JPH04318231A - ガスタービンエンジンのタービンダクト取付構造 - Google Patents

ガスタービンエンジンのタービンダクト取付構造

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JPH04318231A
JPH04318231A JP8409691A JP8409691A JPH04318231A JP H04318231 A JPH04318231 A JP H04318231A JP 8409691 A JP8409691 A JP 8409691A JP 8409691 A JP8409691 A JP 8409691A JP H04318231 A JPH04318231 A JP H04318231A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
turbine
duct
nozzle
engine
gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8409691A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Igarashi
修 五十嵐
Yoshihisa Gunji
郡司 善寿
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPH04318231A publication Critical patent/JPH04318231A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガスタービンエンジンに
関し、特に燃焼器で発生した燃焼ガスによって駆動され
るタービンロータのタービンダクトの取付構造に関する
【0002】
【従来の技術】ガスタービンエンジンは、コンプレッサ
からの高圧空気を燃焼器に導入して燃焼させ、その燃焼
ガスをタービンロータに吹きつけることによりタービン
を回転させ、動力を得るものであって近年、車両駆動用
内燃機関としても注目されている。
【0003】ここで図4は一般的な2軸式ガスタービン
エンジンのコンプレッサタービン部分の断面を示してい
る。この図において、41は燃焼ガスによって駆動され
るタービンロータであり、その動力によって図より左方
に位置するコンプレッサ(図示せず)を駆動するもので
ある。また、このタービンロータ41の近傍であって、
その燃焼ガス流動方向上流側には、周状に配置された多
数のノズル翼42を備えるタービンノズル43が設けら
れている。
【0004】また更にタービンノズル43は、上記ノズ
ル翼42の他、その外側に位置する外周リング44と内
側の内周リング45を一体的に備えており、内周リング
45から内方に延びるフランジ46を介してコンプレッ
サ本体47側に固定されるようになっている(実開昭6
1−92729号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のガスタ
ービンエンジンにおいては、図4に示すようにタービン
ノズル43の外周リング44は、ノズル翼42より燃焼
ガス流動方向下流側に更に延び、タービンロータ41を
包囲するタービンダクトとしての機能も果たしており、
外周リング44の燃焼ガス下流側の端部ではタービンロ
ータ軸を中心として半径方向外側に延び、スクロール4
8を固定する周状フランジ49も一体的に備える構造と
なっている。
【0006】ところで、高温高圧の燃焼ガスがタービン
ノズル43及びタービンロータ41を通ってエンジン本
体側へと流れるエンジン運転時においては、実際にはタ
ービンノズル入口(スクロール48の燃焼ガス出口付近
)と、タービンノズル出口(タービンロータ41より下
流側) との間では温度差があり、タービンノズル入口
側の膨張度合はタービンダクト側の膨張度合よりも大き
くなり、ノズル入口側が拡げられるのに対し出口側は狭
められる形となる。
【0007】従って、上述した従来のガスタービンエン
ジンのように、それ自体でタービンダクトの機能も兼ね
備えるタービンノズル43の場合、外周リング44の内
壁がタービンロータ41のタービン翼側に傾斜すること
となり、ともするとタービン翼と接触してしまう恐れが
ある。
【0008】本発明はかかる問題点に鑑み提供されるも
のであって、かかる温度差が生じてもタービンダクトが
タービンロータに対し接触することがなく、スムーズな
タービンロータ回転が保証されるようなガスタービンエ
ンジンのタービンダクト取付構造の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明によれば、ガスタービンエンジンのタービンロー
タに近接してその燃焼ガス上流側に配置されるタービン
ノズルと、タービンロータを取り囲むタービンダクトと
を分割し、タービンノズルをコンプレッサ本体側に固定
すると共に、タービンダクトをエンジン本体側に固定し
、更に上記タービンノズルとタービンダクトとを弾性手
段を介して接触係合させた、ガスタービンエンジンのタ
ービンダクト取付構造が提供される。
【0010】
【作用】タービンダクトをタービンノズルから分離し、
双方の部品が夫々別の部品に固定される取付形態とした
ため、タービンノズルの熱歪が直接タービンダクトを変
位させることはなく、熱歪自体も双方間に設けられる弾
性手段によって吸収される。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0012】図1及び図2は本発明の一実施例としての
2軸式ガスタービンエンジンのタービン部分(詳しくは
コンプレッサタービン部分)の断面とその部分的拡大図
を示しており、1はタービン翼2を備えるタービンロー
タで、軸受3を介して回転可能にコンプレッサ本体4の
軸受ハウジング5に支持されている。
【0013】又、この軸受ハウジング5にはタービンノ
ズル6が複数のボルト7(図では1個のみ示す)により
固定される。このタービンノズル6は、固定翼として周
方向に配列された複数のノズル翼8と、その外周側に位
置する外周リング9及び内周側に位置する内周リング1
0と、内周リング10より更に内側に延びる湾曲フラン
ジ11との一体構造物として形成されており、そのノズ
ル翼8が前出のタービン翼2と隣接するように配置され
る。
【0014】また、本実施例によれば、このタービンノ
ズル6の外周リング9には更に外方に周状のフランジ1
2が形成され、弾性手段としてのリング状の板バネ13
が接合される。更にこの板バネ13の端部には、タービ
ンロータ1と軸方向位置がほぼ同じくしてタービン翼2
を周状態に包囲するように幅広の環状部材14が接合さ
れる。
【0015】図示しない燃焼器からの燃焼ガスをタービ
ンロータ1へと導くスクロール15のガス出口部分には
、タービンノズル6との接続を補助するアダプタ16が
設けられ、外周リング9と内周リング10に密に嵌合さ
れる。 更に、このアダプタ16には弾性材料から形成される湾
曲したプレート17が接合され、そのビード部分17a
は前出の環状部材14の外周面に当接して、環状部材1
4をその外方から支持するようになっている。尚、本実
施例ではスクロール15は、このアダプタ16を介して
軸受ハウジング5を包むインシュレータ(断熱材)18
に固定され、インシュレータ18は更にコンプレッサ本
体4に固定される。
【0016】タービンロータ1を駆動した後の燃焼ガス
は、排気デフューザ19内に流入しエンジン本体側へと
流れるが、本実施例によればエンジン本体の一部を構成
するこの排気デフューザ19に対しリング状プレート2
0を介してタービンダクト21が固定される。
【0017】このタービンダクト21は環状部材14の
内側に挿入されて、その内方にタービン翼2を回転可能
に収納するリング状部材として形成され、その外周面に
形成された環状溝には、環状部材14の内周壁に接触し
て環状部材14、タービンダクト21間の間隙を介する
ガス漏れを防ぐシール用ピストンリング22(本発明の
弾性手段にも相当する)が装着される。
【0018】また排気デフューザ19には更にリング状
プレート20及びタービンダクト21を包むように、弾
性材料から成る第2のリング状プレート23が接合され
る。この第2リング状プレート23は、環状部材14の
外周の一部を覆うと共に途中で折れ曲がり、プレート1
7の外周面に接触することで、プレート17のビード部
分と環状部材14との接触部分を外部より保護し、この
接触部分を介して外部から圧縮空気がスクロール通路内
に流入しないようにしている。
【0019】以上説明したように、本実施例におけるタ
ービンノズルとタービンダクトの関係は、従来のように
1個の部分で2つの機能を兼ねるのではなく、あくまで
タービンノズル6とタービンダクト21を別の部品で構
成し、片やタービンノズル6 はコンプレッサ本体4に
、又タービンダクト21はエンジン本体側の排気デフュ
ーザ16に夫々固定され、タービンノズル6は板バネ1
3、環状部材14及びピストンリング22を介してター
ビンダクト21に弾力的に接触されるようにしたもので
ある。
【0020】従って、エンジン運転時に生じるタービン
ノズル6自体の熱歪は、図3に熱歪による変形前(2点
鎖線)と変形時(実線)を示すように、板バネ13自体
の変位によって吸収され、更にピストンリング22の溝
内出没でその影響が一層軽減されることになる。これは
、タービンダクト21自体はタービンノズル6に熱歪が
あっても変位されにくいことを意味しており、従ってタ
ービンロータ1のタービン翼2とタービンダクト21内
周面との間隙が適正な値に保たれ、ロータの回転の妨害
するような恐れは解消される。
【0021】加えて本実施例によるタービンノズル6の
取付構造は、図4に示すようにその外周においてスクロ
ール等に固定し、その内周においてコンプレッサ本体に
固定するような堅固な装着形態ではなく、内周側におい
てのみコンプレッサ本体に固定する所謂片持ち(フロー
ティング)式の固定形態であるため、熱歪による不均等
荷重によりタービンノズル自体に亀裂が発生するような
ことはなく、その耐久性が格段と向上する。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、タ
ービンダクトをタービンノズルから分離し、双方の部品
が夫々別の部品に固定される取付形態としたため、ター
ビンノズルの熱歪がそのままタービンダクトを傾斜させ
ることはなく、熱歪自体も双方間に設けられる弾性手段
によって吸収され、タービンダクトとタービンロータが
接触することはなく、スムーズなロータ回転が保証され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタービンダクト取付構造のタービンロ
ータ部を示す断面図である。
【図2】図1の部分的拡大図である。
【図3】本発明のタービンダクト取付構造において、エ
ンジン運転時の温度差によって熱歪が生じたタービンノ
ズル及びその近傍を示す図である。
【図4】図1に対応した従来ガスタービンエンジンのタ
ービンロータ部断面図である。
【符号の説明】
1…タービンロータ 4…コンプレッサ本体 5…軸受ハウジング 6…タービンノズル 16…板バネ(弾性手段) 19…排気デフューザ(エンジン本体側)21…タービ
ンダクト 22…ピストンリング(弾性手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ガスタービンエンジンのタービンロー
    タに近接してその燃焼ガス上流側に配置されるタービン
    ノズルと、タービンロータを取り囲むタービンダクトと
    を分割し、タービンノズルをコンプレッサ本体側に固定
    すると共に、タービンダクトをエンジン本体側に固定し
    、更に上記タービンノズルとタービンダクトとを弾性手
    段を介して接触係合させた、ガスタービンエンジンのタ
    ービンダクト取付構造。
JP8409691A 1991-04-16 1991-04-16 ガスタービンエンジンのタービンダクト取付構造 Pending JPH04318231A (ja)

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JP8409691A JPH04318231A (ja) 1991-04-16 1991-04-16 ガスタービンエンジンのタービンダクト取付構造

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JP8409691A JPH04318231A (ja) 1991-04-16 1991-04-16 ガスタービンエンジンのタービンダクト取付構造

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JPH04318231A true JPH04318231A (ja) 1992-11-09

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ID=13820987

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JP8409691A Pending JPH04318231A (ja) 1991-04-16 1991-04-16 ガスタービンエンジンのタービンダクト取付構造

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