JPH04319613A - スケール装置 - Google Patents

スケール装置

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Publication number
JPH04319613A
JPH04319613A JP8834191A JP8834191A JPH04319613A JP H04319613 A JPH04319613 A JP H04319613A JP 8834191 A JP8834191 A JP 8834191A JP 8834191 A JP8834191 A JP 8834191A JP H04319613 A JPH04319613 A JP H04319613A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slider
center
convex portion
scale
curvature
Prior art date
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Pending
Application number
JP8834191A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Ochiai
治 落合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Magnescale Inc
Original Assignee
Sony Magnescale Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Magnescale Inc filed Critical Sony Magnescale Inc
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Publication of JPH04319613A publication Critical patent/JPH04319613A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば工作機械に取
り付けられる磁気スケール等に設けられた目盛りが読み
取られる際に好適なスケール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】工作機械等の基準面側には、長尺のメイ
ンスケールが取り付けられ、メインスケールは、その長
さ方向に沿って例えば磁気のN極、S極が交互に着磁さ
れて目盛りが形成されている。
【0003】一方、工具台(移動テーブル)側には、メ
インスケールと対向する位置にスライダが設けられてお
り、スライダの検出ヘッド(例えば、磁気ヘッド)によ
り目盛りが読み取られる。
【0004】この場合、メインスケールとスライダとが
相対的に移動され、その移動に伴って、目盛り検出信号
(例えば、電気信号)が検出ヘッドにより得られ、スケ
ール装置(リニアエンコーダ)として使用される。
【0005】また、スライダが支持されるスライダ固定
部には、キャリアが設けられ、このキャリアによりスラ
イダが移動される。
【0006】そして、スライダとキャリアとの間には、
種々の構成の自在部材が介在されてスライダが支持され
ており、その自在部材により、スケール本体の取り付け
誤差、メインスケールの反り、曲がり、うねり等が許容
される。
【0007】この場合、スライダの支持構造としては、
スライダの挙動変化(ローリング、ヨーイング、ピッチ
ング)に伴なう誤差を少なくする必要がある。
【0008】従って、スライダが支持される位置として
は、検出ヘッドの検出中心位置が望ましいが、物理的に
その検出中心位置が支持される構成は不可能である。
【0009】そこで、メインスケールの目盛形成面を基
準高さ位置とした場合、スライダの支持位置の高さが検
出中心位置の高さと同一の高さ位置とする構成により、
スライダの挙動変化に伴なう誤差が極めて小さくなる。
【0010】この場合、検出ヘッドとメインスケールと
の間は通常、値10〔μm〕〜値1〔mm〕程度しか間
隙がなく、その間隙空間に支持機構を設けることは極め
て困難である。
【0011】そのため、支持位置の高さが検出中心位置
よりも高く設定されているのが一般的である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従って、スライダが挙
動変化した場合、スライダはその支持位置を中心として
回動し、読取り誤差の原因となっていた。
【0013】この発明の目的は、スライダの挙動変化に
伴って、スライダが回動した場合においても、読み取り
誤差が極めて小さくすることができるスケール装置を提
供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明に係るスケール装置は、位置検出部7の中
心部位置Pまたは該中心部位置の近傍を曲率中心とする
球状側面11Aが突出端部に形成されてスライダ5に突
設された凸部11と、前記凸部11の球状側面11Aが
少なくとも3点で内接可能とされて前記スライダ5支持
用のスライダ固定部3に設けられた凹部13と、を備え
、前記凸部11と凹部13とが接触・係合されることに
より、前記スライダ5の回動中心位置が前記曲率中心位
置とされた、ことを特徴とする。
【0015】
【作用】この発明に係るスケール装置では、スライダ5
に設けられる位置検出部7の中心部位置P、またはその
近傍位置を曲率中心とする球状側面11Aを有する凸部
11と、その球状側面11Aが少なくとも3点で内接さ
れる凹部13が設けられている。
【0016】そして、それら凸部11と凹部13とが接
触・係合されることにより、スライダ5の回動中心位置
が球状側面11Aの曲率中心位置に略一致される。
【0017】
【実施例】以下、この発明に係るスケール装置の好適な
実施例を、図面に基いて説明する。
【0018】図1および図2において、この発明が適用
されたスケール装置1は、箱状のスライダ5がキャリア
8を介して取り付けられて支持されるスライダ固定部3
、スライダ5に設けられた検出ヘッド7(位置検出部)
を有している。
【0019】この場合、スライダ5が、ベアリング等の
摺動子9を介して当接されるメインスケール2には、磁
気方式、容量方式、あるいは光学方式等により目盛が形
成されているので(目盛形成面2A)、検出ヘッド7は
それらの方式に対応する構成(例えば、磁気ヘッド)と
される。
【0020】なお、スライダ5等は、スライダ固定部3
を突出させた状態で管状のハウジング4内に収容され、
ハウジング4には、スライダ固定部3が突出される開口
部4Aが形成されるとともに、開口部4Aには、切消油
等がハウジング4内に浸入することを防止するゴム等の
仕切部材6が設けられている。
【0021】ここで、スライダ5には突出端面11Aが
球状側面とされた凸部11が設けられており、凸部11
の基部17側はスライダ5に設けられた取付部材15と
接合されている。
【0022】この場合基部17と取付部材15とは接合
面Sを介して接合され、基部17と取付部材15とは接
合面Sを含む平面上(スライダ5の厚さ方向およびスラ
イダ5の幅方向)で相対的にスライド可能とされている
(摺動部)。
【0023】また、基部17と取付部材15との間には
バネ材19が配設され、このバネ材19により、基部1
7と取付部材15とが所定位置に復帰される。
【0024】そして、球状突出端面11Aの曲率中心位
置は、検出ヘッド7の検出中心位置Pとされている。
【0025】一方、スライダ固定部3のキャリア8には
、端面11Aが内接可能とされた凹部13が形成され、
それら端面11Aと凹部13とは、少なくとも3点で接
触・係合される。
【0026】また、凸部11とスライダ5との間には、
バネ材21が設けられ、このバネ材21のバネ圧により
凸部11が凹部13方向へ押圧され、その結果端面11
Aと凹部13との係合が維持される。
【0027】以上説明したように、この実施例では、凸
部11と凹部13との接触・係合により、スライダ5が
支持され、球状端面11Aの曲率中心位置は検出中心位
置Pとされている。
【0028】従って、摺動子9等が、メインスケール2
上でゴミ、ホコリ等上に乗り上げたり、メインスケール
2の基準面に生じたうねり等により、スライダ5が回動
する場合(挙動変化)、スライダ5は位置Pを中心とし
て回動する。
【0029】その結果、検出ヘッド7での読み取り誤差
は略値0とすることが可能となる。
【0030】また、キャリア8が傾いて取り付けられた
場合であっても、端面11Aによりその取り付け誤差が
吸収されるとともに、スライド面Sが設けられているの
で、スライダ5の厚さ方向および幅方向におけるスライ
ダ5の位置ずれが、そのスライド面Sで吸収される。
【0031】従って、キャリア8の取り付け誤差、スラ
イダ5の位置ずれに伴なう機械的な読み取り誤差をも修
整可能となり、極めて精度の高い測定が行なわれる。
【0032】また、メインスケール2の取付誤差の許容
範囲が広がるため、測定作業能率が向上される等の効果
をも有し、かつスケール装置1の部品精度のバラツキに
よる機械的誤差をも吸収することが可能となる。
【0033】なお、スライダ5が回動する場合の精度変
化量をΔε、スライダ5の回転角度をΔθ、反時計回り
の回転方向を正方向、位置Pとスライダ回転中心との距
離をL、位置Pとスライダ回転中心とのメインスケール
2に対する角度をθとすると、従来の変化量Δεは下式
数1で与えられ、この実施例での変化量Δε1 は、下
式数2で与えられる。
【0034】この場合、位置Pとスライダ回転中心とを
一致させる構成であるため、L=0となり、その結果Δ
ε1 =0となる。
【0035】
【数1】Δε=L・cos(θ±Δθ)−L・cosθ
【0036】
【数2】Δε1 =0(L=0)
【0037】従って、例えばΔθ=+0.1〔度〕、L
=40〔mm〕、θ=6〔度〕とすると、Δε1 =−
8〔μm〕、Δε2 =0〔μm〕となる。
【0038】次に、他の実施例を図3、図4に基いて説
明する。
【0039】この実施例では、スライド面Sの位置が、
凸部11と凹部13との係合位置と位置Pとを結ぶ直線
上となるように構成されている。
【0040】すなわち、基部17が凸部11の突出方向
位置となるように折曲形成され、この基部17と取付部
材15とがスライド面Sで互いにスライド可能とされて
いる。従って、上記実施例と同様の効果を有するととも
に、スライダ5が回動した場合にもスライド面Sに回転
モーメントが加わらないため、基部17と取付部材15
とがより良好に密着され、一層精度の高い測定が可能と
なる。
【0041】次に、図5には、さらに他の実施例が示さ
れている。
【0042】図5において、凸部11がスライダ5の移
動方向(長手方向)端部位置に突出されて設けられてお
り、凸部11に形成された球状端面11Aの曲率中心Q
は検出中心位置Pと略同一の高さとされている。
【0043】すなわち、目盛形成面2A上を基準高さ位
置Aとし、位置Aからスライダ固定部3方向へ離間した
位置Bの離間距離Hを高さと定義した場合に、位置Qの
高さと位置Pの高さとが略一致するように設定されてい
る。
【0044】従って、凸部11はスライダ5の長手方向
位置に設けられ、この凸部11と接触・係合できるよう
に、凹部13がキャリア8からL字状に折曲された中間
部材16の突出端部に形成されている。
【0045】なお、スライダ固定部3とスライダ5との
間、中間部材16とスライダ5との間、および中間部材
16とスライダ固定部3との間には、バネ材14,10
,12が各々介在され、スライダ5の支持がバランス良
く維持される構成とされている。
【0046】以上説明したように、この実施例では、凸
部11がスライダ5の長手方向端部位置に設けられてい
るので、検出ヘッド7の大きさ等の制約により、上記2
つの実施例で示された位置に凸部11が設けられない場
合に好適である。
【0047】そして、位置Pと位置Qとの高さが略同一
とされているため、精度変化量Δε2 は上式数1から
Δε2 =−0.8〔μm〕(Δθ=+0.1〔度〕、
L=40〔mm〕、θ=0〔度〕とした場合)となる。
【0048】従って、上記2つの実施例と同様の効果を
有するとともに、スライダ5の支持位置が任意に設定で
きるので、設計が容易になる。
【0049】
【発明の効果】以上の説明で理解されるように、この発
明に係るスケール装置では、スライダに設けられる位置
検出部の中心部位置、またはその近傍位置を曲率中心と
する球状側面を有する凸部と、その球状側面が少なくと
も3点で内接される凹部とが設けられる。
【0050】そして、それら凸部と凹部とが接触・係合
されることにより、スライダの回動中心位置が球状側面
の曲率中心位置に略一致される。
【0051】従って、スライダの挙動変化が確実に回避
可能となり、読取誤差が極めて小さく、高精度の測定が
可能となる。
【0052】また、スライダの移動方向に直交する方向
位置で凸部と凹部とが係合されることにより、スライダ
の移動方向に対する機械的誤差も極めて小さくなる結果
、より一層高い精度の測定が行なえる。
【0053】加えて、位置検出部の中心部位置の高さと
曲率中心の高さとが略同一となるように、凸部と凹部と
を設けることにより、高精度の測定が可能となるととも
に、スライダ支持構造の設計が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るスケール装置の好適な実施例の
構成図である。
【図2】図1におけるII矢視を示す構成図である。
【図3】他の実施例の構成図である。
【図4】図3におけるIV矢視を示す構成図である。
【図5】他の実施例の構成図である。
【符号の説明】
1  スケール装置 2  メインスケール 3  スライダ固定部 5  スライダ 7  検出ヘッド(位置検出部) 11  凸部 11A  球状側面 13  凹部 P  位置検出中心 Q  曲率中心

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  位置検出部の中心部位置または該中心
    部位置の近傍を曲率中心とする球状側面が形成されてス
    ライダに設けられた凸部と、前記凸部の球状側面が少な
    くとも3点で内接可能とされて前記スライダ支持用のス
    ライダ固定部に設けられた凹部と、を備え、前記凸部と
    凹部とが接触・係合されることにより、前記スライダの
    回動中心位置が前記曲率中心位置とされた、ことを特徴
    とするスケール装置。
  2. 【請求項2】  前記凸部の基部側とスライダとに各々
    設けられ、該凸部をメインスケール検出面に直交する方
    向のみに移動させるとともに、互いに摺動可能に当接さ
    れる一対の摺動部が設けられた、ことを特徴とする請求
    項1に記載のスケール装置。
  3. 【請求項3】  前記スライダが当接されたメインスケ
    ールの目盛形成面位置を基準高さ位置とする前記曲率中
    心位置の高さが、該スライダの前記中心部位置の高さと
    略同一の高さとなる所望位置に、前記凸部と凹部とが各
    々設けられた、ことを特徴とする請求項1に記載のスケ
    ール装置。
JP8834191A 1991-04-19 1991-04-19 スケール装置 Pending JPH04319613A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009109425A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Sony Corp 位置検出装置
JP2014041077A (ja) * 2012-08-23 2014-03-06 Heidenhain Kk クリアランス調整機構を有するリニアエンコーダおよびリニアエンコーダのクリアランス調整方法

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