JPH04319051A - 静磁場を用いた連続鋳造方法 - Google Patents
静磁場を用いた連続鋳造方法Info
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- JPH04319051A JPH04319051A JP10965891A JP10965891A JPH04319051A JP H04319051 A JPH04319051 A JP H04319051A JP 10965891 A JP10965891 A JP 10965891A JP 10965891 A JP10965891 A JP 10965891A JP H04319051 A JPH04319051 A JP H04319051A
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- Continuous Casting (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】鋼の連続鋳造における鋳型内溶鋼
流については、図6に示したように、浸漬ノズル1より
吐出した溶鋼噴流2が鋳型短辺14の内壁に衝突して下
方に流れる流れ3と上方に流れる流れ4が発生する。本
発明は、このような溶鋼流を制御するために静磁場を用
いた連続鋳造方法に関するものである。
流については、図6に示したように、浸漬ノズル1より
吐出した溶鋼噴流2が鋳型短辺14の内壁に衝突して下
方に流れる流れ3と上方に流れる流れ4が発生する。本
発明は、このような溶鋼流を制御するために静磁場を用
いた連続鋳造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】連続鋳造鋳片の品質向上を目的とし、静
磁場を利用して鋼の連続鋳造を行う方法として、図7(
1),(2)に示すように、磁石5により鋳型長辺15
に垂直で一様な静磁場6を浸漬ノズル1の吐出口付近の
領域7に形成する方法が特開昭57−17356号公報
にて提案されている。14は鋳型短辺である。
磁場を利用して鋼の連続鋳造を行う方法として、図7(
1),(2)に示すように、磁石5により鋳型長辺15
に垂直で一様な静磁場6を浸漬ノズル1の吐出口付近の
領域7に形成する方法が特開昭57−17356号公報
にて提案されている。14は鋳型短辺である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の方法では、図8に示すように鋳型長辺に垂直な
向きをした静磁場を浸漬ノズル吐出口付近の領域7のみ
に形成しているため、この部分のみが制動され、浸漬ノ
ズル1から吐出する溶鋼噴流2がその部分を回避し、勢
いの弱まらない流れ8が発生する可能性がある。
た従来の方法では、図8に示すように鋳型長辺に垂直な
向きをした静磁場を浸漬ノズル吐出口付近の領域7のみ
に形成しているため、この部分のみが制動され、浸漬ノ
ズル1から吐出する溶鋼噴流2がその部分を回避し、勢
いの弱まらない流れ8が発生する可能性がある。
【0004】その結果、浸漬ノズル1から吐出する溶鋼
噴流2を十分に制動できず、そこでパウダー巻き込みの
防止、介在物や気泡の浮上の促進をはかるために、静磁
場の作用する部分を微妙に調節する必要があった。
噴流2を十分に制動できず、そこでパウダー巻き込みの
防止、介在物や気泡の浮上の促進をはかるために、静磁
場の作用する部分を微妙に調節する必要があった。
【0005】本発明は、従来法に見られる、溶鋼噴流2
が静磁場の作用した部分7を回避して流れる現象をなく
し、介在物や気泡の浮上を促進し、パウダー巻き込みを
防止することにより、連続鋳造鋳片の品質の向上を図り
得る静磁場を用いた連続鋳造方法を提供する。
が静磁場の作用した部分7を回避して流れる現象をなく
し、介在物や気泡の浮上を促進し、パウダー巻き込みを
防止することにより、連続鋳造鋳片の品質の向上を図り
得る静磁場を用いた連続鋳造方法を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、図1(1),
(2)に示す如く、鋳型長辺15の両側に同極が向かい
合った一対の磁石5を、両磁石の軸9を一致させ、その
軸9が、鋳型長辺15に平行な鋳型の中心面10に垂直
で、且つ両磁石の中心11がこの中心面10から等距離
にあるように設置した鋳型装置を用いて、両磁石5によ
る静磁場12を鋳型長辺15に平行な鋳型の中心面10
上に放射状に広げて鋳造することを特徴とする静磁場を
用いた連続鋳造方法であり、両磁石の軸9が浸漬ノズル
1の吐出口位置を通るのが良い。14は鋳型短辺である
。
(2)に示す如く、鋳型長辺15の両側に同極が向かい
合った一対の磁石5を、両磁石の軸9を一致させ、その
軸9が、鋳型長辺15に平行な鋳型の中心面10に垂直
で、且つ両磁石の中心11がこの中心面10から等距離
にあるように設置した鋳型装置を用いて、両磁石5によ
る静磁場12を鋳型長辺15に平行な鋳型の中心面10
上に放射状に広げて鋳造することを特徴とする静磁場を
用いた連続鋳造方法であり、両磁石の軸9が浸漬ノズル
1の吐出口位置を通るのが良い。14は鋳型短辺である
。
【0007】
【作用】本発明は、図2に示すように、鋳型長辺に平行
な鋳型の中心面上に放射状に広がる静磁場12を利用す
る。
な鋳型の中心面上に放射状に広がる静磁場12を利用す
る。
【0008】本発明においては、磁場の強さは磁場の中
心13(両磁石の中心位置)付近では弱く、磁場の中心
13から離れるほど強くなるので、吐出口を出た溶鋼噴
流2は即座に制動されず、吐出口を離れるに従い除々に
制動され、磁場の向きに平行に流れる。
心13(両磁石の中心位置)付近では弱く、磁場の中心
13から離れるほど強くなるので、吐出口を出た溶鋼噴
流2は即座に制動されず、吐出口を離れるに従い除々に
制動され、磁場の向きに平行に流れる。
【0009】したがって、図8に示す如き従来の方法の
ように、浸漬ノズル1の吐出口付近の静磁場を作用した
部分を、浸漬ノズル1から吐出した溶鋼噴流2が回避し
て制動されないようなことは起こらない。さらに、図2
に示す如く静磁場が放射状に広がっているために、浸漬
ノズル1から吐出した溶鋼噴流2も広がり、鋳型短辺1
4の内壁に衝突する時点では速度に勢いを失っている。
ように、浸漬ノズル1の吐出口付近の静磁場を作用した
部分を、浸漬ノズル1から吐出した溶鋼噴流2が回避し
て制動されないようなことは起こらない。さらに、図2
に示す如く静磁場が放射状に広がっているために、浸漬
ノズル1から吐出した溶鋼噴流2も広がり、鋳型短辺1
4の内壁に衝突する時点では速度に勢いを失っている。
【0010】鋳型短辺14に衝突した溶鋼噴流2は上方
へ流れる流れ4と下方に流れる流れ3とに分かれ、上方
へ流れる流れ4の方向は磁場の向き12と垂直をなすた
めにさらに制動される。この結果、介在物や気泡の浮上
を促進し、パウダー巻き込みを防止し、連続鋳造鋳片の
品質を向上させることが可能になる。
へ流れる流れ4と下方に流れる流れ3とに分かれ、上方
へ流れる流れ4の方向は磁場の向き12と垂直をなすた
めにさらに制動される。この結果、介在物や気泡の浮上
を促進し、パウダー巻き込みを防止し、連続鋳造鋳片の
品質を向上させることが可能になる。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を説明する。
【0012】幅1380mm、厚さ250mmの断面を
有する湾曲型スラブ連鋳機(半径10.5m)において
、■電磁石を配置しない場合、■浸漬ノズルの吐出口付
近を部分的に作用させる従来方式の電磁石を配置し、静
磁場の強さが5000ガウスの場合、■鋳型長辺に平行
な鋳型の中心面上に放射状に広がる静磁場を作用させる
本発明方式の電磁石を配置し、静磁場の最大強さが50
00ガウスの場合について、それぞれの鋳片中に残った
介在物および気泡の鋳型内湯面からの距離に対する分布
量を冶金的に調査した。
有する湾曲型スラブ連鋳機(半径10.5m)において
、■電磁石を配置しない場合、■浸漬ノズルの吐出口付
近を部分的に作用させる従来方式の電磁石を配置し、静
磁場の強さが5000ガウスの場合、■鋳型長辺に平行
な鋳型の中心面上に放射状に広がる静磁場を作用させる
本発明方式の電磁石を配置し、静磁場の最大強さが50
00ガウスの場合について、それぞれの鋳片中に残った
介在物および気泡の鋳型内湯面からの距離に対する分布
量を冶金的に調査した。
【0013】その結果を表1、及び図3,図4そして図
5に示す。
5に示す。
【0014】
【表1】
【0015】本発明により、介在物、気泡ともに鋳型内
湯面への浮上分離が促進されていることが確認された。
湯面への浮上分離が促進されていることが確認された。
【0016】
【発明の効果】以上のように構成される本発明は、下記
の如き効果を奏する。
の如き効果を奏する。
【0017】本発明の静磁場を用いた連続鋳造方法によ
り、鋳型内溶鋼流を十分に制動することができるように
なり、その結果、介在物と気泡の浮上が促進され、鋳造
鋳片の品質を著しく向上することができる。
り、鋳型内溶鋼流を十分に制動することができるように
なり、その結果、介在物と気泡の浮上が促進され、鋳造
鋳片の品質を著しく向上することができる。
【図1】本発明における磁石の配置と静磁場の模式図で
あり、(1)は平面図、(2)は(1)のA−Aの断面
を示す概略縦断面説明図である。
あり、(1)は平面図、(2)は(1)のA−Aの断面
を示す概略縦断面説明図である。
【図2】本発明における鋳型長辺に平行な鋳型短辺の中
心を通る面上に放射状に広がる静磁場を作用させたとき
の流動パターンを鋳型長辺方向からみた左半部を説明し
た部分概略縦断面説明図である。
心を通る面上に放射状に広がる静磁場を作用させたとき
の流動パターンを鋳型長辺方向からみた左半部を説明し
た部分概略縦断面説明図である。
【図3】静磁場なしの鋳造例について、鋳片中に補足さ
れたままの介在物と気泡の鋳型内湯面からの距離に対す
る分布量を比較したグラフである。
れたままの介在物と気泡の鋳型内湯面からの距離に対す
る分布量を比較したグラフである。
【図4】従来例について、鋳片中に補足されたままの介
在物と気泡の鋳型内湯面からの距離に対する分布量を比
較したグラフである。
在物と気泡の鋳型内湯面からの距離に対する分布量を比
較したグラフである。
【図5】本発明実施例について、鋳片中に補足されたま
まの介在物と気泡の鋳型内湯面からの距離に対する分布
量を比較したグラフである。
まの介在物と気泡の鋳型内湯面からの距離に対する分布
量を比較したグラフである。
【図6】静磁場を作用していない場合の鋳型内溶鋼の流
動パターンを鋳型長辺方向からみて説明した、概略縦断
面説明図である。
動パターンを鋳型長辺方向からみて説明した、概略縦断
面説明図である。
【図7】従来方式における磁石の配置と作用する静磁場
を示した模式図であり、(1)は平面図、(2)は(1
)のA−Aの断面を示す概略縦断面説明図である。
を示した模式図であり、(1)は平面図、(2)は(1
)のA−Aの断面を示す概略縦断面説明図である。
【図8】従来方式の静磁場を作用させたときの鋳型内溶
鋼の流動パターンを鋳型長辺方向からみて説明した、概
略縦断面説明図である。
鋼の流動パターンを鋳型長辺方向からみて説明した、概
略縦断面説明図である。
1 浸漬ノズル
2 溶鋼噴流
3 溶鋼下降流
4 溶鋼上昇流
5 磁石
6 磁場の向き
7 磁場の制動領域
8 溶鋼流
9 磁石の軸
10 長辺に平行な鋳型の中心面
11 磁石の中心
12 放射状に広がる静磁場
13 磁場の中心
14 鋳型短辺
15 鋳型長辺
Claims (2)
- 【請求項1】 鋼の連続鋳造に際し、鋳型長辺の両側
に同極が向かい合った一対の磁石を、両磁石の軸を一致
させ、その軸が、鋳型長辺に平行な鋳型の中心面に垂直
で、且つ両磁石の中心がその面から等距離にあるように
設置した鋳型装置を用い、前記磁石による静磁場を鋳型
長辺に平行な鋳型の中心面上に放射状に広げて鋳造する
ことを特徴とする静磁場を用いた連続鋳造方法。 - 【請求項2】 両磁石の軸が浸漬ノズルの吐出口位置
を通るようにして鋳造する請求項1記載の静磁場を用い
た連続鋳造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10965891A JPH04319051A (ja) | 1991-04-16 | 1991-04-16 | 静磁場を用いた連続鋳造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10965891A JPH04319051A (ja) | 1991-04-16 | 1991-04-16 | 静磁場を用いた連続鋳造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04319051A true JPH04319051A (ja) | 1992-11-10 |
Family
ID=14515874
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10965891A Withdrawn JPH04319051A (ja) | 1991-04-16 | 1991-04-16 | 静磁場を用いた連続鋳造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04319051A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6332493B1 (en) * | 1997-04-18 | 2001-12-25 | Abb Ab | Device for continuous casting of two strands in parallel |
-
1991
- 1991-04-16 JP JP10965891A patent/JPH04319051A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6332493B1 (en) * | 1997-04-18 | 2001-12-25 | Abb Ab | Device for continuous casting of two strands in parallel |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980711 |