JP2016008575A - 可変容量型過給機 - Google Patents

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Abstract

【課題】皿バネによって可変ノズルユニットに軸方向の力を与えることなく、遮熱板をベアリングハウジングに対して固定することで、可変ノズルユニットの熱変形を防止する。
【解決手段】ベアリングハウジング3の左側面に環状の側壁凸部79が左方向へ突出して形成され、側壁凸部79の内縁部に環状の嵌合凸部81が左方向へ突出して形成され、側壁凸部79の外周面に複数の被係止溝83が形成され、嵌合凸部81に環状の遮熱板85が嵌合して設けられ、遮熱板85の外縁部に対応する被係止溝83に係止するためのL字形状の複数の係止爪87が右方向へ突出しかつ周方向に間隔を置いて形成され、側壁凸部79の先端面79tと遮熱板85の右側面との間に、各係止爪87を対応する被係止溝83に圧接させるように、弾性力によって遮熱板85を左方向へ押圧する皿バネ91を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、タービンインペラ側へ供給される排気ガスの流路面積(流量)を可変とする(調整する)可変ノズルユニットを装備した可変容量型過給機に関する。
近年、可変容量型過給機におけるタービンハウジング内に配設される可変ノズルユニットについて種々の開発がなされており、本願の出願人も既に可変ノズルユニットについて開発して出願している(特許文献1及び特許文献2等参照)。そして、その先行技術に係る可変ノズルユニット及びその周辺の構成は、次のようになる。
タービンハウジング内には、環状の第1壁部材としての第1ノズルリングが配設されており、この第1ノズルリングは、タービンハウジングに隣接するベアリングハウジング側に位置している。また、第1ノズルリングに対して軸方向(タービンインペラの軸方向)に離隔した位置には、環状の第2壁部材としての第2ノズルリングが第1ノズルリングと一体的に設けられている。そして、第1ノズルリングの対向面と第2ノズルリングの対向面との間には、複数の可変ノズルが円周方向(所定の円周方向)に間隔を置いて配設されており、各可変ノズルは、タービンインペラの軸心に平行な軸心(可変ノズルのノズル軸の軸心)周りに正逆方向(開閉方向)へ回動可能である。更に、第1ノズルリングの対向面の反対面側には、複数の可変ノズルを正逆方向へ同期して回動させるためのリンク機構が配設されている。ここで、複数の可変ノズルを正方向(開方向)へ同期して回動させると、タービンインペラ側へ供給される排気ガスの流路面積(スロート面積)が大きくなると共に、複数の可変ノズルを逆方向(閉方向)へ同期して回動させると、タービンインペラ側へ供給される排気ガスの流路面積が小さくなるようになっている。
ベアリングハウジングにおけるタービンインペラの背面に対向する側面には、環状の嵌合凸部が軸方向一方側(タービンインペラの軸方向の一方側)へ突出して形成されている。また、ベアリングハウジングの嵌合凸部には、タービンインペラの背面側からの熱の一部を遮蔽する環状の遮熱板が嵌合して設けられている。そして、ベアリングハウジングの嵌合凸部の外周面には、波ワッシャ等の環状のバネ部材が設けられており、このバネ部材は、遮熱板の外縁部(外周面側)を第1ノズルリングの内縁部(内周面側)に圧接させるように、その弾性力によって遮熱板を押圧するものである。ここで、遮熱板の外縁部を第1ノズルリングの内縁部に圧接させることによって、遮熱板が第1ノズルリング又はベアリングハウジングに対して固定され、換言すれば、遮熱板が第1ノズルリングを介してベアリングハウジングに対して固定されている。
特開2013−130116号公報 特開2013−194546号公報
ところで、遮熱板をベアリングハウジングに対して固定するには、波ワッシャ等の環状のバネ部材が必要であるものの、バネ部材の弾性力が軸方向の力として可変ノズルユニットに常に働くことになり、可変容量型過給機の運転中における可変ノズルユニットの熱変形が複雑化する傾向にある。すると、エンジン運転状況によっては、可変容量型過給機の運転中における第1ノズルリングの対向面と第2ノズルリングの対向面の平行度が低下して、第1ノズルリングの対向面と第2ノズルリングの対向面の間隔が局所的に狭くなるおそれがある。そのため、前記平行度が低下しても、可変ノズルの動作安定性、換言すれば、可変容量型過給機の動作信頼性を確保できるように、ノズルサイドクリアランスを大きさを設定してある。一方、ノズルサイドクリアランスを大きめに設定すると、ノズルサイドクリアランスからの漏れ流れが増大して、可変容量型過給機のタービン効率が低下する傾向になる。なお、ノズルサイドクリアランスとは、第1ノズルリング(環状の第1壁部材)の対向面と可変ノズルの側面との隙間又は第2ノズルリング(環状の第2壁部材)の対向面と可変ノズルの側面との隙間のことをいう。
そこで、本発明は、前述の課題を解決することができる、新規な構成の可変容量型過給機を提供することを目的とする。
本発明の特徴は、タービンハウジング内に配設されかつタービンインペラ側へ供給される排気ガスの流路面積(流量)を可変とする(調整する)可変ノズルユニットを装備した可変容量型過給機において、前記可変ノズルユニットは、前記タービンハウジング内に配設され、前記タービンハウジングに隣接するベアリングハウジング側に位置した環状の第1壁部材と、前記第1壁部材に対して軸方向に離隔対向した位置に前記第1壁部材と一体的に設けられた環状の第2壁部材と、前記第1壁部材の対向面と前記第2壁部材の対向面との間に円周方向(所定の円周方向)に間隔を置いて配設され、前記タービンインペラの軸心に平行な軸心(可変ノズルのノズル軸の軸心)周りに正逆方向へ回動可能な複数の可変ノズルと、複数の前記可変ノズルを同期して開閉方向へ回動させるためのリンク機構と、を具備し、前記ベアリングハウジングにおける前記タービンインペラの背面に対向する側面(軸方向一方側の側面)に、環状の嵌合凸部が軸方向一方側へ突出して形成され、前記ベアリングハウジングが前記嵌合凸部の径方向外側に被係止部を有し、前記ベアリングハウジングの前記嵌合凸部に環状の遮熱板が設けられ、前記遮熱板に前記ベアリングハウジングの前記被係止部に係止するための係止部が形成され、前記係止部を前記ベアリングハウジングの前記被係止部に圧接させるように前記遮熱板を押圧する押圧部材が設けられていることを要旨とする。
なお、本願の明細書及び特許請求の範囲において、「配設され」とは、直接的に配設されたことの他に、別部材を介して間接的に配設されたことを含む意であって、「設けられ」とは、直接的に設けられたことの他に、別部材を介して間接的に設けられたことを含む意である。また、「環状の第1壁部材」及び「環状の第2壁部材」は、前記タービンハウジング等の一部を構成するものであっても構わない。更に、「軸方向」とは、特に断らない限り、タービンインペラの軸方向(換言すれば、第1壁部材、第2壁部材、又は遮熱板の軸方向)のことをいう。「軸方向一方側」とは、軸方向の一方側、具体的には、タービンインペラの背面(タービンディスクの背面)側から先端(タービンディスクの先端)側に向かう方向のことをいい、「軸方向他方側」とは、軸方向の他方側、具体的には、タービンインペラの先端側から背面側に向かう方向のことをいう。そして、「半径方向」とは、特に断らない限り、タービンインペラの半径方向(換言すれば、第1壁部材、第2壁部材、嵌合凸部、又は遮熱板の半径方向)のことをいい、「圧接」とは、圧力を加えた状態で接触することをいう。
本発明の特徴によると、前記可変容量型過給機の運転中、エンジン回転数が高回転域にあって、排気ガスの流量が多い場合には、前記リンク機構を作動させつつ、複数の前記可変ノズルを正方向(開方向)へ同期して回動させる。これにより、前記タービンインペラ側へ供給される排気ガスのガス流路面積(スロート面積)を大きくして、前記タービンインペラ側に多量の排気ガスを供給する。
一方、エンジン回転数が低回転域にあって、排気ガスの流量が少ない場合には、前記リンク機構を作動させつつ、複数の前記可変ノズルを逆方向(閉方向)へ同期して回動させる。これにより、前記タービンインペラ側へ供給される排気ガスのガス流路面積を小さくして、排気ガスの流速を高めて、前記タービンインペラの仕事量を十分に確保する(前記可変容量型過給機の通常の作用)。
前記押圧部材が前記遮熱板を押圧することにより、前記係止部を前記ベアリングハウジングの前記被係止部に圧接させて、前記遮熱板を前記ベアリングハウジングに対して固定することができる。換言すれば、前記押圧部材によって前記可変ノズルユニットに軸方向の力を与えることなく、前記遮熱板を前記ベアリングハウジングに対して固定することができる。これにより、前記可変容量型過給機の運転中における前記可変ノズルユニットの熱変形の複雑化を抑えて、前記第1壁部材の対向面と前記第2壁部材の対向面の平行度を確保することができる。その結果、エンジン仕様の要請に応じて、ノズルサイドクリアランスを極力小さくすることができる(前記可変容量型過給機の特有の作用)。
本発明によれば、前記可変容量型過給機の運転中における前記第1壁部材の対向面と前記第2壁部材の対向面の平行度を確保しつつ、エンジン仕様の要請に応じて、ノズルサイドクリアランスを極力小さくできるため、前記可変容量型過給機の動作信頼性を十分に確保しつつ、前記可変容量型過給機のタービン効率の維持又は向上を図ることができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る可変容量型過給機の特徴部分を示す断面図である。 図2は、図5における矢視部IIの拡大図である。 図3(a)は、本発明の第1実施形態に係る可変容量型過給機における遮熱板の正断面図、図3(b)は、本発明の第1実施形態に係る可変容量型過給機における遮熱板の右側面図である。 図4(a)(b)は、ベアリングハウジングの側壁凸部の外周面の一部を示す平面展開図である。 図5は、本発明の第1実施形態に係る可変容量型過給機の正断面図である。 図6は、本発明の第2実施形態に係る可変容量型過給機の特徴部分を示す断面図である。 図7(a)は、本発明の第2実施形態に係る可変容量型過給機における遮熱板の正断面図、図7(b)は、本発明の第2実施形態に係る可変容量型過給機における遮熱板の右側面図である。 図8は、本発明の第3実施形態に係る可変容量型過給機の特徴部分を示す断面図である。 図9(a)は、本発明の第3実施形態に係る可変容量型過給機における遮熱板の正断面図、図9(b)は、本発明の第3実施形態に係る可変容量型過給機における遮熱板の右側面図である。
本発明の実施形態について図1から図9(a)(b)を参照して説明する。なお、図面に示すとおり、「AD」は、軸方向、「L」は、左方向(軸方向一方側)、「R」は、右方向(軸方向他方側)、「BD」は、半径方向、「BDi」は、半径方向内側、「BDo」は、半径方向外側、「CD」は、ベアリングハウジングの側壁凸部の外周面の周方向である。
(第1実施形態)
図5に示すように、本発明の第1実施形態に係る可変容量型過給機1は、エンジン(図示省略)からの排気ガスの圧力エネルギーを利用して、エンジンに供給される空気を過給(圧縮)するものである。そして、可変容量型過給機1の具体的な構成等は、以下のようになる。
可変容量型過給機1は、ベアリングハウジング3を具備しており、ベアリングハウジング3内には、一対のラジアルベアリング5及び一対のスラストベアリング7が設けられている。また、複数のベアリング5,7には、左右方向へ延びたロータ軸(タービン軸)9が回転可能に設けられており、換言すれば、ベアリングハウジング3には、ロータ軸9が複数のベアリング5,7を介して回転可能に設けられている。
ベアリングハウジング3の右側には、コンプレッサハウジング11が設けられている。そして、コンプレッサハウジング11内には、遠心力を利用して空気を圧縮するコンプレッサインペラ13がその軸心(コンプレッサインペラ13の軸心)C周りに回転可能に設けられており、このコンプレッサインペラ13は、ロータ軸9の右端部に一体的に連結されている。また、コンプレッサインペラ13は、コンプレッサディスク15を備えており、コンプレッサディスク15のハブ面15hは、右側(先端側)から半径向外側(コンプレッサインペラ13の半径方向の外側)へ延びている。更に、コンプレッサディスク15のハブ面15hには、複数のコンプレッサブレード17が周方向(コンプレッサディスク15のハブ面15hの周方向)に間隔を置いて一体的に設けられている。
コンプレッサハウジング11におけるコンプレッサインペラ13の入口側(空気の主流方向から見て上流側)には、空気をコンプレッサハウジング11内に取入れるための空気取入口19が形成されており、この空気取入口19は、空気を浄化するエアクリーナ(図示省略)に接続可能である。また、ベアリングハウジング3とコンプレッサハウジング11との間におけるコンプレッサインペラ13の出口側(空気の主流方向から見て下流側)には、圧縮された空気を昇圧する環状のディフューザ流路21が形成されている。更に、コンプレッサハウジング11の内部には、渦巻き状のコンプレッサスクロール流路23が形成されており、このコンプレッサスクロール流路23は、ディフューザ流路21に連通している。そして、コンプレッサハウジング11の適宜位置には、圧縮された空気をコンプレッサハウジング11の外側へ排出するための空気排出口25が形成されており、この空気排出口25は、エンジンの吸気マニホールド(図示省略)に接続可能である。
なお、ベアリングハウジング3の右側部には、スラストベアリング7側への圧縮空気の漏れを抑える環状のシールプレート27が設けられている。
図2及び図5に示すように、ベアリングハウジング3の左側には、タービンハウジング29が設けられている。そして、タービンハウジング29内には、排気ガスの圧力エネルギーを利用して回転力を発生させるタービンインペラ31がその軸心(タービンインペラ31の軸心)C周りに回転可能に設けられており、このタービンインペラ31は、ロータ軸9の左端部に一体的に連結されている。また、タービンインペラ31は、タービンディスク33を備えており、このタービンディスク33のハブ面33hは、左側(先端側)から半径方向外側(タービンインペラ31の半径方向の外側)へ延びている。更に、タービンディスク33のハブ面33hには、複数のタービンブレード35が周方向(タービンディスク33のハブ面33hの周方向)に間隔を置いて一体的に設けられている。
タービンハウジング29の適宜位置には、排気ガスをタービンハウジング29内に取入れるためのガス取入口37が形成されており、このガス取入口37は、エンジンの排気マニホールド(図示省略)に接続可能である。また、タービンハウジング29の内部におけるタービンインペラ31の入口側(排気ガスの主流方向から見て上流側)には、渦巻き状のタービンスクロール流路39が形成されており、このタービンスクロール流路39は、ガス取入口37に連通している。そして、タービンハウジング29におけるタービンインペラ31の出口側(排気ガスの流れ方向から見て下流側)には、排気ガスを排出するためのガス排出口41が形成されており、このガス排出口41は、接続管(図示省略)を介して触媒(図示省略)に接続可能である。
可変容量型過給機1は、タービンハウジング29内に配設された可変ノズルユニット43を装備しており、この可変ノズルユニット43は、タービンインペラ31側へ供給される排気ガスの流路面積(流量)を可変する(調整する)ものである。そして、可変ノズルユニット43の構成の詳細は、次のようになる。
図1及び図2に示すように、タービンハウジング29内には、環状の第1壁部材としての第1ノズルリング45がカップ状のサポートリング(環状のサポート部材)47を介してタービンインペラ31と同心状に配設されており、第1ノズルリング45は、タービンハウジング29に隣接するベアリングハウジング3側に位置している。また、第1ノズルリング45には、無底(貫通)の複数(1つのみ図示)の第1支持穴49が円周方向(所定の円周方向)に等間隔に形成されており、第1ノズルリング45の内周面には、環状の第1段差部51が半径方向外側へ窪んで形成されている。更に、第1ノズルリング45右側面側は、サポートリング47に形成した通孔53を介してタービンスクロール流路39に連通してある。なお、サポートリング47の外縁部(外周面側)は、ベアリングハウジング3の左側部とタービンハウジング29の右側部によって挟持されている。
第1ノズルリング45に対して軸方向(タービンインペラ31の軸方向、換言すれば、左右方向)に離隔対向した位置には、環状の第2壁部材としての第2ノズルリング55が複数(1つのみ図示)の連結ピン57を介して第1ノズルリング45と一体的かつ同心状に設けられている。また、第2ノズルリング55は、タービンハウジング29内における右方向へ突出して形成した環状の側壁凸部59の半径方向外側に位置している。そして、第2ノズルリング55には、有底の複数(1つのみ図示)の第2支持穴61が第1ノズルリング45の複数の第1支持穴49に整合するように形成されており、第2ノズルリング55の内周面には、環状の第2段差部63が半径方向外側へ窪んで形成されている。ここで、複数の連結ピン57は、第1ノズルリング45の対向面と第2ノズルリング55の対向面との間隔を設定する機能を有している。なお、前述の特許文献1及び特許文献2に示すように、第2ノズルリング55が複数のタービンブレード35のチップ35tを覆う円筒状のシュラウド部(図示省略)を有するようにしても構わない。
第1ノズルリング45の対向面(左側面)と第2ノズルリング55の対向面(右側面)との間には、複数の可変ノズル65がタービンインペラ31の入口側を囲むように円周方向(所定の円周方向)に等間隔に配設されている。また、各可変ノズル65は、タービンインペラ31の軸心Cに平行な軸心周りに開閉方向(正逆方向)へ回動可能である。そして、各可変ノズル65の右側面(第1ノズルリング45側の側面)には、第1ノズル軸67が一体的に設けられており、各第1ノズル軸67は、第1ノズルリング45の対応する第1支持穴49に回動可能に支持されている。更に、各可変ノズル65の左側面(第2ノズルリング55側の側面)には、第2ノズル軸69が第1ノズル軸67と同心状に一体的に設けられており、各第2ノズル軸69は、第2ノズルリング55の対応する第2支持穴61に回動可能に支持されている。なお、複数の可変ノズル65が円周方向に等間隔に並んでいるが、不等間隔に並んでいても構わない。各可変ノズル65は、第1ノズル軸67と第2ノズル軸69を備えた両持ちタイプであるが、第2ノズル軸69を省略して片持ちタイプにしても構わない。
第1ノズルリング45の対向面の反対面側に形成した環状のリンク室71内には、複数の可変ノズル65を開閉方向へ同期して回動させるためのリンク機構73が配設されており、このリンク機構73は、複数の可変ノズル65の第1ノズル軸67に連動連結してある。また、リンク機構73は、例えば2009−243300号公報及び特開2009−243432号公報等に示す公知の構成からなるものであって、複数の可変ノズル65を開閉方向へ回動させる回動モータ又は回動シリンダ等の回動アクチュエータ75に動力伝達機構77を介して接続されている。なお、リンク機構73が第1ノズルリング45の対向面の反対面側(リンク室71内)に配設される代わりに、第2ノズルリング55の対向面の反対面側に配設されるようにしても構わない。
続いて、可変ノズルユニット43の周辺の構成について説明する。
図1に示すように、ベアリングハウジング3の左側面(タービンディスク33の背面33bに対向する側面)には、環状の側壁凸部79が左方向(軸方向一方側)へ突出して形成されている。また、ベアリングハウジング3の側壁凸部79の内縁部(内周面側)には、環状の嵌合凸部81が左方向へ突出して形成されており、換言すれば、ベアリングハウジング3の左側面には、環状の嵌合凸部81が側壁凸部79を介して形成されている。
ベアリングハウジング3の側壁凸部79の外周面には、被係止部としての複数(本発明の実施形態にあっては、4つ)の被係止溝83が形成されている。換言すれば、ベアリングハウジング3は、嵌合凸部81の径方向外側に、複数の被係止溝83を有している。また、図4(a)に示すように、各被係止溝83は、始端が開口された導入溝部83aと、始端が導入溝部83aの終端に連通した中間溝部83bと、始端が中間溝部83bの終端に連通した最終溝部83cとからなっている。ここで、導入溝部83aは、右方向に向かって軸方向に平行に延びており、中間溝部83bは、ベアリングハウジング3の側壁凸部79の外周面の周方向に沿って延びており、最終溝部83cは、左方向に向かって軸方向に平行に延びている。なお、導入溝部83aが右方向に向かって延びていれば、図4(b)に示すように、軸方向に対して傾斜してあっても構わない。
図1、図3(a)(b)、及び図4(a)(b)に示すように、ベアリングハウジング3の嵌合凸部81には、タービンインペラ31側からの熱の一部を遮蔽する環状の遮熱板85が嵌合して設けられている。また、遮熱板85の外縁部(外周面側)には、ベアリングハウジング3の対応する被係止溝83に係止するための係止部としてのL字形状の複数の係止爪87が右方向へ突出しかつ周方向(遮熱板85の外縁部の周方向)に間隔を置いて形成されており、遮熱板85の外周面には、嵌入周溝89が形成されている。そして、ベアリングハウジング3の側壁凸部79の先端面79tと遮熱板85の右側面との間には、環状のバネ部材(押圧部材の一例)としての皿バネ91が設けられており、この皿バネ91は、各係止爪87を対応する被係止溝83(被係止溝83の壁面)に圧接させるように、弾性力によって遮熱板85を左方向へ押圧するものである。更に、皿バネ91の内縁部は、皿バネ91の弾性力によってベアリングハウジング3の側壁凸部79の先端面(左側面)79tに圧接しており、皿バネ91の外縁部は、皿バネ91の弾性力によって遮熱板85の右側面に圧接している。ここで、遮熱板85は、各係止爪87の先端部を対応する被係止溝83の導入溝部83aに導入して、ベアリングハウジング3の嵌合凸部81に嵌合させながら遮熱板85の軸心周りにベアリングハウジング3に対して相対的に回転させると、皿バネ91の弾性力によって各係止爪87の先端部が対応する被係止溝83の最終溝部83c(最終溝部83cの壁面)に係止するように構成されている。なお、皿バネ91の代わりに、合口(切欠部)を有したバネ部材(図示省略)を用いても構わない。
図1に示すように、第1ノズルリング45の第1段差部51には、第1ノズルリング45の対向面の反対面側(右側面側)からタービンインペラ31側への排気ガスの漏れを抑えるための複数の第1シールリング93がそれらの弾性力(複数の第1シールリング93の弾性力)によって圧接して設けられている。また、各第1シールリング93の内縁部は、遮熱板85の嵌入周溝89に嵌入している。換言すれば、第1ノズルリング45の内周面と遮熱板85の外周面との間には、複数の第1シールリング93がそれらの弾性力によって設けられている。
タービンハウジング29の側壁凸部59の外周面には、嵌入周溝95が形成されている。そして、第2ノズルリング55の第2段差部63には、第2ノズルリング55の対向面の反対面側(左側面側)からタービンインペラ31側への排気ガスの漏れを抑えるための複数の第2シールリング97がそれらの弾性力(複数の第2シールリング97の弾性力)によって圧接して設けられている。また、各第2シールリング97の内縁部は、タービンハウジング29の嵌入周溝95に嵌入している。換言すれば、第2ノズルリング55の内周面とタービンハウジング29の側壁凸部59の外周面との間には、複数の第2シールリング97がそれらの弾性力によって設けられている。
続いて、本発明の実施形態の作用及び効果について説明する。
ガス取入口37から取入れた排気ガスがタービンスクロール流路39を経由してタービンインペラ31入口側から出口側へ流通することにより、排気ガスの圧力エネルギーを利用して回転力を発生させて、ロータ軸9及びコンプレッサインペラ13をタービンインペラ31と一体的に回転させることができる。これにより、空気取入口19から取入れた空気を圧縮して、ディフューザ流路21及びコンプレッサスクロール流路23を経由して空気排出口25から排出することができ、エンジンに供給される空気を過給(圧縮)することができる。
可変容量型過給機1の運転中、エンジン回転数が高く、排気ガスの流量が多い場合には、回動アクチュエータ75によってリンク機構73を作動させつつ、複数の可変ノズル65を正方向(開方向)へ同期して回動させることにより、タービンインペラ31側へ供給される排気ガスの流路面積(スロート面積)を大きくして、多くの排気ガスを供給する。一方、エンジン回転数が低く、排気ガスの流量が少ない場合には、回動アクチュエータ75によってリンク機構73を作動させつつ、複数の可変ノズル65を逆方向(閉方向)へ同期して回動させることにより、タービンインペラ31側へ供給される排気ガスの流路面積を小さくして、排気ガスの流速を高めて、タービンインペラ31の仕事量を十分に確保する。これにより、排気ガスの流量の多少に関係なく、タービンインペラ31によって回転力を十分かつ安定的に発生させることができる(可変容量型過給機1の通常の作用)。
皿バネ91がその弾性力によって遮熱板85を左方向へ押圧することにより、各係止爪87を対応する被係止溝83の最終溝部83cに圧接させて、遮熱板85をベアリングハウジング3に対して固定することができる。換言すれば、皿バネ91によって可変ノズルユニット43に軸方向の力を与えることなく、遮熱板85をベアリングハウジング3に対して固定することができる。これにより、可変容量型過給機1の運転中における可変ノズルユニット43の熱変形の複雑化を抑えて、第1ノズルリング45の対向面と第2ノズルリング55の対向面の平行度を確保することができる。その結果、エンジン仕様の要望に応じて、ノズルサイドクリアランスを極力小さくすることができる。
皿バネ91の内縁部がベアリングハウジング3の側壁凸部79の先端面79tに圧接しかつ皿バネ91の外縁部が遮熱板85の右側面に圧接した状態で、第1ノズルリング45の内周面と遮熱板85の外周面との間に複数の第1シールリング93が設けられているため、可変容量型過給機1の運転中、第1ノズルリング45の対向面の反対面側からタービンインペラ31側への排気ガスの漏れを抑えることができる。また、第2ノズルリング55の内周面とタービンハウジング29の側壁凸部59の外周面との間に複数の第2シールリング97が設けられているため、可変容量型過給機1の運転中、第2ノズルリング55の対向面の反対面側からタービンインペラ31側への排気ガスの漏れを抑えることができる。
第1ノズルリング45の各第1支持穴49が無底(貫通穴)であって、第1ノズルリング45の対向面の反対面側がタービンスクロール流路39に連通し、第2ノズルリング55の各第2支持穴61が有底であるため、可変容量型過給機1の運転中、各可変ノズル65における第1ノズル軸67の端面に働く圧力を第2ノズル軸69の端面に働く圧力よりも大きくすることができる。これにより、可変容量型過給機1の運転中、各可変ノズル65をその圧力差によって第2ノズルリング55の対向面側に寄せることができる。
遮熱板85が前述のようにその軸心周りにベアリングハウジング3に対して相対的に回転させるだけで、皿バネ91の弾性力によって各係止爪87の先端部が対応する被係止溝83の最終溝部83cに係止するように構成されているため、遮熱板85をベアリングハウジング3に対して簡単に組付けることができる。
従って、本発明の第1実施形態によれば、可変容量型過給機1の運転中における第1ノズルリング45の対向面と第2ノズルリング55の対向面の平行度を確保しつつ、エンジン仕様の要望に応じて、ノズルサイドクリアランスを極力小さくできるため、可変容量型過給機1の動作信頼性を十分に確保しつつ、ノズルサイドクリアランスからの漏れ流れを低減して、可変容量型過給機1のタービン効率の更なる向上を図ることができる。また、可変容量型過給機1の運転中に、第1ノズルリング45の対向面の反対面側等からタービンインペラ31側への排気ガスの漏れを抑えた上で、各可変ノズル65を第2ノズルリング55の対向面側に寄せることができるため、タービンブレード35のチップ35t側部分(ミッドスパン側からチップ35t側にかけての部分)に沿う排気ガスの流れを安定させて、可変容量型過給機1のタービン効率をより向上させることができる。
遮熱板85をベアリングハウジング3に対して簡単に組付けることができるため、可変容量型過給機1の組立時間の短縮化して、可変容量型過給機1の組立性(製造性)を向上させることができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について、前述の本発明の第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。なお、本発明の第2実施形態における複数の構成要素のうち、本発明の第1実施形態と対応するものについては、図面中に同一符号を付してある。
図6及び図7(a)(b)に示すように、ベアリングハウジング3の嵌合凸部81の先端側には、突当て部としての環状のフランジ部(鍔部)99が半径方向外側へ突出して形成されている。換言すれば、ベアリングハウジング3は、嵌合凸部81の径方向外側に、環状のフランジ部99を有している。
ベアリングハウジング3の嵌合凸部81には、遮熱板85(図1参照)と異なる構成の環状の遮熱板101が嵌合して設けられており、この遮熱板101の一部である内縁部は、ベアリングハウジング3のフランジ部99(フランジ部99の右側面)に接触してある。また、遮熱板101は、その周方向(遮熱板101の周方向)に沿って分割した2つのセグメント101Sにより構成されており、一方のセグメント101Sの各端面(各接合面)には、係合穴103が形成され、かつ他方のセグメント101Sの各端面には、対応する係合穴103に係合させるための係合突起105が形成されている。更に、遮熱板101は、右側面の内縁部側に、楔作用を発揮させるためのテーパ部107を有しており、遮熱板101の外周面には、嵌入周溝109が形成されている。そして、ベアリングハウジング3の側壁凸部79の先端面79tと遮熱板101の右側面との間には、E形止め輪(押圧部材の一例)111が設けられており、このE形止め輪111は、遮熱板101の内縁部をベアリングハウジング3のフランジ部99(フランジ部99の右側面)に圧接させるように、楔作用によって遮熱板101を左方向へ押圧するものである。なお、遮熱板101が右側面の内縁部側にテーパ部107を有する代わりに、ベアリングハウジング3の側壁凸部79が先端面79tの内縁部側に楔作用を発揮させるためのテーパ部(図示省略)を有し、又は遮熱板101がいずれかの側面の内縁部側に楔作用を発揮させるためのテーパ部(図示省略)を有しても構わない。
第1ノズルリング45の第1段差部51には、複数の第1シールリング93(図1参照)と同じ構成の複数の第1シールリング113がそれらの弾性力(複数の第1シールリング113の弾性力)によって圧接して設けられている。また、各第1シールリング113の内縁部は、遮熱板101の嵌入周溝109に嵌入している。換言すれば、第1ノズルリング45の内周面と遮熱板101の外周面との間には、複数の第1シールリング113がそれらの弾性力によって設けられている。
続いて、本発明の第2実施形態の作用及び効果について説明する。
E形止め輪111が楔作用によって遮熱板101を左方向へ押圧することにより、遮熱板101の一部をベアリングハウジング3のフランジ部99に圧接させて、遮熱板101をベアリングハウジング3に対して固定することができる。換言すれば、E形止め輪111によって可変ノズルユニット43に軸方向の力を与えることなく、遮熱板101をベアリングハウジング3に対して固定することができる。これにより、可変容量型過給機1の運転中における可変ノズルユニット43の熱変形の複雑化を抑えて、第1ノズルリング45の対向面と第2ノズルリング55の対向面の平行度を確保しつつ、エンジン仕様の要望に応じて、ノズルサイドクリアランスを極力小さくすることができる。
遮熱板101がその周方向に沿って分割した2つのセグメント101Sにより構成されているため、遮熱板101をベアリングハウジング3の嵌合凸部81に容易に嵌合させて、E形止め輪111による楔作用によって、遮熱板101をベアリングハウジング3に対して簡単に組付けることができる。
従って、本発明の第2実施形態においても、本発明の第1実施形態と同様の効果を奏するものである。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について、前述の本発明の第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。なお、本発明の第3実施形態における複数の構成要素のうち、本発明の第1実施形態と対応するものについては、図面中に同一符号を付してある。
図8及び図9(a)(b)に示すように、ベアリングハウジング3の側壁凸部79の先端面79tは、環状の突当て部になっており、換言すれば、ベアリングハウジング3は、嵌合凸部81の径方向外側に、環状の突当て部を有している。また、ベアリングハウジング3の嵌合凸部81の先端側には、環状の鍔部(突出部)115が半径方向外側へ突出して形成されている。
ベアリングハウジング3の嵌合凸部81には、遮熱板85(図1参照)と異なる構成の環状の遮熱板117が嵌合して設けられており、この遮熱板117の一部である右側面は、環状の突当て部としてのベアリングハウジング3の側壁凸部79の先端面79tに接触してある。また、遮熱板117は、その周方向(遮熱板117の周方向)に沿って分割した2つのセグメント117Sにより構成されており、一方のセグメント117Sの各端面には、係合穴119が形成され、かつ他方のセグメント117Sの各端面には、対応する係合穴119に係合させるための係合突起121が形成されている。更に、遮熱板117は、左側面の内縁部側に、楔作用を発揮させるためのテーパ部123を有しており、遮熱板117の外周面には、嵌入周溝125が形成されている。そして、ベアリングハウジング3の鍔部115(鍔部115の右側面)と遮熱板117の内縁部との間には、ベベル形止め輪(押圧部材の一例)127が設けられており、このベベル形止め輪127は、遮熱板117の右側面をベアリングハウジング3の側壁凸部79の先端面79tに圧接させるように、楔作用によって遮熱板117を右方向へ押圧するものである。なお、遮熱板117が左側面の内縁部側にテーパ部123を有する代わりに、ベアリングハウジング3の鍔部115が右側面に楔作用を発揮させるためのテーパ部(図示省略)を有しても構わない。
第1ノズルリング45の第1段差部51には、複数の第1シールリング93(図1参照)と同じ構成の複数の第1シールリング129がそれらの弾性力によって圧接して設けられている。また、各第1シールリング129の内縁部は、遮熱板117の嵌入周溝125に嵌入している。換言すれば、第1ノズルリング45の内周面と遮熱板117の外周面との間には、複数の第1シールリング129がそれらの弾性力によって設けられている。
続いて、本発明の第3実施形態の作用及び効果について説明する。
ベベル形止め輪127が楔作用によって遮熱板117を右方向へ押圧することにより、遮熱板117の右側面をベアリングハウジング3の側壁凸部79の先端面79tに圧接させて、遮熱板117をベアリングハウジング3に対して固定することができる。換言すれば、ベベル形止め輪127によって可変ノズルユニット43に軸方向の力を与えることなく、遮熱板117をベアリングハウジング3に対して固定することができる。これにより、可変容量型過給機1の運転中における可変ノズルユニット43の熱変形の複雑化を抑えて、第1ノズルリング45の対向面と第2ノズルリング55の対向面の平行度を確保しつつ、エンジン仕様の要望に応じて、ノズルサイドクリアランスを極力小さくすることができる。
遮熱板117がその周方向に沿って分割した2つのセグメント117Sにより構成されているため、遮熱板117をベアリングハウジング3の嵌合凸部81に容易に嵌合させて、ベベル形止め輪127による楔作用によって、遮熱板117をベアリングハウジング3に対して簡単に組付けることができる。
従って、本発明の第3実施形態においても、本発明の第1実施形態と同様の効果を奏するものである。
なお、本発明は、前述の実施形態の説明に限られるものではなく、次のように種々の態様で実施可能である。
即ち、遮熱板85の外縁部にL字形状の複数の係止爪87が周方向に間隔を置いて形成される代わりに、遮熱板85の外縁部に右方向へ突出したスリーブ(図示省略)が形成され、かつスリーブの内周面に係止部としてピン状の複数の係止突起(図示省略)が周方向(スリーブの内周面の周方向)に間隔を置いて形成されるようにしても構わない。又は、遮熱板85の外縁部に右方向へ突出しかつ複数のスリットを有したスリーブ(図示省略)が形成され、ベアリングハウジング3の側壁凸部79の外周面に対応するスリットに係止させるための複数の係止突起(図示省略)が周方向(側壁凸部79の外周面の周方向)に間隔を置いて形成されるようにしても構わない。
また、本発明に包含される権利範囲は、これらの実施形態に限定されないものである。
1:可変容量型過給機、3:ベアリングハウジング、9:ロータ軸、11:コンプレッサハウジング、13:コンプレッサインペラ、29:タービンハウジング、31:タービンインペラ、33:タービンディスク、33b:背面、33h:ハブ面、35:タービンブレード、35t:チップ、37:ガス取入口、39:タービンスクロール流路、41:ガス排出口、43:可変ノズルユニット、45:第1ノズルリング(環状の第1壁部材)、47:サポートリング、49:第1支持穴、51:第1段差部、53:通孔、55:第2ノズルリング(環状の第2壁部材)、57:連結ピン、59:側壁凸部、61:第2支持穴、63:第2段差部、65:可変ノズル、67:第1ノズル軸、69:第2ノズル軸、71:リンク室、73:リンク機構、75:回動アクチュエータ、79:側壁凸部、79t:先端面、81:嵌合凸部、83:被係止溝(被係止部)、83a:導入溝部、83b:中間溝部、83c:最終溝部、85:遮熱板、87:係止爪(係止部)、91:皿バネ(環状のバネ部材、押圧部材)、95:嵌入周溝、99:フランジ部(突当て部)、101:遮熱板、101S:セグメント、103:係合穴、105:係合突起、107:テーパ部、109:嵌入周溝、111:E形止め輪(押圧部材)、115:環状の鍔部(突出部)、115:鍔部、117:遮熱板、117S:セグメント、119:係合穴、121:係合突起、123:テーパ部、127:ベベル形止め輪(押圧部材)

Claims (5)

  1. タービンハウジング内に配設されかつタービンインペラ側へ供給される排気ガスの流路面積を可変とする可変ノズルユニットを装備した可変容量型過給機において、
    前記可変ノズルユニットは、
    前記タービンハウジング内に配設され、前記タービンハウジングに隣接するベアリングハウジング側に位置した環状の第1壁部材と、
    前記第1壁部材に対して軸方向に離隔対向した位置に前記第1壁部材と一体的に設けられた環状の第2壁部材と、
    前記第1壁部材の対向面と前記第2壁部材の対向面との間に円周方向に間隔を置いて配設され、前記タービンインペラの軸心に平行な軸心周りに正逆方向へ回動可能な複数の可変ノズルと、
    複数の前記可変ノズルを同期して開閉方向へ回動させるためのリンク機構と、を具備し、
    前記ベアリングハウジングにおける前記タービンインペラの背面に対向する側面に、環状の嵌合凸部が軸方向一方側へ突出して形成され、前記ベアリングハウジングが前記嵌合凸部の径方向外側に被係止部を有し、前記ベアリングハウジングの前記嵌合凸部に環状の遮熱板が設けられ、前記遮熱板に前記ベアリングハウジングの前記被係止部に係止するための係止部が形成され、前記係止部を前記ベアリングハウジングの前記被係止部に圧接させるように前記遮熱板を押圧する押圧部材が設けられていることを特徴とする可変容量型過給機。
  2. 前記ベアリングハウジングにおける前記タービンインペラの背面に対向する側面に、環状の側壁凸部が軸方向一方側へ突出して形成され、前記ベアリングハウジングの前記側壁凸部の内縁部に前記嵌合凸部が形成され、前記ベアリングハウジングの前記側壁凸部の外周面に前記被係止部としての被係止溝が形成され、前記遮熱板の外縁部に前記係止部としての係止爪が軸方向他方側へ突出して形成され、前記ベアリングハウジングの前記側壁凸部の先端面と前記遮熱板の軸方向他方側の側面との間に、前記係止爪を前記被係止溝に圧接させるように弾性力によって前記遮熱板を押圧する前記押圧部材としてバネ部材が設けられ、前記バネ部材の内縁部が前記バネ部材の弾性力によって前記ベアリングハウジングの前記側壁凸部の先端面に圧接し、前記バネ部材の外縁部が前記バネ部材の弾性力によって前記遮熱板の軸方向他方側の側面に圧接していることを特徴とする請求項1に記載の可変容量型過給機。
  3. 前記被係止溝は、始端が開口されかつ軸方向他方側へ向かって延びた導入溝部と、始端が前記導入溝部の終端に連通しかつ前記ベアリングハウジングの前記側壁凸部の外周面の周方向に沿って延びた中間溝部と、始端が前記中間溝部の終端に連通しかつ軸方向一方側へ向かって延びた最終溝部とからなり、
    前記遮熱板は、前記係止爪の先端部を前記被係止溝の前記導入溝部に導入して、前記ベアリングハウジングの前記嵌合凸部に嵌合させながら前記遮熱板の軸心周りに前記ベアリングハウジングに対して相対的に回転させると、前記バネ部材の弾性力によって前記係止爪の先端部が前記被係止溝の前記最終溝部に係止するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の可変容量型過給機。
  4. タービンハウジング内に配設されかつタービンインペラ側へ供給される排気ガスの流路面積を可変とする可変ノズルユニットを装備した可変容量型過給機において、
    前記可変ノズルユニットは、
    前記タービンハウジング内に配設され、前記タービンハウジングに隣接するベアリングハウジング側に位置した環状の第1壁部材と、
    前記第1壁部材に対して軸方向に離隔対向した位置に前記第1壁部材と一体的に設けられた環状の第2壁部材と、
    前記第1壁部材の対向面と前記第2壁部材の対向面との間に円周方向に間隔を置いて配設され、前記タービンインペラの軸心に平行な軸心周りに正逆方向へ回動可能な複数の可変ノズルと、
    複数の前記可変ノズルを同期して開閉方向へ回動させるためのリンク機構と、を具備し、
    前記ベアリングハウジングにおける前記タービンインペラの背面に対向する側面に、環状の嵌合凸部が軸方向一方側へ突出して形成され、前記ベアリングハウジングが前記嵌合凸部の径方向外側に突当て部を有し、前記ベアリングハウジングの前記嵌合凸部に環状の遮熱板が設けられ、前記遮熱板の一部が前記ベアリングハウジングの前記突当て部に接触しており、前記遮熱板の一部を前記ベアリングハウジングの前記突当て部に圧接させるように前記遮熱板を押圧する押圧部材が設けられていることを特徴とする可変容量型過給機。
  5. 前記ベアリングハウジングにおける前記タービンインペラの背面に対向する側面に、環状の側壁凸部が軸方向一方側へ突出して形成され、前記ベアリングハウジングの前記側壁凸部の内縁部に前記嵌合凸部が形成され、前記ベアリングハウジングの前記嵌合凸部の先端側に前記突当て部としての環状のフランジ部が半径方向外側へ突出して形成され、前記遮熱板は、その周方向に沿って分割した複数のセグメントにより構成され、前記ベアリングハウジングの前記側壁凸部の先端面と前記遮熱板の軸方向他方側の側面との間に、前記遮熱板の一部を前記ベアリングハウジングの前記フランジ部に圧接させるように楔作用によって前記遮熱板を押圧する前記押圧部材として止め輪が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の可変容量型過給機。
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