここでの説明は省略する。2
5はスキャナモータであり、ポリゴンミラー(回転多面
鏡)25aを所定速度で回転させ、半導体レーザ26か
ら発射されるレーザビームを偏向する。
【0024】なお、スキャナモータ25,半導体レーザ
26等からディジタル走査ユニットを構成し、コントロ
ーラ部2aの画像処理部から入力されたディジタル画像
情報に対応するレーザビームを発射し、前述したアナロ
グ画像記録によって得られた画像と、このディジタル画
像記録とを重畳画像として記録すると共に、アナログ画
像記録時には、感光ドラム11に記録された潜像領域に
レーザビームを照射し、潜像を選択的に消去する処理も
行う。27は露光シャッタで、反射画像光の一部または
全体を遮断し潜像形成を抑止する。そして、28は一次
帯電器である。
【0025】なお、図中のS1〜S15,S19〜S2
3はセンサで、特にセンサS1はアナログ走査ユニット
となる光学系のホームポジションを検知し、スタンバイ
中はこの位置に光学系が停止している。また、センサS
2は原稿画像の先端位置に対応する位置に光学系が移動
したことを検知し、このセンサ出力でコピーシーケンス
のタイミングを制御する。そして、センサS3は最大走
査時のリミッタ位置(反転位置)である。光学系は後述
する操作部で指示入力されたカセットサイズおよび倍率
に従ったスキャン長で往復動作を行う。
【0026】図2は、図1に示したコントローラ部2a
の構成を説明するブロック図であり、図1と同一のもの
には同じ符号を付してある。
【0027】図において、41は操作部であり、コピー
モード(片面,両面,多重等)と画像形成モード(倍率
,用紙サイズ等)を設定するキー、さらには自動原稿給
送装置(ADF)から給送される全ての原稿に対して、
ディジタル走査ユニットよりあらかじめ記憶されたディ
ジタル情報を重畳させる第1の記録モードを設定する第
1モード設定キー,自動原稿給送装置から給送される特
定の原稿に対してディジタル走査ユニットよりあらかじ
め記憶されたディジタル情報を重畳させる第2の記録モ
ードを設定する第2モード設定キーが配置(詳細は後述
する)されている。42は制御部(コントローラ)であ
り、CPU42a,ROM42b,RAM42c等から
構成され、ROM42bに格納された制御プログラムに
基づいて画像形成シーケンスを総括的に制御する。 43はエディタで、原稿の所定領域に対するエリアの指
定を入力する。44はシャッタ部であり、露光シャッタ
27とソレノイドから構成される。45はレーザ部で、
半導体レーザ26,スキャナモータ25等から構成され
る。46はACドライバで、原稿露光ランプ2c等のA
C負荷47にAC電源を供給する。48はモータ制御部
、49はDC負荷制御部で、ソレノイド14a,14b
,クラッチ,ファン等の駆動を制御する。50aはフィ
ーダ制御部であり、原稿給送部の駆動を制御する。50
bはソータで、排紙ローラ23の駆動により排紙される
カットシートSHを指定される排紙ビンに排紙する。 HVTは高圧ユニットで、帯電系および現像ユニット1
3a,13bの現像スリーブに対して所定電位の電圧を
印加する。DCPはDC電源であり、制御電位「+5V
」をコントローラ部2a等の供給する。
【0028】このように構成された色判別装置において
、濃度指示手段(操作部41に設ける濃度調整キー)に
より画像読取り手段(CCDラインセンサ20c)が読
み取る原稿画像の濃度レベルが指示されると、第1設定
手段(CPU42a)が指示される濃度レベルに基づい
て記憶手段(RAM42c)に記憶される色領域判定テ
ーブルの判別色領域を変更設定する。この状態で色判別
手段(後述する図4に示す色判別テーブル140)が画
像読取り手段から出力される色情報を解析して複数の色
情報を判別する。
【0029】また、濃度指示切換え手段により原稿画像
の自動濃度調整が切換え指示が成された場合に、検出手
段が画像読取り手段から出力される色情報の地色を検出
し、第2設定手段が地色検出結果に基づいて記憶手段に
記憶される色領域判定テーブルの判別色領域を変更設定
する。この状態で色判別手段が画像読取り手段から出力
される色情報より複数の色情報を判別する。
【0030】さらに、制御手段が濃度指示切換え手段に
よる原稿画像の自動濃度レベル切り換え指示状態に基づ
いて第1設定手段または第2設定手段により設定される
色領域判定テーブルの判別色領域変更を制御し、この状
態で色判別手段が画像読取り手段から出力される色情報
から複数の色情報を判別する。 〔動作の説明〕次に、実施例における画像処理装置の動
作を関係する図面を参照しながら説明する。
【0031】先ず、電源スイッチ2bが投入されると、
コントローラ部2aによって定着器19内のヒータが通
電され、定着ローラが定着可能な所定温度に到達するま
で待機(ウエイト時間)する。そして、定着ローラが所
定温度に到達すると、メイン駆動モータMMを一定時間
駆動し、感光ドラム11,定着器19等を駆動して定着
器19内のローラを均一な温度に設定する(ウエイト解
除回転)。その後、メイン駆動モータMMを停止し、コ
ピー可能状態で待機する(スタンバイ状態)。ここで、
メイン駆動モータMMは感光ドラム11,定着器19,
現像ユニット13a,13bおよび各種転写紙搬送用ロ
ーラを駆動する。そして、操作部41よりコピー指令が
入力されると、コピーシーケンス(複写シーケンス)が
開始される。
【0032】ここで、通常の画像記録を行う場合には、
光学赤フィルタ20d,光学青フィルタ20eを用いず
、感光ドラム11上に潜像を形成する。その時、半導体
レーザ26はあらかじめ設定されていた画像中の任意の
領域にレーザビームを照射して画像の一部を消去するこ
ともできる。また、赤系色の消去モードを選択した場合
には、原稿からの反射光の経路に光学赤フィルタ20d
がセットされ、赤系色が消去されて画像の記録が行われ
る。同様に青系色消去の場合には、光学青フィルタ20
eを用いて行う。 〔第1の色分離処理例〕以下、赤・黒自動色分離を行っ
た場合の第1の色分離処理について説明する。(1)黒
画像の潜像形成,(2)黒画像の現像,(3)赤画像の
潜像形成,(4)赤画像の現像の順に画像形成を行う。
【0033】(1)黒画像の潜像形成 先ず、黒画像の感光ドラム11への潜像形成を図1およ
び図3を参照しながら説明する。
【0034】図3は、図1に示した感光ドラム11への
潜像形成光路を示す平面図である。この場合、黒画像の
潜像を行う前動作として、赤色分離を行うために、光学
赤フィルタ20dを結像レンズ2dの前にセットする。 。ここで、原稿露光ランプ2cと走査ミラーが光学系駆
動モータ(光学モータ)2fにより図1に示す矢印方向
へ移動することで、原稿露光ランプ2cからの光が原稿
999へ照射され、原稿走査が行われる。そして、原稿
999からの反射光はハーフミラー20aで反射され、
光学赤フィルタ20dに入力されて原稿999内の赤色
情報が消去される。この赤色情報が消去された反射光は
、結像レンズ2dを通り、感光ドラム11上で結像する
。以上により、感光ドラム11上で原稿999の赤色情
報が除去された他の情報の潜像が形成される。
【0035】(2)黒画像の現像 次に、黒画像の現像を図1および図3を参照しながら説
明する。
【0036】図1に示すように、カットシートSHが給
紙ローラ3a,3bによって給紙され、画像記録部4内
に給送されると、上述の感光ドラム11上の赤色情報を
除いた潜像は、黒色用の現像ユニット13aにより現像
され、このカットシートSHに転写される。そして、転
写が終了後、カットシートSHは分離帯電器16によっ
て感光ドラム11から分離される。また、感光ドラム1
1上に残留するトナーはクリーナ装置18によって回収
される。この現像,分離が行われたカットシートSHは
、次に定着器19へ搬送され、カットシートSH上の黒
色トナー像が熱と圧力により定着され、黒情報が記録さ
れる。そして、記録されたカットシートSHは、フラッ
パ21によって搬送路22へ搬送され、搬送路22aを
経てレジストローラ12まで搬送され、次に、赤色画像
の潜像形成,現像が行われるまで待機する。
【0037】(3)赤色画像の潜像形成次に、赤色画像
の感光ドラム11への潜像を図1および図3を参照紙な
がら説明する。
【0038】先ず、赤色画像の潜像を行う前動作として
図1に示す露光シャッタ27を閉じる。この露光シャッ
タ27を閉じることにより、結像レンズ2dからの光情
報は遮断される。ここで、原稿露光ランプ2cと走査ミ
ラーが光学系駆動モータ(光学モータ)2fにより図1
に示す方向へ移動することで、原稿露光ランプ2cから
の光が原稿999へ照射され、原稿走査が行われる。そ
して、原稿999からの反射光はハーフミラー20aを
通過し、CCD結像レンズ20bによりCCDラインセ
ンサ20c上に結像する。
【0039】(4)赤色画像の現像 以上により形成された赤色画像の潜像の現像処理につい
て以下、図1,図3を参照しながら説明する。
【0040】上述した半導体レーザ26により、感光ド
ラム11面上に形成された赤色の潜像は、赤色用の現像
ユニット13bによって現像される。ここで、黒画像が
終了し、レジストローラ12まで搬送されているカット
シートSHは、現像開始と共に搬送され、感光ドラム1
1面上で赤色トナー像が転写される。そして、この転写
が種るようすると、分離帯電器16によって感光ドラム
11から分離され、次に定着器19に搬送される。この
定着器19によってカットシートSH上の赤色トナー像
は、熱と圧力によって定着される。ここで、黒色,赤色
情報が記録されたカットシートSHは、フラッパ21に
よって排紙トレイ24に排紙される。
【0041】次に、このCCDラインセンサ20cの構
成動作について図4を参照しながら説明する。
【0042】図4は、図2に示したコントローラ部2a
に設けられる画像処理部の構成を説明するブロック図で
ある。
【0043】図において、100はA/Dコンバータで
、入力されるCCD出力信号をアナログからディジタル
に変換した8ビットのディジタル画情報をシェーディン
グ補正回路110に出力する。シェーディング補正回路
110は上記8ビットのディジタル画情報に対してCC
Dラインセンサ20cの感度バラツキや原稿露光ランプ
2cの光量ムラ等の補正処理を施したディジタル画情報
280を補間演算画素合せ回路120(詳細は後述する
)に出力する。補間演算画素合せ回路120は後述する
補間演算処理された赤系信号290R,青系信号290
Cを主走査スムージング回路130および反転回路13
0R,130Cに出力する。140は例えばRAM等で
構成される色判別テーブルで、入力される赤系のディジ
タル信号(赤系信号)300R(例えば8ビット256
階調),青系のディジタル信号(青系信号)300C(
例えば8ビット256階調)から色判別信号310A,
310Bをそれぞれ出力する。150,160はセレク
タで、セレクタ150は赤系信号290R,青系信号2
90Cを反転した反転信号320A,320BがCPU
I/Oポート出力に基づいて何れかを選択して選択出力
340をセレクタ170の入力Xに出力する。
【0044】一方、セレクタ160は色判別テーブル1
40から出力される色判別信号310A,310BをC
PUI/Oポート出力に基づいて何れかを選択して選択
出力330をセレクタ170のセレクト入力Sに出力す
る。セレクタ170は入力される選択出力330に基づ
いてセレクタ170の入力Xまたは入力Yの何れかを選
択して8ビットの入力信号350をエッジ強調回路18
0,平均化回路190に出力する。200は2値化回路
で、エッジ強調回路180の8ビット出力信号360と
平均化回路190の8ビット出力信号370とを比較し
て、1ビットの赤信号380を出力する。250は変倍
回路で、操作部41の指示により所定の変倍処理が行わ
れる。この変倍回路250の出力信号430は、次段の
レーザドライバ回路260に入力され、半導体レーザ2
6を駆動するために処理される。半導体レーザ26は、
レーザドライバ回路260からの電気信号440を光情
報に変換し、その光情報が回転多面鏡25aで反射され
感光ドラム11面上に赤色情報の潜像を形成する。
【0045】図5は、図1に示したCCDラインセンサ
20cの検出画素構成を説明する模式図であり、CCD
ラインセンサ20cは赤の画素R0 ,R1 ,…,R
n とシアンの画素C0 ,C1 ,…,Cn とを交
互に検出する素子群から構成されている。従って、赤系
信号,青系信号は検出位置が異なり、画像信号の画素位
置補正が必要となる。そこで、CCDラインセンサ20
cの赤色画素とシアンの画素の境界位置での赤系信号2
90R,青系信号290Cを補間演算画素合せ回路12
0で求める。 すなわち、図5に示すように赤の画素R0 ,R1 ,
…,Rn から補間画素r0 ,r1 ,…,rn−1
 を求め、シアンの画素C0 ,C1 ,…,Cn か
ら補間画素c0 ,c1 ,…,cn−1を求める。こ
のように2画素の画像情報から1画素の画像情報を重み
つけを行い、線形補間演算によって求めて画素数を2倍
に増やしているので、補間演算画素合せ回路120は画
素位置補正を行いながら同時に画像の解像度を2倍に高
めている。さらに、補間演算により起こりがちなMTF
の違いを発生せずに同時にMTFを実現する。この補間
演算画素合せ回路120の演算例を下記に示す。 〔赤系信号補間演算〕 r0 =3R0 /4+  R1 /4r1 =1R0
 /4+3R1 /4 r2 =3R1 /4+  R2 /4r3 =1R1
 /4+3R2 /4 r4 =3R2 /4+  R3 /4〔シアン系信号
補間演算〕 c0 =1C0 /4+3C1 /4 c1 =3C1 /4+  C2 /4c2 =1C1
 /4+3C2 /4 c3 =3C2 /4+  C3 /4c4 =1C2
 /4+3C3 /4 図6は、図4に示した補間演算画素合せ回路120の一
例を示すハード構成図であり、上記赤系信号補間演算,
シアン系信号補間演算を行う回路に対応する。
【0046】シェーディング補正後の8ビットの画像信
号280はクロック同期で赤信号とシアン信号が交互に
送られDフリップフロップ510,520,530,5
40にクロック700に同期して次々と入力され4画素
分の画像情報をラッチする。これらの画像情報はDフリ
ップフロップ550,560,570,580に送られ
る。Dフリップフロップ550,560,570,58
0はクロック700をDフリップフロップ640で分周
した分周信号710に同期しており、画像情報のうち、
赤の画像情報がDフリップフロップ550,560にラ
ッチされ、シアンの画像情報がDフリップフロップ57
0,580にラッチされる。Dフリップフロップ550
,560にラッチされている赤の画像情報720a,7
20bは乗算器MUL1,MUL2および加算器ADD
1,ADD2により演算された値A(赤の画像情報72
0bを乗算器MUL1で3倍し、これに赤の画像情報7
20aを加算器ADD1で加算した結果値の下位2ビッ
トを捨てた値),B(赤の画像情報720aを乗算器M
UL2で3倍し、これに赤の画像情報720bを加算器
ADD2で加算した結果値の下位2ビットを捨てた値)
をセレクタ590の入力Bに入力される。
【0047】同様に、Dフリップフロップ570,58
0にラッチされているシアンの画像情報730a,73
0bは乗算器MUL3,MUL4および加算器ADD3
,ADD4により演算された値A(シアンの画像情報7
30bを乗算器MUL3で3倍し、これにシアンの画像
情報730aを加算器ADD3で加算した結果値の下位
2ビットを捨てた値),B(シアンの画像情報730a
を乗算器MUL4で3倍し、これにシアンの画像情報7
30bを加算器ADD4で加算した結果値の下位2ビッ
トを捨てた値)をセレクタ600の入力Bに入力される
。セレクタ590,600では、値A,BをDフリップ
フロップ640から出力される分周信号710に同期し
て交互に選択し、波形整形用のDフリップフロップ61
0,620に入力する。Dフリップフロップ630は赤
系信号と青系信号の画素のタイミングを合せるために使
用される。このようにして補間演算画素合せ処理がなさ
れた赤系信号290R,青系信号290Cが出力される
【0048】図4に示した補間演算画素合せ回路120
の出力となる赤系信号290R,青系信号290Cは、
図4に示した主走査スムージング回路130と忠実な2
値化を行うために反転回路130R,130Cに入力さ
れる。主走査スムージング回路130では、赤系信号2
90R,青系信号290Cについてそれぞれ5画素のス
ムージング演算処理(詳細は後述する)を行うことによ
り、画像情報における主走査方向のノイズ成分を除去し
、色判別における誤御判定を防いでいる。
【0049】〔スムージング演算処理例〕主走査方向に
a〜eの順に画素データがある時に重みつけを1,2,
2,2,1として、注目画素aの値は、a=(a+2b
+2c+2d+e)/8として求める。
【0050】図7は、図4に示した主走査スムージング
回路130のハード構成の一例を示すブロック図であり
、各赤,シアンについて同様の回路となるので、以下、
赤色用の構成動作について説明する。
【0051】補間演算画素合せ回路120から出力され
た赤系信号290Rは主走査スムージング回路130に
入力され、クロック700に同期してDフリップフロッ
プ810,820,830,840,850に入力され
て5画素分のデータをラッチする。ラッチされた各画素
データは1,2,2,2,1の重みつけ演算処理(乗算
器MUL10,11,12等による)がなされて加算器
860で加算し、下位3ビットを捨てて1/8とする。 この加算器860の出力をDフリップフロップ870で
タイミングを合せて赤系のディジタル信号300R(青
系のディジタル信号300Cを含む)を色判別テーブル
140に出力する。本実施例では5画素スムージング演
算処理では、1,2,2,2,1の重みつけによるスム
ージング演算処理について説明したが、スムージング演
算処理における重みつけは上記実施例に限定されること
はなく、例えばセンサの種類によって画像データのノイ
ズ成分が異なるので、これらに合せたスムージング画素
数重み付けを適宜設定すれば良い。
【0052】図8,図9は、図4に示した色判別テーブ
ル140の色判定テーブル構成の示す模式図であり、縦
軸は青系信号300Cの階調レベルを示し、横軸は赤系
信号300Rの階調レベルを示す。特に図8は赤判別信
号310Aおよび黒判別信号310Cを作るためのテー
ブルに対応し、図9は青判別信号310Bよび黒判別信
号310Cを作るためのテーブルに対応する。
【0053】これにより、例えば赤系信号300Rが「
200」で、青系信号300Cが「100」であった場
合は、この値は図8に示すように赤色領域に入るため、
赤判別信号310Aが「1」となる。また、図9によれ
ば、白領域となるため、青判別信号310Bは「0」と
なる。
【0054】このように図8に示す色判別テーブル14
0は、赤黒プリントの場合の赤黒判別に用いられ、図9
に示す色判別テーブル140は、青黒プリントの場合の
青黒判別に用いられるが、テーブルの内容、特に、境界
の取り方は、上記図8,図9に限るものではない。すな
わち、例えば図8において、赤色と判別される領域を大
きくとれば、赤色と判別される色相の範囲も拡大する。 従って、利用者の好みに応じて同じ赤黒判別用であって
も、境界の異なる複数のテーブルを選択するようにして
もよい。
【0055】次に、赤系信号290R,青系290Cは
、各々反転回路130R,130Cにより反転され、反
転信号320A,320Bとなる。この反転信号320
Bは、赤系の輝度信号となる赤系信号300Rを反転し
たものであるから、シアン系の濃度信号となる。そして
、反転信号320Aは、青系の輝度信号となる青系信号
300Cを反転したものであるから、赤系の濃度信号と
なる。なお、図4に示したように反転信号(濃度信号)
320A,320Bは、忠実な2値化を行うため、主走
査スムージング回路130による信号処理される前の信
号である。
【0056】図4に示すセレクタ150,160は、前
述したCPU42aのI/Oポート(図示しない)によ
って制御され、赤系の色分離を行う場合には、その制御
ラインを「0」に、また、青系の色分離を行う場合には
、その制御ラインを「1」とする。つまり、赤系の色分
離を選択すると、選択信号330には、赤判別信号31
0Aが選択され、選択信号340には反転信号(濃度信
号)320Aが選択される。
【0057】以下、赤系の色分離を行った場合、すなわ
ちセレクタ150,160の制御ラインを「0」にした
場合について説明する。
【0058】上述のセレクタ150で選択された赤系の
選択信号340は、セレクタ170のx端子に入力され
、y端子には固定値(本実施例では「32」)が入力さ
れている。また、赤色領域信号となる選択信号330は
、セレクタ170の制御端子Sに入力され、図10に示
すように、例えば制御端子Sに入力されて入る信号が「
1」であれば、赤系の選択信号340を選択し、また、
「0」であれば、固定値を選択して出力する。
【0059】図10は、図4に示したセレクタ170の
濃度信号選択処理を説明する特性図であり、(a)〜(
c)において横軸は時間を示し、(a)において、縦軸
は赤系の選択信号340の階調レベルを示し、(b)に
おいて、縦軸は赤選択信号330の状態を示し、(c)
において、縦軸はセレクタ170からの出力信号350
の階調レベルを示す。
【0060】次に、セレクタ170からの出力信号35
0はエッジ強調回路180と平均化回路190に入力さ
れる。
【0061】このエッジ強調回路180は、公知のエッ
ジ強調のフィルタで構成され、入力信号350のエッジ
強調を行い、また、平均化回路190は入力信号350
を9×9のマトリクスで注目画素の直の平均化を行う。 このエッジ強調回路180および平均化回路190から
出力された出力信号360および出力信号370は、後
段の2値化回路200にそれぞれ入力される。この2値
化回路200は、エッジ強調回路180の8ビット出力
信号360と平均化回路190の8ビット出力信号37
0とを比較し、1ビットの赤信号380を出力する。な
お、エッジ強調とスムージングを行うフィルタの大きさ
は、上述の例に限られないのは勿論である。
【0062】このようにして、平均値をしきい値として
エッジ強調した画像を2値化するので、より忠実な2値
化された1ビットの赤信号380が得られる。
【0063】次に、操作部41の指示により所定の変倍
処理が行われる。この変倍回路250の出力信号430
は、後段のレーザドライバ回路260に入力され、ここ
で、半導体レーザ26を駆動するために処理される。半
導体レーザ26は、レーザドライバ回路260からの電
気信号440を光情報に変換し、その光情報が回転多面
鏡25aで反射され、感光ドラム11面上に赤色情報の
潜像を形成する。
【0064】図11は、図1に示した装置における画像
合成処理手順の一例を示すフローチャートである。なお
、(1) 〜(8) は各ステップを示す。
【0065】原稿999の中の赤色アナログ画像を消去
する(原稿999の中の黒画像から赤色アナログ画像を
分離する)ため、赤フィルタ20dを結像レンズ2dの
前にセットする(1) 。次いで、原稿999は、原稿
照明ランプ2cと走査ミラーで照射され、その反射光は
赤フィルタ20dに導かれ、原稿999中の赤色画像情
報のみが消去された残りの画像情報が結像レンズ2dを
通り、感光ドラム11上に結像して当該赤色画像を除い
た画像に対応する潜像が形成され(2) 、現像ユニッ
ト13aで赤色画像を除いた潜像が黒色に現像される(
3) 。次いで、公知の電子写真プロセスに基づいて搬
送されるカットシートSHに現像黒画像が転写され、転
写後、カットシートSHは分離帯電器16により分離さ
れた後、定着器19によってトナー像が熱加圧されて定
着される。
【0066】このようにして、黒画像情報が記録された
カットシートSHは、フラッパ21により搬送方向が制
御され、次の画像記録のため、多重パスを構成する搬送
路22,22aを通り、レジストローラ12の配設位置
まで搬送される。ここで、次の赤色画像記録(ディジタ
ル画像記録)に備えて感光ドラム11の前に配置された
露光シャッタ27を閉じる(4) 。これにより、結像
レンズ2dからの光情報は感光ドラム11上に結像され
なくなる。
【0067】次いで、原稿999は原稿照明ランプ2c
と走査ミラーで照射され、その反射光はハーフミラー2
0aを通り、CCDラインセンサ20c上に結像して読
み取られる(5) 。このようにしてCCDラインセン
サ20cで光電変換された電気信号はコントローラ部2
aに入り、赤色の色分離がなされ(6) 、分離された
赤色画像情報は赤色記録情報としてレーザドライバ回路
260に印加され、ディジタル画像記録系を構成する半
導体レーザ26を変調駆動してポリゴンミラー25aに
より走査されて感光ドラム11上に赤色用の潜像を形成
する(7) 。次いで、現像ユニット13aにより赤色
に現像された後(8) 、再給紙されたカットシートS
Hに転写される。転写後のカットシートSHは、分離帯
電器16により分離され、定着器19によって定着され
る。
【0068】このようにして、黒色,赤色の画像情報が
多重で合成記録されたカットシートSHは、フラッパ2
1により排紙トレー24に排紙されて処理を終了する。 なお、現像ユニット13aにセットする現像色に応じて
色分離するフィルタ色を選択可能とすれば、現像色に対
応する画像をディジタル画像としてアナログ画像に合成
記録することができる。
【0069】すなわち、黒色,赤色の2色プリントの他
、黒色,青色の2色プリントも同様に行うことができ、
黒色,赤色,青色の3色、あるいはさらに現像色を加え
た多色プリントを行うこともできる。このようにして赤
色,黒色の複写処理が可能となる。
【0070】図12は、図2に示した装置の操作部41
の要部の構成を示す平面図であり、1400は濃度調整
キーで、その濃度設定状態が、LEDで構成される表示
器1401に表示される。この濃度調整キー1400の
「+」または「−」を押下指示して所望の濃度を手動設
定する。1402は濃度調整を手動/自動を切り換え指
示する濃度調整切換えキーである。
【0071】1403はコピースタートキーで、このコ
ピースタートキー1403を押下することにより、コピ
ーシーケンスが開始される。なお、濃度調整切換えキー
1402は、初期状態で手動側に設定されており、濃度
調整切換えキー1402(表示を兼ねる)の押下毎に自
動,手動がサイクリックに設定され、自動側に切り換わ
ると、「A」がLEDにより点灯表示される。
【0072】図13は、図4に示した色判別テーブル1
40に設定される色判別テーブルの構成を説明する模式
図であり、(a)に示す標準色判別テーブルで、この標
準色判別テーブルに対して上記濃度調整キー1400の
「+」または「−」を押下指示により選択されるパラメ
ータを有しており、その値に応じて色判別テーブル(図
13(a)に示す)の判別色領域を図13(b)〜(e
)に示すように変更する。
【0073】手動濃度調整時には、濃度調整キー140
0によって設定した濃度量によって色判別テーブル(L
UT)140を変更する。例えば濃度調整キー1400
をオペレータが「−」側に設定した場合は、通常は原稿
濃度が高い(濃い)ものと予測される。このため、初期
セットされる図13の(a)示す標準色判別テーブルと
は異なる図13(b)に示す色判別テーブルに変更する
。これにより、黒と判定する領域を減らす方向に色判定
がなされることとなる。
【0074】一方、濃度調整キー1400をオペレータ
が「+」側に設定した場合は、通常は原稿濃度が低い(
薄い)ものと予測される。このため、初期セットされる
図13の(a)示す標準色判別テーブルとは異なる、黒
領域を拡大する図13に示す色判別テーブルに変更する
。これにより、黒と判定する領域を増やす方向に色判定
がなされることとなる。
【0075】これに対して、図12に示した濃度調整切
換えキー1402の押下により、自動調整が選択された
場合には、図14に示すコピーシーケンスを実行する。
【0076】図14は本発明に係る色判別装置を備えた
画像形成装置におけるコピーシーケンスの一例を示すフ
ローチャートである。なお、(1) 〜(4) は各ス
テップを示す。
【0077】先ず、コピースタートキー1403を入力
すると、原稿走査系はホームポジションの白板を用いて
CCD読取り信号のシェーディングを行う(1) 。そ
の後、原稿999の一部(図15に示すように原稿基準
位置Oに基準として載置される原稿(B5横,A4縦等
)の画像(図15の斜線領域の画像)を読み取り、色判
別テーブル140に用いるRAMに画像データを取り込
み、その画像データからヒストグラムを作成する(2)
 。 この領域の中からヒストグラムのサンプルとなる画像デ
ータを間引いて取り込む。この画像データの取り込みが
終了する時点で走査も終了し、ホームポジションに戻る
。ここでは、二次元的名領域で画像を取り込んでいるが
、一次元的な1ライン内での特定領域からサンプリング
してもよい。サンプルデータから作成したヒストグラム
を図16(図中の縦軸はサンプルデータの個数を示し、
横軸は輝度データ(0〜FFH)を示し、破線は青系(
C)に対し、実線は赤系(R)に対応する)に示す。
【0078】次いで、2色センサのそれぞれの信号から
輝度データ/データ個数の分布をコントローラ42のR
AM42c上に作成し、FFH側から最高いピーク値P
R (赤系),PC (青系)を検索する。また、リミ
ットLより高い濃度域にピーク値が存在しない場合は、
ランプが点灯していない等のエラーが発生しているので
、プロセスを強制終了し、ユーザに分かるように、エラ
ー表示を行う。
【0079】また、RAM42c上のヒストグラム検索
により求められたピーク値PR (赤系),PC (青
系)は原稿の地色を示す値として検出される。このピー
ク値PR(赤系),PC (青系)の値によって、これ
から色判別を行うための、色判別テーブル140の色領
域を変える。例えば図13に示すように赤色,黒色,白
色の判別を行う場合、ピーク値PR とピーク値PC 
とが共に略FFHに等しい場合(PR ,PC ≒FF
H)に初期セットされる図13の(a)示す標準色判別
テーブル140が設定されるとすると、ピーク値PR 
とピーク値PC とが共にFFHに対して小さくなるに
従って黒色を判別するスライスレベルを下げる。また、
ピーク値PR とピーク値PC との関係が、PR >
PC の場合には、図13(c)に示すようにRーCの
ベクトル方向にスライスレベルを上げるように色判別テ
ーブル140の色判別テーブルが設定される。また、ピ
ーク値PR とピーク値PC との関係が、PR <P
C の場合には、図13(e)に示すようにRーCのベ
クトル方向にスライスレベルを下げるように色判別テー
ブル140の色判別テーブルが設定される。
【0080】同様にピーク値PR とピーク値PC と
が小さな値で、ピーク値PR とピーク値PC との関
係が、PR >PC の場合には、図13(d)に示す
ような色判別テーブルを設定するように色判別テーブル
140の判別色領域が変更設定される(3)。
【0081】その後、画像読取り走査を行い(4) 、
それとリアルタイムで色判別を行い、所定モードを実行
する。
【0082】なお、上記実施例では2色の画像データの
色判別処理を実行する場合について説明したが、3色(
R.G.B)の色情報を持った画像データを用いても同
様に判別色範囲補正処理を行うことができる。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は原稿画像
の色情報を読み取る画像読取り手段と、この画像読取り
手段から出力される色情報を判定するための色領域判定
テーブルを記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶さ
れる色領域判定テーブルに基づいて画像読取り手段から
出力される色情報を解析して複数の色情報を判別する色
判別手段と、画像読取り手段が読み取る原稿画像の濃度
レベルを指示する濃度指示手段と、この濃度指示手段に
より指示される濃度レベルに基づいて記憶手段に記憶さ
れる色領域判定テーブルの判別色領域に変更設定する第
1設定手段とを設けたので、濃度指示される状態で原稿
上の色画像を誤りなく検出できる。
【0084】また、画像読取り手段が読み取る原稿画像
の濃度調整の手動/自動を切り換え指示する濃度指示切
換え手段と、この濃度指示切換え手段による原稿画像の
自動濃度調整切り換え指示時に、画像読取り手段から出
力される色情報の地色を検出する検出手段と、この検出
手段の地色検出結果に基づいて記憶手段に記憶される色
領域判定テーブルの判別色領域に変更設定する第2設定
手段とを設けたので、原稿の地色に左右されずに原稿上
の色画像を誤りなく検出できる。
【0085】さらに、濃度指示切換え手段による原稿画
像の自動濃度レベル切り換え指示状態に基づいて第1設
定手段または第2設定手段により設定さえる色領域判定
テーブルの判別色領域変更を制御する制御手段を設けた
ので、原稿画像の自動濃度レベル切り換え指示に基づい
て最適な第1設定手段または第2設定手段による色領域
判定テーブルの色判別手段への変更設定を効率よく行え
る。
【0086】従って、従来のように原稿濃度設定や原稿
地色に左右されずに原稿上の色画像を正確に検出でき、
正確に原稿上の色領域を認識可能となる等の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す色判別装置を備えた画
像形成装置の構成を示す断面構成図である。
【図2】図1に示したコントローラ部の構成を説明する
ブロック図である。
【図3】図1に示した感光ドラムへの潜像形成光路を示
す平面図である。
【図4】図3に示したコントローラ部に設けられる画像
処理部の構成を説明するブロック図である。
【図5】図1に示したCCDラインセンサの検出画素構
成を説明する模式図である。
【図6】図3に示した補間演算画素合せ回路の一例を示
すハード構成図である。
【図7】図4に示した主走査スムージング回路のハード
構成の一例を示すブロック図である。
【図8】図4に示した色判別テーブルの色判定テーブル
構成を示す模式図である。
【図9】図4に示した色判別テーブルの色判定テーブル
構成を示す模式図である。
【図10】図4に示したセレクタの濃度信号選択処理を
説明する特性図である。
【図11】図1に示した装置における画像合成処理手順
の一例を示すフローチャートである。
【図12】図1に示した装置の操作部の要部の構成を示
す平面図である。
【図13】図4に示した色判別テーブルに変更設定可能
な色判定テーブル例を示す特性図である。
【図14】本発明に係る色判別装置を備えた画像形成装
置におけるコピーシーケンスの一例を示すフローチャー
トである。
【図15】本発明に係る色判別装置を備えた画像形成装
置における原稿読取り領域を示す平面図である。
【図16】本発明に係る色判別装置を備えた画像形成装
置における色画像濃度とサンプルデータ数との関係を示
す図である。
【符号の説明】
2a    コントローラ部 20c  CCDラインセンサ 42    コントローラ 42a  CPU 42b  ROM 42c  RAM 140  色判別テーブル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿画像の色情報を読み取る画像読取り手
    段と、この画像読取り手段から出力される色情報を判定
    するための色領域判定テーブルを記憶する記憶手段と、
    この記憶手段に記憶される色領域判定テーブルに基づい
    て前記画像読取り手段から出力される色情報を解析して
    複数の色情報を判別する色判別手段と、前記画像読取り
    手段が読み取る原稿画像の濃度レベルを指示する濃度指
    示手段と、この濃度指示手段により指示される濃度レベ
    ルに基づいて前記記憶手段に記憶される色領域判定テー
    ブルの判別色領域を変更設定する第1設定手段とを備え
    たことを特徴とする色判別装置。
  2. 【請求項2】画像読取り手段が読み取る原稿画像の濃度
    調整の手動/自動を切り換え指示する濃度指示切換え手
    段と、この濃度指示切換え手段による原稿画像の自動濃
    度調整切り換え指示時に、画像読取り手段から出力され
    る色情報の地色を検出する検出手段と、この検出手段の
    地色検出結果に基づいて記憶手段に記憶される色領域判
    定テーブルの判別色領域を変更設定する第2設定手段と
    を具備したことを特徴とする請求項1記載の色判別装置
  3. 【請求項3】濃度指示切換え手段による原稿画像の自動
    濃度レベル切り換え指示状態に基づいて第1設定手段ま
    たは第2設定手段により設定される色領域判定テーブル
    の判別色領域変更を制御する制御手段を具備したことを
    特徴とする請求項2記載の色判別装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5884120A (en) * 1995-11-13 1999-03-16 Minolta Co., Ltd. Image forming apparatus for forming multiple images on a single sheet

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